JPS6039427A - ポリアミドミシン糸 - Google Patents

ポリアミドミシン糸

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JPS6039427A
JPS6039427A JP14698383A JP14698383A JPS6039427A JP S6039427 A JPS6039427 A JP S6039427A JP 14698383 A JP14698383 A JP 14698383A JP 14698383 A JP14698383 A JP 14698383A JP S6039427 A JPS6039427 A JP S6039427A
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polyamide
yarn
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fibers
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和夫 栗田
石原 英昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、可縫性にすぐれ、かつ縫目の美しいポリアミ
ド繊維からなるミシン糸に関する。
従来のポリアミド繊維よりなるミシン糸はその強力と堅
牢性がすぐれているので縫製対象となる布帛のポリエス
テル化のそのWash and Wear性を満たす為
に、綿ミシン糸に替って広く用いられるようになってき
たが、綿ミシン糸に比べて本縫での高速可縫性が悪く、
目飛びが多く、縫製上問題があった。本発明の目的は、
ポリアミド繊維からなるミシン糸の前述の如き、問題点
を解決して、本縫い、猥縫い共に高速可縫性にすぐれ、
かつ目飛びが少く、バクカリングの発生の少いポリアミ
ド繊維ミシン糸を提供するものである。即ち、本発明の
要旨は、繊維自身の相対粘度(9a tsea硫酸水溶
液中で重合体濃度1011F/d、20 ℃において測
定:以下同じ)が2.3以上であって、かつ下記(1)
〜(6)式をすべて満足するポリアミド繊維からなるポ
リアミドミシン糸である。
ΔnAlh nB< 0 (1) 複屈折率Δn≧50X10−3 (2)切断強[(f/
a)≧lx、o (a)小角X線回折による繊維長周期
(λ)≧100 (4)比重≧1 、140 (5) 乾熱収縮率(チ)≦15 (6) 本発明で意図する繊維の原料たるボリアぐドは20℃、
96−の濃硫酸溶液空中重合体濃度10ダ/−で測定し
た相対粘度が少なくとも2.3以上、好ましくは、3.
0以上のものでたとえば、ポリカプロラクタム、ポリヘ
キサメチレンアジパミド、ポリへキサメチレンセバクア
ミド、これらのポリアミドのコポリマーおよび1.4−
シクロヘキサンビス(メチルアミン)と線状脂肪族ジカ
ルボン酸の縮合生成物を素材としたポリアミド類等があ
る。このようなポリアミドには必要に応じて艶消し剤、
顔料、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、
染色性向上剤或は接着性向上剤等を配合することができ
、配合の如何によって本発明の特性に重大な悪影響を与
えるもの以外は、全て利用できる。本発明のポリアミド
繊維よりなるミシン糸はミシン糸の強度が実質的に7.
0g/d以上であるという特徴を有する。
従来のポリアミドミシン糸の欠点は、高速縫製時におい
て高温になったミシン針によってミシン糸が溶断して可
縫性が低下する点にあった。この問題を解決するにはポ
リアミド繊維の耐熱性を向上させることが望ましいが、
ポリアミド繊維の融点には限界があり、飛躍的に耐熱性
を向上させることは不可能である。
本発明のミシン糸は従来のポリアミドミシン糸ならば容
易に溶断されるような高速縫製条件下においても溶断せ
ず、3000rpmで連続30秒間縫製を続けても、未
切断が生じない。
それは、ミシン糸強度として少くとも7 g/dの強度
を有していることが第一の理由である。そして、このミ
シン糸強度を7 g/d以上とするためには、ポリアミ
ド原糸の強度がl1g/d以上あることが必須である。
本発明に用いるポリアミド繊維としては、第三成分を配
合したブレンド繊維、あるいは共重合繊維でも良い。又
、デニール、断面形状、短繊維長も特に限定さnるもの
ではない。
このようなポリアミド繊維からなシ、前記の要件を温良
すポリアミドミシン糸は、高速可縫性に優れ、かつ目飛
びが少く、また薄地織編物に於てもパッカリングの発生
しにくい、非常に良好な性質を有する。
本発明のミシン糸の製造方法についてさらに詳細に述べ
る。
本発明に用いられる高強力ポリアミド繊維は、本発明者
等の研究結果、次の様な方法で得られる。
本発明者等はポリアミドの物性と構造について種々研究
を行なり九ところ、次の様な事実が確認された。即ち通
常の紡糸延伸法によって繊維化したポリアミド繊維の繊
維断面内における複屈折率の分布は、ポリエチレンテレ
フタレート繊維等に比べて小さいが、最外層と最内層の
複屈折率の差は、外層の方が高い傾向があり、切断強度
も高々10 f/d程度しかない。又同様の方法で繊維
化した公知の熱可塑性ポリマー繊維の繊維断面内の複屈
折率は、一般に内層部から外層部へ行くに従って大きい
という分布を有しておシ、紡糸及び延伸工程における曳
糸性や延伸性を阻害する要因となっている。
そこで紡糸・延伸技術について鋭意研究を行なったとこ
ろ、次の様な知見を得た。即ち、延伸工程で例えば糸条
表層部を局部的に加熱しながら延伸する等によって伸長
応力を糸条中心部に集中させることができれば、延伸変
形パターンが非常にマイルドになり、到達最高延伸倍率
を通常の延伸法に比べて高めることができる。しかも従
来の延伸糸で指摘される様に、r糸条表層部に延伸応力
が集中して歪欠陥が生じ繊維強度が理論強度よりも大幅
に低下するjという現象が抑制され、最終的な繊維的微
細構造をC1arkらの提晶する超延伸構造〔参考文献
: W、N、Taylor、 Jr、、 L8. C1
ark +Polym、ktng、8ci、、 8 、
518(1978)、)に近づけることが可能になυ、
従来の産業資材用高強力繊維に比べて卓越した引張強度
及び破断残置を有するポリアミド繊維を得ることが可能
になる。本発明に用いらnるポリアミド繊維は上記の様
な知見を基に更に研究を進めた結果完成されたものであ
シ、その構成は、繊維自身の相対粘度(96チ濃硫酸水
溶を溶媒とし、重合体濃度1ow/ld、温度20℃で
測定した値:以下同じ)が2.3以上であり、且つ繊維
断面内における複屈折率が下記(1)式を満足し、 △nムーΔnB<0 ・・・・・・・・・・・・ (1
)但し△nム* r / R=0−9の位置における繊
維の複屈折率 △nB:r/R=0.0の位置における繊維の複屈折率 R:繊維断面の半径 r:繊維断面内の中心軸からの距離 更に繊維の複屈折率△n(30℃、80チR,H,で2
4時間経過後の測定値:以下同じ)が50X10””以
上、切断強度がlit/d以上、小角X線回折による繊
維長周期が100A以上、比重が1.140以上、乾熱
収縮率が15チ以下、であるポリアミド繊維である。
本発明に用いられるポリアミド繊維は、通常の熱可塑性
ポリマー繊維に比べて繊維断面内の複屈折率の分布が逆
転しており、繊維外層部分よシも内層部分の方が複屈折
率が高いという特異な複屈折率分布を有している。また
繊維長周期が100λ以上(好ましくuttoA以上)
でありて通常の高強力ポリアミド繊維に比べて著しく長
く、微m榊造的にも超延伸構造に対応する傾向をもって
いる他、複屈折率Δn≧50 X 10“3(好ましく
はΔn≧55X10”)j比重≧1.140と、十分延
伸熱処理された物性値を示す。又、最も重要な実用性能
というべき繊維の切断強度DTは11 f/d以上、好
ましくは12 t/d以上、乾熱収縮率8HDは15−
以下であ)、従来の高強力ポリアミド繊維の切断強度が
高々10f/d程度でおるのに比べて著しく改善されて
いるばかりでなく、乾熱収縮率も小さい。
以上のことから、本発明に用いられる高強力ポリアミド
繊維は、従来よシ存在している高強力ポリアミド繊維と
比較すると、全く新規な微細構造を有しているものと言
える。特にポリマーの相対粘度は極端に高くする必要が
なく、2.5以上(好ましくは3・0以上)であれば十
分である。勿論、ポリマーの相対粘度は高い方が好まし
いが、微細構造的に改良さnたものである点に本発明に
用いらnるポリアミド繊維最大の特徴がある。
上記の様な特異な微細構造は、主としてポリカプロアミ
ド又け、ポリヘキサメチレンアジパミドからなるポリア
ミドを用いた場合に顕著に発揮される。中でもポリカプ
ロアミドを75重量−以上含有するポリアミドは最適で
ある。これはポリカプロアミドが他のポリアミドに比較
して融点が低く、糸条中心部に延伸応力集中を発現させ
る為の糸条表層部の局部加熱が容易であることに依るも
のである。
単繊維デニールは35d以下であるものが好ましい。し
かして単繊維デニールが大きくなると、糸条内層部分に
均一な延伸応力集中を発現させることが困難となシ、逆
に延伸性を阻害する要因となるためである。一般的なポ
リアミド繊維の初期弾性率は高々40 f/dであるが
、本発明の高強度ポリアミド繊維は、初期弾性率が40
f/d以上(好ましくd50t/d以上)と、著しく高
い。
次に本発明にいう繊維断面内での複屈折率分布を頁に具
体的に説明すると、 40人 −ΔnB (0・・・・・・・・・・・・ (
1)好ましくは ΔnA−ΔnB ≦−1,OX 10−” ・−・= 
(1)’糸条外層部の△n、Δnttは糸条内層部の△
nを代表するもので6B、本発明のポリアミド繊維は、
糸条外層部の方が内層部よシも△nが小さいという非常
に特異な繊維構造を有するものである。
次に上記の様な特性を有する本発明に用いられるポリア
ミド繊維の製造法について簡単に説明するが、本発明は
もとよシ下記の方法に限定される訳ではない。本発明ポ
リアミド繊維の製造に当っては紡糸延伸工程、特に延伸
工程が重要である。
即ち、例えばRv≧2.5のポリアミドを溶融紡糸して
、得た複屈折率0.002〜0.035の未延伸糸を紡
糸に連続して又は一旦巻取った後延伸する際に、未延伸
糸第1供給ローラと100℃以下に維持された未延伸糸
第2供給ローラとの間において、1.10倍以下の予備
伸長を与え、次いで未延伸糸第2供給ローラと第1延伸
ローラとの間において全延伸倍率の40チ以上のjg1
段延伸を行うのがよく、必要に応じて未延伸糸供給第2
0−ラと第1延伸ローラとの間に高温加圧蒸気噴出ノズ
ルを設け、ノズル温度を200℃以上にして高温蒸気を
噴出させ、高温加圧蒸気噴出ノズル付近に延伸点を固定
させる。更に第2段延伸を行う際に、第1延伸ローラと
第2延伸ローラとの間に設けらj、た雰囲気温度170
〜350℃のスリットヒーター(糸条走行路としてスリ
ットを設けた加熱装置で、該スリット中に非接触状態で
糸条を走行させながら加熱するもの:雰囲気温度とは該
スリット内の温度を言う)中を糸条が0 、3 sec
以上滞在てきる様に通過せしめ、しかる後、第2延伸ロ
ーラに供する。その際、スリットヒーター中に温度勾配
を設け、糸条入口の雰囲気温度を160℃以上、出口雰
囲気温度を350℃以下とし、且つ170〜350℃の
雰囲気、に糸条が0.3 sec以上滞在できる様に糸
条を通過せしめることが好ましい。又、2段延伸終了後
、一旦巻取ることなく連続的に、あるいけ一旦巻取った
後に、260〜150℃で】0俤以下のリラックス処理
を行うことにより、寸法安定性を更に向上させることも
可能である。
本発明において用いられるポリアミド繊維の特徴とする
ところは、高強度、高結節強度、高タフネスであるとこ
ろである。このような繊維の物性上の優位性は#繊維の
微細構造と密接に関連しており、従来公知の製造法では
実現しえない特別な微細構造により発揮される。
本発明のミシン糸の製造方法に於て、前記要件以外は、
通常のミシン糸の製造条件と同様の条件を選ぶことがで
きる。
以下に本発明によって得られるミシン糸を構成する繊維
の構造の特定や物件の測定に用いられる主なパラメータ
の測定法について述べる。
〈相対粘度の測定法〉 96.3±0.1重量%試薬特級濃硫酸中に重合体濃度
が10M9/−になるように試料を溶解させてサンプル
溶液を調整し、20℃±0.05℃の温度で氷落下秒数
6〜7秒のオストワルド粘度計を用い、溶液相対粘度を
測定する。測定に際し、同一の粘度計を用い、サンプル
溶液を調整した時と同じ硫酸20−の落下時間To(秒
)と、サンプル溶液20m1の落下時間T!(秒)の比
より、相対粘度RVを下記の式を用いて算出する。
RV=TI/T。
〈複屈折率(Δn)の測定法〉 ニコン偏光顕微鏡POH型ライン社ペレックコンベンセ
ーターを用い、光源としてはスペクトル光源用起動装置
(東芝8L8−3−B型)を用いた(Na光源)。5〜
6鶴長の繊維軸に対し45度の角度に切断した試料を、
切断面を上にして、スライドグラス上に載せる。試料ス
ライドグラスを回転載物台にのせ、試料が偏光子に対し
て45度になる様、回転載物台を回転させて調節し、ア
ナライザーを挿入し暗視界とした後、コンペンセーター
を30にして縞数を数える(n個)。コンペンセーター
を右ネジ方向にまわして試料が最初に一番暗くなる点の
コンペンセーターの目盛a、コンペンセーターを左ネジ
方向にまわして試料が最初に一番暗くなる点のコンペン
セーターの目mbt−測定した後(いずれも1/10目
盛まで読む)、コンベンセーターを30にもどしてアナ
ライザーをはずし、試料の直径dを測定し、下記の式に
もとすき複屈折率(Δn)を算出する(測定数20個の
平均値)。
△n =F/d (r’ =nλ。+C)λ。=589
−3mμ C:ライツ社のコンペンセーターの説明書のC/100
00と1よりめる i:(a−b)(:コンベンセーターの読みの差) 〈繊維断面内の△n分布の測定法〉 透過定量型干渉顕微鏡を使用して得ら扛る中心屈折率(
N土、O,Nt、O)及び外層屈折率(N土。
0.9 、 Nt、 0.9 )の値によって、本発明
によって得らnる繊細の特異な分子配向が明らかとなシ
、本発明によって得らnる繊細の優nた強度との関連を
示すことができる。透過定量型干渉顕微鏡(例えば東独
カールツアイスイエナ社製干渉顕微鏡インターフコア)
を使用して得られる干渉縞法によって、繊維の側面から
観察した平均屈折率の分布を測定することができる。こ
の方法は円形断面を有する繊維に適用することができる
。繊維の屈折率は、繊維軸の平行方向に振動している偏
光に対する屈折率(Nt)と繊維軸の垂直方向に振動し
ている偏光に対する屈折率(N土)によって特徴づけら
れる。ここに説明する測定は全て光源としてキセノンラ
ンプを用い、偏光下、干渉フィルター波長544mμの
緑色光線を使用して得られる屈折率(NtおよびN土)
を用いて実施される。
以下N/の測定及びNtよりめら九るNt、0とNt、
0.9について詳細に説明するが、N土(N土、0およ
びN土、0.9)についても同様に測定できる。試験さ
nる繊維は光学的にフラットなスライドグラス及びカバ
ーグラスを使用し、0.2〜1波長の範囲内の干渉縞の
ずれを与える屈折率(NE)をもつ繊維に対して不活性
の封入剤中に浸漬する。
封入剤の屈折率(NE)は緑色光線(波長λ=544m
μ)を光源としてアツベの屈折計を用いて測定した20
℃における値である。この封入剤は、九とえば流動パラ
フィンとα−ブロムナフタリンの混合液より1.48〜
1.65の屈折率を有するものが調整できる。この封入
剤中Vc1本の繊維を浸漬する。この干渉縞のパターン
を写真撮影し、1000倍〜2000倍に拡大して解析
する。第1図に略示した如く繊維の封入剤の屈折率をN
E、繊維のS′−S“間の平均屈折率をNt、8’−8
”間の厚みを電。
使用光線の波長をλ、バックグランドの平行干渉縞の間
隔(1λに相当)をDnS繊細による干渉縞のずれをd
nとすると、光路差りは dn L=−λ=(Nt−NR)t dn で表わされる。試料の屈折率をNsとすると、封入液の
屈折率N1およびN2は、Ns < NrNs > I
’h の21mのものを用いて第1図に示すような干渉縞のパ
ターンを評価する。
Ll−丸λ=(Nt−Nt)t I Lm =奢λ=(Nt−歯)t N/=”−;上り二h11 1−Lx 従って(7)式にもとづいて繊維の中心から外周までの
各位置での党略差から、各位置の繊維の平均屈折率(N
t)の分布をめることができる。厚みtは得られる繊維
が円型断面と仮定して計算によりてめることができる。
しかしながら製造条件の変動や製造後のアクシデントに
よって、円形断面になっていない場合も考えらn、る。
このような不都合を除くため、測定する個所は繊維軸を
対称軸とL2て干渉縞のずれが左右対称になっている部
分を使用することが適当である。測定は繊維の半径をR
とすると0−0.9 Rの間を0.IRの間隔で行ない
、各位置の平均の屈折率をめることができる。同様にし
てN土の分布もめられるので複屈折率分布は △n (r /R) =N/ 、 r /R−rN土、
r/R(II)よりめらnる。△n(r/R)は少なく
とも3本のフィラメント、好適には5〜10本のフィラ
メントについて測定したものを平均して得られる。
〈繊維の強伸度特性の測定法〉 東洋ボールドツイン製テンシロンを用い、試料長(ゲー
ジ長)100謔、伸長速度=100チ/分ミ記録速度5
00m/分、初荷重”/30g/dの条件で単繊維のS
−8曲線を測定し切断強iE(g/d)、切断伸度(チ
)、ヤング率(g/d)を算出した。ヤング率は、S−
8曲線の原点付近の最大勾配より算出した。各特性値の
算出に関し、少なくとも5本のフィラメント、好適には
10〜20本のフィラメントについての測定したものを
平均して得られる。
〈繊細の結節強度の測定法〉 東洋ボールドウィン製テンシロンを用い、試料長501
Ijループの単繊維からなる試料をテンシロン上下チャ
ックにはさまれたフックに取りつけ、ゲージ長50u1
伸長速度==1001/分、記録速度500m/分でS
−8曲線を測定し、結節切断強度(g/d)、結節切断
伸[(%)を算出した。少なくとも5本のフィラメント
、好適には10〜20本のフィラメントについて測定し
たものを平均して得られる。
〈小角X線回折による繊維長周期の測定法〉小角X線散
乱パターンの測定は、例えば理学電機社製X線発生装[
(RU−3H型)を用いて行なう。測定には管電圧45
KV、管電流70mA、銅対陰極、ニッケルフィルター
で単色化したCuKa(λX= 1.54181)を使
用する。サンプルホルダーIJI維試料を単糸どうしが
互いに平行になるように取り付ける。試料の厚さFiO
,5〜1.01u位になるようKするのが適当である。
この平行に配列した繊維の繊維軸に垂直にX線を入射さ
せ理学電機社製PSPC(Po5jtjon 5ens
itive Proportjonal Co −un
ter )システムを用いて測定する。
本システムの概要は、例えば(Polmer Jour
naLvol、13,501(1981)3 K詳しく
紹介さnている。
測定条件は0.3w1X0.2yφ中 ピンホールコリ
メータを用い、 試料と10一プ間距離: 400IImMCA(マルチ
チャンネルアナライザー)測定チャンネル数:256 測定時間;600秒 とした。データの処理は、測定散乱強麗から空気散乱強
度を差し引いたものを移動平均処理によりめ、その強度
最大位置を読みとるととKよ、す、長周期小角散乱角度
2αから、下記(9)弐に従い、繊維長周期を算出する
〔第2図(A)、(B)参照:図中1は試料、2はps
pcプローブ、3はポジション・アナライザー、4はM
CA、5it表示部、6はマイクロコンピュータを夫々
示す〕。
λX= 1.5418λ ・曲曲 鋳 移動平均処理は、次式に従って算出する。
〈見掛けの結晶サイズ:AC8> 広角X線回折図における赤道回折曲線の(200)面の
回折強度の半価中より5cherrerの式を用いて算
出〔詳細には丸善株式会社発行「X線結晶学」(仁田勇
監修)上巻第140頁参照〕。
5cherrerの式とは、次式で表わされる。
本発明の実施例において用いたX線は、管電圧45KV
、管’l1ifllt 70mA 、銅対陰極、Elフ
ィルター、波長1.5418にであり、ディフラクトメ
ーターとして理学電機社製の83−7型ゴニオメータ−
1X線発生装置としてローターフレックスRU−381
1を使用した。
〈力学温度分布〉 東洋測器社製Rheovibronを使用し、初糸長4
m、昇温速[2℃/分、測定時の正弦周波数11 GH
zの条件で測定し、損失正接Tanδ: E’/E“が
雇大となる温度(Tα)をめる。
ただし上式中、E′は貯蔵弾性率(dyne/cII)
、E“は損失弾性率(dyne /cd )である。
複索弾性率Eは次式で算出される。
IP、 J = 2.OX−、−、−X 10@X −
K ・・・・・曲UただしA : ’fBnδ測定時の
アンプリチュードファクターによる係数(#!1表参照
) D : Dynamjc Force Djal値L:
試料長(倒) S:試料断面積(−) 第 1 表 損失弾性率E“はE“= IEI sinδ ・・・・
・・・・・(2)より算出さnる。
〈単糸デニール〉 J l5−L1073 (1977)に従って測定。
く乾熱収縮率〉 160℃−t”JIs−L1073(1977)K従っ
テ測定。
〈比重〉 トルエンと四塩化炭素よりなる密度勾配管を作成し、3
0℃+0.ICE調瀉された密度勾配管中に十分に脱泡
した試料を入れ、5時間放置後の密度勾配管中の試料位
置を、密度勾配管の目盛りで読みとった値を、標準ガラ
スフロートによる密度勾配管目盛〜比重キャリブレイシ
ョングラフ′t!λう比M値に換算する。n = 4で
測定。比重値は原則として小数点以下4桁まで読む。
く定長昇瀉熱応カビーク温度〉 区長4.5画、昇温速度20 C7分、初荷重0.05
f/dの条件で、室温より溶断温度までの熱収縮応力を
測定し、熱応力が最大となる温度をめる。
〔詳細にはTextile Re5earch Jon
rnaLvol、4L732(1977)参照。〕 以下実施例を挙げて本発明の構成及び作用効果を具体的
に説明する。陶実施例中r部」及び「チJは特記しない
限り「重量部」及び「重量%」を示す。
実施例 第2表に示す相対粘度のポリカプロアミドを原料とし、
同!!に示す条件で紡糸を行ない、同表に示す複屈折率
Δn (3QC,gQチRHで24時時間待後測定)及
び相対粘[RVの未延伸糸を得た。
紡糸に当っては、未延伸糸引取り前に適量の紡糸油剤を
糸条表面に付着させた。得らnた未延伸糸を第3表に示
す条件で延伸し、第4表に示す糸質の延伸糸を得た。第
4表中に比較例1として市販のタイヤコード用ポリカプ
ロアミド繊維の糸質を併記する。
(以下余白) 第2表 第 3 表 第4表 第2〜4表からも明らかな様に1本発明のミシン糸を構
成する繊維(実施例1〜2)は糸質のすべてにおいて優
れた値を示している。
次に実施例2の延伸糸(フィラメント)の10本を合糸
した後、下撚をかけて3本合糸し、さらに上撚をかけ、
次いで100℃で染色してミシン糸にした。
このミシン糸を用いて、ポリエステル65ル−ヨン35
チの平織物(目付150 g/crl )を4枚重ね、
縫製速度3000rpmで縫製したところ、1分間にミ
シン糸の切断はまったく起らなかった。
また本実施例は、従来品のポリアミドミシン糸に比較し
て、強力が約60−向上(切断強度9.51)しており
、可縫性も良好で目飛びもほとんど発生しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の繊維を干渉顕微鈍で横方向から
観察したときに見られる干渉縞を示す模式図1.同(B
)は繊維断面の模式図、M2図(A)はPSPCシステ
ムによる小角X線回折測足における試料及びフィルム面
等の配置を示す模式図、同(B)は本発明繊維の小角X
m回折パターンを示す模式図である。 特許出願人 東洋紡績株式会社 手続補正書(自発) 1 事件の表示 昭和58年特許願第146 ’9133号λ 発明の名
称 ポリ了ミドミシン糸 & 補正をする者 事件との関係 特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 4 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の掴 臥 補正の内容 (1) 明細書第1頁第4行の「ポリへキサメチレする
。 (2)明細書第1O頁第1行の「又は、ポリへキサメチ
レンアジパミド」を「、ポリへキサメチレンアジパミド
又はポリテトラメチレンアジパミド」に訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 繊維自身の相対粘度(96チ濃硫酸水溶液中で重
    合体濃度1o岬/d、20℃において測定二以下同じ)
    が2.3以上であって、かつ下記(1)〜(6)式をす
    べて満足するポリアミドミシン糸からなるポリアミドミ
    シン糸。 ΔnA−ΔnB (0(1) 複屈折率Δn≧50 X 10−3(2)切断強度(t
    /d ) ≧11.0 (a)小角X線回折による繊維
    長周期(λ)≧100 (4)比重≧1.140 (5
    ) 乾熱収縮率(チ)≦15 (6)
JP14698383A 1983-08-10 1983-08-10 ポリアミドミシン糸 Granted JPS6039427A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62110910A (ja) * 1985-11-01 1987-05-22 Toyobo Co Ltd 高強度高タフネスポリアミド繊維
JPH04283127A (ja) * 1991-03-12 1992-10-08 Tokai Rubber Ind Ltd 自動車用排気管の支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62110910A (ja) * 1985-11-01 1987-05-22 Toyobo Co Ltd 高強度高タフネスポリアミド繊維
JPH04283127A (ja) * 1991-03-12 1992-10-08 Tokai Rubber Ind Ltd 自動車用排気管の支持構造

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