JPS5946047B2 - 反転現象補正回路 - Google Patents

反転現象補正回路

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JPS5946047B2
JPS5946047B2 JP51122445A JP12244576A JPS5946047B2 JP S5946047 B2 JPS5946047 B2 JP S5946047B2 JP 51122445 A JP51122445 A JP 51122445A JP 12244576 A JP12244576 A JP 12244576A JP S5946047 B2 JPS5946047 B2 JP S5946047B2
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邦磨 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は映像信号にプリエンフアシスを強くかけ周波数
変調して記録再生する方式における反転現象補正回路に
関するものである。
ビデオテープレコーダ(以下、VTRと略称する)にお
いて、機器を小型にし、またテープの使用量を減少させ
るには、テープとヘッドの相対速度を減少させることが
必要となる。
かかる場合には、ヘッドからの再生信号の周波数帯域を
狭くし、かつヘッドから再生された信号とノイズの比、
すなわちS/N比も悪い状態で録画発生を行なわねばな
らない。しかして、現在市販される所謂家庭用と称する
安価なVTRにおいては、映像信号の低域でのS /N
は割合良好であるが、高域においては変調度があまり取
れていないためにS /Nが悪い。
したがつて前述の如き条件で再生画質を向上させるため
にはエンフアシスを強くかければよい。しかし、ただエ
ンフアシスを強くかけただけでは帯域が狭いために画面
上で黒より白へ急激に変化した箇所で反転現象と呼称さ
れる信号劣化を生ずる。その理由を第1図ないし第4図
によつて説明する。まず、現在安価なVTRに使用され
ている信号変調方式はFM(周波数変調)であり、しか
も変調度が映像信号の最高周波数において0.2位と非
常に低く抑えられている。
第1図は周波数fcの搬送波を周波数fvの正弦波で周
波数変調した場合のスペクトラムを示し、Jo、J−1
、J +1は搬送波および側帯波信号の強度を示すもの
で、第1種ベッセル関数である。
なお、図は変調度が非常に低い場合を示し、一対の上下
側帯波が発生している。図において、点線1はヘッドと
テープの通過周波数帯域を示し、搬送波は通過帯域の上
限に設定されているので、上側側帯波が帯域外に出て再
生されず片側波になる。今、前述の如き条件より、帯域
が狭く、さらにエンフアシスを強くかけている場合には
、下側側帯波が大きくなり、搬送波が小さくなつて、場
合によつては搬送波の方が小さくなつてしまうことがあ
る。第2図は通常の変調の浅いFM信号のベクトル図で
、2は直線、3は合成した総合のFMベクトル、4は上
下側帯波の合成ベクトルを示し、この上下側帯波の合成
ベクトル4は直線2にしたがつて変化し、合成した総合
のFMベクトル3の先端は直線2の上を移動する。
第3図は下側側帯波と搬送波のみになつた場合のベクト
ル図で、で側側帯波先端は円5の上を移動する。
また上述の如く搬送波よりも下側側帯波が大きくなつた
場合には、下側側帯波の先端は円6の上を移動するよう
になり、また合成した総合のFMベクトル3はFM波と
は程遠いものとなり、復調した場合には元の映像信号と
は異なる贋信号が発生することにある。これが反転現象
の発生メカニズムである。一方、通常映像信号は黒を低
周波側にし、白を高周波側にして周波数変調されている
第4図はその→Iを示し、周波数f1がシンクチツプに
、周波数F2がホワイトピークに対応するように周波数
変調されている。ここで、映像信号はプリエンフアシス
されているので、信号の立上り部分には図に示されるよ
うに幅の狭い突起(以下、ヒゲと呼称する)7が発生し
ている。図において、1はヘツドとテープの周波数帯域
で、第1図の1に相当する。そしてプリエンフアシスに
よるヒゲ7の部分においては搬送波が減少するので、反
転現象が発生することになり、画面上ではくつきりした
縦の黒い線の右側に反転現象が生ずる。かかる現象を解
決するのに従来よりヘツドとテープの通過帯域特性を補
正する等化器を用いて再生信号を補正するという方法が
採用されているが、このような方法は、ノイズの多い帯
域を強調することになり、反転現象は直つても画像のS
/Nが著しく劣化してしまうという結果になる。
本発明は以上の点に鑑み、このような問題を解決すると
共にかかる欠点を除去すべくなされたもので、その目的
は簡単な回路構成によつて反転現象を補正することがで
きると共に、画像のS/Nを著しく向上することができ
、また、帯域が狭くしかもS/Nの悪い媒体にも充分良
質な映像信号を記録再生することができる反転現象補正
回路を提供することにある。
このような目的を達成するため、本発明は、テレビジヨ
ン信号により残留側帯波周波数変調された入力信号より
、映像信号のプリエンフアシスによつて生じたオーバー
シユートのうち周波数の高い部分の搬送波を取り出す帯
域通過沢波器と、この帯域通過沢波器の通過域よりも低
周波の入力信号の残りの部分を取り出す低域通過沢波器
と、上記帯域通過沢波器の出力を増幅する第1の増幅器
と、この第1の増幅器の出力を入力としかつ逆並列接続
のダイオードからなり上記帯域通過沢波器からの出力の
うち低レベルの雑音を抑圧する雑音抑圧部と、上記低域
通過沢波器の出力側に接続されその低域通過沢波器を通
過した信号の遅延時間を上記雑音抑圧部の出力に対して
適正になるよう調整する遅延線と、上記低域通過沢波器
を通過した信号のレベルを上記雑音抑圧部の出力に対し
て適正になるよう調整する増幅度調整用の第2の増幅器
と、上記雑音抑圧部からの出力と上記低域通過沢波器よ
りの出力を加算する加算器とを備えるようにしたもので
ある。
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明する。
第5図は本発明を適用する再生系の構成図で、本発明を
VTRに適用した場合の→1を示すものである。
本発明の理解を容易にするため、まずこれについて説明
する。ヘツドより再生された信号は前置増幅器8で増幅
され、その出力は本発明による反転現象補正回路9によ
つて補正を受け、振幅制限器10および復調器11を経
由して次段の図示しない映像増幅器へ送られる。第6図
は本発明による反転現象補正回路の一実施例を示すプロ
ツク図である。
図において、12はテレビジヨン信号により残留側帯波
FMされた入力信号が印加する入力端子、13はこの入
力信号より映像信号のプリエンフアシスによつて生じた
オーバーシユートのうち周波数の高い搬送波を取り出す
帯域通過沢波器(以下、BPFと略称する)、14はB
PFl3の出力を増幅する増幅器、15は前記BPFl
3の出力のうち低レベルのノイズを抑圧する雑音抑圧部
でダイオード2本を互に逆方向に並列に接続して構成さ
れている。16はBPFl3の通過域よりも低周波のF
M入力信号の残りの部分を取り出す低域通過沢波器(以
下、LPFと略称する)、17はLPFl6の出力側に
接続された遅延線、18は遅延線17によつて遅延され
た信号を増幅する増幅度調整用の増幅器、19は雑音抑
圧部15の出力と増幅器18の出力とを加算する加算器
、20は出力端子である。
そして、雑音抑圧部15の出力とLPFl6の出力との
遅延時間およびレベルを調整して加算するように構成さ
れている。第7図乃至第10図は第6図に示す実施例の
動作を説明するための特性図を示し、第7図は第6図の
実施例におけるBPFl3およびLPFl6の特性を第
4図に示すFM信号スペクトラムと重ねて示した図で、
LPFl6とBPFl3のクロスオーバ周波数F3はホ
ワイトピークに相当する周波数F2より高く、ヒゲ7の
先端に相当する搬送波周波数F4よりも低く設定されて
いる。
したがつてFM信号のほとんどの部分は、LPFl6を
通過し、BPFl3にはヒゲ7の時点での搬送波のみが
通過する。そして、BPFl3の上側の遮断周波数はヒ
ゲ7の先端に相当する搬送波周波数F4よりも僅かばか
り高い周波数に設定されており、不要なノイズの通過を
なるべく少なくするように抑制している。第8図は第6
図の実施例におけるBPFl3の出力信号を示したもの
であり、第9図および第10図は雑音抑圧部15の入出
力特性およびその出力信号を示したものである。
さて、第6図において、入力端子12に印加されたFM
信号の大部分はLPFl6を通り出力端子20へ送出さ
れるが、白側に第7図に示す如きオーバーシユートのき
ついヒゲ7の瞬間には搬送波がBPFl3の帯域内に入
るため、第8図に示されるような信号が出力される。
第8図において21は搬送波が帯域内に入つたために出
力された搬送波であるが、S/Nが悪いためにノイズが
重畳されている。22はノイズで、搬送波が帯域外であ
るために無信号である。
しかして、従来のように搬送波21を増幅するために等
化器を用いると、ノイズ22も増幅され、復調されたビ
デオ信号のS/Nを著しく劣化させていた。
しかも画像の内でノイズの目立つ部分は、背景の壁の部
分とか所謂平坦な部分で、その時点ではFM搬送波はB
PFl3を通過しないためにノイズ22は不要なばかり
か、非常な悪影響を画像に及ぼしていた。しかるに、ダ
イオードは衆知の如く閾値があり、ダイオード2本を互
に反対方向に接続してなる雑音抑圧部15は第9図に示
すような入出力特性を有している。
その閾値VTと第8図に示すノイズ22の最高電圧VN
が等しくなるように、増幅器14によりBPFl3の出
力を増幅すると、雑音抑圧部15の出力信号は第10図
に示されるようになり、搬送波21の部分にはノイズが
残るが、第8図に示す如きノイズ22は完全に除去され
る。かくして画像に悪影響を及ぼすノイズ22を除去す
ることができるので、その改善効果は著しい。一方、L
PFl6を通過した信号は遅延線17で遅延時間を、ま
た増幅度調整用の増幅器18でレベルを、雑音抑圧部1
5の出力に対して適正になる如く調整され、その出力は
加算器19で加算された後、出力端子20より送出され
る。上記実施例においては、増幅度調整用の増幅器18
を遅延線17と加算器19の間に挿入した場合について
説明したが、雑音抑圧部15と加算器19の間に挿入し
てもよいことは明らかであり、同様の機能を発揮するこ
とは云うまでもない。
以上本発明をVTRに適用する場合を例にとつて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、ビデオ
デイスク等、映像信号をFMして記録する他の機器にも
応用でき、またさらに記録再生のみならず、画像伝送に
も応用できることは勿論である。以上の説明から明らか
なように、本発明によれば、複雑な手段を用いることな
く簡単な構成によつて反転現象を補正することができる
と共に、画像のS/Nを著しく向上することができるの
で、実用上の効果は極めて大である。
また映像信号にプリエンフアシスを強く掛け、周波数変
調して記録再生する方式において、再生時に搬送波の極
めて高域の部分を一対のダイオードによりノイズを抑圧
しつつ増幅することにより、帯域が狭くしかもS/Nの
悪い媒体にも充分良質な映像信号を記録再生することが
できるという点において極めて有効であり、この分野に
用いて顕著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は反転現象の説明に供する図、第5図
は本発明を適用する再生系の構成図、第6図は本発明に
よる反転現象補正回路の一実施例を示すプロツク図、第
7図乃至第10図は第6図の動作説明図である。 13・・・・・・帯域通過沢波器、14・・・・・・増
幅器、15・・・・・・雑音抑圧部、16・・・・・・
低域通過沢波器、17・・・・・・遅延線、18・・・
・・・増幅度調整用増幅器、19・・・・・・加算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テレビジョン信号により残留側帯波周波数変調され
    た入力信号より、映像信号のプリエンフアシスによつて
    生じたオーバーシュートのうち周波数の高い部分の搬送
    波を取り出す帯域通過濾波器と、この帯域通過濾波器の
    通過域よりも低周波の入力信号の残りの部分を取り出す
    低域通過濾波器と、前記帯域通過濾波器の出力を増幅す
    る第1の増幅器と、この第1の増幅器の出力を入力とし
    かつ逆並列接続のダイオードからなり前記帯域通過濾波
    器からの出力のうち低レベルの雑音を抑圧する雑音抑圧
    部と、前記低域通過濾波器の出力側に接続され該低域通
    過濾波器を通過した信号の遅延時間を前記雑音抑圧部の
    出力に対して適正になるよう調整する遅延線と、前記低
    域通過濾波器を通過した信号のレベルを前記雑音抑圧部
    の出力に対して適正になるよう調整する増幅度調整用の
    第2の増幅器と、前記雑音抑圧部からの出力と前記低域
    通過濾波器よりの出力を加算する加算器とを備えてなる
    ことを特徴とする反転現象補正回路。
JP51122445A 1976-10-12 1976-10-12 反転現象補正回路 Expired JPS5946047B2 (ja)

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US4622093A (en) * 1983-07-27 1986-11-11 At&T Bell Laboratories Method of selective area epitaxial growth using ion beams

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