JPS6319660A - カプセルトナ− - Google Patents

カプセルトナ−

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JPS6319660A
JPS6319660A JP61164494A JP16449486A JPS6319660A JP S6319660 A JPS6319660 A JP S6319660A JP 61164494 A JP61164494 A JP 61164494A JP 16449486 A JP16449486 A JP 16449486A JP S6319660 A JPS6319660 A JP S6319660A
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capsule
carbon atoms
polymerization
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Noriyuki Hosoi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、電子写真法の記録方法において形成された潜
像を可視画像とするために用いられるカプセルトナーに
関する。
[発明の背景] 電子写真法などの記録方法におけるトナー像の定着方法
としては、加熱定着、溶剤定着および圧力定着の三種類
の方法が知られている。そして、環境上の問題などから
昨今は溶剤を使用しない加熱定着方法および加圧定着方
法が利用されることが多い。
加熱定着法には従来から着色材料をバインダーで固結し
てなるトナーが使用されている。加圧定着法においても
、同種のトナーが利用されているが、最近においてカプ
セルトナーの利用が検討されている。
カプセルトナーは、カーボンブラックのような着色材料
とバインダーを含む芯物質の周囲に、圧力の付与により
破壊する性質を持つ樹脂外殻を形成させて得られるマイ
クロカプセル形態のトナーである。
[従来技術および問題点] 従来知られているカプセルトナーは、トナーとして本来
必要とされる諸特性において必ずしも満足できるものと
はいえない。
電子写真用の現像剤として従来は表面を絶縁性にしたト
ナーが一般的に用いられてきたが、最近ではトナー表面
に適当な正または負の摩擦帯電性が付与させたトナーが
開発されている。
すなわち、鉄粉などのキャリアー粒子あるいは毛皮など
とトナーとを摩擦することによりトナーを帯電させ、こ
の帯電トナーを潜像に吸引させる方式の電子写真法に利
用するトナーは、装置の種類により正あるいは負に規定
される潜像の帯電性に対応した負あるいは正の摩擦帯電
性を有することが必要となる。
従来タイプのトナーに摩擦帯電性を付与する方法として
は、トナーを形成する際に帯電調節剤を樹脂などと共に
混合してトナー内部に分散させる方法が利用されている
。しかし、カプセルトナーにおいては、上記の帯電調節
剤がカプセルトナー表面に有効に存在させにくいことか
ら、シリカ微粉末などの粉末状の電荷調節剤をカプセル
トナー表面に付着させて摩擦帯電性を付与する方法が利
用されている。
しかしながら、本発明者の検討によると、シリカ微粉末
などの電荷調節剤が表面に付与されたカプセルトナーは
、その電荷調節剤が貯蔵中あるいは長期間の運転により
脱離あるいは剥離しやすいとの問題がある。
このような電荷調節剤の脱離あるいは剥離が相当量発生
したトナーは現像特性が不充分となりやすく、得られる
可視画像の鮮鋭度、濃度低下等の画像特性に好ましくな
い影響が発生する。
また、トナーには上記の摩擦帯電性以外にも、流動性、
保存安定性など種々の面において優れた特性が要求され
、これらの諸物性のうち劣るものがあると、得られた可
視画像の品質が充分となりにくい。
一方、カプセルトナーに正の摩擦帯電性を付与する方法
として、樹脂外殻を、N−ビニル化合物、その第四級ア
ンモニウム塩、ビニルイミダゾールまたはその誘導体、
その第四級アンモニウム塩、ビニルピリジンまたはその
誘導体、その第四級アンモニウム塩、アクリルアミドま
たはその誘導体、その第四級アンモニウム塩、その他の
ビニル基とアミノ基とを含む化合物、その第四級アンモ
ニウム塩などの含窒素上ツマ−から得られた重合体から
形成することが既に提案されている(特開昭59−18
5353号、同59−187350号、同59−187
352号、同59−187355号、同59−1873
57号、同59−189354号、同59−18935
5号などの各公報参照)。
上記の各公報にはカプセルトナーに用いるバインダーと
して、普通紙の繊維と絡みやすいポリエチレンなどのポ
リマーやパラフィンツー2クスナトの固体バインダーが
提案されている。
しかしながら、本発明者の研究によると、上記の含窒素
上ツマ−から得られる重合体からなる樹脂外殻と、ポリ
マーあるいはパラフィンワックスなどの固体バインダー
を利用するカプセルトナーは正への摩擦帯電性について
は優れているが、加圧定着性が充分とはいえないことが
判明した。
従って、加圧定着方式の電子写真プロセスにおいて、こ
のようなカプセルトナーを用いた場合、高い定着圧力を
必要とするようになり、このため、装置の大型化、複写
に用いる紙の疲労、光沢の発生などの問題が生じる。ま
た1紙の定着されたトナー像は紙の表面にかなりの量の
トナーが突出した状態にあるため、そのトナー像が、機
械的刺激(たとえば、トナー像が形成された紙と他の紙
あるいは指などとの摩擦)により転写あるいは汚損しや
すいとの問題もある。
一方、加圧定着方式に用いるカプセルトナーのバインダ
ーとして、固体ポリマーと、該固体ポリマーを溶解もし
くは膨潤することのできる高沸点(たとえば、沸点15
0℃以上)の有機溶媒とを含む油性組成物を利用するこ
とが既に知られている。
そこで、前記のような正への摩擦帯電性の優れた樹脂外
殻と上記の油性バインダーとを組合わせて利用すること
も考えられるが、前記のような含窒素モノマーを主モノ
マー成分とする重合体を油性バインダーの周囲に密に形
成することは非常に困難である。
[発明の目的〕 本発明は、新規な電子写真用カプセルトナーを提供する
ことを目的とする。
さらに、本発明は、正への摩擦帯電性の安定性が向上し
た電子写真用カプセルトナーであって、流動性および保
存安定性も優れ、かつ高い定着性たを示すカプセルトナ
ーを提供することを目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、着色材料とバインダーとを含む芯物質が樹脂
外殻により封入されてなるマイクロカプセル形態のカプ
セルトナーであって、 該バインダーが、固体ポリマーと、該固体ポリマーを溶
解もしくは膨潤することのできる情意が150℃以上の
有機溶媒とを含む粘度が1000〜100000cp 
(25℃)の範囲にある油性バインダーであり、 該樹脂外殻が、界面重合法、内部重合法および外部重合
法からなる群より選ばれた重合法によって該芯物質の周
囲に形成されたものであり、そして、 該樹脂外殻の表面に、下記の一般式(I)乃至(V)で
示されるビニル基含有アミン誘導体のうちの少なくとも
一種: I L 亀 ■ [ただし R1は水素原子または炭素原子数1〜4のア
ルキル基を示し、R2は、炭素原子数1〜8のアルキレ
ン基、炭素原子数1〜8のフルキレンオキシアルキレン
基、フェニレン基、ナフチレン基、もしくはこれらの基
が二以上組み合わされてなる基を示し、モしてR3とR
4とは、互いに同一でも、異なっていてもよく、水素原
子、炭素原子数1〜8のアルキル基、フェニル基、ナフ
チル基、もしくはフェニルアルキル基(アルキル基の炭
素原子数は1〜4)を示す、] および、下記の一般式(VI)で示されるビニルモノマ
ー: CH2=C−C0OR″         (VI)I
R&は、水素原子または炭素原子数1〜4のフルキル基
を示し、モしてR6は、水素原子、炭素原子数1〜8の
アルキル基、フェニル基、ナフチル基、もしくはフェニ
ルアルキル基(アルキル基の炭素原子数は1〜4)を示
す、] との共重合体が付着していることを特徴とする電子写真
用カプセルトナーからなる。
[発明の効果] 本発明のカプセルトナーの表面には、電荷調箇機ス莞、
具体的には高い正の帯電機能を有するビニル基含有アミ
ン誘導体とビニル系モノマー(アクリル酸、メタクリル
酸、およびそれらのエステルなど)との共重合体が付着
しているため、金属染料あるいはシリカ微粉末などの通
常の正の帯電機能を有する電荷調節剤を表面に存在させ
たカプセルトナーに比べて、長期間の運転によっても、
電荷調節作用を有する物質の剥離が少ない、このため、
本発明のカプセルトナーは長期間使用しても摩擦帯電性
の変動が少なく、常に良好な可視画像を得ることができ
、また流動性も良好なので、得られる画像が鮮明となる
特に、本発明においてカプセルトナーの表面に付着状態
にある共重合体は、上記ビニル基含有アミン誘導体の単
なる重合体よりも更に高い正の摩擦帯電性を示すことが
確認されている。
また、本発明のカプセルトナーは保存安定性に優れてい
るので長期間保存したのちも、優れた可視画像が安定し
て得られるとの利点もある。
さらに、本発明のカプセルトナーは加圧定着方式による
電子写真プロセスにおいて優れた定着性を示す、すなわ
ち、加圧定着プロセスにおいてカプセルトナーが複写用
の紙の上で破壊された場合に、まず有機溶媒が紙の内部
を湿潤することにより固体ポリマーバインダーと着色材
料の紙白部への浸透が促進され、短時間のうちに固体ポ
リマーバインダーと着色材料とが紙屑内に収容され、次
いで有機溶媒が蒸発するため1着色材料が固体ポリマー
バインダーにより紙屑内部に強固に固着する。従って、
加圧定着が比較的低い圧力で確実に行なわれるため、電
子写真装置の小型化が可能となり、また複写用の紙の疲
労も低下する。さらに固体ポリマーあるいはワックスな
どの固体バインダーのみを用いた場合には、着色材料と
固体バインダーが紙屑内に充分に浸透せず、そのうちの
かなりの量が紙の表面の突出した状態にて定着するため
、紙を重ね合わせた場合の他の紙へのトナーの転写(ト
ナー汚れ)あるいは指や他の物体との接触による複写画
像の汚れなどが発生しやすいのに対して、本発明の油性
バインダー系を用いたカプセルトナーにより形成された
複写画像は、前記のような理由により、着色材料が固体
ポリマーバインダーにより紙屑内部に強固に固着してい
るため、上記のようなトナー汚れや複写画像の汚れなど
が殆ど発生することがない。
[発明の詳細な記述] 本発明のカプセルトナーは、たとえば、下記の方法を利
用して製造される。
カプセルトナーを製造するに際して、まずマイクロカプ
セルを、水系媒体中にて、樹脂外殻を界面重合法、内部
重合法または外部重合法により、着色材料とバインダー
組成物とを含む油滴の周囲に形成することにより製造す
るが、このマイクロカプセルの製造方法は既に知られて
いる。すなわち、マイクロカプセルを製造する際に用い
る公知の原料を使用し、通常の方法に従って行なうこと
ができる。
本発明のカプセルトナーにおいて、バインダーの成分と
して用いる固体ポリマーの例としては、次のような化合
物を挙げることができる。
ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、スチレン系樹
脂、スチレン・ブタジェンコポリマー、エポキシ樹脂、
ポリエステル、ゴム類、ポリビニルピロリドン、ポリア
ミド、クマロン・インデン共重合体、メチルビニルエー
テル・無水マレイン酸共重合体、アミノ樹脂、ポリウレ
タン、ポリウレア、アクリル酸エステルのホモポリマー
もしくはコポリマー、メタクリル酸エステルのホモポリ
マーもしくはコポリマー、アクリル酸と長鎖アルキルメ
タクリレートとの共重合体オリゴマー、ポリ酢酸ビニル
、ポリ塩化ビニル。
上記のバインダー用ポリマーとして特に好ましいものは
、アクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポリマ
ー、メタクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポ
リマー、またはスチレンeブタジェンコポリマーである
バインダーの成分として用いる有機溶媒は。
上記のポリマーを溶解もしくは膨潤させうる沸点150
℃以上の高沸点溶媒(単に高沸点溶媒ともいう)である
、この高沸点溶媒の例を以下に記載する。
フタル酸エステル類(例、ジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート):脂肪族ジカルポーン酸エステル類(例
、マロン酸ジエチル、シュウ酸ジメチル);リン酸エス
テル類(例、トリクレジルホスフェート、トリクレジル
ホスフェート):クエン酸エステル類(例、0−アセチ
ルトリエチルシトレート、トリブチルシトレート):安
息香酸エステル類(例、ブチルベンゾエート、ヘキシル
ベンゾエート):脂肪族酸エステル類(例、ヘキサデシ
ルミリステート、ジオクチルアジペート):アルキルナ
フタレン類(例、メチルナフタレン、ジメチルナフタレ
ン、モノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピルナフ
タレン);アルキルジフェニルエーテル類(例、0−1
m−1p−メチルジフェニルエーテル);高級脂肪酸ま
たは芳香族スルホン酸のアミド化合物類(例、N、N−
ジメチルラウロアミド、N−ブチルベンゼンスルホンア
ミド)ニトリメリット酸エステル類(例、トリオクチル
トリメリテート);ジアリールアルカン類(例、ジメチ
ルフェニルフェニルメタンなどのジアリールメタン、1
−フェニル−1−メチルフェニルエタン、l−ジメチル
フェニル−1−フェニルエタン、1−エチルフェニル−
1−フェニルエタンなどのジアリールエタン)。
本発明のカプセルトナーのバインダーの成分として用い
る高沸点溶媒としては、通常の樹脂外殻への影!(溶解
、劣化促進など)が非常に低い非エステル系の高沸点溶
媒、特にアルキルナフタレン、アルキルジフェニルエー
テル、ジアリールアルカンが好ましい。
本発明のマイクロカプセルのバインダーは固体ポリマー
と高沸点溶媒との組合せ(通常は重量比で1+0.2〜
1:20、好ましくはl:o、5〜1:10、特に好ま
しくは1:1〜1:10)からなることが望ましく、ま
たこのバインダーは粘度が1ooo〜100000cp
 (25℃)の範囲(好ましくは、5ooo〜4000
0cp)の高粘度の油性液体であることが望ましい。
本発明のカプセルトナーで用いる固体ポリマーと高沸点
溶媒との組合せからなるバインダー組成物は、該ポリマ
ーを実質的に溶解もしくは膨部することのない沸点が1
00〜250℃の範囲内にある有機溶媒(以下、単に不
溶解性有機液体ともいう)を更に含むことが望ましい。
不溶解性有機液体の具体例としては、脂肪族飽和炭化水
素もしくは脂肪族飽和炭化水素を主成分とする有機性液
体混合物を挙げることができる。
電子写真用トナーのための着色材料としては。
カーボンブラック、グラフト化カーボンブラックなどの
黒色トナーが一般的に用いられているが、また青色、赤
色、黄色などの各種の有彩色着色剤も用いられている。
カプセルトナーにおいてもそれらの着色材料を用いるこ
とができる。
カプセルトナーの芯物質には磁性粒子が含有されていて
もよい、この磁性粒子としては公知の磁性トナー用の磁
性粒子(磁化しうる粒子状物質)を用いることができる
。そのような磁性粒子の例としては、コバルト、鉄また
はニッケルなどの金属単体、合金もしくは金属化合物な
どからなる磁性粒子を挙げることができる。なお、磁性
粒子として黒色のマグネタイトなどの有色磁性粒子を用
いる場合には、そのマグネタイトなどの有色磁性粒子を
磁性粒子と着色材料の両者の役目を兼ねる成分として用
いることもできる。
カプセルトナーの外殻を形成する樹脂の種類には、それ
らが芯物質を含む油滴の周囲に界面重合法、内部重合法
、あるいは外部重合法のいずれかの方法により密な樹脂
外殻を形成することのできるものである限り特に制限は
ないが、圧力定着方式に利用するカプセルトナーとして
の種々の特性を考慮すると、その外殻樹脂は、ポリウレ
ア、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステルあるいは
エポキシ樹脂であることが好ましい、これらの樹脂は単
独であっても、また混合物としても外殻形成用の樹脂と
して用いることができる。そして、本発明のカプセルト
ナーは、ポリウレア樹脂、ポリウレタン樹脂、あるいは
ポリウレア樹脂とポリウレタン樹脂との混合物からなる
ことが、外殻の強度、柔軟性などを考慮すると特に好ま
しい。
次に、ポリウレタン樹脂、或いはポリウレア樹脂の外殻
からなるカプセルトナーを製造する方法を例にして本発
明のカプセルトナーの製造方法を説明する。
水性液体中において、着色材料およびバインダー(そし
て所望により磁性粒子など)を含有する油滴状に分散さ
れた芯物質の周囲に、ポリウレア樹脂および/またはポ
リウレタン樹脂からなる外殻を形成させることによりマ
イクロカプセルを製造する方法は既に公知であり、本発
明のカプセルトナーを製造するためにもそれらの公知方
法を利用することができる。
たとえば、カプセルトナーの製造のために利用すること
のできる重合反応を利用したマイクロカプセルの製造方
法としては、界面重合方法を挙げることができる。また
、本発明において利用することのできる重合反応を利用
したマイクロカプセルの製造方法の他の例としては、内
部重合法および外部重合法を挙げることができる。
ポリウレア樹脂および/またはポリウレタン樹脂からな
る外殻は、ジイソシアナート、トリイソシアナート、テ
トライソシアナート、ポリイソシアナートプレポリマー
なとのポリイソシアナートとプレポリマーなとのポリイ
ソシアナートと、ジアミン、トリアミン、テトラアミン
などのポリアミン、アミン基を二個以上含むプレポリマ
ー、ピペラジンおよびその誘導体、ポリオールなどとを
水系溶媒中で界面重合法により反応させることにより、
容易にマイクロカプセルの外殻として形成することがで
きることが知られている。
外殻が形成されたマイクロカプセルは、次いで水洗され
る。
本発明のカプセルトナーは、このようにして製造された
トナーの表面に、前記の一般式CI)乃至(V)で示さ
れるビニル基含有アミン誘導体のうちの少なくとも一種
の七ツマ−と一般式(VI)のビニルモノマーとの共重
合体を付着させることにより製造することができる。
前記一般式(I)で表わされるビニル基含有アミン誘導
体の例としては下記のような化合物を挙げることができ
る。
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレートN、N−
ジエチルアミンエチルメタクリレートN−メチルアミノ
エチルメタクリレートN、N−ジエチルアミノメチルメ
タクリレートp−N 、N−ジエチルアミノフェニルメ
タクリレート N、N−ジメチルアミノエチルアクリレートN、N−ジ
エチルアミノエチルアクリレートN−メチルアミンエチ
ルアクリレート N、N−ジエチルアミノメチルアクリレートp−N、N
−ジメチルアミノフェニルアクリレート 前記一般式(■)で表わされるビニル基含有アミン誘導
体の例としては下記のような化合物を挙げることができ
る。
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド N、N−ジエチルアミノエチルメタクリルアミド N、N−ジメチルアミンメチルメタクリルアミN、N−
ジメチルアミノエチルメタクリルアミド N−メチルアミノエチルメタクリルアミドp−N、N−
ジメチルアミノフェニルメタクリルアミド N、N−ジメチルアミノエチルアクリルアミドN、N−
ジエチルアミノエチルアクリルアミドN、N−ジメチル
アミンメチルアクリルアミドN、N−ジメチルアミノエ
チルアクリルアミドN−メチルアミンエチルアクリルア
ミドp−N、N−ジメチルアミノフェニルアクリルアミ
ド 前記一般式(m)で表わされるビニル基含有アミン誘導
体の例としては下記のような化合物を挙げることができ
る。
N、N−ジメチルメタクリルアミド N、N−ジエチルメタクリルアミド N−プロピルメタクリルアミド N、N−ジメチルアクリルアミド N、N−ジエチルアクリルアミド N−プロピルアクリルアミド 前記一般式(IV)で表わされるビニル基含有アミン誘
導体の例としては下記のような化合物を挙げることがで
きる。
p−N 、N−ジメチルアミノスチレンm−N、N−ジ
エチルアミノスチレン p−N、N−ジプロピルアミノスチレンp−N−メチル
アミノスチレン 前記一般式(V)で表わされるビニル基含有アミン誘導
体の例としては下記のような化合物を挙げることができ
る。
N−ビニルジメチルアミン N−ビニルジエチルアミン N−ビニルジプロピルアミン N−ビニルプロピルアミン 前記一般式(VI)で表わされるビニルモノマーの例と
しては下記のような化合物を挙げることができる。
アクリル酸メチル メタクリル酸メチル アクリル酸エチル メタクリル酸エチル アクリル酸プロピル メタクリル酸プロピル 本発明のカプセルトナーの表面に付着させるモノマーの
重合度はzO〜2000の範囲にあることが好ましく、
特に100〜500のものが好ましい、また、付着量の
好ましい範囲は、カプセルトナー粒子100重量部に対
しく11〜20重量部、さらに好ましくは0.5〜5重
量部である。
カプセルトナーの表面に上記モノマーの共重合体を付着
させる方法としては各種の方法を用いることができるが
、好ましい方法としてはカプセル表面に七ツマ−をグラ
フトさせる方法があげられる。
グラフトさせる方法としては、CeIVを触媒として用
いてトナー表面にてレドックス重合させる方法、あるい
はCeIVを用いてジビニルモノマーをグラフト重合さ
せた後、過酸化物やアゾ化合物などのラジカル重合開始
剤、過酸化物と還元剤との組み合わせによるレドックス
系重合開始剤を用いて前記のモノマーをラジカル重合さ
せる方法などを好ましく用いる事ができる。
Ce1Vを用いてグラフト重合させる方法については「
グラフト重合とその応用」井手文雄著(高分子刊行会刊
行)に詳述されている。
ラジカル重合開始剤の例としては、H2O2、K2S2
0.、(NH4)23208、アルキルヒドロペルオキ
シド、過酸化ジアルキル、過酸化ジアシル、過酸化エス
テル、アゾ化合物などが挙げられ、レドックス系開始剤
の例としては、過硫酸塩、過酸化水素、ヒドロペルオキ
シドなどの過酸化物と各種の還元剤との組み合せ、たと
えば、過酸化水素と第一鉄塩、過酸化ベンゾイルとジメ
チルアニリン、K2S20gとN a HS 03など
が挙げられる。
カプセルトナー表面に前記モノマーの共重合体を付着さ
せる別の方法としては、モノマー共重合体の溶液または
分散液中にカプセルトナーを分散し、この分散液をスプ
レードライ法により乾燥する方法なども用いることがで
きる。
なお、本発明のトナーは、通常使用されているシリカ微
粉末、アルミナ微粉末およびチタン微粉末などの電荷調
節剤をその表面に付与することもできる。
次に本発明の実施例と比較例を示す、なお、6例におい
て、「部」は、特に記載のない場合には「重量部」を意
味する。
[実施例1] ポリイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース
、MM−2002−2:藤倉化成鈎製)20重量%、ポ
リイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース、
MM−2002−1:藤倉化成■製)10重量%を含有
するl−イソプロピル−フェニル−2−フェニルエタン
の溶液40gとマグネタイト磁性粒子(商品名:EPT
−1000:戸田工業■製)70gとを自動乳鉢中で混
線分散して分散液(磁性インク)を調製した。
別に酢酸エチル60gに沸点170−190℃のパラフ
ィンオイル20g、ジメチルフェニルシロキサン(商品
名:シリコーンKF50.3000C5:信越化学工業
■製)3g、ヘキサメチレンジイソシアネート3モルと
トリメチロールプロパン1モルの付加化合物(商品名:
バーノックD−950:大日本インキ化学工業■製)L
og及びトルイレンジイソシアネート3モルとトリメチ
ロールプロパン1モルの付加化合物(商品名:バーノッ
クD−750:大日本インキ化学工業■製)Logを溶
解した溶液を調製し、この溶液を前記の分散液(磁性イ
ンク)と混合して油性相を調製した。ただし、この油性
相混合液体(芯物質と外殻形成材料の混合体)の調製は
、その液温を25℃以下に21g1節しながら実施した
別に、メチルセルロース(メトキシ基置換度:1.8、
平均分子量=15000)の4%水溶液200gにジエ
チレントリアミン0.2gを添加して水性媒体を調製し
、この水性媒体を15℃に冷却した。
この水性媒体中に前記の油性相混合液体を乳化分散させ
て、乳化液中の油滴粒子の平均サイズが約121Lmの
氷中油滴型エマルジョンを得た。
エマルジョン調製から約10分後にジエチレントリアミ
ンの2.5重量%水溶液50gを徐々に滴下し、60℃
の恒温槽にて3時間攪拌し、カプセル化を終了させた0
次にこのマイクロカプセル分散液を500Orpmの遠
心分離操作にかけ。
生成したマイクロカプセルとメチルセルロース含有水溶
液(上澄み液)とを分離し、得られたマイクロカプセル
スラリーを水に分散させて30%分散液を調製した。得
られた分散液を再び遠心分離にかけ、得られたマイクロ
カプセルスラリーを水に分散させ再び30重量%の分散
液を調製した。
上記の遠心分離、分散よりなる水洗操作を更に一回行な
い、遠心分離して得られたマイクロカプセルスラリーに
水450gを加えて、マイクロカプセル分散液とした。
マイクロカプセル分散液に1規定硝酸12.5g、エチ
レングリコールジメタクリレート1.1g(0,006
モル)およびセリウムアンモニウムナイトレート0.7
5g (0,00125モル)を加え常温で3時間攪拌
してエチレングリコールジメタクリレートをカプセルト
ナーの表面にグラフト重合させた0次に、遠心分離操作
にかけたのち水に再分散を行なうことからなる水洗操作
を三回行ない、マイクロカプセルスラリーを得た。
得られたマイクロカプセルスラリーに水450g、過硫
酸カリウム0.4g (0,0015モル)及び亜硫酸
ソーダ(116g (0,0015モル)を加えた後、
N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート(18g
 (C10044モル)とメチルメタクリレート1.6
g(0,016モル)とを加え、室温で3時間攪拌して
、マイクロカプセル表面にN、N−ジエチルアミノエチ
ルメタクリレートとメチルメタクリレートとの共重合体
をグラフト重合した。
得られたマイクロカプセル分散液をデカンテーション法
により15回水洗後、二酸化チタン微粉末(日本アエロ
ジル■製P−25)をチタネートカップリング剤(味の
素■製ブレンアクト44)で表面処理した粉末の水分散
物をトナーに対して表面処理二酸化チタン微粉末が0.
5重量%となるように添加し、オーブンにより60℃で
乾燥しカプセルトナーを得た。なお、このカプセルトナ
ーのバインダー組成物を別に調製して粘度を測定したと
ころ25000cp (25℃)であった。
得られたカプセルトナーを鉄粉キャリア(同和鉄粉工業
■製、DSP−13’)と混合して、この混合物のブロ
ーオフ帯電性を測定したところ、+1OILq/gであ
った。
次に、得られたカプセルトナーを用い25℃。
65%RHで通常の電子写真法により形成された負帯電
性静電潜像を磁気ブラシ法により現像したのち、普通紙
に転写して150kg/crn’の圧力で定着した。
定着された可視画像は鮮明でカブリがない画像であり、
鉛筆画像も鮮明にコピーできた。
この可視画像を定着15分後に指でこすったが変化は見
られなかった。
次に、二号枚連続複写の耐久試験を行なったところ、二
号枚連続複写後でも画像濃度の低下が殆ど見られなかっ
た。さらに三万枚連続複写の耐久試験を行なったが、実
質的に問題となる程度の画像濃度の低下は見られなかっ
た。
[比較例1] 実施例1で得られたマイクロカプセルの表面のグラフト
重合処理に際して、N、N−ジエチルアミノエチルメタ
クリレートとメチルメタクリレート(合計0.0204
モル)の代りにN、N−ジエチルアミノエチルメタクリ
レート0.0204モル(3,7g)を用いた以外は実
施例1と全く同様の方法でグラフト重合物を表面処理し
たカプセルトナーを得た。
得られたカプセルトナーの帯電量を実施例1と同様の方
法で求めたところ、+5pq/gであった。
[実施例2] 実施例1で得られたカプセルトナーの30℃、85%R
Hにおける体積抵抗を測定したところ、5 X 101
4Ω・cmであったφ このカプセルトナーを用いて、30℃、85%RHで通
常の電子写真法により形成された負帯電性静電潜像をF
j&気ブラシ法により現像した後、普通紙に転写して1
50kg/Cm’の圧力で定着した。
定着された可視画像は鮮明でカブリがない画像であり、
鉛筆画像も鮮明にコピーできた。
この可視画像を定着15分後に指でこすったが変化は見
られなかった。
[比較例2] 比較例1で得られたカプセルトナーの30℃、85%R
Hにおける体積抵抗を測定したところ、5 X l 0
12Ω*cmであった。
このカプセルトナーを用いて、30℃、85%RHで通
常の電子写真法により形成された負帯電性静電潜像を磁
気ブラシ法により現像した後、普通紙に転写して150
kg/cm″の圧力で定着した。
定着された可視画像は鮮明でカプリがない画像であった
が、画像濃度が実施例2で得られたものに比較してやや
低かった。また、鉛筆画像に僅かにかすれが見られた。
この可視画像を定着15分後に指でこすったが変化は見
られなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、着色材料とバインダーとを含む芯物質が樹脂外殻に
    より封入されてなるマイクロカプセル形態のカプセルト
    ナーであって、 該バインダーが、固体ポリマーと、該固体ポリマーを溶
    解もしくは膨潤することのできる沸点が150℃以上の
    有機溶媒とを含む粘度が1000〜100000cp(
    25℃)の範囲にある油性バインダーであり、 該樹脂外殻が、界面重合法、内部重合法および外部重合
    法からなる群より選ばれた重合法によって該芯物質の周
    囲に形成されたものであり、そして、 該樹脂外殻の表面に、下記の一般式( I )乃至(V)
    で示されるビニル基含有アミン誘導体のうちの少なくと
    も一種: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) [ただし、R^1は水素原子または炭素原子数1〜4の
    アルキル基を示し、R^2は、炭素原子数1〜8のアル
    キレン基、炭素原子数1〜8のアルキレンオキシアルキ
    レン基、フェニレン基、ナフチレン基、もしくはこれら
    の基が二以上組み合わされてなる基を示し、そしてR^
    3とR^4とは、互いに同一でも、異なっていてもよく
    、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、もしくはフェニルアルキル基(アルキ
    ル基の炭素原子数は1〜4)を示す。] および、下記の一般式(VI)で示されるビニルモノマー
    : ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) [R^5は、水素原子または炭素原子数1〜4のアルキ
    ル基を示し、そしてR^6は、水素原子、炭素原子数1
    〜8のアルキル基、フェニル基、ナフチル基、もしくは
    フェニルアルキル基(アルキル基の炭素原子数は1〜4
    )を示す。] との共重合体が付着していることを特徴とする電子写真
    用カプセルトナー。 2、上記共重合体を形成するビニル基含有アミン誘導体
    ビニルモノマーと一般式(VI)で示されるビニルモノマ
    ーとのモル比が、0.1:10〜10:10の範囲にあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプセ
    ルトナー。 3、上記共重合体がカプセル表面にグラフトしているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプセルト
    ナー。 4、上記共重合体が、トナー100重量部に対して0.
    1〜20重量部の割合でカプセル表面に付着しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプセルト
    ナー。 5、上記共重合体が、20〜2000の範囲内の分子量
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    カプセルトナー。 6、カプセル外殻が、ポリウレア樹脂および/またはポ
    リウレタン樹脂からなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のカプセルトナー。 7、バインダーが中に含まれる沸点が150℃以上の有
    機溶媒が、アルキルナフタレン、アルキルジフェニルエ
    ーテルおよびジアリールアルカンからなる群より選ばれ
    る化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    乃至第3項のいずれかの項記載のカプセルトナー。
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