JPS62290682A - トラバ−ス装置 - Google Patents

トラバ−ス装置

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JPS62290682A
JPS62290682A JP61129566A JP12956686A JPS62290682A JP S62290682 A JPS62290682 A JP S62290682A JP 61129566 A JP61129566 A JP 61129566A JP 12956686 A JP12956686 A JP 12956686A JP S62290682 A JPS62290682 A JP S62290682A
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winding
width
wind ratio
package
ratio
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Takami Sugioka
隆美 杉岡
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/38Arrangements for preventing ribbon winding ; Arrangements for preventing irregular edge forming, e.g. edge raising or yarn falling from the edge
    • B65H54/381Preventing ribbon winding in a precision winding apparatus, i.e. with a constant ratio between the rotational speed of the bobbin spindle and the rotational speed of the traversing device driving shaft
    • B65H54/383Preventing ribbon winding in a precision winding apparatus, i.e. with a constant ratio between the rotational speed of the bobbin spindle and the rotational speed of the traversing device driving shaft in a stepped precision winding apparatus, i.e. with a constant wind ratio in each step
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、糸条の巻取中にその鬼綾(オニアヤ)を防止
するトラバース装置に関する。
(従来の技術) 一般に、糸条を高速でボビンホルダに巻取りパッケージ
を形成する過程においては、糸条の綾角を一定とする巻
取りが行われる。この場合、ボビンホルダ回転数/トラ
バース回数(以下、ワインド比という)が整数になると
き、バ・シケージに巻かれる糸が重なるという鬼綾現象
が生じ、巻取中におけるパッケージ表層が滑って中寄り
を起こしたり、あるいは鬼綾発生により振動が誘発する
振動が発生すると、今回性じている鬼綾より1つ前の鬼
綾部の層からパッケージが抜けて、巻取機の前方へ抜は
出すという不具合が発生する。
かかる不具合を解消するため、従来、例えば特公昭57
−33264号公報に記載のものが開発されている。こ
の装置では、上記ワインド比を段階的に切換えることで
、巻取中における鬼綾の発生を防止しようとしている。
しかしながら、このような従来のトラバース装置にあっ
ても、未だ次のような問題点があった。
(1)今日のように、短周期で多種のデニールの異なる
銘柄の生産をする場合には、ワインド比を糸幅によって
変える必要があるが、このよう・ な要求に沿い難く対
応できない。
(■)1台の巻取機で銘柄によりストロークを変更害る
必要があるような巻取機のFMS化の要求に答えること
が困難である。例えば、1つの巻取機で4コツプ(パッ
ケージ数が4個ストロ 1−り、170) 、8コンブ
(ストローク、70)の巻取りを行うような場合である
(m)ボビンホルダとトラバース装置をベルトで連結し
て一定のワインド比を得るのと異なり、パッケージとコ
ンタクトローラ間に付与される接圧値や、パッケージの
耳高により実際のボビンホルダの回転数から算出される
パッケージ径と実際の巻径とが異なることから、結果的
にワインド比にばらつきが生じるという不具合がある。
さらに、ボビンホルダの回転数をサンプリングし、その
サンプリング値にワインド比を乗じてトラバース回数を
算出しているため、この算出に若干の時間遅れが生じる
。この時間遅れは、例えばワインド比が整数となる近辺
に設定されり場合に、仮りにパッケージにリボンの発生
しないワインド比であっても該リボンの発生を招くとい
う不具合に結びつく。
以上のような不具合は何れもパッケージにおける糸条の
品質低下を招来する。したがって、このような点で改善
の余地がある。
(発明の目的) そこで本発明は、パッケージを巻き上げる際、一層毎に
ほぼ糸幅で埋めるようにワインド比を設定することによ
り、リボンの発生等を適切に回避して、糸条の巻取品質
の向上を図ったトラバース装置を提供することを目的と
し”でいる。
(問題点を解決するための手段) 本発明によるトラバース装置は上記目的達成のため、そ
の基本概念図を第1図に示すように、綾角の上限、下限
値のいずれか、巻き取られるパッケージのストローク、
巻き取られる糸の幅、ワインド比の回避幅を設定する設
定手段aと、パッケージが装着されるボビンホルダの回
転数を検出するホルダ回転数検出手段すと、糸条の巻取
速度を検出する巻取速度検出手段Cと、ボビンホルダの
回転数と巻取速度からパッケージの巻径を算出する巻径
演算手段dと、巻き取られるパッケージのストロークを
糸幅で埋めるときのターン数と綾角1ターンのピッチを
糸幅で埋めるときのターン数に一基づいてワインド比を
算出し、パッケージが綾角の上限、下限値の領域内で所
定の巻径に達するとリボン回避幅から外れるように該ワ
インド比を段階的に切換えるワインド比演算手段eと、
パ・7ケージの巻径に対応するワインド比およびボビン
ホルダ回転数に基づいてトラバース回数を演算するトラ
バース演算手段fと、トラバース演算手段fの出力に基
づいてボビンに巻き取られる糸条をトラバースさせるト
ラバース機構gと、を備えている。
(作用) 本発明では一層毎にほぼ糸幅で埋めるように理想的なワ
インド比の選定が糸幅を基準として条件設定のみで行わ
れ、パッケージを巻き上げる際、一層毎にほぼ糸幅で埋
めるようなワインド比によりトラバースが行われる。
したがって、リボンの発生等が適切に回避され、品質向
上、コスト低減等が図られる。
(実施例) 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第2〜9図は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。第2図において、lはボビンホ
ルダであり、ボビンホルダlにはボビン2が装着され、
ボビン2はボビンホルダ1と一体回転する。ボビン2の
周上には糸条が巻き取られて、いわゆるパッケージ3が
形成されており、パッケージ3にはコンタクトローラ4
が所定の面圧力によって当接して回転する。
一方、コンタクトローラ4の上方にはトラバースカム5
が配設されており、トラバースカム5はパッケージ3に
おける糸条の巻取り過程で糸条をトラバースさせる。ボ
ビンホルダ1は駆動軸6を介してモータ(誘導モータ)
7に連結されており、モータ7はインバータ8の出力に
応じた周波数で回転しボビンホルダlを駆動する。また
、トラバースカム5は駆動軸9を介してモータ(誘導モ
ータ)10に連結されており、モータ10はインバータ
11の出力に応じた周波数で回転しトラバースカム5を
駆動する。上記トラバースカム5、駆動軸9、モータ1
0およびインバータ11は全体としてトラバース機構1
2を構成する。
各インバータ8.11の出力制御はコントローラ13か
らの指令に基づいて行われており、コントローラ13に
は電磁ピックアップ14.15からの信号が入力される
。電磁ピックアップ14はコンタクトローラ4に連結さ
れたギヤ16に近接して配置され、ギヤ16の回転数を
検出して、間接的にコンタクトローラ4の回転数Ncを
検知する。電磁ピックアップ14およびギヤ16は全体
として巻取速度検出手段17を構成する。
一方、電磁ピックアップ15はトラバースカム5の駆動
軸9に連結されたギヤ18に近接して配置され、ギヤ1
8の回転数を検出して間接的にトラバースカム5の回転
数NTを検知する。電磁ピックアップ15およびギヤ1
8は全体としてカム回転数検出手段18を構成する。な
お、ボビンホルダ1の回転数Nllはボビンホルダ1の
駆動軸6に取り付けたギヤ26で電磁ピックアップ27
により検出される。
ギヤ26および電磁ピックアップ27はホルダ回転数検
出手段28を構成する。
コントローラ13には、さらに設定器(設定手段)20
からの信号が入力されており、設定器20は綾角の上限
値θ□巻き取られるパッケージのストロークS、巻き取
られる糸の幅ρ、ワインド比の回避幅Yを設定するもの
で、・この設定は例えば巻取機の操作者によって行われ
る他、コントローラ13からのプログラムに情報に基づ
き設定器自体によっても行われる。
コントローラ13は巻径演算手段、ワインド比演算手段
およびトラバース演算手段としての機能を有し、CPU
21、ROM22、RAM23および■10ボート24
により構成される。CPU21はROM22に書き込ま
れているプログラムに従って必要とする外部データを取
り込んだり、またRAM23との間でデータの授受を行
ったりしなから糸条のトラバース制御に必要な処理値を
演算処理し、必要に応じて処理したデータをI10ボー
ト24へ出力する。I10ボート24に各センサ14.
15.27や設定器20からの信号が入力されるととも
に、I10ポート24からはインバータ8.11への指
令信号および表示信号S、が表示器25へ出力される。
ROM22はCPU21における実行プログラムやデー
タを格納しており、RAM23は外部情報や演算シこ使
用するデータの一次記憶等を行う。また、表示器25は
表示信号SHに基づいて巻取制御に必要な情報を表示す
る。
第3.5図はトラバース制?ff1lのプログラムを示
すフローチャートである。本プログラムはワインド比の
算出プログラム(JOB−1)とトラバース回数算出プ
ログラム(JOB−2)に区分され、JOB−1→JO
B−2と処理が行われる。
JOB−1は設定器20への入力開始操作によりスター
トする。
まず、P、で必要な情報、すなわち糸条の巻取速度V1
、糸条トラバースのストロークS、糸の幅ρ、綾角の上
限値θ8、ワインド比の回避幅Yをセットする。次いで
、P2で糸条における綾角の下限値θ、を次式■に従っ
て求め、Pt、でワインド比切換回数のカウント値(以
下、切換カウント値という)Nをクリアした後、P、で
ボビン2の径り。(すなわち、空ボビン径)をDoとし
て設定する。
θ、=θn−0.1  ・・・・・・■ここで、上記ス
トローク1往復角の上限値θい空ボビン径D0等は第4
図のように示される。
なお、第4図において、T o 、T +はそれぞれ次
式〇、■で与えられる。
TO=2S/ρ   ・・・・・・■ ρ 次いで、P4で巻幅一層を糸幅ρで埋めるとき(ストロ
ーク1往復を糸幅ρで埋めるとき)のターン数T0を求
め、これを整数化する。整数化には切り捨て、切り上げ
、四捨五入の何れを使用してもよい、なお、糸幅ρは実
際に巻かれる値の1〜1.2倍程度が好ましい。P、で
は同様に綾角上限値θ、で1タ一ン巻いたときの1ピツ
チを糸幅ρで埋めるときのターン数TINを求め、これ
を整数化する。整数化処理に関して上記P4のような各
種態様があるのは勿論である。
次いで、Phで次式■に従って仮ワインド比Mを求める
M、冨Tll/TIN  ・・・・・・■仮ワインド比
Mはボビンホルダ回転数N、がToで、トラバースがT
0往復であるとき糸幅ρで一層を埋めるという状態を意
味している。P、では仮ワインド比MWがリボン回避の
幅Y内にあるか否かを判別し、回避幅Y内にないときは
P、でT。
とToが互いに素数であるか否かを判別する。互いに素
数のときはP、でT1又はToについて加算処理を行っ
た後、P、に戻る。加算処理としては、例えばToの場
合、T6=76 ↓1として現数値に〔1〕を加える。
なお、このB様に限らず、次式■のようにしてもよい。
一方、P、でリボンの回避幅内にあるときはPIGでリ
ボン回避幅から外しP、で求めた仮ワインド比Mを回避
幅の上限値RHに置き換え、(MW =RH)、Pll
でこの上限値RHに対応するToを求め整数化してP8
に進む。なお、pHの処理はT、でなく、R,に対応す
るTINを求め、これを整数化してもよい。
したがって、TINとToが互いに素数の関係になるよ
うにP、〜pHのステップが繰り返される。
そして、TINとToが互いに素数の関係になるとP、
から分岐してP1□に進む。P1□ではいままでの各ス
テップで処理したToの値を正規のToとして決定し、
pHで真のワインド比Wを次式〇に従って演算する。
WN=To/TIN  ・・・・・・■なお、pHzで
はToに限らず、例えばTINについて■式のような数
値処理が行われた場合にはいままでの各ステップで処理
したTいの値をTINとして決定してもよい。
次いで、peaで綾角下限値θ、でワインド比W、4で
あるときの巻径DHを求め、Pl5でこれを前回のルー
チンで求めた巻径DN−1と比較する。DN≦DN−1
のときはPl6で綾角の下限値θ、を次式〇に従って修
正し、再びP3に戻る。
θ、=θt  O,1・・・・・・■ これにより、綾角の上限θHと下限θ、の間が0、 l
degずつ大きくなっていく。そして、DM>DH−1
になると、Pl’lで前回の巻径りに対するワインド比
WをRAM23の所定エリアに記憶し、Plで巻径りが
機械の仕様値り、以下であるか否かを判別する。DN≦
D、のときはP、□で切換カウント値Nをインクリメン
ト以後、再びP、に戻って、それ以降のステップ処理を
行う、そして、DH>Dllになると、すなわち巻径り
が機械の仕様値り、を超えると、巻取可能でワインド比
Wの算出が完了したと判断してJOB−1を終了し、次
に続(JOB−2に移行する。
第5図は巻取り中のトラバース回数算出プログラム(J
OB−2)を示すフローチャートである。
本プログラムはJOB−1の終了後、Pt+で巻取機の
起動スイッチの自動投入によりスタートする。
巻取機の運転が開始されると、まずP、でボビンホルダ
回転数N、を所定のサイクルで順次サンプリングし、P
X3てこのサンプリング値と巻取速度Vから次式■に従
って刻々変化しているパフケージ3の巻径り、を算出す
る。
■ 次いで、PX4でパッケージ径り、が機械の仕様値D□
以下であるか否かを判別し、Dr >D□のときは巻取
不可能であると判断して今回のルーチンを終了する。一
方、D2≦D1のときは巻取可能であると判断し、pz
sでパッケージ径DPが(JOB−1)で算出した巻径
りと等しいか否かを判別する。DP=DHのときはpz
bでパッケージ径り、に対応するワインド比Wを記憶し
たデータエリアから続出(ルックアップ)してP2?に
進む。また、D、≠D、のときはP2&をジャンプして
Pg?に進む。Pg?では次式■に従ってトラバース回
数の基準値Bを算出する。
B=N、/W、      ・・・・・・■次いで、P
illで上記基準値Bをトラバースカム5の回転数NT
のサンプリング値と比較し、これらの偏差B〜Nアの大
きさに応じていわゆるPID制御を行ってモータ10に
電力を供給しているインバータ11の周波数を制御し、
P2□に戻る。したがって、このようなステップ処理が
Pt4でり、>D□となるまで繰り返される。この場合
、(JOB−1)で決定されたワインド比WNとなるよ
うに巻取りの各過程でトラバースが行われる。その結果
、リボンの発生が防止され、糸質の向上が図られる。こ
のような良好トラバースが行われるのは、(JOB−1
)においてリボンの発生を防ぐようなワインド比Wが巻
取機の運転前に既に決定されるからであり、次にそのワ
インド比の決定について具体的に第6図を参照して説明
する。
設定入力データに基づき、まず綾角の下限値θ。
が算出され、次いで、空ボビン径り、がDoとして設定
される。なお、D、はステップP1で入力して予めプロ
グラムへ組み込まれていてもよい。
その後、巻幅2S一層を糸幅ρで空ボビン径り。
を埋めるときのターン数T0が算出され、これが整数化
される。また、同時に綾角上限θ、で綾角1ピツチの長
さを糸幅ρで空ボビン径り、を埋めるときのターン数T
INが算出され、これも整数化される。そして、これら
のターン数76 、TINから仮ワインド比M0が算出
される。これを第6図で示せば図中a点のワインド比を
求めたことになる。
次いで、a点のワインド比M0がリボン回避幅Y内にあ
るか否かを判別される。本実施例におけるa点は該回避
幅Y外であるため、T、とToが互いに素数をもつか否
かが判別される。本実施例のa点は素数をもつため、0
式で示すような数値処理(To ” To A−1等)
が行われる。その後、正規のこのワインド比W0が0式
に従って算出され、このワインド比W0に対応するのは
第6図でb点となる。したがって、m点が空ボビン時の
ワインド比の出発点となる。
次いで、綾角下限値θ、でワインド比W0のときの巻径
Dl、すなわち第6図中C点の巻径が求められ、これが
前回算出した巻径(第1回目は空ボビン径Do  (=
DH))と比較される。DI 〉DMであるから巻径D
0に対するワインド比W0が記憶される。このWoは第
6図中太い線で示される。この場合の巻径D0は機械仕
様の最大径D工より小さいため、(JOB−1)が繰り
返される。
そして、まず巻径D1 %綾角上限θ□のときのターン
数T、が算出され、今度は仮ワインド比M1が求められ
る。このM、は第6図中d点に対応する。d点はリボン
の回避幅Y内であるため、該回避幅Yの上限R2)lの
点、すなわちe点に移行して仮ワインド比RZHのとき
のターン数T0が求められ、これが整数化される。
その後、T1とToが互いに素数をもつかどうかが判別
されるが、素数をもたないため、ワインド比W、が算出
される。これから、綾角下限値θ1でワインド比Wlの
ときの巻径D2が算出され、これはf点となる。次いで
、前回算出した巻径Dlより今回算出した巻径D2の方
が大きいため、巻径り、に対するワインド比W1が記憶
される。このワインド比W1は巻径り、のときn点から
始まることになる。再び巻径り、が機械仕様値り、と比
較され、Doより小さいので(JOB−1)が繰り返さ
れる。
以下、同様に巻径D2、綾角上限θ□のとき、すなわち
g点のターン数T1から仮ワインド比M2が求められ、
このような処理が繰り返されていく。
したがって、第6図中太い実線で示すようにg −)1
−4 i −4j −* kと進む。そして、最終的に
4点における巻径り、が機械仕様り、と比較され、D。
〉DHになると(JOB−1)の処理が終了する。
このように、実際にトラバース装置が運転される前にリ
ボンの発生を適切に回避可能なようなワインド比が、そ
のときの糸条の巻取データを基に、いわゆるシュミレー
ション的に予めすべて設定される。したがって、(JO
B−2)の実行によりトラバースが行われたときリボン
の発生を効果的に回避することができる。
因に、第7図は綾角上限、下限幅(θ、とθ。
の差)が小さい場合の特性図である。同図において、a
′点からb′点までは第6図の場合と同様の方法で進み
、b′点で01点のワインド比MHが算出される。この
とき、Mがリボンの回避幅Y内にあるので、M N ”
 Rz)lとされてe′点の巻径が求められる。そして
、M、4=RzMとしたまま、再度巻径DNが算出され
ると、前回求めた巻径と−Qする。この場合は、θ、=
θL−0.1 とされて再度f点がリボン回避幅Yと外
れるまで、上記のような処理が繰り返され、綾角上限、
下限の幅が最小限となるようにされる。
なお、本実施例では綾角上限、下限の幅・の変更の要否
を(JOB−1)のステップPi%で巻径りによって判
断しているが、これに限らず、例えばP+i以降のステ
ップでワインド比WNに基づいて判断するようにしても
よい。
また、綾角上■、下限の差の変更を上限値θ、を基準′
に行っているが(θ、=θM−0.1)、これは下限値
θ、を基準にしてもよい(θ、=θ、+0.1)。さら
に、本実施例では各ターン数’r’、、T。
が素数をもつとき、Toを操作したかT、を操作しても
よい。
以上の作用に基づき、本実施例の効果について問題点(
1)〜(II[)の観点から従来例との比較を行う。
(1)について 理想的なワインド比の選定が糸幅を基準として条件設定
のみで行えるため、短周期で多種のデニールの異なる銘
柄を生産するような場合、容易に最適な条件設定ができ
、品種変更のための損失が格段と減少しコスト低減を図
ることができる。
(II )について 上記(1)と同様の理由により1台の巻取機でストロー
クを変更するという巻取機のFMS化を容易に実施する
ことができ、近時の自動化要求に適切に答えることがで
きる。
(III)について ボビンホルダとトラバース装置を直接機械的に連結する
ことなく、ボビンホルダの回転因子を検出し、これに基
づいてトラバース回数を算出しているので、パッケージ
の接圧、耳高に影響されてリボンが発生するという不具
合がなくなり、糸条の品質を向上させることができる。
上記のような効果に加えて、さらに本実施例ではプログ
ラム中で綾角の上限、下限の差を徽少単位でチェックす
るようにしているため、巻取中の綾角変化による糸条の
デージョン変動および綾角変化からなるストロークの変
化によるパッケージ端面のデコボコを微少にすることが
でき、糸質、巻姿を向上させることができる。
なお、上記第1実施例では綾角上限、下限θ8、θ、の
幅を巻始めから巻終りまで同一としているが、このよう
な例には限定されない。例えば、ワインド比回避幅以外
は同じ綾角上下限幅(θII、θL)の値が0.1〜0
.2deg (但し、0.1〜0.2degに限定され
ない)となるように制御し、ワインド比が回避幅内にあ
るときのみ(θ、〜θL)幅を最小値とするようにして
もよい。
次に、このような態様を第2実施例として第8.9図に
示す。
第8図に示すプログラムにおいては、第1実施例におけ
るP2ステップが省略され、新たにP4mで綾角の上限
値θ9を次式[相]に従って演算し、216mで該上限
値θ、を次式0に従って演算する。
θ、=θL +0.2  ・・・・・・[相]θ□=θ
n +o、t  ・・・・・・0したがって、本プログ
ラムによれば、第9図に示すようにリボン回避幅内にあ
る場合、第1回目はM、=R,とじて(θ8〜θL)比
が繰り上げられ、第2回目以後はり、≦DN−1となる
ため、θNが0.1degづつ大きくなる。そして、(
θ□〜θL)の幅がリボン回避幅から外れる必要最小限
の値にまで変更されて設定されていく。また、この第2
実施例の場合、データの入力が第3図のθ、に代わり、
θ1となる。
なお、ステップP4+aにおける[相]弐の演算中、0
.2というデータはプログラムに組み込まれていてもよ
く、あるいはデータとして入力するようにしてもよい。
さらに、この第2実施例ではθ、を基準にθ8を変更す
るようにしたがθ、を基準にθ1を変更するようにして
もよい。
また、第2実施例では巻径りの演算に巻取速度を検出し
て用いているが、設定器により設定された値を使用する
こともできる。
さらに、本発明はスピンドル駆動式巻取機、(テンショ
ン、周速制御)フリクション駆動式巻取機等のいずれに
も使用することができる。
上記各実施例では、誘導モータを使用しているが、同期
モータ、直流モータ等を使用しても良い。
(効果) 本発明によれば、一層毎にほぼ糸幅で埋めるようにワイ
ンド比を決定しているので、リボンの発生等を適切に回
避することができ、糸条品質の向上、コスト低減、FM
S化への対応を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本概念図、第2〜7図は本発明に係
るトラバース装置の第1実施夛すを示す図であり、第2
図はその全体構成図、第3図はそのワインド比算出のプ
ログラムを示すフローチャート、第4図はその作用を説
明するためのパフケージの模式的な断面図、第5図はそ
のトラバース回数算出のプログラムを示すフローチャー
ト、第6図はその綾角、パッケージ径、ワインド比との
関係を示す図、第7図はその綾角上限、下限幅が小さい
場合における綾角、パッケージ径とワインド比との関係
を示す図、第8.9図は本発明に係るトラバース装置の
第2実施例を示す図であり、第8図はその(θ□〜θL
)比算出のプログラムを示すフローチャート、第9図は
この綾角、パッケージ径、(θ□〜θL)比との関係を
示す図である。 12・・・・・・トラバース機構、 13・・・・・・コントローラ(巻径演算手段、ワイン
ド比演算手段、トラバース演算手段)、17・・・・・
・巻取速度検出手段、 20・・・・・・設定器(設定手段)1.28・・・・
・・ホルダ回転数検出手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)綾角の上限、下限値のいずれか、巻き取られ
    るパッケージのストローク、巻き取られる糸の幅、ワイ
    ンド比の回避幅を設定する設定手段と、 b)パッケージが装着されるボビンホルダの回転数を検
    出するホルダ回転数検出手段と、 c)糸条の巻取速度を検出する巻取速度検出手段と、 d)ボビンホルダの回転数と巻取速度からパッケージの
    巻径を算出する巻径演算手段と、 e)巻き取られるパッケージのストロークを糸幅で埋め
    るときのターン数と、綾角1ターンのピッチを糸幅で埋
    めるときのターン数とに基づいてワインド比を算出し、
    パッケージが綾角の上限、下限値の領域内で所定の巻径
    に達するとリボン回避幅から外れるように該ワインド比
    を段階的に切換えるワインド比演算手段と、 f)パッケージの巻径に対応するワインド比およびボビ
    ンホルダ回転数に基づいてトラバース回数を演算するト
    ラバース演算手段と、 g)トラバース演算手段の出力に基づいてボビンに巻き
    取られる糸条をトラバースさせるトラバース機構と、 を備えたことを特徴とするトラバース装置。
  2. (2)前記ワインド比演算手段は、リボン回避幅内にあ
    るときワインド比を繰り上げることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のトラバース装置。
  3. (3)前記ワインド比演算手段は、リボン回避幅内にあ
    るとき第1回目はワインド比を繰り上げ、第2回目以降
    は変更された綾角の上限又は下限値の領域内で該ワイン
    ド比の段階的切換えを行うとともに、前記設定手段は、
    上述の第2回目以降において綾角の上限又は下限値の変
    更を行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    トラバース装置。
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