JP2614837B2 - 4輪駆動車のトルク配分制御装置 - Google Patents

4輪駆動車のトルク配分制御装置

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JP2614837B2
JP2614837B2 JP63181219A JP18121988A JP2614837B2 JP 2614837 B2 JP2614837 B2 JP 2614837B2 JP 63181219 A JP63181219 A JP 63181219A JP 18121988 A JP18121988 A JP 18121988A JP 2614837 B2 JP2614837 B2 JP 2614837B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、4輪駆動車における前、後輪のトルク配分
を可変制御するトルク配分制御装置に関する。
(従来の技術) エンジン出力により前後左右の全ての車輪を駆動する
4輪駆動車においては、各車輪のトルク配分を常に等し
い状態に保持するのではなく、そのときの運転状態に応
じた最適の配分に可変制御することが望ましく、例えば
特開昭60−248440号公報によれば、いずれかの車輪がス
リップしたときに、その車輪の駆動トルクを低減するこ
とによりスリップを解消することが示されている。ま
た、加速時には、車両の荷重移動に応じて前、後輪のト
ルク配分に変化させることにより、前、後輪ともスリッ
プさせることなく、その駆動力が有効に車両の推進力に
変換されるようにして加速性能を向上させ、さらに旋回
時においては、旋回走行の各段階に応じて所要の回頭性
や安定性等が得られるように各車輪のトルク配分を可変
制御する、といったことが考えられている。
一方、上記のような運転状態に応じたトルク配分を実
現する方法としては、配分を小さくする車輪に制動力を
付与してその駆動トルクを減少させると共に、この制動
力の付与による車両全体としての駆動力の減少をエンジ
ン出力の増大により補うという方法が考えられている。
これを具体的に説明すると、今、前輪と後輪の配分を
例えば4:6に設定するものとすると、車両全体としての
要求トルクを1とすれば、その1.2倍のトルクが得られ
るようにエンジン出力を増大させ、これを前輪及び後輪
にそれぞれ0.6づつ配分すると共に、前輪については、
制動力により0.2分のトルクを吸収する。このようにし
て、全体としての要求トルクを確保しながら、各車輪の
トルク配分を目標配分に設定するのである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のようなトルク配分方法によると、各
車輪の配分を異ならせる場合、トルク配分を小さくする
車輪に対して制動力を付与することになるので、それだ
けブレーキ装置の負担が増大することになるが、特に車
輪に伝達されている駆動トルクが大きい状態でのトルク
配分時にはブレーキ装置の負担が大きくなり、そのた
め、該ブレーキ装置の耐久性の低下を招くことになるの
である。
そこで、本発明は、上記のようにブレーキ制御とエン
ジン制御とにより運転状態に応じたトルク配分制御を行
うようにした4輪駆動車において、このトルク配分制御
によるブレーキ装置の負担をできるだけ軽減し、もって
該ブレーキ装置の耐久性の向上を図ることを課題とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明においては次のよう
な手段を用いる。
すなわち、本発明に係る4輪駆動車のトルク配分制御
装置は、第1図に示すように、エンジンAの出力により
前後左右の全ての車輪B…Bを駆動するように構成さ
れ、且つエンジン出力を制御するエンジン出力制御手段
Cと、各車輪B…Bに付与する制動力を制御するブレー
キ制御手段Dと、これらの制御手段C,Dにより運転状態
に応じて各車輪のトルク配分を可変制御するトルク配分
制御手段Eとを備えた構成において、駆動トルクが大き
い状態を検出する高駆動トルク状態検出手段Fと、該検
出手段Fにより高駆動トルク状態を検出したときに、上
記トルク配分制御手段Eによって設定される各車輪のト
ルク配分を上記ブレーキ制御手段Dによるトルク配分制
御が規制される方向に補正するトルク配分補正手段Gと
を設ける。
(作用) 上記の構成によれば、駆動トルクが特に大きくない場
合には、トルク配分制御段Eがエンジン出力制御手段C
及びブレーキ制御手段Dを作動させて、各車輪のトルク
配分を運転状態に応じて予め設定された配分に制御する
ことになるが、駆動トルクが大きい場合は、トルク配分
補正手段Gが上記トルク配分制御手段Eによって設定さ
れる各車輪のトルク配分を上記ブレーキ制御手段Dによ
るトルク配分制御が規制される方向に補正する。従って
トルク配分制御のためのブレーキ装置の負担が軽減され
ることになる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
まず、第2図により本実施例の全体構成を説明する
と、本実施例に係る車両1は、左右の前輪2,3及び左右
の後輪4,5がいずれも駆動輪とされた4輪駆動車であっ
て、エンジン6の出力が変速機7を介してトランスファ
ー装置8に入力されて、前輪2,3側と後輪4,5側とに分割
されるようになっている。そして、前輪2,3側への出力
は、上記トランスファー装置8の側部から前方へ延びる
第1プロペラシャフト9、前輪用差動装置10及び左右の
前輪駆動軸11,12を介して左右の前輪2,3に伝達され、ま
た後輪4,5側への出力は、上記トランスファー装置8か
ら後方へ延びる第2プロペラシャフト13、後輪用差動装
置14及び左右の後輪駆動軸15,16を介して左右の後輪4,5
の伝達されるようになっている。
また、上記左右の前輪駆動軸11,12及び左右の後輪駆
動軸15,16には、これらと一体的に回転するディスクロ
ータと、制動圧が供給されたときに該ディスクロータの
回転を制動するキャリパ等でなるブレーキ装置17,18,1
9,20がそれぞれ備えられている。これらのブレーキ装置
17〜20は、ブレーキペダルの踏込み時にマスタシリンダ
で発生する制動圧によって作動する一方、別途備えられ
たブレーキコントローラ21によっても、後述する制動圧
制御弁を介してその制動動作が制御されるようになって
いる。
さらに、この車両1には、上記エンジン6の吸気通路
に備えられたスロットルバルブ22を開閉駆動するアクチ
ュエータ23と、このアクチュエータ23の作動を制御する
エンジンコントローラ24とが備えられており、このエン
ジンコントローラ24に入力されるアクセル開度センサ25
からの信号により、上記スロットルバルブ22の開度をア
クセス開度に応じて制御するようになっている。
そして、上記ブレーキコントローラ21とエンジンコン
トローラ24とを介して、ブレーキ制御とエンジン制御と
を行うことにより、上記各車輪2〜5に対するトルク配
分を制御するトルク配分コントローラ26が備えられ、こ
のコントローラ26に、上記アクセル開度センサ25からの
信号と、各車輪2〜5の回転数をそれぞれ検出する各車
輪度センサ27…27からの信号と、旋回時のトルク配分制
御のための舵角センサ28からの信号と、車両に作用する
横方向の加速度を検出する横加速度センサ29からの信号
と、上記変速機7のギヤポジション(変速段)を検出す
るギヤポジションセンサ30からの信号と、さらにエンジ
ンの出力を示すパラメータとしてブースト圧を検出する
ブースト圧センサ31からの信号とが入力されるようにな
っている。そして、このトルク配分コントローラ26は、
ブレーキコントローラ21を介して各車輪2〜5のブレー
キ装置17〜20をそれぞれ作動させて対応する車輪の駆動
トルクを制動トルク分だけ減少させると共に、この駆動
トルクの減少を補うようにエンジン出力を制御すること
により、上記各センサ25,27〜31からの信号が示す運転
状態に応じて、各車輪2〜5のトータルの駆動力を保持
しながら、そのトルク配分を可変制御し、また状況に応
じてそのトルク配分を補正するようになっている。
次に、第3図により、上記ブレーキコントローラ21に
より各ブレーキ装置17〜20を作動させる制動圧制御及び
そのアクチュエータの構成について説明する。なお、第
3図は左右の前輪2,3のブレーキ装置17,18についてのみ
示しているが、左右の後輪4,5のブレーキ装置19,20につ
いても同様に構成されている。
マスタシリンダ30から左右の前輪用ブレーキ装置17,1
8(及び左右の後輪用ブレーキ装置19,20)にそれぞれ制
動圧を供給する各制動圧通路41,42上にはそれぞれ制動
圧制御弁43,44が設置されており、また、これらの制御
弁43,44をそれぞれ作動させるアクチュエータ45,46が備
えられている。
上記制動圧制御弁43,44は、いずれも、シリンダ43a,4
4a内にピストン43b,44bを嵌挿して、これらのシリンダ4
3a,44a内を容積可変室43c,44cと制御室43d,44dとに画成
すると共に、該ピストン43b,44bをスプリング43e,44eに
より容積可変室43c,44cの容積が増大する方向に付勢し
た構成とされている。そして、上記マスタシリンダ40か
ら各車輪のブレーキ装置17,18(及び19,20)に至る制動
圧通路41,42が上記容積可変室43c,44cをそれぞれ通過
し、通常はマスタシリンダ40で発生された制動圧がこれ
らの容積可変室43c,44cを通って上記各ブレーキ装置17
〜20に供給されるようになっている。
また、上記ピストン43b,44bには、制御室43d,44dに導
入される制御圧により、該ピストン43b,44bがスプリン
グ43e,44eに抗して容積可変室43c,44cの容積が減少する
方向に移動したときに、これらの容積可変室43c,44cへ
の制動圧入口を閉じるチェックバルブ43f,44fが設けら
れている。そして、上記制御室43d,44dに制御圧が導入
されて、チェックバルブ43f,44fによって制動圧通路41,
42が遮断されたときに、上記ピストン43b,44bの移動に
より容積可変室43c,44c内で制動圧が発生され、この制
動圧が各ブレーキ装置17〜20にそれぞれに供給されるよ
うになっている。
一方、これらの制動圧制御弁43,44を作動させるアク
チュエータ45,46は、それぞれ、増圧用電磁弁45a,46a
と、減圧用電磁弁45b,46bとで構成されている。そし
て、上記増圧用電磁弁45a,46aは、オイルポンプ47から
リリーフ弁48を介して上記制動圧制御弁43,44の制御室4
3d,44dに至る制御圧供給ライン49,50上にそれぞれ配置
され、また減圧用電磁弁45b,46bは、上記制御室43d,44d
から導かれたドレンライン51,52上にそれぞれ配置され
ている。そして、これらの電磁弁45a,46a,45b,46bは上
記ブレーキコントローラ21からのブレーキ制御信号によ
り開閉制御され、増圧用電磁弁45a,46aが開き且つ減圧
用電磁弁45b,46bが閉じたときに、制動圧制御弁43,44の
制御室43d,44dに制御圧が導入されることにより、各ブ
レーキ装置17〜20に制動圧が供給され、また、増圧用電
磁弁45a,46aが閉じ且つ減圧用電磁弁45b,46bが開いたと
きに、上記制御室43d,44dから制御圧が排出されること
により、各ブレーキ装置17〜20に供給されている制動圧
が減圧され、このようにしてこれらのブレーキ装置17〜
20に供給される制動圧が調整されることにより、各車輪
2〜5にそれぞれ付与される制動トルクが制御されるよ
うになっている。
次に、この実施例の作用を、上記トルク配分コントロ
ーラ26によるトルク配分制御動作を示す第4図以下の図
面に従って説明する。
まず、第4図のフローチャートにより全体の制御動作
を説明すると、作動開始時にステップS1でシステムの初
期化を行い、次いでステップS2,S3に従って、所定の計
測タイミングとなったときに、第2図に示す各センサ2
5,27…27,28,29,30,31からの信号に基いてアクセル開
度、各車輪速、舵角、横加速度、ギヤポジション、ブー
スト圧等の各操作量もしくは運動量を計測する。そし
て、ステップS4〜S6により、旋回状態に応じたトルク配
分制御、車両の前後方向及び横方向の加速度に応じたト
ルク配分制御、並びに車輪のスリップ状態に応じたトル
ク配分制御をそれぞれ実行すると共に、ステップS7で上
記各制御によって設定されたトルク配分を駆動トルクに
応じて補正し、さらにステップS8でエンジン出力の余裕
に応じて補正する。そして、ステップS9で、上記の補正
を行ったトルク配分となるようにエンジン及びブレーキ
の制御を行う。
次に、上記ステップS4〜S9の各制御の具体的内容を説
明すると、まず旋回状態に応じたトルク配分制御は第5
図のフローチャートに従って行われる。
この制御においては、まず、ステップS11で旋回走行
の各段階に応じて設定されるフラグFの値を判定する。
このフラグFは、当該車両の直進時に“0"、コーナー進
入時(旋回初期)に“1"、コーナリング中(旋回中期)
は“2"、コーナー脱出時(旋回終期)に“3"の値を示す
ものであり、当初は直進状態にあって、F=0であるか
ら、次にステップS12で舵角が設定値以上であるか否か
を判定する。そして、直進状態が継続していて、舵角が
上記設定値より小さいときは、ステップS13で後輪のト
ルク配分比(左右の後輪の配分比のトータル)Rを0.
5、即ち前、後輪の配分比を等しくする状態に設定す
る。
一方、車両がコーナーに進入して舵角が設定値以上と
なると、ステップS14で上記フラグFを“1"にセットし
た上で、ステップS15〜S17に従って後輪のトルク配分比
Rを次のようにして設定する。
つまり、まず、第6図に示すように予め設定されたマ
ップから舵角に応じた基本配分比R0を読取ると共に、第
7図のマップから舵角の変化率に応じた配分比Rの補正
量ΔRを読取り、R0+ΔRを後輪の配分比Rとする。そ
の場合に、上記基本配分比R0は、第6図に示すように、
所定の舵角範囲において0.5から1より小さな所定値ま
で舵角の増大に応じて大きくなるように設定されてお
り、また、上記補正量ΔRは、第7図に示すように、0
から所定値までの範囲で舵角変化率の増大に応じて大き
くなるように設定されている。従って、旋回初期は、舵
角が大きいほど、またその変化率が大きいほど後輪のト
ルク配分比が0.5より大きな値に設定されることにな
る。
そして、このようにしてコーナーに進入すると、上記
フラグFが“1"となるので、次はステップS11からステ
ップS18を経てステップS19を実行し、舵角が増加中か否
かを判定して、増加中の場合は上記ステップS15〜S17
よる旋回初期の制御を継続して行い、また舵角の増加が
停止して旋回中期に移行すると、ステップS20,S21によ
って上記フラグFを“2"にセットし、且つ直進時と同様
に後輪のトルク配分比R(及び前輪の配合比)を0.5に
設定する。
さらにフラグFが“2"になれば、次にステップS22
らステップS23を実行して舵角が減少し始めたか否かを
判定し、減少し始めるまでは未だ旋回中期であると判断
して、上記ステップS21によって後輪のトルク配分比R
を0.5に保持する。そして、舵角が減少し始めため、ス
テップS24でフラグFを“3"にセットした後、ステップS
25〜S27に従って旋回終期のトルク配分を設定する。こ
の場合のトルク配分の設定は、第8図に示すマップから
舵角に応じた後輪の基本配分比R0′を読取り、且つこの
基本配分比R0′から第9図に示すマップから読取った舵
角の変化率に応じた補正量ΔR′を減算することにより
後輪のトルク配分比Rを求める。その場合に、基本配分
比R0′は、第8図に示すように、舵角の減少、即ちハン
ドルの戻しに応じて0.5から0.5より小さな所定値まで減
少させるようになっており、また補正量ΔR′は舵角の
変化率が大きいほど大きな値となるように設定されてい
る。従って、この旋回終期においては、ハンドルが戻さ
れるに従って、またその戻し速度が大きいほど後輪のト
ルク配分比Rは0.5より小さな値に設定されることにな
る。
そして、その後、舵角が設定値以下まで減少すると、
ステップS28からステップS29,S30を実行し、フラグFを
“0"にリセットし且つ後輪のトルク配分比Rを0.5に設
定して、この旋回時におけるトルク配分制御を終了す
る。
このようにして、この旋回状態に応じたトルク配分の
制御によれば、旋回初期に後輪のトルク配分比Rが0.5
より大きくされてステアリング特性がオーバーステア傾
向とされることにより、良好な回頭性が得られ、また旋
回終期には後輪のトルク配分比Rが0.5より小さくされ
てステアリング特性がアンダーステア傾向とされること
により、車両の安定性が向上されることになる。
次に、加速度に応じたトルク配分制御について説明す
ると、この制御は第10図のフローチャートに従って行わ
れ、まずステップS31で各車輪の車輪速のうちの最も小
さなもの、つまり最もスリップ量が小さなものの今回測
定時の値(VMINと前回測定時の値(VMINN-1との
差として前後方向の加速度G1を求め、ステップS32でこ
の加速度G1に応じた後輪のトルク配分比Q1を第11図に示
すマップから読取る。また、ステップS33で横方向の加
速度G2に応じた右側輪のトルク配分比(右側の前後の車
輪の配分比のトータル)Q2を第12図のマップから読取
る。その場合に、第11図に示すように、前後加速度G1
応じた後輪のトルク配分比Q1は、該加速度G1が所定値以
上でその増大に従って大きくなるように設定されてお
り、従って前、後輪の駆動トルクが加速に伴う後輪側へ
の荷重移動に対応しながら変化することになって、前、
後車輪ともスリップを生じることなく、その駆動トルク
が有効に車両の推進力に変換されることになる。また、
上記右側輪のトルク配分比Q2は、第12図に示すように右
方向の横加速度が大きくなるほど大きな値に設定され、
左方向の横加速度が大きくなるほど小さな値に設定され
るようになっている。つまり、横方向の加速度に対して
も、荷重移動に応じて荷重が増大する側の車輪のトルク
配分比が大きくされることになる。
さらに、スリップ状態に応じたトルク配分の制御は第
13図のフローチャートに従って行われ、まず、ステップ
S41で、後輪に対する前輪のスリップ率S1、前輪に対す
る後輪のスリップ率S2、左側輪に対する右側輪のスリッ
プ率S3、右側輪に対する左側輪のスリップ率S4をそれぞ
れ次の式に従って求める。
S1=(VFL+VFR)/(VRL+VRR) S2=(VRL+VRR)/(VFL+VFR) S3=(VFR+VRR)/(VFL+VRL) S4=(VFL+VRL)/(VFR+VRR) ここで、VFL,VFR,VRL,VRRは、それぞれ左前輪、右前
輪、左後輪、右後輪の各車輪速を示す。
次いで、ステップS42で後輪に対する前輪のスリップ
率S1が1より大か否かを判定し、S1>1のとき、つまり
前輪がスリップしているときは、ステップS43で第14図
のマップから後輪のトルク配分比P1を読取り、またS1
1のとき、つまり後輪がスリップしているときは、ステ
ップS44で第15図のマップから後輪のトルク配分比P1
読取る。その場合に、第14図に示すように、前輪がスリ
ップしているとき(S1>S1)は、そのスリップ率S1が所
定値S0以上の範囲で増大するに従って後輪のトルク配分
比P1が0.5より大きくなるように設定され、また、第15
図に示すように、後輪がスリップしているとき(S2
1)は、前輪に対する後輪のスリップ率S2が所定値S0
上の範囲で増大するに従って後輪のトルク配分比P1が0.
5より小さくなるように設定されている。つまり、前、
後輪のいずれがスリップしているときも、そのスリップ
している方の配分を小さく、スリップしていない方の配
分が大きくするのである。
同様に、ステップS45で左側輪に対する右側輪のスリ
ップ率S3が1より大きいか否かを判定し、S3>1のと
き、つまり右側輪がスリップしているときはステップS
46で第16図のマップから右側輪のトルク配分比P2を読取
り、S3<1のとき、つまり左側輪がスリップしていると
きは、ステップS47で第17図のマップから右側輪のトル
ク配分比P2を読取る。その場合に、第16図に示すよう
に、右側輪がスリップしているとき(S3>1)は、その
スリップ率S3が所定値S0以上の範囲で増大するに従って
右側輪のトルク配分比P2が0.5より小さくなるように設
定され、また第17図に示すように、左側輪がスリップし
ているとき(S4>1)は、右側輪に対する左側輪のスリ
ップ率S4が所定値S0以上の範囲でその増大に従って右側
輪のトルク配分P2が0.5より大きくなるように設定され
ている。つまり、この場合も、左右の車輪のうちのスリ
ップしている方の配分を小さく、スリップしていない方
の配分を大きくするように設定するのである。
以上のようにして、旋回状態に応じた後輪のトルク配
分比R、前後方向の加速度に応じた後輪のトルク配分比
Q1、横方向の加速度に応じた右側輪のトルク配分比Q2
及び車輪のスリップ率に応じた後輪及び右側輪のトルク
配分比P1,P2が決定されると、次にこれらの各トルク配
分比を駆動トルクに応じて補正する制御が行われる。
この補正制御は第18図のフローチャートに従って行わ
れ、まず、ステップS51で、変速機7のギヤポジション
に応じた配分比の減少率αを第19図のマップに基いて設
定する。その場合に、この減少率αは、ギヤポジション
が最高変速段(図例では5速)のときに1とされ、低変
速段側になるに従って1より小さな値となるように設定
されている。そして、ステップS52で、上記の各運転状
態に応じて設定したトルク配分比R,Q1,Q2をこの減少率
αにより次式に従って補正し、ギヤポジションが低変速
段側にある場合ほど、0.5に近づけるように補正する。
R=α×(R−0.5)+0.5 Q1=α×(Q1−0.5)+0.5 Q2=α×(Q2−0.5)+0.5 また、ステップS53で、ブースト圧に応じたトルク配
分比の補正係数βを第20図のマップから読取り、ステッ
プS54でこの補正係数βを用いて、上記減少率αで補正
した各トルク配分比R,Q1,Q2を次式に従ってさらに補正
する。
R=β×(R−0.5)+0.5 Q1=β×(Q1−0.5)+0.5 Q2=β×(Q2−0.5)+0.5 ここで、この補正係数βは、ブースト圧、換言すれば
エンジン出力が所定値以上でその増大に従って1より減
少するように設定されている。
従って、上記各トルク配分比R,Q1,Q2は、減少率α及
び補正係数βにより、ギヤポジションが低変速段側にあ
る場合ほど、またエンジン出力が大きいほど、つまり、
車輪に伝達される駆動トルクが大きいほど、0.5を基準
とした配分量が減少するように、換言すれば各車輪のト
ルク配分比が均等化するように補正されることになる。
なお、この駆動トルクに応じた各運転状態についての
トルク配分比の補正は、第13図の制御で求めたスリップ
状態に応じたトルク配分比P1,P2については行われず、
これらの配分比P1,P2は第13図の制御で求められた値に
保持される。
次に上記各運転状態に応じたトルク配分比R,Q1,Q2,
P1,P2(R,Q1,Q2については上記の補正を行ったもの)を
合算して各車輪のトータルのトルク配分比を求めること
になるのであるが、この場合に、エンジン出力の余裕に
応じた配分比の補正制御が行われる。
この補正制御は第21図に示すフローチャートに従って
次のように行われる。
まず、ステップS61でアクセス開度に応じたトルク、
すなわち運転者が要求する要求トルクT0と、その時点で
エンジンが出力しうる最大トルクTMAX(車輪の駆動トル
クに換算した値)とを算出し、次いでステップS62で、
上記各運転状態に応じて設定したトルク配分比を合算し
た後輪及び右側輪のトータルのトルク配分比K,Lを次式
に従って算出する。
K=R+Q1+P1−1 L=Q2+P2−0.5 ここで、各トルク配分比R,Q1,Q2,P1,P2はいずれも0.5
を基準とした値であって、トータル配分比K,Lも0.5を基
準とする必要上、上記のようにK,Lは各トルク配分比を
合算した値から1もしくは0.5を減算することになる。
次に、ステップS63で上記のようなトータルトルク配
分比K,Lを目標として、これを実現するのに必要な出力
トルクTs0を算出する。この算出動作は第22図のフロー
チャートで示すサブルーチンとして行われ、まず、ステ
ップS81で後輪のトータル配分比Kが0.5より大きいか否
かを判定する。そして、K>0.5のときは、ステップS82
でその値をXに置換し、K≦0.5のときは、ステップS83
で(1−K)をXとする。つまり、後輪のトータル配分
比Kと前輪のトータル配分比(1−K)のうちの大きい
方の値をXとするのである。
同様に、ステップS84で右側輪のトータル配分比Lが
0.5より大きいか否かを判定し、L>0.5のときは、ステ
ップS85でその値をYに置換し、L≦0.5のときは、ステ
ップS86で(1−L)をYとする。
そして、ステップS87で、次式に従って上記目標トル
ク配分を実現するのに必要な出力トルクTsn(n=0,1,
2,3)を算出する。
Tsn=4・X・Y・T0 つまり、前輪と後輪のトルク配分が等しく(X=0.
5)、且つ右側輪と左側輪のトルク配分も等しい(Y=
0.5)場合には、このトルク配分を実現するのに必要な
出力トルクTsnはアクセス開度に応じた要求トルクT0
等しくなるのであるが、例えば前輪または後輪のうちの
配分が大きい方の配分比Xが0.6であり、また右側輪と
左側輪のうちの配分が大きい方の配分比Yも0.6である
とすると、この配分を実現するのに必要なトルクTsnは
要求トルクT0の1.44倍となるのである。
このようにして、必要トルクTs0(Tsn)が算出される
と、次に、第21図のフローチャートのステップS64でこ
の必要トルクTs0と出力可能な最大トルクTMAXとを比較
し、TMAX≧Ts0のとき、つまりエンジン出力に余裕があ
って目標トルク配分を実現するのに十分な出力が得られ
るときには、ステップS65で、その必要トルクTs0を実際
に出力するトルクTとして設定する。
一方、TMAX<Ts0のとき、つまりエンジン出力の余裕
が少ないため、目標トルク配分を実現するのに必要なト
ルクTs0が得られないときには、ステップS66以下で目標
トルク配分の補正を行う。
この補正は、後輪及び右側輪のトータル配分比K,Lの
算出に際して、各運転状態に応じた配分のうちの優先度
の低いものから順次削除することにより行われ、まずス
テップS66では旋回状態に応じた後輪のトルク配分比R
を削除して、トータルトクル配分比K,Lを次式に従って
改めて算出する。
K=Q1+P1−0.5 L=Q2+P2−0.5 つまり、旋回状態に応じた後輪のトルク配分比R及び
前輪のトルク配分比(1−R)をいずれも0.5とし、こ
の旋回状態に応じた配分の変更制御を行わないようにす
るのである。
次いで、ステップS67でこの補正したトータル配分比
K,Lを実現するのに必要な出力トルクTs1を第22図のサブ
ルーチンによって再度算出し、ステップS68でこの必要
トルクTs1と出力可能な最大トルクTMAXとを比較する。
そして、Ts1≦TMAXのとき、つまり補正したトータル
配分比K,Lを実現するだけの出力が得られる場合には、
ステップS69で、その場合の余剰トルクの範囲内で旋回
状態に応じたトルク配分を実現するために、次式に従っ
て後輪トルク配分比の追加量R′を算出する。
R′=(R−0.5) ×(TMAX−Ts1)/(Ts0−Ts1) ここで、(Ts0−Ts1)は、旋回状態に応じたトルク配
分(1−R:R)を実現するのに必要な出力トルクを示
し、また(TMAX−Ts1)は、この旋回状態に応じたトル
ク配分を行わないときの出力トルクの余剰分を示すもの
であって、これらの割合で、旋回状態に応じたトルク配
分の配分量(R−0.5)を圧縮したものを後輪のトルク
配分比の追加量R′とするのである。そして、次式に示
すように、この追加量R′を加算した値を後輪のトータ
ル配分比Kとし、且つ出力トルクTを出力可能な最大ト
ルクTMAXに設定するのである。
K=K+R′ T=TMAX 一方、ステップS68で、Ts1>TMAXと判定されたとき、
つまり旋回状態に応じたトルク配分を行わないようにし
ても、必要トルクTs1が最大トルクTMAXを上回ってしま
う場合は、さらに前後方向の加速度に応じた後輪のトル
ク配分比Q1を削除し、ステップS70で、後輪及び右側輪
のトータル配分比K,Lを次式のように設定する。
K=P1 L=Q2+P2−0.5 そして、この場合も、ステップS71,S72に従ってこの
補正したトータル配分比K,Lによるトルク配分を実現す
るのに必要なトルクTs2を第22図のサブルーチンによっ
て算出し、この必要トルクTs2とその時点で出力しうる
最大トルクTMAXとを比較する。
そして、Ts2≦TMAXの場合は、上記ステップS69と同様
に、余剰トルク(TMAX−Ts2)の範囲で前後加速度に応
じたトルク配分を行うべく、ステップS72で次式に従っ
て後輪のトルク配分比の追加量Q1′を算出する。
Q1′=(Q1−0.5) ×(TMAX−Ts2)/(Ts1−Ts2) そして、後輪のトータル配分比K及び出力トルクTを
それぞれ次のように設定する。
K=K+Q1′ T=TMAX さらに、Ts2>TMAXのとき、つまり前後加速度に応じ
たトルク配分を行わないようにしても必要トルクTs2
最大トルクTMAXを上回ってしまう場合は、次に横加速度
に応じて右側輪のトルク配分比Q2を削除し、ステップS
74で、後輪及び右側輪のトータル配分比K,Lを次式に従
って再度算出する。
K=P1 L=P2 そして、ステップS75〜S77に従って、この配分比K,L
によるトルク配分を実現するのに必要なトルクTS3を算
出し、これと最大トルクTMAXとを比較すると共に、TS3
≦TMAXのときは、余剰トルク(TMAX−TS3)の範囲内で
横加速度に応じたトルク配分を行うべく、右側輪のトル
ク配分比追加量Q2′を次式に従って算出し、また右側輪
のトーク配分比L及び出力トルクTをそれぞれ以下のよ
うに設定する。
Q2′=(Q2−0.5) ×(TMAX−Ts3)/(Ts2−Ts3) L=L3+Q2′ T=TMAX これに対して、Ts3>TMAXの場合、つまり旋回状態に
応じたトルク配分、前後加速度に応じたトルク配分、及
び横加速度に応じたトルク配分を順次省略し、スリップ
状態に応じたトルク配分のみを実行しようとしても、そ
の配分の実現に必要なトルクTs3が最大トルクTMAXを上
回ってしまう場合は、配分比K,Lはそのまま(K=P1,L
=P2)保持して、次式のように出力トルクTを最大トル
クTMAXとする。
T=TMAX この場合、エンジン出力の不足により出力トルクTが
運転者が要求するトルクT0に満たないことになるが、ス
リップ状態に応じたトルク配分は目標通りに実行される
ことになる。
以上のようにして、各運転状態に応じたトルク配分が
エンジン出力トルクの余裕に応じて補正され、最終的な
トータルの後輪のトルク配分比K及び右側輪のトルク配
分比Lが設定される。また、この配分比K,Lによるトル
ク配分を実現するための出力トルクTが決定される。そ
して、次に、第23図に示すフローチャートに従って、こ
のトルク配分を実行するためのエンジン制御とブレーキ
制御とが行われる。
この制御においては、まずステップS91〜S97で、目標
とするトルク配分比K,Lを実現するのに必要なトルクTs
が、第22図のサブルーチンと同様にして改めて算出され
る。そして、この必要トルクTsが得られるように、ステ
ップS98で、第2図に示すエンジンのスロットルバルブ2
2を駆動すべく、そのアクチュエータ23に制御信号を出
力する。
次に、ステップS99で、上記トルク配分比K,Lに基いて
各車輪に付与する制動トルクTbFL,TbFR,TbRL,TbRRを次
式に従って算出する。
TbFL=Ts/4−(1−K)(1−L)T0 TbFR=Ts/4−(1−K)LT0 TbRL=Ts/4−K(1−L)T0 TbRR=Ts/4−KLT0 そして、ステップS100でこれらの制動トルクが得られ
るように、第3図に示す各車輪についての制動制御弁4
3,44のアクチュエータ45,46に制御信号を出力する。
これにより、各車輪の駆動トルクは TFL=(1−K)(1−L)T0 TFR=(1−K)LT0 TRL=K(1−L)T0 TRR=KLT0 となり、そのトータルのトルクが要求トルクT0に一致
し、且つ前輪と後輪のトルク配分比が〔(1−K):
K〕、左側輪と右側輪のトルク配分比が〔(1−L):
L〕となる。そして、特にこのトルク配分比は、車輪に
伝達される駆動力が大きいときに、第18図の制御により
運転状態に応じた配分を均等化する方向に補正した値と
されているので、高駆動トルク状態でトルク配分制御を
行うことによるブレーキ装置17〜20の負担が軽減される
ことになる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、エンジン出力の制御
とブレーキの制御とで運転状態に応じたトルク配分を実
現するようにした4輪駆動車において、車輪に伝達され
る駆動トルクが大きいときに、トルク配分をブレーキの
制御によるトルク配分制御が規制される方向に補正する
ようにしたから、高駆動トルク状態で運転状態に応じた
トルク配分を実現するためのブレーキ装置に与える負担
が軽減されることになる。これにより、この種の4輪駆
動車におけるブレーキ装置の耐久性が向上されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体概略構成図であり、また第2〜23
図は本発明の実施例を示すもので、第2図は制御システ
ム図、第3図は制動圧制御弁及びそのアクチュエータの
構成と配置を示す回路図、第4図はトルク配分制御の全
体動作を示すフローチャート図、第5図は旋回状態に応
じたトルク配分制御を示すフローチャート図、第6〜9
図はこの制御で用いられる各マップの説明図、第10図は
加速度に応じたトルク配分制御を示すフローチャート
図、第11,12図はこの制御で用いられるマップの説明
図、第13図はスリップ状態に応じたトルク配分制御を示
すフローチャート図、第14〜17図はこの制御で用いられ
るマップの説明図、第18図は駆動トルクに応じたトルク
配分の補正制御を示すフローチャート図、第19,20図は
この制御で用いられるマップの説明図、第21図はエンジ
ン出力の余裕に応じたトルク配分比の補正制御を示すフ
ローチャート図、第22図はこの制御で用いられるサブル
ーチンのフローチャート図、第23図はエンジン及びブレ
ーキの制御動作を示すフローチャート図である。 2〜5……車輪、6……エンジン、17〜20……ブレーキ
装置、21……ブレーキ制御手段(ブレーキコントロー
ラ)、24……エンジン出力制御手段(エンジンコントロ
ーラ)、26……トルク配分制御手段、トルク配分補正手
段(トルク配分コントローラ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 俊弘 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−38065(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン出力により前輪及び後輪を駆動す
    るように構成され、且つエンジン出力を制御するエンジ
    ン出力制御手段と、各車輪に付与する制動力を制御する
    ブレーキ制御手段と、これらの制御手段により運転状態
    に応じて各車輪のトルク配分を可変制御するトルク配分
    制御手段とを備えた4輪駆動車のトルク配分制御装置で
    あって、駆動トルクが大きい状態を検出する高駆動トル
    ク状態検出手段と、該検出手段により高駆動トルク状態
    を検出したときに、上記トルク配分制御手段によって設
    定される各車輪のトルク配分を上記ブレーキ制御手段に
    よるトルク配分制御が規制される方向に補正するトルク
    配分補正手段とを設けたことを特徴とする4輪駆動車の
    トルク配分制御装置。
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