JPS6240348Y2 - - Google Patents

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JPS6240348Y2
JPS6240348Y2 JP9604383U JP9604383U JPS6240348Y2 JP S6240348 Y2 JPS6240348 Y2 JP S6240348Y2 JP 9604383 U JP9604383 U JP 9604383U JP 9604383 U JP9604383 U JP 9604383U JP S6240348 Y2 JPS6240348 Y2 JP S6240348Y2
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JP
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JP9604383U
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JPS603651U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は物品を収納するための収納部と、この
収納部の開口部を閉塞するための蓋体とをそれぞ
れ具備し、上記蓋体の一側縁を上記収納部の一側
壁の近傍に係止すると共に、上記蓋体の上記一側
縁と対向する他側縁を上記収納部の上記一蓋壁と
対向する他側壁の近傍にロツクするように構成
し、これによつて、上記開口部を閉塞する閉塞位
置に上記蓋体を位置保持するようにした物品収納
装置に係り、特に収納部の側壁の外側方向へたわ
みを蓋体を用いて効果的に防止するようにした物
品収納装置に関する。
背景技術とその問題点 例えば電池収納装置においては、収納部とこの
中に収納される電池との端子間の接触を保つた
め、収納部の端子の少なくとも一方はばね材から
構成されていて、このばね圧に抗して電池が収納
される。従つてこのばね圧に相当する力が外力と
して収納部の側壁に加えられるから、収納部の側
壁はこの外力によつて外側方向へたわむことにな
る。そして収納される電池が大きくなり、収納さ
れる電池の数が多くなればなる程、収納部の側壁
は一層たわみ易くなる。
一般に収納部の側壁が外力によつてたわむ時に
は、従来からこの外力を取除くか、収納部の側壁
がたわまない程度に収納部の側壁を補強するか、
蝶番のような別部品で外力を吸収するかなどの方
法が採られていた。そしてこのため、装置が大き
くなつたり、コスト高になつたりしていた。
考案の目的 本考案は以上の実情に鑑みなされたものでその
目的は、特に補強したり、又は特別な部品を用い
ることなく、収納部の側壁のたわみを防止するこ
とができる物品収納装置を提供するにある。
考案の概要 本考案は以上の目的を達成するため、物品を収
納するための収納部と、この収納部の開口部を閉
塞するための蓋体とをそれぞれ具備し、上記蓋体
の一側縁を上記収納部の一側壁の近傍に係止する
と共に、上記蓋体の上記一側縁と対向する他側縁
を上記収納部の上記一側壁と対向する他側壁の近
傍にロツクするように構成し、これによつて、上
記開口部を閉塞する閉塞位置に上記蓋体を位置保
持するようにした物品収納装置において、上記蓋
体の上記一側縁及び上記収納部の上記一側壁にそ
れぞれ形成されかつ上記蓋体が上記閉塞位置にあ
る時に互いに押圧接触する第1及び第2の接触部
を具備し、上記第1及び第2の接触部のうちの少
くとも一方にテーパ面が形成され、上記テーパ面
は、上記第2の接触部に対する上記第1の接触部
の押圧力が上記一側壁を上記収納部の内部に向わ
せる方向の分力を発生するように構成されてい
る。
以上のように構成することにより、特に補強し
たり、又は特別な部品を用いなくても、収納部に
取付けられる蓋体によつて、収納部の側壁のたわ
みが防止される。
実施例 以下本考案をラジオ付きカセツトテープレコー
ダの電池収納装置に適用した一実施例を、図面に
基づき説明する。
第1図及び第2図は、テープレコーダの背面に
設けられている電池収納装置を上に向けて示した
図で、この電池収納装置は、第1図において上部
に開口部1を有し、ABSなどの合成樹脂から箱
状に一体に成形された収納部2と、この開口部1
を閉鎖するためのケース蓋3とから構成されてい
る。
収納部2は第1図〜第4図に示す如く、両側壁
4,5と底板6とから構成されている。
側壁4の内側には、所定の間隔で互いに対向し
ている2個のL字状断面のリブ9a,9bから成
る接点端子板取付け部材10が、ほぼ等しい電池
取付けピツチで4組配されている。そしてこの接
点端子板取付け部材10には、そのL字状の突出
部と側壁4の内面との間に差込むようにして、板
ばねから成る接点端子板11が取付けられてい
る。又各接点端子板取付け部材10の中間には合
計3個のリブ13が設けられており、このリブ1
3は上記L字状断面のリブ9a,9bよりやや高
く、かつ断面が角形でその上端面には外側に向つ
て下つたテーパ面12が形成されている。又側壁
4の上端部には、水平面14と垂直面15とから
成る凹部が形成されている。そしてこの水平面1
4上には、垂直面15と上記テーパ面12付きの
リブ13との間に、ゴム等の弾性材から成り、か
つ断面が角形のパツキング16が載設されてい
る。そしてこのパツキング16の上面は、少なく
ともテーパ面12の最下端縁より高い位置寸法に
設定されている。又垂直面15を有する側壁15
aの所定の位置には、3個の長孔17と、上記テ
ーパ面12付きのリブ13に対向する位置に配さ
れた型抜き用の切欠き18とが、夫々形成されて
いる。
一方、側壁5の内側にも、所定の間隔で互いに
対向している2個のL字状断面のリブ21a,2
1bから成る接点端子板取付け部材22が、前記
側壁4の接点端子板取付け部材10に対向して同
じく4組配されている。そしてこの接点端子板取
付け部材22にも前記同様板ばねから成る接点端
子板23が取付けられている。そして端子板取付
け部材22の間には2本のリブ24a,24b
が、そして両端の端子板取付け部材22の外側に
は各1本のリブ24cが、夫々設けられている。
そしてこれらの上端面はほぼ平坦で、その高さは
前記テーパ面12の最上端縁とほぼ等しい高さ位
置に設定されている。なおこれらのリブ24a〜
24cのうち、ケース蓋3の取付けに支障のある
部分の高さは、これに対応して低く形成されてい
る。又側壁5の上端部には、水平面25と垂直面
26とから成る凹部が形成されている。そしてこ
の水平面25上には、垂直面26と上記リブ24
a〜24cとの間に、ゴム等の弾性材から成り、
かつ断面が角形のパツキング27が載設されてお
り、このパツキング27の上面は、上記リブ24
a〜24cの上端面より低い高さ位置に設定され
ている。又垂直面26を有する側壁26aの所定
の位置には、2個の長孔28が形成されている。
なお底板6の内面の両側壁4,5の近傍には、
第5図に示す如く、電池30を載置してこれを保
持するためのリブ31,32が夫々設けられてお
り、電池30の取付けピツチ毎に、電池30が載
置される弧状の凹部(リブ31の場合には凹部3
1a)が形成されている。なおリブ31は、前記
テーパ面12付きのリブ13が設けられている位
置において、これに連結されている(第4図)。
次に第1図、第3図及び第4図によりケース蓋
3について説明する。ケース蓋3はその下面の周
囲に断面が矩形状の差込み側の突出部34と、同
じく断面が矩形状のロツク側の突出部35と、こ
れらをつなぐ突出部(図示せず)とを有する板状
体に、合成樹脂などから成形されている。そして
差込み側の側端面の所定の位置には差込み用の突
起36が3個設けられており、この差込み側の側
端面と対向するロツク側の側端面の近傍の所定の
位置に2組のロツク装置37が設けられている。
このロツク装置37は、つまみ38と、このつま
み38と一体に回転する回転軸39と、この回転
軸39に一体的に設けられた回転爪40とから成
り、この回転爪40はケース蓋3の中空部41内
におさめられている。又ケース蓋3を貫通する上
記回転軸39にはケース蓋3との間に抜け止めが
施されている。そしてつまみ38を矢印A方向に
回すと回転爪40が中空部41内にかくれ、矢印
B方向に回すと回転爪40が中空部41から突出
するようになされている。
次に以上のように構成された収納部2にケース
蓋3を取付けるには、第3図において一点鎖線で
示す如く、ケース蓋3をやや斜めにしてその突起
36を側壁4の上部の長孔17に差込んでその差
込み側の側端面を係止し、パツキング16の弾性
力に抗してケース蓋3を矢印C方向に倒す。そし
てパツキング27の弾性力に抗してケース蓋3を
押えつつ、ロツク装置37のつまみ38を矢印B
方向に回すと、回転爪40が突出して、側壁5の
上部の長孔28に係合して、ケース蓋3はロツク
される。このロツクされた状態では、第4図に示
す如く、ケース蓋3の差込み側では、突起36の
上面が長孔17の内面の上側の面に当接してお
り、突出部34はリブ13のテーパ面12上に載
置されると共に、パツキング16をその弾性力に
抗して押圧している。一方、ロツク側において
は、同じく第4図に示す如く、ケース蓋3の突出
部35の内側面がリブ24a〜24cの外側面に
係合し、回転爪40の上面が長孔28の内面の上
側の面に当接していて、突出部35の下面はパツ
キング27をその弾性力に抗して押圧している。
なお、上記ロツクされた状態で、ケース蓋3の側
端面と前記側壁4,5の上部の垂直面15,26
との間には、第4図に示す如く、夫々若干の隙間
δ,δ′を有していることはもちんである。
即ち、これを簡略化して示すと第6A図のよう
になり、ケース蓋3は、その内面とリブ13及び
24a〜24cの上端面との間に夫々隙間δ
δ′を有しており、突出部34はリブ13のテ
ーパ面12上に載置され、突出部35の内側面は
リブ24a〜24cの外側面に係合し、突出部3
4と35とはケース蓋3によつてつながれている
状態にある。従つて電池30を接点端子板11,
23の弾性力に抗して収納部2に入れたため、矢
印G方向に生じる収納部2を広げようとする力に
よつて、ケース蓋3はテーパ面12に沿つて矢印
F方向に押上げられようとする。しかしケース蓋
3は前記の通り突起36と長孔17との係合、並
びに回転爪40と長孔28との係合により、矢印
F方向への移動ができないように拘束されてい
る。従つて、テーパ面12がケース蓋3の突出部
34によつて梃子の原理により強く押圧された状
態が保持されるから、リブ13は突出部34によ
つて収納部2の内部に向かう力、すなわち矢印G
方向とは逆の方向の押圧力を常に受けることにな
る。この結果、上記収納部2を広げようとする力
は、ケース蓋3の突出部34及び35によつて受
け止められて、収納部2の側壁4,5の矢印G方
向へのたわみが防止される。
第6B図に示す第2の実施例においては、第6
A図に示した第1の実施例におけるテーパ面12
に代えて、突出部34の内側部にテーパ面43を
形成している。そしてその他の構成に関しては前
記と全く同様である。従つて収納部2を矢印G方
向に広げようとする力によつてケース蓋3は矢印
F方向に押し上げられようとするが、ケース蓋3
のこの方向の移動は前記同様拘束されているの
で、収納部2のたわみが防止されることは前記第
1の実施例におけると同様である。
上記の作用効果は、ケース蓋3をボルトで収納
部2に締結することによつても達成される。そし
てこの締付け力を大きくすれば、前記テーパ面と
の関係で、外力によるたわみ方向と反対の方向に
たわみ戻すことができる。
しかし、本実施例によるケース蓋3の着脱は極
めて簡単かつ容易であるから、着脱の頻度が多い
ものには、本実施例のケース蓋3が最適である。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、蓋体が閉
塞位置にある時に、蓋体の一側縁に形成された第
1の接触部によつて、収納部の一側壁に形成され
た第2の接触部を押圧するように構成すると共
に、これら第1及び第2の接触部のうちの少なく
とも一方にテーパ面を形成することによつて、上
記第2の接触部に対する上記第1の接触部の押圧
力が上記一側壁を収納部の内部に向かわせる方向
の分力を発生させるようにしたので、収納部の一
側壁をこの収納部の外側方向に向かわせる力が作
用しても、この作用力と前記押圧力とが互いに打
消し合うことになり、このために前記作用力によ
つて収納部の一側壁が外側方向へたわむのを効果
的に防止することができる。
従つて本考案によれば、特に補強したり特別な
部品を用いたりすることなしに、収納部に取付け
られる蓋体によつて収納部の一側壁の外側方向へ
のたわみが効果的に防止されるので、構造が簡単
になり、しかもスペースフアクタが良くなり、そ
の上に軽量かつ低コストになる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案をラジオ付きカセツトテープレコー
ダの電池収納装置に適用した実施例を示したもの
で、第1図は収納部とケース蓋とを分離して示し
た分解斜視図、第2図はケース蓋を外して示した
収納部の平面図、第3図及び第4図は夫々ケース
蓋を取付けて示した第2図の−線及び−
線矢視断面図、第5図は第3図の−線矢視部
分断面図、第6A図及び第6B図は夫々第1及び
第2の実施例における原理説明図である。 なお図面に用いられた符号において、1……開
口部、2……収納部、3……ケース蓋(蓋体)、
4,5……側壁、12,43……テーパ面、13
……リブ(第2の接触部)、17,28……長
孔、34……突出部(第1の接触部)、36……
突起、49……回転爪である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 物品を収納するための収納部2と、この収納部
    2の開口部1を閉塞するための蓋体3とをそれぞ
    れ具備し、上記蓋体3の一側縁を上記収納部2の
    一側壁4の近傍に係止すると共に、上記蓋体3の
    上記一側縁と対向する他側縁を上記収納部2の上
    記一側壁4と対向する他側壁5の近傍にロツクす
    るように構成し、これによつて、上記開口部1を
    閉塞する閉塞位置に上記蓋体3を位置保持するよ
    うにした物品収納装置において、 上記蓋体3の上記一側縁及び上記収納部2の上
    記一側壁4にそれぞれ形成されかつ上記蓋体3が
    上記閉塞位置にある時に互いに押圧接触する第1
    及び第2の接触部34,13を具備し、 上記第1及び第2の接触部34,13のうちの
    少くとも一方にテーパ面43,12が形成され、
    上記テーパ面は、上記第2の接触部13に対する
    上記第1の接触部34の押圧力が上記一側壁4を
    上記収納部2の内部に向わせる方向の分力を発生
    するように構成されていることを特徴とする物品
    収納装置。
JP9604383U 1983-06-22 1983-06-22 物品収納装置 Granted JPS603651U (ja)

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JP9604383U JPS603651U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 物品収納装置

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JP9604383U JPS603651U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 物品収納装置

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Publication Number Publication Date
JPS603651U JPS603651U (ja) 1985-01-11
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ID=30229073

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JP9604383U Granted JPS603651U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 物品収納装置

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JPS603651U (ja) 1985-01-11

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