JP4894467B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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    • F16D7/025Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type with axially applied torque limiting friction surfaces with flat clutching surfaces, e.g. discs

Description

本発明は、トルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、例えば、エンジンと電動モータを動力源として備えているハイブリッド駆動装置においては、エンジンまたは/および電動モータの出力軸に設けられており、エンジンと電動モータによる変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置の従来技術として、駆動源からの駆動力が伝達される第1回転部材と、変速機の入力軸に連結されるとともに、外周に固定されたディスクの両面に略環状の摩擦材を有するダンパ機構と、前記摩擦材と前記第1回転部材とが直接的又は、摩擦面プレートを介して間接的に摩擦係合するリミッタ部と、を備えるトルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、その摩擦面側に該摩擦材の全表面積に対し20%以上かつ80%以下の摩擦しない部分(溝)を有するものがある(特許文献1参照)。このトルク変動吸収装置において、摩擦材は、ディスクに接着されており、強度確保のために該摩擦材よりも硬い補強材を含んでいる。補強材には、一般に、強化繊維が用いられる。
特開2005−127507号公報
しかしながら、強化繊維周辺は、吸湿性が高く、錆が発生しやすい。これにより、水入り等による錆発生でリミッタの滑りトルクが当初設定のトルク以上になるという課題があった。
また、従来のトルク変動吸収装置では、摩擦材に溝を設定しているが、これは摩擦材の摺動による経時変化の低減を狙いにしたものであり、錆付きに対し、最適な仕様とはいえない。
さらに、従来のトルク変動吸収装置では、摩擦材のディスクへの保持は接着であり、コストが高い(処理時間が長い、接着前処理が必要)。これは、クラッチ等で公知のカシメ構造採用により低コスト化が可能であるが、下記のような課題がある。
第1に、摩擦材の補強確保のため、強化繊維の率を上げる必要があるが、これは従来構成では錆の発生が悪化する。第2に、摩擦材をかしめるための孔は、通常、ドリル加工により形成されるが、ドリル加工による強化繊維の切断により強度が低下する。第3に、摩擦材の幅(内、外周差)又は厚さアップにより、摩擦材の強度の強化が可能であるが、スペース、コストで不利になる。第4に、摩擦材の幅アップは摺動による経時変化が悪化する。
本発明の主な課題は、摩擦材の表面に露出する強化繊維の率を低減し、強度を確保しつつ錆付き性能を向上させることである。
本発明の一視点において、ディスク部材に固定された摩擦材を摺動可能に2つのプレートで挟持したリミッタ機構を有するトルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、繊維基材を含むとともに、摩擦面に所定の形状で60個以上の有底穴を有し、隣り合う前記有底穴間の最短距離は、2mm以上10mm以下であり、前記有底穴の深さは、前記最短距離に対し5%以上75%以下であることを特徴とする。
本発明によれば、摩擦材の強度を確保しつつ摩擦材の表面の繊維露出率を低減させることができるので、防錆性能を向上し、リミッタ機構の性能を向上させることができる。また、摩擦材の強度が確保される結果、小型化(幅寸法の縮小、薄肉化)が可能となり、コストを抑えることが可能である。主に、実装できるスペースの小さいバイブリッド車に適している。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である。なお、図1ではボルト28を省略している。
実施形態1に係るトルク変動吸収装置1は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置1は、捩れ緩衝機能を有し、ハブ部材3と、サイドプレート4と、サイドプレート5と、スラスト部材6と、皿バネ7と、中間プレート8と、皿バネ9と、コントロールプレート10と、皿バネ11と、スラスト部材12と、スラスト部材13と、コントロールプレート14と、スラスト部材15と、ピン部材16と、スプリングシート17と、スプリングシート18と、コイルスプリング19と、弾性部材20と、リベット21と、中間板22と、摩擦材23と、摩擦材24と、回転部材25と、サポートプレート26と、カバープレート27と、ボルト28と、プレシャプレート29と、皿バネ30と、ボルト31と、を有する。
ハブ部材3は、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合する部材である。ハブ部材3は、径方向外側に延在したフランジ部3aを有する。フランジ部3aは、中間部分にてコイルスプリング19、スプリングシート17、18、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート4側の面にてスラスト部材12と摺動可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート5側の面にてスラスト部材15と摺動可能に接している。フランジ部3aは、ピン部材16を挿通するための窓部3bを有する。窓部3bは、ピン部材16の中間部分の径よりも大きく形成されており、フランジ部3aとピン部材16との相対回転をガイドする。
サイドプレート4は、所定の形状に形成された環状の部材である。サイドプレート4は、フランジ部3aの軸方向右側(図2の右側)に配されている。サイドプレート4は、内周端部に複数の凹部を有し、当該凹部にスラスト部材6の回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。サイドプレート4は、フランジ部3a側の面にて皿バネ9の一端と接している。サイドプレート4は、皿バネ9との当接部分よりも径方向外側にてスラスト部材6の抜け防止部6bを挿通するための穴部4aを有する。サイドプレート4は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート4は、コイルスプリング19よりも径方向外側にて、サイドプレート5及び中間板22とともにリベット21にて固定されている。
サイドプレート5は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サイドプレート5は、フランジ部3aの軸方向左側(図2の左側)に配されている。サイドプレート5は、内周端部ないしフランジ部3a側の面の内周近傍部分にてスラスト部材13と接している。サイドプレート5は、スラスト部材13に対して回転不能かつ軸方向移動可能にするための穴部を有し、当該穴部にスラスト部材13の回り止め部が装着されている。サイドプレート5は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート5は、コイルスプリング19よりも径方向外側にて、サイドプレート4及び中間板22とともにリベット21にて固定されている。
スラスト部材6は、ハブ部材3の外周であって皿バネ7とコントロールプレート10の間に配され、コントロールプレート10と摺動可能に接している。スラスト部材6は、皿バネ7によってコントロールプレート10側に付勢されている。スラスト部材6は、内周のサイドプレート4側に延在した部分に、サイドプレート4、皿バネ7、中間プレート8、及び皿バネ9に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部6aを有する。スラスト部材6は、サイドプレート4の穴部4aを挿通して延在する抜け防止部6bを有する。抜け防止部6bは、サイドプレート4から抜けるのを防止するための爪が形成されている。
皿バネ7は、スラスト部材6の外周であってスラスト部材6と中間プレート8の間に配されている。皿バネ7は、スラスト部材6をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ7は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
中間プレート8は、スラスト部材6の外周であって皿バネ7と皿バネ9の間に配さたリング状の部材である。中間プレート8は、皿バネ9の付勢を受けて皿バネ7をスラスト部材6側に押すように作用する。中間プレート8は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
皿バネ9は、スラスト部材6の外周であって中間プレート8とサイドプレート4の間に配されている。皿バネ9は、中間プレート8を介して皿バネ7をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ9は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート10は、スラスト部材12の外周であって皿バネ11とスラスト部材6の間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート10は、皿バネ11によってスラスト部材6側に付勢され、スラスト部材6と摺動可能に接している。コントロールプレート10は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。コントロールプレート10は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート14と一体に構成されている。
皿バネ11は、スラスト部材12の外周であってコントロールプレート10とスラスト部材12の間に配されている。皿バネ11は、コントロールプレート10をスラスト部材6側に付勢する。皿バネ11は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
スラスト部材12は、ハブ部材3の外周であって皿バネ11とフランジ部3aの間に配されている。スラスト部材12は、皿バネ11によってフランジ部3a側に付勢され、フランジ部3aと摺動可能に接している。スラスト部材12は、内周のスラスト部材6側に延在した部分に、皿バネ11、及びコントロールプレート10に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部を有する。
スラスト部材13は、ハブ部材3の外周であってサイドプレート5とコントロールプレート14の間に配され、コントロールプレート14と摺動可能に接している。スラスト部材13は、内周のサイドプレート5側に延在している。スラスト部材13は、サイドプレート5に形成された穴部と対応する位置に回り止め部を有し、当該回り止め部がサイドプレート5の穴部に装着され、サイドプレート5に対して回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート14は、ハブ部材3の外周であってスラスト部材13とスラスト部材15の間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート14は、スラスト部材13及びスラスト部材15と摺動可能に接している。コントロールプレート14は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート10と一体に構成されている。
スラスト部材15は、ハブ部材3の外周であってコントロールプレート14とフランジ部3aの間に配されている。スラスト部材15は、コントロールプレート14及びフランジ部3aと摺動可能に接している。
ピン部材16は、コントロールプレート10、及びコントロールプレート14を一体に固定するための部材である。ピン部材16には、サイドプレート5側の端部にてコントロールプレート14がカシメ固定されている。ピン部材16には、サイドプレート4側の端部にてコントロールプレート10がカシメ固定されている。ピン部材16は、中間部分の径が大きく構成されており、フランジ部3aに固定されておらず、フランジ部3aに形成された窓部3b内にて移動可能である。
スプリングシート17、18は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング19の端部との間に配されている。
コイルスプリング19は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、両端に配設されたスプリングシート17、18と接している。コイルスプリング19は、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aとが相対移動したときに収縮し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する。
弾性部材20は、ダンパ機構の構成部品であり、コイルスプリング19の内周側に配設され、コイルスプリング19が収縮したときに対向する2つのスプリングシート17、18と当接し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する。
リベット21は、サイドプレート4、サイドプレート5、及び中間板22を一体に固定するための部材である。
中間板22は、サイドプレート4とサイドプレート5の間にて、サイドプレート4及びサイドプレート5とともにリベット21で固定された環状のディスク部材であり、リミッタ機構の構成部品である。中間板22は、径方向外側部分がカバープレート27とプレシャプレート29の間まで延在しており、径方向外側部分の両面に摩擦材23、24がリベットによって固定されている。
摩擦材23は、中間板22とカバープレート27の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板22に固定された環状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。摩擦材23は、摩擦面23bにてカバープレート27と摺動可能に接している(図3参照)。摩擦材23は、プレス成形によって形成され、繊維基材と、樹脂と、摩擦調整剤と、を含む。繊維基材は、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、有機繊維、無機繊維等の繊維よりなる。樹脂は、繊維基材間に含浸され、例えば、熱硬化性樹脂(例えば、フェノール樹脂)、ゴム等の樹脂よりなる。摩擦調整剤は、樹脂中に含まれ、例えば、カシューダスト、過酸化剤(例えば、二酸化マンガン)等の添加物よりなる。摩擦材23には、摩擦面23bに複数の有底穴23aを有する。有底穴23aの穴数は、1つの摩擦材23に対し60個以上設定される。有底穴23aの形状は任意であり、例えば、円形、楕円形、多角形状等が挙げられる。有底穴23aの側壁面は、プレス抜けのため、摩擦面23b側に開くように傾斜している。隣り合う有底穴23a間の最短距離Aは、2mm以上10mm以下に設定され、好ましくは4mm以上10mm以下である。有底穴23aの深さBは、最短距離Aの5%以上75%以下に設定され、好ましくは5%以上50%以下である。
摩擦材24は、中間板22とプレシャプレート29の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板22に固定された環状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。摩擦材24は、プレシャプレート29と摺動可能に接している。なお、摩擦材24は、摩擦材23の摩擦面23bの有低穴23aと同様に設定される。
回転部材25は、例えば、エンジン(図示せず)の回転軸(図示せず)にボルト31によって固定される環状の部材である。回転部材25は、軸方向外側近傍の部分にボルト28と螺合する螺孔を有する。回転部材25は、サポートプレート26と接する。
サポートプレート26は、所定の形状に形成された環状で板状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。サポートプレート26は、径方向外側近傍にて、回転部材25とカバープレート27の間に配され、リベット(図示せず)にてカバープレート27に固定され、ボルト28によってカバープレート27とともに回転部材25に固定されている。サポートプレート26は、プレシャプレート29の凸部29aと対応する位置に開口部26aが形成されている。開口部26aは、プレシャプレート29に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。サポートプレート26は、径方向内側にてカバープレート27と離間している。サポートプレート26は、カバープレート27側の面にて皿バネ30の一端と接している。
カバープレート27は、所定の形状に形成された環状で板状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。カバープレート27は、径方向外側近傍にて、サポートプレート26とボルト28の鍔部の間に配され、ボルト28によってサポートプレート26とともに回転部材25に固定されている。カバープレート27は、径方向内側にてサポートプレート26と離間している。カバープレート27は、径方向内側にて摩擦材23と摺動可能に接している。
ボルト28は、サポートプレート26及びカバープレート27を回転部材25に固定するための部材であり、サポートプレート26及びカバープレート27に形成された穴を挿通し、回転部材25と螺合する。
プレシャプレート29は、皿バネ30と摩擦材24の間に配された環状の部材であり、リミッタ機構の構成部品である。プレシャプレート29は、皿バネ30によって摩擦材24側に付勢されている。プレシャプレート29は、外周端部に凸部29aが形成されている。凸部29aは、サポートプレート26の開口部26aに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。
皿バネ30は、サポートプレート26とプレシャプレート29の間に配され、プレシャプレート29を摩擦材24側に付勢する部材であり、リミッタ機構の構成部品である
実施形態によれば、摩擦材23、24の強度を確保しつつ摩擦材23、24の表面の繊維露出率を低減させることができ、防錆性能を向上させることができる
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置における摩擦材の構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)Y−Y´間の部分断面図である
1 トルク変動吸収装置
3 ハブ部材
3a フランジ部
3b 窓部
4 サイドプレート
4a 穴部
5 サイドプレート
6 スラスト部材
6a 回り止め部
6b 抜け防止部
7 皿バネ
8 中間プレート
9 皿バネ
10 コントロールプレート
11 皿バネ
12 スラスト部材
13 スラスト部材
14 コントロールプレート
15 スラスト部材
16 ピン部材
17 スプリングシート
18 スプリングシート
19 コイルスプリング
20 弾性部材
21 リベット
22 中間板(ディスク部材)
23 摩擦材
23a 有底穴
23b 摩擦面
24 摩擦材
25 回転部材
26 サポートプレート
26a 開口部
27 カバープレート
28 ボルト
29 プレシャプレート
29a 凸部
30 皿バネ
31 ボル

Claims (1)

  1. ディスク部材に固定された摩擦材を摺動可能に2つのプレートで挟持したリミッタ機構を有するトルク変動吸収装置において、
    前記摩擦材は、繊維基材を含むとともに、摩擦面に所定の形状で60個以上の有底穴を有し、
    隣り合う前記有底穴間の最短距離は、2mm以上10mm以下であり、
    前記有底穴の深さは、前記最短距離に対し5%以上75%以下であることを特徴とするトルク変動吸収装置。
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