JPH0214585Y2 - - Google Patents

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JPH0214585Y2
JPH0214585Y2 JP2928883U JP2928883U JPH0214585Y2 JP H0214585 Y2 JPH0214585 Y2 JP H0214585Y2 JP 2928883 U JP2928883 U JP 2928883U JP 2928883 U JP2928883 U JP 2928883U JP H0214585 Y2 JPH0214585 Y2 JP H0214585Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は平板、あるいはエンボス加工された金
属薄板に折り曲げ加工を施し、断面〓状に形成し
た主体部とその両側壁端に形成したガイド兼係止
用突起を設けた差込縁を有する雄型連結部と先端
に突条を形成した雌型連結部とからなる表面材
と、その背面に充填した合成樹脂発泡体と、その
背面を被覆した裏面材とを一体に形成し、係合力
と防水性をより強化すると共に、施工時に釘の打
設が容易で、しかも合成樹脂発泡体を表、裏面材
間に形成される空隙に確実に形成して断熱性、遮
音性をも具備したサイデイングボード(以下、単
にボードという)に関する。 従来におけるボードはそれ自体に断熱性、防水
性、強度等の性能を具備せしめた構造となつてい
た。しかしながら、この種ボードの構造には、ボ
ード自体の性能の低下を抑制するような処理が殆
ど採られておらず、構成材間の剥離、目地部、端
部からの水の浸入による裏面材、芯材などの膨
潤、カブレ、腐食等を招くことが多々あつた。ま
た、裏面材の側端面、所謂未処理組織面がボード
の連結部間に直接介在しているため水分が含浸、
あるいは貯留しやすく連結部構成材を腐食した
り、変形されるため、耐久性が低下し、しかも連
結部において弾力が係合部分に有効に作用しない
構造となり、ボードが相互に離脱する等の欠点が
あつた。さらにボードを胴縁に打設する際はハン
マで雌型連結部の延長部表面に釘を打設するた
め、合成樹脂発泡体の弾力性ではね返されて非常
に施工しにくく、しかも周辺部にハンマー傷を与
えることが多く、かつ、釘の支持力は表面材を固
定したにすぎないものであつた。 本考案はこのような欠点を除去するため、表面
材の両側縁を表面材で挟持、被覆することによ
り、裏面材の端部の露出を防止すると共に、表、
裏面材間に合成樹脂発泡体の原料を充填すること
によりこれら構成材を一体に接着し、しかも雄、
雌型連結部に係合力、防水性の強化を図る突出状
態の突起、突条を形成し、かつ上記突出状態のう
ちの突起がボード連結の際のガイドをも兼ねてよ
り施工しやすく、その上防食性、生産性にもすぐ
れたボードを提案するものである。 以下に図面を用いて本考案に係るボードの一実
施例について詳細に説明する。すなわち、第1図
は上記ボードの代表的な一例を示す斜視図であ
り、は表面材で第2図に示すように縦断面を〓
状とした主体部2と主体部2の側壁3の下端縁を
外方へ延長した差込縁4とその先端を内方に上は
ぜ状に屈曲すると共に、上方へ突出させたガイド
兼係止用突起5(以下、単に突起という)とから
形成した雄型連結部6と、他側壁7の下端縁を内
方にコ字状に屈曲した差込溝8と、その下縁9を
外方へ延長した延長部10とその途中を側壁に沿
つて突出した突条11と延長部10の端縁を下方
へ延ばした補強側壁12とその下端縁を内方に延
ばした屈曲部13とからなる雌型連結部14とか
ら構成したものである。さらに説明すると、主体
部2は長方形の化粧面2aと側壁3,7と凹状部
2bとからなり、突起5は角度θで上方へ突出さ
せたものであり、主に弾力による係合力、密封性
の強化と、差込溝8内に空隙を形成して毛細管現
象による水の浸入の阻止と雨返し効果による防火
性の強化、およびボードを連結する際のガイドと
して機能するものである。その高さh1は差込溝8
の開口の高さh2より小さく、かつ、角度θも図示
するように差込みやすい鈍角が好ましい。また、
突条11は延長部10の途中に長手方向、所謂側
壁7と平行に突設したものであり、主に防水機能
と係合力の強化を図るのに役立つものである。な
お、高さh3は延長部10の表面から突出していれ
ばよいものであるが、約2〜5mm位が好ましい。
そして、表面材は亜鉛鉄板、カラー鋼板、ステ
ンレス板、銅板、アルミニウム板、ガルフアン、
ガルバリウム鋼板の平板、エンボス板を例えば押
出し、ロール成形などで連続的に形成するもので
ある。15は裏面材で第3図に示すような縦断面
とすると共に、後記する合成樹脂発泡体20を介
して前記表面材の裏面と対面するものであり、
水平な突出部16とその内側端を下方へ折り曲げ
た側面部17とその下端縁を水平に前記補強側壁
12に向かつて延長した水平延長部18とからな
り、必要に応じて水平延長部18の端縁を傾斜さ
せて突出した立ち上り部19を有するものであ
る。さらに説明すると、裏面材15は主にカバー
材、補強材、シール材、防水材、型材、および保
形材として役立つものであり、その材料としては
保形性があるシート材、例えばプラスチツクシー
ト、金属シート(A,Fe,Pbの箔体も含む)、
紙シート(アスフアルトフエルト、クラフト紙)、
不織布、および上記材料の1種以上をラミネー
ト、蒸着などした複合材などからなる。なお、裏
面材15は突出部16の先端が突起5によつて挟
持されており、また水平延長部18の側端部分を
屈曲部13と延長部10間、あるいは立ち上り部
19を延長部10の裏面方向へ向かうように配設
するものであるため、裏面材15の両側縁はボー
ドにおいて全く露出せず、水分の含浸を阻止する
ことができる。20は合成樹脂発泡体(以下、単
にフオームという)でハツチングで便宜上区分し
て示すように上層20a、下層20b、接着層2
0c、接着兼スペーサ層20dとから構成する。
すなわち、上層20aは凹状部2bに充填したフ
オーム20であり、下層20bは凹状部2bの側
壁3近傍のΔの範囲だけを除いた背面、下縁
9、および延長部10の各背面から下方に突出し
た部分に存在するフオーム20、接着層20cは
差込縁4の背面と裏面材15とで囲まれた空間部
に薄く充填したフオーム20,接着兼スペーサ層
20dは補強側壁12と屈曲部13の背面と裏面
材15で囲まれた空間に充填したフオーム20で
ある。このフオーム20は形成法により単体、も
しくは複合体とすることもあるが、好ましくは液
状の原料を吐出等してこれら構成材を発泡の際の
自己接着性で一体に貼着するものであることが望
ましい。なお、上記のΔは第4図に示すように
差込縁4を差込溝8に連結した際に、連結部の各
部寸法と強度、断熱性の相対的関係によつて定ま
る窪部15aの大きさである。さらに説明すると
フオーム20は主に通常の使用状態下において、
○イ断熱材、○ロ防水材、および防湿材、○ハ吸音材、
○ニクツシヨン材、○ホ防振、緩衡材、○ヘ嵩上材、○

接着剤として機能するものである。もちろん、フ
オーム20製造時には流動性と自己接着性を有し
て、形状に左右されずに一挙に成形しうる原料を
用いることが望ましい。このフオーム20の具体
例としては、ポリウレタンフオーム、ポリイソシ
アヌレートフオーム(フエノール、ウレタン変性
も含む)、フエノールフオーム、およびこれらフ
オーム内に鉱物繊維(ガラス繊維、アスベスト繊
維、ロツクウール)、炭素繊維、メタル繊維、パ
ーライト粒、シラスバルーン、バーミキユライ
ト、ガラスビーズ等を添加したフオーム等であ
る。なお、この種添加物の配合比は目的により異
なるが、例えばフオーム原料100重量部に対し、
約5〜200重量部程度である。 次に施工例につき説明する。 まず第4図に示すように支持材、例えば胴縁2
1上にボードαの雌型連結部14を釘22によつ
て固定する。次にボードβの雄型連結部6の差込
縁4を第5図に示すようにボードαの係合溝8に
嵌挿し、かつ、他端の雌型連結部14(図示せ
ず)を釘22で固定するものである。なお、ボー
ドβの差込縁4を差込溝8に嵌挿する際、第5図
のようにボードβを斜めにしても突起5がガイド
として延長部10上をスライドするため、容易に
施工を行うことができる。また、ボードα,βの
連結状態は第4図に示すように突条11によるボ
ードβの押上げと、突起5の差込溝8内での押圧
の相乗的効果により、連結力、密封性が向上する
と共に、差込溝8と差込縁4間に空隙が確実に形
成され、毛細管現象を阻止することもでき、防水
性が向上する。しかも、裏面材15の側端面は突
起5に挟持されているため連結部内に露出せず、
水分の含浸、連結部内の水分の貯留もない連結構
造を形成することができる。また釘22の打設の
際は、補強側壁12と屈曲部13によるバツクア
ツプと突条11による延長部10の補強とによ
り、釘22の弾ね返りもなく、かつ雌型連結部1
4の変形も阻止できる。 以上説明したのは本考案に係るボードの一実施
例にすぎず、表面材を第6図a〜pに示すよう
に形成することもできる。すなわち、a図は側壁
3の下端を内方に屈曲し、次に外方へ突出して補
強リブ3aを設け、かつ、屈曲部13の先端を内
方に屈曲してはぜ状に形成したスプリング部13
aを設けた表面材、b図は突起5の先端を内方
に延長して差込縁4をより補強した表面材、c
図は屈曲部13の先端を上方へ屈曲した表面材
1、d図は差込縁5端部にリブ5aを形成た表面
、e図は屈曲部13の先端を内方に屈曲し、
補強側壁12の背面に沿つてならわせて補強した
表面材、f図は屈曲部13の先端を傾斜させて
突条11の背面に当接した表面材、g図は差込
縁5の途中にリブ5bを形成し、屈曲部13の先
端を延長した表面材、h図は差込縁4全体を傾
斜させた表面材、iおよびj図は側壁3,7を
傾斜させた表面材、k図は化粧面と側壁が交差
する角部を面取り状とし、かつ、屈曲部13を突
条11の内面方向に向けて延ばした表面材
l、およびm図は補強側壁12と傾斜した表面材
1、n図は差込溝8の入口部に突起8aを設けた
表面材、o図は突条11を帯状に形成した表面
、p図は側壁3,7に突起3bと窪み7aを
形成した表面材である。また、第7図a〜q図
は裏面材15のその他の実施例である。すなわ
ち、a,b図は突出部16をθで傾斜させた裏面
材15、c図は側面部17と水平延長部18が交
差する角部を曲面にした裏面材15、d図は突出
部16をさざ波状に形成した裏面材15、e,
f,g図は突出部16の先端をはぜ状に屈曲した
裏面材15、h,i図は立ち上り部19を垂直に
した裏面材15、j〜m図は立ち上り部19を傾
斜した裏面材15、n図は側面部17の途中に窪
部17aを形成した裏面材15、o,p図は立ち
上り部19を変形した裏面材15、q図は突出部
16の途中に、前記側壁3より内方に入つた位置
に突条16aを形成した裏面材15である。さら
に、表面材の主体2には第8図a〜dに示すよ
うなリブ(補強と外観の意匠的な向上)を1本、
もしくは複数本、長手方向に沿つて形成すること
もできる。なお、表面材、裏面材15を種々の
形形成したのはボード自体にシール効果、補強効
果、スプリング効果、矯正効果の1つなどを具備
させるためである。また、第1図において1点鎖
線で示す位置の少なくとも1つにコーキング材を
植設することもできる。さらに、裏面材15とし
て可撓性があるシート材を目的によつて使用する
こともできる。 上述したように本考案に係るボードによれば、
従前のように薄い金属板1枚と異なり、サンドイ
ツチ構造の雄型連結部としたため、連結部におけ
る変形、離脱が皆無となり、しかも先端部の波打
ちもなく直線的な端縁とし、かつ、その端縁に差
込みやすい角度に屈曲した突起を形成したため、
施工性が向上する。また、雌型連結部の延長部の
途中に突条を形成したため、差込縁先端の突起
と、突条の相乗効果により係合力、密封性が大幅
に向上し、かつ、突起の傾斜、突条により差込溝
内に毛細管現象を阻止する空隙を形成でき、雨水
の連結部裏面への漏洩を防止できる特徴がある。
さらに、裏面材と表面材が一端部で挟持、他端部
で被覆することにより両部材の温度による伸縮、
およびフオームの膨脹、縮みによる悪影響を防止
して寸法安定性に富む特徴がある。また、釘打設
部は突条と補強側壁、屈曲部の補強により釘の弾
みもなく容易に打設しうるため作業能率がよく、
かつ、周囲に損傷を与えることもない特徴があ
る。しかも、裏面材の両側端は表面材、フオーム
によつて被覆されているため、水分の含浸がな
く、かつ、連結部における水分の貯留を阻止する
ことができる。その他、雄、雌型連結部、裏面材
の形状が殆ど変形しないため美しい外観の壁体を
形成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサイデイングボードの一
実施例を示す斜視図、第2図は表面材を示す斜視
図、第3図は裏面材を示す斜視図、第4図は本考
案に係るサイデイングボードの施工状態を示す説
明図、第5図はサイデイングボードの施工順序を
示す説明図、第6図a〜p、第7図a〜qは表面
材、裏面材のその他の実施例を示す説明図、第8
図a〜dは化粧面のその他の実施例で、その一部
分のみを抽出して示す説明図である。 ……表面材、11……突条、15……裏面
材、20……合成樹脂発泡体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板材を折り曲げて〓状とした主体部と該主体部
    の1側壁の下端縁を外方へ延ばし、その先端を上
    はぜ状に屈曲すると共に上方へ突出させたガイド
    兼係止用突起を設けた差込縁を形成した雄型連結
    部と他側壁の下端縁を内方に突出してコ字状の差
    込溝を形成し、該差込溝の下縁を外側方へ延長し
    た延長部と該延長部の途中に側壁に沿つて突条を
    形成すると共に、延長部の端縁を下方へ延ばした
    補強側壁と、該補強側壁の下端を内方に屈曲した
    屈曲部とからなる雌型連結部とを形成した表面材
    と、前記ガイド兼係止用突起でシート材の一端を
    挟持し、かつ、前記差込縁の裏面に沿うと共に前
    記差込縁側の側壁よりも内方に延長した突出部と
    該突出部の端部を下方へ折り曲げた側面部と、該
    側面部の下端縁を前記補強側壁まで延長した水平
    延長部とからなり、かつ、該水平延長部の端縁を
    前記表面材の延長部と屈曲部間に位置するように
    配設する裏面材と、前記表面材と上記裏面材間に
    形成された空間に一体に充填した合成樹脂発泡体
    とから構成したことを特徴とするサイデイングボ
    ード。
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