JPS62110910A - 高強度高タフネスポリアミド繊維 - Google Patents
高強度高タフネスポリアミド繊維Info
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- JPS62110910A JPS62110910A JP24680085A JP24680085A JPS62110910A JP S62110910 A JPS62110910 A JP S62110910A JP 24680085 A JP24680085 A JP 24680085A JP 24680085 A JP24680085 A JP 24680085A JP S62110910 A JPS62110910 A JP S62110910A
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- fiber
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- polyamide
- polyamide fiber
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業、にの利用分野)
本発明は、高強度、高タフネスポリアミド繊維に関し、
特にタイヤコード、ベルト等の産業資材用途の補強用t
a維あるいはコンピューターリボン、タイプリボン、パ
ンティストッキング、ミシン糸、n−プ、テント川布帛
に好適な!!維である。
特にタイヤコード、ベルト等の産業資材用途の補強用t
a維あるいはコンピューターリボン、タイプリボン、パ
ンティストッキング、ミシン糸、n−プ、テント川布帛
に好適な!!維である。
(従来の技術)
従来、高強度のポリアミドを得る方法として特開昭58
−132109号公報に見られる様な相対粘度3.5以
上の高分子量ポリアミドを用いて特殊な製糸条件で高強
力化する方法が開示されている。
−132109号公報に見られる様な相対粘度3.5以
上の高分子量ポリアミドを用いて特殊な製糸条件で高強
力化する方法が開示されている。
一方、特DI昭58−13[1823号公包に見られる
様な相対帖+f3.5未満のポリアミドの繊維断面内の
配向度分布を、特殊な延伸条件で延伸することによりa
維表層部の配向度が内層部の配向度よりも低くなるよう
にすることにより、高度に#!A維方白方向向した微細
構造を発現せしめ高強度ポリアミド繊維となすことが開
示されている。
様な相対帖+f3.5未満のポリアミドの繊維断面内の
配向度分布を、特殊な延伸条件で延伸することによりa
維表層部の配向度が内層部の配向度よりも低くなるよう
にすることにより、高度に#!A維方白方向向した微細
構造を発現せしめ高強度ポリアミド繊維となすことが開
示されている。
その他、特G(I昭59−199812号公報、特開昭
59−9209号公報にもポリアミドの分子量を固相重
合で高くして、通常の製糸条件で製糸する方法、特開昭
50−15430号公報、特開昭59−130337号
公報、特開昭50−130338号公報に見られるゾー
ン延伸による方法などが提案されている。
59−9209号公報にもポリアミドの分子量を固相重
合で高くして、通常の製糸条件で製糸する方法、特開昭
50−15430号公報、特開昭59−130337号
公報、特開昭50−130338号公報に見られるゾー
ン延伸による方法などが提案されている。
また、高伸度のポリアミド繊維として見掛けの結晶ナイ
ズと結晶完全度とを制御したものが、特開昭57−0(
illG号に提案されている。
ズと結晶完全度とを制御したものが、特開昭57−0(
illG号に提案されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、前記提案の方法は、次に述べる様な問題
点をイ1゛シている。
点をイ1゛シている。
特開昭5858−1321(号公報、特開昭59−19
98+2づ・公報、特開昭59−41209号公報に見
られる様な通常用いられるよりも高分子量のポリアミド
を用いる方法では、まずポリマー重合工程が、通常より
もやっかいである。特に固相組合を行う場合、#JJ造
り程に−プロセス余分の工程ができるというム味でコス
トが高くなる。又、溶融重合でポリマーを重合しても、
高粘度であるため、ポリマーの重合釜からの取り出しが
困難である。
98+2づ・公報、特開昭59−41209号公報に見
られる様な通常用いられるよりも高分子量のポリアミド
を用いる方法では、まずポリマー重合工程が、通常より
もやっかいである。特に固相組合を行う場合、#JJ造
り程に−プロセス余分の工程ができるというム味でコス
トが高くなる。又、溶融重合でポリマーを重合しても、
高粘度であるため、ポリマーの重合釜からの取り出しが
困難である。
更に得られた高重合度ポリアミドの製糸条(tIとして
特開昭58−132109号公報に見られる様な限定さ
れた紡糸条件とすることが必要であり、相対粘度3.5
未清のポリアミドに比較して、高タフネス糸が得られる
とはいうものの高強力糸を得るための、好ましい紡糸条
件の許容範囲が狭い。
特開昭58−132109号公報に見られる様な限定さ
れた紡糸条件とすることが必要であり、相対粘度3.5
未清のポリアミドに比較して、高タフネス糸が得られる
とはいうものの高強力糸を得るための、好ましい紡糸条
件の許容範囲が狭い。
−力、通常の産業用線維より611に分子量を高くする
ことなく高強力糸を得る方法として提案されている特開
昭58−130823号公報の場合、ロ紐6表層部の配
向度を線維内層部の配向度よりも低くすることが必須で
あり、多フイラメント化した場合の繊維同志の融着を防
止する必要があり、又、本発明がα図する様な高り7ネ
スを実現できないという問題点をイ1゛シている。
ことなく高強力糸を得る方法として提案されている特開
昭58−130823号公報の場合、ロ紐6表層部の配
向度を線維内層部の配向度よりも低くすることが必須で
あり、多フイラメント化した場合の繊維同志の融着を防
止する必要があり、又、本発明がα図する様な高り7ネ
スを実現できないという問題点をイ1゛シている。
又、特開昭5G−15430号公報、特開昭59−13
0:137号公報、特開昭59−130338号公報、
に見られるゾーン延伸法を利用する方法は、原理的には
、あまりにも延伸速度が低ずぎるという欠点をイrして
いる。
0:137号公報、特開昭59−130338号公報、
に見られるゾーン延伸法を利用する方法は、原理的には
、あまりにも延伸速度が低ずぎるという欠点をイrして
いる。
特開昭57−Grillo号に見られる高伸度ポリアミ
ドは本発明で意図する様な高強力を実現できないという
欠点を有している。
ドは本発明で意図する様な高強力を実現できないという
欠点を有している。
従って、従来の技術、方法では、本発明でα図するI:
T越した繊維物性を示す高強力高タフネスポリアミド繊
維が、得られていない。
T越した繊維物性を示す高強力高タフネスポリアミド繊
維が、得られていない。
さらに、従来の高強力、1:リアミド繊維は、一般に強
力を1゛、げれば」二げる程、乾熱収縮率が高くなり、
’:’t、熱収縮率が5%を越えるものにおいては高4
でのモジュラス低下が大きくなる欠点があり、例えばタ
イヤコード等に使用した場合耐疲労性能が低Fするとい
った問題があり高強力糸本来の特性を活した利用が出来
ないのが実Vであった。
力を1゛、げれば」二げる程、乾熱収縮率が高くなり、
’:’t、熱収縮率が5%を越えるものにおいては高4
でのモジュラス低下が大きくなる欠点があり、例えばタ
イヤコード等に使用した場合耐疲労性能が低Fするとい
った問題があり高強力糸本来の特性を活した利用が出来
ないのが実Vであった。
本発明は、前記の問題点を解決しようとするもので、殊
に、従来全く到達の域にない高強力高タフネスであって
同時に乾熱収縮率の低い特性を兼ね一゛11えた毘くべ
きタフネス特性を有するポリアミド繊維を提供すること
にある。
に、従来全く到達の域にない高強力高タフネスであって
同時に乾熱収縮率の低い特性を兼ね一゛11えた毘くべ
きタフネス特性を有するポリアミド繊維を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段)
L記問題点を解決するだめの手段、即ち本発明は、繊維
自身の相対粘度(96%濃硫酸水溶液中で重合体15度
10mg/m9520℃において測定)が2.3以上、
切断強度が11g/d以上、タフネスインデックスTI
が55.0以上、乾熱収縮率が5.0%以下であること
を特徴とする高強度高強度高タフネスポリアミド繊維で
ある。
自身の相対粘度(96%濃硫酸水溶液中で重合体15度
10mg/m9520℃において測定)が2.3以上、
切断強度が11g/d以上、タフネスインデックスTI
が55.0以上、乾熱収縮率が5.0%以下であること
を特徴とする高強度高強度高タフネスポリアミド繊維で
ある。
本発明のポリアミド繊維の原料たるポリアミドは20℃
、96%の濃硫Fl溶液中で重合体濃度10mg/mf
で測定した相対粘度が少くとも2.3以上、好ましくは
2.3以十、3.8以下特に2.8以上、3.8以下が
生産性を高(維持して、かつ高切断強度高タフネスを得
るために好ましい。
、96%の濃硫Fl溶液中で重合体濃度10mg/mf
で測定した相対粘度が少くとも2.3以上、好ましくは
2.3以十、3.8以下特に2.8以上、3.8以下が
生産性を高(維持して、かつ高切断強度高タフネスを得
るために好ましい。
ポリアミドの!1類としてはたとえばポリカプロラクタ
ム、ポリへキサメチレンアジ/(ミド、ポリへキザメチ
レンセバクアミド、ポリテトラメチレンアジパミドこれ
らのポリアミドのコポリマーおよび1.4−シクロヘキ
サンビス(メチルアミン)とfd吠脂肪族ジカルボ/酸
の縮合性成物を基材としたポリアミド類等がある。ポリ
アミドの種類は限定されないが、特に繊維を構成するポ
リマーの少なくとも60重社%がポリーe−カプラミド
、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリテトラメチレン
アジパミドから選ばれたl!!又は2!1以上であるこ
とが好ましい。
ム、ポリへキサメチレンアジ/(ミド、ポリへキザメチ
レンセバクアミド、ポリテトラメチレンアジパミドこれ
らのポリアミドのコポリマーおよび1.4−シクロヘキ
サンビス(メチルアミン)とfd吠脂肪族ジカルボ/酸
の縮合性成物を基材としたポリアミド類等がある。ポリ
アミドの種類は限定されないが、特に繊維を構成するポ
リマーの少なくとも60重社%がポリーe−カプラミド
、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリテトラメチレン
アジパミドから選ばれたl!!又は2!1以上であるこ
とが好ましい。
これ等のポリアミドには必要に応じて艶消し剤、顔料、
光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染色性
向上剤或はtlff性向上剤を配合することができ、配
合の如何によって本発明の特性に重大な悪影響を与える
もの以外は、全て利用できる。
光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染色性
向上剤或はtlff性向上剤を配合することができ、配
合の如何によって本発明の特性に重大な悪影響を与える
もの以外は、全て利用できる。
本発明のポリアミド繊維を産業用途に用いる場合は、熱
、光、酸素等に対して十分な耐久性を付与する目的でポ
リアミドに酸化防止剤を加えることが好ましい、この酸
化防止剤として銅塩、例えば酢酸鋼、塩化第一銅、塩化
第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、沃化第一銅、フタル
酸銅、ステアリ/酸銅、および各!1g14塩と有機化
合物との錯塩、例えば8−オキシキノリン銅、2−メル
カプトベンゾイミダゾールのsA錯塩、好ましくは沃化
第一銅、酢酸銅、2−メルカプトベンゾイミダゾールの
沃化第一銅錯塩等や、アルカリまたはアルカリ上金属の
ハロゲン化物例えば沃化カリウム、臭化カリウム、塩化
カリウム、沃化ナトリウム、臭化ナトリウム、塩化亜鉛
、塩化カルシウム等や、イ1°機ハロゲン化物、例えば
ペンタヨードベンゼン、ヘキサブロムベンゼン、テトラ
ヨードテレフタル酸、ヨウ化メチレン、トリブチルエチ
ルアンモニウムアイオダイド等や無機および有機リン化
合物、例えばピロリン酸ソーダ、亜リン酸ソーダ、トリ
フェニルホスファイト、9.10−シバ・イドロー1O
−(3’、5’ −ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシ
ベンジル)−9−オキサ−バーフォスフ7フエナンスレ
ンー10−オキサイド等、およびフェノール系抗酸化剤
例えば、テトラキス−〔メチレン−3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト
コ−メタン、1,3.5−トリーメチル−2゜4、O−
)リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネ
ート、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルベンジ
ルリン酸ジエチルエステル等やアミン系抗酸化剤例えば
N。
、光、酸素等に対して十分な耐久性を付与する目的でポ
リアミドに酸化防止剤を加えることが好ましい、この酸
化防止剤として銅塩、例えば酢酸鋼、塩化第一銅、塩化
第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、沃化第一銅、フタル
酸銅、ステアリ/酸銅、および各!1g14塩と有機化
合物との錯塩、例えば8−オキシキノリン銅、2−メル
カプトベンゾイミダゾールのsA錯塩、好ましくは沃化
第一銅、酢酸銅、2−メルカプトベンゾイミダゾールの
沃化第一銅錯塩等や、アルカリまたはアルカリ上金属の
ハロゲン化物例えば沃化カリウム、臭化カリウム、塩化
カリウム、沃化ナトリウム、臭化ナトリウム、塩化亜鉛
、塩化カルシウム等や、イ1°機ハロゲン化物、例えば
ペンタヨードベンゼン、ヘキサブロムベンゼン、テトラ
ヨードテレフタル酸、ヨウ化メチレン、トリブチルエチ
ルアンモニウムアイオダイド等や無機および有機リン化
合物、例えばピロリン酸ソーダ、亜リン酸ソーダ、トリ
フェニルホスファイト、9.10−シバ・イドロー1O
−(3’、5’ −ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシ
ベンジル)−9−オキサ−バーフォスフ7フエナンスレ
ンー10−オキサイド等、およびフェノール系抗酸化剤
例えば、テトラキス−〔メチレン−3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト
コ−メタン、1,3.5−トリーメチル−2゜4、O−
)リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネ
ート、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルベンジ
ルリン酸ジエチルエステル等やアミン系抗酸化剤例えば
N。
N′−ジ−β−ナフチル−p−7エ二レンジアミン、2
−メルカプトベンゾイミダゾール、フェニル−β−す7
チルアミン、N、N’−ジフェニル−p−フェニレンジ
アミン、ジフェニルアミンとアリルケトンとの綜合反応
物、好ましくはヨウ化カリウム、2−メルカプトベンゾ
イミダゾール等がある。
−メルカプトベンゾイミダゾール、フェニル−β−す7
チルアミン、N、N’−ジフェニル−p−フェニレンジ
アミン、ジフェニルアミンとアリルケトンとの綜合反応
物、好ましくはヨウ化カリウム、2−メルカプトベンゾ
イミダゾール等がある。
酸化防止剤はポリアミドの重合工程あるいは−nnチッ
プしたのちチップにまぶして含有させることができる。
プしたのちチップにまぶして含有させることができる。
酸化防止剤の含有量は銅塩は銅として10〜300 P
P間、好ましくは50〜200pp園、他の酸化防止剤
は0.01〜1%、好ましくは0.03〜0.5%の範
囲である。酸化防止剤は好ましくは通常銅塩と他の酸化
防止剤の1社または2杯以上を組合せて使用することが
好ましい。
P間、好ましくは50〜200pp園、他の酸化防止剤
は0.01〜1%、好ましくは0.03〜0.5%の範
囲である。酸化防止剤は好ましくは通常銅塩と他の酸化
防止剤の1社または2杯以上を組合せて使用することが
好ましい。
本発明のポリアミドtamは、相対粘2.3以上好まし
くは2.8以上、3.8以下という通常当業界で使用さ
れている範囲の分子量のポリアミドを用い、繊維の乾熱
収縮率が5.0%以下、好ましくは3%以下であって、
切断強度が1.1g/d以」二で且つ、切断強度×(切
断伸If)!4が55.0(g/d1rI−)以上、好
*しくは60(g/dFマ)、更に好ましくはG5(g
/dv’M)以」二であることに特徴がある。
くは2.8以上、3.8以下という通常当業界で使用さ
れている範囲の分子量のポリアミドを用い、繊維の乾熱
収縮率が5.0%以下、好ましくは3%以下であって、
切断強度が1.1g/d以」二で且つ、切断強度×(切
断伸If)!4が55.0(g/d1rI−)以上、好
*しくは60(g/dFマ)、更に好ましくはG5(g
/dv’M)以」二であることに特徴がある。
従来の高強力ポリアミド繊維は、切断強度を10 g/
d以上、特に11g/d以上にするためには切断伸度を
小さくせざるを得ないため、得られた繊維のタフネスイ
ンデックスとして50.0(g/dFW)が最高のレベ
ルであった。
d以上、特に11g/d以上にするためには切断伸度を
小さくせざるを得ないため、得られた繊維のタフネスイ
ンデックスとして50.0(g/dFW)が最高のレベ
ルであった。
従って、高強力化したわりに、たとえばタイヤコードと
して使用した場合、タイヤコードの寿命が増加しないば
かりか、むしろ高強力化することにより耐疲労性能が低
下するというのが当業界の実伏である。
して使用した場合、タイヤコードの寿命が増加しないば
かりか、むしろ高強力化することにより耐疲労性能が低
下するというのが当業界の実伏である。
本発明は、高強力化し同時にタフネスも従来糸よりはる
かに高いポリアミド繊維であって特に乾熱収縮率が5%
以下であるポリアミド繊維を提供するものである。
かに高いポリアミド繊維であって特に乾熱収縮率が5%
以下であるポリアミド繊維を提供するものである。
さらに本発明の繊維は、小角x!!i1回折による繊維
長周期が100Å以上であることが好ましい。
長周期が100Å以上であることが好ましい。
さらに本発明の繊維は、複屈折率Δnが55×10−5
以上結晶完全度CPIが75%以」二であることが望ま
しい。
以上結晶完全度CPIが75%以」二であることが望ま
しい。
本発明の繊維は従来の高強力ポリアミド繊維においては
見られない、低い乾熱収縮率を示すところに特徴をイr
する。本発明の繊維は乾熱収縮率が5%以下、好ましく
は3%以下である。
見られない、低い乾熱収縮率を示すところに特徴をイr
する。本発明の繊維は乾熱収縮率が5%以下、好ましく
は3%以下である。
ここで乾熱収縮率が5%を越えるものにあっては、t’
:+mでのモジュラスの低下が大きくなり、たとえばタ
イヤコー1′などに使用する場合、耐疲労性能が低下す
るという欠点があり、高強力糸本来の特性を活かした利
用ができない。
:+mでのモジュラスの低下が大きくなり、たとえばタ
イヤコー1′などに使用する場合、耐疲労性能が低下す
るという欠点があり、高強力糸本来の特性を活かした利
用ができない。
本発明の繊維のタフネスインデックスと乾熱収縮率との
関係が、従来の切断性[1’11g/d以上を実現して
いる特開昭58−13f1823号のm維とどのような
関係にあるのかを第1図に示した。図中・印は111間
昭5B−130823号に開示された繊維を示す。
関係が、従来の切断性[1’11g/d以上を実現して
いる特開昭58−13f1823号のm維とどのような
関係にあるのかを第1図に示した。図中・印は111間
昭5B−130823号に開示された繊維を示す。
Q印は本発明の実施例及び比較例で得られた繊維を示す
。第2図から明らかなように、本発明の繊維は、従来の
高強度高タフネスポリアミド繊維では実現されてないよ
うな低い乾熱収縮率、高温での寸法安定性を実現したも
のである。
。第2図から明らかなように、本発明の繊維は、従来の
高強度高タフネスポリアミド繊維では実現されてないよ
うな低い乾熱収縮率、高温での寸法安定性を実現したも
のである。
本発明繊維の繊維自身の相対粘度は2.3以上、好まし
くは2.3以上、3.8以下、更に好ましくは2.8以
上、3.8以下である。
くは2.3以上、3.8以下、更に好ましくは2.8以
上、3.8以下である。
ここでポリアミド繊維自身の相対粘度が3.8を越える
と溶融紡糸において紡糸速度を極端に低くLs紡糸ヘッ
ドの耐圧も高くする必要が生じるため工業的には生産性
の面で好ましくない。
と溶融紡糸において紡糸速度を極端に低くLs紡糸ヘッ
ドの耐圧も高くする必要が生じるため工業的には生産性
の面で好ましくない。
一方、ポリアミドの相対粘度が2.3未溝となると切断
!1度を11g/d以上とすることが困難であるので高
111!度なポリアミド繊維を得ることができない。
!1度を11g/d以上とすることが困難であるので高
111!度なポリアミド繊維を得ることができない。
本発明繊維は、切断強度がI!g/d以上、タフネスイ
ンデックスTIが55.0である。
ンデックスTIが55.0である。
ここで、切断強度が11 ff/d以上で、タフネスイ
ンデックスが55.og/dF7未清である場合、従来
の10g/dクラスの高強力ポリアミド繊維と比較して
例えばタイヤコードとして用いる場合高強力化によるタ
イヤ寿命の増加及びタイヤの軽flt化を実現できない
。
ンデックスが55.og/dF7未清である場合、従来
の10g/dクラスの高強力ポリアミド繊維と比較して
例えばタイヤコードとして用いる場合高強力化によるタ
イヤ寿命の増加及びタイヤの軽flt化を実現できない
。
切断強度が11 g/d未溝で、タフネスインデックス
が55.og/d(”;i−以上である場合、例えばタ
イヤコードとして用いる場合、新たなタイヤの特化性を
実現できる可能性かうすい。従って、産業にの利用賃義
を考えると、本発明の繊維は切断強度が11g/d以上
で、タフネスインデックスが55.og/dFi以上で
あることが好ましく、更に切断強度が11.5g/d以
上、タフネスインデックスがeo、og/a[であるこ
とが特に好ましい。
が55.og/d(”;i−以上である場合、例えばタ
イヤコードとして用いる場合、新たなタイヤの特化性を
実現できる可能性かうすい。従って、産業にの利用賃義
を考えると、本発明の繊維は切断強度が11g/d以上
で、タフネスインデックスが55.og/dFi以上で
あることが好ましく、更に切断強度が11.5g/d以
上、タフネスインデックスがeo、og/a[であるこ
とが特に好ましい。
本発明の繊維は小角X線回折による繊維長周期が100
A以上更に好ましくは105A以上であることが好まし
いが、100A未膚であると繊維の強力及びタフネスの
向上を受けもつ、結晶と結晶の間をつなぐタイ分子の割
合が減少し、切断強度11 g/d以上、タフネスイン
デックス55.0g/dJ以上を清足させることが困難
になってくる。
A以上更に好ましくは105A以上であることが好まし
いが、100A未膚であると繊維の強力及びタフネスの
向上を受けもつ、結晶と結晶の間をつなぐタイ分子の割
合が減少し、切断強度11 g/d以上、タフネスイン
デックス55.0g/dJ以上を清足させることが困難
になってくる。
更に、本発明の繊維は複屈折率Δnが55.OX 10
−3以上、結晶完全開CPIが75%以上であることが
好ましい。
−3以上、結晶完全開CPIが75%以上であることが
好ましい。
複屈折率Δnが55.0X10−’未溝であると、切断
強度11.0g/d以上を保持することが困難で、12
.0g/d以上の切断強度の実現は至難である。同時に
結晶完全開CPIが75%未満であるとタフネスインデ
ックスを55.0 g/d5以上、特ニ60.0 g/
dv”’N以上トすることか困難である。
強度11.0g/d以上を保持することが困難で、12
.0g/d以上の切断強度の実現は至難である。同時に
結晶完全開CPIが75%未満であるとタフネスインデ
ックスを55.0 g/d5以上、特ニ60.0 g/
dv”’N以上トすることか困難である。
本発明にかかわる高強度高タフネスポリアミド繊維は、
例えば、次の方法によって製造することができる。
例えば、次の方法によって製造することができる。
即ち、その代表的製造方法は、まず相対粘度が2.3以
上のポリアミドを溶融紡糸し、紡糸口金直下の雰囲気を
高温の不活性気体でシールした後、常法に従い紡出糸条
を冷却し、次いで油剤を付与し、未延伸糸条の複屈折率
がt3xto−’以下、好ましくは7 X 10 ”’
以下となる条件で紡出糸条を引き取り複屈折率が13X
10−’以下、好ましくは7X10−’以下の未延伸糸
を得る。
上のポリアミドを溶融紡糸し、紡糸口金直下の雰囲気を
高温の不活性気体でシールした後、常法に従い紡出糸条
を冷却し、次いで油剤を付与し、未延伸糸条の複屈折率
がt3xto−’以下、好ましくは7 X 10 ”’
以下となる条件で紡出糸条を引き取り複屈折率が13X
10−’以下、好ましくは7X10−’以下の未延伸糸
を得る。
次に、−■巻取ることなく引き続き延伸熱処理する。
紡糸口金直下を加熱した不活性気体でシールすることに
より、未延伸糸のムラを小さい吠面に維持してかつ、低
配向度の未延伸糸を製造することが容易になる。
より、未延伸糸のムラを小さい吠面に維持してかつ、低
配向度の未延伸糸を製造することが容易になる。
不活性気体としては、特に限定するものではないが、ス
チーム、Nuガス、CO,ガスなどが例示されるが、安
全上あるいはコストの面から加熱スチームが最も好まし
く用いられる。
チーム、Nuガス、CO,ガスなどが例示されるが、安
全上あるいはコストの面から加熱スチームが最も好まし
く用いられる。
紡糸油剤として、非水系の油剤が好ましい。
これは、非水系油剤を用いた方が水系油剤よりも糸条の
昇温効率が高くできるためである。
昇温効率が高くできるためである。
次に、引き取られた未延伸糸を未延伸糸第1供給ローラ
ーと未延伸糸供給第20−ラーとの間で、20%未満の
プレドラフトをかける。プレドラフトが20%を越える
と未延伸糸の塑性変形が起りやすくなり、以後の延伸が
非常に不安定化する。
ーと未延伸糸供給第20−ラーとの間で、20%未満の
プレドラフトをかける。プレドラフトが20%を越える
と未延伸糸の塑性変形が起りやすくなり、以後の延伸が
非常に不安定化する。
従って20%未満のプレドラフトをフィラメント数、全
繊度に応じて最も未延伸糸供給ローラー上での糸条走行
吠面を均一に引きそろえられる売件に設定することが必
要である。プレドラフトを全く付与しない場合、未延伸
糸のフィラメント相互の配列の均一性を維持することが
困難になるため、延伸の安定性の確保が困難になる。
繊度に応じて最も未延伸糸供給ローラー上での糸条走行
吠面を均一に引きそろえられる売件に設定することが必
要である。プレドラフトを全く付与しない場合、未延伸
糸のフィラメント相互の配列の均一性を維持することが
困難になるため、延伸の安定性の確保が困難になる。
プレドラフトをかけて引きそろえられた未延伸糸を加熱
した未延伸糸供給第20−ラーと100℃以上に加熱し
た第1段延伸ローラーとの間に高4加圧蒸気噴出ノズル
を設け、200℃以上に加熱した過加熱水蒸気を噴出さ
せることにより全延伸倍率の50%以上の第1段延伸を
行う。未延伸糸供給第20−ラーの温度は、ローラー上
で未延伸糸の後のびが発生して未延伸糸の走行吠歯が不
安定化しない範囲に温度を抑える必要がある。従って、
未延伸糸供給第20−ラーの温度は100°C未満にす
る必要がある。又、未延伸糸供給第20−ラーを一定温
度に加熱しない場合、雰囲気温Ifvの外乱の影響を受
けて以後の延伸が不安定化する。
した未延伸糸供給第20−ラーと100℃以上に加熱し
た第1段延伸ローラーとの間に高4加圧蒸気噴出ノズル
を設け、200℃以上に加熱した過加熱水蒸気を噴出さ
せることにより全延伸倍率の50%以上の第1段延伸を
行う。未延伸糸供給第20−ラーの温度は、ローラー上
で未延伸糸の後のびが発生して未延伸糸の走行吠歯が不
安定化しない範囲に温度を抑える必要がある。従って、
未延伸糸供給第20−ラーの温度は100°C未満にす
る必要がある。又、未延伸糸供給第20−ラーを一定温
度に加熱しない場合、雰囲気温Ifvの外乱の影響を受
けて以後の延伸が不安定化する。
加熱された未延伸糸供給第20−ラーと第1段延伸[l
−ラーとの間に過熱水蒸気噴出ノズルを設置して過加熱
水蒸気を噴出させることにより第1段延伸を行う。
−ラーとの間に過熱水蒸気噴出ノズルを設置して過加熱
水蒸気を噴出させることにより第1段延伸を行う。
このようにして高度に延伸され、かつ、十分な伸度、例
えば切断伸度が40%以上を存するような第1段延伸糸
が得られる。
えば切断伸度が40%以上を存するような第1段延伸糸
が得られる。
第1段延伸された糸条は、更に100℃以上に加熱され
た第1段延伸ローラーと150℃以上に加熱された第2
段延伸ローラーとの間に、ヒーターの糸条人口側よりも
糸条出口側の方が糸条昇温能力が高くなるような温度勾
配を付与した非接触ヒーターを設けてm2段延伸を行う
。
た第1段延伸ローラーと150℃以上に加熱された第2
段延伸ローラーとの間に、ヒーターの糸条人口側よりも
糸条出口側の方が糸条昇温能力が高くなるような温度勾
配を付与した非接触ヒーターを設けてm2段延伸を行う
。
以」二のようにして高度に分子鎖を伸長せしめたポリア
ミド繊維を3〜15%の緩和熱処理を行い巻きとる。こ
のポリアミド繊維の切断強度は12g/d以上、更に好
ましくは13 g/d以上であることが好ましい。
ミド繊維を3〜15%の緩和熱処理を行い巻きとる。こ
のポリアミド繊維の切断強度は12g/d以上、更に好
ましくは13 g/d以上であることが好ましい。
このようにして得られた高強度で分子鎖が高度に配向し
たポリアミドl帷を80℃以上のスチームで自由端処理
することにより得られる。たとえば150℃のスチーム
で20秒自由端処理を行えば、本発°明の繊維が得られ
る。
たポリアミドl帷を80℃以上のスチームで自由端処理
することにより得られる。たとえば150℃のスチーム
で20秒自由端処理を行えば、本発°明の繊維が得られ
る。
本発明のポリアミド繊維の単糸デニールは10デニール
以下、0.5デニ一ル以上であることが最も好ましい。
以下、0.5デニ一ル以上であることが最も好ましい。
本発明のta維は、ゴム等の補強用に供するときは、通
常マルチフィラメントの形態で用いられるが、本発明の
繊維の用途は格別l1111!l!されるものでハfi
< 、従って&l維の形態も、ロービングヤ−7、ス
フ、チyyプストランド等であっても良い。
常マルチフィラメントの形態で用いられるが、本発明の
繊維の用途は格別l1111!l!されるものでハfi
< 、従って&l維の形態も、ロービングヤ−7、ス
フ、チyyプストランド等であっても良い。
(実施例)
以下、実施例によって本発明を詳述するが、本発明の評
価に用いた特性及び測定方法は次の通りである。
価に用いた特性及び測定方法は次の通りである。
く相対粘度の測定法〉
96.3±0 、1 in i□【%試薬特級Q硫酸中
に重合体濃度が10mg/meになるように試料を溶解
させてサンプル溶液を調整し、20℃±0.05°Cの
i!度で氷落下秒数6〜7秒のオストヮルド枯度J1を
用い、溶液相対粘度を測定する。測定に際し、同一の粘
度計を用い、サンプル溶液を調整した時と同じWl酸2
0 m eの落下時間To(抄)と、サンプル溶液20
mff1の落下時間T+C秒)の比より、相対&Ii度
RVを右記の式を用いて算出する。 RV =
T、 / T。
に重合体濃度が10mg/meになるように試料を溶解
させてサンプル溶液を調整し、20℃±0.05°Cの
i!度で氷落下秒数6〜7秒のオストヮルド枯度J1を
用い、溶液相対粘度を測定する。測定に際し、同一の粘
度計を用い、サンプル溶液を調整した時と同じWl酸2
0 m eの落下時間To(抄)と、サンプル溶液20
mff1の落下時間T+C秒)の比より、相対&Ii度
RVを右記の式を用いて算出する。 RV =
T、 / T。
く複屈折率(Δn)の測定法〉
二コン偏光顕微鏡P OII型ライフ社べ!ノックコン
ペンセーターを用い、光源用起動装置(東芝5LS−8
−13型)を用いた(Na光源)。試料は20℃、65
%RIfの恒温恒湿下に24時間放置したものを用いる
。5〜G−一長の繊維軸に対し45度の角度に切断した
試料を、切断面を上にして、スライドグラス上にθせる
。試料スライドグラスを回転α吻合にのせ、試料が偏光
子に対して45度になる様、回転α吻合を回転させて調
節し、アナライザーを挿入し暗視界とした後、コンペン
セーターを?30にして縞数を数える(n個)。フンベ
ンセーターを右ネジ方向にまわしで試料が最初に暗くな
る点のコ/ぺ/セーターの目盛a1コ/べ/セーターを
左ネジ方向にまわして試料が最初に一番暗くなる点のコ
ンペンセーターのrI盛すを測定した後(いずれも1/
10[l盛まで読む)、コンペンセーターを30にもど
してアナライザーをはずし、試料の直径dを測定し、下
記の式にもとづき複屈折率(Δn)を算出する(?lI
+定数20個の平均値)。
ペンセーターを用い、光源用起動装置(東芝5LS−8
−13型)を用いた(Na光源)。試料は20℃、65
%RIfの恒温恒湿下に24時間放置したものを用いる
。5〜G−一長の繊維軸に対し45度の角度に切断した
試料を、切断面を上にして、スライドグラス上にθせる
。試料スライドグラスを回転α吻合にのせ、試料が偏光
子に対して45度になる様、回転α吻合を回転させて調
節し、アナライザーを挿入し暗視界とした後、コンペン
セーターを?30にして縞数を数える(n個)。フンベ
ンセーターを右ネジ方向にまわしで試料が最初に暗くな
る点のコ/ぺ/セーターの目盛a1コ/べ/セーターを
左ネジ方向にまわして試料が最初に一番暗くなる点のコ
ンペンセーターのrI盛すを測定した後(いずれも1/
10[l盛まで読む)、コンペンセーターを30にもど
してアナライザーをはずし、試料の直径dを測定し、下
記の式にもとづき複屈折率(Δn)を算出する(?lI
+定数20個の平均値)。
Δn =: V / d
(rニレターデーシコン r:nJo+e)λo=58
13mμ ε:947社のコンペンセーターの説明書のC/ 10
000とiより求める。)i=(a−b)(:+ンベ7
セーターの読みの差)く小角XI!i1回折による繊維
長周期の測定法〉小角X線散乱バター7の測定は、例え
ば理学電機社製x4!;!発生装置(RU −3Ifヤ
)を用いて行す’)*’1f112ニハ管電圧45KV
、’17ft2流70mA。
13mμ ε:947社のコンペンセーターの説明書のC/ 10
000とiより求める。)i=(a−b)(:+ンベ7
セーターの読みの差)く小角XI!i1回折による繊維
長周期の測定法〉小角X線散乱バター7の測定は、例え
ば理学電機社製x4!;!発生装置(RU −3Ifヤ
)を用いて行す’)*’1f112ニハ管電圧45KV
、’17ft2流70mA。
銅対113W1. ニッケルフィルターで単色化した
CuKa(λx = J、54J8人)を使用する。サ
ンプルボルダ−に繊維試料を単糸どうしが互いに平行に
なるように取り付ける。試料の厚さは0.5〜1.01
位になるようにするのが適当である。この平行に配列し
た繊維の繊維軸に垂直にXSaを入q1させ試料Wと3
00−■の位置に装着したXf;Iフィルムに写った小
角散乱パターンから繊維長周期を算出した。
CuKa(λx = J、54J8人)を使用する。サ
ンプルボルダ−に繊維試料を単糸どうしが互いに平行に
なるように取り付ける。試料の厚さは0.5〜1.01
位になるようにするのが適当である。この平行に配列し
た繊維の繊維軸に垂直にXSaを入q1させ試料Wと3
00−■の位置に装着したXf;Iフィルムに写った小
角散乱パターンから繊維長周期を算出した。
小角X線散乱パターンから散乱角度2aを読みとり、(
7)式に従い、繊維長周期を算出する。(第2図(A)
、(B)参照) 〈繊維およびコードの強伸度特性のlff1ll定法〉
JIS−L1017の定義による。試料をカセ状にとり
、20℃、65%RIIの温湿度:J4節された部屋で
24時間放置後、′テンシロン”UTM−4L型引張試
験機〔東洋ボールドウィン■製〕を月1い、試長20
cm 、引張速度201/分で測定した。
7)式に従い、繊維長周期を算出する。(第2図(A)
、(B)参照) 〈繊維およびコードの強伸度特性のlff1ll定法〉
JIS−L1017の定義による。試料をカセ状にとり
、20℃、65%RIIの温湿度:J4節された部屋で
24時間放置後、′テンシロン”UTM−4L型引張試
験機〔東洋ボールドウィン■製〕を月1い、試長20
cm 、引張速度201/分で測定した。
初期モジュラスは、S−S曲線の原点付近の最大勾配よ
り算出した。各特性値の算出に関し、少なくとも5本の
フィラメント、好店には10〜20本のフィラメントに
ついて測定したものを平均して得られる。
り算出した。各特性値の算出に関し、少なくとも5本の
フィラメント、好店には10〜20本のフィラメントに
ついて測定したものを平均して得られる。
く単糸デニール〉
J l5−L1073(1077)に従って測定。
〈乾熱収縮率〉
160℃でJ l5−Ll 073(1977)に従っ
て測定。
て測定。
く比 重〉
トルエンと四塩化炭素よりなる密度勾配管を作成し、3
0℃±0.1℃に調温された密度勾配管中に十分に脱泡
した試料を入れ、5時間放置後の密度勾配管中の試料位
置を、密度勾配の目盛りで読みとった値を、標準ガラス
フロートによる密度勾配管ロ盛〜比市キャリプレーシ黛
ノグラフから比重値に換算する。n=4で測定。比重値
は脇則として小数点以下4桁まで読む。
0℃±0.1℃に調温された密度勾配管中に十分に脱泡
した試料を入れ、5時間放置後の密度勾配管中の試料位
置を、密度勾配の目盛りで読みとった値を、標準ガラス
フロートによる密度勾配管ロ盛〜比市キャリプレーシ黛
ノグラフから比重値に換算する。n=4で測定。比重値
は脇則として小数点以下4桁まで読む。
く見掛けの結晶サイズ: AC3>
AC3は子午線回折曲線の半価°「11より5cher
rerの式を用いて算出。
rerの式を用いて算出。
5charrarの式は次式で表わされる。
本発明の実施例において用いたX線は、管電圧45KV
、管電流70 m A s銅対陰極、Niフィルター、
波長1.5418人であり、ディフラクトメーターとし
て理学電気社製のS G −72C%ゴニオメーター1
Xt!1!発生!5置としてローターフレックスRU
−311型を使用した。詳細にはり、IC,アレキサン
グー著「高分子のxf11回折」下巻、化学同人出版を
参照。
、管電流70 m A s銅対陰極、Niフィルター、
波長1.5418人であり、ディフラクトメーターとし
て理学電気社製のS G −72C%ゴニオメーター1
Xt!1!発生!5置としてローターフレックスRU
−311型を使用した。詳細にはり、IC,アレキサン
グー著「高分子のxf11回折」下巻、化学同人出版を
参照。
く結晶完全開:CPI>
結晶完全開の測定は、AC32111定から得られるX
線回折強度をmいる。結晶完全開(CPI)を求めるた
めに、Dlsmorと5thttonの方法を用いる。
線回折強度をmいる。結晶完全開(CPI)を求めるた
めに、Dlsmorと5thttonの方法を用いる。
高角度側の面間隔d高角と低角度側の面間隔d低角とか
ら次式 によって与えられ、ここでAはナイロン6の場合は、(
)、21、ナイロン66の場合は0.180である。
ら次式 によって与えられ、ここでAはナイロン6の場合は、(
)、21、ナイロン66の場合は0.180である。
各面の面間隔は、AC8を求める場合に測定された各面
の回折角度θを用いて、下記の式で求められる。
の回折角度θを用いて、下記の式で求められる。
くディスク疲労の測定法〉
通n°のディスク疲労試験機を用い、ディップコードを
埋め込んで加硫して作成した試験片をセットし、圧縮比
12.5%、伸長比6.3%のドに250 Orpmの
速度で48時間回転による強ルJ疲労を与えた後、ディ
ップコードをゴムから取出して残留強力を測定した。
埋め込んで加硫して作成した試験片をセットし、圧縮比
12.5%、伸長比6.3%のドに250 Orpmの
速度で48時間回転による強ルJ疲労を与えた後、ディ
ップコードをゴムから取出して残留強力を測定した。
尚、以下実験例中、r部」及び「%」は特記しない限り
「重量部」及び「重量%」を示ず。
「重量部」及び「重量%」を示ず。
く実験例〉 実施例1〜5.比較例1〜3第1表に示す
相対粘度のポリアミドを原料とし、同表に示す条件で紡
糸を行ない、同表に示す複屈折率Δnの未延伸糸を得た
。
相対粘度のポリアミドを原料とし、同表に示す条件で紡
糸を行ない、同表に示す複屈折率Δnの未延伸糸を得た
。
得られたそれぞれの未延伸糸を第2表及び第3表に示す
延伸条件で延伸し、第3表に示す糸質の延伸糸を得た。
延伸条件で延伸し、第3表に示す糸質の延伸糸を得た。
かくして得られた延伸糸をそれぞれ150”Cのスチー
ムで20秒間自山端伏区で加熱処理を行なった。ここで
得られたそれぞれの延伸糸の糸質を第4表に示す。
ムで20秒間自山端伏区で加熱処理を行なった。ここで
得られたそれぞれの延伸糸の糸質を第4表に示す。
第 1 表
表中、実は実施例、 比(言比較伜1
第 2 表
連続工程、本は紡糸引取速度に阜することを示1゛。
次いで第4表に示す実施例5と比較例2で得られたヤー
7にそれぞれ37T/10cmの上撚及び下を然をかけ
の2本撚りコードとなした。
7にそれぞれ37T/10cmの上撚及び下を然をかけ
の2本撚りコードとなした。
こうして得られた生コート′を、レゾルシ/−ポルマリ
ン・ラテックス液よりなるナイロン6ディップ液中に浸
漬し、次いで120℃で2分間、1.5%のストレッチ
の下に熱風乾燥した。
ン・ラテックス液よりなるナイロン6ディップ液中に浸
漬し、次いで120℃で2分間、1.5%のストレッチ
の下に熱風乾燥した。
引き続いてホットストレッチゾーンに4人し、200℃
の加熱空気中で7%ホットストレッチした後、更に定長
下200℃の加熱空気中で36秒間熱処理を行って、デ
ィップコードをWJ造した。
の加熱空気中で7%ホットストレッチした後、更に定長
下200℃の加熱空気中で36秒間熱処理を行って、デ
ィップコードをWJ造した。
本製造例による生フード及びディップコードの特性は第
5表に示す通りであった。
5表に示す通りであった。
本発明で得たディップコードは、比較例で得たディップ
コードに比べて、著しく強力が向上するとともに、寸法
安定性のメジャーである乾熱収縮率も小さく、ディスク
疲労試験での耐疲労性が優れている。
コードに比べて、著しく強力が向上するとともに、寸法
安定性のメジャーである乾熱収縮率も小さく、ディスク
疲労試験での耐疲労性が優れている。
第5表
(発明の効果)
本発明のポリアミド繊維は第4表から明らかな様に、従
来の高強力ポリアミド繊維に比べて卓越した繊維物性を
示している。
来の高強力ポリアミド繊維に比べて卓越した繊維物性を
示している。
すなわち本発明で得られるポリアミド繊維は切断強度が
11[/d以上で、タフネスインデックスが55.0以
上と優れた値を示し、かつ乾熱収縮率が従来の高強度、
高タフネスta維には見られない5%以下の低収縮率を
示す。
11[/d以上で、タフネスインデックスが55.0以
上と優れた値を示し、かつ乾熱収縮率が従来の高強度、
高タフネスta維には見られない5%以下の低収縮率を
示す。
又本発明のポリアミドは前述の実施例から明らかな様に
タイヤコードとして評価をした場合、優れた耐疲労性を
示す。
タイヤコードとして評価をした場合、優れた耐疲労性を
示す。
本発明のポリアミド繊維は、特にその用途を限定するも
のではないが、この繊維は、ゴl−類の補強用として優
れた接着性をイ「シ、さらに、ミシン糸、タイプライタ
−リボン、コンピューターリボン、11−プ、テント用
布帛に好適である。
のではないが、この繊維は、ゴl−類の補強用として優
れた接着性をイ「シ、さらに、ミシン糸、タイプライタ
−リボン、コンピューターリボン、11−プ、テント用
布帛に好適である。
第1図は本発明繊維のタフネスインデックスと乾熱収縮
率との関係を示す図であり斜線部分は本発明の範囲を示
す。
率との関係を示す図であり斜線部分は本発明の範囲を示
す。
Claims (5)
- (1)繊維自身の相対粘度(96%濃硫酸水溶液中で重
合体濃度10mg/ml、20℃において測定)が2.
3以上、切断強度が11g/d以上、タフネスインデッ
クスTIが55.0以上、乾熱収縮率が5.0%以下で
あることを特徴とする高強度高タフネスポリアミド繊維
。 但し、タフネスインデックスTIは下記 (1)式から算出される。 Ti=DT×√DE−−−−(1) ここでDTは切断強度であり単位は (g/d)で表す。 DEは切断伸度であり単位は(%)で表す。 - (2)繊維自身の相対粘度が3.8以下である特許請求
の範囲第1項記載の高強度高タフネスポリアミド繊維。 - (3)ポリアミドの少なくとも60重量%がポリカプロ
アミド、ポリヘキサメチレンアジパミド又はポリテトラ
メチレンアジパミドからなる特許請求の範囲第1項又は
第2項記載の高強力高タフネスポリアミド繊維。 - (4)ポリアミド繊維の小角X線回折による繊維長周期
が100Å以上である特許請求の範囲第1項乃至第3項
のいずれかに記載の高強力高タフネスポリアミド繊維。 - (5)ポリアミド繊維の複屈折率Δnが55×10^−
^3以上、結晶完成度CPIが75%以上である特許請
求の範囲11第1項乃至第4項のいずれかに記載の高強
力高タフネスポリアミド繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24680085A JPS62110910A (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 高強度高タフネスポリアミド繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24680085A JPS62110910A (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 高強度高タフネスポリアミド繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62110910A true JPS62110910A (ja) | 1987-05-22 |
Family
ID=17153865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24680085A Pending JPS62110910A (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 高強度高タフネスポリアミド繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62110910A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5077124A (en) * | 1989-10-20 | 1991-12-31 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Low shrinkage, high tenacity poly (hexamethylene adipamide) yarn and process for making same |
US5104969A (en) * | 1989-10-20 | 1992-04-14 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Low shrinkage, high tenacity poly(epsilon-caproamide) yarn and process for making same |
US5106946A (en) * | 1989-10-20 | 1992-04-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | High tenacity, high modulus polyamide yarn and process for making same |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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