JP2003013992A - トルクリミッタ付ダンパ装置 - Google Patents

トルクリミッタ付ダンパ装置

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    • Y10T29/49872Confining elastic part in socket

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関と伝動装置を連結する捩れダンパとト
ルクリミッタの組立工程において、機関の取扱いを不要
とする。 【解決手段】 機関の出力軸Xと伝動装置の動力伝達軸
Yとの間に介挿され、両軸間の捩れ振動を吸収するダン
パ装置において、フライホイールダンパ1と、捩れダン
パ2と、トルクリミッタ3とから構成されるトルクリミ
ッタ付ダンパ装置のトルクリミッタを、セット荷重負荷
状態で捩れダンパに連結し、捩れダンパと組合された組
立体とした。これにより、機関に比べて遥かに小型、軽
量な構成部品のみの取扱いにより、機関とは独立させ
て、捩れダンパとトルクリミッタの組立を行なうことが
できるため、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立作業能
率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機関の出力軸と伝
動装置の動力伝達軸との間に介挿されるダンパ装置に関
し、特に、その機関の動力伝達軸への組付け方法を改善
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の原動機とされる燃焼機関(本明細
書において、機関という)は、シリンダ内に間歇的に生
じる燃焼圧力をピストンの駆動力とし、これを出力軸に
伝達して駆動トルクを得ることから、出力軸にはトルク
振動が生じる。このトルク振動を減衰させて伝動装置に
伝達すべく、従来より、伝動装置中に手動変速機を配し
たものでは、機関出力軸にトルク振動の加速度変化成分
を減衰させる慣性質量としてのフライホイールが取付け
られ、クラッチに速度変化成分を減衰させる変位抵抗と
しての捩れダンパが組込まれる。また、伝動装置中に自
動変速機を配したものでは、トルクコンバータが振動減
衰能を持つことから、機関出力軸と変速機構とを直結す
るロックアップクラッチ中に捩れダンパが組込まれる。
【0003】ところで、近時、原動機として、機関と電
動機(本明細書において、電動機、発電機、電動発電機
を総称して電動機という)を併載するハイブリッド方式
の車両が実用化されるに到っている。こうした車両で
は、前記のようにトルク振動する機関出力軸と、実用上
トルク振動を無視できる電動機が駆動連結されるが、電
動機のロータは慣性質量が大きいことから、機関や電動
機のトルクが急激に変化したときに、捩れダンパでは対
応し得ない過大な捩れ力が機関出力軸とロータ軸との間
に作用する可能性がある。そこで、この過大な捩れ力を
両軸間のスリップで逃がすべく、トルクリミッタが付設
される。
【0004】こうしたトルクリミッタ付ダンパ装置の例
として、従来、図11に示すような特開平10−267
114号公報に開示の技術がある。このダンパ装置にお
けるトルクリミッタaは、在来の手動変速機における乾
式単板クラッチのクラッチプレートと同様に、2つのデ
ィスクの間にダンパスプリングを介在させた捩りダンパ
bの外周に摩擦板cを取付け、この摩擦板cをフライホ
イールdにスプリングeで押圧する構成を採ることか
ら、機関出力軸fに取付けられたフライホイールd内
に、捩りダンパb、プレッシャプレートg、スプリング
e、止めリングhの順に各部品を組込み、最終的に止め
リングhをフライホイールdにボルトで締結することで
機関側に取付けられ、別途組立られた電動機を内蔵する
伝動装置の動力伝達軸iを捩れダンパbの内周にスプラ
イン係合連結することで機関と伝動装置が一体化され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように、捩れダンパbとトルクリミッタaを構成する各
部品g,e,hをフライホイールd内に組付ける工程を
採る場合、伝動装置の動力伝達軸iをスプライン係合連
結させる捩れダンパbの内周径が小さいことから、機関
出力軸fの軸端にフライホイールdを取付ける固定手段
は、捩れダンパbにより覆われる構造となるため、フラ
イホイールdの機関出力軸fへの取付け後でなければ捩
れダンパbとトルクリミッタaの組込みを行なうことが
できない。
【0006】したがって、従来の組付け手順では、捩れ
ダンパbの軸心位置合わせ(心出し)を行ないながらト
ルクリミッタaをフライホイールdにボルトで締結しな
ければならないため、心出しのための何等かの治具を必
要とするだけでなく、その組付け時の各部品の重力によ
る偏りを嫌って垂直姿勢による組み付け作業とする場
合、形状、重量ともに大きな機関の移動や姿勢変更を必
要とし、作業の非能率は避けられない。
【0007】また、トルクリミッタaは、フライホイー
ルdにボルトで締結される段階でセット荷重を負荷され
て、初めてその機能を発揮するため、トルクリミッタa
の性能を評価する場合に、機関やフライホイールdまで
含めた形で行わなければならず、このことによっても、
作業の非能率は避けられない。
【0008】本発明は、こうした事情を改善すべく案出
されたものであり、捩れダンパとトルクリミッタの組立
工程において、機関の取扱いを不要とする構造のトルク
リミッタ付ダンパ装置を提供することを主たる目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、請求項1
に記載のように、機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸
との間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダ
ンパ装置であって、伝動装置側から機関の出力軸に締結
手段で連結されるフライホイールと、締結手段の径方向
位置より径方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結さ
れ、フライホイールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸
収する捩れダンパと、フライホイールと動力伝達軸との
間で伝達されるトルクを制限するトルクリミッタとから
構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置において、前記
トルクリミッタは、セット荷重負荷状態で捩れダンパに
連結され、捩れダンパと組合された組立体とされたこと
を特徴とする構成により達成される。
【0010】上記の構成において、請求項2に記載のよ
うに、前記トルクリミッタと捩れダンパとから成る組立
体は、機関の出力軸に連結済みのフライホイールに取付
けられる構成とすることができる。
【0011】上記の構成において、請求項3に記載のよ
うに、前記組立体は、ノックピンを介するフライホイー
ルへの位置決めにより機関の出力軸に対して心出しされ
る構成とするのが望ましい。
【0012】上記の構成において、請求項4に記載のよ
うに、前記トルクリミッタは、捩れダンパに連結された
摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互に回り止
め連結された一対のプレートと、それら一対のプレート
を摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢手段にセ
ット荷重を負荷する荷重設定手段とから成る構成とする
ことができる。
【0013】更に、上記の構成において、請求項5に記
載のように、前記一対のプレートは、それらプレートと
は別体の連結部材により回り止め連結され、一方のプレ
ートにフライホイールへの取付手段が設けられた構成を
採ることができる。
【0014】また、上記の構成において、請求項6に記
載のように、前記一対のプレートは、それらプレートと
は別体の連結部材により回り止め連結され、該連結部材
にフライホイールへの取付手段が設けられた構成とする
こともできる。
【0015】あるいは、上記の構成において、請求項7
に記載のように、前記一対のプレートは、それらプレー
トの一方を他方に係合させて回り止め連結され、一方の
プレートにフライホイールへの取付手段が設けられた構
成とすることもできる。
【0016】上記いずれの構成においても、請求項8に
記載のように、前記捩れダンパは、捩れ吸収スプリング
を介して相互に連結する第1及び第2のダンパディスク
を有し、第1のダンパディスクの外周側にトルクリミッ
タの摩擦ディスクを取付けられ、第2のダンパディスク
の内周に伝動装置の動力伝達軸と係合するスプラインが
設けられた構成とするのが有効である。
【0017】次に、前記の目的は、請求項9に記載のよ
うに、機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸との間に介
挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダンパ装置で
あって、伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結
されるフライホイールと、締結手段の径方向位置より径
方向内側で伝動装置の動力伝達軸に連結され、フライホ
イールと動力伝達軸との間の捩れ振動を吸収する捩れダ
ンパと、フライホイールと動力伝達軸との間で伝達され
るトルクを制限するトルクリミッタとから構成されるト
ルクリミッタ付ダンパ装置において、前記トルクリミッ
タ付ダンパ装置は、フライホイールに捩れダンパとトル
クリミッタとを組込んだ組立体とされ、ドライブプレー
トを介して機関の出力軸に連結されることを特徴とする
構成によっても達成される。
【0018】
【発明の作用及び効果】上記請求項1記載の構成では、
機関に比べて遥かに小型、軽量な構成部品のみの取扱い
により、機関とは独立させて、捩れダンパとトルクリミ
ッタの組立を行なうことができるため、トルクリミッタ
付ダンパ装置の組立作業能率を向上させることができ
る。また、捩れダンパとトルクリミッタは、機関やそれ
に取付けられたフライホイールに対して独立したセット
荷重を負荷状態の組立体を構成するため、機関への組み
付け前に組み上がり状態の部品として性能評価をするこ
とができる。
【0019】次に、請求項2に記載の構成によると、捩
れダンパとトルクリミッタを組立体としてフライホイー
ルに取付けることで、トルクリミッタ付ダンパ装置の機
関への組付け作業が能率化される。
【0020】更に、請求項3に記載の構成によると、捩
れダンパとトルクリミッタの機関出力軸への心出し作業
を能率化することができる。
【0021】更に、請求項4に記載の構成によると、ト
ルクリミッタは、捩れダンパと組合された組立体の状態
でセット荷重を負荷されたものとなるため、機関の取扱
いを必要とする組立体のフライホイールへの取付けは、
適宜の単純な取付手段で行なうことができるようにな
る。したがって、トルクリミッタ付ダンパ装置の機関へ
の組付け作業能率を大幅に向上させることができる。
【0022】次に、請求項5記載の構成では、トルクリ
ミッタを構成する一方のプレートが組立体のフライホイ
ールへの取付部材となるため、捩れダンパとトルクリミ
ッタをフライホイールに対して独立した組立体とするこ
とに伴う部品点数の増加を抑えることができる。
【0023】また、請求項6記載の構成では、トルクリ
ミッタ付ダンパ装置の組立体化のための連結部材がフラ
イホイールへの取付部材となるため、トルクリミッタを
構成する一対のプレートの構造を単純化又は対称化する
ことができ、必要に応じて同一部品として、部品品種数
を削減することもできる。
【0024】また、請求項7記載の構成では、トルクリ
ミッタを構成する一方のプレートが他方のプレートとの
連結部材となり、かつ組立体のフライホイールへの取付
部材となるため、両プレート間の連結強度とフライホイ
ールへの取付強度が向上する。更に、捩れダンパとトル
クリミッタをフライホイールに対して独立した組立体と
することに伴う部品点数の増加も抑えることができる。
【0025】更に、請求項8記載の構成では、トルクリ
ミッタが捩れダンパの外周側に配置される構造となり、
大きな外径が確保されるため、一対のプレートとの当接
面の径方向幅を小さくできる分だけトルクリミッタをコ
ンパクト化することができる。また、従来構造のものと
同様に、伝動装置の動力伝達軸の捩れダンパへのスプラ
イン係合により、トルクリミッタの摩擦ディスクの心出
しがなされる。
【0026】次に、請求項9記載の構成では、従来、捩
れダンパとトルクリミッタの機関への組付け順序の制約
となっていたフライホイールを、捩れダンパとトルクリ
ミッタに組合せた組立体とすることで、機関への組付け
順序の制約をなくすことができる。更に、これによりフ
ライホイールも含めたトルクリミッタ付ダンパ装置を先
に伝動装置側に組付けた後の機関と伝動装置の連結も可
能となる。また、この構成によっても、機関に比べて遥
かに小型、軽量な構成部品のみの取扱いにより、機関と
は独立させて、フライホイールと捩れダンパとトルクリ
ミッタの組立を行なうことができるため、トルクリミッ
タ付ダンパ装置の組立作業能率を向上させることができ
る。更に、フライホイールと捩れダンパとトルクリミッ
タは、機関に対して独立したトルクリミッタセット荷重
を負荷状態の組立体を構成するため、機関への組み付け
前に組み上がり状態の部品として性能評価をすることが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図1及び図2は本発明のトルクリミッ
タ付ダンパ装置の第1実施形態を示す。図1に軸方向断
面を示すように、ダンパ装置は、機関の出力軸Xと伝動
装置の動力伝達軸(その中心線のみを示す)Yとの間に
介挿され、両軸X,Y間の捩れ振動を吸収すべく、伝動
装置の動力伝達軸Yに連結される捩れダンパ2と、捩れ
ダンパ2の内周径よりも径方向外側で、伝動装置側から
機関の出力軸Xとボルト止め連結されるフライホイール
1と、フライホイール1と捩れダンパ2との間で伝達さ
れるトルクを制限するトルクリミッタ3とから構成され
る。本発明の特徴に従い、トルクリミッタ3は、セット
荷重負荷状態で捩れダンパ2に連結され、捩れダンパ2
と組合された組立体とされている。トルクリミッタ3
は、捩れダンパ2に連結された摩擦ディスク31と、摩
擦ディスク31を挟んで相互に回り止め連結された一対
のプレート32A,32Bと、それら一対のプレート3
2A,32Bを摩擦ディスク31に押圧する付勢手段3
3と、付勢手段33にセット荷重を負荷する荷重設定手
段34,35から成る。この形態では、一対のプレート
32A,32Bは、それらプレートとは別体の連結部材
35(荷重設定手段を兼ねる)により回り止め連結さ
れ、一方のプレート32Aにフライホイール1への取付
手段4が設けられている。
【0028】各部について更に詳述すると、フライホイ
ール1は、外周側を厚肉とした円板状とされ、その中心
に心出し孔が形成され、外周側に取付手段4を締結する
ねじ孔が、取付手段4の図2に示す配置に合わせて、周
方向に等間隔に8個形成されている。フライホイール1
は、心出し孔を機関出力軸Xの軸端から突出するボス部
に嵌め合わせて心出しされ、心出し孔の周囲を複数のボ
ルトにより締結して、機関出力軸Xの軸端に固定されて
いる。
【0029】組立体の一方の要素を構成する捩れダンパ
2は、周方向に等間隔配置の4つ円筒コイルスプリング
からなる捩れ吸収スプリング23を介して相互に連結す
る第1及び第2のダンパディスク21,22を有し、第
1のダンパディスク21の外周側にトルクリミッタ3の
摩擦ディスク31が取付けられ、第2のダンパディスク
22の内周に伝動装置の動力伝達軸Yと係合するスプラ
イン22bが設けられている。詳しくは、第1のダンパ
ディスク21は、第2のダンパディスク22を挟む一対
のディスク21A,21Bで構成され、それらの外周側
をリベット止めで摩擦ディスク31と共に固定されて一
体化されている。第2のダンパディスク22は、その内
周側に軸方向に延びるボス部22aを有し、ボス部22
aの内周面に動力伝達軸Yと係合するスプライン22b
が形成されている。
【0030】トルクリミッタ3は、一対のプレート32
A,32Bと、それらの間に挟まれる摩擦ディスク31
と、一方のプレート32Bの背後に配設された付勢手段
33を構成する皿ばね形のスプリングと、スプリング3
3のリテーナ34を構成する環状の板と、一対のプレー
ト32A,32Bを回り止め連結し、かつそれらの配設
径の設定により摩擦ディスク31とそれに固定された捩
れダンパのアセンブリ段階での粗い心出し手段として機
能し、更にそれらの軸方向長の設定でスプリング33に
所定のセット荷重を負荷する機能も果たす周方向均等配
置の6本のピン35から構成されている。各ピン35
は、それらのヘッドをリテーナ34に当接させ、一方の
プレート32Bの通し孔を貫通させ、他方のプレート3
2Aの孔に先端をかしめ止めされている。他方のプレー
ト32Aは、一方のプレート32Bに対して外径方向に
拡径され、フライホイール1の外径に対応する外径とさ
れている。そして、この拡径部に取付手段4を構成する
8本のボルトの通し孔が形成されている。摩擦ディスク
31は、その外周側の両面に摩擦材を適宜の手段で添設
した構成とされ、内周側が前記のようにリベット止めで
第1のダンパディスク21の外周側に固定されている。
【0031】こうした構成からなる捩れダンパ2とトル
クリミッタ3は、ピン35止めにより相互に外れ止め連
結されて、1組の集合部品として取扱い可能な組立体を
構成する。そして、トルクリミッタ3のプレート32
A,32B側のフライホイール1即ち機関出力軸Xに対
する心出しは、他方のプレート32Aとフライホイール
1に跨るノックピン5(図2参照)により組立体のフラ
イホイール1への取付け時になされ、摩擦ディスク31
側の軸Yに対する心出しは、機関と伝動装置の連結時の
捩れダンパ2の内周スプライン22bと軸Yの図示しな
い外周スプラインとの嵌合により、捩れダンパ2の心出
しに伴ってなされる。
【0032】このように捩れダンパ2とトルクリミッタ
3をフライホイールに対して独立した組立体とする構造
を採ることで、機関に比べて遥かに小型、軽量な構成部
品のみの取扱いにより、機関とは独立させて、捩れダン
パ2とトルクリミッタ3の組立を行なうことができるた
め、トルクリミッタ付ダンパ装置の組立作業能率を向上
させることができる。また、トルクリミッタ3は、捩れ
ダンパ2と組合された組立体の状態でセット荷重を負荷
されたものとなるため、機関への組み付け前に組み上が
り状態の部品として性能評価をすることができる。更
に、機関の取扱いを必要とする組立体のフライホイール
1への取付けは、予め機関出力軸にボルト止めされたフ
ライホイール1への、ノックピン5による位置合わせ下
でのボルト締めのみの単純な作業により行なうことがで
きるようになる。したがって、トルクリミッタ付ダンパ
装置の機関への組付け作業能率を大幅に向上させること
ができる。更に、この形態の場合、トルクリミッタ3を
構成する一方のプレート32Aが組立体のフライホイー
ル1への取付部材となるため、捩れダンパ2とトルクリ
ミッタ3をフライホイール1に対して独立した組立体と
することに伴う部品点数の増加を抑えることができる。
【0033】次に、図3及び図4は本発明の第2実施形
態を示す。この形態は、先の第1実施形態に対してトル
クリミッタ3のプレート32A,32B側の支持構造の
みが相違する。以下、相違点のみ説明する。この形態で
は、一対のプレート32A,32Bは、それらプレート
とは別体の環状の連結部材36により回り止め連結さ
れ、この連結部材36にフライホイール1への取付手段
4が設けられている。連結部材36は、フライホイール
1の外径に実質上相当する外径の厚肉の環状部材とさ
れ、その内周に、図4に示すように周方向等間隔に8条
のスプライン溝36aが形成されている。またこれらス
プライン溝36aの形成部の中間には、放射方向に延び
る8条のボルトヘッド収容溝36bが形成されている。
【0034】一対のプレート32A,32Bは、実質上
同形かつ同寸法の環状板部材とされ、それらの外周に前
記連結部材36のスプライン溝36aに嵌合する8条の
スプライン歯32aが形成されている。したがって、一
対のプレート32A,32Bは、連結部材36とのスプ
ライン係合で回り止めされる。一対のプレート32A,
32Bの軸方向位置規制は、連結部材36のスプライン
溝36aを横断して周回する2条の溝にそれぞれ嵌め込
まれた、先の実施形態のリテーナに相当する一対のスナ
ップリング37A,37Bによりなされる。一方のプレ
ート32Bは、その端面を外側のスナップリング37B
に当接させて軸方向支持され、他方のプレート32A
は、その背後に配設された付勢手段としての皿ばね形の
スプリング33を介してリテーナを構成する内側のスナ
ップリング37Aに当接させて軸方向支持される。した
がって、この形態では、両スナップリング37A,37
Bの溝間の軸方向長さの設定がスプリング33に所定の
セット荷重を負荷するように定められる。また、この形
態では、連結部材36のスプライン溝36a間の山側が
摩擦ディスク31とそれに固定された捩れダンパ2のア
センブリ段階での心ずれ防止手段として機能する。
【0035】この形態における捩れダンパ2とトルクリ
ミッタ3は、スナップリング止めにより相互に外れ止め
連結されて、1組の集合部品として取扱い可能な組立体
を構成する。そして、この場合のトルクリミッタ3のプ
レート32A,32B側のフライホイール1(機関出力
軸X)に対する心出しも、連結部材36とフライホイー
ル1に跨るノックピン5により組立体のフライホイール
1への取付け時になされ、摩擦ディスク31側の軸Yに
対する心出しは、先の第1実施形態の場合と全く同様に
なされる。
【0036】この形態によっても、先の第1実施形態と
同様のトルクリミッタ付ダンパ装置の組立体化の効果が
得られる。そして、特にこの形態の場合、トルクリミッ
タ付ダンパ装置の組立体化のための連結部材36がフラ
イホイール1への取付部材となるため、トルクリミッタ
3を構成する一対のプレート32A,32Bを同一部品
として、部品品種数を削減することもできる。
【0037】次に、図5〜図8は本発明の第3実施形態
を示す。この形態は、一対のプレート32A,38が、
それらプレートの一方を他方に係合させて回り止め連結
され、一方のプレート38にフライホイール1への取付
手段4が設けられた構成とされている。先の第2実施形
態と比較すると、一方のプレート32Bを連結部材36
と一体化させた点が基本的に相違し、この変更に伴いセ
ット荷重の負荷手段も相違する。以下、相違点のみ説明
する。この形態では、一方のプレートを兼ねる連結部材
38は、フライホイール1の外径に実質上相当する外径
の厚肉の環状部材とされ、その内周側は、実質上摩擦デ
ィスク31の摩擦材の内外径差に相当する径差の段付孔
とされている。更に、フライホイール1に面する側の側
面には、図8に示すように、放射方向に延びる複数の溝
38aが形成されている。
【0038】他方のプレート32Aは、その外周から放
射方向に張出す複数の突起部32aを有し、これらの突
起部32aがそれぞれ連結部材38の前記溝38aに嵌
め合わされて連結部材38と他方のプレート32Aとの
回り止めとされている。他方のプレート32Aの軸方向
位置規制は、連結部材38の端面に当て付けられた環状
板部材39でなされる。他方のプレート32Aは、その
背後に配設された付勢手段としての皿ばね形スプリング
33を介してリテーナを構成する環状板部材39に当接
させて軸方向支持される。したがって、この形態では、
連結部材38の大径孔部の軸方向長さの設定がスプリン
グ33に所定のセット荷重を負荷するように定められ
る。また、この形態では、連結部材38の大径孔部が摩
擦ディスク31とそれに固定された捩れダンパ2のアセ
ンブリ段階での心ずれ防止手段として機能する。
【0039】この形態においてリテーナを構成する環状
板部材39は、図7に示すように、フライホイール1へ
の当接側からのボルト6締めにより連結部材38に締結
される。なお、環状板部材39には他方のプレート32
Aの突起形成部に対応する位置には、図5に示すよう
に、ピン35’の通し孔が形成され、これらの孔を通し
たピン35’の先端を他方のプレート32Aの対応する
孔にかしめることで他方のプレート32Aの軸回り回転
をなくす軸方向摺動ガイドとしている。
【0040】こうした構成からなる捩れダンパ2とトル
クリミッタ3は、ボルト6締めにより相互に外れ止め連
結されて、1組の集合部品として取扱い可能な組立体を
構成する。この場合のトルクリミッタ3の連結部材38
のフライホイール1に対する心出しも、摩擦ディスク3
1側の軸Yに対する心出しともに先の第2実施形態の場
合と同様になされる。
【0041】この形態による場合、前記の組立体化の効
果が得られるほか、トルクリミッタ3を構成する一方の
プレートが他方のプレート32Aとの連結部材38とな
り、かつ組立体のフライホイール1への取付部材となる
ため、両プレート間の連結強度とフライホイール1への
取付強度が向上する。また、この形態では、連結部材3
8の重量が大きくなるため、連結部材38延いてはトル
クリミッタ3の慣性質量が大きくなるため、トルクリミ
ッタ3にある程度のフライホイール効果を持たせること
ができる。
【0042】最後に、図9及び図10は本発明の第4実
施形態を示す。この形態は、前記各実施形態とは異な
り、トルクリミッタ付ダンパ装置は、フライホイール1
に捩れダンパ2とトルクリミッタ3とを組込んだ組立体
とされ、ドライブプレート7を介して機関の出力軸Xに
連結される。この形態の場合、前記第3実施形態とは逆
に、他方のプレートが連結部材と一体化され、更にそれ
らがフライホイール1とも一体化された構成とされてい
る。この場合のフライホイール1は、その外周側の厚肉
部を連結部材との一体化に伴い後方に延長され、その延
長部を放射方向に切欠く、図10に配列を示すような周
方向等間隔配置の8個の溝1aが形成されている。
【0043】そして、これらの溝1aの内端側に嵌る同
数のスプライン歯32aを外周から突出形成された一方
のプレート32Bが摩擦ディスク31を挟んでフライホ
イール1に対峙して配置され、一方のプレート32Bは
その背後に配置された皿ばね形のスプリング33を介し
てフライホイール1の厚肉部内周にスナップリング37
B止めされている。この形態では、フライホイール1の
厚肉部にドライブプレート7への取付手段としての埋め
込みボルト4Aが、それらのヘッド部を各溝1aに没入
させる形態で配置されている。なお、この形態では、ト
ルクリミッタ付ダンパ装置がフライホイール1の一体化
で重量部品となるのに対して、ドライブプレート7が薄
肉のプレス品等からなる撓み易い部品となることから、
フライホイール1には機関出力軸Xの軸端の穴に嵌め込
む心出し用のボス部1bが形成されている。
【0044】こうした構成からなる捩れダンパ2及びト
ルクリミッタ3は、フライホイール1へのスナップリン
グ37B止めにより相互に外れ止め連結されて、フライ
ホイール1に組込まれた1組の集合部品として取扱い可
能な組立体を構成する。この場合のトルクリミッタ3の
プレート側の機関出力軸Xに対する心出しは、上記のよ
うにトルクリミッタ3のプレートと一体のフライホイー
ル1のボス部1bの機関出力軸Xの軸端の穴への嵌合に
より、組立体のドライブプレート7への取付け時になさ
れ、摩擦ディスク側の軸Yに対する心出しは、先の各実
施形態の場合と同様になされる。
【0045】なお、この形態におけるトルクリミッタ付
ダンパ装置のドライブプレート7への取付けに関して、
機関出力軸Xの周囲に軸方向の作業スペースがないこと
を想定して、フライホイール1側に埋め込んだボルト4
Aをナット4B締めでドライブプレート7に締め込む形
態を例示したが、この固定方法に代えて、ナット4Bを
溶接等でドライブプレート7側に固定し、フライホイー
ル1側からボルトをねじ込む固定方法とすることもでき
る。また、前記ナット4B締めによるドライブプレート
7への取付け構成を採る場合、トルクリミッタ付ダンパ
装置を先にスプライン嵌合で伝動装置側に組付け、その
後に機関側に連結させる組立手順を採ることも可能であ
る。
【0046】かくして、この第4実施形態によれば、捩
れダンパ2とトルクリミッタ3の機関への組付け順序の
制約となっていたフライホイール1を、捩れダンパ2と
トルクリミッタ3に組合せた組立体とすることで、機関
への組付け順序の制約をなくすことができる。更に、こ
れによりフライホイール1も含めたトルクリミッタ付ダ
ンパ装置を先に伝動装置側に組付けた後の機関と伝動装
置の連結も可能となる。
【0047】以上、本発明の技術思想の理解の便宜のた
めに、4つの実施形態を基に説明したが、本発明は、例
示の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範
囲の個々の請求項に記載の事項の範囲内で、種々に具体
的な構成を変更して実施することができるものである。
例えば、捩れダンパとトルクリミッタのフライホイール
及び動力伝達軸への連結順序に関して、例示の各実施形
態とは逆に、捩れダンパをフライホイールに連結し、ト
ルクリミッタを動力伝達軸へ連結する連結関係を採るこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトルクリミッタ付
ダンパ装置を機関出力軸への取付け状態で示す軸方向断
面である。
【図2】第1実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を
伝動装置連結側からみた半截正面図である。
【図3】第2実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を
機関出力軸への取付け状態で示し、図4のA−A方向に
みた軸方向断面である。
【図4】第2実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を
伝動装置連結側からみた半截正面図である。
【図5】第3実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を
機関出力軸への取付け状態で示す軸方向断面である。
【図6】第3実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を
伝動装置連結側からみた半截正面図である。
【図7】図6のB−B部分断面図である。
【図8】図5のC−C断面図である。
【図9】第4実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置を
機関出力軸への取付け状態で示す軸方向断面である。
【図10】第4実施形態のトルクリミッタ付ダンパ装置
を伝動装置連結側からみた半截正面図である。
【図11】従来のトルクリミッタ付ダンパ装置を機関出
力軸への取付け状態で示す軸方向断面である。
【符号の説明】
X 出力軸 Y 動力伝達軸 1 フライホイール 2 捩れダンパ 21,22 ダンパディスク 22b スプライン 23 捩れ吸収スプリング 3 トルクリミッタ 31 摩擦ディスク 32A,32B プレート 33 皿ばね(付勢手段) 34,37A,37B,39 リテーナ(荷重設定手
段) 35,36,38 連結部材(荷重設定手段) 4,4A ボルト(取付手段) 7 ドライブプレート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸と
    の間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダン
    パ装置であって、 伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフ
    ライホイールと、 締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力
    伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間
    の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと
    動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルク
    リミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置
    において、 前記トルクリミッタは、セット荷重負荷状態で捩れダン
    パに連結され、捩れダンパと組合された組立体とされた
    ことを特徴とするトルクリミッタ付ダンパ装置。
  2. 【請求項2】 前記トルクリミッタと捩れダンパとから
    成る組立体は、機関の出力軸に連結済みのフライホイー
    ルに取付けられる、請求項1記載のトルクリミッタ付ダ
    ンパ装置。
  3. 【請求項3】 前記組立体は、ノックピンを介するフラ
    イホイールへの位置決めにより機関の出力軸に対して心
    出しされる、請求項1又は2記載のトルクリミッタ付ダ
    ンパ装置。
  4. 【請求項4】 前記トルクリミッタは、捩れダンパに連
    結された摩擦ディスクと、該摩擦ディスクを挟んで相互
    に回り止め連結された一対のプレートと、それら一対の
    プレートを摩擦ディスクに押圧する付勢手段と、該付勢
    手段にセット荷重を負荷する荷重設定手段とから成る、
    請求項1、2又は3記載のトルクリミッタ付ダンパ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記一対のプレートは、それらプレート
    とは別体の連結部材により回り止め連結され、一方のプ
    レートにフライホイールへの取付手段が設けられた、請
    求項4記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
  6. 【請求項6】 前記一対のプレートは、それらプレート
    とは別体の連結部材により回り止め連結され、該連結部
    材にフライホイールへの取付手段が設けられた、請求項
    4記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
  7. 【請求項7】 前記一対のプレートは、それらプレート
    の一方を他方に係合させて回り止め連結され、一方のプ
    レートにフライホイールへの取付手段が設けられた、請
    求項4記載のトルクリミッタ付ダンパ装置。
  8. 【請求項8】 前記捩れダンパは、捩れ吸収スプリング
    を介して相互に連結する第1及び第2のダンパディスク
    を有し、第1のダンパディスクの外周側にトルクリミッ
    タの摩擦ディスクが取付けられ、第2のダンパディスク
    の内周に伝動装置の動力伝達軸と係合するスプラインが
    設けられた、請求項1〜7のいずれか1項記載のトルク
    リミッタ付ダンパ装置。
  9. 【請求項9】 機関の出力軸と伝動装置の動力伝達軸と
    の間に介挿され、前記両軸間の捩れ振動を吸収するダン
    パ装置であって、 伝動装置側から機関の出力軸に締結手段で連結されるフ
    ライホイールと、 締結手段の径方向位置より径方向内側で伝動装置の動力
    伝達軸に連結され、フライホイールと動力伝達軸との間
    の捩れ振動を吸収する捩れダンパと、フライホイールと
    動力伝達軸との間で伝達されるトルクを制限するトルク
    リミッタとから構成されるトルクリミッタ付ダンパ装置
    において、 前記トルクリミッタ付ダンパ装置は、フライホイールに
    捩れダンパとトルクリミッタとを組込んだ組立体とさ
    れ、ドライブプレートを介して機関の出力軸に連結され
    ることを特徴とするトルクリミッタ付ダンパ装置。
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