JPH0123872Y2 - - Google Patents

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JPH0123872Y2
JPH0123872Y2 JP1983050747U JP5074783U JPH0123872Y2 JP H0123872 Y2 JPH0123872 Y2 JP H0123872Y2 JP 1983050747 U JP1983050747 U JP 1983050747U JP 5074783 U JP5074783 U JP 5074783U JP H0123872 Y2 JPH0123872 Y2 JP H0123872Y2
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Japan
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pocket
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engaging
storage
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JP1983050747U
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JPS59155245U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の物入れ、特にインストルメ
ントパネル部や室内側壁において、小物類あるい
は飲物の瓶などを収納しうるように構成した物入
れの取付構造に関する。
従来、この種の物入れは、たとえば実開昭52−
72247号に示されるようにインナパネルやインス
トルメントパネルと一体に成形されたりあるい
は、第6図に示すようにインナパネルなどの被取
付部材Aの開孔縁を、物入れBに設けたフランジ
B1と小突部B2とによつて挾持するようにして取
付けられている。このような従来の取付構造にお
いては、一体成形の場合は物入れを取外すことが
できないので物入れ内に溜つたゴミや汚れを取除
くのが厄介であるし、また第6図で示されるもの
においては充分な取付強度を得るのが困難で、特
に物入れBの脱着を繰返した場合には取付部にガ
タつきが発生し易いなどの不具合がある。
本考案は、従来の物入れにおける上記のような
不具合を排除するとともに、組付容易な物入れの
取付構造を新たに提供することを目的とする。
この目的を達成するため本考案では次のような
技術的手段を講じている。
すなわち、本考案の物入れの取付構造は、被取
付部材の物入れ挿入孔に物入れを挿着組付けして
なる取付構造であつて、 前記物入れ挿入孔の孔縁部にその部を弾性的に
下方に折り曲げて形成した係合片を設ける一方、 前記物入れの開口端外周に、前記物入れ挿入孔
への挿着時前記被取付部材の物入れ挿入孔周辺の
上面に当接する外向きのフランジを、前記物入れ
の外側面に、前記フランジの下方において係合突
部を、それぞれ設けているとともに、 前記被取付部材の上面から前記係合片の先端ま
での距離を、前記フランジ下面から前記係合突部
までの距離よりも若干大きく設定することによ
り、 組付け時、前記係合片が前記係合突部の上側部
に弾性的に係着するようになしたことを特徴とし
ている。
かくして、被取付部材に取付けられた物入れは
適宜取外すことができ、したがつて、物入れを清
掃したり、その底部に付着した汚れを取除くこと
がきわめて容易に行える。
また、本考案では、組付け時、被取付部材の物
入れ挿入孔の孔縁部に形成した係合片が、物入れ
の外側面に設けた係合突部の上側部に弾性的に係
着するように構成している。したがつて、被取付
部材に物入れをしつかりと保持させることができ
る。しかも、係合片が係合突部の上側部を押圧す
る力の下向きの分力によつて、物入れの開口端外
周のフランジを被取付部材の物入れ挿入孔周辺の
上面に密着させることができることから、組付け
状態において、ガタつきが発生するようなことも
なくなる。
さらに、このように係合片の弾発力を利用して
物入れを保持するようにしており、また、物入れ
を取り外す際の力は係合片に対しその曲げ方向に
作用するので、係合部の疲労も少なく、繰り返し
脱着によつて取付強度の低下を来すこともない。
以下、本考案を室内側壁のインナパネル部に設
けられるサイドポケツトに実施した場合につき図
面を参照しつつ具体的に説明する。
本実施例において、1は被取付部材たる第1ポ
ケツトで、奥面板2、左側面板3、右側面板4、
上面板5、および底面板6から成り、かつ、横向
きに奥行きを有する箱状に形成されている。この
第1ポケツト1は、たとえば厚紙やポリプロピレ
ンなどの樹脂を成形した板を第3図に示す展開図
のように切断し、かつ、これを組立てることによ
り容易に形成することができる。また、この第1
ポケツト1は、その入口開口部7の外周に外向き
に設けた鍔8,8…を、インナパネル9に設けた
開口10の周縁部にピン11とストツプリング1
2(第4図参照)を用いるなどして取付けられ
る。
前記第1ポケツト1の底面板6には、第2ポケ
ツト(物入れ)13を嵌め込むための孔14が設
けられ、かつこの孔14の縁部は一定幅下方に折
り曲げて形成され、かつ、この第1ポケツト1の
材質(本実施例の場合は厚紙)が有する弾性によ
り、弾性的にさらに大きく曲がることのできるよ
うにした係合片15が設けられる。図示例におい
ては、第3図に示されているように、底面板6に
四辺形の孔14を設けるとともに、この孔の四隅
に放射状にのびる切込み15a,15a…を入
れ、孔の各辺における縁部を第3図鎖線に沿つて
折り曲げることにより前記係合片15を形成する
ようにしてある。前記孔14の形状は、第2ポケ
ツト13の断面形状に合わせればよく、たとえば
断面円形の第2ポケツト13を用いる場合には、
前記孔14も円形とし、かつ、放射状に切込みを
入れて孔の縁を折り曲げるようにすればよい。
一方、物入れたる第2ポケツト3は、樹脂成形
するなどして形成され、図示例のものは上面が開
口し、前面板16、後面板17、左右側面板1
8,19、および底面板20を有する箱状を呈し
ている。上面開口部16aには外向きに一定幅延
出するフランジ21が形成され、組付けたとき、
第4図に示すように、このフランジ21の下面2
1aが前記孔14を囲む前記底面板6の上面6a
に当接して第2ポケツト13の挿入位置を規制し
ている。
さらに、前記第2ポケツト13の前記フランジ
21より若干下がつた位置における外側面には、
前記第1ポケツトの底面板6の孔14の縁を折り
曲げて形成した係合片15と協働して第2ポケツ
ト13を組付けた状態で固定するための係合突部
22を設けてある。この係合突部22は、第4図
および第5図に表れているように、頂部22aの
上側と下側にそれぞれ斜面22b,22cを有す
る山形に形成してある。下側の斜面22cは、第
2ポケツト13を第1ポケツト1の底面板6の孔
14にはめ込む際に孔14ないし係合片15を
徐々に押し開く作用をなし、上側の斜面22b
は、第5図に詳示するように、前記係合片15の
端部15aと弾性的に係着して、第2ポケツト1
3が組付けられた状態においてガタついたりしな
いようにする作用をなす。すなわち、第1ポケツ
ト1の底面板6の上面6aから係合片15の端部
15aまでの距離aを、第2ポケツト13におけ
るフランジ21の下面21aから前記係合突部2
2の上側斜面22bの裾22b′までの距離bより
若干大に定めることにより、組付けたとき係合片
15が弾性的に大きく曲げられてその端部15a
が前記上側斜面22bを常時弾性的に押すように
するのである。かくしてこの係合片15が上側斜
面22bを押すときに生ずる第5図下向きの分力
が第2ポケツト13を常時下向きに押し、その結
果、第2ポケツト13のフランジ21がぴつたり
と第1ポケツト1の底面板6に密着してこの第2
ポケツトが組付状態においてガタつくということ
はなくなる。
また、物入れを取外すときには、その力は係合
片の幅方向に作用するので、第6図に示す構造に
比して係合部の疲労が少なく長期間に亘つて充分
な取付強度を得ることができる。
なお、図示例において、第2ポケツト13に設
けるべき係合突部22は、第2図に表れているよ
うに、前面板16および後面板17にそれぞれ2
ケ所ずつ設けてあるが、係合突部22の数はこれ
に限らず、適宜増減させてもよく、また、左右側
面板18,19にも設けてもよい。また、第2ポ
ケツト13の外側面全周に亘る突条の形態として
もよい。さらに、本実施例においては、直線状の
上側斜面22bおよび下側斜面22cを有する形
態としているが、単なる丸面状の突起としてもよ
いことは無論である。
以上のように、本考案に係る自動車における物
入れの取付構造においては、物入れを自由に取外
し、物入れ内部の清掃や汚れの除去を楽に行な
え、かつ、組付け状態において十分な取付強度を
得てガタつきの発生を防止できるとともに、その
十分な取付強度を長期にわたつて維持できるとい
う特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は組付状
態を示す断面斜視図、第2図は第1ポケツトと第
2ポケツト(物入れ)を分解した状態で示す斜視
図、第3図は第2ポケツトの展開図、第4図は組
付状態の拡大断面図、第5図は第1ポケツトと第
2ポケツトの組付状態における関係を詳細に示す
断面図、第6図は従来の取付構造を示す断面図で
ある。 1……第1ポケツト(被取付部材)、6……底
面板、13……第2ポケツト(物入れ)、14…
…孔、15……係合片、21……フランジ、22
……係合突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被取付部材の物入れ挿入孔に物入れを挿着組付
    けしてなる自動車用物入れの取付構造であつて、 前記物入れ挿入孔の孔縁部にその部を弾性的に
    下方に折り曲げて形成した係合片を設ける一方、 前記物入れの開口端外周に、前記物入れ挿入孔
    への挿着時前記被取付部材の物入れ挿入孔周辺の
    上面に当接する外向きのフランジを、前記物入れ
    の外側面に、前記フランジの下方において係合突
    部を、それぞれ設けているとともに、 前記被取付部材の上面から前記係合片の先端ま
    での距離を、前記フランジ下面から前記係合突部
    までの距離よりも若干大きく設定することによ
    り、 組付け時、前記係合片が前記係合突部の上側部
    に弾性的に係着するようになしたことを特徴とす
    る、自動車における物入れの取付構造。
JP5074783U 1983-04-04 1983-04-04 自動車における物入れの取付構造 Granted JPS59155245U (ja)

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JP5074783U JPS59155245U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 自動車における物入れの取付構造

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JP5074783U JPS59155245U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 自動車における物入れの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS59155245U JPS59155245U (ja) 1984-10-18
JPH0123872Y2 true JPH0123872Y2 (ja) 1989-07-20

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ID=30181201

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JP5074783U Granted JPS59155245U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 自動車における物入れの取付構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3917962C1 (ja) * 1989-06-02 1990-08-09 Daimler-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De
JP2554520Y2 (ja) * 1989-12-28 1997-11-17 株式会社ニフコ カードケース
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JPS5135806U (ja) * 1974-09-09 1976-03-17
JPS57198138A (en) * 1981-05-29 1982-12-04 Nissan Motor Co Ltd Pocket box for car

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JPS59155245U (ja) 1984-10-18

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