JPS63129521A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS63129521A
JPS63129521A JP27497486A JP27497486A JPS63129521A JP S63129521 A JPS63129521 A JP S63129521A JP 27497486 A JP27497486 A JP 27497486A JP 27497486 A JP27497486 A JP 27497486A JP S63129521 A JPS63129521 A JP S63129521A
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JP
Japan
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magnet
support
yoke
magnetic
recording medium
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Application number
JP27497486A
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English (en)
Inventor
Yasushi Takasugi
高杉 康史
Yasuhiko Igarashi
五十嵐 庸彦
Yutaka Shimizu
豊 清水
Yosuke Hitomi
洋介 人見
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工 発明の背景 技術分野 本発明は、磁気記録媒体の製造方法に関する。
さらに詳しくは、磁性粉とバインダーとを含有する磁性
層を有するディスク状の磁気記録媒体の製造方法に関す
る。
先行技術とその問題点 ディスク状の磁気記録媒体は、一般に長尺の非磁性支持
体上に磁性塗料を塗布し、その後、熱風等で強制乾燥し
た後、所望の磁性層厚さとしてディスク状に打ち抜いて
製造される。
このようにして製造されたディスク状の磁気記録媒体に
おいて、磁性層中に含有される磁性粉は、規則性のない
いわゆるランダムな配向をしていることが必要である。
 すなわち、ディスク状の媒体はその使用に際して、回
転させながら、磁気ヘッドとディスク周方向に慴動させ
て記録再生するものである。 従フて磁性粉か一定方向
に配向している場合には、原理的には磁気ヘッドが配向
方向に沿って摺接するときに最大出力を、配向方向に対
して直角に摺接するときに最小出力を得る。 このため
媒体の回転に伴なって出力変動が表われる。
このような出力変動はモジュレーションと呼ばれており
、モジュレーションの悪化はデータの読み取り誤差を多
くし、実用上問題となる。
従って、このモジュレーション値を小さくするには餌記
の媒体の製造過程において、磁性層中の磁性粉の配向を
極力おさえて、ランダムな配向の状態とすればよい。
ところが、通常の製造方法では、一連の工程中でグラビ
アコート法等の塗布や、塗布後の搬送・を滑化処理等の
際に磁性層中に剪断応力が加わるため、磁性層中に含有
される磁性粉は、支持体の搬送方向に機械的配向ないし
自然配向してしまう。
このような磁性粉の機械的ないし自然配向をキャンセル
し、ランダムな状態の配向を得るための提案が種々行わ
れている。
例えば、磁界の方向を交互に変更し、かつ磁界の強さを
減少させるような磁界を用いるもの(特開間第54−1
59204号公報)、ローラ軸方向に多数の円筒状永久
磁石を同種のものが相対するように密着配置した無配肉
用ローラないしこのローラとフィルム長手方向と一致す
る方向に配向するように作用する配向装置との併用(特
開間第57−189344号、同第57−189345
号公報)、フィルムの長手方向に対して斜めに磁化され
た磁場を用いるもの(特開昭58−141446号公報
)、フィルムの幅方向両側に異極を対向させて配設した
各対向磁石間にフィルムを導出入させるもの(特開間第
59−203243号公報)、厚み方法に7F磁された
複数個の帯状磁石の着磁の向きが走行方向に交互に反転
する装置(特開間第60−124029号公報)、所定
のコイルが巻かれた石線枠中にフィルムを通過させ、フ
ィルム幅方向に磁界をかけるランダム配向装置(特開間
第60−138737号公報)等がある。
しかしながら、これらのものでは、用いる磁性粉の物性
や、磁性塗料の粘度、機械的作用による自然配向の程度
、フィルム搬送スピード等の諸条件に影響され、容易に
しかも安定して支持体の全幅にわたって一様にランダム
配同化したものが得にくいという欠点がある。
そして特に、支持体の広幅化を行ったりした場合、磁石
が大型複雑化し、結果的に幅方向でのバラツキが大きく
なる等の欠点をも有している。
また、磁性層上に配向装置に起因するスジが生じたり、
不必要な凹凸が形成される場合もあり、好ましくない。
■ 発明の目的 本発明の目的は、磁性粉とバインダーとを含有する磁性
層を有するディスク状の磁気記録媒体を製造するに際し
て、磁性層中に含有される磁性粉をランダムに配向し、
モジュレーションを向上させ、しかも支持体の広幅化に
対しても幅方向のモジュレーション変化を最低限におさ
えることのできる製造方法を提供する。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち第1の発明は、長尺の非磁性支持体上に、磁性
粉とバインダーとを含有する磁性塗料を塗布し、磁石に
よって磁界を印加し、乾燥し、しかる後、ディスク状に
打ち抜く磁気記録媒体の製造方法において、 支持体幅方向に延在する永久磁石からなる磁石を支持体
と対向して配置し、支持体幅方向に磁界を印加し、しか
もこの磁石の支持体側幅方向の両端部に磁石の支持体側
平面の位置より支持体方向に突出するようにヨークまた
は補助磁石を連接し、磁石の寸法および配置位置をR,
=1.142Q 〜3.oi。
12 =0.1Itl〜0.7j21 x3=Q、0 1  ffi、  〜0. 5J11g
   =0.05 j2. 〜1. 0IQ(ここにf
iQは非磁性支持体の幅、2!は磁石の支持体幅方向の
長さ、Il2は磁石の支持体長手方向の長さ、23は磁
石の支持体厚さ方向の長さ、gは支持体と磁石との間隙
) とすることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法である
また、第2の発明は、長尺の非磁性支持体上に、磁性粉
とバインダーとを含有する磁性塗料を塗布し、磁石によ
って磁界を印加し、乾燥し、しかる後、ディスク状に打
ち抜く磁気記録媒体の製造方法において、 支持体幅方向に延在する永久磁石からなる第1および第
2の磁石を支持体を挾んで対向して配置し、支持体幅方
向に磁界を印加し、しかもこの磁石の少なくとも一方の
支持体側幅方向の両端部に磁石の支持体側平面の位置よ
り支持体方向に突出するようにヨークまたは補助磁石を
連接し、第1および第2の磁石の方法および配置位置を 」り!、   =1.  1fiO〜 3.   oi
fi2=Q、  1fil〜0.7J2゜ft3 =0
.01111〜0.5J2゜g=0.11.〜2.02
0 ffi、  ’=0.51.〜1.Oj2゜J22 ’
=0.54!2〜1.0J22fi3 ’=Q、513
〜1.On3 g  ′  =0.1n、  〜2.020(ここに1
.は非磁性支持体の幅、11およびILt  ′はそれ
ぞれ第1および第2の磁石の支持体幅方向の長さ、Il
2およびj22 ′はそれぞれ第1および第2の磁石の
支持体長手方向の長さ、13およびI1、3′はそれぞ
れ第1および第2の磁石の支持体厚さ方向の長さ、gお
よびg′は、それぞれ支持体と第1および第2の磁石と
の間隙) とすることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法である
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について、詳細に説明する。
第1図〜第14図は、それぞれ本発明の磁気記録媒体の
製造方法の実施例を示したものである。
第1図において、巻き出しロール1から引き出された長
尺・フィルム状の非磁性支持体2上には、グラビアコー
ト、エアドクターコート、ブレードコート、エアナイフ
コート、スクイズコート、含浸コート、リバースロール
コート、トランスファーロールコート、スプレィコート
等の種々の塗布手段によりて磁性塗料3が膜状に塗布さ
れる。
なお、第1図には、これらの塗布手段の1例として、リ
バースロールコートのロール41゜45.49が示され
ている。
なお、同図において、磁性塗料3は、ノズル7から各ロ
ールに供給されており、ロール41に近接して、ドクタ
ーブレード8が配置されている。
非磁性支持体2は通常ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート等のポリエステル類、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテー
ト等のセルロース誘導体、ポリイミド、ポリカーボネー
ト、ポリサルホン、芳香族アラミド、芳香族ポリエステ
ル等の各種樹脂が用いられる。
これらの中では、特に、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リイミド等を用いることが好ましい。
磁性塗料3には、後述の針状の磁性粉、バインダー、溶
剤等が含有される。
このような塗布工程の後に、通常は、次工程として非磁
性支持体上に設層された磁性塗料3のランダム配向化が
行われる。
なお、この配向の前にウェット膜面のスムージング化や
塗膜規制等に関する種々の処理が行われてもよいが、支
持体長手方向の自然配向を助長するような処理はできる
だけさけた方が好都合である。
本発明における配向は、前述したように塗布手段等によ
って、自然配向された磁性粉をできるかぎり無配向状態
にするためのものである。
本発明において、ランダム配向の手段は、永久磁石であ
って、支持体幅方向に延在する磁石とこの磁石の支持体
側幅方向の両端部に設けられたヨークとによって構成さ
れている。
磁石としては、はぼ直方体状の磁石5を用いる。
この磁石5は、第1図〜第1図°に示されるように、通
常、複数個の単位磁石Sttの異極同士を支持体幅方向
に直列に接続し一体化し、1つの磁石単位51.53.
55とし1通常、これらを支持体長手方向に一体化して
構成される。
この場合、支持体幅方向および□長手□方向には必ずし
も単位磁石511や磁石単位51゜53.55を接続す
る必要はないが、このようにすることによって、磁界は
より安定化する。
また、磁石5のサイズ決定や変更も容易となる。
なお、各単位磁石511は、設計上、磁界強度が等しい
ものを用いるいのが有利である。
そして、単位磁石511の最大エネルギー禎(B H)
 ttraxは、通常0. 1〜40MGOe程度とす
る。
このような磁石5は、第1図〜第3図に示されるように
、長尺の連続搬送される非磁性支持体2の好ましくは下
方部に、間隙塵111gを隔てて5支持体2の幅方向に
磁界が印加されるように支持体とほぼ平行に設置される
この場合、主磁石5は、支持体2の上方に配置してもよ
いが、磁性塗料3による磁石5の汚れ等を考慮すると、
支持体2のF方に配置することが好ましい。
さらにこの磁石5は支持体2の幅方向に均=−な磁界が
生じるように設置されることが望ましい。 そのため通
常第2図に示されるように磁石5は支持体2の幅方向と
ほぼ7行に(好まし〈は90±3°)配置し、支持体2
の長手方向の中心線および幅方向のある線に対してほぼ
対称になるように設置することが好ましい。 そして、
磁石5のMi極は、支持体2の幅方向(搬送方向と直角
の方向)のいずれかの一端部をN極、他端部をS極とし
、磁界が支持体2の幅方向に印加されるようにする。
本発明においては、この磁石5と磁性塗料3が塗布され
た支持体2との位置関係は、下記の関係式を満足するよ
うに規制しなければならない。
すなわち、磁石5の幅(支持体2の幅方向と同一方向)
をIll 、支持体2の幅を10、支持体2と磁石5と
の間隙距離をgとした場合、ul 〜1. I RQ 
〜3. oIlo 、より好ましくは1.5j20〜2
.sJ2gかつg=0.05I1.、−1.On、、よ
り好ましくは0.1u口〜0.su、)の条件を満足す
ることが必要である。
21が1.11Q未満になると支持体幅方向の磁束分布
が悪化し一様なランダム配向化ができなくなる。 gが
0.05j20未満になると支持体2の幅方向両端部で
の磁束密度が、幅方向中央部のそれと比べて大きくなり
、一様なランダム配向化ができなくなるほか、磁性塗料
3により磁石5が汚れたり、あるいは5M1石5によっ
て塗膜に傷を生じるおそれがある。
また、U、が3.OfQをこえたり、gがt、oxoを
こえると、ランダム配向に要する磁束密度が低下して、
本発明の実効がなくなる。
支持体2の搬送方向に沿った磁石5の長さ12は、0.
0IIl+〜0.7j21 より好ましくは0. 2f
fi、〜0.6iL、である。
12が0.IJ2.未満となると、磁束密度が低下し、
本発明の実効がなくなる。
また、22が0.7j2.をこえると、磁界印加時間の
上昇を抑えるために支持体2の搬送スピードを上昇させ
なければならず、製造上困難が生じる。
このような12の範囲で支持体2の通常の搬送スピード
は5〜500 m/分程度とすればよい。
さらに、支持体2の厚さ方向の磁石5の長さ13は0.
0IJ2.〜0.51+ 、より好ましくは0.05J
2+〜0.311 である。
23が0.01fi、未満となると磁束密度が低下し、
本発明の実効がなくなる。 ま た、Q3が0.51L
lをこえると磁界強度が大きくなりすぎるため、磁束分
布の制御が困難となる。
このように、本発明では、ランダム配向化を行うために
、支持体2の幅方向に均一な磁界を発生するように、主
磁石5を支持体2との位置関係を定めたものである。
そして、第2図に示されるように磁石5を、通常、複数
個(第2図では3本)の磁石単位51.53.55を一
体化することによって作製すれば、上記の範囲を変化さ
せることはきわめて容易である。
さらに本発明において、上述した磁石5の支持体幅方向
の両端部には、第2図〜第11図に示されるようにヨー
ク9が磁石5の支持体側平面の位置より、支持体方向に
突出して配置される。
本発明においては、ヨーク9が磁石5の支持体幅方向端
部にいくにつれ、支持体に近づくように構成されること
が好ましい。
このような具体例が第2図〜第7図に示される。 第2
図および第3図には数個の板状のヨーク片901.90
2.903.904を積層し、ヨーク9としたものが示
されている。
この場合、図示のごとく数個のヨーク片は、順次長さが
小さくなるように積層され、磁石5の支持体幅方向端部
ではヨーク片の端部をそろえヨーク片の他端面が磁石の
中心から遠ざかるように順次積層される。
そして、積層されたヨーク9の外側(@石端面側)端部
は、図示のごとく通常磁石5の側面端部551にほぼ一
致するように構成することが好ましく、そのため積層さ
れる各々のヨーク片901.902.903.904の
支持体幅方向の幅は、上に積層されるにつれ小さな幅の
ものを用いることになる。
第4図および第5図には、はぼ三角柱状のヨーク9が磁
石5の支持体幅方向の端部に設けられている。
この場合、ヨーク9の三角柱の1つの側面は、磁石5の
支持体側表面と連接しており、残り2つの側面のうち一
方の側面991は支持体幅方向端部側にいくにつれ支持
体2に近づくような側面形状をなしている。 側面99
1の形状は、平坦面でも湾曲面でもよい。
このようにヨーク9の形状は磁石5の支持体幅方向両端
にいくにつれ支・特休に連続して接近するように構成さ
れることが特に好ましいのであるが、第6図および第7
図に示されるように高さが順次大きくなる個数のヨーク
片を非連続状に支持体長手方向に平行に配置して構成す
ることも可能である。
このようなヨーク9の支持体長手方向の長さは、通常磁
石5の支持体長手方向のそれとほぼ同程度とされる。
また、本発明においては、ヨーク9の支持体側表面と、
磁石5の支持体幅方向とが、はぼ平行となるようなヨー
ク形状のものを用いてもよい。
具体例が′dS8図〜第11図に示される。
第8図および第9図に示されるヨーク9はほぼ直方体状
をなし、1つの側面が磁石5の支持体側平面の両端にそ
れぞれ連接するように配置されている。
このような断面矩形形状をなすヨーク9の支持体幅方向
の両端面91.95特に外側端面95は第9図に示され
るように磁石5の支持体幅方向の外側端面551にほぼ
一致するように配置される。
また、このようなヨーク9の支持体長手方向の長さは、
通常、磁石5の支持体長手方向の長さIt2とほぼ同一
の長さとされ、磁石5の支持体長手方向における断面と
ほぼ合致するよう配置される。
なお、このようなヨーク9と磁石5との配置位置関係は
前述の第2図〜第7図のヨークの場合にも同様に適用で
きるものである。
第10図お□よび第11図には、上述した第8図および
第9図のものと実質的にほぼ同一の効果を有する変形例
が示される。 すなわち、はぼ直方体形状で磁石の厚さ
It2より厚いヨーク9を磁石5の支持体幅方向の外側
端面551に連接し、ヨーク9の一部を磁石5の支持体
側平面より支持体方向へ突出させて構成している。
以上具体例として述べたきたような種々の形状のヨーク
9は、その支持体幅方向長さをy1、磁石5の支持体側
平面の位置より突出している長さをy2とした場合、こ
れらは以下の関係を満足するように構成される。
すなわち (it  −fio  ) /2≦yr<1+720<
y、<g ylがB、−n。)72未満となると磁石5から発生す
る支持体幅方向への磁界の分布が悪化するためランダム
配向が十分に行えない。
It、/2をこえると、他方のヨークと接触するため発
生する磁界が弱まってしまう。
またy2が0となると本発明を構成せず本発明の効果が
現われない。
モしてgをこえると、支持体幅方向への磁界分布が悪化
するためランダム配向を十分に行うことができない。
なお、本発明のヨーク9はほぼ同形状同寸法のものを2
個用い磁石5の支持体側両端部に対称となるように設置
される。
y2については、ヨークの突出高さが変化するので、y
2は支持体幅方向両端の最大高さである。
なお、この場合支持体幅方向の高さとしては、内方の最
低高さくy2min)を最大高さく3/2■ax’)か
ら引いた値をy、で除した値が0< (y2taax 
−y2a+in) /y+ <o、 5程度となるよう
にすればよい。
このようなヨーク9は、通常透磁性の材料からなるが、
磁界が発生できるものてあれば、特に限定されるもので
はなく、補助磁石等を用いてもよい。
このように、本発明では、ランダム配向を行うために、
支持体2の幅方向に均一な磁界を発生するように、主磁
石5と支持体2とヨーク9との位置関係を定めたもので
ある。
磁性塗料3には、支持体2幅方向に、5〜300G、通
常10〜200G程度の磁界が均一に印加される。
なお、支持体の幅JZoは10〜500 cm程度とす
ればよい。
本発明においては、。上記の所定の関係を満足し、かつ
両端部に一対のヨーク9を有する磁石5を支持体2の−
F方もしくは下方の一方(好ましくはド方)に設ければ
よいが、より好ましい態様においては、第12図〜第1
4図に示されるように、上方および下方の両方にそれぞ
れ設ける。
こうすることによってモジュレーション値は向上する。
より好ましい態様として上方および下方の両方に主磁石
を設ける場合には、第1の磁石の」°法を上記のとおり
i、 、5.13とし第2の磁石の対応する寸法にダッ
シュを付して11 ′、12 ′、23 ′とすれば、
R,=1.1fio 〜3.01Q i2  =o、ti、〜0.7JZ。
fi3  =0.01ffi、〜0.542゜u、’=
0.542.〜1.0ffi。
u2 ’=o、5R2〜i、oi2 i3 ”=Q、5ffi3〜1.CM23また第1およ
び第2の磁石と支持体との間隙g、g′は、 g =0.1fiO〜2.OJ20 g’=0.1ffiO〜2.oQ。
であり、1つの磁石のみ用いるときと比較して間隙を2
倍にできる。
これらの限定理由は上記と全く同じである。
また第2の磁石は一般に第1の磁石と同寸法とするが、
上記のとおり、1/2程度まで小さくしても十分その効
果が発揮されるものである。
このような場合、ヨーク9ないし補助磁石は第1および
第2の磁石の一方に設ければよいが、より好ましい態様
においては両方に設ける。
この場合、第2の磁石のヨーク9等のサイズ’JI’、
’J2’は、好ましくは3/I 、 y2と等しくされ
るが、磁石サイズとの関係で1つのみの磁石を用いると (IL、 −j!O)/2≦y、<x+ /20 < 
y 2 < g (11’ −420)/2≦y+ ’ < II I’
 / 20<3/2’<g’ とすればよい。
塗設後、以上述べてきたように塗装後ランダム配向され
た磁性塗料3は、通常、乾燥炉6等の内部に設けられた
熱風、遠赤外ランプ、電気ヒーター等の公知の乾燥手段
によって乾燥・固化される。 また、バインダーとして
後述するような放射線硬化型の化合物を用いた場合には
、各種の放射線照射装置をさらに付加して用いる。 こ
のようにして磁性層を固化した後に、必要に応じて表面
モ滑化処理を行う。
次いで、打ち抜きプレス機等によフて所定のディスク形
状に打ち抜き、さらに二次加工を行い、媒体を作製する
このようにして製造されるディスク状の磁気記録媒体の
磁性塗料3は、面述したように、針状の磁性粉とバイン
ダー、必要に応じて外挿添加剤と通常、溶剤とを含有す
る。
磁性粉の長軸/短軸の軸比としては、任、0であるが、
通常2〜20の軸比をもつ針状のものに効果がある。
針状の磁性粉としては、金属磁性粉、コバルト被着酸化
鉄粉、γ−Fe2O3粉等のいずれであってもよい。
本発明に用いる金属磁性粉は、 1)  a −F e OOH(GoeLhite)、
β−Fe00H(^kaganiLe) 、  y −
F e OOH(LepidocrociLe)等のオ
キシ水酸化鉄や:a −Fe203 、y−Fe203
 、Fe3O4,7−Fe203−Fe304  (固
溶体)等の酸化鉄や; Co、Mn、Ni、Ti、Al1、Bi、B。
P、Ag等の金属の1つまたは2つ以上がドープされ、
その表面にアルミニウム化合物またはケイ素化合物を吸
着、被着したものを、還元性ガス気流中で加熱還元して
、鉄または鉄を主成分とする磁性粉末を製造する方法、 2) 金属水溶液よりNaBH4により液相還元して作
製する方法、 3)あるいは低圧力の不活性ガス雰囲気中で金属を蒸発
させて作成する方法等により得られる。
金属磁性粉の組成としては、Fe、Co、Niのm体お
よび、これらの合金、またはこれらの単体および合金に
、Cr、Mn、Co、Ni、さらにZn、Cu、Zr、
An、Ti、Bi、Ag、Pt等を添加した金属が使用
できる。
また、これらの金属にB、C,Si、P、Nなどの非金
属元素を少量添加したものでも本発明の効果は失われな
い。
あるいは、Fe4N等、一部室化ないし炭化された金属
磁性粉であってもよい。
さらに、金属磁性粉は、粒子表面に酸化被膜を有するも
のであってもよい。
また、γ−Fe2O3粉としては、 a −F e OOH(goeLhite)を400℃
以Fで脱水してα−−Fe203とし、H2ガス中で3
50℃以上で還元してFe3O4とし、さらに250℃
以下で酸化して作製したものを用いればよい。 また、
γ−FeOOH(レピッドクロサイト)を脱水、還元酸
化してもよい。
コバルト被着酸化鉄粉としては、 7−Fe2O3粒子やFe3O4粒子の表面から数10
人以内のごく薄い層にCo2+を拡散させたものを用い
ればよい。
なお、磁性粉は0.01〜1−程度の粒径とする。
このような磁性粉末は、通常バインダー100 @晴部
に対し100〜900重量部程度含有される。
バインダーとしては、放射線硬化性樹脂、熱硬化性ない
し反応型樹脂、熱可塑性樹脂等が用いられる。
放射線硬化性樹脂を用いる場合、その具体例としては、
ラジカル重合性を有する不飽和二重結合を示すアクリル
酸、メタクリル酸、あるいはそれらのエステル化合物の
ようなアクリル系二重結合、ジアリルフタレートのよう
なアリル系二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等
の不飽和結合等の放射線照射による架橋あるいは重合乾
燥する基を熱可塑性樹脂の分を中に含有または導入した
樹脂である。 その地紋射線照射により架橋重合する不
飽和二重結合を有する化合物であれば用いることができ
る。
放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可塑
性樹脂の分子中に含有または導入した樹脂としては、樹
脂中にマレイン酸やフマル酸等を含有するもので、その
含有量は、製造時の架橋、放射線硬化性等から酸成分中
1〜40モル%、好ましくは10〜30モル%である。
放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、特に次のような塩化ビニール系共重合体が好適であ
る。
塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニールアルコール共重
合体、塩化ビニール−ビニールアルコール共重合体、塩
化ビニール−ビニールアルコール−プロピオン酸ビニー
ル共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−マレイン酸
共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニルアルコ
ール−マレイン酸共重合体、塩化ビニール−酢酸ビ為−
ルー末端OH側鎖アルキル基共重合体1例えばucc社
製VROH%VYNC。
VYEGX%VERR,VYES、VMCA。
VAGH,UCARMAG520、 UCARMAG5
28等が挙げられる。
そして、このものにアクリル系二重結合、マレイン酸系
二重結合、アリル系二重結合を導入して放射線感応変性
を行う。
これらカルボン酸を含有してもよい。
この他、飽和ポリエステル樹脂、ポリビニルアルコール
系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂、繊維素誘
導体等が好適である。
その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘導体(pvp
オレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を
含イ丁するアクリルエステル スエルを重合成分として少なくとも一種含むアクリル系
樹脂等も有効である。
そして、これらは単独で、あるいは2種以上併用して用
いられる。
エラストマー、プレポリマー、オリゴマーも使用でき、
その好適例としては、ポリウレタネラストマーもしくは
プレポリマーがある。
ポリウレタンの使用は耐岸耗性、および支持体、例えば
PETフィルムへの接着性が良い点で特に有効である。
  ウレタン化合物の例としては、イソシアネートとし
て、2.4−トルエンジイソシアネート、2、6−トル
エンジイソシアネート5 1.3−キシレンジイソシア
ネート、1.4−キシレンジイソシアネート、1。
5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3.
3”−ジメチル−4.4”−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、4。
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、3、3′−
ジメチルビフェニレンジイソシアネート、4.4′−ビ
フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソフォロンジイソシアネート、ジシキロヘ
キシルメタンジイソシアネート、デスモジュールL、デ
スモジュールN等の各種多価イソシアネートと、線状飽
和ポリエステル(エチレングリール、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,4−
ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ペンタエ
リスリット、ソルビトール、ネオペンチルグリコール、
1.4−シクロヘキサンジメタツールの様な多価アルコ
ールと,フタル酸,イソフタル酸、テレフタル酸、コハ
ク酸、アジピン酸、セバシン酸の様な飽和多塩基酸との
縮重合によるもの)、線状飽和ポリエーテル(ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール)やカプロラクタム、ヒドロキシ
ル含有アクリル酸エステル、ヒドロキシル含有メタクリ
ル酸エステル等の各種ポリエステル類の縮合物により成
るポリウレタンエラストマー、プレポリマーが有効であ
る。
これらのウレタンエラストマーの末端のイソシアネート
基または水酸基と、アクリル系二重結合またはアクリル
系二重結合等を有する単量体とを反応させることにより
、放射線感応性に変性することは非常に効果的である。
 また、末端に極性基としてOH,COOH等を含有す
るものも含む。
さらに、不飽和二重結合を有する長鎖脂肪酸のモノある
いはジクリセリド等、イソシアネート基と反応する活性
水素を持ち、かつ放射線硬化性を有する不飽和二重結合
を有する単量体も含まれる。
L述のアクリル変性塩化ビニル系共重合体とのこれらウ
レタンエラストマーの併用は、配向度および而粗れの改
良に特に好適である。
この他、アクリロニトリル−ブタジェン共重合エラスト
マー、ポリブタジェンエラストマーも好適である。
またポリブタジェンの環化物、ロ木合成ゴム製CBR−
M90 1も熱可g!性樹脂との組合せによりすぐれた
性質をイrしている。
その他、熱可塑性エラストマーおよびそのプレポリマー
の系で好適なものとしては、スチレンーブタジエンゴム
、塩化ゴム、アクリルゴム、イソプレンゴムおよびその
環化物(日本合成ゴム製ClR701)があり、エポキ
シ変性ゴム、内部可塑化飽和線状ポリエステル(東洋紡
バイロン$300)等のエラストマーも放射線感応変性
処理を施すことにより有効に利用できる。
この他、各種放射線硬化性不飽和二重結合を有するオリ
ゴマー、モノマーも好適に用いられる。
熱り塑性樹脂としては軟化(ニー塩が150℃以ド、平
均分子r+l:10,000〜200,000、Ir合
度200〜2.0003j度ノモノテする。
熱砂化樹脂または反応型樹脂としてもこのような重合度
等のものであり、塗布、乾燥後に加熱することにより、
縮合、付加等の反応により分子量は無限大のものとなる
ものである。 そして、これらの樹脂のなかで、樹脂が
熱分解するまでの間に軟化または溶融しないものが好ま
しい。
具体的には例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、ブチラール樹脂、ホル
マール樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコー
ン樹脂、アクリル系反応樹脂、ポリアミド樹脂、エポキ
シ−ポリアミド樹脂、飽和ポリエステル樹脂、尿素ホル
ムアルデヒド樹脂などの縮f[合の樹脂あるいは高分子
【11′ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマ
ーの混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネー
トプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポ
リイソシアネートの混合物など、低分子量グリコール/
高分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシアネ
ートの混合物など、F記の縮重合系樹脂とイソシアネー
ト化合物などの架橋剤との混合物、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル(カルボン酸含有も含む)、塩化ビニル−ビニルア
ルコール−酢酸ビニル(カルボン酸含有も含む)、塩化
ビニル−塩化ビニリデン、塩化ビニル−アクロニトリル
、ビニルブチラール、ビニルホルマール等のビニル共重
合系樹脂と架橋剤との混合物、ニトロセルロース、セル
ロースアセトブチレート等の繊維素系樹脂と架橋剤との
混合物、ブタジェン−アクリロニトリル等の合成ゴム系
と架橋剤との混合物、さらにはこれらの混合物が好適で
ある。
このような、熱硬化性樹脂を硬化するには、−・般に加
熱オーブン中で50〜80℃にて6〜100時間加熱す
ればよい。 あるいは低速度にて、80〜120℃にて
オーブン中を走行させてもよい。
ト述したようなバインダーの中で、耐久性および磁性層
との接着強度を向トさせるには、特に放射線硬化性樹脂
を含有させることが好ましい。
このような放射線硬化性樹脂をバインダーとして用いた
場合、硬化に際して電f線を用いる場合には、放射線特
性としては、加速電圧100〜750KV、好ましくは
150〜300KVの放射線加速器を用い、吸収線量を
0.5〜20メガラツドになるように照射するのが好都
合である。
特に照射線源としては、吸収線量の制御、製造[程ライ
ンへの導入、電離放射線の遮蔽等の見地から、放射線加
熱器により′If子線を使用する方法および後述する紫
外線を使用する方法が有利である。
一方、磁性塗膜の硬化に際して、紫外線を用いる場合、
ト述したような、放射線硬化性樹脂を含有するバインダ
ーの中には、光重合増感剤が加えられる。
この光重合増感剤としては1、従来公知のものでよく、
例えばベンゾインメチルエーテル、ヘンジインエチルエ
ーテル、α−メチルベンゾイン、α−クロルデオキシベ
ンゾイン等のベンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフ
ェノン、ビスアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン
類、アントラキノン、フエナントラキノン等のキノン類
、ベンジルスルフィド、テトラメチルチウラムモノスル
フィド等のスルフィド類、等を挙げることができる。 
光重合増感剤は樹脂固形分に対し、0.1〜10重量%
の範囲が望ましい。
紫外線照射は、例えばキセノン放電管、水素放電管など
の紫外線電球等を用いればよい。
さらに、磁性塗料には、溶剤、無機顔料、分散剤、潤滑
剤等が含まれていてもよい。
溶剤としては特に制限はないが、バング−の溶解性およ
び相溶性等を考慮して適宜選択される。
例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ギ酸エチル
、酢酸エチル、酢酸ブチル等のニスデル類、メタノール
、エタノール、イソプロパツール、ブタノール等のアル
コール類、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳
香族炭化水素類、イソプロピルエーテル、エチルエーテ
ル、ジオキサン等のエーテル類、テトラヒドロフラン、
フルフラール等のフラン類等をm−溶剤またはこれらの
混合溶剤として用いられる。
これらの溶剤はバインダーに対して10〜10100O
0%、特に100〜5000wL%の割合で用いる。
このような磁性塗料の粘度は、塗布の段階で5〜100
00f;p程度である。
なお、支持体上には、下地層の下地処理がhbされてい
てもよい。
そして、磁性層は、支持体の片面に設けられても、両面
に設けられてもよい。
片面のみに設けるときには、バックコート層を設けても
よく、磁性層にはトップコート層を設けてもよい。
■ 発明の具体的作用効果 本発明によれば、支持体2の幅方向に均一磁界を発生す
るように、磁石5と支持体2との寸法および位置関係を
所定の条件を満足するように規制して、磁気記録媒体を
製造する。 従って、このようにして製造された媒体は
、モジュレーション特性が均一できわめて安定した配向
度が得られる。
■ 発明の具体的実施例 以F、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
〔実施例1〕 (磁性塗料1) コバルト被着γ−Fe203 (長軸0.6−1短軸Q、084、 Hc 730 0c)       100重量部カー
ボンブラック (帯電防止用、三菱カーボンブラック MA−600)        20重量部α−AIt
203粉末(0,5−粒状)10重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン/メチルイソブチ
ルケトン 40/30/30)   100重量部ト記組成物をボ
ールミル中にて3時間混合し、針状磁性酸化鉄を分散剤
によりよく湿潤させた。
次にバインダーとして アクリル−m結合導入塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル
アルコール共重合体(マレイン酸含有:MW40.00
0)24重置部(固型分換算)、 アクリル=jf(結合4人ポリエーテルウレタンエラス
トマー(MW30,000)6爪量部(固型分換算)、 ペンタエリスリトールトリアクリレート3重量部 溶剤(MEに/トルエン/メチルイソブチルケトン40
/30/30)    260ffi量部ステアリン酸
/ミリスチン酸/ベヘン酸各1重量部 および ステアリン酸ブチル       5重量部を混合溶解
させた。
これを磁性粉混合物の入ったボールミル中に投入し、再
び42時間混合分散させた。
このようにして得られた磁性塗料を媒体の磁性層の原料
とし、第1図に示される製造ラインを用い、下記に示す
ようにミス記録媒体を製造した。
支持体としては幅500m1I+、75戸厚のポリエス
テル(PET)フィルムを使用し、その搬送スピードは
100 m/minとした。
リバースロールコートによって塗膜を塗布した。
次に、種々の大きさの磁石5およびヨーク9として第8
図および第9図に示される形状のものを用いて表1に示
されるような条件Fでランダムな配向を行った。
なお、m位磁石5!!は15  X20”mmとした。
また、各磁石単位511の磁力は、最大エネルギーhl
 (B H) max 4 、 0MGOeとした。
なお、この場合、支持体中央部の塗膜面上での印加磁界
は70Gとした。
次いで、乾燥炉を通過させ、表面N[滑化処理を行い、
放射線照射装置内を通過させて塗膜を乾燥硬化させた。
 その後、支持体幅方向に5枚の3.5″ディスク媒体
がillられるように打ち抜いて媒体サンプルを作製し
た。
なお、放射線の吸収線晴は5メガラツドとした。 この
製造方法に準じて以下に示すような磁性塗料を用い、種
々の媒体サンプルを作製した。
(fit性塗料2) Fe合金針状磁性粉 (長軸0.25pM、短軸0.o34、Hc 1500
 0e)      100重量部aAIL203粉末
(0,s#a粒状)10重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノ
ン50/25/25)200市i1部ト記組成物を強力
ミキサーにて3時間混合し、磁性合金粉末を分散剤によ
りよく湿潤させる。
アクリル二重結合導入塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル
アルコール共重合体(マレイン酸含有:MW40,00
0)20重量部(固型分換算)、 ア、クリルー二■「結合導入ポリエーテルウレタンエラ
スト7− (MW30,000)5重量部(固型分換算
)、 ペンタエリスリトールトリアクリレート3重量部 ffi剤(MEに/トルエン/シクロヘキサノン;50
/25/25)     180市量部ステアリン酸 
       2 III Ut部スステアリン酸ブチ
ル    1重!It部ステアリン酸i−セチル   
8 用ji1部を混合溶解させる。
これを先の磁性粉処理物と高速ミキサーにより、1時間
充分混合し、サンドグランドミルな用いて4時間混合分
散を行った。
なお、この磁性塗料を用いた場合、ランダム配向に際し
ては、支持体中央部の塗膜[での印加磁界を40Gとし
た。
(磁性塗料3) y−Fez03(長ftbO,44、 短4’dt0.1pm、Hc 300 0c)80市!
を部 y−Fe2 o3  (長軸0.6−1短軸0.11a
、Hc270 0e) 20市q部 カーボンブラック(帯電助lE用、三菱力−ボンブラッ
クMA−600)10重量部 (K  Af12038)末(0,s−粒子−)3B[
H1部 T i O2粉末(0,3−粒子) 4重量部SiC粉
末(0,3−粒子)  1重量部溶剤(メチルエチルケ
トン/トルエン/メチルイソブチルケトン 50/25/25)100重量部 ト記組成物をボールミル中にて3時間混合し、磁性酸化
鉄を分散剤によりよく湿潤させる。
次に、バインダーとして、 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(
MW20.000) (固型分換算)、13.3重に部 (トリ1型分換算) ポリエステルポリウレタン(MW20,000)   
20市量部(固型分換算)、溶剤(メチルエチルケトン
/シクロヘキサノン/メチルイソブチルケトン 40/30/30)200重計部 を混合溶解させた。
さらに、分散後、磁性塗料中にイソシアネート化合物(
1−1本ポリウレタン社製コロネートし)を5 屯、i
’+i:部(固型分換算)加えた。
なお、この磁性塗料3を用いた場合は、放射線硬化を行
わず、80℃、24時間の熱硬化を行った。
なお、この磁性塗料を用いた場合、ランダム配向に際し
ては、支持体中央部での塗膜面トでの印加磁界を50G
とした。
このようにして作製された硬化後の塗膜(磁性層)の厚
さは2、OImであった。 この膜J2の測定は電子マ
イクロメーターで行った。
これらの塗膜をフィルムの両面に形成し、両面コートと
した。
このような種々の磁性塗料を用い、表1に示されるよう
にランダム配向条件を種々がえて作製した媒体サンプル
についてF記の特性を測定した。
(りモジュレーション値 トラック1周の最大振幅のところで測定されるモ均振幅
と、そのトラックの最小振幅のところで測定される平均
振幅を測定する。 m1者をA、11者をBしたとき、
モジュレーションは次式で求められる。
モジュレーションは最内周トラックで2fで測定した。
本発明の実施例では、支持体の幅方向にて5枚のディス
クの打ち抜きを行っている。 従って、両端部と中央部
とから打ち抜かれたディスク媒体についてモジュレーシ
ョンを測定し、それらの値を MO(両端打ち抜き部分について測定)PJ+  (両
端と中央の中間部分の打ち抜き部分について測定) M2  (中央打ち抜き部分について測定)とし、それ
ぞわ計10個のサンプルについてゞト均した。
結果を表1に示す。
なお、サンプルNo、118は、特開昭第59−203
243号公報に記載の第1図に示されている磁場配向装
置を用いた比較例である。
この比較例では、フィルムの幅方向両側に異極を対向さ
せて配設した各対向磁石間にフィルムを走行させた。 
この場合、磁石の大きさを長さ100cm、高さ100
cm、厚み10mmとじB Hmaxを4.0MGOe
とした。
またヨークは、長さ100 cm、高さ10cm。
支持体に向けての長さを20 c+sとした。
なお、この場合、支持体中央部の塗膜面での印加磁界は
50Gとした。
(実施例2) 実施例1においてさらに同〜の磁石を支持体両側に対称
的に対向配置して実験を行7た。
その結果、上記表1の本発明の実施例の場合と同等ある
いはそれ以上の良好な効果が得られることが確認された
以上の結果より本発明の効果が明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造工程の概略側面図である。 第2図は本発明における磁石と支持体とヨークとの関係
を示す平面図である。 第3図は第2図の正面図である。 第4図、第6図、第8図および第10図は、本発明にお
ける磁石と支持体とヨークとの関係を示す平面図である
。 第5図、第7図、第9図および第11図は、それぞれ第
4図、第6図、第8図および第10図の正面図である。 第12図は本発明における2本の磁石と支持体とヨーク
との関係を示す正面図である。 第13図および第14図はそれぞれ、第12図の平面図
および底面図である。 符号の説明 1・・・巻き出しロール、2・・・非磁性支持体。 3・・・磁性塗料、41.45.49・・・ロール、5
・・・磁石、51.53.55・・・磁石単位、511
・・・m位磁石、6・・・乾燥炉、9・・・ヨーク出願
人  ティーディーケイ株式会社 FIG、2 IG  3 FIG、6 FIG、10 FIG、11 FIG、13 F I G、 14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長尺の非磁性支持体上に、磁性粉とバインダーと
    を含有する磁性塗料を塗布し、磁石によって磁界を印加
    し、乾燥し、しかる後、ディスク状に打ち抜く磁気記録
    媒体の製造方法において、 支持体幅方向に延在する永久磁石からなる磁石を支持体
    と対向して配置し、支持体幅方向に磁界を印加し、しか
    もこの磁石の支持体側幅方向の両端部に磁石の支持体側
    平面の位置より支持体方向に突出するようにヨークまた
    は補助磁石を連接し、磁石の寸法および配置位置を l_1=1.1l_0〜3.0l_0 l_2=0.1l_1〜0.7l_1 l_3=0.01l_1〜0.5l_1 g=0.05l_0〜1.0l_0 (ここにl_0は非磁性支持体の幅、l_1は磁石の支
    持体幅方向の長さ、l_2は磁石の支持体長手方向の長
    さ、l_3は磁石の支持体厚さ方向の長さ、gは支持体
    と磁石との間隙) とすることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. (2)ヨークまたは補助磁石の支持体幅方向の長さをy
    _1、磁石面から支持体方向への突出高さをy_2とし
    たとき、 (l_1−l_0)/2≦y_1<l_1/20<y_
    2<g である特許請求の範囲第1項に記載の磁気記録媒体の製
    造方法。
  3. (3)ヨークまたは補助磁石の磁石端部側の突出高さが
    、磁石中央部側の突出高さより大きい特許請求の範囲第
    1項または第2項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. (4)ヨークまたは補助磁石の突出高さが磁石の端部側
    と中央部側で等しい特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  5. (5)ヨークまたは補助磁石がそれ自体一体的に構成さ
    れているか、ヨークまたは補助磁石片を積層して一体化
    されている特許請求の範囲第3項または第4項に記載の
    磁気記録媒体の製造方法。
  6. (6)ヨークまたは補助磁石がヨークもしくは補助磁石
    片またはヨークもしくは補助磁石片の積層体を分離して
    配置して構成される特許請求の範囲第3項または第4項
    に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  7. (7)y_2の最大値および最小値をそれぞれy_2_
    m_a_xおよびy_2_m_i_nとしたとき0≦(
    y_2m_a_x−y_2_m_a_x/y_1<0.
    5である特許請求の範囲第3項ないし第6項のいずれか
    に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  8. (8)長尺の非磁性支持体上に、磁性粉とバインダーと
    を含有する磁性塗料を塗布し、磁石によって磁界を印加
    し、乾燥し、しかる後、ディスク状に打ち抜く磁気記録
    媒体の製造方法において、 支持体幅方向に延在する永久磁石からなる第1および第
    2の磁石を支持体を挾んで対向して配置し、支持体幅方
    向に磁界を印加し、しかもこの磁石の少なくとも一方の
    支持体側幅方向の両端部に磁石の支持体側平面の位置よ
    り支持体方向に突出するようにヨークまたは補助磁石を
    連接し、第1および第2の磁石の方法および配置位置を l_1=1.1l_0〜3.0l_0 l_2=0.1l_1〜0.7l_1 l_3=0.01l_1〜0.5l_1 g=0.1l_0〜2.0l_0 l_1′=0.5l_1〜1.0l_1 l_2′=0.5l_2〜1.0l_2 l_3′=0.5l_3〜1.0l_3 g′=0.1l_0〜2.0l_0 (ここにl_0は非磁性支持体の幅、l_1およびl_
    1′はそれぞれ第1および第2の磁石の支持体幅方向の
    長さ、l_2およびl_2′はそれぞれ第1および第2
    の磁石の支持体長手方向の長さ、l_3およびl_3′
    はそれぞれ第1および第2の磁石の支持体厚さ方向の長
    さ、gおよびg′は、それぞれ支持体と第1および第2
    の磁石との間隙) とすることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  9. (9)l_1=l_1′、l_2=l_2′、l_3=
    l_3′、g=g′である特許請求の範囲第8項に記載
    の磁気記録媒体の製造方法。
  10. (10)少なくとも一方の磁石に設けられるそれぞれの
    ヨークまたは補助磁石の支持体幅方向の長さをy_1、
    磁石面から支持体方向への突出高さをy_2としたとき
    、 (l_1−l_0)/2≦y_1<l_1/20<y_
    2<g である特許請求の範囲第8項または第9項に記載の磁気
    記録媒体の製造方法。
  11. (11)第1および第2の磁石にヨークまたは補助磁石
    が設けられ、第1および第2の磁石のそれぞれのヨーク
    または補助磁石の支持体幅方向の長さをy_1およびy
    _1′、磁石面から支持体方向への突出高さをy_2お
    よびy_2′としたとき、 (l_1−l_0)/2≦y_1<l_1/20<y_
    2<g (l_1′−l_0)/2≦y_1′<l_1′/20
    <y_2′<g′ である特許請求の範囲第8項または第9項に記載の磁気
    記録媒体の製造方法。
  12. (12)l_1=l_1′、l_2=l_2′、l_3
    =l_3′、g=g′ 、y_1=y_1、y_2′=
    y_2′である特許請求範囲第11項に記載の磁気記録
    媒体の製造方法。
  13. (13)ヨークまたは補助磁石の磁石端部鋼の突出高さ
    が、磁石中央部側の突出高さより大きい特許請求の範囲
    第8項ないし第12項のいずれかに記載の磁気記録媒体
    の製造方法。
  14. (14)ヨークまたは補助磁石の突出高さが磁石の端部
    側と中央部側で等しい特許請求の範囲第8項ないし第1
    2項のいずれかに記載の磁気記録媒体の製造方法。
  15. (15)ヨークまたは補助磁石がそれ自体一体的に構成
    されているか、ヨークまたは補助磁石片を積層して一体
    化されている特許請求の範囲第13項または第14項に
    記載の磁気記録媒体の製造方法。
  16. (16)ヨークまたは補助磁石がヨークもしくは補助磁
    石片またはヨークもしくは補助磁石片の積層体を分離し
    て配置して構成される特許請求の範囲第13項または第
    14に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  17. (17)y_2の最大値および最小値をそれぞれy_2
    _m_a_xおよびy_2_m_i_nとしたとき0≦
    (y_2_m_a_x−y_2_m_i_n)/y_1
    <0.5である特許請求の範囲第13項ないし第16項
    いずれかに記載の磁気記録媒体の製造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142751A (ja) * 1983-02-04 1984-08-16 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体の製造法
JPS61160835A (ja) * 1985-01-09 1986-07-21 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法および装置

Patent Citations (2)

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