JP6269136B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
固定カム部材及び可動カム部材のカム突起は、それぞれ平坦カム面と、この平坦カム面に対して周方向に下り傾斜を付けて連続する傾斜カムとを備えており、互いの平坦カム面同士が当接して噛み合うように可動カム部材を回動させることで、チルトボルトに軸力を与えてステアリングコラムのロック及びアンロックを行う。
このようなチルト位置調整時に発生する打音を解消する技術としては、固定カム部材と合成樹脂製の回り止め部を一体的に形成することにより、チルト位置調整時の固定カム部材の滑らかな摺動、及びチルト位置調整端で、チルト位置調整用長溝の溝端部に、固定カム部材の凸部が当接した時の打音を小さくする技術が開示されている(特許文献1参照)。
一方、特許文献2では、チルトレバーの解除速度を減速させるために、クランプ機構のカム突起の底面部に弾性部材を設けて、解除時に相手カムのカム突起と接触し、カムをブレーキさせる弾性部材を設けている。
本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたものであって、クランプ機構の締付を解除した際に生じる打音を低減し、操作性の高いステアリング装置を提供することを課題とする。
上記固定カム部材及び上記可動カム部材の少なくとも何れか一方のカム突起の背面と、そのカム突起に対応する他方のカム突起の背面との間に緩衝部材を設けた。
また、上記ステアリング装置は、上記緩衝部材は、上記固定カム部材及び上記可動カム部材の少なくとも何れか一方の外周面及び内周面に嵌合されてもよい。
さらに、上記ステアリング装置は、上記緩衝部材が合成樹脂からなり、一体成型されてもよい。
図1は、ステアリング装置のある実施形態における構成を示す側面図である。また、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。また、図3は、ステアリング装置のある実施形態におけるクランプ機構の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、ステアリング装置1は、円筒状のステアリングコラム2と、このステアリングコラム2の内部を貫通するステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3の上端に取付けられた運転者から操舵力が作用されるステアリングホイール4と、ステアリングシャフト3の下端にユニバーサルジョイント5を介して連結され他端がユニバーサルジョイント6を介して図示しないステアリングギヤに連結されたスプライン結合構造を有する中間シャフト7とを備えている。
ロアブラケット10は、チルト動作の中心となるチルトピン11を有し、このチルトピン11を中心としてステアリングコラム2が回動するように構成されている。
クランプ機構24は、図3に示すように、チルトボルト25と、固定カム部材26及び回動可能な可動カム部材27と、可動カム部材27と一体的に回動するチルトレバー28とを備えている。
チルトボルト25は、チルトブラケット22のチルト孔22a、及びディスタンスブラケット23の孔を貫通する軸体であり、一方の端部に雄ねじ部25aが設けられ、他方の端部に頭部25cが設けられている。チルトブラケット22の締付け板部21bから突出する雄ねじ部25aにはナット25bが螺合されている。また、固定カム部材26及び回動可能な可動カム部材27は、このチルトボルト25の回りで、頭部25cとチルトブラケット22との間に配設されたチルトボルト25に対して軸力を付与する。
次に、本実施形態のステアリング装置に用いられるカム部材(固定カム部材及び可動カム部材)について図面を参照して説明する。
図4は、ステアリング装置のある実施形態の固定カム部材を示す斜視図であり、(a)はカム面が形成された側の斜視図、(b)はボスが形成された側の斜視図である。また、図5は、ステアリング装置のある実施形態の可動カム部材を示す斜視図であり、(a)はカム面が形成された側の斜視図、(b)はボスが形成された側の斜視図である。
固定カム部材26は、図4(a)、(b)に示すように、略円板形状の部材の中心位置に形成されたチルトボルト25が挿通するボルト貫通孔29と、可動カム部材27と対面するカム突起形成面26aに同一円周上に並んで形成された複数のカム突起30と、カム突起30を形成した面に対して反対側の面に形成され、チルトブラケット22の締付け板部21bに形成したチルト孔22aに嵌入されるボス31とを備えている。
カム突起30は、平坦カム面30aと、第1傾斜カム面30bと、第2傾斜カム面30cとを有する。
平坦カム面30aは、カム突起形成面26aに対して同一高さで突出して平滑面形状をなす面である。また、第1傾斜カム面30bは、ボルト貫通孔29の軸方向を基準に第1の周方向(図中Aで示す)に向かうに従い下り傾斜を付けて(カム突起30の突出高さが徐々に減少する方向に)平坦カム面30aから連続して形成された面である。また、第2傾斜カム面30cは、他方の周方向(第1の周方向と反対の方向)に向かうに従い下り傾斜を付けて平坦カム面30aから連続して形成された面である。ここで、第1傾斜カム面30bは、カム突起形成面26aに対して、第2傾斜カム面30cよりも大きな角度(80°〜90°)をなす面であり、本実施形態では「背面(30b)」ということがある。
可動カム部材27は、図5(a)、(b)に示すように、略円板形状の部材の中心位置に形成されたチルトボルト25が挿通するボルト貫通孔32と、固定カム部材26と対面するカム突起形成面27aに同一円周上に並んで形成された複数のカム突起33と、カム突起30を形成した面に対して逆側の面に形成され、チルトレバー28に形成した角孔28aに嵌入されるボス34とを備えている。
平坦カム面33aは、カム突起形成面27aに対して同一高さで突出している平滑面形状の面である。また、第1傾斜カム面33bは、ボルト貫通孔32の軸方向を基準に第2の周方向(図中Bで示す)に向かうに従い下り傾斜を付けて(カム突起33の突出高さが徐々に減少する方向に)平坦カム面33aから連続して形成されたである。また、第2傾斜カム面33cは、他方の周方向(第2の周方向と反対の方向)に向かうに従い下り傾斜を付けて第1傾斜カム面33bから連続して形成された面である。
また、第1傾斜カム面33bは、カム突起形成面27aに対して、第2傾斜カム面33cよりも大きな角度(80°〜90°)をなす面であり、本実施形態では「背面(33b)」ということがある。
ここで、可動カム部材27には、複数の第1傾斜カム面(背面)33bに沿って径方向に延び、カム突起形成面27aに当接する緩衝部材50が設けられている。この緩衝部材50は、ボルト貫通孔32の内周面に嵌合する筒状の内輪部51及び可動カム部材27の外周面に嵌合する筒状の外輪部52に連結されている。図5(a),(b)では、説明のわかりやすさのため、緩衝部材50,内輪部51,外輪部52をハッチング表示している。
また、内輪部51が緩衝部材51に連結されて設けられることにより、チルトボルト25とボルト貫通孔29との間に内輪部51が介在することになり、チルトボルトのがたつきを低減し、それによって生じる打音も低減できる。
また、固定カム部材26及び可動カム部材27のカム突起形成面26a,27aには、摩耗防止のためのグリースが塗布されている。
さらに、頭部25c側に挿通したスラストベアリング45を、ばね座金46を介してチルトレバー28の可動カム部材27とは反対側の端面に当接させた状態で、チルトボルト25のチルトブラケット22から突出した雄ねじ部にナット25bを螺合することでクランプ機構24を構成する。
次に、本実施形態におけるクランプ機構の動作について説明する。
図6は、ステアリング装置のある実施形態においてクランプ機構の動作を説明する平面図であり、(a)はチルトレバーをロック位置にしたときの各カム部材のそれぞれのカム突起の位置を示し、(b)はチルトレバーをロック位置とアンロック位置との間に位置させたときの各カム部材のそれぞれのカム突起の位置を示し、(c)はチルトレバーをアンロック位置にしたときの各カム部材のそれぞれのカム突起の位置を示している。また、図7は、ステアリング装置のある実施形態においてクランプ機構の動作を説明する断面図であり、(a)はチルトレバーをロック位置にしたときの各カム部材のそれぞれのカム突起の位置を示し、(b)はチルトレバーをロック位置とアンロック位置との間に位置させたときの各カム部材のそれぞれのカム突起の位置を示し、(c)はチルトレバーをアンロック位置にしたときの各カム部材のそれぞれのカム突起の位置を示している。なお、図7(a)は図6(a)のVIIa−VIIa線に沿う断面図、図7(b)は図6(b)のVIIb−VIIb線に沿う断面図、図7(c)は図6(c)のVIIc−VIIc線に沿う断面図を示している。
チルトレバー28が図1の2点鎖線位置に位置すると、固定カム部材26のカム突起30と可動カム部材27のカム突起33とが軽く接触する状態(図6(b),図7(b)参照)となり、チルトボルト25の軸力が減少するアンロック位置(アンクランプ位置)となる。
そして、チルトレバー28を図1の2点鎖線位置(アンロック位置)から図1の実線で示すロック位置まで回動させる。
すなわち、チルトレバー28を回動させることによって、図6及び図7に示す矢印に沿って可動カム27が固定カム26に対して移動して、ロック状態(図6(a),図7(a)参照)から、図6(b),図7(b)の態様を経て、アンロック状態(図6(c),図7(c)参照)へと遷移する。
Claims (4)
- ステアリングコラムを支持する車体取付けブラケットに橋架された軸杆と、互いに対峙したカム突起を係合させて前記軸杆を互いに協働して軸方向に移動させる固定カム部材及び可動カム部材と、前記可動カム部材を可動させる操作レバーとを有するクランプ機構を備えたステアリング装置において、
前記固定カム部材及び前記可動カム部材の少なくとも何れか一方のカム突起の背面と、そのカム突起に対応する他方のカム突起の背面との間に緩衝部材を設けたことを特徴とするステアリング装置。 - 前記緩衝部材は、前記固定カム部材及び前記可動カム部材の少なくとも何れか一方の外周面及び内周面の少なくとも何れか一方に嵌合された請求項1に記載のステアリング装置。
- 前記緩衝部材は、前記固定カム部材及び前記可動カム部材の少なくとも何れか一方の外周面及び内周面に嵌合された請求項2に記載のステアリング装置。
- 前記緩衝部材が合成樹脂からなり、一体成型される請求項1〜3の何れか一項に記載のステアリング装置。
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