JPS62249575A - 画像再生装置用回路配置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、入力端子と出力端子を有し、その入力端子上
の周波数被変調画像信号がしきい値を通過するときに出
力信号の極性を変化するよう構成された振幅リミットと
、該振幅リミッタの出力端子に結合された周波数復調器
とを具えた画像再生装置用回路配置に関するものである
。

画像再生装置とは例えば磁気テープ又は光ディスクに記
録された信号を再生し、これら信号を例えばテレビジボ
ン受信機により処理し得る信号に変換する装置であるも
のと理解されたい。斯かる画像再生装置はビデオレコー
ダ又はビデオディスクプレーヤとすることができる。ビ
デオレコーダ用の上述の回路配置はｒＰｕｎｋｓｈａｕ
」１９８４．　Ｖｏｌ、１５゜ＰＰ４２〜４５、特にＦ
ｉｇ、　５から既知である。この回路配置は磁気テープ
からビデオヘッド、ヘッド増幅器及び２個の直列接続フ
ィルタを経て振幅リミッタに供給される周波数被変調輝
度信号（画像信号）を処理する。振幅リミッタは信号を
増幅すると共に制限して信号が一定のしきい値を越える
とき出力信号の極性を変化する。振幅リミッタの出力信
号は周波数復調器に供給され、これにより復調画像信号
が出力される。

斯かる周波数被変調輝度信号の場合には被変調搬送波の
周波数スイングの上限値は白画像内容に対応し、下限値
は黒画像内容に対応する。記録されている周波数被変調
輝度信号の画像内容が黒から白へ急に変化す場合、すな
わち周波数被変調輝度信号の周波数が低周波数から高周
波数にジャンプする場合、テープ−ビデオヘッド伝送路
及びフィルタを経て得られる再生信号の振幅は著しく減
少する。信号の不利な位相関係の場合には周波数被変調
信号の１以上のサイクルがリミッタのしきい値を横切ら
なくなる。これがため、振幅制限後に周波数復調器は高
周波信号成分を受信しなくなる。従って、復調器は低周
波数信号を発生し、即ちテレビジョン受信機は黒画像内
容を再生することになる。このことは信号反転が起こっ
たことを意味する。

本発明の目的は、周波数ジャンプの場合にも信号反転を
生じない上述して種類の回路配置を構成することにある
。

本発明は、この目的のために、前記振幅リミッタの出力
端子を周波数被変調画像信号の搬送波周期の４分の１程
度の遅延時間Ｔを有する遅延手段を経て低域通過フィル
タの入力端子に結合し、該低域通過フィルタの出力端子
を前記振幅リミッタの第２入力端子に結合して前記振幅
リミッタにしきい値を供給することを特徴とする。

本発明の回路配置においては周波数被変調画像信号を増
幅し振幅制限する振幅リミッタの出力端子に矩形波信号
が発生する。この振幅リミッタの出力信号が遅延手段で
遅延され、次いでこの遅延手段の出力信号の時間平均の
変動に急速に追従する低域通過フィルタに供給される。

これにより振幅リミッタのしきい値が推移する。この低
域通過フィルタの出力信号が振幅リミッタの新しいしき
い値を形成する。これがため、周波数ジャンプの場合の
変動に追従することもできる。振幅リミッタの出力信号
の遅延は振幅リミッタの利得が負帰還の結果として減少
しないようにするのに必要である。

この点に関し、ドイツ国特許出願公告第２６３１３３５
号及びドイツ国特許第３２１８２６４号明細書から、信
号反転の問題を解決する回路配置が既知である。

しかし、既知の両回路配置とも極めて複雑な構成を有す
る。更に、米国特許第４１４２２０８号明細書から、低
域通過フィルタを具えるビデオ信号用復調回路が既知で
ある。しかし、この回路配置は遅延手段を含んでいない
。この結果この既知の回路配置は当該問題を解決するこ
とができない。

本発明の実際の回路配置では遅延手段の遅延時間Ｔは ０．２２５　／　ｆｕ　＜　Ｔ　＜０．２７５　／　ｆ
　。

ここで、ｆｕ及びｆｏは被変調搬送波の周波数スイング
の下限周波数及び上限周波数 を満足するよう選択する必要がある。

本発明の他の例では、振幅リミッタを非反転入力端子が
最初に述べた入力端子を構成し、反転入力端子が振幅リ
ミッタの第２入力端子を構成する差動増幅器で構成する
。この差動増幅器は周波数被変調画像信号と低域通過フ
ィルタの出力信号との差を制限する。

周波数復調器は前記遅延手段と追加の乗算器とで構成す
ることができる。この目的のために振幅リミッタと遅延
手段の出力端子を復調画像信号を出力するよう構成され
た乗算器の入力端子に結合する。

図面につき本発明を説明する。

第１図において磁気テープ１上に記録されている周波数
被変調輝度信号はビデオヘッド２により再生される。周
波数被変調輝度信号の搬送波周波数は約４．３ＭＨｚで
あり、その周波数スイング幅は約３．８〜４．８ＭＨｚ
である。前置増幅器３においてこの周波数被変調輝度信
号が増幅さね、次いで振幅制御回路４に供給５れる。こ
の振幅制御回路４は磁気テープ及び磁気ヘッドの感度の
偏差及び磁気ヘッドのトラッキングエラーにより生ずる
信号振幅の小さな変動を補償し、その出力信号がドロッ
プアウト補償器５に供給される。このドロップアウト補
償器は周波数被変調輝度信号中のドロップアウトを検出
し、その前のラインに記録されていた信号を挿入して前
記ドロップアウトを補償する。

このドロップアウト補償器５の出力端子は約５　ＭＨｚ
のカットオフ周波数を有する低域通過フィルタ６に接続
する。この低域通過フィルタ６は周波数被変調輝度信号
の信号帯域幅を所要の最小値に制限し、雑音低域に寄与
する。

今、周波数変調及び記録前の輝度信号■が第２ａ図に示
す波形であるものとする。第２ａ図に示す信号部分では
、輝度信号■の画像内容が黒レベルＳから白レベルＷへ
急激に変化し、即ち周波数被変調信号の周波数が低周波
数から高周波数への周波数ジャンプを示す。特にテープ
−ヘッド伝送路及びフィルタリングの結果として周波数
被変調信号の振幅が斯かる周波数ジャンプのときに急激
に著しく減少する。不利な位相関係の場合には周波数被
変調輝度信号の１以上のサイクルが第２ｂ図に示すよう
に周波数被変調輝度信号Ｆの時間間隔Ｚ中子規則に変化
し得る。時間間隔Ｚは被変調輝度信号が黒から白へ変化
する瞬時に始まる。

この周波数被変調輝度信号Ｆを振幅リミッタで増幅し、
次いで振幅制限すると、以下に説明するように信号反転
が生ずる。第２ｂ図に示すように振幅リミッタのしきい
値しは一定の平均値を有する。周波数被変調輝度信号Ｆ
の高周波数は白レベルに、低周波数は黒レベルに対応す
る。第２ｂ図から明らかなように、時間間隔Ｚ中数サイ
クルがしきい値りを横切らない。この結果、周波数被変
調輝度信号Ｆの周波数が時間間隔Ｚにおいて減少する。

この周波数減少は復調後にテレビジョン受信機により再
生されるとその画像内容が白の代わりに黒として再生さ
れ、即ち信号反転が生ずる。

斯かる信号反転は後述する本発明の回路配置により除去
することができる。低域通過フィルタ６の出力信号を振
幅リミッタ７の非反転入力端子に供給する。振幅リミッ
タ７は低域通過フィルタ６の出力信号と低域通過フィル
タ１２の出力信号との差から成る差信号を受信する差動
増幅器を具える。

差動増幅器の非線形特性により振幅制限が生ずる。

振幅リミッタ７の出力端子を遅延装置８の入力端子と乗
算器１０の第１入力端子９とに接続する。遅延装置８の
出力信号を乗算器１０の第２入力端子ｌＯに供給すると
共に抵抗１３及びコンデンサ１４から成る低域通過フィ
ルタ１２にも供給する。遅延装置８と乗算器１０は周波
数復調器を構成する。抵抗１３の一端を遅延装置８の出
力端子に接続し、その他端を振幅リミッタ７の反転入力
端子とコンデンサ１４に接続し、このコンデンサ１４の
他端を基準電位点に接続する。

遅延装置８の遅延時間Ｔは周波数非変調輝度信号の搬送
波周期の４分の１に等しくする必要がある。実際の回路
配置ではこの遅延時間Ｔは０．２２５　／　ｆｕ　＜　
Ｔ　＜０．２７５　／　ｆ。

ここで、ｆｕ及びｆｏは被変調搬送波の周波数スイング
の３．８ＭＨｚの下限周波数及び４．８ＭＨ２の上限周
波数 を満足するよう選択する必要があることが確かめられた
。低域通過フィルタ１２のカットオフ周波数は約３ＭＩ
Ｉｚとする。低域通過フィルタ１２のカットオフ周波数
は低域通過フィルタ１２の出力信号が遅延装置８の出力
信号の時間平均の揺らぎに追従し得るように選択する必
要がある。

低域通過フィルタ１２は第２ｂ図に示す出力信号Ｇを出
力する。信号ＦとＧが互いに交差するとき振幅リミッタ
７の出力信号の極性が変化する。これかため、信号Ｇが
振幅リミッタ７のしきい値になる。信号ＦとＧが互い交
差するとき振幅エミッタ７のしきい値が実際の信号値に
従って補正される。

振幅リミッタ７の出力信号Ｈを第２Ｃ図に示す。

信号Ｈの斯かる矩形波の持続時間は周波数被変調信号の
周波数の特性を示す。斯かる矩形波信号の持続時間が増
大するにつれて周波数被変調信号の周波数が減少する。

時間間隔Ｚにおける矩形波信号の持続時間は他の矩形波
の持続時間よりもかなり小さくなるため、低周波数から
高周波数への周波数ジャンプも復調される。これがため
、反転効果が起こり得ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明回路配置を具えるビデオレコーダの一部
の構成図、 第２図は第１図に示す回路配置の動作説明用波形図であ
る。 １・・・磁気テープ　　　　　２・・・ビデオヘッド３
・・・前置増幅器　　　　　４・・・振幅制御回路５・
・・ドロップアウト補償器 ６・・・低域通過フィルタ　　７・・・振幅リミッタ８
・・・遅延装置　　　　　　１０・・・乗算器１２・・
・低域通過フィルタ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入力端子と出力端子を有し、その入力端子上の周波
   数被変調画像信号がしきい値を通過するときに出力信号
   の極性を変化するよう構成された振幅リミットと、該振
   幅リミッタの出力端子に結合された周波数復調器とを具
   えた画像再生装置用回路配置において前記振幅リミッタ
   の出力端子を周波数被変調画像信号の搬送波周期の４分
   の１程度の遅延時間Ｔを有する遅延手段を経て低域通過
   フィルタの入力端子に結合し、該低域通過フィルタの出
   力端子を前記振幅リミッタの第２入力端子に結合して前
   記振幅リミッタにしきい値を供給することを特徴とする
   画像再生装置用回路配置。 ２、前記遅延手段の遅延時間Ｔは ０．２２５／ｆ＿ｏ＜Ｔ＜０．２７５／ｆ＿ｕここで、
   ｆ＿ｕ及びｆ＿ｏは被変調搬送波の周波数スイングの下
   限周波数及び上 限周波数 を満足していることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の画像再生装置用回路配置。 ３、前記振幅リミッタは、非反転入力端子が前記の最初
   に述べた入力端子を構成し、反転入力端子が前記振幅リ
   ミッタの第２入力端子を構成する差動増幅器で構成して
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１又は２項記載
   の画像再生装置用回路配置。 ４、前記振幅リミッタ及び遅延手段の出力端子を乗算器
   の各別の入力端子に結合し、該乗算器は復調画像信号を
   出力するよう構成してあることを特徴とする特許請求の
   範囲第１、２又は３項記載の画像再生装置用回路配置。