JPS62251526A - 自動車のクラッチレバ−の支承装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車のクラッチレバ−の支承装置であって
、該クラッチレバ−が、一方では旋回中心点で支えられ
ていて、他方では操作部材に作用するようになっており
、さらに、このクラッチレバ−が、摩擦クラッチの軸に
対して同軸的に延びるガイド管に沿ってこのガイド管の
長手方向で移動可能に配置されている形式のものに関す
る。

従来の技術 このような形式のクラッチレバ−は、従来はピンを中心
にして旋回可能に支承されていたが、最近では種種異な
る理由、特に組み立てをより簡単にするために、支持ピ
ンに球状のヘッドを設け、この球状のヘッドをクラッチ
レバ−の対応する受容凹部内に係合さ什ることによって
、旋回中心点を形成するようになっている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記従来技術の構成では、利点もあるが、
クラッチレバ−が、旋回中心点と操作部材の作用点とを
通る長手方向軸線を中心にして旋回可能でもあることに
起因する欠点らある。

また、最近の摩擦クラッチにおいてはしばしば皿ばねが
用いられていて、この皿ばねの突出する自由な舌片にク
ラッチレリーズベアリングが係合している。製造上の理
由により、ばね舌片の端部は、クラッチ軸線に対して直
角に延びる平面上に正確に配置されないので、ばね舌片
は、これに当接するクラッチレリーズベアリングによろ
めき運動を与えろ傾向がある。このようにしてクラッチ
レリーズベアリングに作用する振動は、クラッチレバ−
に伝わり、これによって、クラッチレバ−と、クラッチ
レリーズベアリングにおけるクラッチレバ−の当接面と
の間に、周波数の高い小さい衝撃が加えられる。

最近の自動車では、クラッチレリーズベアリングは、レ
リーズレバ−によって、常にわずかなプレロードで皿ば
ね舌片に押しつけられるので、クラッチレリーズベアリ
ングは、常に回転して、この振動応力が、自動車の駆動
中に継え間なく生じる。このような振動応力は、クラッ
チレリーズベアリングのケーシングが合成樹脂より成っ
ていれば（重量の理由により最近では大抵、合成樹脂が
使用される）、特に不都合である。このような場合、ク
ラッチレバ−とクラッチレリーズベアリングのケーシン
グとの間の、振動及び衝撃を形成する相対運動によって
、ケーシングが早期に損傷し、しばしば破壊される原因
となることが確認されている。

そこで本発明の課題は、構造的及び製造技術的に簡単な
手段によって、損傷の原因となる不都合な振動が避けら
れるか、又は少なくとも十分に減衰されるように、クラ
ッチレバ−の支承部を改良することである。

問題点を解決するための手段 前記問題点を解決した本発明によれば、クラッチレバ−
の旋回中心点に、ポリマー材料より成る緩衝部材が設け
られており、該緩衝部材は、クラッチレバ−と協働して
、このクラッチレバ−が、前記旋回中心点と操作部材の
作用点とを通る、クラッチレバ−の長手方向軸線を中心
として振動するのを防げるか若しくは緩衝するようにな
っている。

本発明の実施態様によれば、旋回中心点が、クラッチレ
バ−の対応する受容凹部に係合する球状のヘッドを備え
た支承ピンによって形成された支承装置においては、支
承ピンに、球状のヘッドから間隔を保って半径方向フラ
ンジが設けられている。この半径方向フランジに緩衝部
材の一方側が支えられていて、緩衝部材の他方側は、旋
回中心点を通りしかもクラッチレバ−の長手方向軸線に
対して直角に延びる直線上に位置する、クラッチレバ−
の少なくとも２箇所に突き当っている。この場合、前記
直線は、必ずしも旋回中心点を通って正確に延びている
必要はなく、この旋回中心点を通って正確に延びる直線
に対して平行に延びていてもよい。いずれの場合でも、
この簡単な手段によって、クラッチレバ−は、クラッチ
軸線と旋回中心点とを通る平面でのみ旋回可能であって
、クラッチレバ−の長手方向軸線を中心とした不都合な
振動は避けられる。

また、緩衝部材が、円環状に形成されていて、クラッチ
レバ−の隆起部状に突起する２つの箇所に当接していれ
ば、非常に簡単な構造が得られる。

本発明の別の実施例によれば、緩衝部材が、一方ではそ
の円環状面で支承ピンの半径方向フランジに支えられて
いて、他方では、互いに直径方向で向かい合う２つの突
起部若しくは切欠きで、クラッチレバ−の対応する形状
に構成された切欠き若しくは突起部に当接している。突
起部と切欠きとが互いに係合し合っていることによって
、同時に、クラッチレバ−に対する緩衝部材の相対位置
は、この緩衝部材が回転しない程度に固定される。

また、緩衝部材をクラッチレバ−に固定し、直径方向で
互いに向き合う２つの突起部で支承ピンの半径方向フラ
ンジに当接させることもできる。このような構成によれ
ば、緩衝部材は、クラッチレバ−を組み立てる前にクラ
ッチレバ−に結合させることができるので、緩衝部材を
後で取り付は忘れることはない。

以上述べた実施例においては、緩衝部材は、支持ローラ
　（一般に金属より成る）に対する付加的な部分として
設けられているが、緩衝部材自体を同時に、クラッチレ
バ−を支承するために使用することも、本発明の枠内で
可能である。この場合、クラッチレバ−の旋回中心点は
、ポリマー材料より成る部分から形成されており、該部
分の突起部若しくは切欠きが、クラッチレバ−の対応す
る切欠き若しくは突起部と協働し、しかも該部分が、ク
ラッチレバ−を、本来の旋回中心点の両側で、クラッチ
レバ−の長手方向軸線に対して直角に延びる直線に沿っ
て支持する。

また、クラッチレバ−が側方にずれるのを妨げるために
、ポリマー材料より成る部分は、クラッチレバ−に向け
られた側で付加的なピン状の突起部を有しており、該突
起部が、クラッチレバ−の間隙を貫通している。

実施例 次に図面に示した実施例について本発明の構成を具体的
に説明する。

第１図で示された、クラッチケーシングの壁ｌには、ね
じ２によってガイド管３が固定されている。このガイド
管３の長手方向に沿ってクラッチレリーズベアリング４
が移動可能に案内されている。このクラッチレリーズベ
アリング４は左側に移動させると、図示していない摩擦
クラッチに接触せしめられる。

クラッチレリーズベアリング４の長手方向し）シう動運
動は、クラッチレバ−５によって行なわれる。このクラ
ッチレバ−５は、支持ピン８の球状のヘッド７がクラッ
チレバ−５の対応する球状の受容凹部９内に係合してい
ることによって、旋回中心点６を中心にして旋回可能に
支持されている。支持ピン８はねじｌＯによって、クラ
ッチケーシングの壁部ｌに固定されている。

クラッチレリーズベアリング４の球状の突起部１１には
、平らな而を備えたクラッチレバ−が当接している。ク
ラッチレバ−５の反対側端部では、操作シリンダ１３の
突き棒１２が同様にクラッチレバ−５の受容凹部Ｉ４内
に係合しており、これによって作用点１５が形成される
。

旋回中心点６と作用点Ｉ５とを通る想定長手方向軸線を
中心にして、クラッチレバ−５が旋回するのを妨げるた
めに、支承ピン８には緩衝部材１６が設けられており、
この緩衝部材１６は一方では、環状リング１７によって
支持ピン８の半径方向フランジＩ８で支えられていて、
他方では、突起部Ｉ９が、受容凹部９の両側でクラッチ
レバ−５の切欠き２０内に係合している。球状のヘッド
７がその両側で、突起部１９と切欠き２０との間で支持
されていることによって、クラッチレバ−５の長手方向
軸線を中心とした振動は避けられるか又は少なくとも十
分に減衰される。

第３図及び第４図の変化実施例においては、円環状の緩
衝部材２１の、リング７ランジ２２が、支承ピン８に沿
ってセンタリングされて半径方向フランジ１８で支えら
れている。クラッチレバ−５の受容凹部９の両側には隆
起部状に突起する箇所２３が設けられている。これらの
箇所２３は、緩衝部材２１で支えられている。

第５図及び第６図に示された変化実施例は、前記第１図
〜第４図までの実施例とほとんど同じであるが、緩衝部
材２４に、付加的な槽状の切欠き２５が形成されていて
、この切欠き２５内に、クラッチレバ−５の隆起部状の
箇所が形状接続式に係合している。

これに対して、第７図及び第８図に示された変化実施例
は、その他の実施例とは次の点が異なっている。つまり
、この第７図及び第８図の変化実施例では、緩衝部材２
６は、リベット状の接続部２７によってクラッチレバ−
５に固定されていて、直径方向で互いに向き合う２つの
突起部２８で、支承ピン８の半径方向フランジ１８に当
接している。

第９図及び第１Ｏ図の変化実施例では、緩衝部材２９が
支承ピン８に載せられていて、この支承ピン８の半径方
向フランジ１８で支えられている。この実施例では、支
承ピン８は球状のヘッドを有しておらず、その代わりに
、クラッチレバ−５の受容凹部９内にはまり込む球状の
突起部３０が設けられている。この球状の突起部３０の
両側にはさらに別の突起部３１が続いており、これらの
別の突起部３１はクラッチレバ−５の扁平な面で支えら
れている。

第１１図及び第１２図に示した実施例は、前記実施例に
対して球状の突起部３０が省略されている。この球状の
突起部３０は、前記実施例では、クラッチレバ−５が緩
衝部材２９から側方にずれるのを阻止する働きを有して
いる。これと同じ働きは、第１１図及び第１２図の実施
例では、クラッチレバ−５の間隙３３内に突入するピン
状の突起部３２によって行なわれる。

効　　果 以上のように、本発明のクラッチレバ−の支承装置によ
れば、構造的及び製造的に簡単な手段によって、クラッ
チレバ−がその長手方向軸線を中心として振動すること
は避けられるか若しくは十分に減衰される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例による、クラッチレバ−
の支承装置の部分的な縦断面図、第２図は、第１図の■
−■線に沿った断面図、第３図は、第２実施例による支
承装置の１部の、第４図［［−Ｉ［［線に沿った断面図
、第４図は、第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図、第
５図は、第３実施例による支承装置の１部の、第６図Ｖ
−■線に沿った断面図、第６図は、第５図のＶｌ−■線
に沿った断面図、第７図は、第４実施例による支承装置
の１部の、第８図■−■線に沿った断面図、第８図は、
第７図の■−■線に沿った断面図、第９図は、第５実施
例による支承装置の１部の、第１Ｏ図ＩＸ−ＩＸ線に沿
った断面図部の、第１２図刈−■線に沿った断面図、第
１２図は、第１１図の■−■線に沿った断面図である。 ｌ・・・クラッチケーシングの壁部、２・・・ねじ、３
・・・ガイド管、４・・・クラッチレリーズベアリング
、５・・・クラッチレバ−１６・・・旋回中心点、７・
・・ヘッド、８・・・支承ピン、９・・・受容凹部、ｌ
Ｏ・・・ねじ、１１・・・突起部、１２・・・突き棒、
１３・・・操作シリンダ、１４・・・受容凹部、１５・
・・作用点、１６・・・緩衝部材、１７・・・環状リン
グ、１８・・・半径方向フランジ、１９・・突起部、２
０・・・切欠き、２１・・・緩衝部材、２２・・・リン
グフランジ、２３・・・箇所、２４・・・緩衝部材、２
５・・・切欠き、２６・・・緩衝部材、２７・・・接続
部、２８・・・突起部、２９・・・緩衝部材、３０．３
１．３２・・・突起部、３３・・・間隙 ５・・クラッチレバ− ２１・・・緩衝部材 ２３２１１８Ｆｉ９．ム ９　　　　　　・　　− ■−゛　　　　　　　　　　　・−■ ・　　２２　　１ ７，８ ５・・クラッチレバ− ２４・・・緩衝部材 Ｆｉｇ、７ ５・・クラッチレバ− ２６・・・緩衝部材 ５・・・クラノチレ・ζ− ２９・・緩衝部材 ５・クラッチレバ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車のクラッチレバーの支承装置であって、該ク
   ラッチレバー（５）が、一方では旋回中心点で支えられ
   ていて、他方では操作部材（１２）に作用するようにな
   っており、さらに、このクラッチレバー（５）が、摩擦
   クラッチの軸に対して同軸的に延びるガイド管（３）に
   沿ってこのガイド管の長手方向で移動可能に配置されて
   いる形式のものにおいて、クラッチレバー（５）の前記
   旋回中心点（６）に、ポリマー材料より成る緩衝部材（
   １６、２１、２４、２６、２９）が設けられており、該
   緩衝部材（１６、２１、２４、２６、２９）は、クラッ
   チレバー（５）と協働して、このクラッチレバー（５）
   が、前記旋回中心点（６）と操作部材（１２）の作用点
   （１５）とを通る、クラッチレバー（５）の長手方向軸
   線を中心として振動するのを妨げるか若しくは緩衝する
   ことを特徴とする、自動車のクラッチレバーの支承装置
   。 ２、クラッチレバー（５）の旋回中心点が、球状のヘッ
   ド（７）を有する支承ピン（８）によって形成されてい
   て、該球状のヘッド（７）がクラッチレバー（５）の対
   応する受容凹部（９）内に係合しており、前記支承ピン
   （８）が前記球状のヘッド（７）から間隔を保って半径
   方向フランジ（８）を有しており、該半径方向フランジ
   （８）に、緩衝部材（１６、２１、２４、２９）の一方
   側が支えられていて、該緩衝部材（１６、２１、２４、
   ２９）の他方側が、旋回中心点（６）を通りしかもクラ
   ッチレバー（５）の長手方向軸線に対して直角に延びる
   直線上に位置する、クラッチレバー（５）の少なくとも
   ２箇所に突き当っている、特許請求の範囲第１項記載の
   支承装置。 ３、緩衝部材（２１）が、円環状に形成されていて、ク
   ラッチレバー（５）の隆起部状に突起する２つの箇所（
   ２３）に当接している、特許請求の範囲第２項記載の支
   承装置。 ４、緩衝部材（１６、２１、２４、２９）が、一方では
   その円環状面で支承ピン（８）の半径方向フランジ（１
   ８）に支えられていて、他方では、互いに直径方向で向
   かい合う２つの突起部（１９、３１）若しくは切欠き（
   ２５）で、クラッチレバー（５）の対応する形状に構成
   された切欠き（２０）若しくは突起部（２３）に当接し
   ている、特許請求の範囲第２項記載の支承装置。 ５、クラッチレバー（５）の旋回中心点（６）が、球状
   のヘッド（７）を備えた支承ピン（８）によって形成さ
   れていて、該球状のヘッド（７）が、クラッチレバー（
   ５）の対応する受容凹部（９）内に係合しており、緩衝
   部材（２６）がクラッチレバー（５）に固定されていて
   、直径方向で互いに向き合う２つの突起部（２８）で支
   承ピン（８）の半径方向フランジ（１８）に当接してい
   る、特許請求の範囲第１項記載の支承装置。 ６、クラッチレバー（５）の旋回中心点（６）が、ポリ
   マー材料より成る緩衝部材（２９）から形成されており
   、該緩衝部材（２９）の突起部（３１）若しくは切欠き
   が、クラッチレバー（５）の対応する切欠き若しくは突
   起部と協働し、しかも該緩衝部材（２９）が、クラッチ
   レバー（５）を、本来の旋回中心点（６）の両側で、ク
   ラッチレバー（５）の長手方向軸線に対して直角に延び
   る直線に沿って支持する、特許請求の範囲第１項記載の
   支承装置。 ７、ポリマー材料より成る緩衝部材（２９）が、クラッ
   チレバー（５）に向けられた側で付加的なピン状の突起
   部（３２）を有しており、該突起部（３２）が、クラッ
   チレバー（５）の間隙（３３）を貫通している、特許請
   求の範囲第６項記載の支承装置。