JPH0566334U - クラッチディスク組立体 - Google Patents

クラッチディスク組立体

Info

Publication number
JPH0566334U
JPH0566334U JP006153U JP615392U JPH0566334U JP H0566334 U JPH0566334 U JP H0566334U JP 006153 U JP006153 U JP 006153U JP 615392 U JP615392 U JP 615392U JP H0566334 U JPH0566334 U JP H0566334U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
clutch disc
disc assembly
friction material
cushioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP006153U
Other languages
English (en)
Inventor
康治 来山
靖史 竹平
Original Assignee
株式会社大金製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大金製作所 filed Critical 株式会社大金製作所
Priority to JP006153U priority Critical patent/JPH0566334U/ja
Publication of JPH0566334U publication Critical patent/JPH0566334U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿式タイプのクラッチディスク組立体におい
て、エンゲージフィーリングの向上を図る。 【構成】 クラッチディスク組立体1は、湿式で用いら
れ、ハブ2及びサイドプレート5,6等を有するクラッ
チディスク本体と、クッショニングプレート30と、1
対の中間プレート31と、摩擦材32とを有している。
前記クッショニングプレート30は、サイドプレート5
の外周に円周上に配置され、軸方向に伸縮性を有してい
る。前記1対の中間プレート31は、クッショニングプ
レート30の両側面に固定され、クッショニングプレー
ト30に固定される面と逆側に環状の平坦面を有してい
る。前記摩擦材は、1対の中間プレート31のそれぞれ
の平坦面に接着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダンパーディスク組立体、特に、一部が流体中に浸漬され、プレッ シャープレートによりフライホイール側に押圧されることによってフライホイー ル側の動力を出力側に伝達するためのクラッチディスク組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車の動力伝達系において、エンジン側とトランスミッション側との 間で動力の接断を行うためにクラッチディスク組立体が用いられている。クラッ チディスク組立体が使用される環境として、潤滑油等の流体中に浸漬して使用さ れる場合(湿式)と、流体中に浸漬されない場合(乾式)とがある。
【0003】 湿式用のクラッチディスク組立体は、一般に、フランジを有する出力側のハブ と、前記フランジの両端に配置された入力側のサイドプレートと、サイドプレー トの外周部に連結されたドリブンプレートと、ドリブンプレートの両側面に接着 された摩擦材とを有している。 動力伝達時には、プレッシャープレートにより摩擦材をフライホイールに圧接 させる。これにより、フライホイール側の動力がドリブンプレートからサイドプ レート等を介して出力側のハブに伝達される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
乾式のクラッチディスク組立体では、摩擦材の厚みを厚く形成できるため、摩 擦材が固定される芯板として、伸縮性を有する比較的厚みの薄いクッショニング プレートを用いることができる。このクッショニングプレートを用いることによ り、エンゲージ時のフィーリングを良好にできる。
【0005】 しかし、湿式のクラッチディスク組立体では、摩擦材としてコルク材やペーパ 材が使用されるため、摩擦材の厚みが比較的薄い。このため、摩擦材が固定され る芯板として乾式タイプに用いられるクッショニングプレートが使用できず、環 状の平面を有し、板厚の厚いドリブンプレートが用いられる。このドリブンプレ ートは、クラッチエンゲージ時のフィーリングを良好にするために、円錐状に形 成されて伸縮性を有しているが、板厚が厚いために剛性が高くなり、エンゲージ 時のフィーリングが悪い。
【0006】 本考案の目的は、湿式のクラッチディスク組立体において、クラッチエンゲー ジ時のフィーリングを向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るクラッチディスク組立体は、一部が流体中に浸漬され、プレッシ ャープレートによりフライホイール側に押圧されることによって、フライホイー ル側の動力を出力側に伝達するためのものであって、クラッチディスク本体と、 クッショニング部材と、1対の中間部材と、摩擦材とを有している。
【0008】 前記クラッチディスク本体は、入力部材及び出力部材を有している。前記クッ ショニング部材は、入力部材の外周に円周上に配置され、軸方向に伸縮性を有し ている。前記1対の中間部材は、クッショニング部材の両側面に固定され、クッ ショニング部材に固定される面と逆側に環状の平坦面を有している。前記摩擦材 は、1対の中間部材のそれぞれの平坦面に接着されている。
【0009】
【作用】
本考案では、動力伝達時には、摩擦材がプレッシャープレート及びフライホイ ール間で挟持される。これにより、フライホイール側の動力は、摩擦材から中間 部材を介してクッショニング部材に伝達され、クッショニング部材からクラッチ ディスク本体の入力部材及び出力部材に伝達される。
【0010】 このように、クッショニング部材に中間部材を固定し、この中間部材に摩擦材 を接着しているので、摩擦材の厚みが薄い場合にも、芯板として乾式タイプのも のと同様のクッショニング部材を用いることができる。したがって、湿式の場合 においてもエンゲージ時のフィーリングを向上できる。
【0011】
【実施例】
図1及び図2は、本考案の一実施例によるクラッチディスク組立体を示してい る。 このクラッチディスク組立体1は、図2に示すように、フライホイール41と プレッシャプレート40との間に配置される。また、このクラッチディスク組立 体1が配置される空間には、潤滑油(冷却油)が循環しており、クラッチディス ク組立体1の一部は潤滑油に浸漬して使用される。
【0012】 クラッチディスク組立体1は、中央に出力部材としてのハブ2を有している。 ハブ2は、図示しない出力軸に噛み合うスプライン3を内周側に有している。ま た、ハブ2は、外周側にフランジ4を一体に有している。 フランジ4の両側方には、1対のサイドプレート5,6が配置されている。サ イドプレート5,6は、ハブ2に外周側から回転自在に嵌合する概ね円板状の部 材である。サイドプレート5,6は、その外周部を貫通するストップピン7によ って一体的に連結されている。また、サイドプレート5,6は、ストップピン7 に嵌め込まれたスリーブ8によって互いに間隔が決定されている。ストップピン 7は、フランジ4外周部に形成された切欠き9内に配置されている。
【0013】 サイドプレート5とフランジ4との間には、環状の摩擦材10が配置されてい る。また、サイドプレート6とフランジ4との間には、サイドプレート6側から 順に、コーンスプリング11,フリクションプレート12及び摩擦材13が順に 配置されている。摩擦材10,13はヒステリシストルクを発生するためのもの であり、コーンスプリング11の圧接力によって所定圧でフランジ4に圧接して いる。摩擦材10,13よりも外周側において、フランジ4には複数の窓孔15 が形成されている。一方、サイドプレート5,6には、窓孔15に対応する位置 に窓孔16が形成されている。各窓孔15,16内には、フランジ4に対してサ イドプレート5,6を円周方向に弾性的に支持するためのトーションスプリング 20,21が収容されている。
【0014】 また、サイドプレート5は、サイドプレート6よりも外周側に延長されている 。このサイドプレート5の外周端には、クッショニングプレート30が配置され ている。クッショニングプレート30は段差を有する波形に形成されており、軸 方向に伸縮性を有している。また、クッショニングプレート30の内周部は、サ イドプレート5の外周部にリベット等で固定されている(図3参照)。
【0015】 図3に拡大して示すように、クッショニングプレート30の両側面には、中間 部プレート31がそれぞれリベット33により固定されている。中間プレート3 1は、環状に形成されており、両側面は平坦面となっている。中間プレート31 は、例えばガラス繊維を主体としてセミモールドやレジンモールド等によって形 成された弾性部材で構成するのが望ましい。なお、中間プレート31は鉄板であ っても良い。各中間プレート31において、クッショニングプレート30が固定 された面と逆側の面には、それぞれ摩擦材(フェーシング)32が接着されてい る。摩擦材32としては、たとえばアームストロング社製のNC733が用いら れる。この摩擦材32を中間プレート31に接着する場合は、所定角度分毎に分 割した複数の扇形の摩擦材を用意して接着する。これにより、摩擦材の歩留りが 向上する。
【0016】 このように構成されたクラッチディスク組立体では、プレッシャープレート4 0によってフライホイール41側に押圧されると、摩擦材32、中間プレート3 1及びクッショニングプレート30がプレッシャープレート40とフライホイー ル41との間に挟持され、フライホイール41側からの動力は、クッショニング プレート30、サイドプレート5,6、トーションスプリング20,21及びハ ブ2を介して図示しない出力軸に伝達される。
【0017】 このクラッチエンゲージに際して、摩擦材32、中間プレート31及びクッシ ョニングプレート30がプレッシャープレート40及びフライホイール41によ って挟持されるが、クッショニングプレート30が軸方向に伸縮性を有している ので、スムーズなエンゲージフィーリングが得られる。また、中間部材31とし て弾性部材を用いた場合は、より大きなクッション効果が得られ、さらにエンゲ ージフィーリングが向上する。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係るクラッチディスク組立体では、クッショニング部材に平坦面を有 する中間部材を固定し、この中間部材に摩擦材を接着しているので、湿式タイプ のクラッチディスク組立体においても、乾式で用いられるクッショニングプレー トを使用でき、クラッチエンゲージフィーリングを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面概略部分図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図2の拡大部分図。
【符号の説明】
1 クラッチディスク組立体 2 ハブ 5,6 サイドプレート 30 クッショニングプレート 31 中間プレート 32 摩擦材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部が流体中に浸漬され、プレッシャープ
    レートによりフライホイール側に押圧されることによっ
    て、前記フライホイール側の動力を出力側に伝達するた
    めのクラッチディスク組立体であって、 入力部材及び出力部材を有するクラッチディスク本体
    と、 前記入力部材の外周に円周上に配置され、軸方向に伸縮
    性を有するクッショニング部材と、 前記クッショニング部材の両側面に固定され、前記クッ
    ショニング部材に固定される面と逆側に環状の平坦面を
    有する1対の中間部材と、 前記1対の中間部材のそれぞれの平坦面に接着された摩
    擦材と、 を備えたクラッチディスク組立体。
JP006153U 1992-02-17 1992-02-17 クラッチディスク組立体 Pending JPH0566334U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP006153U JPH0566334U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 クラッチディスク組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP006153U JPH0566334U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 クラッチディスク組立体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0566334U true JPH0566334U (ja) 1993-09-03

Family

ID=11630589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP006153U Pending JPH0566334U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 クラッチディスク組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0566334U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230162A (ja) * 2009-03-05 2010-10-14 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動吸収装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184729A (en) * 1981-04-24 1982-11-13 Borg Warner Fluid cooling clutch

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184729A (en) * 1981-04-24 1982-11-13 Borg Warner Fluid cooling clutch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230162A (ja) * 2009-03-05 2010-10-14 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動吸収装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4559024A (en) Vibration damper assembly
JPS6151172B2 (ja)
JPS6388345A (ja) フライホイ−ル組立体
CN104791392A (zh) 应用于离合器从动盘的阻尼片、离合器从动盘、离合器
JPS60192124A (ja) ダンパ−デイスクの摩擦装置
US4533031A (en) Clutch disk having alternatingly connected subplates between friction washers
JPH07293578A (ja) ダンパーディスク用トーションダンパー
US5401213A (en) Clutch and damper assembly
JPS63149420A (ja) ダンパ−デイスク
JPH0133861Y2 (ja)
JPH0566334U (ja) クラッチディスク組立体
US4938729A (en) Damper disk of a rubber-series type
US4928805A (en) Friction device in a damper disk
GB2145498A (en) Damper discs
JPS641558Y2 (ja)
JPH0615137Y2 (ja) クラツチデイスク
JPS6128100Y2 (ja)
JPH0130659Y2 (ja)
KR101089999B1 (ko) 클러치 디스크 어셈블리
JPH0722136U (ja) ダンパーディスク
JPH07293579A (ja) ダンパーディスク組立体
JP3361391B2 (ja) クラッチディスク組立体
JP2004257428A (ja) クラッチディスク及びクラッチディスク組立体
JPH0371571B2 (ja)
JPH0221618Y2 (ja)