JP2001048731A - 表面処理粉体及びそれを含有してなる皮膚外用剤 - Google Patents

表面処理粉体及びそれを含有してなる皮膚外用剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、粉体を含有する系であっても粉体
が凝集することなく、従来の増粘剤を使用して粉体を分
散・安定化する手段を提供することを課題とする。 【解決手段】 表面をポリビニルピロリドンで処理した
粉体をカルボキシビニルポリマー及び/又は塩等の増粘
剤とともに皮膚外用剤に含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤の原料
に好適な粉体及びそれを含有する皮膚外用剤に関し、更
に詳細には、表面をポリビニルピロリドンで被覆した粉
体及びそれを含有する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料などに於いて、粉体は色剤、紫外
線防護剤、隠蔽剤、質感付与剤、光沢付与剤などの用途
で広く使用されている。この様な粉体の多くは鉱物性物
質乃至はその加工物であり、金属酸化物及びその複合体
の構造を有している。従って、これらの比重は大変大き
い場合が多く、通常は1以上である。従って、水系の剤
形に於いてこの様な粉体類を使用する場合には、特段の
工夫が為されないと満足できる安定性は得られない。し
かも。前記粉体は等電点を有しているため、電解質が多
くなると、凝集してしまう為、従来の粉体を含有しない
系で使用されてきたカルボキシビニルポリマー等の増粘
安定化剤は使用しにくいのが現状であり、この為、石鹸
等の界面活性剤によるゲル構造やベントナイトなどの無
機増粘剤などの作るゲル構造を利用するのが常法であっ
た。この為、ゲル強度の調節がしにくく、流動性を有し
なめらかな感触の粉体分散系は得にくいのが実状であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、粉体を含有する系であっても
粉体が凝集することなく、従来の増粘剤を使用して粉体
を分散・安定化する手段を提供することを課題とする。
【0004】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、粉体を含有する系であっても粉体が凝集することな
く、従来の増粘剤を使用して粉体を分散・安定化する手
段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、粉体の表面を
ポリビニルピロリドンで処理することにより、カルボキ
シビニルポリマーなどの増粘剤が存在しても粉体の凝集
を抑制することができることを見いだし、発明を完成さ
せるに至った。以下、本発明について発明の実施の形態
を中心に詳細に説明を加える。
【0005】
【発明の実施の形態】(1)本発明の粉体 本発明の粉体は、ポリビニルピロリドンで表面を処理さ
れていることを特徴とする。本発明の粉体の基体となる
粉体は、化粧料や皮膚外用医薬などの皮膚外用剤の分野
で、通常使用されている粉体であれば特段の限定無く用
いることができ、例えば、二酸化チタン、酸化鉄、紺
青、群青、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、チタン酸リチ
ウムコバルト等の顔料類、シリカ、炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、タルク、カオリン、セリサイト、マイ
カ等の体質粉体類及びこれらの複合体などが例示でき
る。複合体としては混合焼結体やドープ粉体などが例示
できる。これらの基体となる粉体は、予め、通常知られ
ている方法によって表面処理しておくことも可能であ
る。この様な表面処理法としては、ハイドロジェンメチ
ルポリシロキサンやジメチルポリシロキサンを焼き付け
たシリコーン処理、シリルカップリング剤で処理したシ
リルカップリング処理、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸
で処理した金属石鹸処理、アシルグルタミン酸誘導体で
処理したアミノ酸誘導体処理、ポリ燐酸ナトリウムなど
の燐酸塩で処理した燐酸塩処理、パーフルオロアルキル
構造を部分構造に含む化合物で処理した、パーフルオロ
アルキル処理。レシチンなどで処理した燐脂質処理など
が例示でき、この様な処理の何れに対しても適用可能で
ある。本発明の粉体は、この様な粉体を基体として、こ
れをポリビニルピロリドン溶液などに浸漬する事により
得ることができる。これは浸漬すれば即時的に得られる
ので、予め基体となる粉体をポリビニルピロリドン水溶
液などに浸漬し、乾燥などさせて予め処理粉体を調整し
ておきそれを用いることもできるし、皮膚外用剤の製造
過程に於いて、ポリビニルピロリドン水溶液などに基体
となる粉体を浸漬し、それらを処理粉体として取り出す
ことなく、そのまま皮膚外用剤の中間仕掛品として使用
することもできる。この様な工程を経て作製された皮膚
外用剤も後記の本発明の皮膚外用剤の技術的範囲に属
し、この途中経過でポリビニルピロリドン溶液と接触し
た中間状態の粉体が本発明の粉体となる。本発明の粉体
に於ける、基体となる粉体とポリビニルピロリドンとの
好ましい割合は、基体の粉体100に対して、1〜20
更に好ましくは5〜15である。これは、多すぎると効
果が頭打ちになり、少なすぎると凝集抑制作用が失わ
れ、系が不安定になる場合があるからである。又、この
様にして得られた本発明の処理粉体は、副次的効果とし
て、表面を被覆したポリビニルピロリドンに由来する、
柔らかなしっとり感をその使用感に有する。後記に示
す、本発明の皮膚外用剤に於ける、これら本発明の処理
粉体の含有量は、皮膚外用剤の全量に対して1〜40重
量%、更に好ましくは3〜25重量%が適当である。
【0006】(2)本発明の皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、上記本発明の処理粉体を含有す
ることを特徴とする。ここで、皮膚外用剤とは、本発明
の於いては、皮膚上に外用で投与される形態のものの総
称を意味し、例えば、基礎化粧料、メークアップ化粧
料、毛髪化粧料、洗浄料などのような化粧料、抗真菌
剤、抗炎症剤、ステロイド剤のような皮膚外用医薬、消
毒・殺菌剤等が例示できる。これらの皮膚外用剤の中
で、特に本発明の皮膚外用剤として好適なものは、メー
クアップ化粧料と紫外線防護化粧料である。本発明の処
理粉体は、上記のようにごく短時間に粉体表面をポリビ
ニルピロリドンで処理することができるので、製造上は
粉体とポリビニルピロリドンとを別々に含有させるよう
な工程で作製した皮膚外用剤であっても、予め粉体表面
を処理したものに比し、凝集抑制は少なくても、従来の
技術に比しては格段の凝集抑制作用を発揮するため、こ
の様に作製された粉体とポリビニルピロリドンとを含む
皮膚外用剤も本発明の皮膚外用剤に属する。
【0007】本発明の処理粉体は、上記の如くカルボキ
シビニルポリマー及び/又は塩等の電解質の存在下であ
っても凝集しないのので、この様な成分を本来の増粘安
定化剤として共存させても、凝集は起こらず、これら増
粘安定化剤の作用を発揮させることができるので、本発
明の皮膚外用剤としてはこの様な増粘安定化剤をともに
含有させることが好ましい。この様な増粘安定化剤は通
常水性担体の存在下使用されることから、当然この様な
系では水の存在も構成要素に加えられる。即ち、好まし
い態様としては、1)ポリビニルピロリドンと2)粉体
と3)増粘安定化剤と4)水とを含有することである。
ここで、増粘安定化剤としては、カルボキシメチルセル
ロース、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタ
クリル酸(C10〜30)アルキルポリマー及びこれら
の塩等が例示でき、何れも使用可能であるが、安定化の
上で、カルボキシビニルポリマーとアクリル酸・メタク
リル酸(C10〜30)アルキルポリマー及びそれらの
塩が好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩
等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等
のアルカリ度類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン
塩、塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これら
塩を形成する塩基の量は、増粘安定化剤の重量に対し
て、10重量%〜100重量%が適当である。又、増粘
安定化剤の含有量は、0.01〜2重量%であり、更に
好ましくは0.1〜1重量%である。
【0008】本発明の皮膚外用剤に於いては、上記の必
須の成分と好ましい成分以外に、通常皮膚外用剤で使用
される任意成分を、本発明の効果を損ねない範囲に於い
て、含有することができる。かかる任意性成分として
は、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワッ
クス等の炭化水素類、ホホバ油、カルナウバワックス,
オレイン酸オクチルドデシル等のエステル類、オリーブ
油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド類、ステアリン
酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイル
アルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノ
ール等の高級アルコール、スルホコハク酸エステルやポ
リオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム等のアニオン
界面活性剤類、アルキルベタイン塩等の両性界面活性剤
類、ジアルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤
類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライ
ド、これらのポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコ
ール、グリセリン、1,3−ブタンジオール等の多価ア
ルコール類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、色剤、防腐剤、粉体等を好ましく例示できる。これ
らの必須成分、好ましい成分、任意成分とを常法に従っ
て処理することにより製造することができる。かくして
得られた、皮膚外用剤は粉体が凝集することなく均一に
分散しているので、優れた隠蔽効果や演色効果、紫外線
防護効果を発揮することができる。更に、通常の粉体含
有化粧料に比べて界面活性剤量が少ないので、化粧持ち
持続効果を有し、敏感肌の人に適応しても刺激発現が極
めて少ない利点を有する。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ
限定を受けないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1>下記に示す処方に従って、本
発明の処理粉体を作製した。即ち、処方成分をボールミ
ルに仕込み、48時間分散させた後、減圧下で溶媒であ
る水を除去し、得られた粉体をパルベライザーで粉砕
し、本発明の処理粉体を得た。このもののカルボキシビ
ニルポリマーナトリウム塩水溶液(ゲル状;0.01
%)10重量部にこれらの粉体1重量部を加えて攪拌し
た場合の凝集を++:凝集なし、+:凝集殆どなし、
±:やや凝集、−:明らかな凝集の基準で判定した。こ
の結果を表1に示す。この様な系に於いては、基体粉体
は何れも凝集を起こすことを本発明者らは既に確認して
いる。これより、本発明の粉体は著しく凝集が抑制され
ていることがわかる。 水 90 重量部 基体粉体* 10 重量部 ポリビニルピロリドン1%水溶液 100 重量部 *詳細は表1に記す。
【0011】
【表1】
【0012】<実施例2>実施例1の粉体を用いて、水
性ファンデーションを作製した。即ち、イにハの粉体を
良く混合して加え、ディスパーで分散させ、これに徐々
にロの成分を攪拌しながら加え、水性ファンデーション
を得た。このものは50℃で1週間保存しても全く沈降
や凝集を認めなかった。更にこのものの使用感は、さっ
ぱりとしていてのびが良く、化粧持ちも優れているの
で、夏用の化粧料として極めて好適なものであった。こ
のものの本発明の処理粉体を処理しない基体粉体に変え
た比較例1は製造直後に既に粉体が凝集しており、50
℃1週間の保存では完全に粉体が沈降していた。 イ 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 1,3−ブタンジオール 3 重量部 カルボキシビニルセルロース1%水溶液 30 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ロ 苛性カリ10%水溶液 1.5重量部 水 40.3重量部 ハ 処理粉体1 10 重量部 処理粉体7 3 重量部 処理粉体8 1 重量部 処理粉体10 5 重量部 処理粉体13 1 重量部
【0013】<実施例3>実施例1の粉体を用いて、乳
化ファンデーションを作製した。即ち、イ、ロ、ハの成
分をそれぞれ70℃に加熱し、イにニの粉体を良く混合
して加え、ディスパーで分散させ、これを徐々にロの成
分に攪拌しながら加え、更にハの成分を徐々に加えて中
和し、乳化ファンデーションを得た。このものは50℃
で1週間保存しても全く沈降や凝集を認めなかった。更
にこのものの使用感は、さっぱりとしていてのびが良
く、化粧持ちも優れているので、夏用の化粧料として極
めて好適なものであった。このものの本発明の処理粉体
を処理しない基体粉体に変えた比較例2は製造直後に既
に粉体が凝集しており、50℃1週間の保存では完全に
粉体が沈降していた。 イ 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 1,3−ブタンジオール 3 重量部 カルボキシビニルセルロース1%水溶液 30 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ロ スクワラン 5 重量部 ソルビタンモノステアレート 2 重量部 ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 2 重量部 ハ 苛性カリ10%水溶液 1.5重量部 水 31.3重量部 ハ 処理粉体2 4 重量部 処理粉体4 8 重量部 処理粉体7 1 重量部 処理粉体8 1 重量部 処理粉体10 5 重量部 処理粉体14 1 重量部
【0014】<実施例4>実施例1の粉体を用いて、紫
外線防護化粧料を作製した。即ち、イ、ロ、ハの成分を
それぞれ70℃に加熱し、イにニの粉体を良く混合して
加え、ディスパーで分散させ、これを徐々にロの成分に
攪拌しながら加え、更にハの成分を徐々に加えて中和
し、紫外線防護化粧料を得た。このものは50℃で1週
間保存しても全く沈降や凝集を認めなかった。更にこの
ものの使用感は、さっぱりとしていてのびが良く、化粧
持ちも優れているので、持続性のある紫外線防護化粧料
として極めて好適なものであった。このものの本発明の
処理粉体を処理しない基体粉体に変えた比較例3は製造
直後に既に粉体が凝集しており、50℃1週間の保存で
は完全に粉体が沈降していた。 イ 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 1,3−ブタンジオール 3 重量部 カルボキシビニルセルロース1%水溶液 20 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ロ スクワラン 2 重量部 桂皮酸イソオクチル 5 重量部 ソルビタンモノステアレート 2 重量部 ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 2 重量部 ハ 苛性カリ10%水溶液 1 重量部 水 31.3重量部 ハ 処理粉体2 4 重量部 処理粉体4 5 重量部 処理粉体5 5 重量部
【0015】<実施例5>実施例2のファンデーション
に於いて、本発明の処理粉体を、ファンデーションの作
成過程に於いて、ポリビニルピロリドン水溶液による処
理工程を加えることで代用して、水性ファンデーション
を作製した。即ち、ハの成分を良く混合しロール掛けし
た後、イにこれを良く混合して加え、ディスパーで分散
させ、これに徐々にロの成分を攪拌しながら加え、水性
ファンデーションを得た。このものは50℃で1週間保
存しても全く沈降や凝集を認めなかった。更にこのもの
の使用感は、さっぱりとしていてのびが良く、化粧持ち
も優れているので、夏用の化粧料として極めて好適なも
のであった。このもののポリビニルピロリドンを水に変
えた比較例4は製造直後に既に粉体が凝集しており、5
0℃1週間の保存では完全に粉体が沈降していた。但
し、粉体の分散具合は若干実施例2のものの方が優れて
いた。これにより、予め処理しておく代わり、途中で処
理工程を入れてイン・スィチュで製造しても本発明の効
果はある程度維持されることがわかった。 イ 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 1,3−ブタンジオール 3 重量部 カルボキシビニルセルロース1%水溶液 30 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ロ 苛性カリ10%水溶液 1.5重量部 水 20.3重量部 ハ 二酸化チタン 10 重量部 黄色酸化鉄 3 重量部 ベンガラ 1 重量部 タルク 5 重量部 チタンマイカ 1 重量部 1%ポリビニルピロリドン水溶液 20 重量部
【0016】<実施例6>実施例5と同様にイン・スィ
チュで処理粉体を作製し、これを用いて皮膚外用医薬
(抗炎症剤)を作製した。即ち、イ、ロ、ハを70℃に
加熱し、ニの成分を良く混合し、ロール掛けし、これを
イに加えてディスパーで分散させ、このものを徐々にロ
に加え乳化し、更にハを徐々に加えて中和して攪拌冷却
し皮膚外用医薬を得た。このものは優れた粉体分散性を
有しており、これによって抗炎症成分による光毒性を発
現するのを抑える作用に優れていた。 イ 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 1,3−ブタンジオール 3 重量部 カルボキシビニルセルロース1%水溶液 20 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ロ スクワラン 6 重量部 インドメタシン 1 重量部 ソルビタンモノステアレート 2 重量部 ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 2 重量部 ハ 苛性カリ10%水溶液 1 重量部 水 30.3重量部 ハ ステアリン酸アルミニウム被覆二酸化チタン 5 重量部 1%ポリビニルピロリドン 10 重量部
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、粉体を含有する系であ
っても粉体が凝集することなく、従来の増粘剤を使用し
て粉体を分散・安定化する手段を提供することができ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB032 AB051 AB212 AB232 AB242 AB432 AC022 AC112 AC122 AC182 AC312 AC442 AC482 AD071 AD091 AD272 BB21 BB60 CC12 CC19 CC50 DD17 DD31 DD39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面をポリビニルピロリドンで処理し
    た、皮膚外用剤用の粉体。
  2. 【請求項2】 水を含有する皮膚外用剤用であることを
    特徴とする、請求項5に記載の皮膚外用剤用の粉体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の皮膚外用剤用の
    粉体を含有する皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    3に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 1)ポリビニルピロリドンと2)粉体を
    含有することを特徴とする皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 1)ポリビニルピロリドンと2)粉体と
    3)増粘安定化剤と4)水とを含有することを特徴とす
    る、請求項5に記載の皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】 増粘安定化剤が、カルボキシビニルポリ
    マー、アクリル酸・メタクリル酸(C10−30)アル
    キルポリマー及びそれらの塩から選ばれる1種乃至は2
    種以上である、請求項5又は6に記載の皮膚外用剤。
  8. 【請求項8】 粉体を予めポリビニルピロリドンで表面
    処理する工程を製造工程に含むことを特徴とする、請求
    項5〜7何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  9. 【請求項9】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    5〜8何れか1項に記載の皮膚外用剤。
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