JP5082725B2 - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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本発明は、トルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、例えば、エンジンと電動モータを動力源として備えているハイブリッド駆動装置においては、エンジンまたは/および電動モータの出力軸に設けられており、エンジンと電動モータによる変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置の基本的な構成として、エンジンのクランクシャフトに連結されるフライホイールと、フライホイールと摩擦係合される摩擦材を備えるリミッタ部と、リミッタ部を外周側に有するとともに内周側にて変速機の入力軸に連結されるダンパ部とを備える。そのようなトルク変動吸収装置の従来技術として、以下のものがある。
従来例1として、フライホイールへダンパ部が取り付けられる前の状態で摩擦材を駆動軸の軸方向において狭持して摩擦材を摩擦係合状態とする狭持機構を設けたトルク変動吸収装置がある(特許文献1参照)。従来例1によれば、リミッタ部の摩擦材を露出させることなくトルク変動吸収装置を搬送することができ、摩擦材に埃や油等が付着するのを可及的に少なくできるというものである。
従来例2として、クランクシャフトと、ダンパ部におけるプレートとの間にベアリングが配置されたトルク変動吸収装置や、ダンパ部におけるドリブンプレートのハブと、ドライブプレートとの間にブッシュが配置されたトルク変動吸収装置がある(特許文献2参照)。従来例2によれば、ベアリングやブッシュによってフライホイールやダンパ部における各プレートが同心となり、組付け時にリミッタ部に偏芯が生じることを防止できるというものである。
特開2003−194095号公報 特許3683165号公報
ところで、リミッタ部が作動したとき(摩擦材と摩擦相手材の間に滑りが生じたとき)には、リミッタ部及びダンパ部の偏芯が発生する可能性があるが、従来例1では、偏芯量を規制する構造がないため、リミッタ部及びダンパ部の偏芯が大きくなり、インプットシャフトへの荷重負荷が増大するおそれがあった。
従来例2では、ベアリングやブッシュによってフライホイールやダンパ部における各プレートが同心となり、リミッタ部での偏芯の発生を低減できるが、ベアリングやブッシュの追加によって、スペースやコストの低減の面で不利になるおそれがある。
本発明の主な課題は、スペースやコストを低減しつつリミッタ部の偏芯の発生を低減させることである。
本発明の一視点においては、駆動部材と被駆動部材の間に配置されるとともにリミッタ部を有し、前記駆動部材と前記被駆動部材間に過大な相対トルクが生じた際に、前記リミッタ部が滑りを発生し、前記駆動部材と前記被駆動部材間の前記過大な相対トルクの伝達を阻止するトルク変動吸収装置において、前記リミッタ部は、伸縮部を有する摩擦材と、前記摩擦材を相対回転不能かつ径方向移動可能に前記駆動部材と前記被駆動部材のうちの一方側に保持する保持部材と、前記摩擦材を前記駆動部材と前記被駆動部材のうちの他方側から摺動可能に挟持するとともに摺動をガイドするガイド部を有するプレートと、を備え、前記保持部材は、外周部に複数の突起部を有するリング状のプレートであり、前記摩擦材は、リング状に形成されるとともに、前記保持部材の前記突起部が内周側から挿入可能な凹部を有し、前記突起部と前記凹部が軸方向移動不能、相対回転不能かつ径方向移動可能に係合し、前記駆動部材と前記被駆動部材との間が偏芯した状態で、前記駆動部材の回転によって前記摩擦材に回転が発生した際に、前記摩擦材は、前記伸縮部が伸びて、前記保持部材に対し径方向に移動することを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記ガイド部は、前記摩擦材が前記プレートに対して偏芯しないようにガイドする
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記凹部は、前記突起部との間に周方向の隙間を有したまま前記突起部が挿入されている
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記摩擦材は、周方向に伸縮自在な伸縮部を有する
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記保持部材は、窓部を有するとともに、前記窓部にピン部材が挿通されることで前記駆動部材と前記被駆動部材のうち一方の側に保持され、前記窓部は、前記ピン部材が前記窓部に対して移動可能となるよう前記ピン部材よりも大きく形成される
発明によれば、摩擦材は保持部材に固定されるのではなく保持部材に対し径方向に移動可能に構成されるため、駆動部材と被駆動部材のうちの一方側に連結される保持部材と、駆動部材と被駆動部材のうちの他方側から摩擦材を挟持するプレートとの間の回転中心の芯ズレが許容され、駆動部材と被駆動部材との間に芯ズレが発生した場合でも、リミッタ部がその芯ズレを許容し、それぞれの駆動部材と被駆動部材の回転に偏芯力を相手側から作用させない。これにより、駆動部材と被駆動部材の回転を安定させ、摩擦材の熱、変形、摩耗を抑制することが可能となる。
本発明の実施形態では、駆動部材(例えば、エンジンの出力軸)と被駆動部材(例えば、変速機の入力軸)の間に配置されるとともにリミッタ部を有し、前記駆動部材と前記被駆動部材間に過大な相対トルクが生じた際に、前記リミッタ部が滑りを発生し、前記駆動部材と前記被駆動部材間の前記過大な相対トルクの伝達を阻止するトルク変動吸収装置において、前記リミッタ部は、伸縮部(図5の36b)を有する摩擦材(図5の36)と、前記摩擦材を相対回転不能かつ径方向移動可能に前記駆動部材と前記被駆動部材のうちの一方側に保持する保持部材(図5の22)と、前記摩擦材を前記駆動部材と前記被駆動部材のうちの他方側から摺動可能に挟持するとともに摺動をガイドするガイド部(図1の27aに相当)を有するプレート(図1のカバープレート27に相当)と、を備え、前記保持部材は、外周部に複数の突起部(図5の22a)を有するリング状のプレートであり、前記摩擦材は、リング状に形成されるとともに、前記保持部材の前記突起部が内周側から挿入可能な凹部(図5の36a)を有し、前記突起部と前記凹部が軸方向移動不能、相対回転不能かつ径方向移動可能に係合し、前記駆動部材と前記被駆動部材との間が偏芯した状態で、前記駆動部材の回転によって前記摩擦材に回転が発生した際に、前記摩擦材は、前記伸縮部が伸びて、前記保持部材に対し径方向に移動する。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。図2は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。図3は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置における保持プレートと摩擦材の関係を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。なお、図1ではボルト28を省略している。
実施例1に係るトルク変動吸収装置1は、駆動部材(例えば、エンジンの出力軸)と被駆動部材(例えば、変速機の入力軸)の間に配置されるとともにリミッタ部を有し、駆動部材と被駆動部材間に過大な相対トルクが生じた際に、リミッタ部が滑りを発生し、駆動部材と被駆動部材間の前記過大な相対トルクの伝達を阻止する装置である。なお、トルク変動吸収装置1は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設け、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)するようにしてもよい。トルク変動吸収装置1は、捩れ緩衝機能を有し、ハブ部材3と、サイドプレート4と、サイドプレート5と、スラスト部材6と、皿バネ7と、中間プレート8と、皿バネ9と、コントロールプレート10と、皿バネ11と、スラスト部材12と、スラスト部材13と、コントロールプレート14と、スラスト部材15と、ピン部材16と、スプリングシート17と、スプリングシート18と、コイルスプリング19と、弾性部材20と、リベット21と、保持部材22と、摩擦材23と、フライホイール25と、サポートプレート26と、カバープレート27と、ボルト28と、プレッシャプレート29と、皿バネ30と、ボルト31と、を有する。
ハブ部材3は、内周側にて、例えば、被駆動部材である変速機の入力軸(図示せず)とスプライン係合する部材であり、ダンパ部の構成部品である。ハブ部材3は、外周側に延在したフランジ部3aを有する。フランジ部3aは、中間部分にてコイルスプリング19、スプリングシート17、18、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート4側の面にてスラスト部材12と摺動可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート5側の面にてスラスト部材15と摺動可能に接している。フランジ部3aは、ピン部材16を挿通するための窓部3bを有する。窓部3bは、ピン部材16の中間部分の径よりも大きく形成されており、フランジ部3aとピン部材16との相対回転をガイドする。
サイドプレート4は、所定の形状に形成された環状の部材であり、ダンパ部の構成部品である。サイドプレート4は、フランジ部3aの軸方向右側(図2の右側)に配されている。サイドプレート4は、内周端部に複数の凹部を有し、当該凹部にスラスト部材6の回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。サイドプレート4は、フランジ部3a側の面にて皿バネ9の一端と接している。サイドプレート4は、皿バネ9との当接部分よりも外周側にてスラスト部材6の抜け防止部6bを挿通するための穴部4aを有する。サイドプレート4は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート4は、コイルスプリング19よりも外周側にて、サイドプレート5及び保持部材22とともにリベット21にて固定されている。
サイドプレート5は、所定の形状に形成された環状のプレート部材であり、ダンパ部の構成部品である。サイドプレート5は、フランジ部3aの軸方向左側(図2の左側)に配されている。サイドプレート5は、内周端部ないしフランジ部3a側の面の内周近傍部分にてスラスト部材13と接している。サイドプレート5は、スラスト部材13に対して回転不能かつ軸方向移動可能にするための穴部を有し、当該穴部にスラスト部材13の回り止め部が装着されている。サイドプレート5は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート5は、コイルスプリング19よりも外周側にて、サイドプレート4及び保持部材22とともにリベット21にて固定されている。
スラスト部材6は、ハブ部材3の外周であって皿バネ7とコントロールプレート10の間に配され、コントロールプレート10と摺動可能に接している。スラスト部材6は、皿バネ7によってコントロールプレート10側に付勢されている。スラスト部材6は、内周のサイドプレート4側に延在した部分に、サイドプレート4、皿バネ7、中間プレート8、及び皿バネ9に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部6aを有する。スラスト部材6は、サイドプレート4の穴部4aを挿通して延在する抜け防止部6bを有する。抜け防止部6bは、サイドプレート4から抜けるのを防止するための爪が形成されている。
皿バネ7は、スラスト部材6の外周であってスラスト部材6と中間プレート8の間に配されている。皿バネ7は、スラスト部材6をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ7は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
中間プレート8は、スラスト部材6の外周であって皿バネ7と皿バネ9の間に配されたリング状の部材である。中間プレート8は、皿バネ9の付勢を受けて皿バネ7をスラスト部材6側に押すように作用する。中間プレート8は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
皿バネ9は、スラスト部材6の外周であって中間プレート8とサイドプレート4の間に配されている。皿バネ9は、中間プレート8を介して皿バネ7をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ9は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート10は、スラスト部材12の外周であって皿バネ11とスラスト部材6の間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート10は、皿バネ11によってスラスト部材6側に付勢され、スラスト部材6と摺動可能に接している。コントロールプレート10は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。コントロールプレート10は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート14と一体に構成されている。
皿バネ11は、スラスト部材12の外周であってコントロールプレート10とスラスト部材12の間に配されている。皿バネ11は、コントロールプレート10をスラスト部材6側に付勢する。皿バネ11は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
スラスト部材12は、ハブ部材3の外周であって皿バネ11とフランジ部3aの間に配されている。スラスト部材12は、皿バネ11によってフランジ部3a側に付勢され、フランジ部3aと摺動可能に接している。スラスト部材12は、内周のスラスト部材6側に延在した部分に、皿バネ11、及びコントロールプレート10に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部を有する。
スラスト部材13は、ハブ部材3の外周であってサイドプレート5とコントロールプレート14の間に配され、コントロールプレート14と摺動可能に接している。スラスト部材13は、内周部分がサイドプレート5側に延在している。スラスト部材13は、サイドプレート5に形成された穴部と対応する位置に回り止め部を有し、当該回り止め部がサイドプレート5の穴部に装着され、サイドプレート5に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート14は、ハブ部材3の外周であってスラスト部材13とスラスト部材15の間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート14は、スラスト部材13及びスラスト部材15と摺動可能に接している。コントロールプレート14は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート10と一体に構成されている。
スラスト部材15は、ハブ部材3の外周であってコントロールプレート14とフランジ部3aの間に配されている。スラスト部材15は、コントロールプレート14及びフランジ部3aと摺動可能に接している。
ピン部材16は、コントロールプレート10、及びコントロールプレート14を一体に固定するための部材である。ピン部材16には、サイドプレート5側の端部にてコントロールプレート14がカシメ固定されている。ピン部材16には、サイドプレート4側の端部にてコントロールプレート10がカシメ固定されている。ピン部材16は、中間部分の径が大きく構成されており、フランジ部3aに固定されておらず、フランジ部3aに形成された窓部3b内にて移動可能である。
スプリングシート17、18は、ダンパ部の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング19の端部との間に配されている。
コイルスプリング19は、ダンパ部の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、両端に配設されたスプリングシート17、18と接している。コイルスプリング19は、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aとが相対移動したときに収縮し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する。
弾性部材20は、ダンパ部の構成部品であり、コイルスプリング19の内周側に配設され、コイルスプリング19が収縮したときに対向する2つのスプリングシート17、18と当接し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する。
リベット21は、サイドプレート4、サイドプレート5、及び保持部材22を一体に固定するための部材である。
保持部材22は、摩擦材23を保持する環状のディスク部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。保持部材22は、サイドプレート4とサイドプレート5の間にて、サイドプレート4及びサイドプレート5とともにリベット21で固定されている。保持部材22は、外周側部分にてカバープレート27とプレッシャプレート29の間まで延在した複数の突起部(図3の22a)を有する。突起部22aは、摩擦材23の凹部23aに挿入されており、凹部23aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。
摩擦材23は、保持部材22の外周側にて保持部材22に保持された環状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材23は、カバープレート27とプレッシャプレート29の間に配置され、カバープレート27とプレッシャプレート29と摺動可能に接している。摩擦材23は、カバープレート27のガイド部27aによって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材23は、内周端面に保持部材22の突起部22aと対応する複数の凹部(図3の23a)を有する。凹部23aは、保持部材22の突起部22aが挿入されており、突起部22aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。なお、ここでは、凹部23aと突起部22aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材22と摩擦材23の径方向の移動を円滑にするために、凹部23aと突起部22aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材23は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
フライホイール25は、例えば、駆動部材であるエンジン(図示せず)やモータ(図示せず)の出力軸(図示せず)にボルト31によって固定される環状の部材である。フライホイール25は、外周側部分にボルト28と螺合する螺孔を有する。フライホイール25は、サポートプレート26と接する。
サポートプレート26は、所定の形状に形成された環状のプレート部材である。サポートプレート26は、外周近傍にて、フライホイール25とカバープレート27の間に配され、リベット(図示せず)によってカバープレート27と固定され、ボルト28によってカバープレート27とともにフライホイール25に固定されている。サポートプレート26は、プレッシャプレート29の凸部29aと対応する位置に開口部26aが形成されている。開口部26aは、プレッシャプレート29に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。サポートプレート26は、カバープレート27と離間している。サポートプレート26は、カバープレート27側の面にて皿バネ30の一端と接している。
カバープレート27は、所定の形状に形成された環状のプレート部材であり、リミッタ部の構成部品である。カバープレート27は、外周近傍にてサポートプレート26のフライホイール25側の面の反対面に配されている。カバープレート27は、フライホイール25に取付ける外周の取付部に、ボルト28を挿通するボルト穴27bを有し、リベット(図示せず)を挿通するリベット穴27cを有する。カバープレート27は、リベット(図示せず)によってサポートプレート26と固定され、ボルト28によってサポートプレート26とともにフライホイール25に固定されている。カバープレート27は、内周側にてサポートプレート26と離間している。カバープレート27は、摩擦材23と摺動可能に接しており、摩擦材23に対する摩擦相手材である。カバープレート27は、摩擦材23が偏芯しないように摩擦材23の外周端面を摺動可能にガイドするガイド部27aを有する。
ボルト28は、サポートプレート26及びカバープレート27をフライホイール25に固定するための部材であり、サポートプレート26及びカバープレート27に形成された穴を挿通し、フライホイール25と螺合する。
プレッシャプレート29は、皿バネ30と摩擦材23の間に配された環状の部材であり、リミッタ部の構成部品である。プレッシャプレート29は、皿バネ30によって摩擦材23側に付勢されている。プレッシャプレート29は、外周端部に凸部29aが形成されている。凸部29aは、サポートプレート26の開口部26aに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。プレッシャプレート29は、摩擦材23と摺動可能に接しており、摩擦材23に対する摩擦相手材である。
皿バネ30は、サポートプレート26とプレッシャプレート29の間に配され、プレッシャプレート29を摩擦材23側に付勢する部材であり、リミッタ部の構成部品である。
実施例1によれば、摩擦材23がカバープレート27のガイト部27aにより摺動可能にガイドされるので、リミッタ部が作動したときでもリミッタ部での偏芯の発生を低減できる。また、摩擦材23を保持部材22に回転不能、かつ、径方向移動可能に取り付けているので、除去しきれない偏芯をリミッタ部の摩擦材23と保持部材22間で吸収することができ、熱、遠心力による摩擦材23の変形も吸収することができる。さらに、リミッタ部での偏芯の発生を低減するためにベアリングやブッシュ等の新たな構成部品を追加していないので、スペースやコストの低減を図ることができる。
本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置におけるリミッタ部の構成を模式的に示した(A)径方向の部分断面図、(B)周方向の部分断面図である。なお、図4(B)は、図3のY−Y´間の断面に相当する。
実施例2に係るトルク変動吸収装置は、摩擦材33、34を組立可能な構成としたものである。摩擦材33、34を組み立てた状態の構成は、実施例1の摩擦材(図2、3の23)と同様な構成となる。その他の構成は実施例1と同様である。
摩擦材33は、保持部材22の外周側にて保持部材22に保持された環状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材33は、カバープレート27とプレッシャプレート29の間に配置され、カバープレート27とプレッシャプレート29と摺動可能に接している。摩擦材33は、カバープレート27のガイド部27aによって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材33は、カバープレート27側の面ないし内周端面に、保持部材22の突起部22aと、摩擦材34とを収容する複数の凹部33aを有する。凹部33aは、保持部材22の突起部22aが挿入されて、保持部材22と摩擦材23を相対回転不能かつ径方向移動可能に構成され、摩擦材34が装着されることで軸方向移動不能に構成される。なお、ここでは、凹部33aと突起部22aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材22と摩擦材33の径方向の移動を円滑にするために、凹部33aと突起部22aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材33は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
摩擦材34は、保持部材22の突起部22aを蓋をするように摩擦材33の凹部33aに収納可能な構成となっている。摩擦材34は、カバープレート27と突起部22aの間に配置され、カバープレート27と摺動可能に接している。摩擦材34は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、保持部材22の軸方向の位置決めが可能となる。
本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
実施例3に係るトルク変動吸収装置は、摩擦材36を伸縮自在な形状又は材料とし、保持部材22に着脱自在な構成としたものである。その他の構成は実施例1と同様である。
摩擦材36は、保持部材22の外周側にて保持部材22に保持された環状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材36は、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間に配置され、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材36は、カバープレート(図2の27)のガイド部(図2の27a)によって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材36は、内周端面に保持部材22の突起部22aと対応する凹部36aを有する。凹部36aは、保持部材22の突起部22aが挿入されており、突起部22aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。なお、ここでは、凹部36aと突起部22aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材22と摩擦材36の径方向の移動を円滑にするために、凹部36aと突起部22aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材36は、周方向に伸縮自在な形状又は材料よりなり、凹部36a以外の部分にて伸縮する伸縮部36bを有する。摩擦材36は、保持部材22に装着する際に周方向に伸ばして突起部22aの外周側から装着される。摩擦材36は、保持部材22に装着した状態では、自身の収縮力によって保持部材22を締め付けるような状態となる。摩擦材36は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
実施例3によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置における保持部材の周辺構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)X−X´間の部分断面図である。なお、図4(A)では、サイドプレート4、5を省略している。
実施例4に係るトルク変動吸収装置は、保持部材38がサイドプレート4、5に対して軸方向移動不能で、所定の範囲で移動可能な構成としたものである。保持部材38及びピン部材39以外の構成は、実施例1と同様である。
保持部材38は、摩擦材23を保持する環状のディスク部材であり、リミッタ部の構成部品である。保持部材38は、サイドプレート4とサイドプレート5に挟持されている。保持部材38は、サイドプレート4とサイドプレート5によって挟持された部分において窓部38bを有する。窓部38bは、ピン部材39の中間部分の径よりも大きく構成された貫通孔であり、ピン部材39が挿通されている。窓部38bとピン部材39の間には隙間があり、当該隙間の範囲において軸方向移動不能な状態で保持部材38が移動可能である。保持部材38は、外周側部分にてカバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間まで延在した複数の突起部38aを有する。突起部22aは、摩擦材23の凹部23aに挿入されており、凹部23aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。
ピン部材39は、サイドプレート4及びサイドプレート5を一体に固定するための部材である。ピン部材39の両端は、サイドプレート4及びサイドプレート5がカシメ固定されている。ピン部材39は、中間部分の径が大きく構成されており、保持部材38に固定されておらず、保持部材38に形成された窓部38b内にて移動可能である。
実施例4によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、窓部38bとピン部材39の間の隙間の範囲において保持部材38が移動可能に構成されるので、除去しきれない偏芯を保持部材38とピン部材39の間でも吸収することができる。
本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
実施例5に係るトルク変動吸収装置は、リング状の摩擦材をブロック状に分割した摩擦材41としたものである。その他の構成は実施例1と同様である。
摩擦材41は、保持部材22の外周側にて保持部材22に保持されたブロック状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材41は、複数組み合わせることでリング状になる。摩擦材41は、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間に配置され、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材41は、カバープレート(図2の27)のガイド部(図2の27a)によって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材41は、内周端面に保持部材22の突起部22aと対応する1つの凹部41aを有する。凹部41aには、保持部材22の突起部22aが挿入されており、突起部22aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。なお、ここでは、凹部41aと突起部22aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材22と摩擦材41の径方向の移動を円滑にするために、凹部41aと突起部22aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材41は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
実施例5によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、摩擦材41がブロック状に分割されているので、摩擦材41の厚さの精度を向上させることができ、歩留まりの向上を図ることができる。
本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
実施例6に係るトルク変動吸収装置は、リング状の摩擦材をブロック状に分割した摩擦材43とし、保持部材44の突起部44aが摩擦材43を貫通するように構成したものである。その他の構成は実施例1と同様である。
摩擦材43は、保持部材44の外周側にて保持部材44に保持されたブロック状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材43は、複数組み合わせることでリング状になる。摩擦材43は、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間に配置され、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材43は、カバープレート(図2の27)のガイド部(図2の27a)によって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材43は、内周端面に保持部材44の突起部44aと対応する1つの貫通孔部43aを有する。貫通孔部43aは、保持部材44の突起部44aが挿通されており、突起部44aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。なお、ここでは、貫通孔部43aと突起部44aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材44と摩擦材43の径方向の移動を円滑にするために、貫通孔部43aと突起部44aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材43は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
保持部材44は、摩擦材43を保持する環状のディスク部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。保持部材44は、サイドプレート(図2の4)とサイドプレート(図2の5)の間にて、サイドプレート(図2の4)及びサイドプレート(図2の5)とともにリベット(図2の21)で固定されている。保持部材44は、外周側部分にてカバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間まで延在した複数の突起部44aを有する。突起部44aは、摩擦材43の貫通孔部43aを貫通し、貫通孔部43aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。
実施例6によれば、実施例5と同様な効果を奏する。
本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
実施例7に係るトルク変動吸収装置は、リング状の摩擦材をブロック状に分割した摩擦材46、48とし、摩擦材46、47と摩擦材48、49を組立可能な構成としたものである。摩擦材46、47と摩擦材48、49を組み立てた状態の構成は、実施例5の摩擦材(図7の41)と同様な構成となる。その他の構成は実施例1と同様である。
摩擦材46は、保持部材50の外周側にて保持部材50に保持されたブロック状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材46は、複数組み合わせることでリング状になる。摩擦材46は、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間に配置され、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材46は、カバープレート(図2の27)のガイド部(図2の27a)によって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材46は、カバープレート(図2の27)側の面ないし内周端面に、保持部材50の突起部50aと、摩擦材47とを収容する凹部46aを有する。凹部46aは、保持部材50の突起部50aが挿入されて、保持部材50と摩擦材46を相対回転不能かつ径方向移動可能に構成され、摩擦材47が装着されることで軸方向移動不能に構成される。なお、ここでは、凹部46aと突起部50aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材50と摩擦材46の径方向の移動を円滑にするために、凹部46aと突起部50aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材46は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
摩擦材47は、保持部材50の突起部50aを蓋をするように摩擦材46の凹部46aに収納可能な構成となっている。摩擦材47は、カバープレート(図2の27)と突起部50aの間に配置され、カバープレート(図2の27)と摺動可能に接している。摩擦材47は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
摩擦材48は、保持部材50の外周側にて保持部材50に保持されたブロック状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材48は、複数組み合わせることでリング状になる。摩擦材48は、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間に配置され、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材48は、カバープレート(図2の27)のガイド部(図2の27a)によって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材48は、プレッシャプレート(図2の29)側の面ないし内周端面に、保持部材50の突起部50bと、摩擦材49とを収容する凹部48aを有する。凹部48aは、保持部材50の突起部50bが挿入されて、保持部材50と摩擦材48を相対回転不能かつ径方向移動可能に構成され、摩擦材49が装着されることで軸方向移動不能に構成される。なお、ここでは、凹部48aと突起部50bの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材50と摩擦材48の径方向の移動を円滑にするために、凹部48aと突起部50bの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材48は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
摩擦材49は、保持部材50の突起部50bを蓋をするように摩擦材48の凹部48aに収納可能な構成となっている。摩擦材49は、プレッシャプレート(図2の29)と突起部50bの間に配置され、プレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材49は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
保持部材50は、摩擦材46、48を保持する環状のディスク部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。保持部材50は、サイドプレート(図2の4)とサイドプレート(図2の5)の間にて、サイドプレート(図2の4)及びサイドプレート(図2の5)とともにリベット(図2の21)で固定されている。保持部材50は、外周側部分にてカバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間まで延在した複数の突起部50a、50bを有する。突起部50aは、摩擦材46の凹部46aに挿入されており、凹部46aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。突起部50bは、摩擦材48の凹部48aに挿入されており、凹部48aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。
なお、摩擦材46、47の組立体と、摩擦材48、49の組立体は、保持部材50の外周にて交互に配置される。また、摩擦材47、49を有さない構成であってもよい。
実施例7によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、摩擦面両面の摩擦面面積、面形状が同等となる。
本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分平面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
実施例8に係るトルク変動吸収装置は、摩擦材52、53をブロック形状とし、保持部材54の両面に摩擦材52と摩擦材53を位相をずらして配置し、保持部材54に穴部54a、54bを形成し、摩擦材52において穴部54aに対して相対回転不能かつ径方向移動可能な突起部52aを形成し、摩擦材53において穴部54bに対して相対回転不能かつ径方向移動可能な突起部53aを形成したものである。その他の構成は、実施例1と同様である。
摩擦材52は、保持部材54のカバープレート(図2の27)側にて保持部材54に保持されたブロック状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材52は、複数組み合わせることでリング状になる。摩擦材52は、カバープレート(図2の27)と保持部材54の間に配置され、カバープレート(図2の27)と摺動可能に接している。摩擦材52は、カバープレート(図2の27)のガイド部(図2の27a)によって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材52は、保持部材54の穴部54aと対応する位置に突起部52aを有する。突起部52aは、保持部材54の穴部54aに挿入されており、穴部54aに対して相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。なお、ここでは、突起部52aと穴部54aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材54と摩擦材52の径方向の移動を円滑にするために、突起部52aと穴部54aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材52は、摩擦材53と位相をずらして配置されている。摩擦材52は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
摩擦材53は、保持部材54のプレッシャプレート(図2の29)側にて保持部材54に保持されたブロック状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材53は、複数組み合わせることでリング状になる。摩擦材53は、プレッシャプレート(図2の29)と保持部材54の間に配置され、プレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材53は、保持部材54の穴部54bと対応する位置に突起部53aを有する。突起部53aは、保持部材54の穴部54bに挿入されており、穴部54bに対して相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。なお、ここでは、突起部53aと穴部54bの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材54と摩擦材53の径方向の移動を円滑にするために、突起部53aと穴部54bの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材53は、摩擦材52と位相をずらして配置されている。摩擦材53は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
保持部材54は、摩擦材52、53を保持する環状のディスク部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。保持部材54は、サイドプレート(図2の4)とサイドプレート(図2の5)の間にて、サイドプレート(図2の4)及びサイドプレート(図2の5)とともにリベット(図2の21)で固定されている。保持部材54は、外周側部分がカバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間まで延在している。保持部材54のカバープレート(図2の27)側の面には、摩擦材52が配置されている。保持部材54は、摩擦材52の突起部52aと対応する位置に穴部54aを有する。穴部54aは、突起部52aに対して相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。保持部材54のプレッシャプレート(図2の29)側の面には、摩擦材53が配置されている。保持部材54は、摩擦材53の突起部53aと対応する位置に穴部54bを有する。穴部54bは、突起部53aに対して相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。穴部54aと穴部54bは、交互に配置されている。
実施例8によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、摩擦面両面の摩擦面面積、面形状が同等となる。
本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図11は、本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
実施例9に係るトルク変動吸収装置は、摩擦材56を円弧形状とし、摩擦材56の内周端部に保持部材50の突起部50a、50bと対応する凹部56a、56bを形成し、摩擦材56において周方向に伸縮する伸縮部56cを形成したものである。その他の構成は実施例1と同様である。
摩擦材56は、保持部材50の外周側にて保持部材50に保持された角度45度以上の円弧形状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材56は、複数組み合わせることでリング状になる。摩擦材56は、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間に配置され、カバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)と摺動可能に接している。摩擦材56は、カバープレート(図2の27)のガイド部(図2の27a)によって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材56は、内周端面に保持部材50の突起部50a、50bと対応する複数の凹部56a、56bを有する。凹部56aは、保持部材50の突起部50aが挿入されており、突起部50aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。凹部56bは、保持部材50の突起部50bが挿入されており、突起部50bと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。なお、ここでは、凹部56a、56bと突起部50a、50bの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材50と摩擦材56の径方向の移動を円滑にするために、凹部56a、56bと突起部50a、50bの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材56は、周方向に伸縮自在な形状又は材料よりなり、凹部56a、56b以外の部分にて伸縮する伸縮部56cを有する。摩擦材56は、保持部材50に装着する際に周方向に伸ばして突起部50a、50bの外周側から装着される。摩擦材56は、保持部材50に装着した状態では、自身の収縮力によって保持部材22を締め付けるような状態となる。摩擦材56は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
保持部材50は、摩擦材56を保持する環状のディスク部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。保持部材50は、サイドプレート(図2の4)とサイドプレート(図2の5)の間にて、サイドプレート(図2の4)及びサイドプレート(図2の5)とともにリベット(図2の21)で固定されている。保持部材50は、外周側部分にてカバープレート(図2の27)とプレッシャプレート(図2の29)の間まで延在した複数の突起部50a、50bを有する。突起部50aは、摩擦材56の凹部56aに挿入されており、凹部56aと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。突起部50bは、摩擦材56の凹部56bに挿入されており、凹部56bと相対回転不能かつ径方向移動可能に構成されている。
実施例9によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、摩擦材56の収縮力により、摩擦材56が保持部材50から脱落するのを防止することができる。
本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図12は、本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置におけるリミッタ部の構成を模式的に示した部分断面図である。図13は、本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向から見たときの部分平面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
実施例10に係るトルク変動吸収装置は、摩擦板63と摩擦材59を交互に配置した多板型であり、摩擦材59を保持部材58に相対回転不能、かつ、径方向移動可能に取り付け、摩擦材59を摩擦板63のガイト部63aにより摺動可能にガイドするようにしたものである。トルク変動吸収装置のリミッタ部においては、保持部材58と、摩擦材59と、カバープレート60と、リング部材61と、サポートプレート62と、摩擦板63と、皿ばね64と、を有する。他の部分の構成は実施例1と同様である。
保持部材58は、摩擦材59を保持する環状のディスク部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。保持部材58は、サイドプレート4とサイドプレート5の間にて、サイドプレート4及びサイドプレート5とともにリベット(図2の21)で固定されている。保持部材58は、外周側部分に複数の突起部58aを有する。突起部58aは、摩擦材59の凹部59aと相対回転不能かつ径方向移動可能に係合している。
摩擦材59は、保持部材58の外周側にて保持部材58に保持された環状の部材であり、ダンパ部と一体に回転するリミッタ部の構成部品である。摩擦材59は、カバープレート60と皿ばね64の間にて、摩擦板63と交互に配置され、摩擦板63と摺動可能に接しており、図12の右側の摩擦材59はカバープレート60と摺動可能に接している。摩擦材59は、摩擦板63のガイド部63aによって偏芯しないように摺動可能にガイドされている。摩擦材59は、内周端面に保持部材22の突起部22aと対応する内スプライン状の凹部59aを有する。凹部59aは、保持部材58の突起部58aと相対回転不能、径方向移動可能かつ軸方向移動可能に係合している。なお、ここでは、凹部59aと突起部58aの周方向の間に隙間がない構成となっているが、保持部材58と摩擦材59の径方向の移動を円滑にするために、凹部59aと突起部58aの周方向の間に若干の隙間があってもよい。摩擦材59は、主材料として樹脂、ゴム等の伸縮可能な材料を用いることができ、ガラス繊維などの強化繊維を配合したものであってもよい。
カバープレート60は、環状のプレート部材であり、リミッタ部の構成部品である。カバープレート60は、外周近傍にてリング部材61及びサポートプレート62とともにボルト(図2の28)によって回転部材(図2の25)に取り付けられている。カバープレート60は、摩擦材59と摺動可能に接しており、摩擦材59に対する摩擦相手材である。
リング部材61は、リング状の部材であり、リミッタ部の構成部品である。リング部材61は、カバープレート60とサポートプレート62の間であって摩擦板63の外周に配置されており、外周近傍にて、カバープレート60及びサポートプレート62とともにボルト(図2の28)によって回転部材(図2の25)に取り付けられている。リング部材61は、内周部分に内スプライン状の凸部61aを有する。凸部61aは、摩擦板63の凹部63bと相対回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。
サポートプレート62は、環状のプレート部材である。サポートプレート62は、外周近傍にて、回転部材(図2の25)とリング部材61の間に配され、ボルト(図2の28)によってカバープレート60及びリング部材61とともに回転部材(図2の25)に固定されている。サポートプレート62は、カバープレート60側の面にて皿ばね64の一端と接している。
摩擦板63は、所定の形状に形成された環状のプレート部材であり、リミッタ部の構成部品である。摩擦板63は、カバープレート60と皿ばね64の間にて、摩擦材59と交互に配置され、摩擦材59と摺動可能に接している。図12の左側の摩擦板63は、皿ばね64によってカバープレート60側に付勢されている。摩擦板63は、摩擦材59が偏芯しないように摩擦材59の外周端面を摺動可能にガイドするガイド部63aを有する。ガイド部63aは、プレス加工によって形成することができる。摩擦板63は、外周部分に外スプライン状の凹部63bを有する。凹部63bは、リング部材61の凸部61aと相対回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。
皿ばね64は、サポートプレート62と摩擦板63の間に配され、摩擦板63と摩擦材59が積層した部分をカバープレート60側に付勢する部材であり、リミッタ部の構成部品である。
実施例10によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置における保持プレートと摩擦材の関係を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置におけるリミッタ部の構成を模式的に示した(A)径方向の部分断面図、(B)周方向の部分断面図である。 本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置における保持部材の周辺構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)X−X´間の部分断面図である。 本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分平面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向の直角方向の部分断面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。 本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置におけるリミッタ部の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置における摩擦材と保持部材の組立体の構成を模式的に示した(A)軸方向から見たときの部分平面図、(B)Y−Y´間の部分断面図である。
符号の説明
1 トルク変動吸収装置
3 ハブ部材
3a フランジ部
3b 窓部
4 サイドプレート
4a 穴部
5 サイドプレート
6 スラスト部材
6a 回り止め部
6b 抜け防止部
7 皿バネ
8 中間プレート
9 皿バネ
10 コントロールプレート
11 皿バネ
12 スラスト部材
13 スラスト部材
14 コントロールプレート
15 スラスト部材
16 ピン部材
17 スプリングシート
18 スプリングシート
19 コイルスプリング
20 弾性部材
21 リベット
22 保持部材
22a 突起部
23 摩擦材
23a 凹部
25 フライホイール
26 サポートプレート
26a 開口部
27 カバープレート
27a ガイド部
27b ボルト穴
27c リベット穴
28 ボルト
29 プレッシャプレート
29a 凸部
30 皿バネ
31 ボルト
33、34、36、41 摩擦材
33a、36a、41a 凹部
36b 伸縮部
38 保持部材
38a 突起部
38b 窓部
39 ピン部材
43、46、47、48、49 摩擦材
43a 貫通孔部
46a、48a 凹部
44、50 保持部材
44a、50a、50b 突起部
52、53 摩擦材
52a、53a 突起部
54 保持部材
54a、54b 穴部
56 摩擦材
56a、56b 凹部
56c 伸縮部
58 保持部材
58a 凸部
59 摩擦材
59a 凹部
60 カバープレート
61 リング部材
61a 凸部
62 サポートプレート
63 摩擦板
63a ガイド部
63b 凹部
64 皿ばね

Claims (5)

  1. 駆動部材と被駆動部材の間に配置されるとともにリミッタ部を有し、前記駆動部材と前記被駆動部材間に過大な相対トルクが生じた際に、前記リミッタ部が滑りを発生し、前記駆動部材と前記被駆動部材間の前記過大な相対トルクの伝達を阻止するトルク変動吸収装置において、
    前記リミッタ部は、
    伸縮部を有する摩擦材と、
    前記摩擦材を相対回転不能かつ径方向移動可能に前記駆動部材と前記被駆動部材のうちの一方側に保持する保持部材と、
    前記摩擦材を前記駆動部材と前記被駆動部材のうちの他方側から摺動可能に挟持するとともに摺動をガイドするガイド部を有するプレートと、
    を備え、
    前記保持部材は、外周部に複数の突起部を有するリング状のプレートであり、
    前記摩擦材は、リング状に形成されるとともに、前記保持部材の前記突起部が内周側から挿入可能な凹部を有し、
    前記突起部と前記凹部が軸方向移動不能、相対回転不能かつ径方向移動可能に係合し、
    前記駆動部材と前記被駆動部材との間が偏芯した状態で、前記駆動部材の回転によって前記摩擦材に回転が発生した際に、前記摩擦材は、前記伸縮部が伸びて、前記保持部材に対し径方向に移動することを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記ガイド部は、前記摩擦材が前記プレートに対して偏芯しないようにガイドすることを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記凹部は、前記突起部との間に周方向の隙間を有したまま前記突起部が挿入されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  4. 前記摩擦材は、周方向に伸縮自在な伸縮部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  5. 前記保持部材は、窓部を有するとともに、前記窓部にピン部材が挿通されることで前記駆動部材と前記被駆動部材のうち一方の側に保持され、
    前記窓部は、前記ピン部材が前記窓部に対して移動可能となるよう前記ピン部材よりも大きく形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
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