JPS6248095B2 - - Google Patents
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- JPS6248095B2 JPS6248095B2 JP55054419A JP5441980A JPS6248095B2 JP S6248095 B2 JPS6248095 B2 JP S6248095B2 JP 55054419 A JP55054419 A JP 55054419A JP 5441980 A JP5441980 A JP 5441980A JP S6248095 B2 JPS6248095 B2 JP S6248095B2
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 62
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 48
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 30
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 21
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 9
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/129—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/644—Hub construction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、軸線を有するボユニツトと、中立角
度位置と前記中立角度位置の両側の各終端角度位
置との間で前記軸線を中心にして前記ボユニツト
に対し相対的に角運動できるように前記ボユニツ
トに取付けられたカバープレートユニツトと、少
なくとも1個の周方向圧縮ばねと、前記ボユニツ
トに対する、前記カバープレートユニツトの相対
的な角運動を緩衝せしめる摩擦緩衝機構とから成
り、前記ボユニツトはボスと、前記軸線に対して
直角に前記ボスに固定されたボスプレートとを含
み、前記ボスプレートには、周方向で対向位置に
ある第1の端縁及び第2の端縁を備えて周方向に
延在する少なくとも1個の第1のボスプレート窓
が設けられており、前記カバープレートユニツト
は2つのカバープレートを含んでおり、前記カバ
ープレートはそれぞれ前記ボスプレートの一方及
び他方の側に位置せしめられており、一方のカバ
ープレートにラインング保持体が設けられてお
り、前記カバープレートの各々に、周方向で対向
位置にある第1の端縁及び第2の端縁を備えて周
方向に延在する少なくとも1個の第1のカバープ
レート窓が設けられており、前記2つのカバープ
レートの前記第1のカバープレート窓は軸方向で
互いに整合されかつ前記第1のボスプレート窓に
重さなつており、前記第1の周方向圧縮ばねは前
記第1のボスプレート窓及び前記第1のカバープ
レート窓の内部に収容されており、かつ前記周方
向圧縮ばねは周方向で互いに反対向きの第1の端
部及び第2の端部を有しており、前記第1の端部
は前記両方の第1の端縁に隣接し、かつ前記第2
の端部は前記両方の第2の端縁に隣接しており、
前記第1の周方向圧縮ばねは前記ボスプレートと
前記カバープレートユニツトとを作用結合せしめ
るねじりばね機構として作用し、この周方向圧縮
ばねは前記中立の角度位置から前記終端角度位置
への角運動に抵抗し、前記摩擦緩衝機構は前記軸
線を中心として角運動できるように前記ボスユニ
ツトに取付けられたコントロールプレートと、前
記コントロールプレートと前記カバープレートユ
ニツトとの間に作用的に間挿された第1の摩擦ユ
ニツトとを含み、前記第1の摩擦ユニツトは第1
のトルク値を有する緩衝トルクを生ぜしめ、前記
摩擦緩衝機構は、さらに、前記コントロールプレ
ートと前記ボスユニツトとの間に作用的に間挿さ
れた第2の摩擦ユニツトを含み、前記第2の摩擦
ユニツトは前記第1のトルク値とは異なる第2の
トルク値を有する緩衝トルクを生ぜしめ、前記摩
擦緩衝機構は、さらに、前記コントロールプレー
トに設けられた第1の支持部材を含み、前記第1
の支持部材はばね係合面と縁部係合面とを有して
おり、前記ばね係合面は前記第1の周方向圧縮ば
ねの前記第1の端部に周方向で対向しているよう
に構成されたクラツチプレートアツセンブリに関
する。
度位置と前記中立角度位置の両側の各終端角度位
置との間で前記軸線を中心にして前記ボユニツト
に対し相対的に角運動できるように前記ボユニツ
トに取付けられたカバープレートユニツトと、少
なくとも1個の周方向圧縮ばねと、前記ボユニツ
トに対する、前記カバープレートユニツトの相対
的な角運動を緩衝せしめる摩擦緩衝機構とから成
り、前記ボユニツトはボスと、前記軸線に対して
直角に前記ボスに固定されたボスプレートとを含
み、前記ボスプレートには、周方向で対向位置に
ある第1の端縁及び第2の端縁を備えて周方向に
延在する少なくとも1個の第1のボスプレート窓
が設けられており、前記カバープレートユニツト
は2つのカバープレートを含んでおり、前記カバ
ープレートはそれぞれ前記ボスプレートの一方及
び他方の側に位置せしめられており、一方のカバ
ープレートにラインング保持体が設けられてお
り、前記カバープレートの各々に、周方向で対向
位置にある第1の端縁及び第2の端縁を備えて周
方向に延在する少なくとも1個の第1のカバープ
レート窓が設けられており、前記2つのカバープ
レートの前記第1のカバープレート窓は軸方向で
互いに整合されかつ前記第1のボスプレート窓に
重さなつており、前記第1の周方向圧縮ばねは前
記第1のボスプレート窓及び前記第1のカバープ
レート窓の内部に収容されており、かつ前記周方
向圧縮ばねは周方向で互いに反対向きの第1の端
部及び第2の端部を有しており、前記第1の端部
は前記両方の第1の端縁に隣接し、かつ前記第2
の端部は前記両方の第2の端縁に隣接しており、
前記第1の周方向圧縮ばねは前記ボスプレートと
前記カバープレートユニツトとを作用結合せしめ
るねじりばね機構として作用し、この周方向圧縮
ばねは前記中立の角度位置から前記終端角度位置
への角運動に抵抗し、前記摩擦緩衝機構は前記軸
線を中心として角運動できるように前記ボスユニ
ツトに取付けられたコントロールプレートと、前
記コントロールプレートと前記カバープレートユ
ニツトとの間に作用的に間挿された第1の摩擦ユ
ニツトとを含み、前記第1の摩擦ユニツトは第1
のトルク値を有する緩衝トルクを生ぜしめ、前記
摩擦緩衝機構は、さらに、前記コントロールプレ
ートと前記ボスユニツトとの間に作用的に間挿さ
れた第2の摩擦ユニツトを含み、前記第2の摩擦
ユニツトは前記第1のトルク値とは異なる第2の
トルク値を有する緩衝トルクを生ぜしめ、前記摩
擦緩衝機構は、さらに、前記コントロールプレー
トに設けられた第1の支持部材を含み、前記第1
の支持部材はばね係合面と縁部係合面とを有して
おり、前記ばね係合面は前記第1の周方向圧縮ば
ねの前記第1の端部に周方向で対向しているよう
に構成されたクラツチプレートアツセンブリに関
する。
従来の技術
この種のクラツチプレートアツセンブリは英国
特許第1493002号明細書に記載されており、公知
である。この英国特許明細書によれば、緩衝効果
は中立の角度位置からの角運動の方向に依存す
る。しかしながら、緩衝効果は中立の角度位置と
両終端角度位置との間では一定に保持される。
特許第1493002号明細書に記載されており、公知
である。この英国特許明細書によれば、緩衝効果
は中立の角度位置からの角運動の方向に依存す
る。しかしながら、緩衝効果は中立の角度位置と
両終端角度位置との間では一定に保持される。
本発明が解決しようとする問題点
本発明の課題は中立の角度位置から各終端角度
位置への角運動が行なわれる際に、第1の角運動
区間の後に緩衝効果が変化するように構成された
クラツチプレートアツセンブリを提供することに
ある。
位置への角運動が行なわれる際に、第1の角運動
区間の後に緩衝効果が変化するように構成された
クラツチプレートアツセンブリを提供することに
ある。
問題点を解決するための手段
上記課題を解決した本発明の要旨は、第1のボ
スプレート窓の周方向の寸法は前記第1のカバー
プレート窓の周方向の寸法とは異なつており、前
記第1の周方向圧縮ばねの周方向の寸法は、前記
中立の角度位置において、前記第1のボスプレー
ト窓及び前記第1のカバープレート窓のうちの短
い方の窓の周方向の寸法とほぼ等しくされてお
り、前記第1の支持部材の前記縁部係合面は前記
第1のボスプレート窓及び前記第1のカバープレ
ート窓のうちの長い方の窓の第1の端縁に周方向
で対向しており、ばね係合面と縁部係合面とを有
する第2の支持部材が前記コントロールプレート
に設けられており、さらに前記第2の支持部材の
前記ばね係合面は第1の別の周方向圧縮ばねの第
2の端部に周方向で対向し、かつ、前記第2の支
持部材の前記縁部係合面は第1の別のボスプレー
ト窓及び第1の別のカバープレート窓のうちの長
い方の窓の第2の端縁に周方向で対向するように
構成したことにある。
スプレート窓の周方向の寸法は前記第1のカバー
プレート窓の周方向の寸法とは異なつており、前
記第1の周方向圧縮ばねの周方向の寸法は、前記
中立の角度位置において、前記第1のボスプレー
ト窓及び前記第1のカバープレート窓のうちの短
い方の窓の周方向の寸法とほぼ等しくされてお
り、前記第1の支持部材の前記縁部係合面は前記
第1のボスプレート窓及び前記第1のカバープレ
ート窓のうちの長い方の窓の第1の端縁に周方向
で対向しており、ばね係合面と縁部係合面とを有
する第2の支持部材が前記コントロールプレート
に設けられており、さらに前記第2の支持部材の
前記ばね係合面は第1の別の周方向圧縮ばねの第
2の端部に周方向で対向し、かつ、前記第2の支
持部材の前記縁部係合面は第1の別のボスプレー
ト窓及び第1の別のカバープレート窓のうちの長
い方の窓の第2の端縁に周方向で対向するように
構成したことにある。
本発明の作用
本発明によれば、コントロールプレートを間挿
したことによつて、中立の角度位置から終端角度
位置へ向かう角運動のさいの緩衝作用は次のよう
に行なわれる。第1の角運動区間のおいては、コ
ントロールプレートはボスユニツトに対して相対
的にカバープレートユニツトと共に回転せしめら
れる。この第1の角運動区間においては、緩衝効
果は前記コントロールプレートとボスユニツトと
の間で作用する第2の摩擦ユニツトによつてのみ
生ぜしめられる。この第1の角運動区間は、一方
の支持部材の縁部係合面が前記第1のボスプレー
ト窓及び前記第1のカバープレート窓のうちの長
い方の窓の端縁に係合することによつて終了す
る。角運動がこの第1の角運動区間を越えて続け
られると、コントロールプレートはボスプレート
ユニツトに対して相対回転不能となり、その結果
カバープレートユニツトがコントロールプレート
に対して相対的な角運動を行う(第2の角運動区
間)。この角運動区間ではコントロールプレート
とカバープレートユニツトとの間に作用的に間挿
されている第1の摩擦ユニツトが作用し、他方第
2の摩擦ユニツトは作用しなくなる。
したことによつて、中立の角度位置から終端角度
位置へ向かう角運動のさいの緩衝作用は次のよう
に行なわれる。第1の角運動区間のおいては、コ
ントロールプレートはボスユニツトに対して相対
的にカバープレートユニツトと共に回転せしめら
れる。この第1の角運動区間においては、緩衝効
果は前記コントロールプレートとボスユニツトと
の間で作用する第2の摩擦ユニツトによつてのみ
生ぜしめられる。この第1の角運動区間は、一方
の支持部材の縁部係合面が前記第1のボスプレー
ト窓及び前記第1のカバープレート窓のうちの長
い方の窓の端縁に係合することによつて終了す
る。角運動がこの第1の角運動区間を越えて続け
られると、コントロールプレートはボスプレート
ユニツトに対して相対回転不能となり、その結果
カバープレートユニツトがコントロールプレート
に対して相対的な角運動を行う(第2の角運動区
間)。この角運動区間ではコントロールプレート
とカバープレートユニツトとの間に作用的に間挿
されている第1の摩擦ユニツトが作用し、他方第
2の摩擦ユニツトは作用しなくなる。
上記の説明は両終端角度位置への角運動に対し
て等しくあてはまる。
て等しくあてはまる。
本発明の1実施態様によれば、第1の支持部材
と第2の支持部材との周方向距離は、支持部材の
ばね係合面が、中立の角度位置において、第1の
周方向圧縮ばねの第1の端部と第1の他方の周方
向圧縮ばねの第2の端部とに接触するように設計
されている。この構成により中立の角度位置から
角運動が開始されると、コントロールプレートは
遅延することなくボスユニツトの対して相対的に
カバープレートユニツトと共に回転せしめられ
る。
と第2の支持部材との周方向距離は、支持部材の
ばね係合面が、中立の角度位置において、第1の
周方向圧縮ばねの第1の端部と第1の他方の周方
向圧縮ばねの第2の端部とに接触するように設計
されている。この構成により中立の角度位置から
角運動が開始されると、コントロールプレートは
遅延することなくボスユニツトの対して相対的に
カバープレートユニツトと共に回転せしめられ
る。
本発明のさらに別の実施態様によれば、前記ボ
スプレートに少なくとも1個の第2の周方向に延
在するボスプレート窓が設けられ、かつ前記カバ
ープレートの各々に少なくとも1個の第2のカバ
ープレート窓が設けられており、前記第2のボス
プレート窓と前記第2のカバープレート窓は等し
い周方向の寸法を有しかつ前記中立の角度位置に
ある際に軸方向で互いに整合せしめられ、前記第
2のボスプレート窓及び前記第2のカバープレー
ト窓の内部に第2の周方向圧縮ばねが収容されて
おり、前記第2の周方向圧縮ばねの周方向端部は
前記第2のボスプレート窓及び前記第2のカバー
プレート窓の周方向で互いに反対側の端縁に係合
するように構成される。このように構成すること
により、カバープレートユニツトはボスユニツト
を介してのトルク伝達の停止後、前記ボスユニツ
トに対して中立の角度位置へ自動的にもどること
ができる。前記第1の摩擦ユニツトのトルク値を
前記第2の摩擦ユニツトのトルク値より小さくす
ることは可能であるが、殆どの場合前記第1の摩
擦ユニツトのトルク値は前記第2の摩擦ユニツト
のトルク値よりも大きくすることが望ましい。こ
のことは、既述の第1の角運動区間において生ぜ
しめられる緩衝効果が該第1の角運動区間を越え
る角運動の際に生ぜしめられる緩衝効果よりも小
さくなることを意味する。
スプレートに少なくとも1個の第2の周方向に延
在するボスプレート窓が設けられ、かつ前記カバ
ープレートの各々に少なくとも1個の第2のカバ
ープレート窓が設けられており、前記第2のボス
プレート窓と前記第2のカバープレート窓は等し
い周方向の寸法を有しかつ前記中立の角度位置に
ある際に軸方向で互いに整合せしめられ、前記第
2のボスプレート窓及び前記第2のカバープレー
ト窓の内部に第2の周方向圧縮ばねが収容されて
おり、前記第2の周方向圧縮ばねの周方向端部は
前記第2のボスプレート窓及び前記第2のカバー
プレート窓の周方向で互いに反対側の端縁に係合
するように構成される。このように構成すること
により、カバープレートユニツトはボスユニツト
を介してのトルク伝達の停止後、前記ボスユニツ
トに対して中立の角度位置へ自動的にもどること
ができる。前記第1の摩擦ユニツトのトルク値を
前記第2の摩擦ユニツトのトルク値より小さくす
ることは可能であるが、殆どの場合前記第1の摩
擦ユニツトのトルク値は前記第2の摩擦ユニツト
のトルク値よりも大きくすることが望ましい。こ
のことは、既述の第1の角運動区間において生ぜ
しめられる緩衝効果が該第1の角運動区間を越え
る角運動の際に生ぜしめられる緩衝効果よりも小
さくなることを意味する。
本発明の有利な実施態様によれば、第1のボス
プレートは第1のカバープレート窓よりも周方向
で長い。
プレートは第1のカバープレート窓よりも周方向
で長い。
本発明のさらに別の実施態様によれば、第1及
び第2の支持部材は前記コントーロールプレート
のほぼ半径方向に延在する異なるアーム上に設け
られる。
び第2の支持部材は前記コントーロールプレート
のほぼ半径方向に延在する異なるアーム上に設け
られる。
本発明のさらに別の実施態様によれば、前記ア
ームは既述の軸線に関してほぼ互いに反対の方向
に延在せしめられ、前記第1及び第2の支持部材
は異なる第1の周方向圧縮ばねに関連している。
第1及び第2の支持部材が異なる第1の周方向圧
縮ばねと共働することは次の理由で有意義であ
る。
ームは既述の軸線に関してほぼ互いに反対の方向
に延在せしめられ、前記第1及び第2の支持部材
は異なる第1の周方向圧縮ばねに関連している。
第1及び第2の支持部材が異なる第1の周方向圧
縮ばねと共働することは次の理由で有意義であ
る。
第1に、第1及び第2の支持部材の材料の厚さ
が、第1の窓の互いに対向して位置する群に分配
され、クラツチプレートアツセンブリ内での支持
部材の適合が有利となる。さらに、支持部材を含
むコントロールプレートの構成は簡単であり、製
造費が削減される。さらに、支持部材を局部的に
焼入れするのも簡単である。
が、第1の窓の互いに対向して位置する群に分配
され、クラツチプレートアツセンブリ内での支持
部材の適合が有利となる。さらに、支持部材を含
むコントロールプレートの構成は簡単であり、製
造費が削減される。さらに、支持部材を局部的に
焼入れするのも簡単である。
しかしながら、第1及び第2の支持部材は第1
の同一の周方向圧縮ばねの互いに反対側の端部及
び該周方向圧縮ばねを収容している第1の窓の端
縁と共働するように構成されていてもよい。
の同一の周方向圧縮ばねの互いに反対側の端部及
び該周方向圧縮ばねを収容している第1の窓の端
縁と共働するように構成されていてもよい。
本発明のさらに別の実施態様では、コントロー
ルプレートがほぼ軸方向に曲げ出された耳を備え
ており、この耳に第1及第2の支持部材が形成さ
れている。
ルプレートがほぼ軸方向に曲げ出された耳を備え
ており、この耳に第1及第2の支持部材が形成さ
れている。
本発明のさらに別の実施態様では、各耳が軸方
向から見てL字状に形成されており、一方の耳の
第1の脚部が第1の支持部材をかつ第2の脚部が
第1の補強リブを形成しており、他方の耳の第1
の脚部が第2の支持部材を、かつ第2の脚部が第
2の補強リブを形成している。
向から見てL字状に形成されており、一方の耳の
第1の脚部が第1の支持部材をかつ第2の脚部が
第1の補強リブを形成しており、他方の耳の第1
の脚部が第2の支持部材を、かつ第2の脚部が第
2の補強リブを形成している。
本発明のさらに別の実施態様では、コントロー
ルプレートの平面からの補強リブの縁部の高さ
は、支持部材と補強リブとの結合個所では支持部
材の縁部の高さにほぼ等しく、前記結合個所から
離れるにつれ連続的に減少している。
ルプレートの平面からの補強リブの縁部の高さ
は、支持部材と補強リブとの結合個所では支持部
材の縁部の高さにほぼ等しく、前記結合個所から
離れるにつれ連続的に減少している。
本発明のさらに別の実施態様によれば、前記コ
ントロールプレートは前記ボスプレートの一方の
側と前記ボスプレートの同じ一方の側に位置する
第1のカバープレートとの間に配置されており、
また第1の摩擦ユニツトは前記コントロールプレ
ートとボスプレートとの間に位置する第1の摩擦
ユニツトから成り、第2の摩擦ユニツトは前記コ
ントロールプレートとボスユニツトとの間に位置
する第2の摩擦プレートから成り、両カバープレ
ートは軸方向で互いに固定されかつ前記ボスユニ
ツトに対しては軸方向で可動であり、前記ボスプ
レートと前記第2のカバープレートとの間に軸方
向圧縮ばねが設けられている。このように構成す
ることにより、前記第1及び第2の摩擦ユニツト
の緩衝効果を得るのにただ1つの軸方向の圧縮ば
ねを設けるだけで充分になる。
ントロールプレートは前記ボスプレートの一方の
側と前記ボスプレートの同じ一方の側に位置する
第1のカバープレートとの間に配置されており、
また第1の摩擦ユニツトは前記コントロールプレ
ートとボスプレートとの間に位置する第1の摩擦
ユニツトから成り、第2の摩擦ユニツトは前記コ
ントロールプレートとボスユニツトとの間に位置
する第2の摩擦プレートから成り、両カバープレ
ートは軸方向で互いに固定されかつ前記ボスユニ
ツトに対しては軸方向で可動であり、前記ボスプ
レートと前記第2のカバープレートとの間に軸方
向圧縮ばねが設けられている。このように構成す
ることにより、前記第1及び第2の摩擦ユニツト
の緩衝効果を得るのにただ1つの軸方向の圧縮ば
ねを設けるだけで充分になる。
本発明のさらに別の実施態様によれば前記カバ
ープレートユニツトと前記ボスプレートとの間に
第3の摩擦ユニツトが間挿されている。この第3
の摩擦ユニツトの緩衝効果は前記第1の摩擦ユニ
ツトの緩衝効果及び前記第2の摩擦ユニツトの緩
衝効果の両方に重量される。本発明のさらに別の
実施態様では、この第3の摩擦ユニツトは前記ボ
スプレートと前記第2のカバープレートとの間に
間挿された第3の摩擦プレートから成る。
ープレートユニツトと前記ボスプレートとの間に
第3の摩擦ユニツトが間挿されている。この第3
の摩擦ユニツトの緩衝効果は前記第1の摩擦ユニ
ツトの緩衝効果及び前記第2の摩擦ユニツトの緩
衝効果の両方に重量される。本発明のさらに別の
実施態様では、この第3の摩擦ユニツトは前記ボ
スプレートと前記第2のカバープレートとの間に
間挿された第3の摩擦プレートから成る。
前記第1、第2及び第3の摩擦ユニツトの緩衝
効果を得るのにただ1つの軸方向圧縮ばねのみを
設ければ充分となるようにするため、本発明のさ
らに別の実施態様によれば、前記第2のカバープ
レート側に向いた前記第3の摩擦プレートの面を
中間プレートに接触せしめ、前記中間プレートは
前記第2のカバープレートに対して軸方向では相
対的に可動であるが、角度方向では固定されるよ
うに構成され、さらに前記軸方向圧縮ばねは前記
中間プレートと前記第2のカバープレートとの間
に間挿されている。
効果を得るのにただ1つの軸方向圧縮ばねのみを
設ければ充分となるようにするため、本発明のさ
らに別の実施態様によれば、前記第2のカバープ
レート側に向いた前記第3の摩擦プレートの面を
中間プレートに接触せしめ、前記中間プレートは
前記第2のカバープレートに対して軸方向では相
対的に可動であるが、角度方向では固定されるよ
うに構成され、さらに前記軸方向圧縮ばねは前記
中間プレートと前記第2のカバープレートとの間
に間挿されている。
本発明のさらに別の実施態様では、前記第2及
び第3の摩擦ユニツトがほぼ等しいトルク値を有
する。このことを実現するために本発明のさらに
別の実施態様では前記第2及び第3の摩擦プレー
トが等しい摩擦値、内径及び外径を有する。
び第3の摩擦ユニツトがほぼ等しいトルク値を有
する。このことを実現するために本発明のさらに
別の実施態様では前記第2及び第3の摩擦プレー
トが等しい摩擦値、内径及び外径を有する。
前記第1の摩擦ユニツトのトルク値を前記第2
の摩擦ユニツトのトルク値よりも大きくすること
が所望される場合、本発明のさらに別の実施態様
では、前記第1及び第2の摩擦プレートが等しい
内径を有し、かつ前記第1の摩擦プレートの外径
は前記第2の摩擦プレートの外径よりも大きい。
の摩擦ユニツトのトルク値よりも大きくすること
が所望される場合、本発明のさらに別の実施態様
では、前記第1及び第2の摩擦プレートが等しい
内径を有し、かつ前記第1の摩擦プレートの外径
は前記第2の摩擦プレートの外径よりも大きい。
実施例
第2図にボスユニツトが参照記号10で全体的
に示されている。このボスユニツト10はボス1
2とボスプレート14とから成る。ボス12は例
えば自動車のギヤボツクスの入力軸にボスプレー
トアツセンブリを取付けるためのスプライン16
を備えている。
に示されている。このボスユニツト10はボス1
2とボスプレート14とから成る。ボス12は例
えば自動車のギヤボツクスの入力軸にボスプレー
トアツセンブリを取付けるためのスプライン16
を備えている。
ボス12の軸線はAで示してある。
ボスユニツト10には、全体的に18で示すカ
バープレートユニツトが取付けられている。カバ
ープレートユニツト18は第1のカバープレート
20と第2のカバープレート22とから成る。カ
バープレート20,22はそれぞれボスプレート
14の異なる側に配置されている。カバープレー
ト20,22はリベツト24により、相対的な軸
方向位置及び角度位置が不動な状態で結合されて
いる。しかしながら、カバープレートユニツト1
8はボスユニツト10に対して軸線Aを中心にし
て角運動することができる。第1のカバープレー
ト20にはライニング保持体26が設けられ、該
ライニング保持体26にはクラツチライニング2
8が取付けられている。
バープレートユニツトが取付けられている。カバ
ープレートユニツト18は第1のカバープレート
20と第2のカバープレート22とから成る。カ
バープレート20,22はそれぞれボスプレート
14の異なる側に配置されている。カバープレー
ト20,22はリベツト24により、相対的な軸
方向位置及び角度位置が不動な状態で結合されて
いる。しかしながら、カバープレートユニツト1
8はボスユニツト10に対して軸線Aを中心にし
て角運動することができる。第1のカバープレー
ト20にはライニング保持体26が設けられ、該
ライニング保持体26にはクラツチライニング2
8が取付けられている。
ボスプレート14には、2個の周方向に延在す
る第1のボスプレート窓30,32が設けられて
いる。カバープレート20,22には2つの群
の、軸方向で整合し周方向に延在する第1のカバ
ープレート窓34,36が設けられている。第1
のボスプレート窓30及び第1のカバープレート
窓34内には第1の周方向圧縮ばね38が設けら
れており、この周方向圧縮ばねは第1の周方向の
端部38a及び第2の周方向の端部38bを有し
ている。第1の周方向圧縮ばね38の第1の端部
38aはカバープレート窓34の第1の端縁34
aと係合している。第1の周方向圧縮ばね38の
第2の端部38bは第1のカバープレート窓34
の第2の端縁34bと係合している。第1図から
明らかなように、第1のボスプレート窓30の周
方向の寸法は第1のカバープレート窓34の周方
向の寸法より大きい。第1のボスプレート窓30
は第1の端縁30a及び第2の端縁30bを有し
ている。
る第1のボスプレート窓30,32が設けられて
いる。カバープレート20,22には2つの群
の、軸方向で整合し周方向に延在する第1のカバ
ープレート窓34,36が設けられている。第1
のボスプレート窓30及び第1のカバープレート
窓34内には第1の周方向圧縮ばね38が設けら
れており、この周方向圧縮ばねは第1の周方向の
端部38a及び第2の周方向の端部38bを有し
ている。第1の周方向圧縮ばね38の第1の端部
38aはカバープレート窓34の第1の端縁34
aと係合している。第1の周方向圧縮ばね38の
第2の端部38bは第1のカバープレート窓34
の第2の端縁34bと係合している。第1図から
明らかなように、第1のボスプレート窓30の周
方向の寸法は第1のカバープレート窓34の周方
向の寸法より大きい。第1のボスプレート窓30
は第1の端縁30a及び第2の端縁30bを有し
ている。
第1の別のボスプレート窓32及び第1の別の
カバープレート窓36の内部には第1の別の周方
向圧縮ばね40が設けられている。
カバープレート窓36の内部には第1の別の周方
向圧縮ばね40が設けられている。
第1のボスプレート窓32の第1のカバープレ
ート窓36のそれぞれの端縁32a,32b,3
6a,36bに対する第1の周方向圧縮ばね40
の周方向の端部40a,40bの位置関係は第1
の周方向圧縮ばね38に関して上述したものと同
様である。
ート窓36のそれぞれの端縁32a,32b,3
6a,36bに対する第1の周方向圧縮ばね40
の周方向の端部40a,40bの位置関係は第1
の周方向圧縮ばね38に関して上述したものと同
様である。
ボスプレート14及びカバープレート20,2
2には第2の周方向に延在するボスプレート窓及
びカバープレート窓42,44が設けられてお
り、これらの第2のボスプレート窓及びカバープ
レート窓の内部にはそれぞれ第2の周方向圧縮ば
ね48,50が収容されている。第2のボスプレ
ート窓及び第2のカバープレート窓の周方向の寸
法は等しい。
2には第2の周方向に延在するボスプレート窓及
びカバープレート窓42,44が設けられてお
り、これらの第2のボスプレート窓及びカバープ
レート窓の内部にはそれぞれ第2の周方向圧縮ば
ね48,50が収容されている。第2のボスプレ
ート窓及び第2のカバープレート窓の周方向の寸
法は等しい。
第1図では、ボスプレートアツセンブリは中立
の角度位置で示してある。
の角度位置で示してある。
第2図に示すように、第1のカバープレート2
0とボスプレート14との間には第1の摩擦プレ
ート54、コントロールプレート56、及び第2
の摩擦プレート58が設けられている。ボスプレ
ート14の他方の側と第2のカバープレート22
との間には、第3の摩擦プレート60、中間プレ
ート62及び軸方向圧縮ばね64が設けられてい
る。
0とボスプレート14との間には第1の摩擦プレ
ート54、コントロールプレート56、及び第2
の摩擦プレート58が設けられている。ボスプレ
ート14の他方の側と第2のカバープレート22
との間には、第3の摩擦プレート60、中間プレ
ート62及び軸方向圧縮ばね64が設けられてい
る。
コントロールプレート56は第3図に詳細に図
示されている。同図から明らかなように、コント
ロールプレート56にはほぼ半径方向でかつ逆向
きに延在する2個のアーム68が設けられてい
る。これらのアームには各々軸方向に向いたL字
状の耳70,72が設けられている。耳70は第
1の脚部及び第2の脚部から成る。第1の脚部は
ばね係合面80と縁部係合面82とを備えた第1
の支持部材74を形成している。耳72は同様に
第1の脚部と第2の脚部とから成り、第1の脚部
はばね係合面84と縁部係合面86とを備えた第
2の支持部材76を形成している。両耳70,7
2のそれぞれ第2の脚部は、第4図に示すように
コントロールプレート56の平面に対して傾斜し
た縁部を有し、第1及び第2の補強リブ78,7
9を形成している。
示されている。同図から明らかなように、コント
ロールプレート56にはほぼ半径方向でかつ逆向
きに延在する2個のアーム68が設けられてい
る。これらのアームには各々軸方向に向いたL字
状の耳70,72が設けられている。耳70は第
1の脚部及び第2の脚部から成る。第1の脚部は
ばね係合面80と縁部係合面82とを備えた第1
の支持部材74を形成している。耳72は同様に
第1の脚部と第2の脚部とから成り、第1の脚部
はばね係合面84と縁部係合面86とを備えた第
2の支持部材76を形成している。両耳70,7
2のそれぞれ第2の脚部は、第4図に示すように
コントロールプレート56の平面に対して傾斜し
た縁部を有し、第1及び第2の補強リブ78,7
9を形成している。
第1の支持部材74は第2図から明らかなよう
に軸方向で第1のカバープレート20と第2のカ
バープレート22との間に位置している。第2の
支持部材76も同様に配置されている。第1の支
持部材74は第1図にも示されている。第1図か
ら明らかなように、ばね係合面80は第1の周方
向圧縮ばね38の端部38aに周方向で対向して
おり、縁部係合面82はボスプレート窓30の第
1の端縁30aに周方向で対向している。
に軸方向で第1のカバープレート20と第2のカ
バープレート22との間に位置している。第2の
支持部材76も同様に配置されている。第1の支
持部材74は第1図にも示されている。第1図か
ら明らかなように、ばね係合面80は第1の周方
向圧縮ばね38の端部38aに周方向で対向して
おり、縁部係合面82はボスプレート窓30の第
1の端縁30aに周方向で対向している。
第2の支持部材76も第1図に示されている。
第1図から明らかなように第2の支持部材76の
ばね係合面84は第1の周方向圧縮ばね40の第
2の端部40bに対向しており、縁部係合面86
は第1のボスプレート窓32の端縁32bに対向
している。
第1図から明らかなように第2の支持部材76の
ばね係合面84は第1の周方向圧縮ばね40の第
2の端部40bに対向しており、縁部係合面86
は第1のボスプレート窓32の端縁32bに対向
している。
中間プレート62は第2のカバープレート22
と一緒に回転できるように、該第2のカバープレ
ート22の内周面のスロツト90に係合している
軸方向の耳88によつて、該第2のカバープレー
ト22に結合されている。従つて、中間プレート
62は第2のカバープレート22に対して軸方向
では相対運動可能である。軸方向圧縮ばね64は
第1の摩擦プレート54、第2の摩擦プレート5
8、及び第3の摩擦プレート60に軸方向の圧力
を加えている。第2及び第3の摩擦プレート5
8,60は等しい大きさの内径及び外径を有して
いる。第1の摩擦プレート54の内径は第2及び
第3の摩擦プレート58,60の内径と同じであ
るが、外径は第2及び第3の摩擦プレートのそれ
よりも大きい。第1の摩擦プレート54は第1の
緩衝トルク値を有する第1の摩擦ユニツトを構成
し、第2の摩擦プレート58は第2の緩衝トルク
値を有する第2の摩擦ユニツトを構成し、かつ第
3の摩擦プレート60は第3の緩衝トルク値を有
する第3の摩擦ユニツトを構成する。第1の緩衝
トルク値は第2及び第3の緩衝トルク値より大き
くされている。
と一緒に回転できるように、該第2のカバープレ
ート22の内周面のスロツト90に係合している
軸方向の耳88によつて、該第2のカバープレー
ト22に結合されている。従つて、中間プレート
62は第2のカバープレート22に対して軸方向
では相対運動可能である。軸方向圧縮ばね64は
第1の摩擦プレート54、第2の摩擦プレート5
8、及び第3の摩擦プレート60に軸方向の圧力
を加えている。第2及び第3の摩擦プレート5
8,60は等しい大きさの内径及び外径を有して
いる。第1の摩擦プレート54の内径は第2及び
第3の摩擦プレート58,60の内径と同じであ
るが、外径は第2及び第3の摩擦プレートのそれ
よりも大きい。第1の摩擦プレート54は第1の
緩衝トルク値を有する第1の摩擦ユニツトを構成
し、第2の摩擦プレート58は第2の緩衝トルク
値を有する第2の摩擦ユニツトを構成し、かつ第
3の摩擦プレート60は第3の緩衝トルク値を有
する第3の摩擦ユニツトを構成する。第1の緩衝
トルク値は第2及び第3の緩衝トルク値より大き
くされている。
本発明の重要な点はコントロールプレート5
6、第1の周方向圧縮ばね38,40、第1の摩
擦プレート54、第2の摩擦プレート58及び第
1のカバープレート20が共働して作用すること
にある。第1図に示す中立位置で、コントロール
プレート56は、そのばね係合面80で第1の周
方向圧縮ばね38の端部38aに、かつそのばね
係合面84で第1の他方の周方向圧縮ばね40の
端部40bに当付くように取付けられる。第1の
周方向圧縮ばね38,40の各端部38a,40
bは互いに異なる回転方向に面している。例えば
時計回りでは端部38aは前端部となり、端部4
0bは後端部となる。この取付け状態で支持部材
74,76は第1のボスプレート窓30,32内
にそれぞれ突入している。第1の両方のボスプレ
ート窓30,32の周方向の寸法は、自由状態で
の第1の周方向圧縮ばね38,40の高さに比し
て大きい。コントロールプレート56の半径方向
内側の部分は第1のカバープレート20とボスプ
レート14との間に位置しており、さらに第1の
カバープレート20とコントロールプレート56
の半径方向内側の部分との間には第1の摩擦プレ
ート54が間挿されており、コントロールプレー
ト56の半径方向内側の部分とボスプレート14
との間には第2の摩擦プレート58が間挿されて
いる。第1の摩擦プレート54の摩擦値と第2の
摩擦プレート58の摩擦値とは互いに異なつてい
る。
6、第1の周方向圧縮ばね38,40、第1の摩
擦プレート54、第2の摩擦プレート58及び第
1のカバープレート20が共働して作用すること
にある。第1図に示す中立位置で、コントロール
プレート56は、そのばね係合面80で第1の周
方向圧縮ばね38の端部38aに、かつそのばね
係合面84で第1の他方の周方向圧縮ばね40の
端部40bに当付くように取付けられる。第1の
周方向圧縮ばね38,40の各端部38a,40
bは互いに異なる回転方向に面している。例えば
時計回りでは端部38aは前端部となり、端部4
0bは後端部となる。この取付け状態で支持部材
74,76は第1のボスプレート窓30,32内
にそれぞれ突入している。第1の両方のボスプレ
ート窓30,32の周方向の寸法は、自由状態で
の第1の周方向圧縮ばね38,40の高さに比し
て大きい。コントロールプレート56の半径方向
内側の部分は第1のカバープレート20とボスプ
レート14との間に位置しており、さらに第1の
カバープレート20とコントロールプレート56
の半径方向内側の部分との間には第1の摩擦プレ
ート54が間挿されており、コントロールプレー
ト56の半径方向内側の部分とボスプレート14
との間には第2の摩擦プレート58が間挿されて
いる。第1の摩擦プレート54の摩擦値と第2の
摩擦プレート58の摩擦値とは互いに異なつてい
る。
カバープレートユニツトがボスプレート14に
対して相対的に第1図で時計回りに負荷される
と、例えばフラツトなばね特性を有する第2の周
方向圧縮ばね48,50がただちに圧縮される。
しかしこの運動のさいには第1のカバープレート
窓34,36内の第1の周方向圧縮ばね38,4
0は圧縮されることなく時計回りに回転する。そ
のさい第1の周方向圧縮ばね38はコントロール
プレート56をばね係合面80を介して時計回り
に連行する。従つて、コントロールプレート56
はボスプレート14に対して相対回転することに
なる。この運動状態を第1の角運動区間と呼ぶな
らば、この第1の角運動区間内では第1及び第2
の摩擦プレートのうち第2の摩擦プレート58だ
けが作用する。この第1の角運動区間はコントロ
ールプレート56の支持部材74の縁部係合面8
2と第1のボスプレート窓の端縁30aとの間の
遊びがなくなるときに終了する。この遊びがなく
なつて、さらにカバープレートユニツトが時計回
りに回転し続けても、コントロールプレート56
はボスプレート14に対して相対的に回転しな
い。従つて第1のカバープレート20がコントロ
ールプレート56に対して相対的に回転する。こ
れによつて周方向圧縮ばね38は端縁34bとば
ね係合面80との間で圧縮される。この運動状態
を第2の角運動区間と呼ぶならば、この第2の角
運動区間では、第2の摩擦プレート58が作用し
なくなると共に第1のカバープレート20トコン
トロールプレート56との間の第1の摩擦プレー
ト54が作用する。
対して相対的に第1図で時計回りに負荷される
と、例えばフラツトなばね特性を有する第2の周
方向圧縮ばね48,50がただちに圧縮される。
しかしこの運動のさいには第1のカバープレート
窓34,36内の第1の周方向圧縮ばね38,4
0は圧縮されることなく時計回りに回転する。そ
のさい第1の周方向圧縮ばね38はコントロール
プレート56をばね係合面80を介して時計回り
に連行する。従つて、コントロールプレート56
はボスプレート14に対して相対回転することに
なる。この運動状態を第1の角運動区間と呼ぶな
らば、この第1の角運動区間内では第1及び第2
の摩擦プレートのうち第2の摩擦プレート58だ
けが作用する。この第1の角運動区間はコントロ
ールプレート56の支持部材74の縁部係合面8
2と第1のボスプレート窓の端縁30aとの間の
遊びがなくなるときに終了する。この遊びがなく
なつて、さらにカバープレートユニツトが時計回
りに回転し続けても、コントロールプレート56
はボスプレート14に対して相対的に回転しな
い。従つて第1のカバープレート20がコントロ
ールプレート56に対して相対的に回転する。こ
れによつて周方向圧縮ばね38は端縁34bとば
ね係合面80との間で圧縮される。この運動状態
を第2の角運動区間と呼ぶならば、この第2の角
運動区間では、第2の摩擦プレート58が作用し
なくなると共に第1のカバープレート20トコン
トロールプレート56との間の第1の摩擦プレー
ト54が作用する。
第1及び第2の角運動区間における上述した作
用が他方の軸方向圧縮ばね40によつて妨げられ
ないことは第2図から容易に理解される。
用が他方の軸方向圧縮ばね40によつて妨げられ
ないことは第2図から容易に理解される。
第2の角運動区間の終了後、カバープレートユ
ニツトがボスプレート14に対して相対的に逆時
計回りに戻されると(第1の復帰運動区間)、ま
ず圧縮されていた周方向圧縮ばね38の弾発力に
よつてコントロールプレート56はその縁部係合
面82で第1のボスプレート窓30の端縁30a
に当付いたままである。従つてカバープレート2
0とコントロールプレート56との間の第1の摩
擦プレート54が作用を続ける。周方向圧縮ばね
38の弾発力が消失すると、コントロールプレー
ト56は、自体とカバープレート20との間の第
1の摩擦プレート54の摩擦によつてカバープレ
ート20によつて連行される。(第2の復帰運動
区間)。この第2の復帰運動区間では他方の周方
向圧縮ばね40がカバープレート窓36の第1の
端縁36aによつて逆時計回りに押されて第2の
支持部材76を逆時計回りに押す。このように、
コントロールプレート56は逆時計回りに第1の
摩擦プレート54の摩擦を介してカバープレート
20によつて連行されると共に第2の支持部材に
よつて押されるため、第1図に示す中立の角度位
置に復帰する。この第2の復帰運動区間ではカバ
ープレート20とコントロールプレート56との
相対運動が生じないために、第1の摩擦プレート
54は作用せず、コントロールプレート56とボ
スプレート14との相対回転によつて第2の摩擦
プレート58だけが作用する。尚第3の摩擦プレ
ート60は第1の及び第2の角運動区間並びに第
1及び第2の復帰運動区間のいずれにおいても作
用する。
ニツトがボスプレート14に対して相対的に逆時
計回りに戻されると(第1の復帰運動区間)、ま
ず圧縮されていた周方向圧縮ばね38の弾発力に
よつてコントロールプレート56はその縁部係合
面82で第1のボスプレート窓30の端縁30a
に当付いたままである。従つてカバープレート2
0とコントロールプレート56との間の第1の摩
擦プレート54が作用を続ける。周方向圧縮ばね
38の弾発力が消失すると、コントロールプレー
ト56は、自体とカバープレート20との間の第
1の摩擦プレート54の摩擦によつてカバープレ
ート20によつて連行される。(第2の復帰運動
区間)。この第2の復帰運動区間では他方の周方
向圧縮ばね40がカバープレート窓36の第1の
端縁36aによつて逆時計回りに押されて第2の
支持部材76を逆時計回りに押す。このように、
コントロールプレート56は逆時計回りに第1の
摩擦プレート54の摩擦を介してカバープレート
20によつて連行されると共に第2の支持部材に
よつて押されるため、第1図に示す中立の角度位
置に復帰する。この第2の復帰運動区間ではカバ
ープレート20とコントロールプレート56との
相対運動が生じないために、第1の摩擦プレート
54は作用せず、コントロールプレート56とボ
スプレート14との相対回転によつて第2の摩擦
プレート58だけが作用する。尚第3の摩擦プレ
ート60は第1の及び第2の角運動区間並びに第
1及び第2の復帰運動区間のいずれにおいても作
用する。
カバープレートユニツトがボスプレート14に
対して相対的に逆時計回りに負荷された場合は、
上述の作用とまつたく同じ作用が逆方向で生じる
ことは明らかであるため、説明を省略する。
対して相対的に逆時計回りに負荷された場合は、
上述の作用とまつたく同じ作用が逆方向で生じる
ことは明らかであるため、説明を省略する。
第1の摩擦プレート54が第2の摩擦プレート
58に比して高い緩衝トルク値を有しており、従
つて第2の摩擦プレート58が作用する第1の角
運動区間での緩衝作用は小さく、第1の摩擦プレ
ート54が作用する第2の角運動区間での緩衝作
用は大きい。第1の復帰運動区間での緩衝作用は
第2の復帰運動区間での緩衝作用に比して大き
い。
58に比して高い緩衝トルク値を有しており、従
つて第2の摩擦プレート58が作用する第1の角
運動区間での緩衝作用は小さく、第1の摩擦プレ
ート54が作用する第2の角運動区間での緩衝作
用は大きい。第1の復帰運動区間での緩衝作用は
第2の復帰運動区間での緩衝作用に比して大き
い。
ボスユニツト10に対するカバープレートユニ
ツト18の終端角度位置は、1個ないしそれ以上
の切欠部94の端縁に係合するリベツト24によ
つて規定することができる。
ツト18の終端角度位置は、1個ないしそれ以上
の切欠部94の端縁に係合するリベツト24によ
つて規定することができる。
第1の摩擦プレート54の緩衝トルク値を第2
の摩擦プレート58の緩衝トルク値より小さくす
ることもできる。第1、第2及び第3の摩擦プレ
ート54,58,60がそれぞれ隣接面に対して
異なる摩擦値を有するようにすることもできる。
それにより、クラツチプレートアツセンブリの動
作状態を特殊な用途に対して適合せしめることが
できる。
の摩擦プレート58の緩衝トルク値より小さくす
ることもできる。第1、第2及び第3の摩擦プレ
ート54,58,60がそれぞれ隣接面に対して
異なる摩擦値を有するようにすることもできる。
それにより、クラツチプレートアツセンブリの動
作状態を特殊な用途に対して適合せしめることが
できる。
本発明の効果
本発明によれば、コントロールプレートを設け
たことによつて、図面について詳しく説明したよ
うに、カバープレートユニツトとボスユニツトと
の相対的な角運動が2つの角運動区間に分割さ
れ、各角運動区間における緩衝作用を種々に変化
させることでき、それゆえ本クラツチプレートア
ツセンブリを使用する機械、例えば自動車の種々
の特性に対する広い適合性が得られる。
たことによつて、図面について詳しく説明したよ
うに、カバープレートユニツトとボスユニツトと
の相対的な角運動が2つの角運動区間に分割さ
れ、各角運動区間における緩衝作用を種々に変化
させることでき、それゆえ本クラツチプレートア
ツセンブリを使用する機械、例えば自動車の種々
の特性に対する広い適合性が得られる。
第1図は本発明によるクラツチプレートアツセ
ンブリの正面図、第2図は第1図の―線に沿
う断面図、第3図はコントロールプレートの正面
図、第4図は第3図の矢印の向から見たコント
ロールプレートの端面図である。 10…ボスユニツト、12…ボス、14…ボス
プレート、16…スプライン、18…カバープレ
ートユニツト、20…第1のカバープレート、2
2…第2のカバープレート、24…リベツト、2
6…ライニング保持体、28…クラツチライニン
グ、30…第1のボスプレート窓、30a,30
b…端縁、32…第1のボスプレート窓、34…
第1のカバープレート窓、34a,34b…端
縁、36…第1のカバープレート窓、38…第1
の周方向圧縮ばね、38a,38b…端部、40
…第1の別の周方向圧縮ばね、40a,40b…
端部、42,44…第2のカバープレート窓、4
8,50…第2の周方向圧縮ばね、54…第1の
摩擦プレート、56…コントロールプレート、5
8…第2の摩擦プレート、60…第3の摩擦プレ
ート、62…中間プレート、64…軸方向圧縮ば
ね、68…アーム、70,72…L字状の耳、7
4,76…第1の支持部材、78,79…第2の
支持部材、80,84…ばね係合面、82,86
…縁部係合面、88…軸方向の耳、90…スロツ
ト、94…切欠部。
ンブリの正面図、第2図は第1図の―線に沿
う断面図、第3図はコントロールプレートの正面
図、第4図は第3図の矢印の向から見たコント
ロールプレートの端面図である。 10…ボスユニツト、12…ボス、14…ボス
プレート、16…スプライン、18…カバープレ
ートユニツト、20…第1のカバープレート、2
2…第2のカバープレート、24…リベツト、2
6…ライニング保持体、28…クラツチライニン
グ、30…第1のボスプレート窓、30a,30
b…端縁、32…第1のボスプレート窓、34…
第1のカバープレート窓、34a,34b…端
縁、36…第1のカバープレート窓、38…第1
の周方向圧縮ばね、38a,38b…端部、40
…第1の別の周方向圧縮ばね、40a,40b…
端部、42,44…第2のカバープレート窓、4
8,50…第2の周方向圧縮ばね、54…第1の
摩擦プレート、56…コントロールプレート、5
8…第2の摩擦プレート、60…第3の摩擦プレ
ート、62…中間プレート、64…軸方向圧縮ば
ね、68…アーム、70,72…L字状の耳、7
4,76…第1の支持部材、78,79…第2の
支持部材、80,84…ばね係合面、82,86
…縁部係合面、88…軸方向の耳、90…スロツ
ト、94…切欠部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸線Aを有するボスユニツト10と、中立角
度位置と前記中立角度位置の両側の各終端角度位
置との間で前記軸線Aを中心にして前記ボスユニ
ツト10に対し相対的に角運動できるように前記
ボスユニツト10に取付けられたカバープレート
ユニツト18と、少なくとも1個の周方向圧縮ば
ね38と、前記ボスユニツト10に対する、前記
カバープレートユニツト18の相対的な角運動を
緩衝せしめる摩擦緩衝機構とから成り、前記ボス
ユニツト10はボス12と、前記軸線Aに対して
直角に前記ボス12に固定されたボスプレート1
4とを含み、前記ボスプレート14には、周方向
で対向位置にある第1の端縁30a及び第2の端
縁30bを備えて周方向に延在する少なくとも1
個の第1のボスプレート窓30が設けられてお
り、前記カバープレートユニツト18は2つのカ
バープレート20,22を含んでおり、前記カバ
ープレート20,22はそれぞれ前記ボスプレー
ト14の一方及び他方の側に位置せしめられてお
り、一方のカバープレート20にラインング保持
体26が設けられており、前記カバープレート2
0,22の各々に、周方向で対向位置にある第1
の端縁34a及び第2の端縁34bを備えて周方
向に延在する少なくとも1個の第1のカバープレ
ート窓34が設けられており、前記2つのカバー
プレート20,22の前記第1のカバープレート
窓34は軸方向で互いに整合されかつ前記第1の
ボスプレート窓30に重さなつており、前記第1
の周方向圧縮ばね38は前記第1のボスプレート
窓30及び前記第1のカバープレート窓34の内
部に収容されており、かつ前記周方向圧縮ばね3
8は周方向で互いに反対向きの第1の端部38a
及び第2の端部38bを有しており、前記第1の
端部38aは前記両方の第1の端縁30a,34
aに隣接し、かつ前記第2の端部38bは前記両
方の第2の端縁30b,34bに隣接しており、
前記第1の周方向圧縮ばね38は前記ボスプレー
ト14と前記カバープレートユニツト18とを作
用結合せしめるねじりばね機構として作用し、こ
の周方向圧縮ばね38は前記中立の角度位置から
前記終端角度位置への角運動に抵抗し、前記摩擦
緩衝機構は前記軸線Aを中心として角運動できる
ように前記ボスユニツト10に取付けられたコン
トロールプレート56と、前記コントロールプレ
ート56と前記カバープレートユニツト18との
間に作用的に間挿された第1の摩擦ユニツトとを
含み、前記第1の摩擦ユニツトは第1のトルク値
を有する緩衝トルクを生ぜしめ、前記摩擦緩衝機
構は、さらに、前記コントロールプレート56と
前記ボスユニツト10との間に作用的に間挿され
た第2の摩擦ユニツトを含み、前記第2の摩擦ユ
ニツトは前記第1のトルク値とは異なる第2のト
ルク値を有する緩衝トルクを生ぜしめ、前記摩擦
緩衝機構は、さらに、前記コントロールプレート
56に設けられた第1の支持部材74を含み、前
記第1の支持部材74はばね係合面80と縁部係
合面82とを有しており、前記ばね係合面80は
前記第1の周方向圧縮ばねの前記第1の端部38
aに周方向で対向しているように構成されたクラ
ツチプレートアツセンブリにおいて、前記第1の
ボスプレート窓30の周方向の寸法は前記第1の
カバープレート窓34の周方向の寸法とは異なつ
ており、前記第1の周方向圧縮ばね38の周方向
の寸法は、前記中立の角度位置において、前記第
1のボスプレート窓30及び前記第1のカバープ
レート窓34のうちの短い方の窓の周方向の寸法
とほぼ等しくされており、前記第1の支持部材7
4の前記縁部係合面82は前記第1のボスプレー
ト窓30及び前記第1のカバープレート窓34の
うちの長い方の窓の第1の端縁30aに周方向で
対向しており、ばね係合面84と縁部係合面86
とを有する第2の支持部材76が前記コントロー
ルプレート56に設けられており、さらに前記第
2の支持部材76の前記ばね係合面84は第1の
別の周方向圧縮ばね40の第2の端部40bに周
方向で対向し、かつ、前記第2の支持部材76の
前記縁部係合面86は第1の別のボスプレート窓
32及び第1の別のカバープレート窓36のうち
の長い方の窓の第2の端縁32bに周方向で対向
するように構成したことを特徴とするクラツチプ
レートアツセンブリ。 2 第1の支持部材74と第2の支持部材76と
の間の周方向距離は前記両支持部材74,76の
ばね係合面80,84が中立の角度位置におい
て、第1の一方の周方向圧縮ばね38の第1の端
部38aと第1の他方の周方向圧縮ばね40の第
2の端部40bとに接触するように設計される特
許請求の範囲第1項記載のクラツチプレートアツ
センブリ。 3 ボスプレート14に少なくとも1つの第2の
周方向に延在するボスプレート窓が設けられ、か
つカバープレート20,22の各々に少なくとも
1つの第2のカバープレート窓42が設けられて
おり、前記第2のボスプレート窓及び前記第2の
カバープレート窓は等しい周方向の寸法を有しか
つ中立の角度位置にある場合軸方向で整合せしめ
られ、前記第2のボスプレート窓及び前記第2の
カバープレート窓42の内部に第2の周方向圧縮
ばね48が収容されており、前記第2の周方向圧
縮ばね48の周方向端部は前記ボスプレート窓及
び前記第2のカバープレート窓42の周方向で互
いに反対側の端縁に係合している特許請求の範囲
第1項記載のクラツチプレートアツセンブリ。 4 第1の摩擦ユニツトのトルク値が第2の摩擦
ユニツトのトルク値よりも大きい特許請求の範囲
第1項記載のクラツチプレートアツセンブリ。 5 第1のボスプレート窓30が第1のカバープ
レート窓34よりも周方向で長い特許請求の範囲
第1項記載のクラツチプレートアツセンブリ。 6 第1及び第2の支持部材74,76がコント
ロールプレート56のほぼ半径方向に延在する異
なるアーム68,68上に設けられている特許請
求の範囲第1項記載のクラツチプレートアツセン
ブリ。 7 アーム68,68が軸線Aに関してほぼ半径
方向で互いに逆方向にむいており、かつ第1及び
第2の支持部材74,76が異なる第1の周方向
圧縮ばね38,40に関連している特許請求の範
囲第6項記載のクラツチプレートアツセンブリ。 8 コントロールプレート56がほぼ軸方向の曲
げ出された耳70,72を備えており、この耳7
0,72に第1及び第2の支持部材74,76が
形成されている特許請求の範囲第1項記載のクラ
ツチプレートアツセンブリ。 9 各耳70,72が軸方向から見てL字状に形
成されており、一方の耳70の第1の脚部が第1
の支持部材74をかつ第2の脚部が第1の補強リ
ブ78を形成しており、他方の耳72の第1の脚
部が第2の支持部材76をかつ第2の脚部が第2
の補強リブ79を形成している特許請求の範囲第
8項記載のクラツチプレートアツセンブリ。 10 コントロールプレート56の平面からの補
強リブ78,79の縁部の高さは、支持部材7
4,76と補強リブ78,79との結合個所では
支持部材74,76の縁部の高さにほぼ等しく、
前記結合個所から離れるにつれて連結的に減少し
ている特許請求の範囲第9項記載のクラツチプレ
ートアツセンブリ。 11 コントロールプレート56はボスプレート
14の一方の側部と前記ボスプレート14の前記
一方の側に配置された第1のカバープレート20
との間に設けられており、第1の摩擦ユニツトは
前記コントロールプレート56と前記第1のカバ
ープレート20との間に位置する第1の摩擦プレ
ート54から成り、第2の摩擦ユニツトは前記コ
ントロールプレート56と前記ボスプレート14
との間に位置する第2の摩擦プレート58から成
り、両カバープレート20,22は軸方向で相互
に固定されかつボスユニツト10に対して軸方向
で可動であり、前記ボスプレート14と第2のカ
バープレート22との間に軸方向圧縮ばね64が
設けられている特許請求の範囲第1項記載のクラ
ツチプレートアツセンブリ。 12 カバープレートユニツト18とボスプレー
ト14との間に第3の摩擦ユニツトが間挿されて
いる特許請求の範囲第1項記載のクラツチプレー
トアツセンブリ。 13 第3の摩擦ユニツトがボスプレート14と
第2のカバープレート22との間に間挿された第
3の摩擦プレート60から成る特許請求の範囲第
12項記載のクラツチプレートアツセンブリ。 14 第3の摩擦プレート60の第2のカバープ
レート22の方に向いた側面が中間プレート62
と接触しており、前記中間プレート62は前記第
2のカバープレート22に対して軸方向では相対
的に可動であるが、角度方向では前記第2のカバ
ープレート22に対して固定されており、さらに
軸方向圧縮ばね64が前記中間プレート62と前
記第2のカバープレート22との間に間挿されて
いる特許請求の範囲第13項記載のクラツチプレ
ートアツセンブリ。 15 第2及び第3の摩擦ユニツトがほぼ等しい
トルク値を有する特許請求の範囲第12項記載の
クラツチプレートアツセンブリ。 16 第2の摩擦プレート58及び第3の摩擦プ
レート60が等しい摩擦値、等しい内径及び等し
い外径を有する特許請求の範囲第14項記載のク
ラツチプレートアツセンブリ。 17 第1の摩擦プレート54及び第2の摩擦プ
レート58が等しい内径を有し、前記第1の摩擦
プレート54の外径は前記第2の摩擦プレート5
8の外径より大きい特許請求の範囲第11項記載
のクラツチプレートアツセンブリ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19792916868 DE2916868A1 (de) | 1979-04-26 | 1979-04-26 | Kupplungsscheibe mit torsionsdaempfer mit zweistufiger reibungsdaempfung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55145822A JPS55145822A (en) | 1980-11-13 |
JPS6248095B2 true JPS6248095B2 (ja) | 1987-10-12 |
Family
ID=6069296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5441980A Granted JPS55145822A (en) | 1979-04-26 | 1980-04-25 | Clutch plate assembly |
Country Status (6)
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---|---|
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JP (1) | JPS55145822A (ja) |
BR (1) | BR8002571A (ja) |
DE (1) | DE2916868A1 (ja) |
FR (1) | FR2455211A1 (ja) |
GB (1) | GB2047847B (ja) |
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---|---|---|---|---|
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DE3230663C2 (de) * | 1982-08-18 | 1986-02-27 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Kupplungsscheibe mit Torsionsschwingungsdämpfer und Steuerblech |
US4592459A (en) * | 1983-03-26 | 1986-06-03 | Fichtel & Sachs Ag | Elastic torque transmission unit |
EP0165874B1 (fr) * | 1984-06-22 | 1988-08-31 | Valeo | Dispositif amortisseur de torsion, en particulier friction d'embrayage, notamment pour véhicule automobile |
US4651859A (en) * | 1985-07-11 | 1987-03-24 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Clutch driven plate assembly with a two-part hub |
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CN105422730A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-03-23 | 重庆长兴工业有限公司 | 一种摩托车离合器新型缓冲弹簧减震结构 |
FR3131606A1 (fr) * | 2021-12-31 | 2023-07-07 | Valeo Embrayages | Dispositif d’amortissement de torsion pour une chaîne de transmission |
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FR2225650A1 (ja) * | 1973-04-14 | 1974-11-08 | Daimler Benz Ag | |
DE2318908C3 (de) * | 1973-04-14 | 1980-04-24 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Kupplungsscheibe fur Kraftfahrzeug-Hauptkupplungen |
DE2318907C2 (de) * | 1973-04-14 | 1975-05-28 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Kupplungsscheibe für Kraftfahrzeug-Hauptkupplungen |
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-
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-
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