JP3791674B2 - トルクリミッタ付ダンパ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿されるダンパ装置に関し、特に、その機関の動力伝達軸への組付け方法を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の原動機とされる燃焼機関(本明細書において、機関という)は、シリンダ内に間歇的に生じる燃焼圧力をピストンの駆動力とし、これを出力軸に伝達して駆動トルクを得ることから、出力軸にはトルク振動が生じる。このトルク振動を減衰させて伝動装置に伝達すべく、従来より、伝動装置中に手動変速機を配したものでは、機関出力軸にトルク振動の加速度変化成分を減衰させる慣性質量としてのフライホイールが取付けられ、クラッチに速度変化成分を減衰させる変位抵抗としての捩れダンパが組込まれる。また、伝動装置中に自動変速機を配したものでは、トルクコンバータが振動減衰能を持つことから、機関出力軸と変速機構とを直結するロックアップクラッチ中に捩れダンパが組込まれる。
【0003】
ところで、近時、原動機として、機関と電動機(本明細書において、電動機、発電機、電動発電機を総称して電動機という)を併載するハイブリッド方式の車両が実用化されるに到っている。こうした車両では、前記のようにトルク振動する機関出力軸と、実用上トルク振動を無視できる電動機が駆動連結されるが、電動機のロータは慣性質量が大きいことから、機関や電動機のトルクが急激に変化したときに、捩れダンパでは対応し得ない過大な捩れ力が機関出力軸とロータ軸との間に作用する可能性がある。そこで、この過大な捩れ力を両軸間のスリップで逃がすべく、トルクリミッタが付設される。
【0004】
こうしたトルクリミッタ付ダンパ装置の例として、従来、図9に示すような特開平10−267114号公報に開示の技術がある。このダンパ装置におけるトルクリミッタaは、在来の手動変速機における乾式単板クラッチのクラッチプレートと同様に、2つのディスクの間にダンパスプリングを介在させた捩りダンパbの外周に摩擦板cを取付け、この摩擦板cをフライホイールdにスプリングeで押圧する構成を採ることから、機関出力軸fに取付けられたフライホイールd内に、捩りダンパb、プレッシャプレートg、スプリングe、止めリングhの順に各部品を組込み、最終的に止めリングhをフライホイールdにボルトで締結することで機関側に取付けられ、別途組立られた電動機を内蔵する伝動装置の動力伝達軸iを捩れダンパbの内周にスプライン係合連結することで機関と伝動装置が一体化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のように、捩れダンパbとトルクリミッタaを構成する各部品g,e,hをフライホイールd内に組付ける工程を採る場合、伝動装置の動力伝達軸iをスプライン係合連結させる捩れダンパbの内周径が小さいことから、機関出力軸fの軸端にフライホイールdを取付ける固定手段は、捩れダンパbにより覆われる構造となるため、フライホイールdの機関出力軸fへの取付け後でなければ捩れダンパbとトルクリミッタaの組込みを行なうことができない。
【0006】
したがって、従来の組付け手順では、捩れダンパbの軸心位置合わせ(心出し)を行ないながらトルクリミッタaをフライホイールdにボルトで締結しなければならないため、心出しのための何等かの治具を必要とするだけでなく、その組付け時の各部品の重力による偏りを嫌って垂直姿勢による組み付け作業とする場合、形状、重量ともに大きな機関の移動や姿勢変更を必要とし、作業の非能率は避けられない。
【0007】
また、トルクリミッタaは、フライホイールdにボルトで締結される段階でセット荷重を負荷されて、初めてその機能を発揮するため、トルクリミッタaの性能を評価する場合に、機関やフライホイールdまで含めた形で行わなければならず、このことによっても、作業の非能率は避けられない。
【0008】
本発明は、こうした事情を改善すべく案出されたものであり、捩れダンパとトルクリミッタの組立工程において、機関の取扱いを不要とする構造のトルクリミッタ付ダンパ装置を提供することを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的は、請求項1に記載のように、機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された、前記フライホイールに対して独立した組立体とされ、前記一対のプレートは、それらプレートとは別体の連結部材により互いに回り止め連結され、一方のプレートにフライホイールへの取付手段が設けられたことを特徴とする構成により達成される。
【0010】
この構成では、機関に比べて遥かに小型、軽量な構成部品のみの取扱いにより、機関とは独立させて、捩れダンパとトルクリミッタの組立を行なうことができるため、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立作業能率を向上させることができる。また、捩れダンパとトルクリミッタは、機関やそれに取付けられたフライホイールに対して独立したセット荷重を負荷状態の組立体を構成するため、機関への組み付け前に組み上がり状態の部品として性能評価をすることができる。
更に、トルクリミッタは、捩れダンパと組合された組立体の状態でセット荷重を負荷されたものとなるため、機関の取扱いを必要とする組立体のフライホイールへの取付けは、適宜の単純な取付手段で行なうことができるようになる。したがって、トルクリミッタ付ダンパ装置の機関への組付け作業能率を大幅に向上させることができる。
次に、トルクリミッタを構成する一方のプレートが組立体のフライホイールへの取付部材となるため、捩れダンパとトルクリミッタをフライホイールに対して独立した組立体とすることに伴う部品点数の増加を抑えることができる。
【0011】
上記の構成において、請求項2に記載のように、前記捩れダンパと前記トルクリミッタとが、前記連結部材により互いに外れ止め連結されて前記組立体を構成していると好適である。
【0012】
また、上記の構成において、請求項3に記載のように、前記荷重設定手段は、前記付勢手段のリテーナと、前記一対のプレートに前記リテーナを回り止め連結し、前記一方のプレートと前記リテーナとの間隔を規制するピンとを備え、前記他方のプレートと前記リテーナとの間に前記付勢手段を配置して前記組立体を構成していると好適である。
【0013】
更には、上記の構成において、請求項4に記載のように、前記荷重設定手段は、前記付 勢手段の前記一対のプレートへの付勢力の反力を受けるリテーナと、前記一対のプレートと前記リテーナとを回り止め連結し、前記一方のプレートと前記リテーナとの間隔をその軸方向長により規制するピンとを備え、前記ピンの軸方向長の設定により前記付勢手段にセット荷重を負荷して前記摩擦ディスクを保持し、前記組立体を構成していると好適である。
【0014】
前記の目的は、請求項5に記載のように、機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートに対して前記フライホイール側に配置されて前記一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された、前記フライホイールに対して独立した組立体とされ、前記一対のプレートは、それらプレートとは別体の連結部材により互いに回り止め連結され、該連結部材にフライホイールへの取付手段が設けられたことを特徴とする構成により達成される。
【0015】
この構成では、機関に比べて遥かに小型、軽量な構成部品のみの取扱いにより、機関とは独立させて、捩れダンパとトルクリミッタの組立を行なうことができるため、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立作業能率を向上させることができる。また、捩れダンパとトルクリミッタは、機関やそれに取付けられたフライホイールに対して独立したセット荷重を負荷状態の組立体を構成するため、機関への組み付け前に組み上がり状態の部品として性能評価をすることができる。
更に、トルクリミッタは、捩れダンパと組合された組立体の状態でセット荷重を負荷されたものとなるため、機関の取扱いを必要とする組立体のフライホイールへの取付けは、適宜の単純な取付手段で行なうことができるようになる。したがって、トルクリミッタ付ダンパ装置の機関への組付け作業能率を大幅に向上させることができる。
また、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立体化のための連結部材がフライホイールへの取付部材となるため、トルクリミッタを構成する一対のプレートの構造を単純化又は対称化することができ、必要に応じて同一部品として、部品品種数を削減することもできる。
【0016】
上記の構成において、請求項6に記載のように、前記荷重設定手段は、前記一対のプレートを挟んで前記連結部材に取り付けられた一対のスナップリングを備え、該一対のスナップリングにより前記一対のプレート及び前記付勢手段の軸方向位置が規制されている構成とすることができる。
【0017】
また、前記の目的は、請求項7に記載のように、機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された、前記フライホイールに対 して独立した組立体とされ、前記一対のプレートは、それらプレートとは別体の連結部材により互いに回り止め連結され、該連結部材にフライホイールへの取付手段が設けられ、前記荷重設定手段は、前記一対のプレートを挟んで前記連結部材に取り付けられた一対のスナップリングを備え、該一対のスナップリングにより前記一対のプレート及び前記付勢手段の軸方向位置が規制されていることを特徴とする構成によっても達成される。
【0018】
前記の目的は、請求項8に記載のように、機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された組立体とされ、前記一対のプレートは、それらプレートの一方と他方を係合させて回り止め連結され、一方のプレートにフライホイールへの取付手段が設けられたことを特徴とする構成により達成される。
【0019】
この構成では、機関に比べて遥かに小型、軽量な構成部品のみの取扱いにより、機関とは独立させて、捩れダンパとトルクリミッタの組立を行なうことができるため、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立作業能率を向上させることができる。また、捩れダンパとトルクリミッタは、機関やそれに取付けられたフライホイールに対して独立したセット荷重を負荷状態の組立体を構成するため、機関への組み付け前に組み上がり状態の部品として性能評価をすることができる。
更に、トルクリミッタは、捩れダンパと組合された組立体の状態でセット荷重を負荷されたものとなるため、機関の取扱いを必要とする組立体のフライホイールへの取付けは、適宜の単純な取付手段で行なうことができるようになる。したがって、トルクリミッタ付ダンパ装置の機関への組付け作業能率を大幅に向上させることができる。
また、トルクリミッタを構成する一方のプレートが他方のプレートとの連結部材となり、かつ組立体のフライホイールへの取付部材となるため、両プレート間の連結強度とフライホイールへの取付強度が向上する。更に、捩れダンパとトルクリミッタをフライホイールに対して独立した組立体とすることに伴う部品点数の増加も抑えることができる。
【0020】
上記の構成において、請求項9に記載のように、前記荷重設定手段は、前記付勢手段のリテーナを備え、該リテーナは、前記他方のプレートとの間に前記付勢手段を挟んで前記一方のプレートに取り付けられている構成とすることができる。
【0021】
更にこの構成において、請求項10に記載のように、前記一方のプレートは、前記リテーナを挟んで前記フライホイールに取り付けられている構成とすることができる。
【0022】
また、上記の構成において、請求項11に記載のように、前記付勢手段は、前記他方のプレートの前記摩擦ディスクに対向する側とは反対側から前記他方のプレートを前記摩擦ディスクに押圧する構成とすることができる。
【0023】
上記いずれの構成においても、請求項12に記載のように、前記一対のプレートは、それぞれ前記摩擦ディスクに接触する摩擦面を有する構成とすると好適である。
【0024】
上記の構成において、請求項13に記載のように、前記トルクリミッタと捩れダンパとから成る組立体は、機関の出力軸に連結済みのフライホイールに取付けられる構成とすることができる。
【0025】
この構成によると、捩れダンパとトルクリミッタを組立体としてフライホイールに取付けることで、トルクリミッタ付ダンパ装置の機関への組付け作業が能率化される。
【0026】
上記の構成において、請求項14に記載のように、前記組立体は、ノックピンを介するフライホイールへの位置決めにより機関の出力軸に対して心出しされる構成とするのが望ましい。
【0027】
この構成によると、捩れダンパとトルクリミッタの機関出力軸への心出し作業を能率化することができる。
【0028】
上記いずれの構成においても、請求項15に記載のように、前記捩れダンパは、捩れ吸収スプリングを介して相互に連結する第1及び第2のダンパディスクを有し、第1のダンパディスクの外周側にトルクリミッタの摩擦ディスクを取付けられ、第2のダンパディスクの内周に伝動装置の動力伝達軸と係合するスプラインが設けられた構成とするのが有効である。
【0029】
この構成では、トルクリミッタが捩れダンパの外周側に配置される構造となり、大きな外径が確保されるため、一対のプレートとの当接面の径方向幅を小さくできる分だけトルクリミッタをコンパクト化することができる。また、従来構造のものと同様に、伝動装置の動力伝達軸の捩れダンパへのスプライン係合により、トルクリミッタの摩擦ディスクの心出しがなされる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿い、本発明の実施形態を説明する。図1及び図2は本発明のトルクリミッタ付ダンパ装置の第1実施形態を示す。図1に軸方向断面を示すように、ダンパ装置は、機関の出力軸Xと伝動装置の動力伝達軸(その中心線のみを示す)Yとの間に介挿され、両軸X,Y間の捩れ振動を吸収すべく、伝動装置の動力伝達軸Yに連結される捩れダンパ2と、捩れダンパ2の内周径よりも径方向外側で、伝動装置側から機関の出力軸Xとボルト止め連結されるフライホイール1と、フライホイール1と捩れダンパ2との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタ3とから構成される。本発明の特徴に従い、トルクリミッタ3は、セット荷重負荷状態で捩れダンパ2に連結され、捩れダンパ2と組合された組立体とされている。トルクリミッタ3は、捩れダンパ2に連結された摩擦ディスク31と、摩擦ディスク31を挟んで相互に回り止め連結された一対のプレート32A,32Bと、それら一対のプレート32A,32Bを摩擦ディスク31に押圧する付勢手段33と、付勢手段33にセット荷重を負荷する荷重設定手段34,35から成る。この形態では、一対のプレート32A,32Bは、それらプレートとは別体の連結部材35(荷重設定手段を兼ねる)により回り止め連結され、一方のプレート32Aにフライホイール1への取付手段4が設けられている。
【0031】
各部について更に詳述すると、フライホイール1は、外周側を厚肉とした円板状とされ、その中心に心出し孔が形成され、外周側に取付手段4を締結するねじ孔が、取付手段4の図2に示す配置に合わせて、周方向に等間隔に8個形成されている。フライホイール1は、心出し孔を機関出力軸Xの軸端から突出するボス部に嵌め合わせて心出しされ、心出し孔の周囲を複数のボルトにより締結して、機関出力軸Xの軸端に固定されている。
【0032】
組立体の一方の要素を構成する捩れダンパ2は、周方向に等間隔配置の4つ円筒コイルスプリングからなる捩れ吸収スプリング23を介して相互に連結する第1及び第2のダンパディスク21,22を有し、第1のダンパディスク21の外周側にトルクリミッタ3の摩擦ディスク31が取付けられ、第2のダンパディスク22の内周に伝動装置の動力伝達軸Yと係合するスプライン22bが設けられている。詳しくは、第1のダンパディスク21は、第2のダンパディスク22を挟む一対のディスク21A,21Bで構成され、それらの外周側をリベット止めで摩擦ディスク31と共に固定されて一体化されている。第2のダンパディスク22は、その内周側に軸方向に延びるボス部22aを有し、ボス部22aの内周面に動力伝達軸Yと係合するスプライン22bが形成されている。
【0033】
トルクリミッタ3は、一対のプレート32A,32Bと、それらの間に挟まれる摩擦ディスク31と、一方のプレート32Bの背後に配設された付勢手段33を構成する皿ばね形のスプリングと、スプリング33のリテーナ34を構成する環状の板と、一対のプレート32A,32Bを回り止め連結し、かつそれらの配設径の設定により摩擦ディスク31とそれに固定された捩れダンパのアセンブリ段階での粗い心出し手段として機能し、更にそれらの軸方向長の設定でスプリング33に所定のセット荷重を負荷する機能も果たす周方向均等配置の6本のピン35から構成されている。各ピン35は、それらのヘッドをリテーナ34に当接させ、一方のプレート32Bの通し孔を貫通させ、他方のプレート32Aの孔に先端をかしめ止めされている。他方のプレート32Aは、一方のプレート32Bに対して外径方向に拡径され、フライホイール1の外径に対応する外径とされている。そして、この拡径部に取付手段4を構成する8本のボルトの通し孔が形成されている。摩擦ディスク31は、その外周側の両面に摩擦材を適宜の手段で添設した構成とされ、内周側が前記のようにリベット止めで第1のダンパディスク21の外周側に固定されている。
【0034】
こうした構成からなる捩れダンパ2とトルクリミッタ3は、ピン35止めにより相互に外れ止め連結されて、1組の集合部品として取扱い可能な組立体を構成する。そして、トルクリミッタ3のプレート32A,32B側のフライホイール1即ち機関出力軸Xに対する心出しは、他方のプレート32Aとフライホイール1に跨るノックピン5(図2参照)により組立体のフライホイール1への取付け時になされ、摩擦ディスク31側の軸Yに対する心出しは、機関と伝動装置の連結時の捩れダンパ2の内周スプライン22bと軸Yの図示しない外周スプラインとの嵌合により、捩れダンパ2の心出しに伴ってなされる。
【0035】
このように捩れダンパ2とトルクリミッタ3をフライホイールに対して独立した組立体とする構造を採ることで、機関に比べて遥かに小型、軽量な構成部品のみの取扱いにより、機関とは独立させて、捩れダンパ2とトルクリミッタ3の組立を行なうことができるため、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立作業能率を向上させることができる。また、トルクリミッタ3は、捩れダンパ2と組合された組立体の状態でセット荷重を負荷されたものとなるため、機関への組み付け前に組み上がり状態の部品として性能評価をすることができる。更に、機関の取扱いを必要とする組立体のフライホイール1への取付けは、予め機関出力軸にボルト止めされたフライホイール1への、ノックピン5による位置合わせ下でのボルト締めのみの単純な作業により行なうことができるようになる。したがって、トルクリミッタ付ダンパ装置の機関への組付け作業能率を大幅に向上させることができる。更に、この形態の場合、トルクリミッタ3を構成する一方のプレート32Aが組立体のフライホイール1への取付部材となるため、捩れダンパ2とトルクリミッタ3をフライホイール1に対して独立した組立体とすることに伴う部品点数の増加を抑えることができる。
【0036】
次に、図3及び図4は本発明の第2実施形態を示す。この形態は、先の第1実施形態に対してトルクリミッタ3のプレート32A,32B側の支持構造のみが相違する。以下、相違点のみ説明する。この形態では、一対のプレート32A,32Bは、それらプレートとは別体の環状の連結部材36により回り止め連結され、この連結部材36にフライホイール1への取付手段4が設けられている。連結部材36は、フライホイール1の外径に実質上相当する外径の厚肉の環状部材とされ、その内周に、図4に示すように周方向等間隔に8条のスプライン溝36aが形成されている。またこれらスプライン溝36aの形成部の中間には、放射方向に延びる8条のボルトヘッド収容溝36bが形成されている。
【0037】
一対のプレート32A,32Bは、実質上同形かつ同寸法の環状板部材とされ、それらの外周に前記連結部材36のスプライン溝36aに嵌合する8条のスプライン歯32aが形成されている。したがって、一対のプレート32A,32Bは、連結部材36とのスプライン係合で回り止めされる。一対のプレート32A,32Bの軸方向位置規制は、連結部材36のスプライン溝36aを横断して周回する2条の溝にそれぞれ嵌め込まれた、先の実施形態のリテーナに相当する一対のスナップリング37A,37Bによりなされる。一方のプレート32Bは、その端面を外側のスナップリング37Bに当接させて軸方向支持され、他方のプレート32Aは、その背後に配設された付勢手段としての皿ばね形のスプリング33を介してリテーナを構成する内側のスナップリング37Aに当接させて軸方向支持される。したがって、この形態では、両スナップリング37A,37Bの溝間の軸方向長さの設定がスプリング33に所定のセット荷重を負荷するように定められる。また、この形態では、連結部材36のスプライン溝36a間の山側が摩擦ディスク31とそれに固定された捩れダンパ2のアセンブリ段階での心ずれ防止手段として機能する。
【0038】
この形態における捩れダンパ2とトルクリミッタ3は、スナップリング止めにより相互に外れ止め連結されて、1組の集合部品として取扱い可能な組立体を構成する。そして、この場合のトルクリミッタ3のプレート32A,32B側のフライホイール1(機関出力軸X)に対する心出しも、連結部材36とフライホイール1に跨るノックピン5により組立体のフライホイール1への取付け時になされ、摩擦ディスク31側の軸Yに対する心出しは、先の第1実施形態の場合と全く同様になされる。
【0039】
この形態によっても、先の第1実施形態と同様のトルクリミッタ付ダンパ装置の組立体化の効果が得られる。そして、特にこの形態の場合、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立体化のための連結部材36がフライホイール1への取付部材となるため、トルクリミッタ3を構成する一対のプレート32A,32Bを同一部品として、部品品種数を削減することもできる。
【0040】
次に、図5〜図8は本発明の第3実施形態を示す。この形態は、一対のプレート32A,38が、それらプレートの一方を他方に係合させて回り止め連結され、一方のプレート38にフライホイール1への取付手段4が設けられた構成とされている。先の第2実施形態と比較すると、一方のプレート32Bを連結部材36と一体化させた点が基本的に相違し、この変更に伴いセット荷重の負荷手段も相違する。以下、相違点のみ説明する。この形態では、一方のプレートを兼ねる連結部材38は、フライホイール1の外径に実質上相当する外径の厚肉の環状部材とされ、その内周側は、実質上摩擦ディスク31の摩擦材の内外径差に相当する径差の段付孔とされている。更に、フライホイール1に面する側の側面には、図8に示すように、放射方向に延びる複数の溝38aが形成されている。
【0041】
他方のプレート32Aは、その外周から放射方向に張出す複数の突起部32aを有し、これらの突起部32aがそれぞれ連結部材38の前記溝38aに嵌め合わされて連結部材38と他方のプレート32Aとの回り止めとされている。他方のプレート32Aの軸方向位置規制は、連結部材38の端面に当て付けられた環状板部材39でなされる。他方のプレート32Aは、その背後に配設された付勢手段としての皿ばね形スプリング33を介してリテーナを構成する環状板部材39に当接させて軸方向支持される。したがって、この形態では、連結部材38の大径孔部の軸方向長さの設定がスプリング33に所定のセット荷重を負荷するように定められる。また、この形態では、連結部材38の大径孔部が摩擦ディスク31とそれに固定された捩れダンパ2のアセンブリ段階での心ずれ防止手段として機能する。
【0042】
この形態においてリテーナを構成する環状板部材39は、図7に示すように、フライホイール1への当接側からのボルト6締めにより連結部材38に締結される。なお、環状板部材39には他方のプレート32Aの突起形成部に対応する位置には、図5に示すように、ピン35’の通し孔が形成され、これらの孔を通したピン35’の先端を他方のプレート32Aの対応する孔にかしめることで他方のプレート32Aの軸回り回転をなくす軸方向摺動ガイドとしている。
【0043】
こうした構成からなる捩れダンパ2とトルクリミッタ3は、ボルト6締めにより相互に外れ止め連結されて、1組の集合部品として取扱い可能な組立体を構成する。この場合のトルクリミッタ3の連結部材38のフライホイール1に対する心出しも、摩擦ディスク31側の軸Yに対する心出しともに先の第2実施形態の場合と同様になされる。
【0044】
この形態による場合、前記の組立体化の効果が得られるほか、トルクリミッタ3を構成する一方のプレートが他方のプレート32Aとの連結部材38となり、かつ組立体のフライホイール1への取付部材となるため、両プレート間の連結強度とフライホイール1への取付強度が向上する。また、この形態では、連結部材38の重量が大きくなるため、連結部材38延いてはトルクリミッタ3の慣性質量が大きくなるため、トルクリミッタ3にある程度のフライホイール効果を持たせることができる。
【0045】
以上、本発明の技術思想の理解の便宜のために、3つの実施形態を基に説明したが、本発明は、例示の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の個々の請求項に記載の事項の範囲内で、種々に具体的な構成を変更して実施することができるものである。例えば、捩れダンパとトルクリミッタのフライホイール及び動力伝達軸への連結順序に関して、例示の各実施形態とは逆に、捩れダンパをフライホイールに連結し、トルクリミッタを動力伝達軸へ連結する連結関係を採ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るトルクリミッタ付ダンパ装置を機関出力軸への取付け状態で示す軸方向断面である。
【図2】 第1実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を伝動装置連結側からみた半截正面図である。
【図3】 第2実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を機関出力軸への取付け状態で示し、図4のA−A方向にみた軸方向断面である。
【図4】 第2実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を伝動装置連結側からみた半截正面図である。
【図5】 第3実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を機関出力軸への取付け状態で示す軸方向断面である。
【図6】 第3実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を伝動装置連結側からみた半截正面図である。
【図7】 図6のB−B部分断面図である。
【図8】 図5のC−C断面図である。
【図9】 従来のトルクリミッタ付ダンパ装置を機関出力軸への取付け状態で示す軸方向断面である。
【符号の説明】
X 出力軸
Y 動力伝達軸
1 フライホイール
2 捩れダンパ
21,22 ダンパディスク
22b スプライン
23 捩れ吸収スプリング
3 トルクリミッタ
31 摩擦ディスク
32A,32B プレート
33 皿ばね(付勢手段)
34,37A,37B,39 リテーナ(荷重設定手段)
35,36,38 連結部材(荷重設定手段)
4,4A ボルト(取付手段)
7 ドライブプレート
Claims (15)
- 機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、
伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、
締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、
前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された、前記フライホイールに対して独立した組立体とされ、
前記一対のプレートは、それらプレートとは別体の連結部材により互いに回り止め連結され、一方のプレートにフライホイールへの取付手段が設けられたことを特徴とするトルクリミッタ付ダンパ装置。 - 前記捩れダンパと前記トルクリミッタとが、前記連結部材により互いに外れ止め連結されて前記組立体を構成している請求項1に記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
- 前記荷重設定手段は、前記付勢手段のリテーナと、前記一対のプレートに前記リテーナを回り止め連結し、前記一方のプレートと前記リテーナとの間隔を規制するピンとを備え、
前記他方のプレートと前記リテーナとの間に前記付勢手段を配置して前記組立体を構成している請求項1に記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。 - 前記荷重設定手段は、前記付勢手段の前記一対のプレートへの付勢力の反力を受けるリテーナと、前記一対のプレートと前記リテーナとを回り止め連結し、前記一方のプレートと前記リテーナとの間隔をその軸方向長により規制するピンとを備え、
前記ピンの軸方向長の設定により前記付勢手段にセット荷重を負荷して前記摩擦ディスクを保持し、前記組立体を構成している請求項1に記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。 - 機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、
伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、
締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、
前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートに対して前記フライホイール側に配置されて前記一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された、前記フライホイールに対して独立した組立体とされ、
前記一対のプレートは、それらプレートとは別体の連結部材により互いに回り止め連結され、該連結部材にフライホイールへの取付手段が設けられたことを特徴とするトルクリミッタ付ダンパ装置。 - 前記荷重設定手段は、前記一対のプレートを挟んで前記連結部材に取り付けられた一対のスナップリングを備え、該一対のスナップリングにより前記一対のプレート及び前記付勢手段の軸方向位置が規制されている請求項5に記載のトルクリミッタ付ダ ンパ装置。
- 機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、
伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、
締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、
前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された、前記フライホイールに対して独立した組立体とされ、
前記一対のプレートは、それらプレートとは別体の連結部材により互いに回り止め連結され、該連結部材にフライホイールへの取付手段が設けられ、
前記荷重設定手段は、前記一対のプレートを挟んで前記連結部材に取り付けられた一対のスナップリングを備え、該一対のスナップリングにより前記一対のプレート及び前記付勢手段の軸方向位置が規制されていることを特徴とするトルクリミッタ付ダンパ装置。 - 機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置であって、
伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフライホイールと、
締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、
前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対のプレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成って、セット荷重負荷状態で捩れダンパに連結され、捩れダンパと組合された組立体とされ、
前記一対のプレートは、それらプレートの一方と他方を係合させて回り止め連結され、一方のプレートにフライホイールへの取付手段が設けられたことを特徴とするトルクリミッタ付ダンパ装置。 - 前記荷重設定手段は、前記付勢手段のリテーナを備え、該リテーナは、前記他方のプレートとの間に前記付勢手段を挟んで前記一方のプレートに取り付けられている請求項8に記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
- 前記一方のプレートは、前記リテーナを挟んで前記フライホイールに取り付けられている請求項9に記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
- 前記付勢手段は、前記他方のプレートの前記摩擦ディスクに対向する側とは反対側から前記他方のプレートを前記摩擦ディスクに押圧する請求項8〜10のいずれか1項記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
- 前記一対のプレートは、それぞれ前記摩擦ディスクに接触する摩擦面を有する請求項1〜11のいずれか1項記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
- 前記トルクリミッタと捩れダンパとから成る組立体は、機関の出力軸に連結済みのフライホイールに取付けられる、請求項1〜12のいずれか1項記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
- 前記組立体は、ノックピンを介するフライホイールへの位置決めにより機関の出力軸に対して心出しされる、請求項1〜13のいずれか1項記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
- 前記捩れダンパは、捩れ吸収スプリングを介して相互に連結する第1及び第2のダンパディスクを有し、第1のダンパディスクの外周側にトルクリミッタの摩擦ディスクが取付けられ、第2のダンパディスクの内周に伝動装置の動力伝達軸と係合するスプラインが設けられた、請求項1〜14のいずれか1項記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
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