JPS6316431Y2 - - Google Patents

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JPS6316431Y2
JPS6316431Y2 JP1982012284U JP1228482U JPS6316431Y2 JP S6316431 Y2 JPS6316431 Y2 JP S6316431Y2 JP 1982012284 U JP1982012284 U JP 1982012284U JP 1228482 U JP1228482 U JP 1228482U JP S6316431 Y2 JPS6316431 Y2 JP S6316431Y2
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
side wall
waterproof sheet
board
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JP1982012284U
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JPS58114342U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は長方形状の化粧面を有する主体を金属
薄板で成形し、その背面に断熱材を充填し、この
断熱材の長手方向の露出面を防水シートで被覆し
て一体に形成したサイデイングボード(以下、単
にボードという)に関する。
従来から使用されているボードは第1図に示す
ような構造になつていた。すなわちボードの連結
部において、表面材が直接胴縁等に接触するた
め、表面材が熱橋となつて断熱材の低下を招いた
り、ボードの連結構造が表面材のみで形成さてい
るため、変形等により防水性、結合力に欠ける欠
点があつた。さらに、従前のボードでは、雄型連
結部側の裏面材の木口が外気に通じる構造となつ
ているため、この部分から結露水、漏洩した雨み
す等が裏面材の組織内に吸水、吸湿され、それに
よつて、裏面材のフクレ、カブレ、腐食による性
能の劣化、および強度の低下を招くおそれがあつ
た。また、従来のこの種ボードの連結部において
は、裏面材が連結部分に端面を直接に露出して介
在する構造となるため、前記したような水分が貯
留し易くなり、連結部構成材を腐食したり、変
質、変形させるようなことが多々あつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、ボー
ドの雄、雌型連結部の断面構造を改善すると共
に、裏面材の長手方向の側端面からの吸水、吸湿
性を防止したボードを提案するものである。
以下に図面を用いて本考案に係るボードの一実
施例について詳細に説明する。第2図において、
1は主体で金属薄板(平板、エンボス加工板)、
例えばカラー鋼板、ステンレス板、銅板、アルミ
ニウム板等の1種を素材とするものである。ま
た、主体1の形状は第3図a,bに示すように長
方形状の化粧面2とその長手方向の両端縁を第3
図aに示すように垂直、またb図に示すように傾
斜した側壁3,4とから凹状部5を形成し、その
左右端縁に雄型連結部6と雌型連結部7とをそれ
ぞれに形成したものである。さらに詳説すると、
雄型連結部6は側壁3の下端縁を外側方に突出し
て差込縁8を形成し、その先端を上はぜ状に屈曲
して舌片9を設けたものである。また、雌型連結
部7は側壁4の下端を内側方に水平に突出し、再
び屈曲して外側方へ延ばしてほぼ壷状断面に係合
溝10を形成し、この係合溝10の開口端末10
aを水平方向に突出して延長部11を設け、必要
により延長部11の途中に突条12と先端に舌片
13を形成したものである。なお、開口端末10
aは側壁4からΔGだけ外側方に離れたところに
位置し、開口端末10aの先端を係合溝10の内
部下縁10bよりΔhだけ高くしたものである。
これは、第4図に示すようにボードを連結した際
に連結部内に空間19を確実に形成し、空間19
を雨水の排水路として利用し、かつ毛細管現象を
阻止し、防水性を強化すると共に、後述する断熱
材14のバツクアツプ効果により、雌型連結部7
の変形を阻止することと共働して、連結構造に弾
力性を与え、結合力が向上する。なお、Δhは、
化粧面2から延長部11までの高さh1が側壁3の
高さh2とほぼ同じか、幾分大きい程度となるよう
に設定するものである。14は断熱材で防水材、
接着剤、パツキング材、クツシヨン材、バツクア
ツプ材、および裏打材として機能するものであ
り、前記主体1の凹状部5に充填すると共に、差
込縁8の背面、および延長部11の背面より下方
にΔlの幅を除いてHだけ突出した膨出部14a
とから形成したものである。なお、膨出部14a
は断熱材14と同時に、もしくは別体で結果的に
一体に形成するものであり、図においては同一物
で一挙に形成したものであるが便宜上斜線で区分
して示したものである。また、上記Δlの領域は
窪み部15であり、差込縁8の長さl1と係合溝1
0の最奥から延長部11のの側端までの距離l2
の相対関係によつて定まるものである。前記断熱
材14の素材としては、ポリウレタンフオーム、
ポリイソシアヌレートフオーム(フエノール変
性、ウレタン変性を含む)、ポリスチレンフオー
ム、ポリエチレンフオーム、フエノールフオーム
単体、およびこれらフオーム内に鉱物繊維(ガラ
ス繊維、アスベスト繊維、ロツクウール)、炭素
繊維、メタル繊維、パーライト粒、シラスバルー
ン、バーミキユライト、ガラスビーズ等を添加し
たフオーム等である。なお、この種添加物の配合
比は目的により異なるが、例えばフオーム原料
100重量部に対し、約5〜200重量部程度添加した
フオーム等も含むものである。さらに断熱材14
は成形体、もしくは原料状態で主体1の凹状部5
に供給し、経時的に発泡と接着を同時に行うよう
な物質が最適である。16は防水シートで少なく
とも断熱材14の背面と1側面を被覆するもので
ある。しかも、外気と接触する表面には防水処理
が施されていることが好ましい。これは建築、構
築物の構造によりボードの断熱性に拘らず結露水
が発生することがあり、これが防水シート16に
貯留せずに直ちに流下するからである。もし、防
水シート16の裏面に水分が貯留したりすると、
防水シート16自体はもちろん、これと接触して
いるその他の構成材を腐食させたり、変質、変形
させたりすることが多く、この種部分の耐久性を
大幅に低下せしめるおそれがあるのでこれを阻止
するためである。防水シート16の素材としては
防水処理されたアスベスト紙、またはクラフト
紙、合成樹脂シート、アスフアルトフエルト、金
属箔(Al,Fe,Pb)、およびこれらの2種以上
をラミネートしたシート状物等からなるものであ
る。また、防水シート16の端部の木口、特に雄
型連結部6側の木口16aは外部に露出しないよ
うにする。すなわち、、第1図に示すように、防
水シート16の端部を側壁3と断熱材14との中
間に配設するようにしたり、図示しないが防水シ
ート16の端部を下はぜ状に二重折りしたりす
る。このため、防水シート16の木口16aから
の吸水がなく、膨脹(ふくれ)することがない。
次に施工例につき説明する。
まず第4図に示すように支持材、例えば胴縁1
7上にボードA1の雌型連結部7を釘18で固定
し、次にボードA2の雄型連結部6の差込縁8を
係合溝10に嵌挿し、次に、他端の雌型連結部7
(図示せず)を釘18で胴縁17に固定する。こ
のようにして形成したボードA1、ボードA2の連
結部ではボードA1の延長部11、舌片13によ
りボードA2の差込縁8とボードA1の係合溝10
の内部上縁10cとが弾力下で接触し、かつ、舌
片9を上はぜ状に形成しているため、差込縁8と
内部上縁10cがほぼ面状に接触し、防水性、結
合力が大幅に向上する。また、差込縁8と内部上
縁10c間での毛細管現象により侵入した雨水、
および結露水は空間19により流下、排出される
ため、より防水性が強化される。しかも、ボード
A2の防水シート16の木口16aは露出してい
ないため、空間19を流下する雨水とは一切接す
ることがないため、吸水、吸湿による膨脹を防止
することができる。その上、延長部11下には断
熱材14が存在し、下地と接触していないため熱
橋となり得ず、断熱性が低下することを防止する
ことができ、断熱材14の断熱性を十分に活用す
ることができる。
以上説明したのは本考案に係るボードの一実施
例にすぎず、第5図a〜cに示すように形成する
こともできる。すなわち、a図は側壁3の下端縁
を内側方に水平に突出(約5〜20mm)し、再び外
側方に突出して挟持用の突起部20を設け、この
突起部20の上面に防水シート16の側端部、所
謂長手方向の端部を存在させ、かつ、他側端部を
延長部11の背面に一部屈曲して一体に固着した
ボードである。また、b図は差込縁8の途中に下
方に向けた突条21を設け、この突条21を防水
シート16の木口16aの防水被覆構造として作
用させ、他端に防水コーキング材22を施したボ
ードを示すものである。さらに、c図は防水シー
ト16の側端面を二重に屈曲し、その側端面を断
熱材14で被覆したボードを示すものである。そ
の他、図示しないが、延長部11の下縁の膨出部
分に周知の耐火材を高密度に分布したボードとす
ることもできる。
上述したように本考案に係るボードによれば、
雌型連結部の係合溝を特殊な断面形状としたた
め、連結部に対して十分な気密性、断熱性、施工
性、耐振性を付与すると共に、結合力の強化を図
つた特徴がある。また、連結部からの万一の雨水
の漏洩、もしく結漏水が生じても連結部内の空間
が排水路となり、速やかに流下、排水し、ボード
の裏面にまで侵入するのを防止することができ、
構成材の腐食、あるいは発錆を防止することがで
きる。しかも防水シートの雄型連結部側の木口は
露出していないため防水シートが吸湿、吸水した
り、膨脹(ふくれ)したりすることがない。さら
に、延長部は胴縁等に接触しないため、熱橋の形
成を阻止し、断熱材の断熱性を十分に活用するこ
とができる。等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来から使用されているサイデイング
ボードを示す斜視図、第2図は本願考案に係るサ
イデイングボードの一実施例を示す斜視図、第3
図a,bは本願考案に係るサイデイングボードの
主体の一例を示す斜視図、第4図は本願考案に係
るサイデイングボードを用いて外壁等を形成した
際の状態を示す説明図、第5図a〜cは本願考案
に係るサイデイングボードのその他の実施例を示
す斜視図である。 1……主体、5……凹状部、8……差込縁、1
0……係合溝、16……防水シート、19……空
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長方形状の化粧面と該化粧面の2側端縁を屈曲
    した側壁とで凹状部を形成し、該凹状部両端縁に
    雄、雌型連結部を設け、かつ、上記凹状部に断熱
    材を充填したサイデイングボードにおいて、前記
    雄型連結部は側壁の下端縁を外側方に突出した差
    込縁と、該差込縁の先端を上はぜ状に屈曲した舌
    片とから形成し、また雌型連結部は側壁の下端縁
    を主体の内側方に屈曲し、次に外側方に屈曲して
    ほぼ壷状断面とし、かつ、開口端末を内部下縁よ
    りΔhだけ高くすると共に側壁よりΔGだけ外側方
    に位置するようにした係合溝と、該係合溝の開口
    端末の先端を外側方へ前記化粧面とほぼ平行に突
    出した延長部と、該延長部の先端にはぜ状に屈曲
    した舌片とから構成し、また、前記断熱材を主体
    の凹状部と該凹状部の大部分と延長部の下面に設
    けた膨出部とで形成し、上記断熱材の長手方向に
    露出している背面を防水シートで被覆すると共
    に、該防水シートの雄型連結部側の端部の木口を
    被覆して一体に形成したことを特徴とするサイデ
    イングボード。
JP1228482U 1982-01-29 1982-01-29 サイデイングボ−ド Granted JPS58114342U (ja)

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JP1228482U JPS58114342U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 サイデイングボ−ド

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JP1228482U JPS58114342U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 サイデイングボ−ド

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JPS58114342U JPS58114342U (ja) 1983-08-04
JPS6316431Y2 true JPS6316431Y2 (ja) 1988-05-11

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ID=30024867

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS547270B2 (ja) * 1973-08-31 1979-04-05

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