JPH0130659Y2 - - Google Patents

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JPH0130659Y2
JPH0130659Y2 JP353283U JP353283U JPH0130659Y2 JP H0130659 Y2 JPH0130659 Y2 JP H0130659Y2 JP 353283 U JP353283 U JP 353283U JP 353283 U JP353283 U JP 353283U JP H0130659 Y2 JPH0130659 Y2 JP H0130659Y2
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disk
hub
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clutch
center line
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JP353283U
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、クラツチ装置に用いるクラツチデイ
スク、特に、クラツチデイスク構成部材の内のク
ラツチハブおよびデイスクプレートが互いに対向
する摩擦面を備えたものに関する。
従来、車両の駆動系を断続するのに単板状で、
摩擦面が円板状を呈する摩擦クラツチ(以後単に
クラツチと記す)が多用されている。このような
クラツチは、たとえば第1図に示すようなクラツ
チデイスク1を備える。このクラツチデイスクは
駆動側である図示しないフライホイールと圧接、
離脱するデイスクプレート2と、従動側である図
示しない変速機のインプツト軸にスプライン結合
するハブ3とを備え、両者の相対的捩り特性によ
り駆動系の捩り振動に伴なう共振を吸収できる。
即ち、ハブ3はその回転中心線lを中心とする円
筒状のハブ部材301とその外周面より延出する
ハブ板302とで形成される。ハブ板302の中
心線寄り部分の内の一側面であるハブ摩擦面30
3はフリクシヨンワツシヤ4を介しデイスクプレ
ート2のデイスク摩擦面201と対向し、他側面
はコーンスプリング5を介しバツクアツププレー
ト6と対向する。デイスクプレート2とバツクア
ツププレート6とは複数個のピン7で一体的に連
結され、しかも、このピン7により両プレート
2,6は回転中心線lと並行な方向(以後単に中
心線方向と記す)に引き合うよう連結される。こ
れにより、両プレート2,6の中心線寄り部分は
コーンスプリング5、ハブ板302およびフリク
シヨンワツシヤ4を挾圧することになり、コーン
スプリング5が弾性圧縮される。そして、コーン
スプリング5の弾性変形により、デイスク摩擦面
201とハブ摩擦面303とはフリクシヨンワツ
シヤ4を挾んで中心線方向に互いに押圧する力を
受ける。更に、ハブ板302とデイスクプレート
2との間には、その周方向に複数個のトーシヨン
スプリング8が懸架される。トーシヨンスプリン
グ8は、ハブ板302に対し、デイスクプレート
2が回転中心線l回りの捩りトルクを受け、相対
的に捩り角を変動させる際、圧縮変形する。
このようなクラツチデイスク1は、捩りトルク
をデイスクプレート2で受け、デイスクプレート
2がハブ3に対し相対的に所定量回動し、トーシ
ヨンスプリング8の弾性的反撥力と捩りトルクと
が釣り合つた後に、両者が一対的に回動し、ハブ
3が捩りトルクを従動側に伝える。この場合、第
3図に示すような捩り特性を示す。特に、トーシ
ヨンスプリング8を圧縮すると共に、フリクシヨ
ンワツシヤ4を介しデイスク摩擦面201とハブ
摩擦面303とが摩擦力に抗して摺接移動するこ
とになり、両摩擦面の働きにより、捩り角θに対
する捩りトルクTが所定のヒステリシストルク特
性を示すことになる。このため、内燃機関の回転
変動により、それに接続される変速機内のギヤの
叩き合い音が運転者に不快感を与える、等の場合
に、このクラツチデイスク1を用いれば、駆動系
の捩り振動に伴う共振を減衰させ、吸収でき、異
音発生を防止できる利点がある。
ところで、このようなクラツチデイスク1のデ
イスク摩擦面201およびハブ摩擦面303は、
第2図に示すように回転中心線lと垂直な平面の
方向(示矢Bの方向)に相対的に移動し、所定の
捩り角θを摩擦力に抗して相対的に変動する。こ
の場合、両摩擦面201,303共に均一形状の
平面であり、捩りトルクTを受けた際、これに応
じた捩り角θにおいて一様のヒステリシストルク
値を示すことになる。しかし防振特性をより効果
的に発揮させるためにはヒステリシストルク値の
可変するものが有効であることより、デイスクク
ラツチの改良が望まれている。
本考案はヒステリシストルクがハブとデイスク
プレートとの相対的捩り角において各々変化する
クラツチデイスクを提供することを目的とする。
本考案によるクラツチデイスクは、ハブとデイ
スクプレートとの両者が互いに対向すると共に、
押圧力を受ける両摩擦面に、それぞれ捩り角変位
方向に沿つて凸状部を形成したことを特徴として
いる。
以下、本考案を添付図面と共に説明する。な
お、第1図で説明したクラツチデイスク1の内、
デイスクプレート2とハブ3との両摩擦面20
1,303以外は、本考案のクラツチデイスク1
0は従来のクラツチデイスク1と実質的に同様で
あるため、クラツチデイスク10の概略全体図は
第1図を代用し、その重複説明を略す。
クラツチデイスク10は、第4図に示すよう
に、デイスクプレート11とハブ12とが同一の
回転中心線l上に配設され、これらは相対的に所
定範囲内で捩り角θを変化させ得るよう連結され
る。デイスクプレート11のデイスク摩擦面11
1とハブ板122のハブ摩擦面123とは共に円
板面状を呈し、これらは第5図に示すように、フ
リクシヨンワツシヤ4を介し対向している。これ
ら両摩擦面111,123にはそれぞれ、回転中
心線lと垂直な平面の方向B、即ち、捩り角θの
変化する方向に沿つて凸状部13,14が所定間
隔で凸設される(第5図にはそれぞれ1つの凸状
部のみ示した)。各凸状部13,14は、これら
と互いに対向する摩擦面との間隔tを他の部分よ
り狭めることになり、第1図で説明したコーンス
プリング5等の弾性が作用することにより、両摩
擦面111,123近傍のデイスクプレート1
1、およびハブ板122はフリクシヨンワツシヤ
4を弾性変形させた状態で互いに圧接することに
なる。
このようなクラツチデイスク10は駆動側より
デイスクプレート11が捩りトルクTを受け回転
中心線l回りに回転する。この際、急激な捩りト
ルク変動により、まず、ハブ12と相対的にデイ
スクプレート11が回転し、これにより、トーシ
ヨンスプリング(第1図参照)8が弾性変形し、
しかも、両摩擦面111,123が摩擦力に抗し
て相対的に移動する。この時、両摩擦面111,
123では互いの凸状部13,14が互いに接近
するよう移動するため(伝達トルク値が低下する
と元に戻る作動を行なう)、捩り角θの変化に応
じ摩擦力が増大することになり、結果として、ク
ラツチデイスク10の捩り特性は第6図に示すよ
うになる。この線図より明らかなようにクラツチ
デイスク10は捩りトルクTが捩り角θに対し比
例することなく、各々の捩り角θにおけるヒステ
リシストルク値が可変する。即ち、捩り振動の各
種トルク値に対応した振動減衰作動範囲を拡大で
きる。
このようにクラツチデイスク10は駆動側から
の捩りトルクTを従動側に伝達する際、捩りトル
クTの振動に伴なう各種のトルク変化を受けて
も、これを第6図に示す捩り特性により吸収で
き、より効果的に内燃機関等に接続される駆動系
の防振作用を発揮できる。
上述の処において、両摩擦面111,123に
は凸状部13,14が固着されていたが、これら
凸状部は第7図に示すようにデイスクプレート1
1あるいはハブ板122と一体としてもよい。即
ち、デイスクプレート11やハブ板122の摩擦
面を波板面状に形成してもよい。更に、フリクシ
ヨンワツシヤ4は円板状に形成するものとして説
明したが、これに代え、第8図に示すように、リ
ング状のバネ板材を円周方向に波打つような形状
としたフリクシヨンワツシヤ15を用いてもよ
い。この場合、フリクシヨンワツシヤ15の弾性
力を調整することにより、クラツチデイスクの捩
り特性を容易に調整できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラツチデイスクの断面および要部切
断側面図、第2図は第1図の−線拡大断面
図、第3図はクラツチデイスクにより得られる捩
り特性線図、第4図は本考案の一実施例としての
クラツチデイスクの簡略断面および側面図、第5
図は第4図のクラツチデイスクの要部拡大断面
図、第6図は第4図のクラツチデイスクより得ら
れる捩り特性線図、第7図および第8図は本考案
の各々異なる他の実施例としてのクラツチデイス
クの要部拡大断面図を示している。 10……クラツチデイスク、11……デイスク
プレート、111……デイスク摩擦面、12……
ハブ、123……ハブ摩擦面、13,14……凸
状部、l……回転中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動側より捩りトルクを受けるデイスクプレー
    トと捩りトルクを被駆動軸に伝えるハブとを同一
    の回転中心線上に配設すると共に、両者をその相
    対的な捩り角が増減変動可能な状態で連結したク
    ラツチデイスクにおいて、上記デイスクプレート
    とハブ板とには回転中心線と並行な方向に向い互
    いに対向すると共に、回転中心線方向の押圧力を
    受ける摩擦面をそれぞれ形成し、これら両摩擦面
    にはその捩り角変位方向に沿つて凸状部をそれぞ
    れ形成し、上記両摩擦面間に上記回転中心線と同
    一中心を有したフリクシヨンワツシヤを介在させ
    たことを特徴とするクラツチデイスク。
JP353283U 1983-01-14 1983-01-14 クラツチデイスク Granted JPS59108825U (ja)

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JP353283U JPS59108825U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 クラツチデイスク

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JP353283U JPS59108825U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 クラツチデイスク

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Publication Number Publication Date
JPS59108825U JPS59108825U (ja) 1984-07-23
JPH0130659Y2 true JPH0130659Y2 (ja) 1989-09-20

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JP353283U Granted JPS59108825U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 クラツチデイスク

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JP5604906B2 (ja) * 2009-03-05 2014-10-15 アイシン精機株式会社 トルク変動吸収装置
JP2018150956A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 株式会社エクセディ 車輌用の摩擦発生構造

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JPS59108825U (ja) 1984-07-23

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