JP5604906B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸間の変動トルクを吸収するとともに変動トルクが所定値に達したときにすべりを生ずるリミッタ部を有するトルク変動吸収装置に関し、特に、低コストで高性能なトルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、例えば、エンジンとクラッチとの間の動力伝達経路上に配設され、エンジンと変速機による変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置は、バネ力によって変動トルクを吸収するダンパ部と、摩擦等によるヒステリシストルクによって変動トルクを吸収(抑制)するヒステリシス部と、回転軸の捩れがダンパ部やヒステリシス部で吸収できなくなったときにすべりを生ずるリミッタ部と、を有するものがある。リミッタ部では、プレッシャプレートとカバープレートとの間において両面に摩擦材が固定されたライニングプレートが介在し、サポートプレートとプレッシャプレートとの間に皿ばねが介在し、皿ばねによって付勢されたプレッシャプレートがライニングプレートをカバープレート側に押付けられることで、摩擦材がプレッシャプレート及びカバープレートのそれぞれと摺動可能に圧接している。
ライニングプレートの両面に固定される摩擦材は、一般的に、リベットによってライニングプレートにかしめ固定されているが、特許文献1では、接着剤を用いて接着固定したものや、ライニングプレートに形成された貫通孔を通じて一体成形したものが開示されている。
特開2005−127507号公報
従来のトルク変動吸収装置のリミッタ部のように、ライニングプレートに摩擦材を接着固定する構成では、接着の処理時間が長くなり、コストが高くなるという課題がある。また、ライニングプレートに摩擦材を接着固定する構成では、接着面に接着剤が行き渡らず、摩擦材の強度に課題がある。さらに、摩擦材を、ライニングプレートに形成された貫通孔を通じて一体成形した構成では、貫通孔内に摩擦材が行き渡らず、摩擦材の強度に課題がある。
本発明の主な課題は、摩擦材の強度不良を回避しつつ装置の低コスト化を図ることが可能なトルク変動吸収装置を提供することである。
本発明の第1の視点においては、トルク変動吸収装置において、第1プレート部材と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対して回転可能な第2プレート部材と、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第1プレート部材及び前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される摩擦材と、前記摩擦材が、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間において、前記第2プレート部材の回転中心から離れる方向への前記摩擦材の移動を規制するガイド部と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材又は前記第2プレート部材は、前記ガイド部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、環状に構成され、前記ガイド部は、前記摩擦材の径方向に対し略直交方向に折り曲げられた部分であることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、前記第2プレート部材と前記支持部材との間に配された第3プレート部材と、前記支持部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第3プレート部材を前記第2プレート部材に向かって付勢する弾性部材と、前記第2プレート部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第2プレート部材及び前記第3プレート部材に対してスライド可能に圧接される他の摩擦材と、前記他の摩擦材が、前記第2プレート部材と前記第3プレート部材との間において、前記第2プレート部材の回転中心から離れる方向への前記他の摩擦材の移動を規制する他のガイド部と、を備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材又は前記第3プレート部材は、前記他のガイド部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材及び前記第2プレート部材の少なくとも1つのプレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材及び前記第2プレート部材の少なくとも1つのプレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第3プレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第3プレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記他の摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることが好ましい。
本発明の第2の視点においては、トルク変動吸収装置において、第1プレート部材と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対して回転可能な第2プレート部材と、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第1プレート部材に対してスライド可能に圧接され、かつ、前記第2プレート部材に対して移動不能に係合する摩擦材と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材は、穴部を有し、前記摩擦材は、前記穴部に挿嵌される凸部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、前記第2プレート部材と前記支持部材との間に配された第3プレート部材と、前記支持部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに前記第3プレート部材を前記第2プレート部材に向かって付勢する弾性部材と、前記第2プレート部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第3プレート部材の回転方向において、前記第3プレート部材に対してスライド可能に圧接され、前記第2プレート部材に対して移動不能に係合する他の摩擦材と、を備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材は、他の穴部を有し、前記他の摩擦材は、前記他の穴部に挿嵌される他の凸部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材と前記他の摩擦材とは、前記第2プレート部材に一体成形されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材は、周面に複数の凸部を有し、前記凸部は、前記摩擦材に埋め込まれていることが好ましい。
本発明の第3の視点においては、トルク変動吸収装置において、第1プレート部材と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対してスライド可能に圧接される第2プレート部材と、を備え、前記第2プレート部材の表面には、摩擦機能材がコーティングされていることを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、前記第2プレート部材と前記支持部材との間に配された第3プレート部材と、前記支持部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第3プレート部材を前記第2プレートに向かって付勢する弾性部材と、を備え、前記第2プレート部材は、前記第3プレート部材に対してスライド可能に圧接されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材は、有機物質及び繊維を含む材料よりなることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第3プレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第3プレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記他の摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることが好ましい。
本発明の第4の視点においては、トルク変動吸収装置において、第1プレート部材と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対して回転可能な第2プレート部材と、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される摩擦材と、エンジン回転軸側回転軸と連結されるとともに、前記第1プレート部材が固定されるフライホイールと、を備え、前記摩擦材は、前記第1プレート部材に対して移動不能、又は、所定距離の間では前記第1プレート部材に対して移動可能であり、かつ、所定距離以上では前記第1プレート部材に対して移動不能であるように、前記第1プレート部材に係合していることを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材と前記摩擦材との間のすべり面の摩擦係数は、前記第2プレート部材と前記摩擦材との間のすべり面の摩擦係数よりも高いことが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、穴部又は凹部を有し、前記第1プレート部材は、前記穴部又は凹部と係合する凸部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、リベットによって前記第1プレート部材にかしめ固定されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、前記第2プレート部材と前記支持部材との間に配された第3プレート部材と、前記支持部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに前記第3プレート部材を前記第2プレート部材に向かって付勢する弾性部材と、前記第2プレート部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される他の摩擦材と、を備え、前記他の摩擦材は、前記第3プレート部材に対して移動不能、又は、所定距離の間では前記第3プレート部材に対して移動可能であり、かつ、所定距離以上では前記第3プレート部材に対して移動不能であるように、前記第3プレート部材に係合していることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第3プレート部材と前記他の摩擦材との間のすべり面の摩擦係数は、前記第2プレート部材と前記他の摩擦材との間のすべり面の摩擦係数よりも高いことが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記他の摩擦材は、穴部又は凹部を有し、
前記第3プレート部材は、前記穴部又は凹部と係合する凸部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記他の摩擦材は、他のリベットによって前記第3プレート部材にかしめ固定されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材の外径は、前記第1プレート部材の外径より小さいことが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、ダンパ部を備え、前記第2プレート部材は、前記ダンパ部の構成部材を兼ねることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、前記第2プレート部材と前記支持部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材を前記第1プレート部材に向かって付勢する弾性部材と、を備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材と一体回転するとともに、前記第2プレート部材を前記第1プレート部材に向かって付勢する弾性部を有する弾性プレートを備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材の前記摩擦材側の反対側に配されるとともに、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される他の摩擦材と、前記第1プレート部材と一体回転するとともに、前記他の摩擦材に対してスライド可能に圧接されるプレート部を有し、かつ、前記プレート部を前記第2プレート部材に向かって付勢する弾性部を有する弾性プレートを備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材の前記摩擦材側の反対側に配されるとともに、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接され、かつ、穴部を有する他の摩擦材と、前記第1プレート部材と一体回転するとともに、前記穴部と係合する凸部を備えたプレート部を有し、かつ、前記プレート部を前記第2プレートに向かって付勢する弾性部を有する弾性プレートを備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記弾性部には、スリットが形成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、環状に構成され、前記ガイド部は、前記摩擦材の径方向外側への移動を規制することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記他の摩擦材は、環状に構成され、
前記他のガイド部は、前記他の摩擦材の径方向外側への移動を規制することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、環状に構成され、径方向外側への移動が規制されるように前記第2プレート部材に係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記他の摩擦材は、環状に構成され、径方向外側への移動が規制されるように前記第2プレート部材に係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、環状に構成され、径方向外側への移動が規制されるように前記第1プレート部材に係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記他の摩擦材は、環状に構成され、径方向外側への移動が規制されるように前記第3プレート部材に係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材に対向する前記第1プレート部材の面又は前記第2プレート部材の面にバリが形成され、前記摩擦材は、前記バリに係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記他の摩擦材に対向する前記第2プレート部材の面又は前記第3プレート部材の面にバリが形成され、前記他の摩擦材は、前記バリに係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材又は前記第2プレート部材は、前記摩擦材に対向する面に断面形状がテーパ状の延出部を有し、前記摩擦材は、前記延出部に係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1プレート部材又は前記第2プレート部材は、凹部を有し、前記第2プレート部材の回転中心線の方向における前記延出部の高さは、前記凹部の深さよりも大きいことが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材又は前記第3プレート部材は、前記他の摩擦材と対向する面に断面形状がテーパ状の延出部を有し、前記他の摩擦材は、前記延出部に係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2プレート部材又は前記第3プレート部材は、凹部を有し、前記第2プレート部材の回転中心線の方向における前記延出部の高さは、前記凹部の深さよりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、摩擦材の径方向へのずれが抑制されるので、摩擦材を接着によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができ、摩擦材の強度を確保することができる。また、部品点数の削減により、さらなる低コスト化を図ることができる。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した(A)径方向の部分断面図、及び、(B)X−X´間の周方向の部分断面図である。 本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置における摩擦材とライニングプレートの組合せの構成を模式的に示した(A)平面と平行な部分断面図、及び(B)Y−Y´間の断面図である。 本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部のすべり面付近の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部のすべり面付近の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の一部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例11に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の一部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例12に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例13に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例14に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例15に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。 本発明の実施例16に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した(A)径方向の部分断面図、及び(B)摩擦材の部分平面図である。 本発明の実施例17に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した部分平面図であり、(A)は第1例、(B)は第2例である。 本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した部分平面図であり、(A)は第1例、(B)は第2例、C)は第3例である。 本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部のプレートに形成された延出部の構成を模式的に示した部分平面図及び部分断面図であり、(A)は第1例、(B)は第4例である。
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置では、第1プレート部材(図1の11、図13の50)と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対して相対回転可能な第2プレート部材(図1の14、図13の14)と、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第1プレート部材及び前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される摩擦材(図1の16、図13の16)と、前記摩擦材が、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間において、前記第2プレート部材の回転中心から離れる方向への前記摩擦材の移動を規制するガイド部(図1の11b、図13の50a)と、を備える。
本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置では、第1プレート部材(図3の26)と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対して相対回転可能な第2プレート部材(図3の30)と、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第1プレート部材に対してスライド可能に圧接され、かつ、前記第2プレート部材に対して相対移動不能に係合する摩擦材(図3の32)と、を備える。
本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置では、第1プレート部材(図5の26)と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対してスライド可能に圧接される第2プレート部材(図5の37)と、を備え、前記第2プレート部材の表面には、摩擦機能材がコーティングされている
本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置では、第1プレート部材(図7の26)と、前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対して相対回転可能な第2プレート部材(図7の14)と、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される摩擦材(図7の16)と、エンジン回転軸側回転軸(図1の6)と連結されるとともに、前記第1プレート部材が固定されるフライホイール(図1の5)と、を備え、前記摩擦材は、前記第1プレート部材に対して相対移動不能、又は、所定距離の間では前記第1プレート部材に対して移動可能であり、かつ、所定距離以上では前記第1プレート部材に対して移動不能であるように、前記第1プレート部材に係合している。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例1に係るトルク変動吸収装置1は、例えば、エンジン側回転軸6と変速機側回転軸7との間の動力伝達経路に設けられており、エンジン側回転軸6と変速機側回転軸7の捩れによる変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置1は、捩れ緩衝機能を有し、バネ力によって変動トルクを吸収するダンパ部3と、摩擦等によるヒステリシストルクによって変動トルクを吸収(抑制)するヒステリシス部4と、回転軸の捩れがダンパ部3やヒステリシス部4で吸収できなくなったときにすべりを生ずるリミッタ部2と、を有する。リミッタ部2は、動力伝達経路上において、ダンパ部3及びヒステリシス部4と直列に配設されている。ダンパ部3は、動力伝達経路上において、ヒステリシス部4と並列に配設されている。トルク変動吸収装置1は、特に、車両にリミッタ部のないハイブリッド車両に用いることができ、リミッタ部を有する車両でもシステムの小型化に効果的である。
トルク変動吸収装置1は、構成部材として、サポートプレート10と、カバープレート11と、皿ばね12と、プレッシャプレート13と、ライニングプレート14と、摩擦材15、16と、第1サイドプレート17と、第2サイドプレート18と、リベット19と、コイルスプリング20と、シート部材21と、第1スラスト部材22と、第2スラスト部材23と、皿ばね24と、ハブ部材25と、を有する。
サポートプレート10は、フライホイール5とカバープレート11との間に配設された環状の部材であり、リミッタ部2の構成部材である。サポートプレート10は、外周部分にてカバープレート11と合わさってボルト9によってフライホイール5に取付固定されている。サポートプレート10は、カバープレート11と一体回転する。サポートプレート10は、内周部分にてカバープレート11と離間している。サポートプレート10は、皿ばね12と圧接している。なお、フライホイール5は、ボルト8によってエンジン側回転軸6と締結されている。
カバープレート11は、サポートプレート10のフライホイール5側の反対側(図1の右側)に配設された環状の部材であり、リミッタ部2の構成部材である。カバープレート11は、外周部分にてサポートプレート10と合わさってボルト9によってフライホイール5に取付固定される。カバープレート11は、内周部分にてサポートプレート10と離間している。カバープレート11は、プレッシャプレート13を相対回転不能かつ軸方向移動可能に支持するための穴部11aを有する。穴部11aには、プレッシャプレート13の凸部13aが相対回転不能かつ軸方向移動可能に挿入されている。カバープレート11は、内周部分のすべり面にて摩擦材16とスライド可能に圧接している。カバープレート11は、摩擦材16の外周側にて摩擦材16の偏芯(径方向へのずれ)を抑制するように摩擦材16をガイドするガイド部11bを有する。ガイド部11bは、ライニングプレート14の回転中心から離れる方向への摩擦材16の移動を規制する。ガイド部11bは、摩擦材16の径方向に対し略直交方向に折り曲げられた部分を有する段差に形成されており、段差の内周面にて摩擦材16の外周面をガイドする。ガイド部11bは、プレス成形によって形成することができる。カバープレート11は、錆の発生により摩擦材16との貼り付きを防止するため、鉄よりも錆の発生しにくい材料(ステンレスなど)からなることが好ましく、摩擦係数μ確保のため、表面処理(メッキなど)又は熱処理が施されていることが好ましい。表面処理又は熱処理を施すのは、ステンレスなどは摩擦がしっかりあたりがつくまで摩擦係数μが低い傾向にあるからである。また、カバープレート11が摩擦材16に当接する面には摩擦係数μを高くするために粗面化処理(酸洗、ショットピーニング、バリの形成など)が施されていることが好ましい。
皿ばね12は、サポートプレート10とプレッシャプレート13(ライニングプレート14)との間に配された皿状のばねであり、リミッタ部2の構成部材である。皿ばね12は、プレッシャプレート13及び摩擦材15を介して、ライニングプレート14をカバープレート11に向かって付勢する。
プレッシャプレート13は、皿ばね12と摩擦材15との間に配された環状の部材であり、リミッタ部2の構成部材である。プレッシャプレート13は、カバープレート11に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に支持されるようにするための凸部13aを有する。凸部13aは、カバープレート11の穴部11aに相対回転不能かつ軸方向移動可能に挿入されている。プレッシャプレート13は、皿ばね12によって摩擦材15側に付勢されており、すべり面にて摩擦材15とスライド可能に圧接している。プレッシャプレート13は、摩擦材15の外周側にて摩擦材15の偏芯(径方向へのずれ)を抑制するように摩擦材15をガイドするガイド部13bを有する。ガイド部13bは、ライニングプレート14の回転中心から離れる方向への摩擦材15の移動を規制する。ガイド部13bは、摩擦材15の径方向に対し略直交方向に折り曲げられた部分を有する段差に形成されており、段差の内周面にて摩擦材15の外周面をガイドする。ガイド部13bは、プレス成形によって形成することができる。プレッシャプレート13は、錆の発生により摩擦材15との貼り付きを防止するため、錆の発生しにくい材料(ステンレスなど)からなることが好ましく、摩擦係数μ確保のため、表面処理(メッキなど)又は熱処理が施されていることが好ましい。また、プレッシャプレート13が摩擦材15に当接する面には摩擦係数μを高くするために粗面化処理(酸洗、ショットピーニング、バリの形成など)が施されていることが好ましい。
ライニングプレート14は、カバープレート11とプレッシャプレート13との間における摩擦材15、16間に配された環状の部材であり、リミッタ部2の構成部材である。ライニングプレート14は、内周部分にて、第1サイドプレート17と第2サイドプレート18との間に挟み込まれており、第1サイドプレート17及び第2サイドプレート18とともにリベット19によって固定されている。ライニングプレート14は、外周部分にて摩擦材15、16間に配されており、摩擦材15、16とスライド可能に圧接している。ライニングプレート14は、錆の発生により摩擦材15、16との貼り付きを防止するため、錆の発生しにくい材料(ステンレスなど)からなることが好ましく、摩擦係数μ確保のため、表面処理(メッキなど)又は熱処理が施されていることが好ましい。また、ライニングプレート14が摩擦材15、16に当接する面には摩擦係数μを高くするために粗面化処理(酸洗、ショットピーニング、バリの形成など)が施されていることが好ましい。
摩擦材15は、リミッタ部2の構成部材であり、ライニングプレート14とプレッシャプレート13との間に配されている。摩擦材15は、環状に構成されている。摩擦材15は、ライニングプレート14及びプレッシャプレート13に取付固定されていない。摩擦材15は、ライニングプレート14及びプレッシャプレート13とスライド可能に圧接している。摩擦材15には、ゴム、樹脂、繊維(短繊維、長繊維)、摩擦係数μ調整用の粒子などを含むものを用いることができる。
摩擦材16は、リミッタ部2の構成部材であり、ライニングプレート14とカバープレート11との間に配されている。摩擦材16は、環状に構成されている。摩擦材16は、ライニングプレート14及びカバープレート11に取付固定されていない。摩擦材16は、ライニングプレート14及びカバープレート11とスライド可能に圧接している。
第1サイドプレート17は、ハブ部材25のフランジ部25bのエンジン側(図1の左側)に配設された環状の部材であり、ダンパ部3及びヒステリシス部4の構成部材である。第1サイドプレート17は、外周端部近傍の部分にて、リベット19によってライニングプレート14及び第2サイドプレート18と一体固定されている。第1サイドプレート17は、中間部分のダンパ部3にて、コイルスプリング20及びシート部材21を収容するための窓部17aを有し、当該窓部17aの周方向端面がシート部材21と接離可能に接している。第1サイドプレート17は、ダンパ部3より内周側のヒステリシス部4にて、第1スラスト部材22とスライド可能に接している。第1サイドプレート17は、内周端部にて、第1スラスト部材22を介してハブ部材25(ハブ部25a)に相対回転可能に支持されている。
第2サイドプレート18は、ハブ部材25のフランジ部25bの変速機側(図1の右側)に配設された環状の部材であり、ダンパ部3及びヒステリシス部4の構成部材である。第2サイドプレート18は、外周端部近傍の部分にて、リベット19によってライニングプレート14及び第1サイドプレート17と一体固定されている。第2サイドプレート18は、中間部分のダンパ部3にて、コイルスプリング20及びシート部材21を収容するための窓部18aを有し、当該窓部18aの周方向端面がシート部材21と接離可能に接している。第2サイドプレート18は、ダンパ部3より内周側のヒステリシス部4にて、皿ばね24を支持する。第2サイドプレート18は、内周端部にて、第2スラスト部材23を介してハブ部材25(ハブ部25a)に相対回転可能に支持されている。
リベット19は、ライニングプレート14、第1サイドプレート17、及び第2サイドプレート18を一体固定するための部材である。
コイルスプリング20は、ダンパ部3の構成部品であり、サイドプレート17、18及びハブ部材25(フランジ部25b)に形成された窓部17a、18a、25cに収容され、両端に配設されたシート部材21と接している。コイルスプリング20は、サイドプレート17、18とハブ部材25とが相対回転したときに収縮し、サイドプレート17、18とハブ部材25の回転差によるショックを吸収する。コイルスプリング20には、ストレート形状、又はストレート形状のスプリングを曲げて組み付けしたものを用いることができるが、広い捩りを実現するために、周方向に沿って曲ったアークスプリングを用いることができる。
シート部材21は、ダンパ部3の構成部品であり、サイドプレート17、18及びハブ部材25(フランジ部25b)に形成された窓部17a、18a、25cに収容され、当該窓部17a、18a、25cの周方向の端面とコイルスプリング20の端部との間に配されている。シート部材21には、コイルスプリング20の摩耗を低減するために、樹脂を用いることができる。
第1スラスト部材22は、ヒステリシス部4の構成部品であり、第1サイドプレート17とハブ部材25との間に配された環状の部材である。第1スラスト部材22は、軸方向において、第1サイドプレート17とフランジ部25bとの間に配されており、第1サイドプレート17及びフランジ部25bとスライド可能に圧接している。第1スラスト部材22は、径方向において、第1サイドプレート17とハブ部25aとの間にも介在しており、第1サイドプレート17をハブ部25aに相対回転可能に支持するための滑り軸受(ブッシュ)となる。
第2スラスト部材23は、ヒステリシス部4の構成部品であり、第2サイドプレート18とハブ部材25との間に配された環状の部材である。第2スラスト部材23は、軸方向において、皿ばね24とフランジ部25bとの間にも配されており、皿ばね24によってフランジ部25b側に付勢されており、フランジ部25bとスライド可能に圧接している。第2スラスト部材23は、径方向において、第2サイドプレート18とハブ部25aとの間にも介在しており、第2サイドプレート18をハブ部25aに相対回転可能に支持するための滑り軸受(ブッシュ)となる。
皿ばね24は、ヒステリシス部4の構成部品であり、第2スラスト部材23と第2サイドプレート18との間に配され、第2スラスト部材23をフランジ部25b側に付勢する皿状のばねである。
ハブ部材25は、ダンパ部3及びヒステリシス部4からの回転動力を変速機に向けて出力する部材であり、ダンパ部3及びヒステリシス部4の構成部材である。ハブ部材25は、ハブ部25aの外周の所定の部位から延在したフランジ部25bを有する。ハブ部25aは、内周面にて変速機側回転軸7とスプライン係合する。ハブ部25aは、外周にて、第1スラスト部材22を介して第1サイドプレート17を相対回転可能に支持しており、第2スラスト部材23を介して第2サイドプレート18を相対回転可能に支持している。フランジ部25bは、外周のダンパ部3にて、コイルスプリング20、及びシート部材21を収容するための窓部25cを有し、当該窓部25cの周方向端面がシート部材21と接離可能に接している。フランジ部25bは、ダンパ部3より内周側のヒステリシス部4の軸方向の面にて、スラスト部材22、23によってスライド可能に挟持されている。
実施例1によれば、摩擦材15、16の摩擦相手材となるプレッシャプレート13及びカバープレート11に、摩擦材15、16をガイドするガイド部13b、11bを設けることにより、摩擦材15、16の径方向へのずれが抑制される、言い換えれば、ガイド部13b、11bは、摩擦材15、16の径方向外側への移動を規制するので、摩擦材15、16を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができる。また、摩擦材15、16の外周にガイド部13b、11bを設けることにより、摩擦材15、16の強度を確保することができる。
本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図2は、本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例1では、リミッタ部(図1の2)において摩擦材(図1の15、16)の摩擦相手材となるプレッシャプレート(図1の13)及びカバープレート(図1の11)にガイド部(図1の13b、11b)を設けて、摩擦材(図1の15、16)の偏芯を抑制する構成となっているが、実施例2では、プレッシャプレート27及びカバープレート26にガイド部を設けない代わりに、摩擦材15、16の摩擦相手材となるライニングプレート28にガイド部28a、28bを設けて、摩擦材15、16の偏芯を抑制する構成となっている。その他の構成は、実施例1と同様である。
プレッシャプレート27及びカバープレート26は、ガイド部を有さない点以外は、実施例1のプレッシャプレート(図1の13)及びカバープレート(図1の11)と同様な構成である。
ライニングプレート28は、摩擦材15、16の外周側にて摩擦材15、16の偏芯(径方向へのずれ)を抑制するように、摩擦材15、16をガイドするガイド部28a、28bを有する。ガイド部28aは、軸方向の摩擦材15側に折り曲げられた突起となっており、突起の内周面にて摩擦材15の外周面をガイドする。ガイド部28bは、軸方向の摩擦材16側に折り曲げられた突起となっており、突起の内周面にて摩擦材16の外周面をガイドする。ガイド部28aとガイド部28bとは、ライニングプレート28の外周部分にて交互に形成されている。ガイド部28a、28bは、プレス成形によって形成することができる。その他の構成は、実施例1のライニングプレート(図1の14)と同様である。
実施例2によれば、摩擦材15、16の摩擦相手材となるライニングプレート28に、摩擦材15、16をガイドするガイド部28a、28bを設けることにより、摩擦材15、16の径方向へのずれが抑制される、言い換えれば、ガイド部28b、28bは、摩擦材15、16の径方向外側への移動を規制するので、摩擦材15、16を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができる。また、摩擦材15、16の外周にガイド部28a、28bを設けることにより、摩擦材15、16の強度を確保することができる。
本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図3は、本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した(A)径方向の部分断面図、及び、(B)X−X´間の周方向の部分断面図である。なお、図3(B)では、ライニングプレート30、及び摩擦材31、32の組合せのみ示している。
実施例1では、摩擦材(図1の15、16)の摩擦相手材となるプレッシャプレート(図1の13)及びカバープレート(図1の11)にガイド部(図1の13b、11b)を設けて、摩擦材(図1の15、16)の偏芯を抑制する構成となっているが、実施例3では、ガイド部を設けずに、摩擦材31、32に凸部31a、32aを設け、ライニングプレート30に穴部30a、30bを設け、凸部31a、32aを、対応する穴部30a、30bに挿嵌して移動不能に係合させたものである。その他の構成は、実施例1と同様(プレッシャプレート27及びカバープレート26については実施例2と同様)である。
ライニングプレート30は、外周部分にて摩擦材31、32間に配されており、摩擦材31の凸部31aを挿嵌するための穴部30aを有し、摩擦材32の凸部32aを挿嵌するための穴部30bを有する。穴部30a、30bは、同一円周上にて所定間隔をおいて交互に配されている。その他の構成は、実施例1のライニングプレート(図1の14)と同様である。
摩擦材31は、ライニングプレート30側の面にライニングプレート30の穴部30aに挿嵌される凸部31aを有する。凸部31aは、穴部30bには挿嵌されていない。摩擦材31は、穴部30aと凸部31aの係合によってライニングプレート30に対し径方向のずれ(摩擦材31の径方向外側への移動)が規制される。摩擦材31は、プレッシャプレート27のみとスライド可能に圧接している。その他の構成は、実施例1の摩擦材(図1の15)と同様である。
摩擦材32は、ライニングプレート30側の面にライニングプレート30の穴部30bに挿嵌される凸部32aを有する。凸部32aは、穴部30aには挿嵌されていない。摩擦材32は、穴部30bと凸部32aの係合によってライニングプレート30に対し径方向のずれ(摩擦材32の径方向外側への移動)が規制される。摩擦材32は、カバープレート26のみとスライド可能に圧接している。その他の構成は、実施例1の摩擦材(図1の16)と同様である。
実施例3によれば、摩擦材31、32の凸部31a、32aが、対応するライニングプレート30の穴部30a、30bに挿嵌された構成となっているため、摩擦材31、32の径方向へのずれ(摩擦材31、32の径方向外側への移動)がなく、摩擦材31、32を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができる。また、摩擦材31、32がライニングプレート30の穴部30a、30bを通じて繋がった構成とはなっていないため、摩擦材31、32の強度不良を回避することができる。さらに、摩擦材31、32の摩擦面が特定されるので、摩擦材31、32の特性の安定化を図ることができる。
本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置における摩擦材とライニングプレートの組合せの構成を模式的に示した(A)平面と平行な部分断面図、及び(B)Y−Y´間の断面図である。
実施例3では、摩擦材(図3の31、32)の凸部(図3の31a、32a)を、対応するライニングプレート(図3の30)の穴部(図3の30a、30b)に挿嵌することで、摩擦材(図3の31、32)の径方向へのずれを生じないように構成しているが、実施例4では、ライニングプレート34と摩擦材35を一体化し、かつ、ライニングプレート34の内周及び外周にて、ライニングプレート34の両面の摩擦材35を繋げてライニングプレート34に対して移動不能に係合した構成となっている。また、実施例4では、ライニングプレート34の外周端面に複数の外周凸部34bを有し、内周端面に内周凸部34cを有する。その他の構成は、実施例3と同様である。
ライニングプレート34は、内周に突出した接続部34dにて、第1サイドプレート(図1の17に相当)と第2サイドプレート(図1の18に相当)との間に挟み込まれており、第1サイドプレート(図1の17に相当)及び第2サイドプレート(図1の18に相当)とともにリベット(図1の19に相当)によって固定されている。ライニングプレート34は、外周の環状部分にて摩擦材35が一体成形されている。ライニングプレート34の環状部分は、複数の穴部34aを有するとともに、外周端部に複数の外周凸部34bを有し、内周端面に内周凸部34cを有する。穴部34aでは、両面の摩擦材35が繋がっている。外周凸部34b及び内周凸部34cは、摩擦材35中に埋め込まれている。その他の構成は、実施例1のライニングプレート(図1の14)と同様である。
摩擦材35は、ライニングプレート34の環状部分にて一体成形されている。摩擦材35は、穴部34aを通じてライニングプレート34の両面側と繋がっている。摩擦材35は、ライニングプレート34の内周及び外周でも跨ぐようにしてライニングプレート34の両面側と繋がっている。摩擦材35は、ライニングプレート34の内周及び外周にて1/5以上の領域で繋がっていることが好ましい。摩擦材35中には、ライニングプレート34の外周凸部34b及び内周凸部34cが埋め込まれている。その他の構成は、実施例1の摩擦材(図1の15)と同様である。
実施例4によれば、ライニングプレート34と摩擦材35が一体成形されているので、摩擦材35の径方向へのずれがなく、摩擦材35を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができる。また、摩擦材35がライニングプレート34の内周及び外周で繋がっているので、摩擦材35の結合力が高く、強度が高く、成形時に流動性が良くなり、摩擦材35の強度不良を回避することができる。さらに、ライニングプレート34の外周凸部34b及び内周凸部34cを摩擦材35中に埋め込むことにより、摩擦材35の強度がさらに向上する。
本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例3では、ライニングプレート(図3の30)の両側に摩擦材(図3の31、32)が係合した構成となっているが、実施例5では、ライニングプレート及び摩擦材の代わりに摩擦プレート37を用いた構成となっている。その他の構成は、実施例3と同様である。
摩擦プレート37は、カバープレート11とプレッシャプレート13との間に配された環状の部材であり、リミッタ部2の構成部材である。摩擦プレート37は、摩擦材を含む材料をプレート状に形成したものである。摩擦プレート37は、内周部分にて、第1サイドプレート17と第2サイドプレート18との間に挟み込まれており、第1サイドプレート17及び第2サイドプレート18とともにリベット19によって固定されている。摩擦プレート37は、外周部分にてカバープレート11とプレッシャプレート13との間に配されており、カバープレート11及びプレッシャプレート13とスライド可能に圧接している。摩擦プレート37は、かしめ等の圧着に耐えられるように、有機物質(ゴム、樹脂)をベースとし、繊維(ガラス、炭素等)、摩擦係数μ調整用の粒子などを含むものを用いることができる。
実施例5によれば、サイドプレート17、18に固定された摩擦プレート37自体がライニングプレート及び摩擦材の代わりとなるので、部品点数の削減により低コスト化を図ることができる。また、摩擦プレート37自体に継ぎ目がないので、摩擦プレート37の強度不良を回避することができる。
本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例5では、カバープレート(図5の11)とプレッシャプレート(図5の13)との間に摩擦プレート(図5の37)が配され、リベット(図5の19)によって摩擦プレート(図5の37)がサイドプレート(図5の17、18)に固定された構成となっているが、実施例6では、摩擦プレートの代わりにライニングプレート14の表面に摩擦機能材をコーティングしたコーティング部14aを設けたものである。コーティング部14aは、摩擦機能を有する有機材料又は無機材料を溶射する等の手段により形成することができる。コーティング部14aは、プレッシャプレート27及びカバープレート26とスライド可能に圧接している。その他の構成は、実施例5と同様である。
実施例6によれば、表面にコーティング部14aが形成されたライニングプレート14自体がライニングプレート及び摩擦材の代わりとなるので、部品点数の削減により低コスト化を図ることができる。また、ライニングプレート14自体に継ぎ目がないので、強度不良を回避することができる。
本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例1では、摩擦材(図1の15)がライニングプレート(図1の14)及びプレッシャプレート(図1の13)とスライド可能に圧接し、摩擦材(図1の16)がライニングプレート(図1の14)及びカバープレート(図1の11)とスライド可能に圧接しているが、実施例7では、プレッシャプレート27及びカバープレート26のすべり面に摩擦係数を高くする処理を行った高摩擦処理部27b、26bを形成して、摩擦材15とライニングプレート14との間よりも摩擦材15とプレッシャプレート27との間をすべりにくくし、摩擦材16とライニングプレート14との間よりも摩擦材15とカバープレート26との間をすべりにくくしたものである。その他の構成は、実施例1と同様(プレッシャプレート27及びカバープレート26については実施例2と同様)である。
ライニングプレート14は、外周部分にて摩擦材15、16間に配されており、摩擦材15、16とスライド可能に圧接している。ライニングプレート14は、錆の発生により摩擦材15、16との貼り付きを防止するため、錆の発生しにくい材料(ステンレスなど)からなることが好ましく、摩擦係数μ確保のため、表面処理(メッキなど)又は熱処理が施されていることが好ましい。表面処理又は熱処理を施すのは、ステンレスなどは摩擦がしっかりあたりがつくまで摩擦係数μが低い傾向にあるからである。その他の構成は、実施例1のライニングプレート(図1の14)と同様である。
カバープレート26は、すべり面にて摩擦係数を高くする処理を行った高摩擦処理部26bを有する。高摩擦処理部26bは、摩擦材16を相対回転困難に保持する。高摩擦処理部26bは、摩擦係数を高くする成分を成形又は塗布したり、粗面化処理(酸洗、ショットピーニングなど)を行うことで形成することができる。その他の構成は、実施例2のカバープレート(図2の26)と同様である。
プレッシャプレート27は、すべり面にて摩擦係数を高くする処理を行った高摩擦処理部27bを有する。高摩擦処理部27bは、摩擦材15を相対回転困難に保持する。高摩擦処理部27bは、摩擦係数を高くする成分を成形又は塗布したり、粗面化処理(酸洗、ショットピーニングなど)を行うことで形成することができる。その他の構成は、実施例2のプレッシャプレート(図2の27)と同様である。
なお、実施例7では、摩擦材15、16を実施例1と同様なものを用いているが、プレッシャプレート27及びカバープレート26のすべり面に高摩擦処理部27b、26bを形成しないで、摩擦材15のプレッシャプレート27側のすべり面、及び、摩擦材16のカバープレート26側のすべり面に摩擦係数を高くする処理を行ってもよい。
実施例7によれば、プレッシャプレート27及びカバープレート26のすべり面に摩擦係数を高くする処理を行った高摩擦処理部27b、26bを形成して、摩擦材15とライニングプレート14との間よりも摩擦材15とプレッシャプレート27との間をすべりにくくし、摩擦材16とライニングプレート14との間よりも摩擦材15とカバープレート26との間をすべりにくくすることにより、摩擦材15がプレッシャプレート27に摩擦係合(相対移動困難に係合)し、摩擦材16がカバープレート26に摩擦係合(相対移動困難に係合)した状態となるので、摩擦材15、16を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができ、摩擦材15、16の強度を確保することができる。また、摩擦材15、16間ですべるライニングプレート14の径が、カバープレート26の径よりも小さいので、ライニングプレート14に高級材料を用いたり、処理を行っても、低コストですむ。さらに、摩擦材15、16間ですべる部材がライニングプレート14の1つであり、摩擦係数安定化、錆防止などの処理がライニングプレート14の処理だけですみ、低コストですむ。
本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部のすべり面付近の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例7では、プレッシャプレート(図7の27)及びカバープレート(図7の26)のすべり面に高摩擦処理部(図7の27b、26b)を形成して、摩擦材(図7の15)とライニングプレート(図7の14)との間よりも摩擦材(図7の15)とプレッシャプレート(図7の27)との間をすべりにくくし、摩擦材(図7の16)とライニングプレート(図7の14)との間よりも摩擦材(図7の15)とカバープレート(図7の26)との間をすべりにくくすることにより、摩擦材(図7の15)がプレッシャプレート(図7の27)に保持(相対移動不能、又は、所定距離の間では相対移動可能であり、かつ、所定距離以上では相対移動不能に保持(係合)でも可)され、摩擦材(図7の16)がカバープレート(図7の26)に保持(相対移動不能、又は、所定距離の間では相対移動可能であり、かつ、所定距離以上では相対移動不能に保持(係合)でも可)された構成となっているが、実施例8では、プレッシャプレート27及びカバープレート26のすべり面に高摩擦処理部を設けないで、その代わりに、プレッシャプレート27及びカバープレート26に凸部27c、26cを設け、摩擦材39、40に穴部39a、40a(有底の凹部でも可)を設け、凸部27c、26cを、対応する穴部39a、40aと係合させることで、摩擦材39がプレッシャプレート27に保持(相対回転不能に保持)され、摩擦材40がカバープレート26に保持(相対回転不能に保持)された構成となっている。その他の構成は、実施例7と同様である。
摩擦材39は、プレッシャプレート27の凸部27cと係合するための複数の穴部39aを有する。摩擦材40は、カバープレート26の凸部26cと係合するための複数の穴部40aを有する。凸部26cが穴部40aに係合することにより、摩擦材40の径方向外側への移動が規制される。その他の構成は、実施例1の摩擦材(図1の15、16)と同様である。
カバープレート26は、摩擦材40側の面に摩擦材40の穴部40aと係合する凸部26cを有する。凸部26cは、摩擦材40の穴部40aと係合することで、摩擦材40を相対回転不能に保持する。凸部26cは、コスト低減の観点から、プレス成形で形成されることが好ましい。その他の構成は、実施例2のカバープレート(図2の26)と同様である。
プレッシャプレート27は、摩擦材39側の面に摩擦材39の穴部39aと係合する凸部27cを有する。凸部27cは、摩擦材39の穴部39aと係合することで、摩擦材39を相対回転不能に保持する。凸部27cは、コスト低減の観点から、プレス成形で形成されることが好ましい。その他の構成は、実施例2のプレッシャプレート(図2の27)と同様である。
実施例8によれば、プレッシャプレート27及びカバープレート26の凸部27c、26cを、対応する摩擦材39、40の穴部39a、40aと係合させて、摩擦材39がプレッシャプレート27に保持(相対回転不能に保持)され、摩擦材40がカバープレート26に保持(相対回転不能に保持)されることで、摩擦材39、40を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができ、摩擦材39、40の強度を確保することができる。また、摩擦材39、40間ですべるライニングプレート14の径が、カバープレート26の径よりも小さいので、ライニングプレート14に高級材料を用いたり、処理を行っても、低コストですむ。さらに、凸部27c、26cが、対応する穴部39a、40aと係合しているので、ライニングプレート14を摩擦材39、40間で確実に摺動させることができ、摩擦材39、40の特性の安定化を図ることができる。
本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部のすべり面付近の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例8では、プレッシャプレート(図8の27)及びカバープレート(図8の26)の凸部(図8の27c、26c)を、対応する摩擦材(図8の39、40)の穴部(図8の39a、40a)と係合させることで、摩擦材(図8の39)がプレッシャプレート(図8の27)に保持(相対回転不能に保持)され、摩擦材(図8の40)がカバープレート(図8の26)に保持(相対回転不能に保持)された構成となっているが、実施例9では、摩擦材42がリベット44によってかしめ固定されることでプレッシャプレート27に保持(相対回転不能に保持)され、摩擦材43がリベット45によってかしめ固定されることでカバープレート26に保持(相対回転不能に保持)された構成となっている。その他の構成は、実施例8と同様である。なお、2つの摩擦材42、43は、両方とも対応するプレッシャプレート27、カバープレート26に固定されていることが好ましいが、片方のみ固定された構成であってもよい。
実施例9によれば、摩擦材42がリベット44によってかしめ固定されることでプレッシャプレート27に保持(相対回転不能に保持)され、摩擦材43がリベット45によってかしめ固定されることでカバープレート26に保持(相対回転不能に保持)されることで、接着する場合と比べて、低コスト化を図ることができ、摩擦材42、43の強度を確保することができる。また、摩擦材42、43間ですべるライニングプレート14の径が、カバープレート26の径よりも小さいので、ライニングプレート14に高級材料を用いたり、処理を行っても、低コストですむ。さらに、摩擦材42、43が、対応するプレッシャプレート27、カバープレート26に固定されているので、ライニングプレート14を摩擦材42、43間で確実に摺動させることができ、摩擦材42、43の特性の安定化を図ることができる。
本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の一部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例1では、摩擦材15、16間ですべるライニングプレート14が第1サイドプレート17と第2サイドプレート18との間に挟み込まれ、第1サイドプレート17及び第2サイドプレート18とともにリベット19によって固定された構成となっているが、実施例10では、ライニングプレートを用いるのをやめ、第1サイドプレート47(第2サイドプレート18でも可)の外周を延在した外周延在部47aを設け、外周延在部47aが摩擦材15、16間ですべるようにし、第1サイドプレート47を第2サイドプレート18とともにリベット19によって固定したものである。第1サイドプレート47は、図1のダンパ部3の構成部材として機能する。その他の構成は、実施例1と同様である。また、実施例10は、実施例2、5〜9においても適用することも可能である。
実施例10によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、部品点数の削減によるさらなる低コスト化を図ることができる。
本発明の実施例11に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図11は、本発明の実施例11に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の一部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例10では、第1サイドプレート47の外周を延在した外周延在部47aを設け、外周延在部47aが摩擦材15、16間ですべるように構成されているが、実施例11では、第1サイドプレート47の外周を延在した外周延在部47aを設け、外周延在部47aに穴部47bを設け、外周延在部47aと摩擦材48を一体化したものである。また、実施例11では、実施例4(図4参照)と同様に、外周延在部47aの外周(内周も可)にて、外周延在部47aの両面の摩擦材48が繋がった構成となっている。その他の構成は、実施例10と同様である。また、実施例11は、実施例3においても適用することは可能である。
実施例11によれば、実施例4と同様な効果を奏するとともに、部品点数の削減によるさらなる低コスト化を図ることができる。
本発明の実施例12に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図12は、本発明の実施例12に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例1では、皿ばね(図1の12)の付勢によってプレッシャプレート(図1の13)及び摩擦材(図1の15)がライニングプレート(図1の14)側に押し付けられた構成となっているが、実施例12では、ライニングプレート14が皿ばね12の付勢を直接受け、摩擦材16の摩擦相手材がライニングプレート14及びカバープレート50としたものである。その他の構成は、実施例1と同様である。また、実施例12において、実施例10(図10参照)の構成を適用してもよい。
実施例12によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、部品点数の削減によるさらなる低コスト化を図ることができる。
本発明の実施例13に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図13は、本発明の実施例13に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例12では、サポートプレート(図12の10)とライニングプレート(図12の14)との間に配された皿ばね(図12の12)がライニングプレート(図12の14)を直接付勢した構成となっているが、実施例13では、サポートプレートと皿ばねの両方の機能を有する弾性プレート52を用いたものである。弾性プレート52は、外周部分にてカバープレート50と合わさって、ボルト(図1の9に相当)によってフライホイール(図1の5)に取付固定される。弾性プレート52は、内周部分にて皿ばね状に形成された皿ばね部52aを有する。皿ばね部52aは、内周先端部にてライニングプレート14と当接し、ライニングプレート14を摩擦材16側に付勢する。皿ばね部52aには、剛性を低減する処理(例えば、図14(B)のようなスリット部52cを形成)してもよい。その他の構成は、実施例12と同様である。また、実施例13は、実施例1、3、5、7、10に適用してもよい。
実施例13によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、実施例12よりもさらに部品点数の削減による低コスト化を図ることができる。
本発明の実施例14に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図14は、本発明の実施例14に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例1では、サポートプレート(図1の10)によって支持された皿ばね(図1の12)の付勢によってプレッシャプレート(図1の13)及び摩擦材(図1の15)がライニングプレート(図1の14)側に押し付けられた構成となっているが、図14では、サポートプレート、皿ばね、及びプレッシャプレートの全ての機能を有する弾性プレート52を用いたものである。弾性プレート52は、外周部分にてカバープレート50と合わさって、ボルト(図1の9に相当)によってフライホイール(図1の5)に取付固定される。弾性プレート52は、中間部分にて皿ばね状に形成された皿ばね部52aを有し、内周部分にて板状のプレート部52bを有する。皿ばね部52aは、プレート部52bをライニングプレート14側に付勢する。皿ばね部52aには、剛性を低減する処理(例えば、図14(B)のようなスリット部52cを形成)してもよい。プレート部52bは、皿ばね部52aの付勢によって摩擦材15とスライド可能に圧接している。その他の構成は、実施例1と同様である。また、実施例14は、実施例1、3、5、7、10に適用してもよい。
実施例14によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、部品点数の削減によるさらなる低コスト化を図ることができる。
本発明の実施例15に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図15は、本発明の実施例15に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した径方向の部分断面図である。
実施例15では、実施例14(図14参照)と同様な構成であるが、弾性プレート52と摩擦材39を相対回転不能になるように、弾性プレート52のプレート部52bに凸部52dを設け、摩擦材39に穴部39aを設け、凸部52dと穴部39aが係合するようにしたものである。その他の構成は、実施例14と同様である。なお、実施例15は、実施例1、3、5、7に適用してもよい。
実施例15によれば、実施例14と同様な効果を奏するとともに、弾性プレート52と摩擦材39が相対回転不能となることで、弾性プレート52での摺動がなくなり、弾性プレート52の機能が維持される。
本発明の実施例16に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図16は、本発明の実施例16に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した(A)径方向の部分断面図、及び(B)摩擦材の部分平面図である。
実施例8では、プレッシャプレート(図8の27)及びカバープレート(図8の26)の凸部(図8の27c、26c)を、対応する摩擦材(図8の39、40)の穴部(図8の39a、40a)と係合させることで、摩擦材(図8の39)がプレッシャプレート(図8の27)に保持(相対回転不能に保持)され、摩擦材(図8の40)がカバープレート(図8の26)に保持(相対回転不能に保持)された構成となっているが、実施例16では、プレッシャプレート27及びカバープレート26の凸部27c、26cを径方向の線分(放射状の線分)に沿って軸方向に突出させ、当該凸部27c、26cに対応するように摩擦材39、40の凹部39b、40b(溝部でも可)も径方向の線分(放射状の線分)に沿って軸方向に凹ませ、対応する凸部27c、26cと凹部39b、40bを係合(相対移動不能、又は、所定距離の間では相対移動可能であり、かつ、所定距離以上では相対移動不能に係合(保持)でも可)させた構成となっている。プレッシャプレート27及びカバープレート26は、摩擦材39、40との当接面にて、摩擦係数を高くする成分を成形又は塗布したり、粗面化処理(酸洗、ショットピーニング、バリの形成など)を行う高摩擦処理部(実施例7の高摩擦処理部(図7の26b、27b)のようなもの)を形成してもよい。その他の構成は、実施例8(図8参照)と同様である。なお、実施例16は、実施例1、3、5、7に適用してもよい。
実施例16によれば、プレッシャプレート27及びカバープレート26の凸部27c、26cと摩擦材39、40の凹部39b、40bとを係合させることで、摩擦材15、16を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができ、摩擦材15、16の強度を確保することができる。また、摩擦材39、40の凹部39b、40bを径方向の線分(放射状の線分)に沿って軸方向に凹ませた形状とすることで、摩擦材39、40の径方向の寸法変化の影響をなくすことができる。つまり、摩擦材39、40は、成形により径が変化しやすい特性があるところ、そのような変化による凸部27c、26cとの不対応を回避することができる。
本発明の実施例17に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図17は、本発明の実施例17に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した部分平面図であり、(A)は第1例、(B)は第2例である。
実施例1では、摩擦材(図1の15、16)がライニングプレート(図1の14)とスライド可能に摩擦係合するのみの構成であるが、実施例17では、ライニングプレート54の外周面又は内周面を波形状とし、プレス加工(切断)の際にライニングプレート54の外周面又は内周面の角部にできた連続的なバリ部54a、54bの一部と摩擦材15、16とを重なるように配置させて、バリ部54a、54bと摩擦材15、16とを係合させることにより、ライニングプレート54と摩擦材15、16とを相対移動不能に係合させた構成となっている(図17(A)参照)。その他の構成は、実施例1と同様である。なお、図17(A)のようにライニングプレート54の外周面又は内周面の角部にできたバリ部54a、54bを摩擦材15、16と係合させるだけでなく、図17(B)のようにライニングプレート55に形成された穴部55aの周縁部にできた連続的なバリ部55b(穴部55aを形成する際にできたバリ)を摩擦材15、16と係合させて、ライニングプレート55と摩擦材15、16とを相対移動不能に係合させた構成としてもよい。また、バリ部による係合は、ライニングプレートと摩擦材の間だけでなく、実施例1におけるカバープレート11と摩擦材16との間、または、実施例3におけるカバープレート26と摩擦材32との間や、実施例1におけるプレッシャプレート13と摩擦材15との間、または、実施例3におけるプレッシャプレート27と摩擦材31との間においても適用してもよい。
実施例17によれば、ライニングプレート54のバリ部54a、54bと摩擦材15、16とを係合させることにより、摩擦材15、16を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができ、摩擦材15、16の強度を確保することができる。
本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図18は、本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部の構成を模式的に示した部分平面図であり、(A)は第1例、(B)は第2例、(C)は第3例である。図19は、本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置のリミッタ部のプレートに形成された延出部の構成を模式的に示した部分平面図及び部分断面図であり、(A)は第1例、(B)は第4例である。
実施例17では、ライニングプレート(図17の54)の連続的なバリ部(図17の54a、54b)と摩擦材(図17の15、16)とを係合させることにより、ライニングプレート(図17の54)と摩擦材(図17の15、16)とを相対移動不能に係合させた構成となっているが、実施例18では、プレス加工によりライニングプレート57に穴部57aを形成する際に穴部57aの周縁部に断面形状がテーパ状で断続的(部分的)な延出部57bを形成し、延出部57bと摩擦材15、16とを係合させることにより、ライニングプレート57と摩擦材15、16とを相対移動不能に係合させた構成となっている(図18(A)、図19(A)参照)。その他の構成は実施例1と同様である。
なお、穴部57aの形状は図18(A)のように円形に限らず、図18(B)のように長円形の穴部58aとすれば、延出部58bの個数を多くすることができる。また、延出部57bは、図18(A)のように穴部57aの周縁部に形成されるだけでなく、図18(C)のように延出部59a、59bを外周又は内周の端部(切断部)の周縁部に形成してもよい。また、延出部57bの高さは、図19(A)のようにライニングプレート57の板面からの高さに限らず、図19(B)のように穴部60aの周囲に段差凹部60cを形成して延出部60bの高さを調節してもよい。この場合、ライニングプレート57の回転中心線方向における延出部60bの高さは、段差凹部60cの深さよりも大きい。また、延出部57b、60bによる係合は、ライニングプレート57、60と摩擦材15、16との間だけでなく、実施例1におけるカバープレート11と摩擦材16との間、または、実施例3におけるカバープレート26と摩擦材32との間や、実施例1におけるプレッシャプレート13と摩擦材15との間、または、実施例3におけるプレッシャプレート27と摩擦材31との間においても適用してもよい。
実施例18によれば、ライニングプレート57の延出部57bと摩擦材15、16とを係合させることにより、摩擦材15、16を接着、リベット等の固定手段によって他の部材に固定する必要がなくなり、低コスト化を図ることができ、摩擦材15、16の強度を確保することができる。
本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施例ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 トルク変動吸収装置
2 リミッタ部
3 ダンパ部
4 ヒステリシス部
5 フライホイール
6 エンジン側回転軸
7 変速機側回転軸
8、9 ボルト
10 サポートプレート(支持部材)
11 カバープレート(第1プレート部材)
11a 穴部
11b ガイド部
12 皿ばね(弾性部材)
13 プレッシャプレート(第3プレート部材)
13a 凸部
13b ガイド部(他のガイド部)
14 ライニングプレート(第2プレート部材)
14a コーティング部
15 摩擦材(他の摩擦材)
16 摩擦材
17 第1サイドプレート
17a 窓部
18 第2サイドプレート
18a 窓部
19 リベット
20 コイルスプリング
21 シート部材
22 第1スラスト部材
23 第2スラスト部材
24 皿ばね
25 ハブ部材
25a ハブ部
25b フランジ部
25c 窓部
26 カバープレート(第1プレート部材)
26a 穴部
26b 高摩擦処理部
26c 凸部
27 プレッシャプレート(第3プレート部材)
27a 凸部
27b 高摩擦処理部
27c 凸部(第2凸部)
28 ライニングプレート(第2プレート部材)
28a ガイド部(他のガイド部)
28b ガイド部
30 ライニングプレート(第2プレート部材)
30a 穴部(他の穴部)
30b 穴部
31 摩擦材(他の摩擦材)
31a 凸部(第2凸部)
32 摩擦材
32a 凸部
34 ライニングプレート(第2プレート部材)
34a 穴部
34b 外周凸部(凸部)
34c 内周凸部(凸部)
34d 接続部
35 摩擦材
37 摩擦プレート(第2プレート部材)
39 摩擦材(他の摩擦材)
39a 穴部(他の穴部)
39b 凹部
40 摩擦材
40a 穴部
40b 凹部
42 摩擦材(他の摩擦材)
42a リベット用穴部
43 摩擦材
43a リベット用穴部
44 リベット(他のリベット)
45 リベット
47 第1サイドプレート(第2プレート部材)
47a 外周延在部
47b 穴部
48 摩擦材
50 カバープレート(第1プレート部材)
50a ガイド部
52 弾性プレート
52a 皿ばね部(弾性部)
52b プレート部
52c スリット部(スリット)
52d 凸部
54 ライニングプレート
54a、54b バリ部
55 ライニングプレート
55a 穴部
55b バリ部
57 ライニングプレート
57a 穴部
57b 延出部
58 ライニングプレート
58a 穴部
58b 延出部
59 ライニングプレート
59a、59b 延出部
60 プレート
60a 穴部
60b 延出部
60c 段差凹部

Claims (32)

  1. 第1プレート部材と、
    前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対して回転可能な第2プレート部材と、
    前記第1プレート部材と前記第2プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される摩擦材と、
    エンジン回転軸側回転軸と連結されるとともに、前記第1プレート部材が固定されるフライホイールと、
    を備え、
    前記摩擦材は、前記第1プレート部材に対して移動不能、又は、所定距離の間では前記第1プレート部材に対して移動可能であり、かつ、所定距離以上では前記第1プレート部材に対して移動不能であるように、前記第1プレート部材に係合していることを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記第1プレート部材と前記摩擦材との間のすべり面の摩擦係数は、前記第2プレート部材と前記摩擦材との間のすべり面の摩擦係数よりも高いことを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記摩擦材は、穴部又は凹部を有し、
    前記第1プレート部材は、前記穴部又は凹部と係合する凸部を有することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  4. 前記摩擦材は、リベットによって前記第1プレート部材にかしめ固定されていることを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  5. 前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、
    前記2プレート部材と前記支持部材との間に配された第3プレート部材と、
    前記支持部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第3プレート部材を前記第2プレート部材に向かって付勢する弾性部材と、
    前記第2プレート部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材の回転方向において、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される他の摩擦材と、
    を備え、
    前記他の摩擦材は、前記第3プレート部材に対して移動不能、又は、所定距離の間では前記第3プレート部材に対して移動可能であり、かつ、所定距離以上では前記第3プレート部材に対して移動不能であるように、前記第3プレート部材に係合していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  6. 前記第3プレート部材と前記他の摩擦材との間のすべり面の摩擦係数は、前記第2プレート部材と前記他の摩擦材との間のすべり面の摩擦係数よりも高いことを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  7. 前記他の摩擦材は、穴部又は凹部を有し、
    前記第3プレート部材は、前記穴部又は凹部と係合する凸部を有することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  8. 前記他の摩擦材は、他のリベットによって前記第3プレート部材にかしめ固定されていることを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  9. 前記第2プレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  10. 前記第2プレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  11. 前記第2プレート部材の外径は、前記第1プレート部材の外径より小さいことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  12. 第1プレート部材と、
    前記第1プレート部材に向かって付勢されるとともに、前記第1プレート部材に対してスライド可能に圧接される第2プレート部材と、
    を備え
    前記第2プレート部材の表面には、摩擦機能材がコーティングされていることを特徴とするトルク変動吸収装置。
  13. 前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、
    前記第2プレート部材と前記支持部材との間に配される第3プレート部材と、
    前記支持部材と前記第3プレート部材との間に配されるとともに、前記第3プレート部材を前記第2プレートに向かって付勢する弾性部材と、
    を備え、
    前記第2プレート部材は、前記第3プレート部材に対してスライド可能に圧接されることを特徴とする請求項12記載のトルク変動吸収装置。
  14. 前記第2プレート部材は、有機物質及び繊維を含む材料よりなることを特徴とする請求項12又は13記載のトルク変動吸収装置。
  15. 前記第1プレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  16. 前記第1プレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることを特徴とする請求項15記載のトルク変動吸収装置。
  17. 前記第3プレート部材には、鉄よりも錆の発生しにくい材料、表面処理された材料、又は、熱処理された材料が用いられることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  18. 前記第3プレート部材は、ステンレスが使用されるとともに、前記他の摩擦材と接する面に粗面化処理が施されていることを特徴とする請求項17記載のトルク変動吸収装置。
  19. ダンパ部を備え、
    前記第2プレート部材は、前記ダンパ部の構成部材を兼ねることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  20. 前記第1プレート部材と一体回転する支持部材と、
    前記第2プレート部材と前記支持部材との間に配されるとともに、前記第2プレート部材を前記第1プレート部材に向かって付勢する弾性部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は12記載のトルク変動吸収装置。
  21. 前記第1プレート部材と一体回転するとともに、前記第2プレート部材を前記第1プレート部材に向かって付勢する弾性部を有する弾性プレートを備えることを特徴とする請求項1又は12記載のトルク変動吸収装置。
  22. 前記第2プレート部材の前記摩擦材側の反対側に配されるとともに、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接される他の摩擦材と、
    前記第1プレート部材と一体回転するとともに、前記他の摩擦材に対して回転方向にスライド可能に圧接されるプレート部を有し、かつ、前記プレート部を前記第2プレート部材に向かって付勢する弾性部を有する弾性プレートを備えることを特徴とする請求項1又は12記載のトルク変動吸収装置。
  23. 前記第2プレート部材の前記摩擦材側の反対側に配されるとともに、前記第2プレート部材に対してスライド可能に圧接され、かつ、穴部を有する他の摩擦材と、
    前記第1プレート部材と一体回転するとともに、前記穴部と係合する凸部を備えたプレート部を有し、かつ、前記プレート部を前記第2プレートに向かって付勢する弾性部を有する弾性プレートを備えることを特徴とする請求項1又は12記載のトルク変動吸収装置。
  24. 前記弾性部には、スリットが形成されていることを特徴とする請求項21乃至23のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  25. 前記摩擦材は、環状に構成され、径方向外側への移動が規制されるように前記第1プレート部材に係合することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  26. 前記他の摩擦材は、環状に構成され、径方向外側への移動が規制されるように前記第3プレート部材に係合することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  27. 前記摩擦材に対向する前記第1プレート部材の面又は前記第2プレート部材の面にバリが形成され、
    前記摩擦材は、前記バリに係合することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  28. 前記他の摩擦材に対向する前記第2プレート部材の面又は前記第3プレート部材の面にバリが形成され、
    前記他の摩擦材は、前記バリに係合することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  29. 前記第1プレート部材又は前記第2プレート部材は、前記摩擦材に対向する面に断面形状がテーパ状の延出部を有し、
    前記摩擦材は、前記延出部に係合することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  30. 前記第1プレート部材又は前記第2プレート部材は、凹部を有し、
    前記第2プレート部材の回転中心線の方向における前記延出部の高さは、前記凹部の深さよりも大きいことを特徴とする請求項29記載のトルク変動吸収装置。
  31. 前記第2プレート部材又は前記第3プレート部材は、前記他の摩擦材と対向する面に断面形状がテーパ状の延出部を有し、
    前記他の摩擦材は、前記延出部に係合することを特徴とする請求項記載のトルク変動吸収装置。
  32. 前記第2プレート部材又は前記第3プレート部材は、凹部を有し、
    前記第2プレート部材の回転中心線の方向における前記延出部の高さは、前記凹部の深さよりも大きいことを特徴とする請求項31記載のトルク変動吸収装置。
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