JP2020085228A - ダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】リミッタにおけるライニングプレートの第一摺動面とカバープレートの第二摺動面との間に隙間が生じることを抑制できる新規なダンパを得る。【解決手段】実施形態のダンパでは、リミッタは、軸方向に沿う第一方向を向き表面硬化処理された第一摺動面を有したライニングプレートと、第一摺動面と接した第二摺動面と、第二摺動面よりも径方向外方に位置され第一方向とは反対の第二方向を向いた第一当接面と、を有した第一カバープレートと、第一当接面と当接した第二当接面を有し第一カバープレートと結合された外縁部と、外縁部から径方向内方に突出しかつライニングプレートの第一カバープレートとは反対側に離れて位置された内縁部と、を有した第二カバープレートと、内縁部とライニングプレートとの間に設けられ、第一摺動面を第二摺動面に押し付ける付勢部材と、を有し、第二摺動面は、第一カバープレートの自由状態において、径方向内方に向かうにつれて第二方向に向かうように第一当接面に対して傾斜している。【選択図】図4

Description

本発明は、ダンパに関する。
従来、回転中心回りに回転可能な第一回転要素および第二回転要素と、第一回転要素と第二回転要素との相対的な回転に伴って弾性的に伸縮する弾性要素と、第一回転要素に設けられ捩れトルクが閾値を超えた場合に滑ることにより当該閾値を超えたトルクの伝達を遮断するリミッタと、を備えたダンパが、知られている(例えば、特許文献1参照)。
リミッタは、第一カバープレートと、一端において第一カバープレートと結合されるとともに他端において第一カバープレートから離間した第二カバープレートと、第一カバープレートと第二カバープレートとの間に挿入されたライニングプレートと、第二カバープレートとライニングプレートとの間に位置されライニングプレートを第一カバープレートに押し付ける押圧力を生じる付勢部材と、を有している。
このリミッタでは、金属材料で構成されたライニングプレートの第一摺動面と金属材料で構成された第一カバープレートの第二摺動面とが直接当接しており、プレートとは別の部品としてのライニングを省略することができる。よって、部品点数を低減することができ、例えば小型化や製造コストの低減を図ることができる。
国際公開第2017/015224号
上記従来のダンパでは、リミッタにおけるトルクの閾値を設定するには、第一摺動面と第二摺動面との摩擦力が必要であり、当該摩擦力を得るには付勢部材による押圧力が必要である。しかしながら、付勢部材による押圧力が大きいと、第一カバープレートが変形し、これにより第一摺動面と第二摺動面との間に隙間が生じてしまう虞があるため、何らかの対策が必要になる。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、リミッタにおけるライニングプレートの第一摺動面とカバープレートの第二摺動面との間に隙間が生じることを抑制できる新規なダンパを得ることである。
本発明の実施形態のダンパは、例えば、回転中心回りに回転可能な第一回転要素と、上記回転中心回りに回転可能な第二回転要素と、上記第一回転要素と上記第二回転要素との相対的な回転に伴って弾性的に伸縮する弾性要素と、上記第一回転要素に設けられたリミッタと、を備え、上記リミッタは、上記回転中心の軸方向に沿う第一方向を向き表面硬化処理された第一摺動面を有したライニングプレートと、上記第一摺動面と接した第二摺動面と、上記第二摺動面よりも上記回転中心の径方向外方に位置され上記第一方向とは反対の第二方向を向いた第一当接面と、を有した第一カバープレートと、上記第一当接面と当接した第二当接面を有し上記第一カバープレートと結合された外縁部と、上記外縁部から上記径方向内方に突出しかつ上記ライニングプレートの上記第一カバープレートとは反対側に離れて位置された内縁部と、を有した第二カバープレートと、上記内縁部と上記ライニングプレートとの間に設けられ、上記第一摺動面を上記第二摺動面に押し付ける付勢部材と、を有し、上記ライニングプレートと上記第一カバープレートとの間のトルクの差の値が所定値以上となった場合に、上記第一摺動面が上記第二摺動面と摺動して上記ライニングプレートと上記第一カバープレートとが上記回転中心回りに相対的に回転するよう構成され、上記第二摺動面は、上記第一カバープレートの自由状態において、上記径方向内方に向かうにつれて上記第二方向に向かうように上記第一当接面に対して傾斜している。
仮に、第一カバープレートがダンパに組み込まれず付勢部材による押圧力が作用していない自由状態において、第二摺動面が径方向に沿っている構成であった場合、ダンパに組み込まれた第一カバープレートは、付勢部材の押圧力によって、第二摺動面が径方向内方に向かうにつれて上記第一方向に向かう傾斜姿勢となるように、弾性変形する。よって、上述したように、第一カバープレートの自由状態において第二摺動面が径方向内方に向かうにつれて第一方向とは反対の第二方向に向かうように予め傾斜している構成によれば、付勢部材の押圧力によって、第二摺動面の当該傾斜が減殺され第二摺動面が径方向に略沿う状態となるよう、第一カバープレートは弾性変形する。これにより、組み立てられたダンパにおいて第一摺動面と第二摺動面との間の隙間を減らすことができる。
また、上記ライニングプレートは、上記第二方向を向き表面硬化処理された第三摺動面を有し、上記リミッタは、上記第三摺動面と接した第四摺動面を有し、上記ライニングプレートと上記付勢部材との間に設けられ、上記ライニングプレートと上記第一カバープレートとの間のトルクの差の値が所定値以上となった場合に、上記第一カバープレートと上記回転中心回りに一体に回転して上記第四摺動面が上記第三摺動面と摺動するよう構成されたプレッシャプレートを有している。このような構成によれば、例えば、プレッシャプレートおよび第一カバープレートによって、ライニングプレートの軸方向の両側で摺動トルクを得ることができる。
また、上記ダンパでは、例えば、上記ライニングプレートは、上記第一摺動面または上記第三摺動面を有した環状部と、上記環状部から上記径方向内方に突出した突出部と、を有し、上記第二回転要素は、上記径方向外方に突出した第一アームと、上記径方向外方に突出した上記第一アームとは別の第二アームと、を有し、上記突出部は、上記回転中心の周方向の一方を向き上記第一アームとの当接によって上記第二回転要素の上記第一回転要素に対する上記周方向の他方への回転を制限する第一ストッパと、上記周方向の他方を向き上記第二アームとの当接によって上記第二回転要素の上記第一回転要素に対する上記周方向の一方への回転を制限する第二ストッパと、を有し、上記ライニングプレートには、上記第一ストッパと上記第二ストッパとの間で上記径方向外方に凹み、上記径方向内方に向けて開放された切欠部が設けられる。このような構成によれば、例えば、切欠部が無い場合と比べて、突出部は弾性変形しやすくなる。よって、例えば、第一摺動面は第二摺動面に沿い易くなり、第一摺動面と第二摺動面との間の隙間がより一層生じ難くなる。
また、上記ダンパでは、例えば、上記突出部の硬度は、上記環状部の硬度よりも低い。このような構成によれば、例えば、突出部はより弾性変形しやすくなるため、第一摺動面は第二摺動面により一層沿い易くなり、第一摺動面と第二摺動面との間の隙間がより一層生じ難くなる。
また、上記ダンパでは、例えば、上記第二摺動面の上記径方向内方のエッジが曲面状のエッジであるかまたは面取りされたエッジである。このような構成によれば、例えば、第二摺動面のエッジによって第一摺動面が削られるのを抑制することができる。
また、上記ダンパでは、例えば、上記第一摺動面の上記径方向外方のエッジおよび上記第三摺動面の上記径方向外方のエッジのうち少なくとも一方が曲面状のエッジであるかまたは面取りされたエッジである。このような構成によれば、例えば、第一摺動面のエッジによって第二摺動面が削られるのを抑制できたり、第三摺動面のエッジによって第四摺動面が削られるのを抑制できたりする。
図1は、実施形態のダンパの例示的かつ模式的な断面図である。 図2は、実施形態のダンパの例示的かつ模式的な正面図である。 図3は、図1の一部の拡大図である。 図4は、実施形態のダンパのリミッタが設けられた部分の例示的な断面図である。 図5は、実施形態のダンパのライニングプレートの例示的な平面図である。 図6は、実施形態のダンパの第一カバープレートの自由状態での例示的かつ模式的な断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、以下の説明では、ダンパ100の回転中心Axの軸方向を、単に軸方向と称し、回転中心Axの径方向を、単に径方向と称し、回転中心Ax回りの周方向を、単に周方向と称する。また、図中、軸方向に沿う第一方向を矢印X1で示し、第一方向と反対の第二方向を矢印X2で示し、径方向外方を矢印Rで示し、周方向の一方(図2では時計回り方向)を矢印Cで示す。なお、本明細書では、序数は、部品や部材を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
<実施形態>
[ダンパの概略構成および機能]
図1は、ダンパ100の断面図であり、図2は、ダンパ100の正面図である。ダンパ100は、例えば、入力側となるエンジンと、出力側となるトランスミッションとの間に設けられ、エンジンとトランスミッションとの間で回転変動(トルク変動)を低減する。ダンパ100は、その慣性モーメントと、弾性部材の弾性的な伸縮とによって、回転変動を減らすことができる。ダンパ100は、トルク変動吸収装置等とも称される。
なお、ダンパ100は、エンジンとトランスミッションとの間には限定されず、他の二つの回転要素間、例えば、エンジンとモータジェネレータとの間等に設けることが可能である。また、ダンパ100は、例えば、ハイブリッド自動車等の種々の車両や、回転要素を有した機械等に設けることが可能である。
図1に示されるように、ダンパ100は、例えば、ダンパ部101と、リミッタ102と、を有している。このうち、リミッタ102は、ダンパ部101の径方向外方に位置されている。ダンパ部101は、軸方向に薄い円盤状に構成され、リミッタ102は、ダンパ部101よりも軸方向に薄い円環状に構成されている。
ダンパ部101は、例えば、ドライブ部材10と、ドリブン部材20と、弾性要素30と、を備えている。ドライブ部材10およびドリブン部材20は、軸方向に並び、それぞれ回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。エンジンの回転(トルク)は、ドライブ部材10およびドリブン部材20を経由して、トランスミッションに伝達される。ドライブ部材10は、第一回転要素の一例であり、ドリブン部材20は、第二回転要素の一例である。
弾性要素30は、例えば、ドライブ部材10とドリブン部材20との間に介在された複数のコイルスプリング31を有している。図2に示されるように、四つのコイルスプリング31は、いずれも周方向に沿って延び当該周方向に弾性的に圧縮可能な圧縮ばねである。コイルスプリング31は、ドライブ部材10とドリブン部材20との相対的な角度差に応じて弾性的に圧縮される。
コイルスプリング31は、ドリブン部材20に対してドライブ部材10が相対的に周方向の一方に捻れた際に、弾性的に圧縮されることにより蓄えたエネルギーを、他方に捻れた際(戻る際)に弾性的に伸長することにより放出する。また、コイルスプリング31は、ドリブン部材20に対してドライブ部材10が相対的に周方向の他方に捻れた際に、弾性的に圧縮されることにより蓄えたエネルギーを、一方に捻れた際(戻る際)に弾性的に伸長することにより放出する。このようなコイルスプリング31の弾性的な伸縮により、ドライブ部材10からドリブン部材20へのトルク変動の伝達が抑制される。
図1に示されるように、リミッタ102は、ドライブ部材10における径方向の途中位置に設けられている。リミッタ102は、例えば、ドライブ部材10のライニングプレート13をカバープレート14に押し付ける皿ばね17を有している。皿ばね17は、付勢部材の一例である。
本実施形態では、ライニングプレート13とカバープレート14とのトルクの差が、設定範囲内の閾値より小さい状態では、皿ばね17の弾性的な押圧力によってリミッタ102では滑りが生じず、ライニングプレート13とカバープレート14とを含むドライブ部材10が一体に回転する。言い換えると、ライニングプレート13とカバープレート14とのトルクの差が閾値より大きい状態では、リミッタ102で皿ばね17の弾性的な押圧力による摩擦力を超えた滑りが生じる。リミッタ102は、このようにトルクリミッタとして機能し、設定値を超える過大なトルクの伝達が抑制される。
[ダンパ部の詳細な構成]
図3は、図1の一部の拡大図である。図3に示されるように、ドライブ部材10は、例えば、サイドプレート11,12と、ライニングプレート13と、カバープレート14,15と、プレッシャプレート16と、コントロールプレート18,19と、ドライブアーム18a,19aと、を有している。
サイドプレート11,12は、それぞれ、回転中心Axと交差して径方向に広がった円環状かつ板状に構成されている。サイドプレート11,12の径方向内側の部分は、軸方向に隙間をあけて配置されるとともに、径方向外側の部分は、リベット等の結合具C1によってライニングプレート13とともに結合されている。これにより、サイドプレート11,12およびライニングプレート13が固定されかつ周方向に一体化されている。
カバープレート14,15およびプレッシャプレート16は、ライニングプレート13の径方向外側に位置されている。カバープレート14およびプレッシャプレート16は、環状を呈し、ライニングプレート13の環状部13aよりも径方向に少しだけずれて、環状部13aに対して面接触して摺動自在である。プレッシャプレート16には、カバープレート14の開口部14dと周方向に引っ掛かる爪部16bが設けられている。また、カバープレート14,15は、それぞれの開口部14e,15e(図4参照)を軸方向に貫通する不図示のボルト等の結合具によってフライホイールとともに結合される。これにより、カバープレート14,15、プレッシャプレート16、およびフライホイールが固定されかつ周方向に一体化されている。
コントロールプレート18,19は、サイドプレート11,12の間で軸方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。コントロールプレート18は、サイドプレート11とドリブン部材20のフランジプレート22との間に位置され、コントロールプレート19は、サイドプレート12とフランジプレート22との間に位置されている。コントロールプレート18,19は、それぞれ、回転中心Axと交差して径方向に広がった円環状かつ板状に構成されている。
コントロールプレート18,19は、ドリブン部材20のハブ21の外周に設けられた摺動部材44,41を介して、回転中心Ax回りに回動可能に支持されている。また、摺動部材44,41は、サイドプレート11,12の内周と係合するとともに、ドリブン部材20のコントロールプレート25,26と軸方向に接している。摺動部材44,41は、コントロールプレート18,19およびサイドプレート11,12とハブ21およびコントロールプレート25,26との相対的な回転に応じて摺動する摩擦抵抗要素として機能する。
また、コントロールプレート18,19とサイドプレート11,12との間には、それぞれ摺動部材46,45が設けられている。摺動部材46,45は、コントロールプレート18,19とサイドプレート11,12との相対的な回転に応じて摺動する摩擦抵抗要素として機能する。ただし、コントロールプレート18,19とサイドプレート11,12との相対的な回転は、不図示のストッパ同士の当接によって、所定の角度範囲内に限定されている。
ドライブアーム18a,19aは、コントロールプレート18,19から径方向外方に突出している。ドライブアーム18a,19aの形状は、回転中心Axと交差する板状である。ドライブアーム18a,19aは、リベット等の結合具C3によって一体に結合されている。
また、コントロールプレート18,19には、それぞれ、径方向に互いに反対方向に延びた二つのドライブアーム18a,19a(図2参照)が設けられている。二つのドライブアーム18aおよび二つのドライブアーム19aは、それぞれ二つのコイルスプリング31の間に位置されている。すなわち、ドライブアーム18a,19aは、周方向に180°間隔で配置されている。
ドリブン部材20は、例えば、ハブ21と、フランジプレート22と、ドリブンアーム23,24と、コントロールプレート25,26(図1,3参照)と、を有している。ハブ21の形状は、回転中心Axに沿った円筒状である。ハブ21は、例えば、スプライン嵌合によって、トランスミッションの入力軸と結合され、当該入力軸と一体に回転する。
フランジプレート22は、ハブ21から径方向外方に突出している。フランジプレート22の形状は、径方向に沿って広がった円環状かつ板状である。フランジプレート22は、コイルスプリング31よりも径方向内方に位置されている。
ドリブンアーム23,24(図2参照)は、フランジプレート22から径方向外方に突出している。ドリブンアーム23,24の形状は、回転中心Axと交差する板状である。ドリブンアーム23,24は、センタープレート等とも称される。
二つのドリブンアーム23,24は、フランジプレート22から径方向に互いに反対方向に延び、それぞれ二つのコイルスプリング31の間に位置されている。すなわち、ドリブンアーム23,24は、周方向に180°間隔で配置されている。また、ドリブンアーム23,24は、ドライブアーム18a,19aと周方向に90°間隔でずれている。ドリブンアーム23は、第一アームの一例であり、ドリブンアーム24は、第二アームの一例である。
コントロールプレート25,26(図1,3参照)は、サイドプレート11,12の間で軸方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。コントロールプレート25は、フランジプレート22とコントロールプレート18との間に位置され、コントロールプレート26は、フランジプレート22とコントロールプレート19との間に位置されている。コントロールプレート25,26は、それぞれ、回転中心Axと交差して径方向に広がった円環状かつ板状に構成されている。コントロールプレート25,26は、リベット等の結合具C2によって一体に結合されている。
コントロールプレート25,26とフランジプレート22との間には、それぞれ摺動部材43,42(図3参照)が設けられている。摺動部材43,42は、コントロールプレート25,26とフランジプレート22との相対的な回転に応じて摺動する摩擦抵抗要素として機能する。ただし、コントロールプレート25,26とフランジプレート22との相対的な回転は、結合具C2とドリブンアーム23,24(図2参照)との当接によって、所定の角度範囲内に限定されている。
コイルスプリング31は、ドライブアーム18a,19aとドリブンアーム23,24との間に位置されている。このような構成で、ドライブアーム18a,19aの周方向の一方の縁部とドリブンアーム23,24の周方向の他方の縁部とが互いに近付く方向に相対的に回転すると、それら縁部によってコイルスプリング31が弾性的に縮む。逆に、弾性的に縮んだ状態で、ドライブアーム18a,19aの周方向の一方の縁部とドリブンアーム23,24の周方向の他方の縁部とが互いに遠ざかる方向に相対的に回転すると、コイルスプリング31は弾性的に伸びる。
このように、コイルスプリング31は、ドライブアーム18a,19aとドリブンアーム23,24との間に位置され、ドライブアーム18a,19aとドリブンアーム23,24との相対的な回転に伴って弾性的に伸縮する。コイルスプリング31は、弾性的に縮むことによりトルクを圧縮力として蓄え、弾性的に伸びることにより圧縮力をトルクとして放出する。ダンパ部101は、このようなコイルスプリング31の伸縮によって、トルク変動を緩和することができる。
また、弾性要素30は、例えば、支持部材32と、クッション部材33と、を有している。クッション部材33は、コイルスプリング31のコイル内に設けられ、弾性部材として機能する。
支持部材32は、コイルスプリング31の周方向の両端に設けられている。支持部材32は、例えば、リテーナである。支持部材32は、コイルスプリング31をより安定的に支持したり、コイルスプリング31をより安定的に弾性変形させたり、コイルスプリング31とドライブアーム18a,19aおよびドリブンアーム23,24との直接的な接触を抑制したり、といった機能を有することができる。
また、ドライブ部材10とドリブン部材20との相対的な回転は、ドリブンアーム23,24とライニングプレート13のストッパ13c,13dとの当接によって、所定の角度範囲内に制限される。これにより、コイルスプリング31およびクッション部材33が過度に圧縮されるのが抑制されている。
[リミッタの詳細な構成]
図4は、リミッタ102の断面図である。図4に示されるように、リミッタ102は、例えば、図4の右側から左側に、すなわち第二方向X2に向かうにつれて、カバープレート14、ライニングプレート13、プレッシャプレート16、皿ばね17、およびカバープレート15を有している。これらカバープレート14、ライニングプレート13、プレッシャプレート16、皿ばね17、およびカバープレート15は、軸方向に互いに密着した状態で重なっている。
カバープレート14は、例えば、外縁部14aと、内縁部14bと、曲部14cと、を有している。外縁部14aの形状は、回転中心Axと交差した円環状かつ板状である。外縁部14aは、第二方向X2を向きカバープレート15と当接した当接面14a1を有している。当接面14a1は、径方向に沿って延びている。当接面14a1は、第一当接面の一例である。
内縁部14bの形状は、回転中心Axと交差した外縁部14aよりも小さい円環状かつ板状である。内縁部14bは、ライニングプレート13と接した摺動面14b1を有している。摺動面14b1は、リミッタ102が組付けられた状態では、径方向に沿って延びている。摺動面14b1は、第二摺動面の一例である。
また、内縁部14bは、外縁部14aよりもカバープレート15とは反対側に離れて位置され、曲部14cを介して外縁部14aと接続されている。言い換えると、カバープレート14は、曲部14cによってクランク状に屈曲されている。カバープレート14は、第一カバープレートの一例である。
カバープレート15は、例えば、外縁部15aと、内縁部15bと、中間部15cと、を有している。外縁部15aの形状は、回転中心Axと交差した円環状かつ板状である。外縁部15aは、カバープレート14の当接面14a1と当接した当接面15a1を有している。外縁部15aは、上述した開口部14e,15eを軸方向に貫通する不図示の結合具によってカバープレート14と結合されている。当接面15a1は、第二当接面の一例である。
内縁部15bの形状は、回転中心Axと交差した外縁部15aよりも小さい円環状かつ板状である。内縁部15bは、外縁部15aおよびライニングプレート13よりもカバープレート14とは反対側に離れて位置されている。中間部15cは、回転中心Axを中心とした円筒状であり、外縁部15aと内縁部15bとを接続している。中間部15cは、皿ばね17およびプレッシャプレート16の外周を覆っている。カバープレート15は、第二カバープレートの一例である。カバープレート15は、サポートプレート等とも称される。
プレッシャプレート16は、カバープレート14とカバープレート15との間に位置されている。プレッシャプレート16の形状は、回転中心Axと交差した円環状かつ板状である。プレッシャプレート16は、ライニングプレート13と接した摺動面16aと、カバープレート14の開口部14d内に突出した爪部16b(図3参照)と、を有している。摺動面16aは、第四摺動面の一例である。
皿ばね17は、カバープレート15とプレッシャプレート16との間に介在し、プレッシャプレート16をカバープレート14に向けて軸方向に弾性的に押し付けている。プレッシャプレート16および皿ばね17は、推力印加機構(付勢機構)を構成し、ライニングプレート13を、カバープレート14に向けて押し付けている。
図5は、ライニングプレート13の平面図である。図5に示されるように、ライニングプレート13は、例えば、環状部13aと、内向きフランジ13bと、を有している。内向きフランジ13bは、環状部13aから径方向の内方に突出している。内向きフランジ13bは、突出部の一例である。ライニングプレート13は、例えば、SPH(熱間圧延鋼板)材等の金属材料で構成されている。SPH材は、低炭素鋼の一種であり、比較的硬度が低い。例えば、SPH270の硬度は、Hv(ピッカース硬度)100程度である。
環状部13aの形状は、回転中心Axと交差した円環状かつ板状である。図4に示されるように、環状部13aは、カバープレート14とプレッシャプレート16との間に挟まれている。言い換えると、環状部13aは、摺動面14b1と接した摺動面13a1と、摺動面16aと接した摺動面13a2と、を有している。摺動面13a1は、第一方向X1を向き、摺動面13a2は、第二方向X2を向いている。摺動面13a1は、第一摺動面の一例であり、摺動面13a2は、第三摺動面の一例である。
摺動面13a1,13a2には、例えば、ショットブラスト等の表面を荒くする処理や、ガス軟窒化等によって表面(被膜層)を硬くする処理、ホモ処理等によって表面(被膜層)を錆び難くする処理等が施されている。これにより、摺動面13a1,13a2の耐摩耗性を高めることができるとともに、摺動時における摩擦係数を高めたり安定化したりすることができる。ショットブラスト処理、ガス軟窒化処理、およびホモ処理は、表面硬化処理の一例である。
図2,5に示されるように、内向きフランジ13bには、ドリブンアーム23と面したストッパ13cと、ドリブンアーム24と面したストッパ13dと、が設けられている。二つのストッパ13c,13dは、互いに周方向の反対側を向いている。ストッパ13cは、ドリブンアーム23との当接によってドリブン部材20のドライブ部材10に対する周方向の他方への回転を制限する。また、ストッパ13dは、ドリブンアーム24との当接によってドリブン部材20のドライブ部材10に対する周方向の一方への回転を制限する。ストッパ13cは、第一ストッパの一例であり、ストッパ13dは、第二ストッパの一例である。
環状部13aには、周方向に互いに間隔をあけて二つの内向きフランジ13bが設けられている。内向きフランジ13bは、それぞれ二つのドリブンアーム23,24の間に位置されている。すなわち、内向きフランジ13bは、周方向に180°間隔で配置されている。そして、本実施形態では、ライニングプレート13のうち内向きフランジ13bのみに焼鈍(焼きなまし)等の処理を施すことによって、内向きフランジ13bの硬度が、環状部13aの硬度よりも低く構成されている。
また、内向きフランジ13bには、それぞれ、径方向外方に凹み、径方向内方に向けて開放された切欠部13e(図5参照)が設けられている。切欠部13eは、各内向きフランジ13bに、二つずつ設けられている。二つの切欠部13eは、周方向に並んでいる。また、本実施形態では、ライニングプレート13の軸方向の厚さは、カバープレート14およびプレッシャプレート16の軸方向の厚さよりも薄く設定されている。このような構成により、ライニングプレート13が、カバープレート14およびプレッシャプレート16よりも軸方向により変形しやすい構成となっている。なお、図5に示されるように、内向きフランジ13bには、結合具C1(リベット)が貫通する貫通孔13fと、位置決めピンが挿入される貫通孔13gと、が設けられている。
図6は、カバープレート14の自由状態での断面図である。図6に示されるように、本実施形態では、摺動面14b1が、カバープレート14の自由状態において、径方向内方に向かうにつれて第二方向X2に向かうように当接面14a1と平行な基準線Lに対して傾斜している。このような構成より、皿ばね17の押圧力によって、摺動面14b1の傾斜が減殺され摺動面14b1が径方向に略沿う状態となるよう、構成されている。摺動面14b1の基準線L(当接面14a1)に対する傾斜角度αは、例えば、1°〜10°である。
また、本実施形態では、摺動面14b1の径方向内方のエッジ14fが、曲面状に構成されている。これにより、エッジ14fと摺動面13a1(図4参照)との局所的な摺動が抑制されている。エッジ14fは、例えば、プレスダレによって構成され、せん断加工された断面のパンチ側に生ずる丸みを持った部分である。なお、エッジ14fは、この例には限定されず、例えば、曲面状に丸められたエッジ(所謂角R部)であってもよいし、面取りされたエッジであってもよい。また、本実施形態では、ライニングプレート13のうち摺動面13a1,13a2の径方向外方のエッジ13h,13iについても曲面状に構成されている。これにより、エッジ13h,13iと摺動面14b1,16aとの局所的な摺動が抑制されている。
以上のように、本実施形態では、例えば、摺動面14b1(第二摺動面)は、カバープレート14(第一カバープレート)の自由状態において、径方向内方に向かうにつれて第二方向X2に向かうように当接面14a1(第一当接面)に対して傾斜している。仮に、カバープレート14がダンパ100に組み込まれず皿ばね17による押圧力が作用していない自由状態において、摺動面14b1が径方向に沿っている構成であった場合、ダンパ100に組み込まれたカバープレート14は、皿ばね17の押圧力によって、摺動面14b1が径方向内方に向かうにつれて第一方向X1に向かう傾斜姿勢となるように、弾性変形する。よって、上述したように、カバープレート14の自由状態において摺動面14b1が径方向内方に向かうにつれて第一方向X1とは反対の第二方向X2に向かうように予め傾斜している構成によれば、皿ばね17の押圧力によって、摺動面14b1の当該傾斜が減殺され摺動面14b1が径方向に略沿う状態となるよう、カバープレート14は弾性変形する。これにより、組み立てられたダンパ100において摺動面13a1と摺動面14b1との間の隙間を減らすことができる。
また、本実施形態では、例えば、リミッタ102は、ライニングプレート13と皿ばね17との間に設けられ、ライニングプレート13とカバープレート14との間のトルクの差の値が所定値以上となった場合に、カバープレート14と一体に回転して摺動面16a(第四摺動面)が摺動面13a2(第三摺動面)と摺動するよう構成されたプレッシャプレート16を有している。このような構成によれば、例えば、プレッシャプレート16およびカバープレート14によって、ライニングプレート13の軸方向の両側で摺動トルクを得ることができる。
また、本実施形態では、例えば、ライニングプレート13には、ストッパ13c(第一ストッパ)とストッパ13d(第二ストッパ)との間で径方向外方に凹み、径方向内方に向けて開放された切欠部13eが設けられている。このような構成によれば、例えば、切欠部13eが無い場合と比べて、内向きフランジ13b(突出部)は弾性変形しやすくなる。よって、例えば、摺動面13a1(第一摺動面)は摺動面14b1(第二摺動面)に沿い易くなり、摺動面13a1と摺動面14b1との間の隙間がより一層生じ難くなる。
また、本実施形態では、例えば、内向きフランジ13bの硬度は、環状部13aの硬度よりも低い。このような構成によれば、例えば、内向きフランジ13bはより弾性変形しやすくなるため、摺動面13a1は摺動面14b1により一層沿い易くなり、摺動面13a1と摺動面14b1との間の隙間がより一層生じ難くなる。
また、本実施形態では、例えば、摺動面14b1の径方向内方のエッジ14fは、曲面状のエッジであるかまたは面取りされたエッジである。このような構成によれば、例えば、摺動面14b1のエッジ14fによって摺動面13a1が削られるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、例えば、摺動面13a1の径方向外方のエッジ13hおよび摺動面13a2の径方向外方のエッジ13iは、曲面状のエッジであるかまたは面取りされたエッジである。このような構成によれば、例えば、摺動面13a1のエッジ13hによって摺動面14b1が削られるのを、簡単な構成で抑制することができ、かつ摺動面13a2のエッジ13iによって摺動面16aが削られるのを、簡単な構成で抑制することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
10…ドライブ部材(第一回転要素)、13…ライニングプレート、13a…環状部、13a1…摺動面(第一摺動面)、13a2…摺動面(第三摺動面)、13b…内向きフランジ(突出部)、13c…ストッパ(第一ストッパ)、13d…ストッパ(第二ストッパ)、13e…切欠部、13h,13i…エッジ、14…カバープレート(第一カバープレート)、14a1…当接面(第一当接面)、14b1…摺動面(第二摺動面)、14f…エッジ、15…カバープレート(第二カバープレート)、15a…外縁部、15a1…当接面(第二当接面)、15b…内縁部、16…プレッシャプレート、16a…摺動面(第四摺動面)、17…皿ばね(付勢部材)、20…ドリブン部材(第二回転要素)、23…ドリブンアーム(第一アーム)、24…ドリブンアーム(第二アーム)、30…弾性要素、100…ダンパ、102…リミッタ、Ax…回転中心、C…周方向、R…径方向、X1…第一方向、X2…第二方向。

Claims (6)

  1. 回転中心回りに回転可能な第一回転要素と、
    前記回転中心回りに回転可能な第二回転要素と、
    前記第一回転要素と前記第二回転要素との相対的な回転に伴って弾性的に伸縮する弾性要素と、
    前記第一回転要素に設けられたリミッタと、
    を備え、
    前記リミッタは、
    前記回転中心の軸方向に沿う第一方向を向き表面硬化処理された第一摺動面を有したライニングプレートと、
    前記第一摺動面と接した第二摺動面と、前記第二摺動面よりも前記回転中心の径方向外方に位置され前記第一方向とは反対の第二方向を向いた第一当接面と、を有した第一カバープレートと、
    前記第一当接面と当接した第二当接面を有し前記第一カバープレートと結合された外縁部と、前記外縁部から前記径方向内方に突出しかつ前記ライニングプレートの前記第一カバープレートとは反対側に離れて位置された内縁部と、を有した第二カバープレートと、
    前記内縁部と前記ライニングプレートとの間に設けられ、前記第一摺動面を前記第二摺動面に押し付ける付勢部材と、
    を有し、前記ライニングプレートと前記第一カバープレートとの間のトルクの差の値が所定値以上となった場合に、前記第一摺動面が前記第二摺動面と摺動して前記ライニングプレートと前記第一カバープレートとが前記回転中心回りに相対的に回転するよう構成され、
    前記第二摺動面は、前記第一カバープレートの自由状態において、前記径方向内方に向かうにつれて前記第二方向に向かうように前記第一当接面に対して傾斜している、ダンパ。
  2. 前記ライニングプレートは、前記第二方向を向き表面硬化処理された第三摺動面を有し、
    前記リミッタは、前記第三摺動面と接した第四摺動面を有し、前記ライニングプレートと前記付勢部材との間に設けられ、前記ライニングプレートと前記第一カバープレートとの間のトルクの差の値が所定値以上となった場合に、前記第一カバープレートと前記回転中心回りに一体に回転して前記第四摺動面が前記第三摺動面と摺動するよう構成されたプレッシャプレートを有した、請求項1に記載のダンパ。
  3. 前記ライニングプレートは、前記第一摺動面または前記第三摺動面を有した環状部と、前記環状部から前記径方向内方に突出した突出部と、を有し、
    前記第二回転要素は、前記径方向外方に突出した第一アームと、前記径方向外方に突出した前記第一アームとは別の第二アームと、を有し、
    前記突出部は、前記回転中心の周方向の一方を向き前記第一アームとの当接によって前記第二回転要素の前記第一回転要素に対する前記周方向の他方への回転を制限する第一ストッパと、前記周方向の他方を向き前記第二アームとの当接によって前記第二回転要素の前記第一回転要素に対する前記周方向の一方への回転を制限する第二ストッパと、を有し、
    前記ライニングプレートには、前記第一ストッパと前記第二ストッパとの間で前記径方向外方に凹み、前記径方向内方に向けて開放された切欠部が設けられた、請求項1または2に記載のダンパ。
  4. 前記突出部の硬度は、前記環状部の硬度よりも低い、請求項3に記載のダンパ。
  5. 前記第二摺動面の前記径方向内方のエッジが曲面状のエッジであるかまたは面取りされたエッジである、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のダンパ。
  6. 前記第一摺動面の前記径方向外方のエッジおよび前記第三摺動面の前記径方向外方のエッジのうち少なくとも一方が曲面状のエッジであるかまたは面取りされたエッジである、請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のダンパ。
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