JPS6227716Y2 - - Google Patents

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JPS6227716Y2
JPS6227716Y2 JP1980171748U JP17174880U JPS6227716Y2 JP S6227716 Y2 JPS6227716 Y2 JP S6227716Y2 JP 1980171748 U JP1980171748 U JP 1980171748U JP 17174880 U JP17174880 U JP 17174880U JP S6227716 Y2 JPS6227716 Y2 JP S6227716Y2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/78Features relating to cooling
    • F16D65/84Features relating to cooling for disc brakes
    • F16D65/847Features relating to cooling for disc brakes with open cooling system, e.g. cooled by air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D2055/0004Parts or details of disc brakes
    • F16D2055/0037Protective covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D2065/13Parts or details of discs or drums
    • F16D2065/134Connection
    • F16D2065/1384Connection to wheel hub

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、デイスクブレーキ用ダストカバーの
改良に関するものである。
従来の技術 デイスクブレーキ用ダストカバーは、車両のホ
イールの内側空間に配設されたデイスクブレーキ
ロータを、ホイールとは反対側から覆つてロータ
に泥水等が付着するのを防止し、これによつてウ
オータフエード現象の発生や、ロータあるいはこ
れを挾むように配設されたブレーキパツドの摩擦
面の粗悪化、早期摩耗等を抑制するものである。
したがつて、このダストカバーは、本来の機能を
より効果的に発揮すべく、ブレーキ機構としての
キヤリパアツセンブリが配置される部分を除い
て、ロータをほぼ全周にわたつて覆うように構成
されるのが普通である。
しかし、ロータがダストカバーでより完全に覆
われれば、ロータの冷却性はそれだけ低下して過
熱し易くなり、フエード現象やペーパロツクを引
き起こす原因となる恐れがある。
そのため、実公昭49−39749号公報には、ダス
トカバーの周辺部分の全部または一部をロータと
反対側へ湾曲させることによりロータまわりの通
風性を良くすることが提案されており、特に、ダ
ストカバーの下方部の周辺部分がロータとは反対
側へ湾曲させられて、ホイール近傍を流れる風が
ロータの下方部分とダストカバーとの間を吹き抜
けることを許容し、ロータを良好に冷却するよう
にしたものが実施例として記載されている。
また、特開昭54−147367号公報には、ダストカ
バーの周辺部にロータ側に湾曲する第一湾曲部と
ロータとは反対の方向に湾曲する第二湾曲部とを
設け、第一湾曲部および第二湾曲部によつて、泥
水等の飛沫のダストカバー内側への侵入を阻止し
つつ、ホイール近傍を流れる風を第二湾曲部によ
つてロータに導くようにされたダストカバーが記
載されている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、前者のダストカバーにおいては、確か
にロータの冷却効果は向上するのであるが、同時
に風と共に泥水等の飛沫がダストカバーとロータ
との間に侵入し、ロータに付着し易くなることを
避け得ない。従来、ロータ側に湾曲させられてい
たダストカバーの周辺部を単にロータと反対側へ
湾曲させれば、当然、泥水等の飛沫がダストカバ
ーの内側空間へ侵入する可能性が高くなるのであ
る。
また、後者のダストカバーにおいては、泥水等
の飛沫の侵入を防ぎつつロータを冷却することが
できるのであるが、このようなダストカバーを製
造する際には、互に反対向きに湾曲させられた第
一湾曲部と第二湾曲部とを別体に形成した上、固
定して一体のダストカバーとすることが必要であ
つて面倒であり、製造コストが高くなる問題があ
る。また、このダストカバーが記載された上記公
報には、第二湾曲部の三次元的な形状および配置
は記載されておらず、不明である。
本考案は、以上のような事情を背景とし、泥水
等の飛沫の侵入を効果的に防ぎつつ冷却効果を得
ることができ、かつ、製造が容易で安価なダスト
カバーを堤供することを目的として為されたもの
である。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記の目的を達成するために、ダス
トカバーの、ロータの回転中心線より下側でかつ
車両前方側の部分に、ロータ回転中心線に平行な
方向から見たときに前端縁がほぼロータに外接す
る垂直線によつて画定され、下端縁がほぼロータ
に外接する水平線によつて画定されるとともに、
車両前方に向かうにしたがつて少なくともロータ
回転中心線に平行な方向の寸法が増大することに
より断面積が増大する集風通路を形成する集風部
を一体に突設する一方、そのダストカバーのロー
タ回転中心線より下側でかつ車両後方側の部分に
は車両後方に向かつて開いた通風口を設けて、集
風部によつて集められた風がロータの下部に沿つ
て車両後方へ吹き抜け得るようにしたものであ
る。
作用および効果 以上のように構成されたダストカバーにおいて
は、集風部がホイールの近傍を流れる風を集めて
ダストカバーの内側空間へ積極的に導く作用を為
すとともに、ロータの外周縁よりも半径方向外側
へ張り出しているために泥水等を遮る遮板として
の機能をも果たす。すなわち、当該ダストカバー
が取り付けられた側とは反対側の車輪によつては
ね飛ばされた泥水等の飛沫は、後に実施例におい
て詳細に説明するように、ロータの回転中心線に
対して成す角度が小さい比較的急な角度で集風部
に当たるため、車両前方に向かつて開いてはいる
がロータの外周縁より半径方向外側へ張り出して
いる集風部によつてダストカバー内への侵入を十
分防止できるのである。
また、集風部の車両前方に向かつて開いた開口
のすぐ前側にホイールのリムが存在しているた
め、集風部に流入する風の方向が急激に変えられ
ることとなり、それによつて気水分離効果が生じ
て泥水の飛沫等がダストカバー内へ侵入すること
が一層良好に防止される。他の車両の車輪によつ
てはね上げられた比較的小さい飛沫は、風と共に
殆ど車両の前後方向に移動するのであるが、空気
に比較すれば比重が大きいために空気のように急
激には方向が変わらず、ダストカバー内へ侵入す
ることが少ないのであり、ロータに泥水等が付着
してウオータフエード現象を発生させたり、ロー
タやブレーキパツドの摩擦面を粗悪化させたり、
早期摩耗させたりすることが抑制される効果が生
ずるのである。
さらに、本考案のダストカバーは集風部が特殊
な形状を有しており、それによつて泥水等の侵入
を防ぎつつロータの冷却効果が得られるのであ
り、前記特開昭54−147367号公報のダストカバー
のように第一湾曲部に相当する部分を設ける必要
がなく、ダストカバーには集風部を設けるのみで
よいのであつて、しかも、この集風部がダストカ
バーと一体に設けられていることにより、第一お
よび第二の湾曲部を設ける場合に比較して容易に
かつ安価にダストカバーを製造することができ
る。例えばダストカバーをプレス加工により製造
する場合、集風部は、ダストカバー製作の過程に
おいて銅板等の板材を所定形状に打ち抜く際に、
本来切り捨てられる部分がダストカバーの側に残
され、かつ、上記形状にプレス成形されるのであ
つて、材料の歩留りがかえつて向上し、また、二
部材を接合する工程も不要であつて、安価にかつ
容易に製造することができるのである。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図および第2図において10は非回転部材
であるナツクルであり、このナツクル10によつ
てハブ12が、ナツクル10に固定されたシヤフ
トおよびこれに嵌装された軸受(いずれも図示せ
ず)を介して回転可能に保持されている。ハブ1
2にはカツプ状のホイールデイスクとその外周面
に固定されたリムとから成るホイール14がハブ
12を覆うようにしてボルト16およびナツト1
7により固定されている。ハブ12にはまた、ホ
イール14とは反対側においてデイスクロータ1
8が固定され、ホイール14の内側空間内に位置
している。ロータ18における車両後方側の斜め
上方部分の近傍にはロータ18の回転を抑制する
ためのキヤリパアツセンブリ20が配設されてい
る。キヤリパアツセンブリ20は、ロータ18の
両側に配置されたブレーキパツド22と、このパ
ツド22をロータ18に押圧するキヤリパ24
と、パツド22およびキヤリパ24を移動可能に
支持する支持部材26とを有している。支持部材
26は第3図に示されるように鞍形を成し、その
基板部28においてナツクル10にボルト29で
固定されている。またキヤリパ24はキヤリパア
ーム30に形成された嵌合穴と支持部材26に立
設されたスライドピン32との嵌合によつて支持
されている。なお、34はシヤフト端部を覆うキ
ヤツプであり、36はスライドピン30を覆うダ
ストブーツである。
前記ナツクル10には、ロータ18をホイール
14とは反対側から覆つてロータ18を泥水等か
ら保護する鋼板製のダストカバー38がボルト3
9によつて固定されている。ダストカバー38
は、ロータ18とほぼ同じ大きさの円形状に、か
つロータ18の板面に平行に形成された平板部4
0と、平板部40の外縁からロータ18に向かつ
て延び出させられた周壁部42とを備えて概して
円形皿状を成しており、車両後方側の斜め上方部
分には前記キヤリパアツセンブリ20を取り付け
るための切欠44が形成されている。周壁部42
は、ロータ18の回転中心線よりも下側の部分の
車両前方側と後方側とがそれぞれ除去されて、車
両の前方および後方に向かつて開く通風口46、
48が形成され、これによつて冷風がロータ18
の下部に沿つて車両の後方への吹き抜けるように
されている。そして、この二つの通風口46、4
8のうちの前方の通風口46には、より多くの冷
風をダストカバー38内に導入すべく平板部40
から突出した集風部50が設けられている。集風
部50は、その正方形状の外縁がほぼロータ18
の前端に接して垂直に延びる接線と、ロータ18
の下端に接して水平に延びる接線とによつて画定
されるような形状で平板部40から延び出してお
り、通風口46の付近に飛来する泥水等を阻止し
てロータ18を保護する遮板としても機能するよ
うに構成されている。
この集風部50は、正面形状が矩形を成して車
両上下方向に立垂し、かつ平板部40に連続する
部分、すなわちその付け根部分から車両前方側へ
と進むにつれてロータ18の板面から漸次遠ざか
る方向に延びて、その先端が前記ホイール14の
内端(車両中心側の端)よりも車両中心側へと突
き出た垂壁部分52と、同じく車両前方側および
下側へと進むにつれてロータ18の板面から遠ざ
かるように延びて垂壁部分52の上辺部と平板部
40とを繋ぐ三角形状の斜壁部分54と、垂壁部
分52の下側外縁において前記周壁部42に連続
する下壁部分56とから構成されている。すなわ
ち、集風部50は、車両前方側へと進むほど、全
体的にロータ18とは反対側へ張り出して、その
内側(ロータ18側)に形成される通風路のロー
タ18の回転中心線に平行な方向および上下方向
の寸法が共に増大することにより断面積が漸次拡
大するようにされ、かつ、その先端がホイール1
4よりも突き出させられることによつてより多く
の冷風がダストカバー38内へと導入されるよう
になつている。この集風部50は、先端部を内側
へ折り曲げて形成されたリブによつて剛性の増大
が図られている。なお、下壁部分56はダストカ
バー38の下方からはね上がる泥水等を阻止する
作用を為す。
このような集風部50は、ダストカバー38製
作の過程において鋼板材を所定形状に打ち抜く際
に、本来切り捨てられる部分がダストカバー38
の側に残され、かつ、上記形状にプレス成形され
ることにより形成されるものであり、したがつ
て、この集風部50を設けることによつて材料の
歩留りがかえつて向上する。
本デイスクブレーキにおけるブレーキ作用は、
車輪と共に回転するロータ18がパツド22によ
つて両側から挟まれることによつて為されるが、
このとき発生する摩擦熱によつてロータ18が加
熱されるために、このようなブレーキ作用が繰り
返されるとロータ18が過熱する恐れがある。
しかしながら、上記デイスクブレーキにおいて
は、集風部50によつて冷風が集められ、かつ、
集められた冷風は通風口46および48によつて
ダストカバー38内部をロータ18に沿つて後方
へと吹き抜けるために、このときにロータ18が
冷却されてその過熱が防止される。特に、集風部
50の車両前方に向かつて開いた開口のすぐ前側
にはホイール14のリムが存在しているため、集
風部50近傍を流れる空気はその流れをかなり急
激に変えられ、第3図に実線の矢印で示されるよ
うにロータ18に積極的に衝突させられることと
なるのであり、ロータ18の冷却が促進される。
また、車両が走行すれば車両近傍の空気はこれ
に伴つて車両進行方向とは反対方向、すなわち後
方へと相対的に流れることとなる。この空気の流
れはタイヤ回転中心の上側よりも下側、すなわち
ロータ18の回転中心線よりも下側においてより
多く流れることが実験によつて確認されている。
そして、上記集風部50および通風口46、48
はロータ18の下側部分に形成されているため
に、ダストカバー38内をより多くの冷風が吹き
抜けることとなつてロータ18はより効果的に冷
却されるのである。
一方、車両が水溜り、ぬかるみ、雪道等を走行
した場合には、ロータ18に付着して前述の悪影
響を及ぼす泥水等がはね上げられ、車輪にかか
る。車輪には、その車輪が取り付けられている車
両自体の反対側の車輪によつてはね上げられた飛
沫と、他の車両の車輪によつてはね上げられた飛
沫とがかかる。
同じ車両の反対側の車輪によつてはね上げられ
た飛沫は、以下のように車輪にかかる。第4図に
おいて、車輪58,59は1台の車両の左右の車
輪であり、車輪58が飛沫をはね上げ、その飛沫
が車輪59にかかるものとする。飛沫は一般に斜
め前方、、真横、斜め後方に飛散する(同図中、
白抜きの矢印で示された方向が車両の前進方向で
あり、以下、第5図ないし第7図においても同様
である)。このうち、真横および斜め後方にはね
上げられた飛沫は、車両の走行に伴つて相対的に
後方へ移動することとなるため車輪59にかかる
ことはない。また、斜め前方にはね上げられた飛
沫は、その前方への速度成分と対向する車輪59
の移動速度とが同じであれば、第5図の実線に沿
つて飛び、車輪59にかかることとなる。このと
き飛沫の飛行速度が始めから終わりまで一定であ
れば、飛沫の前方への速度成分と車輪59の移動
速度とが常に打ち消し合い、飛沫はあたかも静止
している車輪58から静止している車輪59へそ
れらの中心線に平行に飛んだかのように車輪59
にかかる。しかし、実際には車両が一定速度で走
行しているのに対し、飛沫は空気の抵坑により減
速させられるため、両車輪58、59と共に移動
する座標面上において第6図に示されるような軌
跡を描いて飛び、第3図に破線で示されるように
垂壁部分52に対して比較的急な角度(ロータ1
8の回転中心線に対する角度が小さい角度)で当
たり、ダストカバー38内への侵入を阻止され
る。集風部50は、第3図においてはロータ18
を十分には覆い得ないように見えるが、第1図か
ら明らかなように、実際にはロータ18から前方
へ突き出させられているのであり、飛沫の侵入を
有効に防止することができるのである。
一方、他の車両によつてはね上げられた飛沫
は、第7図に示されるように前方または斜め前方
から飛来するが、殆どのものは前方から飛来す
る。そして、飛沫は比重が大きいため、空気のよ
うに集風部50とホイール14のリムとによつて
方向を大きく変えられてダストカバー38内に侵
入することは少ないのであり、たとえ侵入したと
しても、前方から飛来した飛沫は平板部40の内
面に沿つて後方に移動し、通風口48から飛び去
つてしまい、ロータ18に付着することは殆どな
い。
これに対して、車輪の斜め前方から限られた角
度で飛来する飛沫は集風部50によつてもダスト
カバー38内への侵入を阻止することが困難なの
であるが、偶然この方向から飛来する飛沫は少な
く、ロータ18への付着は少なくて済む。
第8図、第9図は、本考案の他の実施例を示し
たものであり、この例では後方側の通風口48部
分に膨出部60が、前記実施例における集風部5
0と対称的な形状で設けられている。ただし、こ
の膨出部60はキヤリパアツセンブリ20取付け
のための切欠44にかかることを避けるため、一
部が除去されている。なお、61,63はそれぞ
れシヤフト挿通穴、ボルト穴であり、これらの穴
およびその他の部分の構成は前記実施例において
も同様である。
このように本実施例においては膨出部60が設
けられているためにダストカバー62内の空気の
排出が促進されて空気の流れが円滑化される他、
車両後退時においても冷風が導入され、かつ、通
風口48における泥水等の侵入がより効果的に阻
止される等の特徴がある。
その他、いちいち例示することはしないが、当
業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した
態様で本考案を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるダストカバー
を含むデイスクブレーキを示す正面図である。第
2図は上記ダストカバーの集風部の周辺を示す側
面図であり、第3図は第1図に示されるデイスク
ブレーキの平面図(一部断面)である。第4図な
いし第7図は、車輪によつてはね飛ばされる飛沫
の飛散方向および車輪へのかかり方を説明する図
である。第8図および第9図は本考案の別の実施
例であるダストカバーを示すそれぞれ正面図およ
び平面図である。 14……ホイール、18……デイスクロータ、
20……キヤリパアツセンブリ、38,62……
ダストカバー、40……平板部、42……周壁
部、44……切欠、46,48……通風口、50
……集風部、60……膨出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両のホイールの内側空間に配設されたデイス
    クブレーキロータをそのホイールとは反対側から
    覆つて泥水等から保護する全体として円形皿状の
    ダストカバーにおいて、 そのダストカバーの、前記ロータの回転中心線
    より下側でかつ車両前方側の部分に、前記ロータ
    回転中心線に平行な方向から見たときに前端縁が
    ほぼ前記ロータに外接する垂直線によつて画定さ
    れ、下端縁がほぼ前記ロータに外接する水平線に
    よつて画定されるとともに、車両前方に向かうに
    したがつて少なくとも前記ロータ回転中心線に平
    行な方向の寸法が増大することにより断面積が増
    大する集風通路を形成する集風部を一体に突設す
    る一方、そのダストカバーの前記ロータ回転中心
    線より下側でかつ車両後方側の部分には車両後方
    に向かつて開いた通風口を設けて、前記集風部に
    よつて集められた風が前記ロータの下部に沿つて
    車両後方へ吹き抜け得るようにしたことを特徴と
    るデイスクブレーキ用ダストカバー。
JP1980171748U 1980-11-29 1980-11-29 Expired JPS6227716Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980171748U JPS6227716Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29
US06/574,635 US4473139A (en) 1980-11-29 1984-01-27 Dustcover for a disc brake

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980171748U JPS6227716Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5793639U JPS5793639U (ja) 1982-06-09
JPS6227716Y2 true JPS6227716Y2 (ja) 1987-07-16

Family

ID=15928954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980171748U Expired JPS6227716Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29

Country Status (2)

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US (1) US4473139A (ja)
JP (1) JPS6227716Y2 (ja)

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