JPH0971367A - 糸の巻取制御方法 - Google Patents
糸の巻取制御方法Info
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- JPH0971367A JPH0971367A JP25184595A JP25184595A JPH0971367A JP H0971367 A JPH0971367 A JP H0971367A JP 25184595 A JP25184595 A JP 25184595A JP 25184595 A JP25184595 A JP 25184595A JP H0971367 A JPH0971367 A JP H0971367A
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- Japan
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- winding
- yarn
- bobbin
- angle
- traverse
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルジ巻きの発生を防止して、パッケージ形
状を改善できる糸の巻取制御方法を提供することを課題
とする。 【解決手段】 綾角が急速に増加する巻き始めの初期段
階(D0 〜D1 )と、その後徐々に綾角を下げながら巻
き終わりに至る後期段階(D1 〜DMAX )とからなるこ
とを特徴とする巻取制御方法である。巻き始めの初期段
階を高綾角で巻き取ること即ちトラバースカムの回転数
を早くすることによって、初期段階の糸層がしまりすぎ
ないようにして形成することによって、バルジ巻きの発
生を阻止する。その後の綾角を徐々に下げながらの巻取
によって、耳高を防止する。
状を改善できる糸の巻取制御方法を提供することを課題
とする。 【解決手段】 綾角が急速に増加する巻き始めの初期段
階(D0 〜D1 )と、その後徐々に綾角を下げながら巻
き終わりに至る後期段階(D1 〜DMAX )とからなるこ
とを特徴とする巻取制御方法である。巻き始めの初期段
階を高綾角で巻き取ること即ちトラバースカムの回転数
を早くすることによって、初期段階の糸層がしまりすぎ
ないようにして形成することによって、バルジ巻きの発
生を阻止する。その後の綾角を徐々に下げながらの巻取
によって、耳高を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は糸の巻取制御方法、
特に弾性糸のようにバルジ巻きが発生し易くなる糸の巻
取制御方法に関するものである。
特に弾性糸のようにバルジ巻きが発生し易くなる糸の巻
取制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】糸の巻取方法は、タッチローラ又はフリ
クションローラとともに回転するパッケージに巻き取ら
れる糸をトラバース装置で綾振りさせつつパッケージを
巻き太らせる方法である。このような巻取方法において
は、糸の走行速度が一定、トラバース装置のトラバース
カム回転数が略一定であると、巻き太りとともに綾角が
徐々に小さくなるすぎるため、通常トラバース金置のト
ラバース装置を制御し、綾角が略一定のパッケージが得
られるような巻取制御を行っている。
クションローラとともに回転するパッケージに巻き取ら
れる糸をトラバース装置で綾振りさせつつパッケージを
巻き太らせる方法である。このような巻取方法において
は、糸の走行速度が一定、トラバース装置のトラバース
カム回転数が略一定であると、巻き太りとともに綾角が
徐々に小さくなるすぎるため、通常トラバース金置のト
ラバース装置を制御し、綾角が略一定のパッケージが得
られるような巻取制御を行っている。
【0003】このような巻取制御で巻かれる糸にも種々
のものがあり、特に弾性糸と呼ばれる糸の場合、糸の締
めつけ力が大きいため、パッケージ側面が凸状に膨出す
るバルジ巻きが発生し易い。20〜70デニールの太さ
の弾性糸であると、400〜500g(140〜160
mm径)のパッケージがバルジ巻きを顕著に発生させな
い限度とされてきた。
のものがあり、特に弾性糸と呼ばれる糸の場合、糸の締
めつけ力が大きいため、パッケージ側面が凸状に膨出す
るバルジ巻きが発生し易い。20〜70デニールの太さ
の弾性糸であると、400〜500g(140〜160
mm径)のパッケージがバルジ巻きを顕著に発生させな
い限度とされてきた。
【0004】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら最近、前
述した限界を越えて600g程度まで弾性糸を巻きより
大きなパッケージを得たいという要望を受けるようにな
った。このように、巻き径を大きくすると、前述したよ
うなバルジ巻きが顕著となって、パッケージ形状が悪く
なるという問題点が生じる。なおバルジ巻きは程度の差
があるものの、他の糸でもパッケージ径が大きくなると
ともに出現するものであり、バルジ巻きの解消は弾性糸
に限らず、この種の巻取制御方法に共通の課題となって
いる。
述した限界を越えて600g程度まで弾性糸を巻きより
大きなパッケージを得たいという要望を受けるようにな
った。このように、巻き径を大きくすると、前述したよ
うなバルジ巻きが顕著となって、パッケージ形状が悪く
なるという問題点が生じる。なおバルジ巻きは程度の差
があるものの、他の糸でもパッケージ径が大きくなると
ともに出現するものであり、バルジ巻きの解消は弾性糸
に限らず、この種の巻取制御方法に共通の課題となって
いる。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、バルジ巻きの発生を防止して、パッケージ形状を改
善できる糸の巻取制御方法を提供することを目的とした
ものである。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加えて、綾角を小さくした場合の綾落ちを防
止することができる糸の巻取制御方法を提供することを
目的としたものである。請求項3記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明の目的が顕著に達成できるような糸
を対象とする糸の巻取制御方法を提供することを目的と
したものである。
は、バルジ巻きの発生を防止して、パッケージ形状を改
善できる糸の巻取制御方法を提供することを目的とした
ものである。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加えて、綾角を小さくした場合の綾落ちを防
止することができる糸の巻取制御方法を提供することを
目的としたものである。請求項3記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明の目的が顕著に達成できるような糸
を対象とする糸の巻取制御方法を提供することを目的と
したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、綾角が
急速に増加するか又は高綾角のままの巻き始めの初期段
階と、その後徐々に綾角を下げながら巻き終わりに至る
後期段階とからなることを特徴としたものである。巻き
始めの初期段階を高綾角で巻き取ること即ちトラバース
カムの回転数を早くすることによって、初期段階の糸層
がしまりすぎないようにして形成する。初期段階とは、
糸層の全厚みの約1/3以下、好ましくは100〜12
0mm径(84mm径ボビン使用の場合)の段階をい
う。綾角が大きいまま糸層が厚くなっていくと、バルジ
巻きは生じにくいもののパッケージ両端が盛り上がる耳
高現象が生じやすくなり、後工程での解除不良の原因に
なる。そのため初期段階に続く後期段階では綾角を徐々
に小さくしてゆき、耳高現象の発生を抑制する。初期段
階の高綾角は急速に増加するか又は一定のものでよい
が、急速に増加する高綾角の方が糸層が急速にしまりす
ぎないようになっていくので好ましい。また請求項2記
載の発明は、請求項1記載の発明の構成のうち、後期段
階の綾角をワインド数が1を越えるような綾角にするこ
とを特徴としたものであります。綾角が徐々に小さくな
るということはワインド数が略一定ということになる
が、ワインド数が1になるとリボン巻きが発生するだけ
ではなく、パッケージの両端での勢いのついた折り返し
に起因しての綾落ちが発生する。また請求項3記載の発
明は、請求項1又は2記載の発明の構成に、糸が弾性糸
であるという限定を加えたたことを特徴としたものであ
ります。特に弾性糸は巻き締め力が大きくなって小さな
パッケージ径でもバルジ巻きが発生し易いため、請求項
1又は2記載の発明が有効です。
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、綾角が
急速に増加するか又は高綾角のままの巻き始めの初期段
階と、その後徐々に綾角を下げながら巻き終わりに至る
後期段階とからなることを特徴としたものである。巻き
始めの初期段階を高綾角で巻き取ること即ちトラバース
カムの回転数を早くすることによって、初期段階の糸層
がしまりすぎないようにして形成する。初期段階とは、
糸層の全厚みの約1/3以下、好ましくは100〜12
0mm径(84mm径ボビン使用の場合)の段階をい
う。綾角が大きいまま糸層が厚くなっていくと、バルジ
巻きは生じにくいもののパッケージ両端が盛り上がる耳
高現象が生じやすくなり、後工程での解除不良の原因に
なる。そのため初期段階に続く後期段階では綾角を徐々
に小さくしてゆき、耳高現象の発生を抑制する。初期段
階の高綾角は急速に増加するか又は一定のものでよい
が、急速に増加する高綾角の方が糸層が急速にしまりす
ぎないようになっていくので好ましい。また請求項2記
載の発明は、請求項1記載の発明の構成のうち、後期段
階の綾角をワインド数が1を越えるような綾角にするこ
とを特徴としたものであります。綾角が徐々に小さくな
るということはワインド数が略一定ということになる
が、ワインド数が1になるとリボン巻きが発生するだけ
ではなく、パッケージの両端での勢いのついた折り返し
に起因しての綾落ちが発生する。また請求項3記載の発
明は、請求項1又は2記載の発明の構成に、糸が弾性糸
であるという限定を加えたたことを特徴としたものであ
ります。特に弾性糸は巻き締め力が大きくなって小さな
パッケージ径でもバルジ巻きが発生し易いため、請求項
1又は2記載の発明が有効です。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示例と
ともに説明する。図1は本発明の糸の巻取制御方法を示
すグラフ図であり、縦軸は綾角WAをdegreeで示
し、横軸はパッケージの径Dをmmで示す。
ともに説明する。図1は本発明の糸の巻取制御方法を示
すグラフ図であり、縦軸は綾角WAをdegreeで示
し、横軸はパッケージの径Dをmmで示す。
【0008】D0 (84mm)からD1 (103mm)
迄の巻取初期の段階においては、綾角を8°から14°
まで直線的に急速に増加させる。D1 (103mm)か
らDMAX (250mm)迄の巻取後期の段階において
は、綾角を14°から6°まで下に凸な放物線状に徐々
に減少させる。このようにすると綾角のピークが巻取の
初期段階において急激に生じ、その後の後期段階では綾
角が徐々に低下する。
迄の巻取初期の段階においては、綾角を8°から14°
まで直線的に急速に増加させる。D1 (103mm)か
らDMAX (250mm)迄の巻取後期の段階において
は、綾角を14°から6°まで下に凸な放物線状に徐々
に減少させる。このようにすると綾角のピークが巻取の
初期段階において急激に生じ、その後の後期段階では綾
角が徐々に低下する。
【0009】つぎに図1の巻取制御方法でバルジ巻きが
有効に解消できることを図2により説明する。バルジ巻
きというのは、綾角が小さくなりすぎて、パッケージの
密度が高くなり、パッケージ端面の中程で糸が膨出する
という現象である。そのためバルジ巻きを少なくしよう
とすると、綾角を大きくして巻き取ることが有効であ
る。ただし最初から大きな綾角にすると、糸の初層全体
の密度が低くなるため、図1のように綾角を急速に増加
させることで、糸層の密度も段階的に低くすることが好
ましい。
有効に解消できることを図2により説明する。バルジ巻
きというのは、綾角が小さくなりすぎて、パッケージの
密度が高くなり、パッケージ端面の中程で糸が膨出する
という現象である。そのためバルジ巻きを少なくしよう
とすると、綾角を大きくして巻き取ることが有効であ
る。ただし最初から大きな綾角にすると、糸の初層全体
の密度が低くなるため、図1のように綾角を急速に増加
させることで、糸層の密度も段階的に低くすることが好
ましい。
【0010】しかしながら綾角を増加することによっ
て、密度は低くなるものの、パッケージ両端の糸のター
ン時に無理が生じ、図2(b)に示されるような耳高現
象が発生する。そこで図2(a)に示されるように、バ
ルジ巻きで膨出しやすい巻取初期のA部分は高綾角で巻
き取る。その後の巻取後期では、図2(b)に示される
ような耳高が生じないように徐々に低綾角に戻す。その
結果図2(a)(b)の形状がミックスされ、バルジ巻
きと耳高の両方が抑制されたパッケージ形状を得ること
ができる。
て、密度は低くなるものの、パッケージ両端の糸のター
ン時に無理が生じ、図2(b)に示されるような耳高現
象が発生する。そこで図2(a)に示されるように、バ
ルジ巻きで膨出しやすい巻取初期のA部分は高綾角で巻
き取る。その後の巻取後期では、図2(b)に示される
ような耳高が生じないように徐々に低綾角に戻す。その
結果図2(a)(b)の形状がミックスされ、バルジ巻
きと耳高の両方が抑制されたパッケージ形状を得ること
ができる。
【0011】図1のグラフをワインド数とパッケージ径
との関係に置き換えたものが図3である。縦軸はワイン
ド数WNを数値で示し、横軸はパッケージの径Dをmm
で示す。このワインド数はリボン巻きの発生を予測する
ための数字である。このワインド数がある値になると、
巻かれる糸が同じ場所を通って重なるリボンが発生す
る。このリボンは、綾落ちの原因になったり、タッチロ
ーラの振動を誘発したり、糸の重なりにより解舒不良を
引き起こすという不具合を生じさせる。特に弾性糸の解
舒は一般に円接線方向に糸を引っ張るため、解舒不良が
生じやすい。
との関係に置き換えたものが図3である。縦軸はワイン
ド数WNを数値で示し、横軸はパッケージの径Dをmm
で示す。このワインド数はリボン巻きの発生を予測する
ための数字である。このワインド数がある値になると、
巻かれる糸が同じ場所を通って重なるリボンが発生す
る。このリボンは、綾落ちの原因になったり、タッチロ
ーラの振動を誘発したり、糸の重なりにより解舒不良を
引き起こすという不具合を生じさせる。特に弾性糸の解
舒は一般に円接線方向に糸を引っ張るため、解舒不良が
生じやすい。
【0012】このようなワインド数WNがどのようなも
のであるかを図4により説明する。長方形20はボビン
の周方向展開であり、この展開面上に糸の軌跡21が示
されている。ここで、Dはボビンの直径、Sはストロー
ク、WAは綾角であり、πDtan WAは糸がボビンを一
回転する間に進む距離を示す。糸が最初に一回転する軌
跡を21aとすると、二回転目の軌跡は21bとなって
ボビン展開面の右上コーナーに至って反転し点線で示す
軌跡21cとなる。図4においては、糸は同じ場所で重
なる軌跡を描き、所謂リボン発生状態となっている。こ
のようなリボン発生を解析するために、ダブルストロー
ク2×Sの間で糸が何回折り返すかを表す下式のワイン
ド数WNを用いる。 WN=2×S/(πDtan WA)・・式 図4の場合、WN=4となり、糸が2×S進む間にボビ
ンが4回転することを意味している。このようにワイン
ド数WNが整数値Xになると、リボンが発生する。な
お、リボンは、図4のように一往復して重なる場合のみ
ならず、二往復、三往復、四往復、・・・毎に重なる場
合もある。このような場合は、ワインド数WNの整数値
Xに対して、X/1(一往復)、X/2(二往復)、X
/3、X/4、X/5、X/6・・・X/nとなり、危
険ワインド数は整数に限らず、無限に存在する。しか
し、X/nの分母nが大きくなると、当然、糸の重なり
の程度は少なくなっていくため、ワインド数WNが整数
値である危険ワインド数の影響が最も大きい。
のであるかを図4により説明する。長方形20はボビン
の周方向展開であり、この展開面上に糸の軌跡21が示
されている。ここで、Dはボビンの直径、Sはストロー
ク、WAは綾角であり、πDtan WAは糸がボビンを一
回転する間に進む距離を示す。糸が最初に一回転する軌
跡を21aとすると、二回転目の軌跡は21bとなって
ボビン展開面の右上コーナーに至って反転し点線で示す
軌跡21cとなる。図4においては、糸は同じ場所で重
なる軌跡を描き、所謂リボン発生状態となっている。こ
のようなリボン発生を解析するために、ダブルストロー
ク2×Sの間で糸が何回折り返すかを表す下式のワイン
ド数WNを用いる。 WN=2×S/(πDtan WA)・・式 図4の場合、WN=4となり、糸が2×S進む間にボビ
ンが4回転することを意味している。このようにワイン
ド数WNが整数値Xになると、リボンが発生する。な
お、リボンは、図4のように一往復して重なる場合のみ
ならず、二往復、三往復、四往復、・・・毎に重なる場
合もある。このような場合は、ワインド数WNの整数値
Xに対して、X/1(一往復)、X/2(二往復)、X
/3、X/4、X/5、X/6・・・X/nとなり、危
険ワインド数は整数に限らず、無限に存在する。しか
し、X/nの分母nが大きくなると、当然、糸の重なり
の程度は少なくなっていくため、ワインド数WNが整数
値である危険ワインド数の影響が最も大きい。
【0013】図3の場合、D0 からD1 迄の巻取初期の
段階においては、ワインド数WNがαからβまで直線的
に減少する。D1 からDMAX 迄の巻取後期の段階におい
ては、ワインド数WNが一定である。特にワインド数W
Nがβの一定の場合、1を越える値であって、危険ワイ
ンド数から外れた値を選択する。βが1になると、リボ
ンが発生し、折り返し点での綾落ちが生じやすいからで
ある。またワインド数WNがαらかβまで減少するまで
に、ワインド数が整数値等の危険ワインド数を何度も横
切り、その都度リボンが発生するため、トラバースカム
回転数を振動変動させる公知のディスターブでリボンを
散らしたり、トラバースカム回転数を急に変える公知の
トラバースジャンプで危険ワインド数を回避したりする
ことが有効である。
段階においては、ワインド数WNがαからβまで直線的
に減少する。D1 からDMAX 迄の巻取後期の段階におい
ては、ワインド数WNが一定である。特にワインド数W
Nがβの一定の場合、1を越える値であって、危険ワイ
ンド数から外れた値を選択する。βが1になると、リボ
ンが発生し、折り返し点での綾落ちが生じやすいからで
ある。またワインド数WNがαらかβまで減少するまで
に、ワインド数が整数値等の危険ワインド数を何度も横
切り、その都度リボンが発生するため、トラバースカム
回転数を振動変動させる公知のディスターブでリボンを
散らしたり、トラバースカム回転数を急に変える公知の
トラバースジャンプで危険ワインド数を回避したりする
ことが有効である。
【0014】なお図1において、D0 からD1 迄の巻取
初期では綾角を高綾角例えば14°の一定にし(二点鎖
線参照)、その後徐々に綾角を低綾角にする方法であっ
てもよい。この場合、図3では巻取初期では14°に沿
った二点鎖線に沿った巻き取りになる。そのため危険ワ
インド数を横切る範囲が狭くなる。
初期では綾角を高綾角例えば14°の一定にし(二点鎖
線参照)、その後徐々に綾角を低綾角にする方法であっ
てもよい。この場合、図3では巻取初期では14°に沿
った二点鎖線に沿った巻き取りになる。そのため危険ワ
インド数を横切る範囲が狭くなる。
【0015】図1のような綾角変化の巻取は、インバー
タ制御される巻取装置で簡単に実現できる。インバータ
制御によってトラバースカム回転数の増減を自在に制御
できるので、パッケージ径即ち時間の経過とともに綾角
が図1になるようなパターン制御が簡単にできる。
タ制御される巻取装置で簡単に実現できる。インバータ
制御によってトラバースカム回転数の増減を自在に制御
できるので、パッケージ径即ち時間の経過とともに綾角
が図1になるようなパターン制御が簡単にできる。
【0016】このような糸の巻取制御方法が適用される
巻取装置としては紡糸巻取機が典型的なものであるが、
紡糸巻取機はトラバースカム回転数の厳密な計算機能を
有しており、この計算機能を利用した制御も簡単にでき
る。そこで図5のブロック図により、本発明方法が適用
できる計算機能を有する巻取装置の全体構成を説明す
る。
巻取装置としては紡糸巻取機が典型的なものであるが、
紡糸巻取機はトラバースカム回転数の厳密な計算機能を
有しており、この計算機能を利用した制御も簡単にでき
る。そこで図5のブロック図により、本発明方法が適用
できる計算機能を有する巻取装置の全体構成を説明す
る。
【0017】ボビンホルダ1にはボビン2が装着されて
いる。このボビン2はボビンホルダ1と一体となって回
転し、ボビン2上に糸を巻き取っていく。ボビン2の外
周上には、タッチローラ3が所定の面圧で当接しながら
回転している。タッチローラ3の反対側にはトラバース
カム4が配置されており、このトラバースカム4の回転
によってトラバースガイド5が往復動して、糸を綾振り
させる。このトラバースカム4の回転数を制御すること
によって、所定の綾角のパターンが得られるような巻取
を行う。ボビンホルダ1は、スピンドルモータ7に連結
されており、インバータ8の出力に応じたスピンドルモ
ータ7の回転によって駆動される。タッチローラ3の軸
端には、タッチローラ3の回転数を検出するパルス発生
器9が設けられている。このタッチローラ3の回転数
は、コントロールボックス10にフィードバックされ
て、糸速度に応じたスピンドルモータ7の回転となるよ
う制御されている。トラバースカム4の軸端には、トラ
バースカム4の回転数を検出するパルス発生器11が、
ボビンホルダ1の軸端には、ボビンホルダ1の回転数を
検出するパルス発生器12が設けられている。
いる。このボビン2はボビンホルダ1と一体となって回
転し、ボビン2上に糸を巻き取っていく。ボビン2の外
周上には、タッチローラ3が所定の面圧で当接しながら
回転している。タッチローラ3の反対側にはトラバース
カム4が配置されており、このトラバースカム4の回転
によってトラバースガイド5が往復動して、糸を綾振り
させる。このトラバースカム4の回転数を制御すること
によって、所定の綾角のパターンが得られるような巻取
を行う。ボビンホルダ1は、スピンドルモータ7に連結
されており、インバータ8の出力に応じたスピンドルモ
ータ7の回転によって駆動される。タッチローラ3の軸
端には、タッチローラ3の回転数を検出するパルス発生
器9が設けられている。このタッチローラ3の回転数
は、コントロールボックス10にフィードバックされ
て、糸速度に応じたスピンドルモータ7の回転となるよ
う制御されている。トラバースカム4の軸端には、トラ
バースカム4の回転数を検出するパルス発生器11が、
ボビンホルダ1の軸端には、ボビンホルダ1の回転数を
検出するパルス発生器12が設けられている。
【0018】これらのトラバースカム4の回転数とボビ
ンホルダ1の回転数は、ホストコンピュータ13の入力
ポートP1 にトラバースカム回転信号f1 及びボビンホ
ルダ回転信号f2 として入力される。ホストコンピュー
タ13の出力ポートP3 からコントロールボックス16
へ図3の如きワインド数のパターン、ディスターブ又は
トラバースジャンプを制御するトラバースカム回転指令
信号f3 が出力され、コントロールボックス16からの
出力電圧に基づいてインバータ15がトラバースカム4
を駆動するインダクションモータ14へ所定周波数を出
力する。ホストコンピュータ13は、トラバースカム回
転信号f1 、ボビンホルダ回転信号f2及び記憶されて
いるデータに基づいて所定のプログラムに従って処理を
行い、トラバースカム回転指令信号f3 を出力するよう
になっている。また、ホストコンピュータ13の入力ポ
ートP2 には必要な入力データがキーボード等によって
入力される。
ンホルダ1の回転数は、ホストコンピュータ13の入力
ポートP1 にトラバースカム回転信号f1 及びボビンホ
ルダ回転信号f2 として入力される。ホストコンピュー
タ13の出力ポートP3 からコントロールボックス16
へ図3の如きワインド数のパターン、ディスターブ又は
トラバースジャンプを制御するトラバースカム回転指令
信号f3 が出力され、コントロールボックス16からの
出力電圧に基づいてインバータ15がトラバースカム4
を駆動するインダクションモータ14へ所定周波数を出
力する。ホストコンピュータ13は、トラバースカム回
転信号f1 、ボビンホルダ回転信号f2及び記憶されて
いるデータに基づいて所定のプログラムに従って処理を
行い、トラバースカム回転指令信号f3 を出力するよう
になっている。また、ホストコンピュータ13の入力ポ
ートP2 には必要な入力データがキーボード等によって
入力される。
【0019】図1においてインバータ15は、例えばコ
ントロールボックス16から0〜10Vの電圧出力に応
じて0〜300Hzの周波数変換を行い、所定周波数に
基づく出力でインダクションモータ14を駆動する。し
たがって、ホストコンピュータ13からの指示により、
コントロールボックス16が予め設定された所定変動巾
の電圧を出力する。
ントロールボックス16から0〜10Vの電圧出力に応
じて0〜300Hzの周波数変換を行い、所定周波数に
基づく出力でインダクションモータ14を駆動する。し
たがって、ホストコンピュータ13からの指示により、
コントロールボックス16が予め設定された所定変動巾
の電圧を出力する。
【0020】このような巻取機を用い、図3の如きワイ
ンド数のパターンを得るようにトラバースカム4の回転
数を制御する巻取方法を以下に説明する。トラバースカ
ム回転数Tは下記の式で求まる。 T=〔YS×tan WA/(2×S)〕×CW×2・・式 ここで、YS:糸速度、CW:トラバースカムの機械定
数、である。また、パッケージ径Dは下記の式で求ま
る。 D=YS/(π×B)・・式 ここで、B:ボビンホルダ回転数、である。式からta
n WAを計算し、式からYSを計算して、各々を式
に代入すると、下式のでトラバースカムの回転数Tが
求まる。 T=(B/WN)×CW×2・・式 したがってボビンホルダ回転数Bとワインド数WNが判
ると、トラバースカム回転数Tが決まる。即ちワインド
数WNを基準とした糸の巻取が制御可能となる。
ンド数のパターンを得るようにトラバースカム4の回転
数を制御する巻取方法を以下に説明する。トラバースカ
ム回転数Tは下記の式で求まる。 T=〔YS×tan WA/(2×S)〕×CW×2・・式 ここで、YS:糸速度、CW:トラバースカムの機械定
数、である。また、パッケージ径Dは下記の式で求ま
る。 D=YS/(π×B)・・式 ここで、B:ボビンホルダ回転数、である。式からta
n WAを計算し、式からYSを計算して、各々を式
に代入すると、下式のでトラバースカムの回転数Tが
求まる。 T=(B/WN)×CW×2・・式 したがってボビンホルダ回転数Bとワインド数WNが判
ると、トラバースカム回転数Tが決まる。即ちワインド
数WNを基準とした糸の巻取が制御可能となる。
【0021】このワインド数WN基準の巻取を図3と図
4のフローチャート図により説明する。ステップ♯1
で、式のパッケージ径Dと、図3のように予め決めら
れたWN=f(D)のパターン線からその時点のワイン
ド数WNを算出する。そしてステップ♯2で、式から
トラバースカムの回転数を算出し、WN=f(D)のパ
ターン線に沿うような運転を行う。この場合、ディスタ
ーブ又はトラバースジャンプ等のリボン回避も組み合わ
せて行われることは既に述べた通りである。ステップ♯
3で糸径Dが初期段階終了のD1 に至ったかどうかが判
断される。D1 に至らないとステップ♯1〜3を繰り返
し、D1 に至るとステップ♯4に進む。ステップ♯4で
ワインド数WNが所定値β(1に近くて危険ワインド数
と重ならない数値)で一定の巻取に切り換わる。ステッ
プ♯5はパッケージ径Dを判断し、最大巻径Dmax に至
るまで、ステップ♯4〜5を繰り返し、最大巻径Dmax
に至ると巻取が終了する。
4のフローチャート図により説明する。ステップ♯1
で、式のパッケージ径Dと、図3のように予め決めら
れたWN=f(D)のパターン線からその時点のワイン
ド数WNを算出する。そしてステップ♯2で、式から
トラバースカムの回転数を算出し、WN=f(D)のパ
ターン線に沿うような運転を行う。この場合、ディスタ
ーブ又はトラバースジャンプ等のリボン回避も組み合わ
せて行われることは既に述べた通りである。ステップ♯
3で糸径Dが初期段階終了のD1 に至ったかどうかが判
断される。D1 に至らないとステップ♯1〜3を繰り返
し、D1 に至るとステップ♯4に進む。ステップ♯4で
ワインド数WNが所定値β(1に近くて危険ワインド数
と重ならない数値)で一定の巻取に切り換わる。ステッ
プ♯5はパッケージ径Dを判断し、最大巻径Dmax に至
るまで、ステップ♯4〜5を繰り返し、最大巻径Dmax
に至ると巻取が終了する。
【0022】上述したリボン巻き耳高現象の両方を抑制
することができる糸の巻取制御方法は、弾性糸のように
固く締まり易い糸の巻取に対して有効であるが、弾性糸
に限らず普通のフィラメント糸の大径巻きに対して適用
可能である。またボビンホルダ1を駆動するスピンドル
モータ7によって正確に巻取速度を制御するスピンドル
ドライブタイプの巻取装置に限らず、フリクションロー
ラが正確に一定巻取速度を維持するフリクションドライ
ブタイプの巻取装置にも本発明方法が適用される。この
フリクションドライブタイプの場合、厳密なトラバース
カムの回転数制御ではなく、予め設定されたパターンに
従ってインバータを運転するだけの安価の装置で実施可
能である。
することができる糸の巻取制御方法は、弾性糸のように
固く締まり易い糸の巻取に対して有効であるが、弾性糸
に限らず普通のフィラメント糸の大径巻きに対して適用
可能である。またボビンホルダ1を駆動するスピンドル
モータ7によって正確に巻取速度を制御するスピンドル
ドライブタイプの巻取装置に限らず、フリクションロー
ラが正確に一定巻取速度を維持するフリクションドライ
ブタイプの巻取装置にも本発明方法が適用される。この
フリクションドライブタイプの場合、厳密なトラバース
カムの回転数制御ではなく、予め設定されたパターンに
従ってインバータを運転するだけの安価の装置で実施可
能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明のうち請
求項1記載の発明は、初期段階ではバルジ巻きを抑える
ために綾角を大きくし、後期段階では耳高現象が生じな
いように綾角を徐々に小さくしているため、バルジ巻き
と耳高現象の両方を防止し、良好なパッケージ形状を得
ることを可能とする。請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明の効果に加えて、後期段階で綾角徐々にを小
さくしたことに起因するリボンや綾落ちを防止する。請
求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の効果
に加えて、固く締まり易い弾性糸のバルジ巻きを有効に
阻止することによって、従来より太く巻くことを可能と
する。
求項1記載の発明は、初期段階ではバルジ巻きを抑える
ために綾角を大きくし、後期段階では耳高現象が生じな
いように綾角を徐々に小さくしているため、バルジ巻き
と耳高現象の両方を防止し、良好なパッケージ形状を得
ることを可能とする。請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明の効果に加えて、後期段階で綾角徐々にを小
さくしたことに起因するリボンや綾落ちを防止する。請
求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の効果
に加えて、固く締まり易い弾性糸のバルジ巻きを有効に
阻止することによって、従来より太く巻くことを可能と
する。
【図1】本発明の糸の巻取制御方法を綾角の変化から示
すグラフ図である。
すグラフ図である。
【図2】パッケージの形状を示す図である。
【図3】本発明の糸の巻取制御方法をワインド数の変化
から示すグラフ図である。
から示すグラフ図である。
【図4】ワインド数の概念を示すボビンの展開図であ
る。
る。
【図5】本発明の糸の巻取制御方法に使用される巻取装
置の機器ブロック図である。
置の機器ブロック図である。
【図6】本発明の糸の巻取制御方法の手順の一例を示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【符号の説明】 WA 綾角 WN ワインド数 D0 〜D1 巻取初期 D1 〜DMAX 巻取後期
Claims (3)
- 【請求項1】 綾角が急速に増加するか又は高綾角のま
まの巻き始めの初期段階と、その後徐々に綾角を下げな
がら巻き終わりに至る後期段階とからなることを特徴と
する糸の巻取制御方法。 - 【請求項2】 前記後期段階での綾角が、ワインド数が
1を越えるような綾角である請求項1記載の糸の巻取制
御方法。 - 【請求項3】 巻き取られる前記糸が弾性糸である請求
項1又は2記載の糸の巻取制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25184595A JPH0971367A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 糸の巻取制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25184595A JPH0971367A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 糸の巻取制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0971367A true JPH0971367A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17228780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25184595A Pending JPH0971367A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 糸の巻取制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0971367A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003192229A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-09 | W Schlafhorst Ag & Co | 円筒形の綾巻きパッケージの巻き体を形成する方法および円筒形の綾巻きパッケージ |
EP2343261A2 (en) | 2010-01-12 | 2011-07-13 | Murata Machinery, Ltd. | Yarn winding machine and yarn winding method |
EP2221265A3 (en) * | 2009-02-18 | 2012-01-18 | TMT Machinery, Inc. | Yarn winding machine and yarn winding method |
CN104925584A (zh) * | 2014-03-19 | 2015-09-23 | 村田机械株式会社 | 纱线卷取机以及卷取方法 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP25184595A patent/JPH0971367A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003192229A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-09 | W Schlafhorst Ag & Co | 円筒形の綾巻きパッケージの巻き体を形成する方法および円筒形の綾巻きパッケージ |
EP2221265A3 (en) * | 2009-02-18 | 2012-01-18 | TMT Machinery, Inc. | Yarn winding machine and yarn winding method |
EP2343261A2 (en) | 2010-01-12 | 2011-07-13 | Murata Machinery, Ltd. | Yarn winding machine and yarn winding method |
CN104925584A (zh) * | 2014-03-19 | 2015-09-23 | 村田机械株式会社 | 纱线卷取机以及卷取方法 |
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