JPS623137A - 加速スリツプ制御装置 - Google Patents

加速スリツプ制御装置

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JPS623137A
JPS623137A JP60142846A JP14284685A JPS623137A JP S623137 A JPS623137 A JP S623137A JP 60142846 A JP60142846 A JP 60142846A JP 14284685 A JP14284685 A JP 14284685A JP S623137 A JPS623137 A JP S623137A
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driving force
driving
acceleration
wheel
road surface
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JP60142846A
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Yuji Miyazaki
宮▲崎▼ 裕治
Takafumi Inagaki
稲垣 隆文
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1肌り貝頂 [産業上の利用分野] 本発明は加速スリップ制御装置に係わり、詳しくは車両
が走行している路面の摩擦係数を算出し、    ゛該
算出された摩擦係数に基づき駆動輪へ伝達される駆動力
を好適に調節する加速スリップ制御装置     、、
)に関する。
[従来の技術] 従来、車両の走行安定性および加速性等の向上を目的と
し、車両の発進・加速時に駆動輪と路面との摩擦力が最
大となるように上記駆動輪の回転を制御して、該駆動輪
の空転を防止する所謂トランクションコントロールを行
なう加速スリップ制御装置が提案されている。
上述のような従来の加速スリップ制御装置には各種の方
式のものが開発されている。例えば、内燃機関の出力に
、基準スリップ率と対応した上限出力基準値と下限出力
基準値とを設定し、内燃機関の出力が上記両出力基準値
の範囲内に入るように、該内燃機関の出力を制御するよ
うな装置が考案されている。なお、上記のような内燃機
関の出力の制御は、一般に該内燃機関のスロットルバル
ブの開度を調節することにより行なわれていた。
また、例えば、車両走行中に駆動輪のスリップ率を算出
し、該スリップ率が基準スリップ率を上廻った場合には
、該駆動輪に制動力を作用させて回転を抑制し、スリッ
プ率が上記基準スリップ率を下廻った場合に、上記制動
力を解除するような制御を行なう装置も考案されている
。なお、上記のような制動力の制御は、一般に駆動輪の
ブレーキ油圧を調節して行なわれていた。
[発明が解決しようとする問題点] かかる従来技術としての加速スリップ制御装置には、以
下のような問題点が存在した。すなわち、(1)車両走
行中に駆動輪のスリップ率を算出し、該スリップ率を基
準スリップ率と比較して駆動輪のスリップを制御する装
置では、駆動輪にスリップが発生していると判定された
後に、初めて加速スリップ制御が開始されていた。この
ため、駆動輪の加速スリップが発生しにくいように駆動
力を制御することが出来ないという問題点があった。
(2)また、上述のように実際に加速スリップが発生し
た後に初めて制御が行なわれるため、駆動輪のスリップ
状態は、各種制御機器の作動遅れ時間および該駆動輪の
空転の抑制に必要な時間だけ経過するまで継続してしま
い、加速スリップ制御の収束が遅いという問題もあった
(3)ざらに、従来は一定の基準スリップ率に基づいて
駆動輪のスリップ状態を判定していた。
このため、例えば雨天時あるいは積雪時等で路面状態、
特に路面摩擦係数が変化したような場合には、最適な加
速スリップ制御を行なうことが困難であるという問題も
あった。
そこで、本発明は上記各問題点の解決を目的とし、車両
走行中は、路面摩擦係数が変化したような場合でも、駆
動輪の回転を最適に制御する加速スリップ制御装置の提
供を目的とするものである。
及哩五謂羞 [問題点を解決するための手段] 本発明は、上記問題を解決するための手段として第1図
に示すような構成をとった。第1図は本発明の基本的構
成図である。本発明は第1図に示すように、 車体速度と駆動輪周速度とから駆動輪スリップ率を算出
する駆動輪スリップ率算出手段M1を有し、該算出され
た駆動輪M2のスリップ率に基づき車両加速時に、上記
駆動輪M2と路面との摩擦力が大きくなるよう該駆動輪
M2の回転を制御する制御手段M3を備えた加速スリッ
プ制御装置において、 車体の加速度を検出する車体加速度検出手段M4を設け
ると共に、 上記制御手段M3が 上記車体加速度検出手段M4により検出された車体の加
速度に基づいて車両が走行している路面の摩擦係数を算
出する路面摩擦係数算出手段M5と、 上記路面に対して上記駆動輪M2が伝達可能な最大駆動
力を、上記路面摩擦係数算出手段M5から得られる路面
摩擦係数に基づき算出する最大駆動力算出手段M6と、 上記駆動輪スリップ率算出手段M1から得られる上記駆
動輪M2のスリップ率と目標スリップ率との偏差に対応
して、上記最大駆動力算出手段M6から得られる最大駆
動力を補正する駆動力補正手段M7と、 該補正された最大駆動力が上記駆動輪M2に伝達される
ように駆動力を調節する駆動力調節手段M8.と、 を備えたことを特徴とする加速スリップ制御装置を要旨
とするものである。
駆動輪スリップ率算出手段M1とは、発進・加速時等の
駆動輪M2のスリップ率を算出するものである。例えば
、駆動輪周速度を基本とし、これと車体速度との偏差の
割合を算出するものである。
また、例えば、駆動輪M2と遊動輪との周速度差(回転
数差)に基づいて算出するもの等種々の構成が考えられ
る。
車体加速度検出手段M4とは、車両走行時に車体の加速
度を検出するものである。例えば、加速度センサ等の出
力信号に基づいて車体加速度を検出してもよい。また、
例えば、遊動輪の回転周速度を時間微分することにより
、近似的に車体加算度を検出するよう構成されていても
よい。
路面摩擦係数算出手段M5とは、車両が走行している路
面と駆動輪との間の路面摩擦係数を算出するものである
。例えば、駆動輪から路面に伝達される駆動力と、該駆
動力に対する路面からの反力と、駆動輪と路面とのころ
がり摩擦抵抗力との力の均り合いから路面摩擦係数を算
出するようにして構成してもよい。
最大駆動力算出手段M6とは、車両が走行している路面
状態において、駆動輪M2が当該路面に伝達し得る理論
的な最大駆動力を算出するものである。例えば、上記路
面摩擦係数算出手段M5から得られる路面摩擦係数と、
駆動輪M2の半径と、該駆動輪M2に掛かる荷重との積
を求めることにより最大駆動力を算出するよう構成する
ことができる。
駆動力補正手段M7とは、上記最大駆動力算出手段M6
の算出した駆動力を補正して、駆動輪M2と路面との摩
擦力が最大となるような駆動力を求めるものである。例
えば、上記駆動輪スリップ率緯出手段M1から得られる
駆動輪M2のスリップ率と目標スリップ率との偏差が小
さくなるように、上記最大駆動力算出手段から算出され
る最大駆動力を増減して補正するように構成してもよい
駆動力調整手段M8とは、上記駆動力補正手段M7で補
正された駆動力が駆動輪M2に伝達されるように調節す
るものである。例えば、駆動輪M2を回転させる内燃機
関の出力を、該内燃機関の吸入空気量、燃料供給量、あ
るいは点火時期等を制御することにより調節するように
構成してもよい。特に、吸入空気量を調節する専用の弁
を吸気通路に設け、該弁を開閉するアクチュエータ等を
備えて構成した場合には、内燃機関の運転状態を急変さ
せることなく、上記出力の調節を行なうことが可能とな
る。また、例えば、駆動輪M2の回転を抑制するブレー
キの制動力を制御するように構成してもよい。このよう
に構成した場合には、加速スリップ状態を速やかに収束
することができる。特に、アンチスキッド装置、あるい
はパワステアリング装置等を搭載している車両において
は、これらの装置の油圧回路および油圧源を利用して、
上記駆動輪M2に制動力を与えるように構成することも
できる。このように構成した場合には、簡単な油圧回路
構成で、加速スリップ制御時に駆動力を調節する′″8
1′き6・制御手段M3′″′1・     :・])
上記路面摩擦係数算出手段M5と、最大駆動力算   
 2.′。
出手段M6と、駆動力補正手段M7と、駆動力調   
  ゛節手段M8とを備えて構成され、加速スリップ防
     ′止を目的として駆動輪M2に伝達される駆
動力の制御を行なうものである。上記各手段は、例えば
     °゛各々独立したディスクリートな論理回路
として実現することもできる。また、例えば、CPUを
始めROM・RAMおよびその他の周辺回路素子か  
  恨ら論理演算回路として構成され、予め定められた
     、゛処理手順に従い、上記各手段を実現して
、駆動輪M2の回転を制御するものであってもよい。
[作用]                     
   ・上記構成を有する本発明の加速スリップ制御装
置は、車体加速度検出手段M4により検出された車体の
加速度から路面摩擦係数算出手段M5が路面摩擦係数を
算出し、該路面摩擦係数に基づいて最大駆動力算出手段
M6が最大駆動力を算出すると共に、駆動輪スリップ率
算出手段M1が算出した駆動輪M2のスリップ率と目標
スリップ率との偏差に対応して上記最大駆動力を駆動力
補正手段M7が補正して、該補正された駆動力で駆動力
調節手段M8が駆動輪M2を回転させるように働く。
すなわち、駆動輪M2のスリップ率と目標スリップ率と
の偏差が小ざくなるように、算出された路面摩擦係数か
ら定まる最大駆動力が補正されて駆動力調節手段M8に
より上記駆動輪M2の回転が制御されるのである。
従って、本発明の加速スリップ制御装置は、例えば路面
摩擦係数の変化あるいは、その他の要因により発生する
加速スリップ状態の収束が遅いといった問題を生じるこ
となく、路面状態に対応した最適な駆動力で駆動輪M2
を回転させて、加速スリップ制御を行なうよう働く。以
上のように、本発明の各構成要素が作用することにより
、本発明の技術的課題が解決される。
[実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、本発明第1実施例である加速スリップ制御装
置を搭載した車両のエンジン周辺および車輪部分を示す
概略構成図である。同図においてエンジン1の燃焼室は
シリンダ1aとピストン1bとから構成されている。該
燃焼室には、点火プラグ1Cが配設されている。また、
吸気系統には、吸気弁1d、燃料噴射弁1e、サージタ
ンク1f、     。
エアフロメータ1g、そしてエアクリーナ1hが備えら
れている。ここで、サージタンク1fとエアフロメータ
1gとの間の吸気通路には、アクセルペダルAP1と連
動して吸気量を調節する第1スロツトルバルブTP1が
配設されている。そしで、その上流側に、DCモータT
M2により駆動され、上記第1スロツトルバルブTP1
と同様に吸気量を調節する第2スロツトルバルブTP2
が備えられている。
一方、エンジン1で発生した駆動力は、トランスミッシ
ョン2a、プロペラシャフト2b等を介して左駆動輪R
LWおよび右駆動輪RRWに伝達される。また、左遊動
輪FLWおよび右遊動輪FRWは、車両の走行に伴って
回転する。そして、左遊動輪FLWおよび右遊動輪FR
Wには、その回転数に応じた周波数の信号を発生する遊
動輪センサSF1.SF2が設けられている。また、ト
ランスミッション2aには、左駆動輪RLWおよび右駆
動輪RRWの平均回転数に応じた周波数の信号を発生す
る駆動輪センサSR1が備えられている。
電子制御装置(以下単にECUとよぶ)10は、既述し
た遊動輪センサSF1.SF2および駆動輪センサSR
1からの各信号を入力すると共に、第2スロツトルバル
ブTP2の開度を調節するDCモータTM2を駆動して
加速スリップ制御を行なう。
次に、上記ECtJ10の構成について、第3図に基づ
いて説明する。
ECUIOは、既述した各センサにより検出されたデー
タを制御プログラムに従って入力および演算すると共に
、加速スリップ制御処理を行なうセントラルプロセッシ
ングユニット(以下単にCPUとよぶ)10a、上記制
御プログラムや後述するマツプ等のデータが予め記憶さ
れているり一ドオンリメモリ(以下単にROMとよぶ)
10b、既述した各センサからのデータや演緯制御に必
要なデータが一時的に読み書きされるランダムアクセス
メモリ(以下単にRAMとよ、S’s>10C1とを備
えている。
また、ECUloは、既述した各センサからの出力信号
の波形整形回路や該出力信号をCPu10aに選択的に
出力するマルチプレクサおよび入力ポートからなる入力
部10d、上記DCモータTM2の駆動回路と該駆動回
路に制御信号を出力する出力ポートからなる出力部10
e、および上述したCPU10a、ROM10bを始め
とする各素子間のデータの通路となるパスライン10f
を備えている。
次に上記ECU10により実行される加速スリップ制御
処理を、第4図に示すフローチャートに基づいて説明す
る。本処理は、車両走行中、所定時間毎に繰り返して実
行される。
ステップ105:既述した駆動輪センサSR1から入力
部10dを介して駆動輪RLW、RRWの回転数が検出
される。該回転数に基づいて上記駆動輪RLW、RRW
の車輪周速度■rが算出される。
ステップ110:上記ステップ105と同様に、遊動輪
FLW、FRWの回転数が検出される。そして、該遊動
輪FLW、FRWの車輪周速度Vfが算出される。
ステップ115:車体加速度αが、遊動輪の加速度にほ
ぼ等しいことに着目し、上記ステップ110で算出され
た遊動輪周速度Vfを時間微分して、車体加速度αが算
出される。
ステップ120:上記ステップ115で算出された車体
加速度αに基づいて、路面摩擦係数μを求める演算が以
下に示す式(1)のように行なわれる。ここでは、車両
が平地を走行している場合を想定し、路面と駆動輪との
摩擦力、路面から各車輪に加わる反力、およびころがり
抵抗力の力のつり合いを考察して次式(1)のように路
面摩擦係数μの演算を行なう。
μ=(W×α十μrXwxq>/(WrX(J>・・・
・・・・・・(1) 但し、W・・・車両重量 μr・・・ころがり抵抗係数 9・・・・・・重力加速度 Wr・・・駆動輪にかかる荷重 ステップ125:上記ステップ105,110で求めら
れた駆動輪周速度vrと遊動輪周速度■fとに基づき、
駆動輪スリップ率Sの演算が次式(2)のようにして行
なわれる。
S= (Vr−Vf)/Vr−−−−−−−・−・−・
・−(2)ステップ130:上記ステップ120で算出
された路面摩擦係数μに基づき、駆動輪と路面との最大
摩擦トルクTmが次式(3)のように演算される。
Tm=μXWrxR・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(3)但し、R・・・駆動輪半
径 ステップ135:駆動輪スリップ率Sが基準ス    
  ・リップ率S本となるように駆動トルクTWが次式
(4)のように演算される。
Tw=Tm+Δ丁・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・(4)但し、6丁は次式(
5)のように算出される。
ΔT=KX (S”−3)・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(5)但し、Kは定数であり例えば5
0〜200のような値でおる。
また、S*は第1基準スリツプ率であり例えば0゜1〜
0.3のような値である。
上記両式(4)、(5)により行なわれる補正は、以下
のようなものである。上記ステップ125で算出された
駆動輪のスリップ率が、第5図に示すように81である
場合、すなわち、第1基準スリツプ率S*より小さい場
合には、駆動トルクTwを最大摩擦トルクTmよりΔT
だけ加算補正して、スリップ率を大きくして第1基準ス
リツプ率S*に近づけるようにする。
一方、駆動輪のスリップ率が、第5図に示すように82
である場合、すなわち、第1基準スリツプ率S本より大
きい場合には、駆動トルクTWを最大摩擦トルクTmよ
り6丁だけ減算補正してスリップ率を小さくして第1基
準スリツプ率S*に近づけるようにする。
ステップ140:上記ステップ135で求めた駆−動ト
ルクTWに対応するエンジン出力トルクTeを次式(6
)の゛ように演算する。
Te=Tw/ (KtxZmxZdxnxn)・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)但し
、Kt・・・トルクコンバータのトルク比7m・・・ト
ランスミッションのギヤ比Zd・・・ディファレンシャ
ルのギヤ比           1.′n・・・・・
・各ギヤの伝達効率 なお、トルクコンバータのトルク比Ktは、該トルクコ
ンバータの特性により定められ、予めROM10bに記
憶されている。また、トランスミッションのギヤ比Zm
は、電子制御トランスミツシ     ′:ヨン(EC
T)の状態を示す信号より検出可能である。
ステップ145:上記ステップ140で求めた    
 ゛。
エンジン出力トルクTeとエンジン回転数Neとに基づ
いて、第2スロツトルバルブ開度θ1jをマツプから算
出する。なお、上記マツプとは、第6図に示すように、
エンジン出力トルクTeとエンジン回転数Neとを両座
標軸とし、第2スロットルバルブ間度θijを規定した
2次元マツプであり、予めROM10bに記憶されてい
る。
ステップ150:第2スロツトルバルブTP2の開度が
、上記ステップ145で算出した開度θijとなるよう
に、DCモータTM2を駆動して第2スロツトルバルブ
TP2の開度調節が行なわれる。
そして、NEXTへ扱けて本処理を終了する。
以後、本処理は、加速スリップ制御中は所定時間毎に繰
り返して実行される。
なお、第1実施例において、左遊動輪センサSF1と右
遊動輪センサSF2と駆動輪センサSR1とECUlo
および該ECU10により実行される処理(105,1
10,125)が駆動輪スリップ率算出手段M1に該当
する。左遊動輪センサSF1と右遊動輪センサSF2と
ECUloおよび該ECU10により実行される処理(
110゜115)が車体加速度検出手段M4に該当する
。     ″・“、 またECUIOと該ECU10により実行される処理(
120)が路面摩擦係数算出手段M5に、ECUloと
該ECtJ10により実行される処理(130)が最大
駆動力算出手段M6に、ECUloと該ECU10によ
り実行される処理(135)が駆動力補正手段M7にそ
れぞれ該当する。
そして、第2スロツトルバルブTP2とDCモータTM
2とECt、110および該ECU10により実行され
る処理(140,145,150)が駆動力調節手段M
8に該当する。
以上説明したように、本第1実施例は、遊動輪FLW、
FRWの回転周速度から算出した加速度に基づいて、車
両が走行している路面の路面摩擦係数μを算出し、該路
面摩擦係数μにより定まる最大摩擦トルクを、駆動輪の
スリップ率Sと第1基準スリツプ率S*とに基づいて補
正することにより駆動トルクを求め、該駆動トルクが出
力される開度に第2スロツトルバルブTP2の開度θi
jを制御するよう構成されている。このため、車両の加
速時等でも常に最適な駆動力で駆動輪RLW、RRWを
回転させるため、加速スリップ等の発生を抑制できる。
また、駆動輪のスリップ率Sが第1基準スリツプ率S本
に近づくように、常時第2スロツトルバルブTP2の開
度を調節しているので、万一、加速スリ・ツブが発生し
ても、極めて早くスリップ状態を収束させることが可能
となる。
ざらに、常時、路面摩擦係数μを算出しているため、路
面状況の変化に伴い路面摩擦係数μが変化したような場
合でも、最適の駆動力にて駆動輪RLW、RRWを回転
制御することかで°きるという利点を生じる。
また、駆動輪RLW、RRWの空転を防止する際にはエ
ンジン1に余分な燃料を供給しないため、燃費性能が向
上する。
次に、本発明第2実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1実施例と第2実施例の相違点は、加速スリップを防
止するため、第1実施例では、第2スロツトルバルブの
開度を調節して駆動輪に伝達される駆動力を制御してい
たのに対して、第2実施例     ゛では、上記第2
スロツトルバルブの開度調節に加えて、駆動輪にブレー
キを掛けるように構成した点である。
第7図は、本発明第2実施例の加速スリップ制御装置を
搭載した車両のエンジン周辺とブレーキ等の制動手段の
油圧系を示す概略構成図である。
エンジン周辺は、第1実施例の構成と同様のため、符号
の下1桁と添字を同一にして表記し、説明を     
′省略する。
ブレーキ系統には、ブレーキペダル21の踏み込み量に
応じてブレーキ油圧を発生するブレーキマスクシリンダ
22、後述するように加速スリップ制御時には、パワー
ステアリングの油圧によりブレーキ油圧を発生するサブ
マスクシリンダ23、上記マスクシリンダ22と上記ザ
ブマスタシリンダ23の油圧を選択的に伝達するチェン
ジバルブ24、遊動輪FLW、FRWのホイールシリン
ダ25.26、駆動輪RLW、RRWのホイルシリンダ
27,28、そして、アンチスキッド制御を行なうため
の油圧回路30、およびパワーステアリングの油圧回路
40とから構成されている。
また、遊動輪FLW、FRWの回転数に応じた周波数の
信号を出力する遊動輪センサSF、同じく駆動輪センサ
SR2も配設されている。そして、電子制御装置(以下
単にECUとよぶ)50は、上記各センサからの信号を
入力して、既述した第2スロツトルバルブTPI 2と
上述したブレーキ系統とを制御して、加速スリップ制御
を行なう。
ここで上記ブレーキマスクシリンダ22としてはタンデ
ム型のマスクシリンダが用いられ、左・右の遊動輪FL
W、FRWに設けられたホイールシリンダ25.26と
左・右の駆動輪RLW、RRWに設けられたホイールシ
リンダ27.28とには夫々異なる油圧系で以てブレー
キ油圧が伝達される。またサブマスクシリンダ23にて
発生されるブレーキ油圧は左・右の駆動輪RLW、RR
W制御用の油圧として用いられるが、このブレーキ油圧
と、ブレーキマスクシリンダ22にて発生する油圧のい
ずれがアンチスキッド油圧回路30を介してホイールシ
リンダ27.28に伝達されるかは、チェンジバルブ2
4によって定められる。
チェンジバルブ24はシャトル弁の構成をとり、上記ふ
たつの油圧のうち大きい方の油圧をアンチスキッド油圧
回路30へ伝達する。
アンチスキッド油圧回路30は、チェンジバルブ24か
ら伝達される圧力を3位置バルブ31を介して駆動輪ホ
イールシリンダ27.28へ伝達する油圧経路を基本と
し、ポンプ32による加圧と3位置バルブ31の切り換
えによる保持と減圧(圧力をリザーバ33へ扱り)とを
行なう。尚、34.35.36は各々逆止弁であって、
特に逆     。
止弁36を介した油圧経路は3位置バルブ31が「保持
」の時に、ブレーキペダルの操作による減圧(制動力低
下)を行なう為のものである。3位     □置バル
ブ31はECU3Oによって制御されるが、そのポジシ
ョンはバルブ位置aが「加圧」に、bが「保持」に、C
が「減圧」に、各々対応している。
次にパワーステアリング油圧回路40について説明する
。パワーステアリング油圧回路40は、この油圧回路に
流れる油をリザーバタンク41より汲み出す油圧ポンプ
42と、この油の逆流を防止する逆止弁43.44と、
ステアリングギアボックス45と、ステアリングが操舵
されてステアリングギアボックス45の油圧が上昇した
時にオン状態(ロウレベル)とされる油圧スイッチ46
と、油圧ポンプ42により高められた油圧(以下、ステ
アリング油圧と呼ぶ)をパワーステアリング油圧回路4
0内でのみ使用するか(位置eに対応)、加速スリップ
制御用にサブマスクシリンダ23に伝達するか(位置f
に対応)を切換える2位置弁(以下、M/C昇圧弁と呼
ぶ)47と、油圧ポンプ42によって汲み出された油を
絞ることなくステアリングギアボックス45に流すか(
位置りに対応)、絞ってこの油圧回路の圧力を上昇させ
て流すか(位置iに対応)を切換える2位置弁(以下、
PS昇圧弁と呼ぶ)48、とから構成されている。ここ
で、遊動輪センサSF、駆動輪センサSR2、油圧スイ
ッチ46の検出した信号はECU3Oに入力される。そ
してM/C昇圧弁47とPS昇圧弁48とは、加速スリ
ップ制御時には、共に、サブマスクシリンダ23にパワ
ーステアリング油圧回路40からの油圧を供給するよう
にECU3Oにより切り換え制御される。また、アンチ
スキッド油圧回路30のポンプ32も、加速スリップ制
御時には、ECU3Oにより油圧を発生するように駆動
される。
上記ECU3Oの構成は、第8図に示すように、第1実
施例の場合と同様の構成のため、符号の下1桁と添字を
第1実施例と同一表記とし、説明を省略する。
次に、上記ECU3Oにより実行される加速スリップ制
御処理を第9図のフローチャートに基づいて説明する。
尚、本処理は、所定時間毎に繰り返して実行される。
まず、本処理の概要を説明する。
(1) 駆動輪RLW、RRWのスリップ率Sが第2基
準スリツプ率Sb本より大きい場合には、第1実施例で
示した第2スロツトルバルブ制御に加えて、駆動輪RL
W、RRWにブレーキを掛けるブレーキ制御を開始する
。すなわち、駆動輪ブレーキ増圧信号Iが出力されて3
位置バルブ31をaの位置とbの位置とに0N10FF
制御し、駆動輪ホイールシリンダ27.28へのブレー
キ油圧の増圧を行なう。
(2)上記(1)の処理により、駆動輪RLW。
RRWに実際にブレーキが掛かり、該駆動輪RLW、R
RWの車輪周速度の上昇が止まると、その時点でブレー
キ制御によるブレーキ油圧の増圧を中止する。すなわち
、駆動輪ブレーキ保持信号が出力されて、3位置バルブ
31をbの位置に保持して、駆動輪ホイールシリンダ2
7.28内のブレーキ油圧の保持を行なう。
(3)上記(2)の処理により、駆動輪RLW。
RRWの車輪周速度の低下が始まり、該駆動輪RLW、
RRWのスリップ率Sが第2基準スリツプ率Sb本より
小さくなった場合には、ブレーキ制御の解除を行なう。
すなわち、駆動輪ブレーキ減圧信号りが出力されて3位
置バルブ31をCの位置にして、駆動輪ホイールシリン
ダ27.28内のブレーキ油圧の減圧を行なう。
(4)記述した第2スロツトルバルブ制御に加えて、上
記(1)、(2)、(3)の制御を繰り返し、各周期毎
の駆動輪ブレーキ油圧の増圧と保持との時間を加算した
総和時間Tが基準時間T。
より小さくなった場合には、もはや駆動輪ブレーキ制御
の必要がなくなったものと判定して、第2スロツトルバ
ルブ制御のみを実行する。
次に、本処理の詳細を説明する。
ステップ100:第1実施例のステップ105〜150
で実行したのと全く同様の第2スロツトルバルブ制御処
理が行なわれる。
2′″17205°7′−1制御75グ110状   
  5゜態、および上記ステップ100で算出した駆動
輪のスリップ率Sと第2基準スリツプ率Sb本の比較が
行なわれる。ここで、ブレーキ制御フラグF1は初期値
がOであり、ブレーキ制御が行なわれ゛  ているか否
かを示すフラグである。また、第2基準スリツプ率Sb
本とは、例えば0.1〜0.3の値であって、ざらに、
既述した第2スロツトルバルブTP12の制御に用いら
れる第1基準スリツプ率S*よりも大きい値である。す
なわち、ブレーキ制御が行なわれておらず、かつ駆動輪
スリップ率Sが第2基準スリツプ率Sb本より大きい場
合には、ステップ210に進む。一方、上記両条件のい
ずれか一方を満たさない場合、すなわち、ブレーキ制御
が既に行なわれている場合、あるいは、駆動輪スリップ
率Sが第2基準スリツプ率Sb*より小さい場合には、
ステップ215に進む。
ステップ210:上記ステップ205の条件判定を満足
する場合に実行される。すなわち、駆動輪スリップ率S
が第2基準スリツプ率Sb本より大きく、かつブレーキ
制御が行なわれていない場合に実行される。ここでは、
ブレーキ制御フラグF1がセットされて、ステップ21
5に進む。
ステップ215ニステツプ205の条件判定を満足しな
い場合、あ゛るいは、上記ステップ210に続いて実行
される。ブレーキ制御フラグF1がリセットされている
か否かを判定している。すなわら、ブレーキ制御が行な
われている場合は、ステップ220に進む。一方、ブレ
ーキ制御が行なわれでいない場合には、NEXTへ扱け
て本処理     ゛を終了する。
ステップ220:上記ステップ215の条件判定に基づ
いて、すなわちブレーキ制御が行なわれている場合に実
行される。すなわち、ブレーキ制御が開始され、実際に
駆動輪RLW、RRWにブレーキが掛かり始めて、該駆
動輪RLW、RRWの車輪周速度が駆動輪センサSR2
により検出され、該駆動輪周速度の上昇が止まったか否
かが判定される。駆動輪RLW、RRWの車輪周速度の
     4上昇が止まったことが駆動輪センサSR2
により検出された場合には、ステップ225に進む。一
方、駆動輪RLW、RRWにまだ充分ブレーキが掛から
ないで、車輪周速度が上昇していることが駆動輪センサ
SR2により検出された場合には、ステップ230に進
む。
ステップ225:上記ステップ220の条件判定に基づ
いて実行される。すなわち、駆動輪RLW、RRWにブ
レーキが掛かり、車輪周速度の上昇が止まったことが駆
動輪センサSR2により検出された場合には、その旨を
示すブレーキピーク検出フラグF2がセットされる。そ
して、ステップ230に進む。
ステップ230ニステツプ220の条件判定を満足しな
い場合、あるいは、ステップ225に続いて実行される
。駆動輪RLW、RRWのスリップ率Sと、第2基準ス
リツプ率Sb本とが比較される。駆動輪RLW、RRW
のスリップ率Sが第2基準スリツプ率Sb*より小ざい
場合には、ステップ260に進む。一方、上記スリップ
率Sが第2基準スリツプ率Sb本以上である場合には、
ステップ240に進む。
ステップ240:上記ステップ230にの条件判定に基
づいて実行される。駆動輪周速度ピーク検出フラグF2
の状態が判定される。駆動輪周速度ピーク検出フラグF
2がリセットされている場合、すなわち、駆動輪RLW
、RRWにまだブレ     1−キが充分掛かってい
ない場合には、ステップ245に進む。一方、駆動輪周
速度ピーク検出フラグF2がセットされている場合、す
なわち、駆動輪RLW、RRWにブレーキが掛かり、車
輪周速度の上昇が停止したことが駆動輪センサSR2に
より検出された場合・には、ステップ255に進む。 
   パステップ245:上記ステップ240の条件判
定に基づいて実行される。すなわち、駆動輪RLW、R
RWにブレーキが充分に掛からず、車輪周速度が上昇し
ていることが駆動輪センサSR2により検出された場合
に実行される。すなわち、駆動輪ブレーキ増圧信号工が
出力されて、3位置バルブ31が位置a(増圧)と位置
b(保持)の開位置間で0N10FF制御される。ここ
で、上記駆動輪ブレーキ増圧信号Iは、その0N10F
Fのデユーティ−比を、上記ステップ100で算出した
路面摩擦係数μに基づき以下に示す式(7)のように変
化させる。なお、上記0N10FF制御の周期CYCは
例えば、20〜100[m5eC]のような値である。
C0N=KbXμ+TOn・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(7)但し、CON・・・3位置バルブ31
が位置aにある時間 K b−・・定数、10〜100[m5eC]Ton・
・・3位置バルブ応答時間、約10[m5eC] C0FF=CYC−CON・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(8)但し、C0FF・・・3位置バルブ3
1が位置すにある時間 ステップ250:上記ステップ245で算出されたデユ
ーティ−比を有する駆動輪ブレーキ増圧信号Iが出力さ
れる。そして、3位置バルブ31が位置aと位置すの開
位置間を上述の周期で往復動して、駆動輪ホイールシリ
ンダ27.28内のブレーキ油圧を増圧する。そして、
NEXTへ扱けて、再び上記ステップ100に戻る。
ステップ255:上記ステップ240の条件判定に基づ
いて実行される。すなわち、駆動輪RLW、RRWにブ
レーキが掛かり、車輪周速度の上昇が止まったことが駆
動輪センサSR2により検出された時に実行される。駆
動輪ブレーキ保持信号が出力されて、3位置バルブ31
が位置すに保持される。これにより、駆動輪ホイールシ
リンダ27.28内の油圧が一定に保持される。そして
、NEXTへ抜けて、再びステップ100に戻る。
ステップ260:上記ステップ230の条件判定に基づ
いて実行される。すなわち、駆動輪RLW、RRWのス
リップ率Sが第2基準スリツプ率Sb*を下廻った場合
に実行される。駆動輪周速     。
度ピーク検出フラグF2がリセットされる。そし   
  、て、ステップ265に進む。
ステップ265:駆動輪RLW、RRWに充分    
 □゛11ブレーキかり、車輪周速度の低下が始まった
ことが駆動輪センサSR2により検出されると実   
  行される。すなわち、駆動輪ブレーキ減圧信号りさ
せて、駆動輪ホイールシリンダ27.28をり    
 l′□が出力され、3位置バルブ31をCの位置に移
動     −ザーバ33に連通させ、該ホイールシリ
ンダ27゜28を減圧させる。
ステップ270:上記ステップ265に続いて実行され
る。すなわち、上記ステップ265の減圧処理が行なわ
れるまでに、上記ステップ250と上記ステップ255
で3位置バルブ31に対して出力された、駆動輪ブレー
キ増圧信号出力時間と駆動輪ブレーキ保持信号出力時間
との総和時間Tが算出される。
ステップ275:上記ステップ270で算出された総和
時間Tが基準時間Toと比較される。該総和時間Tが基
準時間Toより多い場合には、まだ、ブレーキ制御の必
要があると判定されて、NEXTへ扱けて、再び上記ス
テップ100に戻る。
一方、上記総和時間Tが基準時間Toより少ない場合に
は、もはやブレーキ制御の必要がないものと判定されて
、ステップ280に進む。ここで、基準時間Toとは、
例えば、15〜50[m5eC]のような値である。
ステップ280:上記ステップ275の条件判定に基づ
いて実行される。すなわち、ブレーキ制御の必要がもは
やないものとして、ブレーキ制御フラグF1がリセット
される。そして、NEXTへ扱けて、再び上記ステップ
100に戻る。
なお、ブレーキ制御の必要がもはやないものとして、上
記ステップ280でブレーキ制御フラグF1がリセット
された後は、再びステップ205の条件が成立してブレ
ーキ制御の必要が生じるまで、既述したステップ100
の第2スロツトルバルブ制御処理が繰り返して実行され
る。
また、ステップ100で実行される第2スロツ    
 ゛トルパルプ制御処理は、第2スロツトルバルブTP
12の開度θijが、アクセルペダルAPI 1に連動
する第1スロツトルバルブTP11の開度より大きくな
った場合は、該第2スロツトルバルブTP12を全開の
位置に保持する処理を行なう。    ゛以後、上記各
処理を必要に応じて繰り返し実行する。
なお、第2実施例において、第2スロツトルバルブTP
’l 2とDvモータTM12と駆動輪ホイールシリン
ダ27.28と3位置バルブ31とECU3Oおよび該
ECU3Oにより実行される処理(100,205,2
10,215,220゜225.230,240,24
5,250,255.260,265,270,275
.280>が駆動力調節手段M8に該当する。
以上説明したように、第2実施例は、路面摩擦係数μに
基づく第2スロツトルバルブTP12の開度調節に加え
て、同じく路面摩擦係数μに基づく駆動輪RLW、RR
Wのブレーキ油圧の増減圧調節も行なっている。このた
め、第1実施例の各効果に加えて、以下のような効果を
奏する、。
すなわち、加速スリップ制御に際して、応答性の早い部
分は駆動輪RLW、RRWのブレーキ制御により実行さ
れ、上記ブレーキ制御に比較して長い時間に亘る駆動制
御は第2スロツトルバルブ制御により行なわれるため、
制御の収束が早く、全体的に効率の良い加速スリップ制
御が可能となる。
また、エンジン11の駆動力が第2スロツトルバルブT
P12により調節されているので、加速スリップ制御の
際に必要となる制動力は比較的小ざなもので済み、ブレ
ーキ油圧系統の小型・軽量化ができる。       
              °パさらに、第2実施例
では、アンチスキッドを行     5なうために設け
られたアンチスキッド油圧回路30と3位置バルブ31
とを用いて加速スリップ制御を行なうため、該加速スリ
ップ制御のための専用の油圧回路や装置を必要とせず、
簡単な構成で、駆動輪の回転を抑制する加速スリップ制
御を実現することが可能となる。
また、加速スリップ制御時の圧力源として、パワステア
リング油圧回路を利用しているため、専     出用
の圧力源を必要とせず、従来、アンチスキッド制御装置
とパワステアリング装置を搭載している車両にわずかの
改良を加えるのみで加速スリップ制御を行うことができ
るという利点も生じる。
ッよ、*R8M(021)−ヶ1.。1、−6え12.
′□が、本発明はこのような実施例に同等限定される 
     1ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で、種々なる態様で実施し得ることは勿論である
登用の効果                    
  ゛以上詳記したように、本発明の加速スリップ制御
装置は、車両が走行している路面の路面摩擦係数と駆動
輪のスリップ率とを算出し、該駆動輪のスリップ率と目
標スリップ率との偏差に対応して、路面摩擦係数から定
まる駆動力を補正し、該補正された駆動力で駆動輪を回
転させる。このため、車両走行中は常に、最大の加速性
が得られるスリップ率で駆動輪の回転を制御することが
できるという優れた効果を奏する。
また、駆動輪のスリップ率と、基準スリップ率との偏差
に対応して駆動力を調節しているため、駆動輪と路面と
の摩擦力を最適値に早く収束させることが可能となる。
ざらに、車両が走行している路面の路面摩擦係数を算出
し、該路面摩擦係数に基づき駆動力を制御しているため
、路面状態が異なり、路面摩擦係数が変化したような場
合でも、最適な加速スリップ制御を行うことができる。
なお、駆動力の調節を、例えば内燃機関の出力を調節す
ることにより行った場合には、加速スリップ制御により
無駄な燃料消費を抑制することができ、燃費性能の向上
が可能となる。また、駆動力の調節を、例えば駆動輪の
回転を抑制するブレーキの制動力を調節することにより
行った場合には、応答性の早い加速スリップ制御が可能
となる。
ざらに、上記ブレーキの制動力の調節に加えて、   
   。
内燃機関の出力を調整するよう構成した場合には、内燃
機関の出力が調節されているために、制動力が小さくて
済むため、装置の小型・軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は本発明第1実
施例の加速スリップ制御装置を搭載した車両のエンジン
周辺と車輪部分の概略構成図、第3図は同じくそのEC
Uを説明するためのブロック図、第4図は本発明第1実
施例でECIより実行される処理のフローチャート、第
5図は路面摩擦係数と駆動輪スリップ率の関係を示すグ
ラフ、第6図はエンジン出力トルクとエンジン回転数と
第2スロツトルバルブ開度との関係を規定したマツプを
示すグラフ、第7図は本発明第2実施例の加速スリップ
制御装置を搭載した車両のエンジン周辺とブレーキ等の
制動手段の油圧系を示す概略構成図、第8図は同じくそ
のECUを説明するためのブロック図、第9図は本発明
第2実施例においてECLJk:より実行される処理の
フローチャートである。 1.11・・・エンジン TP2.TPl 2・・・第2スロツトルバルブTM2
.TM12・・・DCモータ FLW・・・左遊動輪 FRW・・・右遊動輪 RLW・・・左駆動輪 RRW・・・右駆動輪 SFl・・・左遊動輪センサ SF2・・・右遊動輪センサ SF・・・遊動輪センサ SRI、SR2・・・駆動輪センサ 31・・・3位置バルブ 27.28・・・駆動輪ホイールシリンダ10.50・
・・電子制御装置(ECU>10a、50a−CPU 代埋入  弁理士  定立 勉 、′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体速度と駆動輪周速度とから駆動輪スリップ率を
    算出する駆動輪スリップ率算出手段を有し、該算出され
    た駆動輪のスリツプ率に基づき車両加速時に、上記駆動
    輪と路面との摩擦力が大きくなるよう該駆動輪の回転を
    制御する制御手段を備えた加速スリツプ制御装置におい
    て、 車体の加速度を検出する車体加速度検出手段を設けると
    共に、 上記制御手段が 上記車体加速度検出手段により検出された車体の加速度
    に基づいて車両が走行している路面の摩擦係数を算出す
    る路面摩擦係数算出手段と、上記路面に対して上記駆動
    輪が伝達可能な最大駆動力を、上記路面摩擦係数算出手
    段から得られる路面摩擦係数に基づき算出する最大駆動
    力算出手段と、 上記駆動輪スリップ率算出手段から得られる上記駆動輪
    のスリップ率と目標スリップ率との偏差に対応して、上
    記最大駆動力算出手段から得られる最大駆動力を補正す
    る駆動力補正手段と、該補正された最大駆動力が上記駆
    動輪に伝達されるように駆動力を調節する駆動力調節手
    段と、を備えたことを特徴とする加速スリップ制御装置
    。 2 上記駆動力調節手段が上記駆動輪を回転させる内燃
    機関の出力と、該駆動輪の回転を抑制するブレーキの制
    動力との少なくとも一方を調節する特許請求の範囲第1
    項に記載の加速スリップ制御装置。
JP60142846A 1985-06-29 1985-06-29 加速スリツプ制御装置 Expired - Lifetime JPH0692751B2 (ja)

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