JPS62260864A - 黒色顔料 - Google Patents
黒色顔料Info
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- JPS62260864A JPS62260864A JP10302986A JP10302986A JPS62260864A JP S62260864 A JPS62260864 A JP S62260864A JP 10302986 A JP10302986 A JP 10302986A JP 10302986 A JP10302986 A JP 10302986A JP S62260864 A JPS62260864 A JP S62260864A
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- Pending
Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、酸窒化チタン粉末からなる黒色粉末であって
、安全性が高く、分散性が良好で、かつ水分散液が弱酸
性を呈し、化粧料として最適な黒色顔料に関する。
、安全性が高く、分散性が良好で、かつ水分散液が弱酸
性を呈し、化粧料として最適な黒色顔料に関する。
［従来技術と問題点］
本発明者等は、先に二酸化チタンをアンモニアガスで加
熱還元して得られる黒色系の色彩を有する酸窒化チタン
粉末（以下、黒色酸窒化チタン粉末）を見出し、これを
配合した化粧料は安定性がよく、着色力に優れ、かつ使
用し易く、製造も容易であることを見出している（特開
昭５８−１８０４１３号、特開昭６０−６５０６９号）
。
熱還元して得られる黒色系の色彩を有する酸窒化チタン
粉末（以下、黒色酸窒化チタン粉末）を見出し、これを
配合した化粧料は安定性がよく、着色力に優れ、かつ使
用し易く、製造も容易であることを見出している（特開
昭５８−１８０４１３号、特開昭６０−６５０６９号）
。
ところが１通常入手できる二酸化チタン粉末には、原料
の鉱石および製造工程に由来するある程度の重金属が含
まれており（鉛の濃度にして約４０ｐｐｍ〜８０ｐｐｍ
）、アンモニアガス中で加Ｓ還元すると全体の重量が当
初の原料重量に比較して約８０〜９０％となるために、
相対的に重金属の含有量が増加し、安全性が重要視され
る用途（例えば、化粧料等）には使用できない問題があ
る。
の鉱石および製造工程に由来するある程度の重金属が含
まれており（鉛の濃度にして約４０ｐｐｍ〜８０ｐｐｍ
）、アンモニアガス中で加Ｓ還元すると全体の重量が当
初の原料重量に比較して約８０〜９０％となるために、
相対的に重金属の含有量が増加し、安全性が重要視され
る用途（例えば、化粧料等）には使用できない問題があ
る。
因に、化粧品原料基準に定める二酸化チタンの許容鉛含
有量は５０ｐｐｍ以下である。また、重金属の含有量の
少ない二酸化チタンは、コストが高く、またアンモニア
ガス中で加熱還元を行なう場合、その反応（黒色化）の
進行が遅い問題がある。
有量は５０ｐｐｍ以下である。また、重金属の含有量の
少ない二酸化チタンは、コストが高く、またアンモニア
ガス中で加熱還元を行なう場合、その反応（黒色化）の
進行が遅い問題がある。
更に、従来の黒色酸窒化チタン粉末は、その水分散液が
弱アルカリ性を示す問題がある。即ち、従来の上記黒色
酸窒化チタ粉末は、２００℃の温度下で数時間加熱して
も該粉末に付着するアンモニアを除去することが出来ず
、その１０％水分散液はｐＨ８前後のアルカリ性を示す
、このため該粉末を顔料として化粧料に用いた場合、該
酸窒化チタン粉末を核として雑菌が繁殖する虞がある。
弱アルカリ性を示す問題がある。即ち、従来の上記黒色
酸窒化チタ粉末は、２００℃の温度下で数時間加熱して
も該粉末に付着するアンモニアを除去することが出来ず
、その１０％水分散液はｐＨ８前後のアルカリ性を示す
、このため該粉末を顔料として化粧料に用いた場合、該
酸窒化チタン粉末を核として雑菌が繁殖する虞がある。
しかも、この酸窒化チタ粉末を含む水分散型化粧料に酸
を加えてｐＨ５に調整しても、この程度では該粉末を中
和できず、このｐＨＷ整した後の溶液を炉別し、乾燥し
て得た粉末を再び、１０％の水分散液に調製したものは
依然としてｐＨ８前後である。他方、各種基準により水
分散型化粧料めｐＨは５〜７程度に定められているので
、化粧料として調製する際の醜処理には限界があり、従
来の酸窒化チタン粉末を化粧料調製の際に中和し、弱酸
性化するのは困難である。
を加えてｐＨ５に調整しても、この程度では該粉末を中
和できず、このｐＨＷ整した後の溶液を炉別し、乾燥し
て得た粉末を再び、１０％の水分散液に調製したものは
依然としてｐＨ８前後である。他方、各種基準により水
分散型化粧料めｐＨは５〜７程度に定められているので
、化粧料として調製する際の醜処理には限界があり、従
来の酸窒化チタン粉末を化粧料調製の際に中和し、弱酸
性化するのは困難である。
因に、通常、！！庚な大の皮膚のｐＨは雑菌の繁殖を抑
えるために弱酸性（ｐＨ５〜７）に保たれている。
えるために弱酸性（ｐＨ５〜７）に保たれている。
［問題の解決手段］
本発明者等は、上記黒色酸窒化チタン粉末について、鉛
の含有量が２０ｐｐｍ以下で、その水分散液が弱酸性で
あるものを用いることにより上記従来の問題を解決した
。
の含有量が２０ｐｐｍ以下で、その水分散液が弱酸性で
あるものを用いることにより上記従来の問題を解決した
。
［発明の構成］
本発明によれば、鉛の含有量が２０ｐｐｍ以下で、その
水分散液が弱酸性である黒色酸窒化チタン粉末からなる
黒色顔料が提供される。
水分散液が弱酸性である黒色酸窒化チタン粉末からなる
黒色顔料が提供される。
また゛その好適な実施態様として、上記水分散液１０％
濃度においてｐＨが５〜７である黒色顔料が提供される
。
濃度においてｐＨが５〜７である黒色顔料が提供される
。
上記黒色酸窒化チタンは、例えば、二酸化チタンを、ア
ンモニアガスの雰囲気下で５００〜９５０℃の温度で加
熱、還元した後、３％以上の塩酸水溶液で洗浄し、水洗
し、乾燥することにより得ることができる。
ンモニアガスの雰囲気下で５００〜９５０℃の温度で加
熱、還元した後、３％以上の塩酸水溶液で洗浄し、水洗
し、乾燥することにより得ることができる。
二酸化チタン粉末をアンモニアガス雰囲気下で加熱、還
元すれば黒色の酸窒化チタン粉末が得られることは前述
した通りであり、該黒色酸窒化チタン粉末を３％以上の
塩酸水溶液で洗浄することにより、重金属が減少し、か
つ、粒子表面に付着するアンモニアが中和除去され、そ
の水分散液は弱酸性を呈するようになる。
元すれば黒色の酸窒化チタン粉末が得られることは前述
した通りであり、該黒色酸窒化チタン粉末を３％以上の
塩酸水溶液で洗浄することにより、重金属が減少し、か
つ、粒子表面に付着するアンモニアが中和除去され、そ
の水分散液は弱酸性を呈するようになる。
塩酸水溶液の処理によって重金属含有量が減少する理由
は明らかではないが１粒子表面に吸着している重金属が
水素イオンによって置換されるものと推定される。尚、
酸として硝酸を使用した場合には、これは酸化剤である
ために、還元した黒色粉末を白っぽくしてしまう、また
ｉｔ酸を使用すると硫酸チタンが副生じ黒色度が低下す
る。酢酸は、酸性度が低いため重金属の除去には全く効
果がない。
は明らかではないが１粒子表面に吸着している重金属が
水素イオンによって置換されるものと推定される。尚、
酸として硝酸を使用した場合には、これは酸化剤である
ために、還元した黒色粉末を白っぽくしてしまう、また
ｉｔ酸を使用すると硫酸チタンが副生じ黒色度が低下す
る。酢酸は、酸性度が低いため重金属の除去には全く効
果がない。
塩酸の濃度は３％以上が必要である。この濃度以下では
重金属の除去にはあまり効果がない。
重金属の除去にはあまり効果がない。
［実施例−１］
二酸化チタン粉末Ａ（東北化学社製、鉛含有量４０ｐｐ
ｍ ）および二酸化チタン粉末Ｂ（東北化学社製、鉛含
有量７７ｐｐｍ）を夫々アンモニアガス中で７５０℃で
加熱し還元した。それらの粉末に１０％塩酸水溶液を加
えて１００ｇ／ Ｑとなるように調製し攪拌し静置した
。上澄を除去し、水によるデカンテーションを２回行な
い、炉別した沈Ｓ物を乾燥させて、本発明の黒色窒化チ
タン粉末を得た。該黒色酸窒化チタン粉末の性状を第１
表に示す、また、比較例として、２％塩酸で処理した例
を併せて第１表に示す。
ｍ ）および二酸化チタン粉末Ｂ（東北化学社製、鉛含
有量７７ｐｐｍ）を夫々アンモニアガス中で７５０℃で
加熱し還元した。それらの粉末に１０％塩酸水溶液を加
えて１００ｇ／ Ｑとなるように調製し攪拌し静置した
。上澄を除去し、水によるデカンテーションを２回行な
い、炉別した沈Ｓ物を乾燥させて、本発明の黒色窒化チ
タン粉末を得た。該黒色酸窒化チタン粉末の性状を第１
表に示す、また、比較例として、２％塩酸で処理した例
を併せて第１表に示す。
［実施例−２］
本発明の黒色酸窒化チタン粉末を他の有色顔料に適量添
加混合したものを第２表に示す処方に配合することによ
り安全型の高い、ファンデーションを得ることができる
。
加混合したものを第２表に示す処方に配合することによ
り安全型の高い、ファンデーションを得ることができる
。
［実施例−３］
本発明の黒色酸窒化チタン粉末を防腐剤と共に第３表の
処方に対し適量配合し、タルクを加えて１００部に調製
することにより安全性の高いアイシャドウを得ることが
できる。
処方に対し適量配合し、タルクを加えて１００部に調製
することにより安全性の高いアイシャドウを得ることが
できる。
［発明の効果］
本発明の黒色酸窒化チタンは重金属の含有量が従来のも
のに比べ大幅に減少しており、化粧料原料として安全性
が高い。
のに比べ大幅に減少しており、化粧料原料として安全性
が高い。
また該粉末は分散性が良好であり、かつ水分散液が弱酸
性を呈するので、化粧料原料として用いた場合にも該粉
末で雑菌が繁殖することがない。
性を呈するので、化粧料原料として用いた場合にも該粉
末で雑菌が繁殖することがない。
従って、防腐剤の添加量を大幅に軽減でき、従来の製品
では防腐剤が０，４〜０，５％必要であるのに対し、本
発明に係る製品では防腐剤量は０゜１〜０．２％でよく
、一層安全性の高い化粧料を得ることができる。
では防腐剤が０，４〜０，５％必要であるのに対し、本
発明に係る製品では防腐剤量は０゜１〜０．２％でよく
、一層安全性の高い化粧料を得ることができる。
第１衷
）イ（霜デ督１塁篇株ふム蕃を型気覧↑晋ｔと・第３表
Claims (2)
- （１）鉛の含有量が２０ｐｐｍ以下で、その水分散液が
弱酸性である黒色酸窒化チタン粉末からなる黒色顔料。 - （２）上記水分散液１０％濃度においてｐＨが５〜７で
ある特許請求の範囲第１項の黒色顔料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302986A JPS62260864A (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | 黒色顔料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302986A JPS62260864A (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | 黒色顔料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62260864A true JPS62260864A (ja) | 1987-11-13 |
Family
ID=14343221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10302986A Pending JPS62260864A (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | 黒色顔料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62260864A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2217699B (en) * | 1988-04-23 | 1991-11-20 | Tioxide Group Plc | Black titanium nitride and production thereof |
| JP2000204017A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-07-25 | Pola Chem Ind Inc | 美白用化粧料 |
| JP2008063251A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Tokiwa Corp | 一時染毛料 |
| JP2010030842A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Mitsubishi Materials Corp | 黒色チタン酸窒化物粉末とその製造方法および用途 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58180413A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-21 | Mitsubishi Metal Corp | 化粧料 |
| JPS6065069A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-13 | Mitsubishi Metal Corp | 黒色顔料 |
-
1986
- 1986-05-07 JP JP10302986A patent/JPS62260864A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58180413A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-21 | Mitsubishi Metal Corp | 化粧料 |
| JPS6065069A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-13 | Mitsubishi Metal Corp | 黒色顔料 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2000204017A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-07-25 | Pola Chem Ind Inc | 美白用化粧料 |
| JP2008063251A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Tokiwa Corp | 一時染毛料 |
| JP2010030842A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Mitsubishi Materials Corp | 黒色チタン酸窒化物粉末とその製造方法および用途 |
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