JPS63190015A - ポリエチレンテレフタレ−ト繊維の製造方法 - Google Patents
ポリエチレンテレフタレ−ト繊維の製造方法Info
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- JPS63190015A JPS63190015A JP1724087A JP1724087A JPS63190015A JP S63190015 A JPS63190015 A JP S63190015A JP 1724087 A JP1724087 A JP 1724087A JP 1724087 A JP1724087 A JP 1724087A JP S63190015 A JPS63190015 A JP S63190015A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はポリエチレンテレフタレート繊維の製造方法に
関する。、更に詳しくは、超高速紡糸法によってポリエ
チレンテレフタレート繊維を生産性良く製造する方法に
関するものである。
関する。、更に詳しくは、超高速紡糸法によってポリエ
チレンテレフタレート繊維を生産性良く製造する方法に
関するものである。
(従来の技術)
ポリエチレンテレフタレートの高速紡糸技術ハ、197
5年以後急速に研究が進み、数多くの知見が得られてい
る。例えば繊維機械学会誌Vo1.38 JK 6(1
985) 243頁においては、紡糸速度9000ff
l/分まで実現され、種々の繊維物性の紡糸速度依存性
が示されている。その中で、繊維の破断強度が6000
ff!/分で最大に達し、それよシ高速では紡糸速度と
共に、破断強度が低下する傾向があることが示されてい
る。またこの中には、7000 ”’/分以上の高速で
は、光の屈折率または複屈折率が、繊維の断面の中心部
が低くく、外層に至るほど高くなるという断面二重構造
が顕著になることが開示されている。紡速9000m/
分位では、断面二重構造の偏心による自然捲縮が発現す
ることも開示されている。
5年以後急速に研究が進み、数多くの知見が得られてい
る。例えば繊維機械学会誌Vo1.38 JK 6(1
985) 243頁においては、紡糸速度9000ff
l/分まで実現され、種々の繊維物性の紡糸速度依存性
が示されている。その中で、繊維の破断強度が6000
ff!/分で最大に達し、それよシ高速では紡糸速度と
共に、破断強度が低下する傾向があることが示されてい
る。またこの中には、7000 ”’/分以上の高速で
は、光の屈折率または複屈折率が、繊維の断面の中心部
が低くく、外層に至るほど高くなるという断面二重構造
が顕著になることが開示されている。紡速9000m/
分位では、断面二重構造の偏心による自然捲縮が発現す
ることも開示されている。
また、U8P A 415,726においても、高速域
における強度低下および断面二重構造の存在が記載され
ている。
における強度低下および断面二重構造の存在が記載され
ている。
紡糸速度を高くすればするほど、繊維の生産性は向上し
、コスト的には有利になるのは自明のことであるが、8
000m/分以上の超高速域においては、上述の従来技
術では、破断強度の低下、有害な捲縮の発現のみならず
、断面二重構造に起因する糸切れのために、工業的実施
には限界がある。
、コスト的には有利になるのは自明のことであるが、8
000m/分以上の超高速域においては、上述の従来技
術では、破断強度の低下、有害な捲縮の発現のみならず
、断面二重構造に起因する糸切れのために、工業的実施
には限界がある。
(発明が解決し上りとする問題点)
本発明の目的は、sooom/分以上の超高速紡糸にお
いても、断面二重構造を生じず、その結果、破断強度の
低下、有害な捲縮の発現および糸切れの少ない、ポリエ
チレンテレフタレート繊維の製造方法の提供にある。そ
のことによってポリエチレンテレフタレート繊維の生産
性を飛躍的に向上させんとするものである。
いても、断面二重構造を生じず、その結果、破断強度の
低下、有害な捲縮の発現および糸切れの少ない、ポリエ
チレンテレフタレート繊維の製造方法の提供にある。そ
のことによってポリエチレンテレフタレート繊維の生産
性を飛躍的に向上させんとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは鋭意研究の結11’、$ ジエチレンテレ
フタレートの改質によって、その目的を達成し得ること
を見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、8
000m/分以上の紡糸速度でポリエチレンテレフタレ
ート繊維を製造する方法において、・5モル%以上のコ
モノマーを含有する共重合ポリエチレンテレフタレート
を用いることを特徴とするポリエチレンテレフタレート
繊維の製造方法である。 ′ 本発明は8000m/分以上の紡糸速度における問題点
の解決を目的とするので、aooom/分以上の紡糸速
度を対象とする。
フタレートの改質によって、その目的を達成し得ること
を見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、8
000m/分以上の紡糸速度でポリエチレンテレフタレ
ート繊維を製造する方法において、・5モル%以上のコ
モノマーを含有する共重合ポリエチレンテレフタレート
を用いることを特徴とするポリエチレンテレフタレート
繊維の製造方法である。 ′ 本発明は8000m/分以上の紡糸速度における問題点
の解決を目的とするので、aooom/分以上の紡糸速
度を対象とする。
本発明におけるポリエチレンテレフタレートは公知の重
合方法で得られるもので良く、艶消剤、制電剤、難燃剤
などの添加剤を含有していてもかまわない。
合方法で得られるもので良く、艶消剤、制電剤、難燃剤
などの添加剤を含有していてもかまわない。
本発明においては、ポリエチレンテレフタレー。
トは5モル%以上のコモノマーを含有する共重合ポリエ
チレンテレフタレートでなければならない。
チレンテレフタレートでなければならない。
5モル%とはコモノマーが酸成分であれば全ジカルぜン
酸量に対する比率が5モル%、コモノマーがジオールで
あれば全ジオールに対して5モル%、コモノマーがジカ
ルーン酸とジオールの両者からなる時は、おのおのの全
ジカルーン酸量、全ジオール量に対する比率の和が5モ
ル2の意味である。
酸量に対する比率が5モル%、コモノマーがジオールで
あれば全ジオールに対して5モル%、コモノマーがジカ
ルーン酸とジオールの両者からなる時は、おのおのの全
ジカルーン酸量、全ジオール量に対する比率の和が5モ
ル2の意味である。
コモノマーの含有率が5モル%未満では、断面二重構造
が発現し、本発明の目的が達せられない。
が発現し、本発明の目的が達せられない。
コモノマーの含有率は好ましくは5〜10モル%である
。めまシ、コモノマー含有率が高くなると、ポリエチレ
ンテレフタレート繊維の好ましい性質が失なわれるので
、融点で220℃以上となる含有率にとどめるのが良い
。
。めまシ、コモノマー含有率が高くなると、ポリエチレ
ンテレフタレート繊維の好ましい性質が失なわれるので
、融点で220℃以上となる含有率にとどめるのが良い
。
本発明に廟いられるコモノマーは、イソフタール酸、ル
、ジエチレングリコール 本発明における紡糸方法は公知の高速紡糸方法(例えば
、特開昭58−208418号公報)で速度だけ上げれ
ば曳い。
、ジエチレングリコール 本発明における紡糸方法は公知の高速紡糸方法(例えば
、特開昭58−208418号公報)で速度だけ上げれ
ば曳い。
本発明の実施例に用いた測定方法は次の如くである。
く断面二重構造−複屈折率の内外層差〉透過定量干渉顕
微鏡(例えば東独カールツアイスイエナ社製干渉顕微鍵
インター77コ)を使用して干渉縞法によって、繊維の
(料量から観察した平均屈折率の分布を測定することが
できる。)この方法は円形所属を有する繊維に適用する
。
微鏡(例えば東独カールツアイスイエナ社製干渉顕微鍵
インター77コ)を使用して干渉縞法によって、繊維の
(料量から観察した平均屈折率の分布を測定することが
できる。)この方法は円形所属を有する繊維に適用する
。
繊維の屈折率は繊維軸に対して平行な電場ベクトルを持
つ偏光に対する屈折率nzと、繊維軸に対対し垂直な電
場ベクトルを持つ偏光に対する屈折率n工によって特徴
づけられる。
つ偏光に対する屈折率nzと、繊維軸に対対し垂直な電
場ベクトルを持つ偏光に対する屈折率n工によって特徴
づけられる。
とこに説明する測定は全て緑色光線(波長λ;549f
nμ)を使用する。
nμ)を使用する。
繊維は光学的にフラットなスライドガラス及びカッ々−
ガラスを使用し、0.2〜2波長の範囲内の干渉縞のず
れを与える屈折率(財)を有し、かつ繊維に対し不活性
な封入剤中に浸漬される。この封剤中に数本の繊維を浸
漬し、単糸が互いに接触しないようにする。さらに繊維
は、その繊維軸が干渉顕微鏡の光軸及び干渉縞に対して
垂直となるようにすべきである。この干渉縞のパターン
を写真撮影し、約1500倍に拡大して解析する。
ガラスを使用し、0.2〜2波長の範囲内の干渉縞のず
れを与える屈折率(財)を有し、かつ繊維に対し不活性
な封入剤中に浸漬される。この封剤中に数本の繊維を浸
漬し、単糸が互いに接触しないようにする。さらに繊維
は、その繊維軸が干渉顕微鏡の光軸及び干渉縞に対して
垂直となるようにすべきである。この干渉縞のパターン
を写真撮影し、約1500倍に拡大して解析する。
第2図で繊維の封入剤の屈折率をN1繊維の外周上の点
sX N1間の屈折率をn/(またはnよ)、Sl・
・・311間の厚みを11使用光線の波長をλ、パック
ブラウンPの平行干渉縞の間隔(1λに相当)をD1繊
維による干渉縞のずれをdとすると、光路差Bは、R=
−λ=(fi、(またはn上)−N)tで表わさD れる。
sX N1間の屈折率をn/(またはnよ)、Sl・
・・311間の厚みを11使用光線の波長をλ、パック
ブラウンPの平行干渉縞の間隔(1λに相当)をD1繊
維による干渉縞のずれをdとすると、光路差Bは、R=
−λ=(fi、(またはn上)−N)tで表わさD れる。
繊維の半径をBとすると、繊維の中心孔・から外周Rま
での各位置での光路差から各位置での繊維の屈折率n/
(またはn上)の分布を求めることができる。rを繊維
の中心から各位置までの距離とした時X ”’ r /
R=Osすなわち繊維の中心における屈折率を平均屈
折率< 11/、 またはnJLll、)という。Xは
外周上において1とな〕その他の部分では0〜1の間の
値となるが、例えばx=0.8の点に於ける屈折率をn
(または!1械。1.))と表わす。複屈折率/C
O,I) の内外層差(断面二重構造)δΔnを次のように定義す
る。
での各位置での光路差から各位置での繊維の屈折率n/
(またはn上)の分布を求めることができる。rを繊維
の中心から各位置までの距離とした時X ”’ r /
R=Osすなわち繊維の中心における屈折率を平均屈
折率< 11/、 またはnJLll、)という。Xは
外周上において1とな〕その他の部分では0〜1の間の
値となるが、例えばx=0.8の点に於ける屈折率をn
(または!1械。1.))と表わす。複屈折率/C
O,I) の内外層差(断面二重構造)δΔnを次のように定義す
る。
δΔn=Δ”(o、s)−Δ−
一(”/(o、s) −”−’(0) (”/m)
”上@)(実施例) 以下、本発明を実施例によシ説明する。
”上@)(実施例) 以下、本発明を実施例によシ説明する。
実施例
〔マ)=0.6のポリエチレンテレフタレートホモポリ
マの)および10モル%(0)含有する共重合ポリエチ
レンテレフタレートの3種のポリマーを、第1図に示す
溶融紡糸装置を用いて5000〜10,000m/分の
範囲で75デニール/12fの繊維に紡糸し、断面二重
構造、破断強度、糸切れを調べた。この時の紡糸条件は
次の如くである。紡糸温度290℃、加熱筒温度230
℃、冷却風温度20℃、冷却風速0.2m/ sea
、その結果を第1〜3表に示す。
マの)および10モル%(0)含有する共重合ポリエチ
レンテレフタレートの3種のポリマーを、第1図に示す
溶融紡糸装置を用いて5000〜10,000m/分の
範囲で75デニール/12fの繊維に紡糸し、断面二重
構造、破断強度、糸切れを調べた。この時の紡糸条件は
次の如くである。紡糸温度290℃、加熱筒温度230
℃、冷却風温度20℃、冷却風速0.2m/ sea
、その結果を第1〜3表に示す。
第 2 表
第3表
◎極めて良好 Δやや悪い
○良好 ×悪い
(発明の効果)
本発明によって、ポリエチレンテレフタレート繊維のa
ooo m7分以上の紡糸速度が工業的に可能となシ、
大幅な生産性向上が可能である。例えば、10.000
m/分の紡糸速度では6000ff!/分の場合は約1
.7倍の生産性の向上である。
ooo m7分以上の紡糸速度が工業的に可能となシ、
大幅な生産性向上が可能である。例えば、10.000
m/分の紡糸速度では6000ff!/分の場合は約1
.7倍の生産性の向上である。
また、本発明によって得られるポリエチレンテレフタレ
ート繊維は、7000m/分以下の紡速で得られる繊維
と同等の物性(#に、破断強度)を有し、超高速紡糸速
度においても物性の低下がほとんどない、という特長を
有する。
ート繊維は、7000m/分以下の紡速で得られる繊維
と同等の物性(#に、破断強度)を有し、超高速紡糸速
度においても物性の低下がほとんどない、という特長を
有する。
第1図は本発明の実施例及び比較例に用いた溶融紡糸装
置の厘理図である。 第2図は繊維の断面内半径方向屈折率(n/又はn−)
分布の測定に用いた干渉縞のAターンの一例であシ、(
a)は繊維の断面図、伽)は干渉縞パターン図である。 1ニスfンヘツド、2:紡糸口金、3:冷却風吹出装置
、4:フィラメント、5:加熱筒 5:、トオイリング
ノズル、7:ワイン/−18:fi維、9:封入剤によ
る干渉縞、10:繊維による干渉縞 第 1図 第2図 (b)
置の厘理図である。 第2図は繊維の断面内半径方向屈折率(n/又はn−)
分布の測定に用いた干渉縞のAターンの一例であシ、(
a)は繊維の断面図、伽)は干渉縞パターン図である。 1ニスfンヘツド、2:紡糸口金、3:冷却風吹出装置
、4:フィラメント、5:加熱筒 5:、トオイリング
ノズル、7:ワイン/−18:fi維、9:封入剤によ
る干渉縞、10:繊維による干渉縞 第 1図 第2図 (b)
Claims (1)
- 8000m/分以上の紡糸速度でポリエチレンテレフタ
レート繊維を製造する方法において5モル%以上のコモ
ノマーを含有する共重合ポリエチレンテレフタレートを
用いることを特徴とするポリエチレンテレフタレート繊
維の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62017240A JP2511438B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | ポリエチレンテレフタレ−ト繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62017240A JP2511438B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | ポリエチレンテレフタレ−ト繊維の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63190015A true JPS63190015A (ja) | 1988-08-05 |
JP2511438B2 JP2511438B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=11938419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62017240A Expired - Fee Related JP2511438B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | ポリエチレンテレフタレ−ト繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511438B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0587022A3 (de) * | 1992-09-05 | 1995-03-01 | Hoechst Ag | Vollorientiertes Polyestergarn und Verfahren zu seiner Herstellung. |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5794615A (en) * | 1981-08-10 | 1982-06-12 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | Printing mechanism of recording meter |
JPS584814A (ja) * | 1981-06-24 | 1983-01-12 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 易染性ポリエステル紡績原料または紡績糸 |
JPS58208415A (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-05 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 易染性ポリエチレンテレフタレ−ト繊維 |
JPS5994614A (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-31 | Teijin Ltd | ポリエステル繊維の製造方法 |
JPS5994615A (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-31 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 易染性ポリエステル繊維の製造法 |
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JPS626911A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-13 | Toray Ind Inc | 無機微粒子含有ポリエステル繊維 |
-
1987
- 1987-01-29 JP JP62017240A patent/JP2511438B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US5464694A (en) * | 1992-09-05 | 1995-11-07 | Hoechst Aktiengesellschaft | Spinnable polyester based on modified polyethylene terephthalate and aliphatic dicarboxylic acids |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2511438B2 (ja) | 1996-06-26 |
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