JP2010286043A - トルクリミッタ装置 - Google Patents
トルクリミッタ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010286043A JP2010286043A JP2009140029A JP2009140029A JP2010286043A JP 2010286043 A JP2010286043 A JP 2010286043A JP 2009140029 A JP2009140029 A JP 2009140029A JP 2009140029 A JP2009140029 A JP 2009140029A JP 2010286043 A JP2010286043 A JP 2010286043A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque limiter
- transmission
- torque
- limiter device
- drive member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Abstract
【解決手段】この装置は、外周部に摩擦連結面14bを有するフライホイール5と、外周部に摩擦材26を有するクラッチプレート20と、スプラインハブ22と、トーションスプリング23と、伝達トルク制限部7と、流路40と、を備えている。伝達トルク制限部7は、クラッチプレート20の摩擦材26を摩擦連結面14bとの間で狭持して、フライホイール5からトランスミッション側の軸に伝達されるトルクを制限する。流路40は、フライホイール5及び伝達トルク制限部7に形成され、伝達トルク制限部7の外周部に溜まった異物を伝達トルク制限部7の外部に排出するためのものである。
【選択図】図4
Description
図1に本発明の一実施形態としてのフライホイール付きトルクリミッタ装置の断面図を示す。また、図2に、フライホイール付きトルクリミッタ装置の正面図の一部を示す。図1においては、図示していないが、左側にエンジンが配置され、右側にトランスミッションが配置されている。
フライホイール5は、円板状の部材であり、中心部に孔5aを有するとともに、内周部から径方向中間部にかけて円板部10を有している。また、円板部10の外周側には質量部11が設けられている。中心部の孔5aはクランク軸2の端面に形成されたインロウ部2aに嵌合され、これにより、フライホイール5とクラン軸2との径方向の位置決めがなされている。
クラッチディスク組立体6は、主に、入力側部材としてのクラッチプレート20及びリティーニングプレート21と、出力側部材としてのスプラインハブ22と、クラッチプレート20及びリティーニングプレート21とスプラインハブ22とを弾性的に連結する複数のトーションスプリング(ダンパー機構)23と、を有している。
伝達トルク制限部7は、図1〜図3に示されるように、前述の摩擦材26と、摩擦材26をフライホイール5の摩擦連結面14bとの間で挟持するプレッシャリング32と、コーンスプリング33と、支持部材としてのカバー部材34と、を有している。プレッシャリング32、コーンスプリング33は、摩擦材26とともにフライホイール5の収容部14に収容されている。
次に流路40について詳細に説明する。前述のように、プレッシャリング32の係合突起32aがフライホイール5の係合凹部14cに係合しているが、図4から明らかなように、係合突起32aの外周端面と係合凹部14cの最大内周面との間には隙間が形成されている。また、コーンスプリング33の外径は、図3から明らかなように、フライホイール5の径方向位置決め面14aの径よりも小径である。したがって、コーンスプリング33の外径と係合凹部14cの最大内周面との間には十分は隙間が確保されている。さらに、カバー部材34は、図2から明らかなように、凹部34aがフライホイール5の係合凹部14cと同じ角度位置になるように配置されている。すなわち、カバー部材34の凹部34aとフライホイール5の係合凹部14cとは軸方向において重なるように配置されている。
このような構成では、コーンスプリング33による付勢力と、摩擦材26の摩擦係数と、摩擦連結部の有効半径によって伝達可能なトルクが決定され、この伝達可能トルクを上回るトルクがエンジン側から入力されると、摩擦連結部において滑りが生じ、伝達トルクは所定のトルクに制限される。
以上のようなトルクリミッタ装置を組み立てる場合は、まず、クラッチディスク組立体6を組み立てておく。次に、フライホイール5のボルト装着孔にボルト12を挿入する。そして、フライホイール5の収容部14に、クラッチディスク組立体6、プレッシャリング32、コーンスプリング33の順に配置し、最終的にカバー部材34をリベット36によってフライホイール5に固定する。
(1)伝達トルク制限部7の外周部に流路40が設けられているので、装置内部に侵入した泥水等の異物を効率的に外部に排出することができる。このため、摩擦材26を含む各部の摩耗や損傷を抑えることができる。また、安定した伝達トルク制限機能を実現できる。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
2 クランク軸
3 トランスミッション入力軸
5 フライホイール(ドライブ部材)
6 クラッチディスク組立体
7 伝達トルク制限部
14b 摩擦連結面
14c 係合凹部
20 クラッチプレート(入力側部材)
21 リティーニングプレート(入力側部材)
22 スプラインハブ(出力側部材)
23 トーションスプリング
26 摩擦材
32 プレッシャリング
32a 係合突起
33 コーンスプリング
34 カバー部材(支持部材)
40 流路
Claims (5)
- エンジン側部材からトランスミッション側の軸に伝達されるトルクを制限するためのトルクリミッタ装置であって、
エンジン側の部材に装着可能であり、外周部に摩擦連結面を有するドライブ部材と、
外周部に摩擦材を有する入力側部材と、
前記トランスミッション側の軸に係合可能な係合部を有する出力側部材と、
前記入力側部材と前記出力側部材とを円周方向に弾性的に連結するダンパー機構と、
前記入力側部材の摩擦材を前記ドライブ部材の摩擦連結面との間で狭持して、前記ドライブ部材から前記トランスミッション側の軸に伝達されるトルクを制限する伝達トルク制限部と、
前記ドライブ部材及び前記伝達トルク制限部に形成され、前記伝達トルク制限部の外周部に溜まった異物を前記伝達トルク制限部の外部に排出するための流路と、
を備えたトルクリミッタ装置。 - 前記ドライブ部材は、円周方向に並べて形成され径方向外方に窪む複数の凹部を有し、
前記伝達トルク制限部は、
前記入力側部材の摩擦材を挟んで前記摩擦連結面と対向して配置され、外周部に前記ドライブ部材の複数の凹部に係合する複数の係合部を有するプレッシャリングと、
外径が前記ドライブ部材の凹部の最大内径よりも小さく、前記プレッシャリングを前記摩擦連結面に押圧するためのコーンスプリングと、
前記ドライブ部材に固定され、前記コーンスプリングを支持する支持部材と、
を有し、
前記支持部材は、前記コーンスプリングの外周と前記凹部との間に形成された隙間の一部が外方に露出するように開放部を有しており、
前記流路は、前記コーンスプリングの外周と前記凹部との間に形成された隙間と、前記支持部材の開放部と、を含む、
請求項1に記載のトルクリミッタ装置。 - 前記支持部材は環状に形成されたプレートであり、内周部において前記ドライブ部材の複数の凹部と軸方向において少なくとも一部が重なる位置に、径方向外方に窪む複数の凹部を有している、請求項2に記載のトルクリミッタ装置。
- 前記プレッシャリングの複数の係合部のそれぞれは径方向外方に突出する突起であり、
前記プレッシャリングと前記支持部材とは1つのプレート部材から形成されたものである、
請求項3に記載のトルクリミッタ装置。 - 前記支持部材は円周方向に並べて配置された複数のプレート部材を有している、請求項1から4のいずれかに記載のトルクリミッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009140029A JP5180915B2 (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | トルクリミッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009140029A JP5180915B2 (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | トルクリミッタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010286043A true JP2010286043A (ja) | 2010-12-24 |
JP5180915B2 JP5180915B2 (ja) | 2013-04-10 |
Family
ID=43541895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009140029A Active JP5180915B2 (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | トルクリミッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5180915B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012229006A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Honda Motor Co Ltd | 車両用駆動装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013992A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-15 | Aisin Aw Co Ltd | トルクリミッタ付ダンパ装置 |
JP2003194095A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-07-09 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
JP2009085318A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
-
2009
- 2009-06-11 JP JP2009140029A patent/JP5180915B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013992A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-15 | Aisin Aw Co Ltd | トルクリミッタ付ダンパ装置 |
JP2003194095A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-07-09 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
JP2009085318A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Aisin Seiki Co Ltd | トルク変動吸収装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012229006A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Honda Motor Co Ltd | 車両用駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5180915B2 (ja) | 2013-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106870588B (zh) | 摩托车用离合器装置 | |
JP4999898B2 (ja) | トルクリミッタ装置 | |
JP6637788B2 (ja) | クラッチ装置 | |
JP2003194095A (ja) | トルク変動吸収装置 | |
JP2017101810A (ja) | モータサイクル用クラッチ装置 | |
WO2010143468A1 (ja) | トルクリミッタ装置 | |
JP2011226572A (ja) | トルクリミッタ付きダンパ装置とその取付構造 | |
WO2014185182A1 (ja) | モータサイクル用クラッチ装置 | |
JP2004125074A (ja) | 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置 | |
JP5180915B2 (ja) | トルクリミッタ装置 | |
JP7340346B2 (ja) | トルクリミッタ付きダンパ装置 | |
US8382597B2 (en) | Vibration damper | |
JP5162401B2 (ja) | 多板式クラッチ | |
JP2010286044A (ja) | トルクリミッタ装置 | |
JP2020143760A (ja) | 多板式摩擦クラッチ | |
JP2011027122A (ja) | トルクリミッタ装置 | |
JP2011185359A (ja) | トルクリミッタ付きダンパ装置 | |
JP7417397B2 (ja) | トルクリミッタ及び動力伝達装置 | |
JP5525435B2 (ja) | トルクリミッタ付き軸継手 | |
CN110382906B (zh) | 具有摩擦垫圈的离合器盘 | |
JP2010084946A (ja) | トルク変動吸収装置 | |
JP4326414B2 (ja) | トルクリミッタ装置の製造方法、及びトルクリミッタ装置の組み付け方法 | |
JP2010216524A (ja) | 車両用トルクリミッタ装置 | |
US20230034082A1 (en) | Damper device | |
CN112594330B (zh) | 动力传递装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120710 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120907 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5180915 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |