JP2529014Y2 - 鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータ - Google Patents

鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータ

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JP2529014Y2
JP2529014Y2 JP10080591U JP10080591U JP2529014Y2 JP 2529014 Y2 JP2529014 Y2 JP 2529014Y2 JP 10080591 U JP10080591 U JP 10080591U JP 10080591 U JP10080591 U JP 10080591U JP 2529014 Y2 JP2529014 Y2 JP 2529014Y2
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昭彦 井上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディスクブレーキの構
成部品であり、ロータハット部材とロータハット部材に
鋳ぐるむ状態で固定されるロータディスク部材とを有す
る鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳ぐるみディスクブレーキ用ロー
タとしては、例えば、実開昭57−24336号に記載
のものが知られている。
【0003】上記従来公報には、図8(A)(B)に示
すように、ハット形状の鍔部に相当する径方向フランジ
を、所定の間隔を介した分断フランジ9を同一周面上に
配列することで形成したロータハット部材2と、前記分
断フランジ9の基端部を所定長さ露出させ、分断フラン
ジ9の外周部を鋳ぐるむ状態で固定したロータディスク
部材3とを備える鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータが
示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータにあっては、同
一周面上に配列した分断フランジ9の基端部を所定長さ
露出させてロータディスク部材3を鋳ぐるむ状態で固定
したものである為、下記に列挙するような問題がある。
【0005】(1)ロータディスク部材3の内側位置に
開口部が形成されるが、この開口部は軸方向のみに開口
して周方向には同一面上にある為、制動時や走行時に車
輪回転に伴なってロータが回転する場合、開口部に空気
の滞留層が形成され、車両内外を流通するような軸方向
の風の流れをこの滞留層で遮断することになり、ロータ
ディスク部材3の冷却効果が十分得られない。
【0006】(2)同一周面上に配列した分断フランジ
9に対してロータディスク部材3を鋳ぐるむものである
為、物体を1点で支持する場合に支持力が弱いのと同様
に、分断フランジ9とロータディスク部材3との結合強
度の不足が生じる。この結果、図8(A)(B)に示す
ように、分断フランジ9をロータディスク部材3の外周
位置まで設定しないことには分断フランジ9からロータ
ディスク部材3を引き離そうとする外力に対して十分な
結合強度が得られない。
【0007】本考案は、上記のような問題に着目してな
されたもので、ロータハット部材とロータハット部材に
鋳ぐるむ状態で固定されるロータディスク部材とを有す
る鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータにおいて、制動時
に摩擦発熱が生じるロータディスク部材の冷却性向上と
鋳ぐるみ固定されるロータディスク部材の結合強度向上
を併せて図ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案の鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータでは、ロ
ータハット部材に軸方向位置が異なる第1フランジと第
2フランジを周方向に交互に複数配列すると共に、その
基端部を所定長さ露出させた状態でロータディスク部材
を鋳ぐるみ固定する構成とした。
【0009】即ち、ハット形状の鍔部に相当する径方向
フランジを、軸方向位置の異なる第1フランジと第2フ
ランジとを周方向に交互に複数配列することで形成した
ロータハット部材と、前記第1フランジ及び第2フラン
ジの基端部を所定長さ露出させ、両フランジの外周部を
鋳ぐるむ状態で固定したロータディスク部材とを備えて
いることを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案の鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータを
車両に適用し、走行中にディスクブレーキを作動させる
時、車輪と共に回転しているディスクブレーキ用ロータ
のロータディスク部材の両面にはブレーキパッドが油圧
力で圧着され、車輪の回転が時間経過と共に制止され、
この時、摩擦発熱が生じてロータディスク部材の温度が
上昇する。しかし、ロータハット部材に軸方向位置が異
なる第1フランジと第2フランジを周方向に交互に複数
配列すると共に、その基端部を所定長さ露出させた状態
でロータディスク部材が鋳ぐるみ固定される為、ロータ
ディスク部材の内側位置に形成される開口部は周方向に
開口することになり、制動時や走行時に車輪回転に伴な
ってロータが回転する場合、開口部の空気は相対的にロ
ータ回転方向の逆方向に動くことになり、車両内側で暖
められた空気が車両外側へ流出するという軸方向の風の
流れが生じる。従って、ロータディスク部材から熱を奪
って暖められた空気が車両内側から車両外側へ放出さ
れ、十分なロータディスク部材の冷却がなされる。尚、
停車時は開口部の存在により軸方向の風の流れを許容す
る。
【0011】また、軸方向位置が異なる第1フランジと
第2フランジにロータディスク部材が鋳ぐるみ固定され
る為、物体を2点で支持する場合に支持力が強いのと同
様に、ロータハット部材に対するロータディスク部材の
結合において高い結合強度が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】(第1実施例) まず、構成を説明する。
【0014】図1(A)は本考案第1実施例のソリッド
ロータタイプの鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータを示
す断面図、図1(B)は本考案第1実施例ロータのロー
タハット部材を示す斜視図、図2は第1実施例の鋳ぐる
みディスクブレーキ用ロータの正面図である。
【0015】第1実施例の鋳ぐるみディスクブレーキ用
ロータR1は、ハット形状の鍔部に相当する径方向フラ
ンジを、軸方向位置の異なるアウターフランジ10(第
1フランジに相当)とインナーフランジ11(第2フラ
ンジに相当)とを周方向に交互に複数配列することで形
成したロータハット部材1と、前記アウターフランジ1
0及びインナーフランジ11の基端部を所定長さDだけ
露出させ、両フランジ10,11の外周部を鋳ぐるむ状
態で固定したロータディスク部材2とを備えている。
【0016】前記ロータハット部材1は、プレス成形品
であって、ハット形状の本体部に相当するドラム部12
と前記両フランジ10,11により構成される。そし
て、ドラム部12には、車輪ハブを挿通するハブ挿通孔
12aと、車輪ハブへの取り付ける複数のボルト孔12
bと、位置決め孔12cが形成されている。
【0017】前記アウターフランジ10は、ドラム部1
2から短い軸方向長さL1の位置に形成され、前記イン
ナーフランジ11は、ドラム部12から長い軸方向長さ
L2の位置に形成され、両軸方向長さL1,L2の差が
両フランジ10,11の軸方向間隔ΔLとなっている。
【0018】前記ロータディスク部材2は、プレス成形
された前記ロータハット部材1を鋳型内にセットし、両
フランジ10,11のまわりに鋳型空間を形成し、この
鋳型空間内に銅系合金の溶湯を注入して凝固させる鋳造
によって形成される。
【0019】次に、作用を説明する。
【0020】(イ)ロータ冷却作用 第1実施例の鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータR1を
車輪ハブの取り付けることで車両に適用し、走行中にデ
ィスクブレーキを作動させる時、車輪と共に回転してい
るディスクブレーキ用ロータR1のロータディスク部材
2の両面にはブレーキパッドが油圧力で圧着され、車輪
の回転が時間経過と共に制止され、この時、摩擦発熱が
生じてロータディスク部材2の温度が上昇する。
【0021】しかし、ロータハット部材1に軸方向位置
が異なるアウターフランジ10とインナーフランジ11
を周方向に交互に複数配列すると共に、その基端部を所
定長さDだけ露出させた状態でロータディスク部材2が
鋳ぐるみ固定される為、ロータディスク部材2の内側位
置に形成される開口部3は周方向に開口することにな
り、制動時や走行時に車輪回転に伴なってロータR1が
回転する場合、図3に示すように、開口部3の空気は相
対的にロータ回転方向の逆方向に動くことになり、車両
内側で暖められた空気が車両外側へ流出するという軸方
向の風の流れが生じる。
【0022】従って、ロータディスク部材2から熱を奪
って暖められた空気が車両内側から車両外側へ放出さ
れ、十分なロータディスク部材2の冷却がなされる。ま
た、停車時は開口部3の存在により軸方向の風の流れを
許容することで、停車時にもロータディスク部材2の冷
却が確保される。
【0023】(ロ)ロータディスク部材結合強度 制動時にブレーキパッドが油圧力で圧着される時、ロー
タディスク部材2の両面に対する圧着力にアンバラスが
あると、ロータディスク部材2を倒そうとする力とな
り、このような力が繰り返されたり、また、大きな力が
作用した場合、両フランジ10,11からロータディス
ク部材2を部分的に引き離して結合を弱めたり、完全に
分離させようとする。
【0024】しかし、軸方向位置が異なるアウターフラ
ンジ10とインナーフランジ11にロータディスク部材
2が鋳ぐるみ固定される為、物体を2点で支持する場合
に支持力が強いのと同様に、ロータハット部材1に対す
るロータディスク部材2の結合において高い結合強度と
なることで、アウターフランジ10とインナーフランジ
11との径方向長さをロータディスク部材2の外径位置
まで延長しなくとも十分にロータディスク部材2の結合
を保つことができる。
【0025】以上説明してきたように、第1実施例の鋳
ぐるみディスクブレーキ用ロータR1にあっては、ロー
タハット部材1に軸方向位置が異なるアウターフランジ
10とインナーフランジ11を周方向に交互に複数配列
すると共に、その基端部を所定長さDだけ露出させた状
態でロータディスク部材2を鋳ぐるみ固定する構成とし
た為、制動時に摩擦発熱が生じるロータディスク部材2
の冷却性向上と鋳ぐるみ固定されるロータディスク部材
2の結合強度向上を併せて図ることができる。
【0026】(第2実施例) まず、構成を説明する。
【0027】図4(A)は本考案第2実施例のソリッド
ロータタイプの鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータを示
す断面図、図4(B)は本考案第2実施例ロータのロー
タハット部材を示す斜視図、図5は第2実施例ロータで
の冷却作用説明図である。
【0028】この第2実施例ロータR2は、第1実施例
ロータR1がそのフランジ形状を軸直交線上に配列され
る平板形状としたのに対し、フランジ形状を軸直交線に
対して傾斜角をもつフィン形状とした点で異なる。
【0029】つまり、アウターフィンフランジ10’
(第1フランジに相当)とインナーフィンフランジ1
1’(第2フランジに相当)は、図5に示すように、軸
直交線に対して傾斜角βをもたせていて、その傾斜方向
は、ロータ回転により車両内側から車両外側への強制風
を発生させる方向としている。尚、他の構成は第1実施
例ロータと同様であるので、対応する構成に同一符号を
付して説明を省略する。
【0030】次に、作用を説明する。
【0031】冷却作用において、第1実施例ロータR1
では、ロータが回転する場合、開口部3の空気が相対的
にロータ回転方向の逆方向に動くという作用のみである
のに対し、アウターフィンフランジ10’とインナーフ
ィンフランジ11’の回転により、図5の黒塗り矢印に
示すように、ロータR2の回転に伴なって強制風が生
じ、車両内側で暖められた空気が強制風に乗りながら車
両外側へ流出するという軸方向の強い風の流れが生じ
る。
【0032】尚、他の作用は、第1実施例ロータR1と
同様であるので、説明を省略する。
【0033】以上説明してきたように、第2実施例の鋳
ぐるみディスクブレーキ用ロータR2にあっては、ロー
タハット部材1に軸方向位置が異なるアウターフィンフ
ランジ10’とインナーフィンフランジ11’を周方向
に交互に複数配列すると共に、その基端部を所定長さD
だけ露出させた状態でロータディスク部材2を鋳ぐるみ
固定する構成とした為、制動時に摩擦発熱が生じるロー
タディスク部材2の冷却性の著しい向上と鋳ぐるみ固定
されるロータディスク部材2の結合強度向上を併せて図
ることができる。
【0034】(第3実施例) まず、構成を説明する。
【0035】図6は本考案第3実施例のベンチレーテッ
ドロータタイプの鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータを
示す断面図である。
【0036】この第3実施例ロータR3は、基本的に第
1実施例ロータR1と同様であるが、ロータディスク部
材2を、アウターディスク部20とインナーディスク部
21と冷却孔22とを有する部材としている点で異な
り、アウターフランジ10がアウターディスク部20に
鋳ぐるみ状態で固定され、インナーフランジ11がイン
ナーディスク部21に鋳ぐるみ状態で固定される。尚、
他の構成は第1実施例ロータR1と同様であるので、対
応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
【0037】次に、作用を説明する。
【0038】冷却作用において、車両内側からの風は、
図6の上部に示すように、アウターフランジ10が設け
られている部分において、車両内側からアウターフラン
ジ10に当たり、流れの方向を放射方向に変えて冷却孔
22から外部に流れ出る風の流れとなり、車両外側から
の風は、図6の下部に示すように、インナーフランジ1
1が設けられている部分において、車両外側からインナ
ーフランジ11に当たり、流れの方向を放射方向に変え
て冷却孔22から外部に流れ出る風の流れとなり、冷却
孔22を経過する風の流れが妨げられることなく、高い
冷却効果が発揮される。
【0039】以上説明してきたように、第3実施例の鋳
ぐるみディスクブレーキ用ロータR3にあっては、ロー
タハット部材1に軸方向位置が異なるアウターフランジ
10とインナーフランジ11を周方向に交互に複数配列
すると共に、その基端部を所定長さDだけ露出させた状
態で冷却孔22を有するロータディスク部材2を鋳ぐる
み固定する構成とした為、制動時に摩擦発熱が生じるロ
ータディスク部材2の冷却性向上と鋳ぐるみ固定される
ロータディスク部材2の結合強度向上を併せて図ること
ができる。
【0040】(第4実施例) まず、構成を説明する。
【0041】図7は本考案第4実施例のベンチレーテッ
ドロータタイプの鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータを
示す断面図である。
【0042】この第4実施例ロータR4は、第2実施例
で述べたようなアウターフィンフランジ10’とインナ
ーフィンフランジ11’を用いた例である。尚、他の構
成は第3実施例ロータR3と同様であるので、対応する
構成に同一符号を付して説明を省略する。
【0043】次に、作用を説明する。
【0044】冷却作用において、図7の上部に示すよう
に、アウターフィンフランジ10’が設けられている部
分において、車両内側から冷却孔22を経過して外部に
流れ出る径方向の風の流れと、車両内側からアウターフ
ィンフランジ10’を経過して車両外側に流れ出る軸方
向の風の流れの両方が生じ、図7の下部に示すように、
インナーフィンフランジ11’が設けられている部分に
おいて、車両外側からインナーフィンフランジ11’に
当たる風と、車両内側からインナーフィンフランジ1
1’を経過する風とが、冷却孔22の入口部分で合流し
て外部に流れ出る風の流れとなり、冷却孔22を経過す
る径方向流れと両フィンフランジ10’,11’を経過
する軸方向流れにより高い冷却効果が発揮される。
【0045】以上説明してきたように、第4実施例の鋳
ぐるみディスクブレーキ用ロータR4にあっては、ロー
タハット部材1に軸方向位置が異なるアウターフィンフ
ランジ10’とインナーフィンフランジ11’を周方向
に交互に複数配列すると共に、その基端部を所定長さD
だけ露出させた状態で冷却孔22を有するロータディス
ク部材2を鋳ぐるみ固定する構成とした為、制動時に摩
擦発熱が生じるロータディスク部材2の冷却性の著しい
向上と鋳ぐるみ固定されるロータディスク部材2の結合
強度向上を併せて図ることができる。
【0046】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本考案に含まれる。
【0047】例えば、実施例では、フィンフランジのフ
ィン形状として傾斜平板形状を示したが、車両内側から
車両外側へ流れ出る形状であればよく、例えば、翼形状
等のように軸方向の風を作り出すのにより効果的な他の
フィン形状も考えられる。
【0048】
【考案の効果】以上説明してきたように本考案にあって
は、ロータハット部材とロータハット部材に鋳ぐるむ状
態で固定されるロータディスク部材とを有する鋳ぐるみ
ディスクブレーキ用ロータにおいて、ロータハット部材
に軸方向位置が異なる第1フランジと第2フランジを周
方向に交互に複数配列すると共に、その基端部を所定長
さ露出させた状態でロータディスク部材を鋳ぐるみ固定
する構成とした為、制動時に摩擦発熱が生じるロータデ
ィスク部材の冷却性向上と鋳ぐるみ固定されるロータデ
ィスク部材の結合強度向上を併せて図ることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本考案第1実施例の鋳ぐるみディ
スクブレーキ用ロータを示す断面図であり、図1(B)
は第1実施例ロータのロータハット部材を示す斜視図で
ある。
【図2】第1実施例の鋳ぐるみディスクブレーキ用ロー
タを示す正面図である。
【図3】図2のC−C線断面による第1実施例ロータの
冷却作用説明図である。
【図4】図4(A)は本考案第2実施例の鋳ぐるみディ
スクブレーキ用ロータを示す断面図であり、図4(B)
は第2実施例ロータのロータハット部材を示す斜視図で
ある。
【図5】第2実施例ロータの冷却作用説明図である。
【図6】本考案第3実施例のベンチレーテッドロータタ
イプの鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータを示す断面図
である。
【図7】本考案第4実施例のベンチレーテッドロータタ
イプの鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータを示す断面図
である。
【図8】図8(A)は従来の鋳ぐるみディスクブレーキ
用ロータを示す正面図であり、図8(B)は従来の鋳ぐ
るみディスクブレーキ用ロータを示す断面図である。
【符号の説明】
R1 鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータ 1 ロータハット部材 10 アウターフランジ(第1フランジ) 11 インナーフランジ(第2フランジ) 2 ロータディスク部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハット形状の鍔部に相当する径方向フラ
    ンジを、軸方向位置の異なる第1フランジと第2フラン
    ジとを周方向に交互に複数配列することで形成したロー
    タハット部材と、 前記第1フランジ及び第2フランジの基端部を所定長さ
    露出させ、両フランジの外周部を鋳ぐるむ状態で固定し
    たロータディスク部材と、 を備えていることを特徴とする鋳ぐるみディスクブレー
    キ用ロータ。
JP10080591U 1991-12-06 1991-12-06 鋳ぐるみディスクブレーキ用ロータ Expired - Lifetime JP2529014Y2 (ja)

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