JPS626436A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS626436A
JPS626436A JP60143408A JP14340885A JPS626436A JP S626436 A JPS626436 A JP S626436A JP 60143408 A JP60143408 A JP 60143408A JP 14340885 A JP14340885 A JP 14340885A JP S626436 A JPS626436 A JP S626436A
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JP
Japan
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magnetic
charge transfer
magnetic layer
transfer complex
parts
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JP60143408A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Isobe
磯辺 亮介
Akira Kawakami
晃 川上
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁
気記録媒体に関するものである。
口、従来技術 一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、磁性粉、バイ
ンダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体上に塗布、乾燥
することによって製造される。
こうした磁気記録媒体においては従来から、媒体製造の
ための塗布液調製の際、微粒子状の磁性粉をバインダー
樹脂とともに有機溶媒中に分散させるために種々の分散
剤や界面活性剤が使われている。分散剤の例として、油
状レシチンあるいは粉末レシチン、飽和あるいは不飽和
脂肪酸及びこれらの塩、ポリオキシエチレン鎖を有する
炭化水素、高級アルコールの硫酸エステルやリン酸エス
テルなどがある。これらの分散剤は、磁性粉100重量
部に対して0.01〜20重量部の範囲で添加される。
近年、要求される高性能磁気テープ製造のためには、磁
性体粒子の超微粒子化、高BET化が必須であるが、従
来の添加剤では望ましい特性を有する磁気記録層を得る
ことが困難であり、又、実験室内での試作では優れた特
性であっても量産化や生産技術的見地から実用化されな
いものもある。
又、従来技術においては、磁性粉の表面改質によるバイ
ンダー溶液への分散を第一義と考えており、製造された
塗料の安定性、塗布性についての考慮が欠けている。又
、塗布された磁性層中での分散剤の劣化、あるいはテー
プ表面へのしみ出し、あるいは走行性への悪影響をもつ
もの、電磁変換特性を低下させるものも多い。従来の分
散剤は界面活性能があるものを主に用いており、fn磁
性粉の吸着などによる磁性粉の表面改質は界面活性以外
の因子もあることを見おとしている。
さらに、分散性とさらにそれ自身の熱的、化学的安定性
を兼備する添加剤で、かつ生産適性のあるものは従来の
タイプの中には見出せない。
ハ0発明の目的 本発明の目的の第1は、新規な磁性層用の添加物により
、分散安定性を向上させた磁気記録媒体を提供すること
にあり;第2に塗布性、停滞安定性の優れた磁性塗料を
提供することにあり;第3に、前記第1、第2の目的と
相俟って、感度の良好な磁気記録媒体を提供することに
あり;第4に、記録層の耐久性の良好な磁気記録媒体を
提供することにあり;第5に、生産コストの低度な磁気
記録媒体を提供することにある。
二9発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、硼酸エステル誘導体とアミン系化合物
とによって形成される電荷移動錯体が磁性層に含有され
ている磁気記録媒体に係るものである。
本発明によれば、磁性層に上記の電荷移動錯体を含有さ
せているので、磁性粒子の分散が安定化し、塗布性が向
上する。
本発明に使用される硼酸エステル誘導体とは、下記の構
造式のものを含むものである。
但し、式中、Ro、R2、R3、R4は水素原■ 〔但し、O≦n (a+b)+c+d≦40..n=0
.1.2.3、Aはメチル基又はエチル基、Zは水CO
O−M” R−CHCO−基(但し、ここでRは炭素数6〜 Hz COO−M”″ 24の直鎖もしくは分岐アルキル基またはアルケニル基
、M゛は水素イオン、−価のアルカリ金属イー2基 〔但し、ここでm=oまたはl、0≦1+b+c+d+
e+f≦40、Aはメチル基またはエチル基、COO−
M’″ はR−CHCO−基(但し、Rは炭素数6〜24CH。
COO−M” の直鎖もしくは分岐アルキル基またはアルケニル基、M
′″は水素イオン、−価のアルカリ金属イオン又はアン
モニウムイオンを示す。)〕、もしくは、−R+   
Rz−/  R2R4−と結んでCH。
〔但し、0≦a+b+c+d≦40、Aはメチル基また
はエチル基、Zは水素原子または COO−M” (但し、ここでRは炭素数6〜24の直鎖もしくは分岐
アルキル基またはアルケニル基、M゛は水素イオン、−
価のアリカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンを示
す)〕 A CH2 〔但し、O≦a+b+c+d≦40. Aはメチル基ま
たはエチル基、Zは水素原子または COO−M”″ (但し、ここでRは炭素数6〜24の直鎖もしくは分枝
アルキル基またはアルケニル基、M+は水素イオン、−
価のアルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンを示
す)〕となり、かつR+、Rz、R3、R4の合計にお
いて少なくとも1ケがRCHCHtC〇−基もしくは、
R−CHCO−l C00−M”            cHtCOO−
M’″ 基を結合する基であることを要する。
夢資tID団便用諌5石朋蒙エステル躬l暮体ちり橡I
化合物CI) (但し、R+ =C+5Hzs−) (Efi (If) 佃しRx =C+iHs+−) 化合物〔■〕 mL−Rs −C+5Hssj aこ5、 R4〜CI&H31−ン 硼酸エステル誘導体に対しアミン系化合物をほぼ等量と
するか或いはアミン系化合物を多めにしてよい。また、
この電荷移動錯体の磁性層中への添加量には適切な範囲
があり、磁性粉100重量部に対して0.01〜20重
量部がよ<、0.1〜lO重量部が更によい。添加量を
0.1重量部以上とすることによって分散性、耐久性等
を充分とし、層の表面性を良くし、また10重量部以下
とすることによって塗料の粘度を充分として膜厚の制御
をし易くなる。
また、この電荷移動錯体は、プレミックスの段階で添加
してもよいし、ニーダ−などで磁性粉と練り合わせても
よいし、前記処理として磁性粉を分散剤溶液に含浸させ
てもよい。
本発明の電荷移動錯体に加えて、カルボキシル基及び/
又はスルホ基を有する有機染料又は顔料を併用すること
がよい。こうした有機染料又は有機顔料としては、以下
の4つの条件の少なくともいずれか1つの条件を満たし
ていることが望ましい。
1、アゾ系化合物であること。
2、塩の形であること。塩としては、NH,(アンモニ
ウム塩)、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、有機
アミン塩が好ましい。
3、一般式として、以下の骨格を有していること。
R1,R2に炭化水素残基で、少なくともいずれかにカ
ルボキシ基又はスルホ基を有している。
さらに好ましくは次の基本構造式を有しているCzHs
 、OCzHs 、CON HR3、−Hl−OHのい
ずれか。
R”  ニーC1−Noz 、−OCH3、−CH3、
CzHs 、 0CzHs 、 H,C0OH。
−303Hのいずれかを有するフェニル環又はナフタレ
ン、インドール、キノリン環等の縮合環。
Z : −COOH又は−3O,H又はこれらの塩(塩
としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、有機アミン塩)。
わオ。
x:cb、 NOz 、 OCH:l 、 CH3、C
zHs −0CzHs 、 H,C00H−3O3Hの
いずれか。
なお、R3、Xの−COOH,5O3Hに”)いてもZ
と同じく塩を形成してもよい。
4、赤色系統のものであること。
これらの有機染料又は有機顔料の例は下記のiJ!1り
である。
(HswC+*)t A1 又、その他の使用できる例は次のものである。
)i       llSLhl−1 Cl1(J         IJUgI gi−is 以上に示した硼酸エステルmW体とアミン系化合物とを
混合して電荷移動錯体を調製し、この電荷移動錯体と有
機染料又は顔料とを磁気記録媒体の磁性層中に含有せし
めるには、これらの少なくとも1種を水またはトルエン
、メチルエチルケトン、あるいはシクロヘキサノン等の
有機溶媒に溶解し、その溶液に所定の割合で、磁性粉を
浸漬し、攪拌混合した後、濾別し乾燥処理して得られた
処理磁性粉とバインダー樹脂を混練するか、あるいは有
機染料又は顔料の少なくとも1種を磁性粉の分散時に直
接または適当な溶媒に溶解して添加しても良い。さらに
は、磁性塗料の支持体への塗工前に添加することも可能
である。
有機色素化合物と電荷移動錯体は通常、磁性粉に対して
0.01〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%
の範囲で使用されるのが望ましい。混合比率は有機色素
化合物:電荷移動錯体=1:99〜99:1と広い範囲
での使用が可能である。
有機色素化合物を電荷移動錯体を用いて、磁性粉および
結合剤を有機溶剤等で混線分散して得られた磁性塗料は
、分散安定性に優れており、粘度が低く、さらに経時の
停滞安定性も良く、塗布性も著しく優れている。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層のバインダー樹
脂として少なくともポリウレタンを使用できるが、これ
は、ポリオールとポリイソシアネートとの反応によって
合成できる。使用可能なポリオールとしては、フタル酸
、アジピン酸、アゼライン酸、二世化すルイン酸、マレ
イン酸などの有機二塩基酸と、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレン
グリコールなどのグリコール類もしくはトリメチロール
プロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、ペンタエリスリトールなどの多価アルコ
ール類もしくはこれらのグリコール類および多価アルコ
ール類の中から選ばれた任意の2種以上のポリオールと
の反応によって合成されたポリエステルポリオール;ま
たは、S−カプロラクタム、α−メチル−1−カプロラ
クタム、S−メチル−3−カプロラクタム、γ−ブチロ
ラクタム等のラクタム類から合成されるラクトン系ポリ
エステルポリオール;またはエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどから合成さ
れるポリエーテルポリオール等が挙げられる。
これらのポリオールは、トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネ
ート、メタキシリレンジイソシアネート等のイソシアネ
ート化合物と反応せしめ、これによってウレタン化した
ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン
や、ホスゲンやジフェニルカーボネートでカーボネート
化したポリカーボネートポリウレタンが合成される。
これらのポリウレタンは通常は主として、ポリイソシア
ネートとポリオールとの反応で製造され、そして遊離イ
ソシアネート基及′CJa″/又はヒドロキシル基を含
有するウレタン樹脂またはウレタンプレポリマーの形で
も、あるいはこれらの反応性末端基を含有しないもの(
例えばウレタンエラストマーの形)であってもよい。
ポリウレタン、ウレタンプレポリマー、ウレタンエラス
トマーの製造方法、硬化架橋方法等については公知であ
るので、その詳細な説明は省略する。
なお、本発明では、バインダー樹脂として上記のポリウ
レタンと共に、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系
共重合体も含有せしめれば、磁性層に適用する場合に磁
性粉の分散性が向上し、その機械的強度が増大する。但
、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体のみ
では層が硬くなりすぎるがこれはポリウレタンの含有に
よって防止でき、支持体又は下地層との接着性が良好と
なる。
使用可能なフェノキシ樹脂には、ビスフェノールAとエ
ピクロルヒドリンの重合より得られる重合体であり、下
記一般式で表わされる。
(但、nイ82〜13) 例えば、ユニオンカーバイド社製のPKHC。
PKHH,PKHT等がある。
また、使用可能な上記の塩化ビニル系共重合体としては
、 一般式: で表わされるものがある。この場合、 におけるl及びmから導き出されるモル比は、前者のユ
ニットについては95〜50モル%であり、後者のユニ
ットについては5〜50モル%である。また、Xは塩化
ビニルと共重合し得る単量体残基を表わし、酢酸ビニル
、ビニルアルコール、無水マレイン酸等からなる群より
選ばれた少なくとも1種を表わす。(j!+m)として
表わされる重合度は好ましくは100〜600であり、
重合度が100未満になると磁性層等が粘着性を帯び易
り、600を越えると分散性が悪くなる。上記の塩化ビ
ニル系共重合体は、部分的に加水分解されていてもよい
塩化ビニル系共重合体として、好ましくは塩化ビニルー
酢酸ビニルを含んだ共重合体(以下、「塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体」という。)が挙げられる。塩化ビ
ニル−酢酸ビニル系共重合体の例としては、塩化ビニル
−酢酸ビニル−ビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−無水マレイン酸の各共重合体が挙げられ、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル系共重合体の中でも、部分加水分解さ
れた共重合体が好ましい。上記の塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体の具体例としては、ユニオンカーバイド社
製のrVAGHJ、rVYHHJ、rVMcHJ 、積
木化学■製の「エスレックA」、「エスレノクA−5」
、「エスレックC」、「エスレノクM J 、St気化
学工業■製の[デンカビニル100OC;J、「デンカ
ビニル100OWJ等が使用できる。
また、上記以外にも、バインダー樹脂として繊維素系樹
脂が使用可能であるがこれには、セルロースエーテル、
セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エステル
等が使用できる。セルロースエーテルとしては、メチル
セルロース、エチルセルロース等が使用できる。セルロ
ース無機酸エステルとしては、ニトロセルロース、硫酸
セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。また、セ
ルロース有機酸エステルとしては、アセチルセルロース
、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース等が使
用できる。これら繊維素系樹脂の中でニトロセルロース
が好ましい。
また、バインダー組成全体については、上述のウレタン
樹脂と、その他の樹脂(フェノキシ樹脂と塩化ビニル系
共重合体等との合計量)との割合は、重量比で90/1
0〜40/60であるのが望ましく、85/15〜45
155が更に望ましいことが確認されている。この範囲
を外れて、ウレタン樹脂が多いと分散が悪くなり易く、
またその他の樹脂が多くなると表面性不良となり易(、
特に60重景気を越えると塗膜物性が総合的にみてあま
り好ましくなくなる。塩化ビニル−酢酸ビニルの場合、
ウレタン樹脂とかなりの自由度で混合でき、好ましくは
ウレタン樹脂は15〜75重量%である。
本発明の磁気記録媒体を構成する層のバインダー樹脂と
しては、前記したものの他、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂が使用されても
よい。
熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下、平均
分子量が10,000〜200,000 、重合度が約
200〜2,000程度のもので、例えばアクリル酸エ
ステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステ
ル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−ス
チレン共重合体等が使用される。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、塗布液の状態
では200,000以下の分子量であり、塗布乾燥後に
は縮合、付加等の反応により分子量は無限大のものとな
る。また、これらの樹脂のなかで樹脂が熱分解するまで
の間に軟化または熔融しないものが好ましい。具体的に
は、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、アルキッド樹脂等である。
電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポリマー、
例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ
、ポリエステルアクリルタイプ等が挙げられる。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層中には、更にカ
ーボンブラックを添加してよい。このカーボンブランク
は導電性のあるものが望ましいが、遮光性のあるものも
添加してよい。こうした導電性カーボンブラックとして
は、例えばコロンビアカーボン社製のコンダクテックス
(Conductex)975(比表面積250m/g
、粒径24mμ)、コンダクテックス900(比表面積
125m/g、粒径27mμ)、カポット社製のパルカ
ン(Cabot Vulcan)XC−72(比表面積
254m/g、粒径30mμ)、ラーベン1040.4
20、三菱化成■製の#44等がある。遮光用カーボン
ブランクとしては、例えばコロンビアカーボン社製のラ
ーベン2000 (比表面積190耐/g、粒径18m
μ) 、2100.1170.1000、三菱化成側製
の#100 、#75、#40、#35、#30等が使
用可能である。カーボンブランクは、その吸油量が90
m12 (DBP)/100 g以上であるとストラフ
チャー構造をとり易く、より高い導電性を示す点で望ま
しい。
本発明の磁気記録媒体は、例えば第1図に示すように、
支持体1上に磁性N2を有している。また磁性層2とは
反対側の面に80層3が設けられている。このBC層は
設けられてよいが、設けなくてもよい。磁性層2に使用
される磁性粉末、特に強磁性粉末としては、γ−Fez
O,,、Co含含有−Fe203、Fe3O4、CO含
有F e 30 a等の酸化鉄磁性粉iFe、、Ni 
、Co、Fe −Ni −Co合金、Fe−A1合金、
Fe −Mn−Zn合金、Fe −Ni−Zn合金、F
e −Co −Ni −Cr合金、Fe −Co −N
i−P合金、Co −Ni合金等F e % N I 
% Co等を主成分とするメタル磁性粉等各種の強磁性
粉が挙げられる。これらのうち、Co含有酸化鉄やメタ
ル磁性粉が望ましい。
また、磁性粉のBET値は30m/g以上、更には35
m/g以上とするのが望ましい。磁性層2にはまた、潤
滑剤(例えばシリコーンオイル、グラファイト、二硫化
モリブデン、二硫化タングステン、炭素原子数12〜2
0の一塩基性脂肪酸(例えばステアリン酸)と炭素原子
数が13〜26個の一価のアルコールからなる脂肪酸エ
ステル等)、研磨剤(例えば溶融アルミナ)、帯電防止
剤(例えばグラファイト)等を添加してよい。
磁性層2に含有せしめられる非磁性粉(非磁性研磨剤)
としては、カーボンブランク、酸化珪素、酸化チタン、
酸化アルミニウム、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシ
ウム、酸化亜鉛、α−FezOx、タルク、カオリン、
硫酸カルシウム、窒素ホウ素、フッ化亜鉛、二酸化モリ
ブデン、炭酸カルシウム等からなるものが挙げられる。
これら研磨剤は平均粒径0.5μm未満でかつモース硬
度5以上であるのがよい。
また、80層3には、前記の非磁性粉をはじめ、有機粉
末、例えばベンゾグアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、
フタロシアニン系顔料等を添加してもよい。
また、第1図の磁気記録媒体は、磁性層2と支持体1と
の間に下引き層(図示せず)を設けたものであってよ(
、或いは下引き層を設けなくてもよい(以下同様)。ま
た支持体にコロナ放電処理をほどこしてもよい。また、
80層3にも、本発明に係る化合物を含有させてもよい
また、支持体1の素材としては、ポリエチレンテレブタ
レート、ポリプロピレン等のプラスチック、A!、Zn
等の金属、ガラス、BN、Siカーバイド、磁器、陶器
等のセラミックなどが使用される。
なお、上記の磁性層の塗布形成時には、塗料中に架橋剤
としての多官能イソシアネートを所定量添加してお(。
第2図は、他の磁気記録媒体を示すものであ・るが、第
1図の媒体の磁性層2上に00層4が設けられている。
この00層4は、磁性層2を損傷等から保護するために
設けられるが、そのために滑性が充分である必要がある
。そこで、00層4のバインダー樹脂として、上述の磁
性層2に使用したウレタン樹脂を(望ましくはフェノキ
シ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体を併用して)使
用する。00層4の表面粗さは特にカラーS/Nとの関
連でRa ≦0.01μm、、Rmax≦0.13.c
rmとするのがよい。この場合、支持体1の表面粗さを
Ra≦0.otμm% Rmax≦0.13.crmと
し、平滑な支持体1を用いるのが望ましい。
第3図は、磁気ディスクとして構成された磁気記録媒体
を示し、支持体1の両面に上述と同様の磁性層2.00
層4が夫々設けられており、0CN4には上述のウレタ
ン樹脂を主成分とするバインダー樹脂が含有せしめられ
てよい。
ホ、実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき比較例と共に説明
する。以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の
精神から逸脱しない範囲において種々変更しうる。「部
」は重量部を表わす。
〈実施例1〉 Fe系強磁性金属粉         80部ポリウレ
タン (グツドリッチ社製ニスタン5701)    5部フ
ェノキシ樹脂 (ユニオンカーバイド社製PKHH)   2部硼酸エ
ステル誘導体CI)とアミン 系化合物(A)との電荷移動錯体    4部研磨剤(
α−A42zO+)         4部シクロへキ
サノン          200部トルエン    
          30部メチルエチルケトン   
       30部上記組成物をボールミルで充分に
攪拌混合し、硬化剤として多官能イソシアネート(日本
ポリウレタン社製コロネー)L)を3部添加した後、フ
ィルターで濾過した。得られた磁性塗料を厚さ13μm
のポリエチレンテレフタレートベースの表面に、乾燥膜
厚3μmとなるように塗布した。しかる後、スーパーカ
レンダーロールで磁性層を表面加工処理し、所定の厚さ
の磁性層を有する広幅の磁性フィルムを得た。このフィ
ルムをAインチ幅に切断し、ビデオ用の磁気テープを作
成し、試料を得た。
〈実施例2〜20、比較例1〜4〉 実施例1において使用した硼酸エステル誘導体(I)と
アミン系化合物(A)との電荷移動錯体に換えて、前記
に示した硼酸エステル誘導体(n)、[11r)、(I
V)とアミン系化合物(BE、〔CD、CD)の電荷移
動錯体を使用した。その他の組成、方法等は実施例1と
同様である。
以上を表−1に示す。また、比較例として、実施例1に
おいて本発明に係わる電荷移動錯体(〔■〕及び〔A〕
)を表−1に示す様に置き換えで、それぞれ比較例1〜
4とした。
以下余白 表−1 以上の結果を表−2に示す。但し、分散度は、◎:非常
に良好、○:良好、△:やや不良、×:不良とした。こ
れは顕微鏡での目視判定である。
以上の結果より、本発明に基いて硼酸エステル誘導体と
アミン系化合物の電荷移動錯体を用いると、これらの化
合物を単独使用したときよりも分散に有効であることが
わかる。
〈実施例21〜36、比較例5〜21〉Co−TFez
03       100部塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体 (ユニオンカーバイド社製VAGH)    10部ウ
レタンプレポリマー          10部硼酸エ
ステル誘導体とアミン系化合物 の等量混合した電荷移動錯体       3部研磨剤
(α−A2□O1)         4部潤滑剤(ミ
リスチン酸)         1部潤滑剤(ブチルス
テアレート)      1部カーボンブラック   
         1部シクロへキサノン      
     120部トルエン            
   120部上記組成物をボールミルで充分に攪拌混
合し、硬化剤として多官能イソシアネート(日本ポリウ
レタン社製コロネートし)を4部添加した後、フィルタ
ーで濾過した。得られた磁性塗料を厚さ13μmのポリ
エチレンテレフタレートベースの表面に乾燥膜厚3μm
となるように塗布した。しかる後、スーパーカレンダー
ロール(15kg、 70℃)で磁性層を表面加工処理
し、所定厚さの磁性層を有する広幅の磁性フィルムを得
た。このフィルムを5インチ幅に切断し、ビデオ用の磁
気テープを作成した。
上記において、分散剤を表−3、表−4、表−5のよう
に変え、同様にして磁気テープを作成した。但し、実施
例21〜26及び比較例5〜11はBET値30rd/
gのCo  T  FezOzを用い、実施例27〜3
2及び比較例12〜18はBET値40rJ/gのCo
 −r−FezO3を用い、実施例33〜36及び比較
例19〜21はBET値5Qm/gのCo  r  F
ezO3を用いている。下記表において、数字は各化合
物のモル比率を示す。但し、例11〜12は分散剤を磁
性粉に対し5部添加した。
表−5 各側の磁気テープの性能を表6〜8に示した。
塗布性は、グラビアロールコータで塗布した場合、スム
ーザ−を通過させた後のテープについての目視であきら
かに塗布故障のあるものを×、50倍の顕微鏡でわかる
ものへ、スジ、異物のないものをOとした。
また、各特性の測定法は次の通りであった。
クロマS/N:カラービデオノイズメーターr 5hi
basoku 925D/ I Jにより測定し、10
0回後の出力レベ ルを相対値で示した。
ルミS/N  :同上。
RF比出力 :RF出力測定用VTRデツキを用いて4
M1lzでのRF比出力測 定し、100回再生後の、当初の 出力に対して低下している値を 示した(単位:d13) したものを顕微鏡で観察して、明らかに凝集物、異物の
あるものを×、均一な平面が見られるものを○とした。
〈実施例37〉 コバルトを被着した酸化鉄 (B E T40nf/ g )     100部塩
化ビニル−酢酸ビニル 共重合体(前記と同じ)         10部ポリ
ウレタン(前記と同じ)1o部 有機色素化合物(1)         2部硼酸エス
テル誘導体〔I〕と アミン系化合物(A)の 電荷移動錯体             2部カーボン
ブラック           1部研磨剤(α−AI
!20□)        4部シクロへキサノン  
        200部トルエン         
     30部メチルエチルケトン        
 30部上記組成物をボールミルで充分に攪拌混合し、
硬化剤として多官能イソシアネート(日本ポリウレタン
社製コロネートし)を3部添加した後、フィルターで濾
過した。得られた磁性塗料を厚さ13μmのポリエチレ
ンテレフタレートベースの表面に、乾燥膜厚3μmとな
るように塗布した。しかる後、スーパーカレンダーロー
ルで磁性層を表面加工処理し、所定の厚さの磁性層を有
する広幅の磁性フィルムを得た。このフィルムをAイン
チ幅に切断し、ビデオ用の磁気テープを作成し、試料を
得た。
〈実施例38〜64〉 実施例37において使用した有機色素化合物(1)と、
硼酸エステル誘導体(■)、アミン系化合物(A)の電
荷移動錯体に各々換えて、前記有機色素化合物(2)〜
(18) 、硼酸エステル誘導体(n)〜(Vl)とア
ミン系化合物CB)〜(D)の電荷移動錯体を使用した
。その他の組成方法等は実施例37と同様である。以上
を表−9に示す。
また、実施例37において使用した有機色素化合物(1
)と、硼酸エステル誘導体(I)、アミン系化合物(A
)の電荷移動錯体を表−10のように換えて、それぞれ
実施例63.64とした。
表−10 以下の結果を表−11に示す。
この結果より、有機色素化合物と、硼酸エステル誘導体
−アミン系化合物の電荷移動錯体とを併用した方が単独
系、あるいは従来公知の分散との併用より、電磁変換特
性、分散性により優れることが分る。
〈実施例65〜78、比較例22〜2詩Co −7−F
ezO3100部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (前記と同じ)10部 ウレタンプレポリマー         10部分散剤
               2部研磨剤     
           4部潤滑剤(ミリスチン酸) 
       1部〃  (ブチルステアレート)  
    1部カーボンブラック           
1部シクロへキサノン          120部ト
ルエン             120部上記組成物
をボールミルで充分に攪拌混合し、硬化剤として多官能
イソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネートし)
を4部添加した後、フイルターで濾過した。得られた磁
性塗料を厚さ13μmのポリエチレンテレフタレートベ
ースの表面に、乾燥膜厚3μmとなるように塗布した。
しかる後、スーパーカレンダーロール(150kg、7
0℃)で磁性層を表面加工処理し、所定の厚さの磁性層
を有する広幅の磁性フィルムを得た。このフィルムを2
インチ幅に切断し、ビデオ用の磁気テープを作成した。
上記において、分散剤と研磨剤を表−12のように変え
、同様にして磁気テープを作成した。
以下余白 テープ性能を表−13に示す。
*スチル耐久時間は、ビデオデツキのスチルモードで画
像が残存する時間(分)であり、○は120分以上、×
は120分以下、数字は耐久時間をあられす。
〈実施例79〜82、比較例24〉 比較例22、実施例65.69.73.77について、
表−14のように研磨剤の粒径を変更して同様に磁気テ
ープを作成した。
テープ性能を表−15に示した。
*D、Oは、15μs、−20dBの信号欠落の30秒
間におけるカウント数。
上記から、研磨剤の粒径が0.5μより大きいとルミS
/Nが低下し易く、又、0.0(ドロップアウト)も増
え易いことが分る。
また、研磨剤は、本発明において、平均粒径0.5μ以
下、モース硬度5以上のものは広く用いることができる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図、第
2図、第3図は各側による磁気記録媒体の一部分の各拡
大断面図 である。 なお、図面に用いられている符号において、2−・−・
・−−−−−−一磁性層 3−−−−−−−−−−−−− バー/ り’:1−ト
層(BCm”)4−−−−−−−−−−−−−−オーバ
ーコート層(OC層)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、硼酸エステル誘導体とアミン系化合物とによって形
    成される電荷移動錯体が磁性層に含有されている磁気記
    録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04319516A (ja) * 1991-04-18 1992-11-10 Teijin Memory Media Kk 磁気記録媒体
JPH04324115A (ja) * 1991-04-24 1992-11-13 Teijin Memory Media Kk 磁気記録媒体

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JPH04319516A (ja) * 1991-04-18 1992-11-10 Teijin Memory Media Kk 磁気記録媒体
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