JPS6210654A - トナー - Google Patents

トナー

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JPS6210654A
JPS6210654A JP60151114A JP15111485A JPS6210654A JP S6210654 A JPS6210654 A JP S6210654A JP 60151114 A JP60151114 A JP 60151114A JP 15111485 A JP15111485 A JP 15111485A JP S6210654 A JPS6210654 A JP S6210654A
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toner
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powder
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Fujio Kakimi
垣見 冨士雄
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents
    • G03G9/09708Inorganic compounds
    • G03G9/09716Inorganic compounds treated with organic compounds

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、電子写真法などの記録方法において形成され
た潜像を可視画像とするために用いられるトナーおよび
その製造法に関する。
[発明の背景] 電子写真法などの記録方法におけるトナー像の定着方法
としては、加熱足前、溶剤足前および圧力定着の三種類
の方法が知られている。そして、環境上の問題などから
昨今は溶剤を使用しない加熱定着方法および加圧定着方
法が利用されることが多い。
加熱定着法には従来から着色材料とバインダーとからな
るトナーが使用されている。また加圧定着においても通
常のトナーが利用されているが、近年トナーをマイクロ
カプセルに納めた形態としたカプセルトナーの利用が検
討されている。
カプセルトナーは、カーボンブラックのような着色材料
およびポリマー、油性溶媒などのバインダーを含有する
芯物質の周囲に、圧力の付与により破壊する性質を持つ
樹脂外殻を形成させることにより得られるマイクロカプ
セル形態のトナーである。通常のトナーは、カーボンブ
ラックのような着色材料を結着性成分中に分散された状
態で含有しているトナーである。
[従来技術および問題点] 従来知られているカプセルトナーおよび通常のトナーは
、トナーとして本来必要とされる諸特性において必ずし
も満足できるものとはいえない。
たとえば電子写真用の現像剤として従来は表面を絶縁性
にしたトナーが一般的に用いられてきたが、最近ではト
ナー表面に適当な正または負の摩擦帯電性が付与させた
トナーが開発されている。
すなわち、鉄粉などのキャリアー粒子あるいは毛皮など
とトナーとを摩擦することによりトナーを帯電させ、こ
の帯電トナーを潜像に吸引させる方式の電子写真法に利
用するトナーは、その摩擦帯電性が優れていることが望
ましい。
このトナー表面への摩擦帯電性は、従来は粉末状のトナ
ーとシリカ微粉末などの電荷調節剤とを互いに粉末の状
態で接触混合する方法、あるいはトナーの分散液に電荷
:AWJ剤を投入して乾燥させる方法などの方法を利用
してトナー表面に付着させている。
しかしながら、本発明者の検討によると、上記の従来法
によって電荷、1iffi剤が付与されたトナーでは、
トナー表面に付着した電荷調節剤がトナー貯蔵中に脱離
しやすいとの問題があることが判明した。このような電
荷調節剤の脱離が相当量発生したトナーは現像特性が不
充分となりやすく、得られる可視画像の鮮鋭度、濃度等
の画像特性に好    □ましくない影響を与える。
[発明の目的] 本発明は、摩擦帯電性と摩擦帯電性の安定性が向上した
トナーおよびこのトナーを製造する方法を提供すること
を主な目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、トナー粒子の表面に、反応性ケイ素化合物の
反応生成物により結合された電荷調節剤よりなる電荷調
節剤層を有することを特徴とするトナーにある。
このようなトナーは、トナー粒子と電荷調節剤とを含む
水性媒体中に反応性ケイ素化合物を共存させて、該水性
分散液を50’C以上の温度に加熱することにより、ト
ナー粒子の表面に電荷調節−剤を、反応性ケイ素化合物
の反応生成物により結合積層させることにより製造する
ことができる。
[発明の効果] 本発明のトナーは、その表面に電荷調節剤が反応性ケイ
素化合物の反応物を結合剤として相互に結合されてなる
電荷調節剤層を有するため、良好な摩擦帯電性を示し、
電子写真法などの記録法の実施のために用いる現像剤と
して優れた特性を示す。また、本発明のトナーの優れた
摩擦帯電性は、長期間の貯蔵、物理的衝撃などによって
も殆ど低下することがない。
従って、特に本発明のトナーは、特に摩擦帯電性を利用
する電子写真法に用いるトナーとして有利である。
[発明の詳細な記述] 本発明のトナーは、表面に電荷調節剤が単に付若してい
る従来のトナーとは異なり、電荷調節剤が反応性ケイ素
化合物の反応生成物により相互に結合され、さらには電
荷調節剤とトナー粒子表面とも反応生成物により強固に
結合された電荷調節剤層を有する。
本発明のトナーは、カプセルトナーあるいは通常のトナ
ーのいずれであっても良好な摩擦帯電性を示す。
まず、カプセルトナーについて説明する。
カプセルトナーを製造するに際してマイクロカプセルの
製造は1通常マイクロカプセルを製造する際に用いる原
料を使用し、通常の方法に従って行なうことができる。
すなわち、カーボンブラック等の着色材料、およびポリ
マー、油性溶媒等のバインダーを含有する芯物質の周囲
に、5圧力の付与により破壊する性質を持つ樹脂外殻を
形成させてカプセルトナーを製造する方法は既に知られ
ている。
本発明のカプセルトナーの製造に際しては、水系液体中
などにて界面重合法あるいは外部重合法などのマイクロ
カプセル製造方法、特に重合反応に基づくマイクロカプ
セル製造方法を利用して芯物質の周囲に外殻を形成した
のち、水洗する方法などの公知の方法が利用できる。
本発明のカプセルトナーにおいてバインターノ成分とし
て用いることのできるポリマーの例としては、次のよう
な化合物を挙げることができる。
ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、スチレン系樹
脂、スチレン・ブタジェンコポリマー、エポキシ樹脂、
ポリエステル、ゴム類、ポリビニルピロリドン、ポリア
ミド、クマロン・インデン共重合体、メチルビニルエー
テル・無水マレイン酸共重合体、アミン樹脂、ポリウレ
タン、ポリウレア、アクリル酸エステルのホモポリマー
もしくはコポリマー、メタクリル酸エステルのホモポリ
マーもしくはコポリマー、アクリル酸と長鎖アルキルメ
タクリレートとの共重合体オリゴマー、ポリ酢酸ビニル
、ポリ塩化ビニル。
上記のバインダー用ポリマーとして特に好ましいものは
、アクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポリマ
ー、メタクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポ
リマー、またはスチレン・ブタジェンコポリマーである
バインダーの成分として用いることのできる油性溶剤の
例としては、上記のポリマーを溶解もしくは膨潤させう
る沸点150℃以上の高沸点溶媒(以下、単に高沸点溶
媒ともいう)を挙げることができる。この高沸点溶媒の
例を以下に記載する。
フタル酸エステル類(例、ジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート);脂肪族ジカルボン酸エステル類(例、
マロン酸ジエチル、シュウ酸ジメチル);リン酸エステ
ル類(例、トリクレジルホスフェート、トリクレジルホ
スフェート);クエン酸エステル類(例、0−アセチル
トリエチルシトレート、トリ、ブチルシトレート);安
息香酸エステル類(例、ブチルベンゾエート、ヘキシル
ベンゾエート);脂肪族酸エステル類(例、ヘキサデシ
ルミリステート、ジオクチルアジペート);アルギルナ
フタレン類(例、メチルナフタレン、ジメチルナフタレ
ン、モノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピルナフ
タレン);アルキルジフェニルエーテル類(例、0−5
m−、p−メチルジフェニルエーテル);高級脂肪酸ま
たは芳香族スルホン酸のアミド化合物類(例、N。
N−ジメチルラウロアミド、N−ブチルベンゼンスルホ
ンアミド);トリメリット酸エステル類(例、トリオク
チルトリメリテート);ジアリールアルカン類(例、ジ
メチルフェニルフェニルメタンなどのジアリールメタン
、1〜フェニル−1〜メチルフェニルエタン、l−ジメ
チルフェニル−1〜フェニルエタン、1〜エチルフェニ
ル−1〜フェニルエタンなどのジアリールエタン)。
本発明においてバインダーは、ポリマーと高沸点溶媒と
の双方を含む組成物であることが好ましい。
電子写真用トナーのための着色材料としては、カーボン
ブラック、グラフト化カーボンブラックなどの黒色トナ
ーが一般的に用いられているが、また青色、赤色、黄色
などの各種の有彩色着色剤も用いられている。カプセル
トナーにおいてもそれらの着色材料を用いることができ
る。
カプセルトナーの芯物質には磁性粒子が含有されていて
もよい。この磁性粒子としては公知の磁性トナー用の磁
性粒子(磁化しうる粒子状物質)を用いることができる
。そのような磁性粒子の例としては、コバルト、鉄、ま
たはニッケルなどの金属単体1合金もしくは金属化合物
などからなる磁性粒子を挙げることができる。なお、磁
性粒子として黒色のマグネタイトなどの有色磁性粒子を
用いる場合には、そのマグネタイトなどの有色磁・性粒
子を磁性粒子と着色材料の両者の役目を兼ねる成分とし
て用いることもできる。
カプセルトナーの外殻を形成する樹脂の種類には特に制
限はないが、カプセルトナーとしての特性を考慮すると
、その外殻樹脂は、ポリウレア、ポリウレタン、ポリア
ミド、ポリエステルあるいはエポキシ樹脂であることが
好ましい。これらの樹脂は単独であっても、また混合物
としても外殻形成用の樹脂として用いることができる。
そして、本発明のカプセルトナーは、ポリウレア樹脂、
ポリウレタン樹脂、そしてポリアミド樹脂の内部なくと
も一種を含む複合壁からなることが、外殻の強度、柔軟
性などを考慮すると特に好ましい。また、たとえばシリ
コーンオイルなどの詰稠防止剤を併用することが好まし
い。
次に、ポリウレタン樹脂、或いはポリウレア樹脂の外殻
からなるカプセルトナーを製造する方法を例にしてカプ
セルトナーの製造法を説明する。
水性液体中において、着色材料およびバインダー(そし
て所望により磁性粒子など)を含有する油滴状に分散さ
れた芯物質の周囲に、ポリウレア樹脂および/またはポ
リウレタン樹脂からなる外殻を形成させることによりマ
イクロカプセルを製造する方法は既に公知であり、本発
明のカプセルトナーを製造するためにもそれらの公知方
法を利用することができる。
たとえば、カプセルトナーの製造のために利用すること
のできる重合反応を利用したマイクロカプセルの製造法
としては、界面重合法を挙げることができる。また、本
発明において利用することのできる重合反応を利用した
マイクロカプセルの製造法の他の例としては、内部重合
法および外部重合法を挙げることができる。
ポリウレア樹脂および/またはポリウレタン樹    
脂からなる外殻は、ジイソシアナート、トリイソシアナ
ート、テトライソシアナート、ポリイソシアナートプレ
ポリマーなどのポリイソシアナートと、ジアミン、トリ
アミン、テトラアミンなどのポリアミン、アミ7基を二
個以北含むブト/ポリマー、ピペラジンおよびその誘導
体、ポリオールなどとを水系溶媒中で界面重合法により
反応させることにより、容易にマイクロカプセルの外殻
として形成することができることが知られている。
また、カプセルトナーの外殻として好ましいポリウレア
樹脂および/またはポリウレタンそしてポリアミド樹脂
からなる複合壁、たとえば、ポリウレア樹脂とポリアミ
ド樹脂からなる複合壁、ポリウレタン樹脂とポリアミド
樹脂からなる複合壁、あるいは、ポリウレア樹脂、ポリ
ウレタン樹脂およびポリアミド樹脂からなる複合壁は下
記の方法により製造することができる。
ポリウレア樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁、ポリ
ウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁は、たと
えば、ポリイソシアナートと酸クロライドそしてポリア
ミンとポリオールを用い、反応液となる乳化媒体のpH
調整、ついで加温を行なうことからなる界面重合法によ
り調製することができる。また、ポリウレア樹脂とポリ
アミド樹脂からなる複合壁は、ポリイソシアナートと酸
クロライドそしてポリアミンを用い、反応液となる乳化
媒体のPH調製、ついで加温を行なうことにより調製す
ることができる。これらのポリウレア樹脂とポリアミド
樹脂からなる複合壁、およびポリウレタン樹脂とポリア
ミド樹脂からなる複合壁の製造法の詳細については特開
昭58−66948号公報に記載がある。このような複
合壁からなる外殻は、特に磁性粒子を芯物質内に含有す
るカプセルトナーを形成するために適している。
外殻樹脂の形成のための重合反応に関与するモノマーは
、外殻を形成する樹脂によっても相違するが1通常は二
種類以上の七ツマ−を組合わせて用いる。そのようなモ
ノマーの組合わせの例としてはインシアナートx、チオ
イソシアナート基、ビスクロロホルメート基、酸クロラ
イド基およびスルホニルクロライド基からなる群より選
ばれる基を含む二官能基性化合物のうちの少なくとも一
つと、水、多価アミン、多価アルコール、多価チオール
、多価アミンおよび多価カルボン酸からなる群より選ば
れる化合物のうちの少なくとも−・つとの組合せを挙げ
ることができる。
外殻が形成されたマイクロカプセルは、次いで水洗され
る。
一方、通常のバインダーと着色材料よりなるトナーにつ
いてもその製造方法は既に公知であり本発明の通常のト
ナーの製造に際しても公知の方法を利用することができ
る。
バインダーの例としては、スチレンおよびその置換体の
単独重合体、スチレン系共重合体並びに通常使用されて
いる樹脂成分を挙げることができる。これらを単独であ
るいは混合して使用することができる。
また1着色材料は、前掲のカプセルトナーに使用するこ
とができるものを用いることができる。
このようにして調製されたカプセルトナーまたは通常の
トナーを分散液に分散する。そして、この分散液に電荷
調節剤と反応性ケイ素化合物を投入して、特定温度以上
にして反応性ケイ素化合物を反応させ反応性ケイ素化合
物の反応生成物を電荷調節剤の結合剤として作用させる
用いる電荷調節剤の例としては、シリカ微粉末、アルミ
ナ微粉末およびチタン微粉末を挙げることができ、これ
らを単独であるいは混合して使用することができる。な
お、上記の電荷調節剤は、それぞれの粒子の表面が予め
疎水化処理されているものを用いることが好ましい。こ
のような表面処理された微粉末の例としては、ジメチル
ジクロルシラン処理シリカ、ヘキサメチルジシラザン処
理シリカ、オクチルトリメトキシシラン処理シリカ、シ
リコーンオイル処理シリカ、アミノシラン処理シリカ並
びにこれらと同等の疎水性処理が施されたアルミナ(例
、ヘキサメチルジシラザン処理酸化アルミニウム)およ
び二酸化チタンを挙げることができ、これらは単独であ
るいは混合して使用される。
そして、これらの電荷調節剤は、平均粒子径が1〜10
0mBの範囲内にある微粉末であることが好ましい。
通常、電荷調節剤は、トナー(未被覆のもの)100重
量部に対して0.5〜5重量部の範囲内にて使用する。
特に1〜4重量部の範囲内にて使用することが好ましい
電荷調節剤の使用量が0.5重量部より少ないとトナー
表面全体に電荷調節剤が付与されないトナー粒子が存在
し、帯電性の改善が不充分となることがある。また、5
重量部より多いとトナー表面の電荷調節剤層が厚くなり
すぎて定着性が充分には改善されないことがある。
電荷調節剤と共にトナー分散液中に投入される反応性ケ
イ素化合物とは、たとえば加水分解反応などを伴なって
電荷調節剤およびトナーと結合することが可能な基ある
いは原子を有するケイ素原子を有する化合物をいう。
電荷調節剤およびトナーと結合することが可能な基とは
、炭素数が1乃至5のアルコキシル基をいい、結合可能
な元素とは、塩素あるいはヨウ素などのハロゲン原子な
どをいう。また、反応性ケイ素化合物は上記の基および
原子の外にアミ7基、イノシアネート基、グリシジル基
、ビニル基、水素の全部もしくは一部がフッ素原子で置
換された炭化水素基などの基を有するものであってもよ
い。このような反応性ケイ素化合物を一般にはシランカ
ップリング剤という。
具体的な例としては、高級アルキルトリエトキシシラン
、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、メチルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン。
シリカ変性PVA、γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ランおよびインシアネート基を有するケイ素含有プライ
マ並びに・フッ素系シランカップリング剤(例、水素の
一部もしくは全部がフッ素で置換されたアルキル基を有
するアルコキシシラン、水素の一部もしくは全部がフッ
素で置換されたアルキル基とハロゲン原子を有するアル
コキシシラン)を挙げることができる。
このような反応性ケイ素化合物は、通常、電荷調節剤1
重量部に対して0.1〜3重量部(特に好ましくは0.
5〜2重量部)用いる0反応性ケイ素化合物の量が0.
1重量部より少ないと充分に結合されていない電荷調節
剤の部分が存在し、この部分の電荷調節剤層が使用と共
に剥離することがある。また、3重量部より多く使用し
たとしても摩擦帯電性の著しい向上は望めない。
従来、シリカ微粒子をシランカップリング剤(反応性ケ
イ素化合物)を用いて疎水化処理することは知られてい
るが、これはシリカ微粒子の表面の一部にシランカップ
リング剤を付与するものであり、本発明のように反応性
ケイ素化合物の反応生成物を結合剤として使用して電荷
調節剤を相互に結合させることは知られていない。
電荷調節剤および反応性ケイ素化合物を含有するトナー
粒子の水性分散液をたとえば加熱することにより50℃
以上(好ましくは50〜100℃の範囲内)の温度にし
、反応性ケイ素化合物を反応させる。そして、通常は、
反応させると共に分散溶媒を蒸発させて除去し、トナー
を乾燥させる。この反応と乾燥に要する時間は通常は、
10分〜5時間である。
温度が50℃に満たないと反応性ケイ素化合物が有効に
反応しないので本発明の摩擦帯電性の良好なトナーを製
造することができない。
なお、分散液としては、通常は水あるいは少量の有機溶
媒を含有する水を用いる。
乾燥されたトナーは多少二次粒子を含むので、通常は二
次粒子の会合を解除し、さらに微量に含有される二次粒
子を篩などを用いて排除して使用する。
このようにして得られたトナーは、電荷調節剤1重量部
に対して通常0.1〜3重量部の反応性ケイ素化合物の
反応生成物を結合剤として結合されている。未被覆のト
ナー100重量部に対して通常0.5〜5重量部の電荷
調節剤とからなる電荷調節剤層により覆われている。
電荷調節剤層は1通常は1〜loompのモ均層厚を有
している。
このように電荷調節剤が反応性ケイ素化合物の反応生成
物により結合されてなる電荷調節剤層は、従来の電荷調
節剤がトナー表面に単に付着している状態とは異なり、
少なくともそれぞれの電荷調節剤微粒子が反応生成物を
結合剤として相互に結合され、さらには化学的に相互に
結合され、なおかつ粒子とトナー表。面とも同様に結合
されているので非常に堅牢である。そして、電荷調節剤
層のほぼ全体が反応生成物により被覆されているものと
推察され、通常の使用において電荷調節剤層の大部分が
剥離することは実質的に発生しない。
従って、トナー調製当初良好な摩擦帯電性を有している
ことはもとより、使用によりトナー粒子同士あるいは装
置などとの接触により電荷調節剤が剥離することがなく
長期間にわたり、優れた摩擦帯電性が保持され、本発明
のトナーを電子写真の潜像の現像に用いることによりた
とえば2000枚以上複写しても濃度低下およびカプリ
等が発生しない。
次に本発明の実施例と比較例を示す。実施例および比較
例において「%」は、特に記載のない限り「重量%」を
意味する。
[実施例1] ポリイソブチルメタクリレート(商品名=7クリベース
、MM−2002−2、#全化成■製)8gを1〜イソ
プロピル−フェニル−2−フェニルエタンの油性液40
gに溶解し、ざらにマグネタイト磁性粒子44gを自動
乳鉢中で混線分散して分散液(磁性インク)を調製した
別に酢酸エチル25gにトルイレンジイソシアナート3
モルとヘキサントリオール1モルとの付加化合物(商品
名:デスモジュールし、バイエル社製)10gおよびシ
リコーンオイル(商品名、シリコーンKF−96、信越
シリコーン■製)4gを溶解した溶液に前記の分散液(
磁性インク)を混合して油性相を調製した。
水性溶媒として、メチルセルロース(メトキシ基置換度
1.8.乎均分子量:15000)の4%水溶液200
gを調製した。
この水性液中に前記油性相混合液を乳化分散させて、乳
化液中の油滴粒子のモ均サイズが約17gmの氷中油滴
型エマルジョンを得た。
エマルジョンを約15分間低速攪拌した後、ジエチレン
トリアミンの2.5重量%水溶液80gを徐々に滴丁し
、60℃の恒温槽にて三時間攪拌して酢酸エチルを脱気
しながらカプセル化を行なった。
得られたマイクロカプセル分散液を自然放置してマイク
ロカプセルを沈澱させ、上部の水層を捨て、代りに蒸留
水を加えて攪拌して自然放置した。この洗浄操作を20
回繰り返して、マイクロカプセル表面に付着しているメ
チルセルロースなどを除去した。
一方、帯電調節剤である一次粒子のモ均粒子径が7 m
 8Lの疎水性シリカ(商品名:疎水性シリカR−97
6、日本アエロジル■製)10.8gを家庭用ミキサー
を用いて約六分間で水180gに分散した。
この分散液20gとメチルトリメトキシシラン0.5g
とを北記の水洗流のカプセル分散液中に投入し混合した
後、混合物をステンレス製パッドにあけ、80℃のオー
ブンで3時間かけて乾燥した。
得られた乾燥トナーの粒子をほぐすと共に、400メツ
シユの篩を通過させて二次凝集体を排除して、大部分が
一次粒子であるカプセルトナーを得た。
[実施例2] 実施例1において、メチルトリメトキシシランに代えて
、γ−クロロプロピルトリメトキシシランを用いた以外
は同様にしてカプセルトナーを製造した。
[実施例3] 実施例1において、メチルトリメトキシシランニ代エテ
、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシランを用い
た以外は同様にしてカプセルトナーを製造した。
[比較例1] 実施例1において、メチルトリメトキシシランを使用し
なかった以外は同様にしてカプセルトナーを製造した。
[比較例2] 実施例1において、洗浄済のカプセル分散液にメチルト
リメトキシシランおよび疎水性シリカを加えることなく
乾燥して得られたマイクロカプセルと実施例1で用いた
疎水性シリカ1.2gとを混合して攪拌してカプセルト
ナーを製造した。
帯電着の評価 得られたカプセルトナーのスリーブ上での回転初期(五
公役)の電位(表面電位)および現像ホッパー中および
スリーブトで五時間回転攪拌したのちのカプセルトナー
の電位を測定した。結果を第1表に示す。
第1表 五公役   −18−21〜18−14−16五時/I
Jj後  −18−21〜IS   −100実施例1
乃至3で得られたカプセルトチ−は、比較例1および2
で得られたカプセルトナーと比較して、スリーブトでの
回転初期の電位が高い。
また、実施例1乃至3で得られたカプセルトナーは、5
時間回転攪拌した後の電位変化がほとんどない。これに
対し比較例1および2で得られたカプセルトナーの電位
変化は非常に大きく、特に比較例2で得られたカプセル
トナーの電位は約30分後にOVとなった。
複写試験 実施例2で得られたカプセルトナーを現像剤として用い
て電f写真複写機(#1.種:FX−2830、富士ゼ
ロンクス鞠製)による繰返し複写試験を用紙2000枚
について行なって、トナー像の濃度変化を調べた。この
2000枚複写におけるトナー像の濃度低下はなかった
一方、比較例1で得られたカプセルトナーについで同様
に複写試験を行なったところ、400枚前後の複写でや
や濃度の低下が認められた。また同様にして比較例2で
製造したカプセルトナーについて複写試験を行なったと
ころ、200〜300枚の複写で濃度の低下が認められ
た。
また試験後装置内を観察したところ、比較例2で製造し
たカプセルトナーの試験後の装置内の壁面に電荷調箇剤
が付着していた。
[実施例4J スチレン−ブチルメタクリレート 100重量部マグネ
タイト           60重量部ニグロシン 
            3重量部からなるトナーを常
法に従って調製した。
得られたトナー60gを水に分散させ、これに実施例1
で用いた疎水性シリカとメチルトリメトキシシランとの
分散液20gを投入し混合した後、混合物をステンレス
製パッドにあけ、60℃のオーブンで三時間かけて乾燥
した。
得られたトナーを用いて複写試験を行なったところ、2
000枚複写におけるトナー像の濃度低下はなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トナー粒子の表面に、反応性ケイ素化合物の反応生
    成物により結合された電荷調節剤よりなる電荷調節剤層
    を有することを特徴とするトナー。 2、電荷調節剤層がトナー100重量部に対して0.5
    〜5重量部の電荷調節剤と、該電荷調節剤1重量部に対
    して0.1〜3重量部の反応性ケイ素化合物の反応生成
    物からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のトナー。 3、電荷調節剤がシリカ微粉末、アルミナ微粉末および
    チタン微粉末よりなる群より選ばれた少なくとも一種類
    の微粉末であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    もしくは第2項記載のトナー。 4、電荷調節剤微粉末の平均粒子径が1〜100mμの
    範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載
    のトナー。 5、反応性ケイ素化合物が、シランカップリング剤であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項もしくは第2
    項記載のトナー。 6、電荷調節剤層の平均層厚が1〜100mμの範囲内
    にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項もしくは
    第2項記載のトナー。 7、電荷調節剤および反応性ケイ素化合物を含有するト
    ナー粒子の水性分散液を50℃以上の温度に加熱して、
    トナー粒子の表面に、反応性ケイ素化合物の反応生成物
    により結合された電荷調節剤層を形成することを特徴と
    するトナーの製造法。 8、水性分散液中の電荷調節剤がトナー粒子100重量
    部に対して0.5〜5重量部の範囲内の量で含まれてお
    りにあり、かつ反応性ケイ素化合物が電荷調節剤1重量
    部に対して0.1〜3重量部の範囲内の量で含まれてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載のトナー
    の製造法。 9、反応性ケイ素化合物の反応を水性分散液の分散溶媒
    を蒸発させながら行なうことを特徴とする特許請求の範
    囲第7項もしくは第8項記載のトナーの製造法。 10、電荷調節剤がシリカ微粉末、アルミナ微粉末およ
    びチタン微粉末よりなる群より選ばれた少なくとも一種
    類の微粉末であることを特徴とする特許請求の範囲第7
    項もしくは第8項記載のトナーの製造法。 11、電荷調節剤微粉末の平均粒子径が1〜100mμ
    の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第7項も
    しくは第8項記載のトナーの製造法。 12、反応性ケイ素化合物がシランカップリング剤であ
    る化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    もしくは第8項記載のトナーの製造法。
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