JP2979689B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents
トルク変動吸収装置Info
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- plates
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/124—Elastomeric springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16F2230/00—Purpose; Design features
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のトルク変動
吸収装置に関するものであり、特に自動車、産業車両、
船舶等に利用されるトルク変動吸収装置に関するもので
ある。
吸収装置に関するものであり、特に自動車、産業車両、
船舶等に利用されるトルク変動吸収装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車に利用されるトルク変動吸収装置
として、図3及び図4に示されるものがある。このトル
ク変動吸収装置は、本発明の先行技術であつて、エンジ
ンの慣性体を駆動側慣性体1と被駆動側慣性体2に分割
し、被駆動側慣性体2を軸受部3を介して駆動側慣性体
1に対して回動自在に配し、駆動側慣性体1の被駆動側
慣性体2に対向する面を切欠き、この切欠きと被駆動側
慣性体2とで郭定される空間7において、空間7内に延
在された被駆動側慣性体2の外周に多角形状の弾性体4
の内周を固着するとともに、弾性体4の外周平面部にプ
レート5を固着し、プレート5と空間7内の駆動側慣性
体1の円状の内周との間に転動体6を転動自在に配して
いる。
として、図3及び図4に示されるものがある。このトル
ク変動吸収装置は、本発明の先行技術であつて、エンジ
ンの慣性体を駆動側慣性体1と被駆動側慣性体2に分割
し、被駆動側慣性体2を軸受部3を介して駆動側慣性体
1に対して回動自在に配し、駆動側慣性体1の被駆動側
慣性体2に対向する面を切欠き、この切欠きと被駆動側
慣性体2とで郭定される空間7において、空間7内に延
在された被駆動側慣性体2の外周に多角形状の弾性体4
の内周を固着するとともに、弾性体4の外周平面部にプ
レート5を固着し、プレート5と空間7内の駆動側慣性
体1の円状の内周との間に転動体6を転動自在に配して
いる。
【0003】この先行技術のトルク変動吸収装置は、駆
動側慣性体1が被駆動側慣性体2に対して相対回転する
と、駆動側慣性体1の円状の内周によつて転動体6がプ
レート5上を移動して弾性体4に偏荷重を与えてトルク
伝達を行い、両慣性体間に生じる回転エネルギーを蓄
積、放出することでトルク変動を吸収して、内燃機関特
有のトルク変動に起因する車両振動を低減している。
又、スプリングを配架するものに比べて捩じり角を極め
て広くすることが出来る。
動側慣性体1が被駆動側慣性体2に対して相対回転する
と、駆動側慣性体1の円状の内周によつて転動体6がプ
レート5上を移動して弾性体4に偏荷重を与えてトルク
伝達を行い、両慣性体間に生じる回転エネルギーを蓄
積、放出することでトルク変動を吸収して、内燃機関特
有のトルク変動に起因する車両振動を低減している。
又、スプリングを配架するものに比べて捩じり角を極め
て広くすることが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ト
ルク変動吸収装置は以下に述べる問題を有することがわ
かつた。すなわち、転動体6は弾性体6の外周に固着さ
れたプレート5を内周側に押圧しており、転動体6が移
動して弾性体4の押圧力の左右のバランスを変えること
によりトルク伝達するため、弾性体4の一方は押圧力が
増大され、他方は押圧力が減少する。従つて、弾性体
4、プレート5に大きな遠心力が加わると、プレート5
の押圧力が減少する部位は外周方向に浮き上がり、プレ
ート5の対向する転動面、ここでは空間7内の駆動側慣
性体1の円状の内周と干渉する。その結果、高速回転に
耐えられないという問題を有している。
ルク変動吸収装置は以下に述べる問題を有することがわ
かつた。すなわち、転動体6は弾性体6の外周に固着さ
れたプレート5を内周側に押圧しており、転動体6が移
動して弾性体4の押圧力の左右のバランスを変えること
によりトルク伝達するため、弾性体4の一方は押圧力が
増大され、他方は押圧力が減少する。従つて、弾性体
4、プレート5に大きな遠心力が加わると、プレート5
の押圧力が減少する部位は外周方向に浮き上がり、プレ
ート5の対向する転動面、ここでは空間7内の駆動側慣
性体1の円状の内周と干渉する。その結果、高速回転に
耐えられないという問題を有している。
【0005】そこで、本発明は、高速回転にも耐えるト
ルク変動吸収装置を提供することを目的とする。
ルク変動吸収装置を提供することを目的とする。
【0006】又、負側リミツトトルクを低減して最大加
速度を減少させ共振時の振動低減を目的とする。
速度を減少させ共振時の振動低減を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの慣
性体を駆動側慣性体と被駆動側慣性体に分割し、被駆動
側慣性体を軸受部を介して駆動側慣性体に対して回動自
在に配し、駆動側慣性体と被駆動側慣性体で郭定される
空間に外周に複数の凸部を有する弾性体を配し、弾性体
の内周を駆動側慣性体または被駆動側慣性体に固定する
とともに、弾性体の凸部の外周にプレートの一方を固定
し、プレートの他方を隣の弾性体の凸部の外周に固定さ
れたプレートの一方にオーバーラツプするように配し、
プレートの外周と対向する駆動側慣性体または被駆動側
慣性体との間に第1転動体を転動自在に配し、プレート
の他方と隣のプレートの一方との間に第2転動体を転動
自在に配したことである。
性体を駆動側慣性体と被駆動側慣性体に分割し、被駆動
側慣性体を軸受部を介して駆動側慣性体に対して回動自
在に配し、駆動側慣性体と被駆動側慣性体で郭定される
空間に外周に複数の凸部を有する弾性体を配し、弾性体
の内周を駆動側慣性体または被駆動側慣性体に固定する
とともに、弾性体の凸部の外周にプレートの一方を固定
し、プレートの他方を隣の弾性体の凸部の外周に固定さ
れたプレートの一方にオーバーラツプするように配し、
プレートの外周と対向する駆動側慣性体または被駆動側
慣性体との間に第1転動体を転動自在に配し、プレート
の他方と隣のプレートの一方との間に第2転動体を転動
自在に配したことである。
【0008】プレートは略くの字に形成され、更にプレ
ートの他方が隣の弾性体の凸部の外周に固着されたプレ
ートの一方と略平行となるようにプレートの一方を弾性
体の凸部の外周に固定したことである。
ートの他方が隣の弾性体の凸部の外周に固着されたプレ
ートの一方と略平行となるようにプレートの一方を弾性
体の凸部の外周に固定したことである。
【0009】第1転動体のプレート上の移動量を規定す
るとともに、第1転動体が回転スリツプ可能な面を有す
る段部を設けたことである。
るとともに、第1転動体が回転スリツプ可能な面を有す
る段部を設けたことである。
【0010】段部の位置は、トルクが伝達されない状態
のプレートと駆動側慣性体とで規定される第1転動体の
中立位置に対して、負側の相対回転量が小さくなるよう
に規定されることである。
のプレートと駆動側慣性体とで規定される第1転動体の
中立位置に対して、負側の相対回転量が小さくなるよう
に規定されることである。
【0011】
【実施例】図1は、本発明装置の一実施例の部分的に破
断した正面図であつて、図2は、図1のA−A断面図で
ある。
断した正面図であつて、図2は、図1のA−A断面図で
ある。
【0012】エンジン(図示せず)の慣性体10はエン
ジン側のドライブプレート11とクラツチデイスク側の
フライホイール12に分割され、フライホイール12は
ドライブプレート11に対して同軸にボールベアリング
13を介して相対回転自在に配設される。ドライブプレ
ート11のフライホイール12に対向する側面は切欠か
れ、この切欠きとフライホイール12とで郭定される空
間17にはフライホイール12とボルト18で結合され
たフランジ部19が配設されている。そして、フランジ
部19の外周には複数の凸部14aを有する弾性体14
の内周が固着されている。
ジン側のドライブプレート11とクラツチデイスク側の
フライホイール12に分割され、フライホイール12は
ドライブプレート11に対して同軸にボールベアリング
13を介して相対回転自在に配設される。ドライブプレ
ート11のフライホイール12に対向する側面は切欠か
れ、この切欠きとフライホイール12とで郭定される空
間17にはフライホイール12とボルト18で結合され
たフランジ部19が配設されている。そして、フランジ
部19の外周には複数の凸部14aを有する弾性体14
の内周が固着されている。
【0013】弾性体14の凸部14aの外周にはプレー
ト15の一方21が固定され、プレート15の他方22
は隣の弾性体の凸部14bの外周に固着されたプレート
15aの一方21aにオーバーラツプするように配設さ
れている。
ト15の一方21が固定され、プレート15の他方22
は隣の弾性体の凸部14bの外周に固着されたプレート
15aの一方21aにオーバーラツプするように配設さ
れている。
【0014】プレート15の外周と対向する空間17内
のドライブプレート11の円状の内周溝11aとの間に
は金属製の球体16が転動自在に配設されている。又、
プレート15の他方22と隣の弾性体の凸部14bの外
周に固着されたプレート15aの一方21aとの間には
金属製の円筒体20が転動自在に配設されている。
のドライブプレート11の円状の内周溝11aとの間に
は金属製の球体16が転動自在に配設されている。又、
プレート15の他方22と隣の弾性体の凸部14bの外
周に固着されたプレート15aの一方21aとの間には
金属製の円筒体20が転動自在に配設されている。
【0015】プレート15は略くの字に形成されてお
り、更にプレート15の一方21がプレート15の他方
22が隣の弾性体の凸部14bの外周に固着されたプレ
ート15aの一方21aと略平行となるように弾性体の
凸部14aの外周に固着されている。
り、更にプレート15の一方21がプレート15の他方
22が隣の弾性体の凸部14bの外周に固着されたプレ
ート15aの一方21aと略平行となるように弾性体の
凸部14aの外周に固着されている。
【0016】プレート15上には球体16のプレート上
の移動量を規定し、球体16が回転スリツプできるよう
に曲面を有する段部23,24がプレート15の他方2
2の先端と折れ部に形成されている。この段部23,2
4の位置は、図2に示すようにトルクが伝達されない状
態のプレート15とドライブプレート11とで規定され
る球体16の中立位置に対して、負側(反時計方向)の
相対回転量が小さくなるように規定されるている。
の移動量を規定し、球体16が回転スリツプできるよう
に曲面を有する段部23,24がプレート15の他方2
2の先端と折れ部に形成されている。この段部23,2
4の位置は、図2に示すようにトルクが伝達されない状
態のプレート15とドライブプレート11とで規定され
る球体16の中立位置に対して、負側(反時計方向)の
相対回転量が小さくなるように規定されるている。
【0017】又、円筒体20は、プレート15の他方2
2の先端に形成される段部24の内周のガイド25,2
5により軸方向の移動を規制され、段部24の内周に形
成される円状の凹部26と隣のプレート15aの一方2
1aの折れ部に形成される段部23aの近傍の凹部27
aによつて最大移動量を規制され、更に円筒体20の外
れを防止している。
2の先端に形成される段部24の内周のガイド25,2
5により軸方向の移動を規制され、段部24の内周に形
成される円状の凹部26と隣のプレート15aの一方2
1aの折れ部に形成される段部23aの近傍の凹部27
aによつて最大移動量を規制され、更に円筒体20の外
れを防止している。
【0018】上記実施例は、弾性体の他の凸部14b,
14cについても同様に構成されている。
14cについても同様に構成されている。
【0019】次に上記実施例による本発明装置の作動を
説明する。
説明する。
【0020】発進、加速等のエンジン(図示せず)から
伝達される正側のトルクによつて、ドライブプレート1
1がフライホイール12に対して時計方向に相対回転す
ると、球体16は転動しながらプレート15の他方22
の方向に移動しようとするが、ドライブプレート11の
内周溝11aとプレート15間で押圧されてプレート1
5の他方22を内周側に押圧する。ところが、プレート
15の他方22は隣の弾性体の凸部14aの外周に固着
されるプレート15aの一方21aを円筒体20を介し
て押圧することとなり、押圧力が減少されるプレート1
5aの一方21に固着される弾性体の浮き上がりを阻止
している。その結果、高速回転時の遠心力によるプレー
ト15とドライブプレート11の干渉が阻止できる。
伝達される正側のトルクによつて、ドライブプレート1
1がフライホイール12に対して時計方向に相対回転す
ると、球体16は転動しながらプレート15の他方22
の方向に移動しようとするが、ドライブプレート11の
内周溝11aとプレート15間で押圧されてプレート1
5の他方22を内周側に押圧する。ところが、プレート
15の他方22は隣の弾性体の凸部14aの外周に固着
されるプレート15aの一方21aを円筒体20を介し
て押圧することとなり、押圧力が減少されるプレート1
5aの一方21に固着される弾性体の浮き上がりを阻止
している。その結果、高速回転時の遠心力によるプレー
ト15とドライブプレート11の干渉が阻止できる。
【0021】又、トルクが所定値以上を越えると、球体
16はプレート15の他方22の段部24によつて移動
が規制され、段部24とドライブプレート11との間で
スリツプする。そのため、ドライブプレート11とフラ
イホイール12間のトルクの伝達を遮断され、トルク変
動吸収装置の破損を防止できる。
16はプレート15の他方22の段部24によつて移動
が規制され、段部24とドライブプレート11との間で
スリツプする。そのため、ドライブプレート11とフラ
イホイール12間のトルクの伝達を遮断され、トルク変
動吸収装置の破損を防止できる。
【0022】一方、減速等の駆動輪(図示せず)から伝
達される負側のトルクによつて、ドライブプレート11
がフライホイール12に対して反時計方向に相対回転す
る。
達される負側のトルクによつて、ドライブプレート11
がフライホイール12に対して反時計方向に相対回転す
る。
【0023】この場合、プレート15上の段部23,2
4の位置が、図2に示すように、トルクが伝達されない
状態のプレート15とドライブプレート11とで規定さ
れる球体16の中立位置に対して、負側(反時計方向)
の相対回転量が小さくなるように規定されるているの
で、負側の最大伝達トルクは小さくなり、最大加速度が
減少して共振時の振動が低減される。
4の位置が、図2に示すように、トルクが伝達されない
状態のプレート15とドライブプレート11とで規定さ
れる球体16の中立位置に対して、負側(反時計方向)
の相対回転量が小さくなるように規定されるているの
で、負側の最大伝達トルクは小さくなり、最大加速度が
減少して共振時の振動が低減される。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のトルク変動
吸収装置は、弾性体の凸部の外周にプレートの一方を固
定し、プレートの他方を隣の弾性体の凸部の外周に固着
されたプレートの一方にオーバーラツプするように配
し、プレートの外周と対向するドライブプレートまたは
フライホイールとの間に球体を転動自在に配し、プレー
トの他方とプレートの一方との間に円筒体を転動自在に
配したので、プレートの他方が弾性体の押圧力が減少す
る隣のプレートの一方を円筒体を介して押圧して弾性体
の浮き上がりを抑えるため、高速回転時の遠心力による
プレートとドライブプレートの干渉を阻止できる。又、
プレートとこのプレートに接続する隣のプレートとの間
には円筒体が介在されるため摩擦抵抗が発生しない。そ
の結果、トルク変動吸収装置の寿命が大幅に延びる。
吸収装置は、弾性体の凸部の外周にプレートの一方を固
定し、プレートの他方を隣の弾性体の凸部の外周に固着
されたプレートの一方にオーバーラツプするように配
し、プレートの外周と対向するドライブプレートまたは
フライホイールとの間に球体を転動自在に配し、プレー
トの他方とプレートの一方との間に円筒体を転動自在に
配したので、プレートの他方が弾性体の押圧力が減少す
る隣のプレートの一方を円筒体を介して押圧して弾性体
の浮き上がりを抑えるため、高速回転時の遠心力による
プレートとドライブプレートの干渉を阻止できる。又、
プレートとこのプレートに接続する隣のプレートとの間
には円筒体が介在されるため摩擦抵抗が発生しない。そ
の結果、トルク変動吸収装置の寿命が大幅に延びる。
【0025】又、プレート上に球体のプレート上の移動
量を規定し、球体が回転スリツプ可能な面を有する段部
を設けたので、トルクが所定値以上を越えると、球体は
段部によつて移動が規制され、段部とドライブプレート
との間でスリツプする。そのため、ドライブプレートと
フライホイール間のトルクの伝達を遮断され、トルク変
動吸収装置の破損を防止できる。
量を規定し、球体が回転スリツプ可能な面を有する段部
を設けたので、トルクが所定値以上を越えると、球体は
段部によつて移動が規制され、段部とドライブプレート
との間でスリツプする。そのため、ドライブプレートと
フライホイール間のトルクの伝達を遮断され、トルク変
動吸収装置の破損を防止できる。
【0026】更に、段部の位置は、トルクが伝達されな
い状態のプレートとドライブプレートとで規定される球
体の中立位置に対して、負側の相対回転量が小さくなる
ように規定されているので、負側の最大伝達トルクは小
さくなり、最大加速度が減少して共振時の振動が低減さ
れる。
い状態のプレートとドライブプレートとで規定される球
体の中立位置に対して、負側の相対回転量が小さくなる
ように規定されているので、負側の最大伝達トルクは小
さくなり、最大加速度が減少して共振時の振動が低減さ
れる。
【図1】本発明のトルク変動吸収装置の部分的に破断し
た正面図である。
た正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の先行技術のトルク変動吸収装置の部分
的に破断した正面図である。
的に破断した正面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
11 ドライブプレート(駆動側慣性体) 12 フライホイール(被駆動側慣性体) 13 ボールベアリング(軸受部) 14 弾性体 14a,14b,14c 凸部 15,15a,15b プレート 16 球体(第1転動体) 17 空間 20 円筒体(第2転動体) 21,21a プレートの一方 22,22a プレートの他方 23,23a,23b 段部 24 段部
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンの慣性体を駆動側慣性体と被駆
動側慣性体に分割し、前記被駆動側慣性体を軸受部を介
して前記駆動側慣性体に対して回動自在に配し、前記駆
動側慣性体と前記被駆動側慣性体で郭定される空間に外
周に複数の凸部を有する弾性体を配し、該弾性体の内周
を前記駆動側慣性体または前記被駆動側慣性体に固定す
るとともに、該弾性体の凸部の外周にプレートの一方を
固定し、該プレートの他方を隣の前記弾性体の凸部の外
周に固定された前記プレートの一方にオーバーラツプす
るように配し、前記プレートの外周と対向する前記駆動
側慣性体または前記被駆動側慣性体との間に第1転動体
を転動自在に配し、前記プレートの他方と前記隣のプレ
ートの一方との間に第2転動体を転動自在に配したこと
を特徴とするトルク変動吸収装置。 - 【請求項2】 前記プレートは略くの字に形成され、か
つ前記プレートの他方が隣の前記弾性体の凸部の外周に
固着された前記プレートの一方と略平行となるように前
記プレートの一方を前記弾性体の凸部の外周に固定する
ことを特徴とする請求項1に記載のトルク変動吸収装
置。 - 【請求項3】 前記第1転動体の前記プレート上の移動
量を規定するとともに、前記第1転動体が回転スリツプ
可能な面を有する段部を設けたことを特徴とする請求項
1に記載のトルク変動吸収装置。 - 【請求項4】 前記段部の位置は、トルクが伝達されな
い状態の前記プレートと前記駆動側慣性体とで規定され
る前記第1転動体の中立位置に対して、負側の相対回転
量が小さくなるように規定されることを特徴とする請求
項3に記載のトルク変動吸収装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067324A JP2979689B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | トルク変動吸収装置 |
US07/855,877 US5186077A (en) | 1991-03-30 | 1992-03-23 | Torque variation absorbing device |
DE69202907T DE69202907T2 (de) | 1991-03-30 | 1992-03-26 | Vorrichtung zur Aufnahme Drehmomentsveränderung. |
EP92105196A EP0507212B1 (en) | 1991-03-30 | 1992-03-26 | Torque variation absorbing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067324A JP2979689B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | トルク変動吸収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04302740A JPH04302740A (ja) | 1992-10-26 |
JP2979689B2 true JP2979689B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=13341730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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