JPS6247402A - 金属磁性粉末及びその製造方法 - Google Patents

金属磁性粉末及びその製造方法

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JPS6247402A
JPS6247402A JP60186438A JP18643885A JPS6247402A JP S6247402 A JPS6247402 A JP S6247402A JP 60186438 A JP60186438 A JP 60186438A JP 18643885 A JP18643885 A JP 18643885A JP S6247402 A JPS6247402 A JP S6247402A
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magnetic
powder
magnetic powder
metallic powder
compound
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JP60186438A
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English (en)
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Ryosuke Isobe
磯辺 亮介
Yoshitaka Yasufuku
安福 義隆
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は金属磁性粉末及びその製造方法に関し、特に磁
気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁気記録媒体
に用いて好適な金属磁性粉末及びその製造方法に関する
ものである。
口、従来技術 一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、磁性粉、バイ
ンダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体上に塗布、乾燥
することによって製造される。
磁気テープ、磁気シートのような磁気記録媒体は、オー
ディオ分野やビディオ分野で広く使用されている。この
ような例えば磁気テープは、強磁性粉末をバインダーに
分散させた塗布型のものも使用されているが、最近高密
度記録に対する要望が高まるにつれて磁性粉そのものの
飽和磁化の小さい酸化物磁性粉に代わって飽和磁化が大
きい金属磁性粉が使用されるようになってきた。
この記録の高密度化のための金属磁性粉としては近年、
鉄を主成分にする金属磁性粉を用いる技術が種々提案さ
れ、実用化されてきている。この金属磁性粉は、飽和磁
化、保磁力が大きく、高密度記録材料としての性質は優
れている。しかし、その反面表面活性が高いため次のよ
うな主な2つの問題点を有する。
■金属磁性粉の空気中での耐酸化安定性金属磁性粉を空
気中に放置しておくと、酸化の進行により磁気特性の劣
化が徐々に起こるとともに、発熱性があり最悪の場合に
は外部からの熱、衝撃等で自然発火してしまう。
■バインダーに対する分散性 金属磁性粉をバインダーに分散させる際、表面活性が高
いため分散性が悪く、分散させるのが困難で、極端な場
合には塗料中でバインダー用樹脂をゲル化してしまう。
そこで、これらの問題点を改善するために例えば次のよ
うな工夫が試みられている。
+l)金属磁性粉を有機溶剤に浸漬した後に有機物を徐
々に揮発させる方法(特開昭49−97738号及び5
2−54998号明細書)。
(2)金属磁性粉末と高級脂肪酸塩粉末とを有機溶剤中
で攪拌混合し、粒子表面に高級脂肪酸基を含む膜を形成
する方法(特開昭49−97738号明細書)。
(3)酸素分圧を調整した雰囲気中にて金属磁性粉を処
理する方法(特開昭46−7153号明細書)。   
  ゛(4)金属磁性粉を水溶液中に浸漬した後、粒子
表面を酸化剤(K M n O4等)で強制酸化する方
法(特開昭56−30707号、52−69859号明
細書)。
(5)金属磁性粉を溶剤(水、有機物)に浸漬し、酸素
含有ガスによりバブリング処理する方法(特開昭52−
85054号、56−16601号明細書)。
(6)水蒸気により表面を気相酸化する方法(特公昭3
5−3862号公報、特開昭57−19301号明細書
)。
(7)水または、水酸化アンモニウム、界面活性剤の水
溶液で洗浄又は処理する方法(特開昭46−5057号
、同50−104903号、同51−33758号、同
54−136696号、同56−51029号、同57
−85206号明細書)。
しかしながら、これらの方法はいずれも次のような欠点
を有している。
(1)の方法は、上記■の欠点を一応克服できるが、■
の分散性の点では問題がある。
(2)の方法は、上記■、■の点では一応満足できるが
、有機溶媒に難溶な金属塩を用いるため、反応が不均一
になり一様の表面性状の金属磁性粉末を得難く、これを
得ようとすると手間と時間がかかる。
(3)の方法は、実験室レベルでは可能であるが、酸素
分圧の調整は実際の製造上は難しく、かつ上記■の点の
改善が不十分である。
(4)の方法は、上記■の点については良いが、反応の
コントロールが難しく、また水系中で処理するため、磁
性特性の劣化が大きい。
(5)の方法において、ガスによるバブリングは、酸化
の均一性を得るのが難しく、また生成物のコントロール
が困難であり、上記■の点で不充分である。
(6)の方法は、気相反応であり、系のコントロールが
難しく生成物のバラツキが大きくなる。
(7)の方法において、水または水酸化アンモニウム等
で洗浄する方法は、■の欠点を一応克服できるが、水で
洗浄後、溶剤での洗浄等があり、プロセスが多く、また
、空気中での乾燥を含む場合には、発火を起こすような
危険な場合もある。
また、水及び界面活性剤に強磁性金属粉末を浸漬した場
合には、pHコントロールや溶存酸素の量等をコントロ
ールしないと、強磁性金属粉の飽和磁化の低下が著しく
、3時間程度の浸漬で20〜30%の飽和磁化値が低下
してしまい、■の点では見掛は上良くなるが磁性粉とし
ての特徴である高飽和磁化の性質が失われてしまう場合
がある。
以上のように、従来の強磁性金属粉末の処理方法はいず
れも上記■及び■の欠点を改善できるものではなかった
り、製造上問題がありその改善が望まれていた。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、安定性及び分散性共に優れた金属磁性
粉末を提供することにある。
本発明の他の目的は、そうした金属磁性粉末を工業的に
簡便かつ安定に製造できる方法を提供することにある。
二0発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、下記一般式で表わされる化合物が粒子
表面に被着されている金属磁性粉末に係るものである。
一般式: (但、Aは水酸基或いは一〇M (Mはアルカリ金属)
で表わされる基、又は で表わされる基、n、mは1〜50の実数である。)ま
た、本発明は、下記一般式で表わされる化合物を含有す
る有機溶媒に金属磁性粒子を浸漬し、攪拌して(更には
減圧乾燥して)、前記金属磁性粒子の表面に前記化合物
を被着させ、かつこの化合物層を安定化する金属磁性粉
末の製造方法も提供するものである。
一般式: (但、Aは水酸基或いは一〇M (Mはアルカリ金属)
で表わされる基、又は で表わされる基、n、mは1〜50の実数である。)本
発明によれば、上記一般式の化合物(以下、「本発明の
化合物」と称する。)が表面に被着されているので、金
属磁性粉末の耐酸化安定性が向上し、かつ磁性塗料中へ
の分散性が良好となる。
しかも、本発明の化合物は、芳香環を含んでいるので、
磁性層の熱的、機械的特性劣化を防止することができ、
分散性を充分に保持しながら磁性層の耐久性(スチル画
像安定性)、耐熱性等を向上させ、高出力、高S/N比
を得ることができる。
本発明の化合物について、上記一般式中のn、mは1〜
50とすべきであり、1〜30が好ましく、更に好まし
くは2〜20であるときは本発明の効果を充二分に発揮
できる。
また、フェニル基は親油性を呈し、かつエチレングリコ
ール残基(+cH2CH20−)−)は親水性を呈する
ので、これら側基の比率(特に、n及びRの種類)を調
整することによって、適切なHLB(Hydrophi
lic −L 1pophilic −Ba1ance
 :親水性−親油性バランス)を得ることができる。
本発明の化合物において、上記一般式中、Aがである場
合は、ジエステル体となるが、使用に際しては、このジ
エステル体とAが水酸基であるモノエステル体とを併用
すれば好ましい特性の媒体が得られる。勿論、モノエス
テル体とジエステル体とを夫々単独で使用してもよい。
また、上記一般式中のAとして、−〇Na、−OKある
いは本発明にかかる化合物のバリウム塩等を適用してよ
いが、この場合は磁性粉を本発明の化合物で前処理した
後に塗料中に添加するのがよい。
また、本発明の化合物において、上記一般式中のnSm
を選択することによって、その化合物のHLBを8〜1
4とするのが望ましい。即ちHLBが8より小さいと親
油性が強くなり、また14より大きいと親水性が強くな
り、いずれの場合も磁性塗料等の分散剤として分散不良
や分散経時安定性の面で好ましくないことがある。
本発明の化合物の磁性粉への被着量には適切な範囲があ
り、磁性粉100重量部に対して0.1〜6重量部がよ
り、0.5〜5重量部が更によい。被着量を0.1重量
部以上とすることによって分散性、耐久性等を充分とし
、層の表面性を良くし、また6重量部以下とすることに
よって塗料の粘度を充分として膜厚の制御をし易くなる
本発明の化合物の具体例は以下の通りであるが、これら
に限定されるものではない。これらの化合物の合成法は
以下の通りであってよい。即ち、フェノールをKOHの
存在下に加圧下でエチレンオキサイドと反応させ、ポリ
オキシエチレン化されたフェニルエーテルとしたのち、
これに五酸化リン又はオキシ塩化リンを反応させて、本
発明のリン酸エステルとする。
翫イヒ画 (31示イをり誓で11シシメコ≧〉 モンlシiミイ七ン(ミ1Pす(]) すなわち、例えば例示化合物■では、 及びモノエステルとジエステルの混合物が包含される。
本発明の化合物は有機溶剤に溶解せしめられ、そしてこ
の溶剤中に浸漬されて本発明の金属磁性粉末を得るが、
この場合、有機溶剤は本発明の化合物と有機溶剤の合計
に占める割合が、50w t%より大きいのがよい。ま
た、有機溶剤中に磁性粉と本発明の化合物を存在させた
状態で1〜10時間、好ましくは3〜8時間充分混合攪
拌し、必要に応じて溶媒を濾別して乾燥する。磁性粉1
00重量部に対して前記化合物を0.1〜6重量部、好
ましくは0.5〜5重量部用いるのがよい。処理時間や
粉に対する量が少ないと、磁性粉の表面改質の効果は少
なく、また粉に対する量が多すぎると、余分な前記化合
物の磁性層への混入があり、媒体の特性に影響する場合
がある。
なお、有機溶剤としては、シクロヘキサノン、メタノー
ル、エタノール、メチルエチルケトン、トルエン、酢酸
エチル、アセトンなどがある。
本発明の化合物は、勿論レシチン等の他の分散剤と併用
してよいが、併用することが望ましいことがある。
本発明の金属磁性粉末を磁性層に用いた磁気記録媒体に
おいて、磁性層のバインダー樹脂として少なくともポリ
ウレタンを使用できるが、これは、ポリオールとポリイ
ソシアネートとの反応によって合成できる。使用可能な
ポリオールとしては、フタル酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、三量化リルイン酸、マレイン酸などの有機二塩基
酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、ジエチレングリコールなどのグリコ
ール類もしくはトリメチロールプロパン、ヘキサントリ
オール、グリセリン、トリメチロールエタン、ペンタエ
リスリトールなどの多価アルコール類もしくはこれらの
グリコール類および多価アルコール類の中から選ばれた
任意の2種以上のポリオールとの反応によって合成され
たポリエステルポリオール;または、S−カプロラクタ
ム、α−メチル−1−カプロラクタム、S−メチル−3
−カプロラクタム、T−ブチロラクタム等のラクタム類
から合成されるラクトン系ポリエステルポリオール;ま
たはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイドなどから合成されるポリエーテルポリオ
ール等が挙げられる。
これらのポリオールは、トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネー
ト、メタキシリレンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物と反応せしめ、これによってウレタン化したポ
リエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタンや
、ホスゲンやジフェニルカーボネートでカーボネート化
したポリカーボネートポリウレタンが合成される。
これらのポリウレタンは通常は主として、ポリイソシア
ネートとポリオールとの反応で製造され、そして遊離イ
ソシアネート基及び/又はヒドロキシル基を含有するウ
レタン樹脂またはウレタンプレポリマーの形でも、ある
いはこれらの反応性末端基を含有しないもの(例えばウ
レタンエラストマーの形)であってもよい。
ポリウレタン、ウレタンプレポリマー、ウレタンエラス
トマーの製造方法、硬化架橋方法等については公知であ
るので、その詳細な説明は省略する。
なお、本発明では、バインダー樹脂として上記のポリウ
レタンと共に、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系
共重合体も含有せしめれば、磁性層に適用する場合に磁
性粉の分散性が向上し、その機械的強度が増大する。但
、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体のみ
では層が硬くなりすぎるがこれはポリウレタンの含有に
よって防止でき、支持体又は下地層との接着性が良好と
なる。
使用可能なフェノキシ樹脂には、ビスフェノールAとエ
ピクロルヒドリンの重合より得られる重合体であり、下
記一般式で表わされる。
(但、nヴ82〜13) 例えば、ユニオンカーバイド社製のP K HC。
PKHH,PKHT等がある。
また、使用可能な上記の塩化ビニル系共重合体としては
、 一般式: で表されるものがある。この場合、 におけるl及びmから導き出されるモル比は、前者のユ
ニットについては95〜50モル%であす、後者のユニ
ットについては5〜50モル%である。また、Xは塩化
ビニルと共重合し得る単量体残基を表わし、酢酸ビニル
、ビニルアルコール、無水マレイン酸等からなる群より
選ばれた少なくとも1種を表わす。(J+m)として表
わされる重合度は好ましくは100〜600であり、重
合度が100未満になると磁性層等が粘着性を帯び易り
、600を越えると分散性が悪くなる。上記の塩化ビニ
ル系共重合体は、部分的に加水分解されていてもよい。
塩化ビニル系共重合体として、好ましくは塩化ビニル−
酢酸ビニルを含んだ共重合体(以下、「塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体」という。)が挙げられる。塩化ビ
ニル−酢酸ビニル系共重合体の例としては、塩化ビニル
−酢酸ビニル−ビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−無水マレイン酸の各共重合体が挙げられ、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル系共重合体の中でも、部分加水分解さ
れた共重合体が好ましい。上記の塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体の具体例としては、ユニオンカーバイド社
製のrVAGHJ、r V Y HHJ、rVMCHJ
 、積木化学■製の「エスレソクA」、「エスレックA
−5」、「エスレックC」、「エスレックM」、電気化
学工業側製の「デンカビニル1000 G J、[デン
カビニル100OWJ等が使用できる。
また、上記以外にも、バインダー樹脂として繊維素系樹
脂が使用可能であるがこれには、セルロースエーテル、
セールロース無機酸エステル、セルロース有機酸エステ
ル等が使用できる。セルロースエーテルとしては、メチ
ルセルロース、エチルセルロース等が使用できる。セル
ロース無機酸エステルとしては、ニトロセルロース、硫
酸セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。また、
セルロース有機酸エステルとしては、アセチルセルロー
ス、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース等が
使用できる。これら繊維素系樹脂の中でニトロセルロー
スが好ましい。
また、バインダー組成全体については、上述のウレタン
樹脂と、その他の樹脂(フェノキシ樹脂と塩化ビニル系
共重合体等との合計量)との割合は、重量比で90/1
0〜40/60であるのが望ましく、85/15〜45
155が更に望ましいことが確認されている。この範囲
を外れて、ウレタン樹脂が多いと分散が悪くなり易く、
またその他の樹脂が多くなると表面性不良となり易く、
特に60重量%を越えると塗膜物性が総合的にみてあま
り好ましくなくなる。塩化ビニル−酢酸ビニルの場合、
ウレタン樹脂とかなりの自由度で混合でき、好ましくは
ウレタン樹脂は15〜75重量%である。
上記の磁気記録媒体を構成する層のバインダー樹脂とし
ては、前記したものの他、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂が使用されてもよ
い。
熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下、平均
分子量が10.000〜200,000 、重合度が約
200〜2,000程度のもので、例えばアクリル酸エ
ステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステ
ル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−ス
チレン共重合体等が使用される。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、塗布液の状態
では200.000以下の分子量であり、塗布乾燥後に
は縮合、付加等の反応により分子量は無限大のものとな
る。また、これらの樹脂のなかで樹脂が熱分解するまで
の間に軟化または溶融しないものが好ましい。具体的に
は、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、アルキッド樹脂等である。
電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポリマー、
例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ
、ポリエステルアクリルタイプ等が挙げられる。
上記の磁気記録媒体において、磁性層中には、更にカー
ボンブラックを添加してよい。このカーボンブランクは
導電性のあるものが望ましいが、遮光性のあるものも添
加してよい。こうした導電性カーボンブラックとしては
、例えばコロンビアカーボン社製のコンダクテックス(
Conduc tex)975(比表面積250%/g
、粒径24mμ)、コンダクテックス900(比表面積
125m/g、粒径27mμ)、カボット社製のパルカ
ン(Cabot Vulcan)XC−72(比表面積
254n?/g、粒径30mμ)、ラーベン1040.
420、三菱化成■製の#44等がある。遮光性カーボ
ンブラックとしては、例えばコロンビアカーボン社製の
ラーベン2000 (比表面積190m/g、粒径18
mμ) 、2100.1170.1000、三菱化成0
@製の#100 、#75、#40、#35、#30等
が使用可能である。カーボンブラックは、その吸油量が
90m6 (DBP)/100 g以上であるとストラ
フチャー構造をとり易く、より高い導電性を示す点で望
ましい。
上記の磁気記録媒体は、例えば第1図に示すよ・うに、
支持体1上に磁性層2を有している。また磁性層2とは
反対側の面にBCJi3が設けられている。このBC層
は設けられてよいが、設けな(でもよい。磁性層2に使
用される金属磁性粉末としては、Fe 、Ni 、Co
 SFe −Ni −Co合金、Fe−A#金合金Fe
 −Mn−Zn合金、Fe−Ni−Zn合金、Fe −
Co −Ni−Cr合金、Fe −Co −Ni−P合
金、Co−Ni合金等FeNi 、Co等を主成分とす
るメタル磁性粉が挙げられる。また、磁性粉のBET値
は25m/g以上、更には30n?/g以上がよい。磁
性層2にはまた、潤滑剤(例えばシリコーンオイル、グ
ラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、
炭素原からなる脂肪酸エステル等)、研磨剤(例えば溶
融アルミナ)、帯電防止剤(例えばグラファイト)等を
添加してよい。
BC層3に含有せしめられる非磁性粉としては、カーボ
ンブラック、酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム
、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、酸化亜鉛、
α−Fetu3、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、
窒素ホウ素、フッ化亜鉛、二酸化モリブデン、炭酸カル
シウム等からなるもの、好ましくはカーボンブラック及
び/又は酸化チタンからなるものが挙げられる。
また、前記の非磁性粉として、有機粉末、例えばベンゾ
グアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、フタロシアニン系
顔料等を添加してもよい。
また、第1図の磁気記録媒体は、磁性層2と支持体1と
の間に下引き層(図示せず)を設けたものであってよく
、或いは下引き層を設けなくてもよい(以下同様)。ま
た支持体にコロナ放電処理をほどこしてもよい。また、
BC層3にも、本発明に係る化合物を含有させてもよい
また、支持体1の素材としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン等のプラスチック、Al、Zn
等の金属、ガラス、BN、Stカーバイド、磁器、陶器
等のセラミックなどが使用される。
なお、上記の磁性層の塗布形成時には、塗料中に架橋剤
としての多官能イソシアネートを所定量添加しておく。
第2図は、他の磁気記録媒体を示すものであるが、第1
図の媒体の磁性層2上に00層4が設けられている。こ
の00層4は、磁性層2を損傷等から保護するために設
けられるが、そのために滑性が充分である必要がある。
そこで、00層4のバインダー樹脂として、上述の磁性
層2に使用したウレタン樹脂を(望ましくはフェノキシ
樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体を併用して)使用
する。00層4の表面粗さは特にカラーS/Nとの関連
でRa ≦0.01μm、 Rmax≦0.13μmと
するのがよい。この場合、支持体1の表面粗さをRa≦
0.01 u m 、 Rmax≦0.13μmとし、
平滑な支持体1を用いるのが望ましい。
第3図は、磁気ディスクとして構成された磁気記録媒体
を示し、支持体1の両面に上述と同様の磁性層2、oc
14が夫々設けられており、0CN4には上述のウレタ
ン樹脂を主成分とするバインダー樹脂が含有せしめられ
てよい。
ホ、実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
大施炭二上 トルエンll中に、磁性粉200 gを混合し、例示化
合物■4gとともに4時間混合攪拌し、次にトルエンを
濾別後に乾燥して、前処理磁性粉を得た。
下記に示す成分をボールミルに仕込み、分散させた後、
この磁性塗料を1μmフィルターで濾過後、多官能イソ
シアネート5部を添加し、支持体上に3μm厚みに塗布
してスーパーカレンダーをかけ、Aインチにスリットし
てビデオテープとした。
前処理したFe系メタル磁性粉  100重量部ポリウ
レタン (グツドリッチ社製ニスタン5701)  10  〃
フェノキシ樹脂 (ユニオンカーバイド社製PKHH)10  ”レシチ
ン              3 〃アルミナ   
           5 〃シクロへキサノン   
      200〃メチルエチルケトン      
  30〃トルエン             30〃
実施例−1において、例示化合物■に代えて、■ C+、1Hzt  O(CHzCHzO)h  P  
OHた磁性粉を得た。そして、実施例−1と同様にして
、ビデオテープを得た。
上記の各側によるビデオテープについて次の測定を行な
った。
クロマS/N: カラービデオノイズメーターr S hibasoku
925D/IJにより測定した。
ルミS/N:同上。
RF出カニ RF出力測定用VTRデツキを用いて4 M Ilzで
のRF比出力測定し、100回再生後の、当初の出力に
対して低下している値を示した。
(単位:dB) クロマ出カニ同上。
静止画像寿命: 静止画像が2dB低下するまでの時間を分単位で示す。
値が大きい程磁気記録媒体の耐久性、耐摩耗性が高い。
夫々の例のビデオテープの性能を下記表−1に示した。
表−1 上記結果から、本発明に基づいて磁性層を構成すること
によって、テープ性能が著しく向上することが分る。
また、調製した液の停滞安定性を下記表−2で上記の様
に、停滞させると、比較例では角形、粘度とも大きく悪
化する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図、第
2図、第3図は各側による磁気記録媒体の一部分の各拡
大断面図 である。 なお、図面に用いられる符号において、2−〜−−−・
・・−−−−一・磁性層3−−−−−−−・−・−バッ
クコート層(BC層)4・・−一−−−−−−−−−・
オーバーコート層(OC層)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式で表わされる化合物が粒子表面に被着さ
    れている金属磁性粉末。 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ {但、Aは水酸基或いは−OM(Mはアルカリ金属)で
    表わされる基、又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる基、n、mは1〜50の実数である。}2
    、下記一般式で表わされる化合物を含有する有機溶媒に
    金属磁性粒子を浸漬し、撹拌して、前記金属磁性粒子の
    表面に前記化合物を被着させ、かつこの化合物層を安定
    化する金属磁性粉末の製造方法。 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ {但、Aは水酸基或いは−OM(Mはアルカリ金属)で
    表わされる基、又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる基、n、mは1〜50の実数である。}
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02143404A (ja) * 1988-09-12 1990-06-01 Ampex Corp 磁気金属粒子被覆組成物及び記録媒体
JP2007030861A (ja) * 2005-06-22 2007-02-08 Fuji Shoji Kk ホイール

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