JP5508874B2 - ダンパー - Google Patents
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Description
前記環状溝の溝底は、滑らかな斜面で接続されている谷部と山部とを周方向に交互に有することがよい。
また、上記ダンパーが、前記第一のディスクと前記第二のディスクとの間で加圧される摩擦部材を更に備え、前記第二のディスクは、前記第一のディスクと相対して前記軸方向へ往復移動できるように構成されているとともに、圧縮された前記弾性部材によって前記摩擦部材を加圧するように付勢されていてもよい。
まず、図1を用いて本実施の形態に係るダンパー1の概略構成から説明する。本実施の形態に係るダンパー1は、図1の左側に配置された図示しないエンジンと、図1の右側に配置された図示しないトランスミッションとの間に配置されており、エンジン側からのトルク変動を吸収及び減衰してトランスミッション側に伝達しにくくする機能を備えている。このダンパー1は、入力側ディスク10と、出力側ディスク20と、ダンパー1にヒステリシストルクを発生させるヒステリシストルク発生機構40と、入力側ディスク10と出力側ディスク20との間で振動を吸収しながら動力伝達を行う動力伝達機構50とを備えている。以下、ダンパー1の各構成要素について詳細に説明する。なお、以下では説明の便宜を図って、ダンパー1のエンジン側(図1の左側)を「左」と、同じくトランスミッション側(図1の右側)を「右」と、この左右方向に延びるトランスミッションへの入力軸52の方向を「軸方向」と、この入力軸52の軸心を中心として回転する方向を「周方向」と各々いうこととする。
ここで、上記構成のダンパー1の動作(捩り特性)について説明する。ダンパー1にトルクが入力されると、入力側ディスク10と出力側ディスク20とが入力軸52を軸心として相対的に逆方向へ回転し、入力側ディスク10と中間部材35も相対的に逆方向へ回転する。これにより、入力側ディスク10の環状溝11と中間部材35の環状溝36との谷部の位置(位相)がずれて、転動体30の周面が接触している溝底の部分が谷部から斜面に沿って移動する。つまり、転動体30の周面が接触している溝底の部分は、図4(a)に示すように、環状溝11,36の対峙する谷部と谷部との間から、図4(b)に示すように、谷部と斜面又は斜面と斜面の間に移動し、これにより環状溝11,36同士の間が押し拡げられる。このようにして、中間部材35は入力側ディスク10から離れる方向へ(軸方向に右側へ)移動する。図3に示すように、中間部材35が入力側ディスク10から離れる方向へ移動すると、中間部材35の受圧部35bに当接している弾性部材33が圧縮される。このようにエンジンのトルクがダンパー1に入力されたときに、弾性部材33は、圧縮して捩り振動を吸収しながら中間部材35から出力側ディスク20へ動力を伝達する。
11 環状溝
12 第一部材
12a 受摩擦部
13 第二部材
20 出力側ディスク
23 ボス部
24 フランジ部
24a 受圧部
30 転動体
33 弾性部材
34 動力伝達部
35 中間部材
36 環状溝
40 ヒステリシストルク発生機構
41 摩擦部材
50 動力伝達機構
51 フライホイール
52 入力軸
Claims (5)
- 第一のディスクと、
前記第一のディスクと同軸上に配置され前記第一のディスクと相対して回動できる第二のディスクと、
軸方向に伸縮することにより入力されたトルクを吸収する弾性部材、及び、前記第一のディスクと前記第二のディスクとの相対回転量に応じた圧縮力を前記弾性部材へ付与する動力伝達部を有し、前記第一のディスクと前記第二のディスクの間の動力の伝達を行う動力伝達機構と、
前記第一のディスクと前記第二のディスクとの間で加圧される摩擦部材とを備え、
前記第二のディスクは、前記第一のディスクに相対して前記軸方向へ往復移動できるように構成されているとともに、圧縮された前記弾性部材によって前記摩擦部材を加圧するように付勢されている、ダンパー。 - 前記動力伝達部は、
前記第一のディスクと前記第二のディスクの間の動力伝達経路上に設けられて、前記第二のディスクと一体的に回動し、前記第一のディスクに対して近接離反するように前記軸方向へ往復移動できるように構成されているとともに、前記第二のディスクとの間に配設された前記弾性部材によって前記第一のディスクへ近づく方向へ付勢されている中間部材と、
前記第一のディスクと前記中間部材との間に設けられて、前記第一のディスク及び前記中間部材のうち少なくとも一方の表面上を周方向に転動する1以上の転動体とを備え、
前記転動体が転動する前記第一のディスク及び前記中間部材の表面のうち少なくとも一方は、前記第一のディスクと前記第二のディスクとの相対回転量の増加に伴って前記第一のディスクと前記中間部材との前記軸方向の距離を増大させる機能を有する機能形状部分を備えている、請求項1に記載のダンパー。 - 第一のディスクと、
前記第一のディスクと同軸上に配置され前記第一のディスクと相対して回動できる第二のディスクと、
軸方向に伸縮することにより入力されたトルクを吸収する弾性部材、及び、前記第一のディスクと前記第二のディスクとの相対回転量に応じた圧縮力を前記弾性部材へ付与する動力伝達部を有し、前記第一のディスクと前記第二のディスクの間の動力の伝達を行う動力伝達機構とを備え、
前記動力伝達部が、前記第一のディスクと前記第二のディスクの間の動力伝達経路上に設けられて、前記第二のディスクと一体的に回動し、前記第一のディスクに対して近接離反するように前記軸方向へ往復移動できるように構成されているとともに、前記第二のディスクとの間に配設された前記弾性部材によって前記第一のディスクへ近づく向きへ付勢されている中間部材と、前記第一のディスクと前記中間部材との間に設けられて、前記第一のディスク及び前記中間部材のうち少なくとも一方の表面上を周方向に転動する1以上の転動体とを有し、
前記転動体が転動する前記第一のディスク及び前記中間部材の表面のうち少なくとも一方に、前記第一のディスクと前記第二のディスクとの相対回転量の増加に伴って前記第一のディスクと前記中間部材との前記軸方向の距離を増大させるように、前記転動体の周面が接触可能な深浅が形成された溝底を有する環状溝が設けられている、ダンパー。 - 前記環状溝の溝底は、滑らかな斜面で接続されている谷部と山部とを周方向に交互に有する、請求項3に記載のダンパー。
- 前記第一のディスクと前記第二のディスクとの間で加圧される摩擦部材を更に備え、
前記第二のディスクは、前記第一のディスクと相対して前記軸方向へ往復移動できるように構成されているとともに、圧縮された前記弾性部材によって前記摩擦部材を加圧するように付勢されている、請求項3又は4に記載のダンパー。
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JP2010012955A JP5508874B2 (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | ダンパー |
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JP2010012955A JP5508874B2 (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | ダンパー |
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Family Applications (1)
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JP2010012955A Expired - Fee Related JP5508874B2 (ja) | 2010-01-25 | 2010-01-25 | ダンパー |
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- 2010-01-25 JP JP2010012955A patent/JP5508874B2/ja not_active Expired - Fee Related
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