JPH08212693A - 磁気再生装置のfm信号処理回路 - Google Patents

磁気再生装置のfm信号処理回路

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JPH08212693A
JPH08212693A JP7014934A JP1493495A JPH08212693A JP H08212693 A JPH08212693 A JP H08212693A JP 7014934 A JP7014934 A JP 7014934A JP 1493495 A JP1493495 A JP 1493495A JP H08212693 A JPH08212693 A JP H08212693A
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JP
Japan
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inversion
control signal
frequency characteristic
signal
output
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Application number
JP7014934A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Nunomura
邦弘 布村
Koichi Hirose
幸一 広瀬
Yukiya Ueki
幸也 植木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ダブルリミッタ33のHP系34、LP系35
の出力より、反転検出ブロック36で、反転現象を検出
し、検出結果により、VCA32のゲインを変化させ、
ダブルリミッタ33への入力レベルを変化させる。反転
現象が起こりそうな場合、反転検出ブロック36の制御
信号はVCA32のゲインを下げるように制御し、ダブ
ルリミッタ33への入力レベルを小さくする。 【効果】反転現象を自動的に未然に防ぐため、通常の反
転現象の無い信号再生時にビデオ信号の周波数特性を伸
ばすようにFM特性を設定する事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR等の磁気記録再生
装置に係り、特に、再生時のFM信号処理回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】VTRの再生で、例えば黒から白への急
峻な上り時等に、FM信号の振幅が下がりゼロクロス点
の欠落が起こり、反転現象が引き起こされるという問題
が有ることが知られている。
【0003】この問題点を解決する一つの方法として、
「1990年テレビジョン学会年次大会論文集」163
頁から164頁記載のように、再生FM信号を低域とキ
ャリアを含んだ高域とに分離し、高域をリミッタに通し
ゼロクロス点を復元した後、低域と加算するダブルリミ
ッタ回路(図2)、また、それに加え高域系に帰還ルー
プを設けたダブルリミッタ回路(図3)がある。
【0004】図2を用いダブルリミッタ回路の説明をす
る。入力端子1より入力された再生FM信号は、高域通
過フィルタ(以後、HPFと称す)2と低域通過フィル
タ(以後LPFと称す)3に入力される。HPF2によ
り、入力信号からキャリア(S−VHSでは6.5MH
zの近く)を含む高域成分を抜取り、リミッタ4によ
り、ゼロクロス点を復元した後に、加算器5で、LPF
3により抜き取られた低域成分と加算される。加算器5
により加算されたFM信号は、LIM6により振幅制限
された後に、出力端子7に出力される。
【0005】図3を用い高域系に帰還ループを設けたダ
ブルリミッタ回路の説明をする。
【0006】破線8で囲まれた部分が、図2との相違点
である。LIM10、遅延回路11、減算器9よりなる
帰還ループで、キャリアの近くのゲインを変えず、入力
レベルが小さい程、高域成分中の低域を抑圧し、高域成
分中の高域を強調する特性を持つ。
【0007】その特性により、減算器9に入力された高
域成分中のゼロクロス点欠落を防ぐ構成である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で、反転現象
をかなりの範囲で抑えることが出来る。
【0009】しかし、従来技術を用いても、再生ビデオ
信号の周波数特性を伸ばす為にダブルリミッタ回路の前
でFM周波数特性の低域を強調する、または、互換再生
時トラック曲がり等により記録トラックを正確に走査出
来ずヘッドからの再生信号レベルが著しく小さくなる等
のため、反転現象が起こるという問題がある。
【0010】本発明の目的は、ビデオ周波数特性を稼ぎ
つつ、反転現象の起きない磁気再生装置を提供すること
にある。
【0011】また、本発明の第二の目的は、正常なドロ
ップアウト検出の行える磁気再生装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、FM信号のキャリア周波数より下側を強
調する周波数特性設定手段と、反転検出手段と、第一制
御信号により増幅率の変化する可変増幅手段と、第一制
御信号を発生する第一制御信号発生手段と、キャリア周
波数より下側の周波数特性を第二制御信号により変化さ
せる周波数特性可変手段と、第二制御信号を発生する第
二制御信号発生手段と、自動振幅制御手段の出力振幅を
第三制御信号で変化させる第一振幅制御手段と、第三制
御信号を発生する第三制御信号発生手段と設け、本発明
は、上記第二の目的を達成するために、ドロップアウト
を検出するドロップアウト検出手段を、可変増幅手段の
前段に設けた。
【0013】
【作用】周波数特性設定手段は、FM信号の低域を強調
し反転現象を起こりやすくするように動作し、反転検出
手段は、周波数特性設定手段の出力の反転現象を検出す
るように動作する。
【0014】第一制御信号発生手段の出力する第一制御
信号により、可変増幅手段は、反転現象が起こりにくい
ように増幅率を変化させるように動作する。
【0015】第二制御信号発生手段の出力する第二制御
信号により、周波数特性可変手段は、反転現象が起こり
にくいように周波数特性を変化させるように動作する。
【0016】第三制御信号発生手段の出力する第三制御
信号により、自動振幅制御手段は、反転現象が起こりに
くいように出力振幅を変化させるように動作する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例によって説明
する。
【0018】まず、本発明の第一実施例を図1、図4〜
図6を用いて説明する。図1は、本実施例のVTRのF
M信号再生ブロックを示している。
【0019】破線33で囲まれた部分が、図2、図3の
ダブルリミッタ回路に相当し、HPF2から加算器5の
前までをHP系34と表し、LPF3から加算器5の前
までをLP系35と表している。
【0020】磁気テープ20に記録されたFM信号は、
回転磁気ヘッド21,22により読み取られ、再生アン
プ23,24により充分増幅された後にヘッドスイッチ
25に入力される。ヘッド切り替えパルスにより切り替
わるヘッドスイッチ25により選択されたFM信号は、
クロマトラップ26により、低域変換された色信号(N
TSC VHSで629kHz)を落しFM輝度信号と
なり、AGC回路27で一定振幅にされた後、再生イコ
ライザ回路28により周波数特性を持たされ、VCA
(電圧制御可変アンプ)32に入力される。
【0021】AGC回路27は、再生イコライザ回路2
8の出力よりAGC検出回路29において振幅差を検出
し、ドロップアウトなど、瞬時の変化には対応しない時
定数をもって、ヘッド性能ばらつき等を吸収し、一定振
幅となるように動作する。
【0022】VCA32で、後述する反転検出結果によ
り振幅を制御されたFM輝度信号は、HPFを含むHP
系34、LPFを含むLP系35に入力される。
【0023】HP系34により抜き取られ振幅制限等を
された高域成分は、LP系35により抜き取られた低域
成分と、加算器5で一定割合で加算された後、LIM6
により振幅制限され、FM復調器39でビデオ信号に復
調された後、端子40に入力される。
【0024】HP系34の出力とLP系35の出力はま
た、反転検出ブロック36にも入力され後述する方法で
反転現象を検出し、VCA32のゲインを変化させる。
【0025】図4に反転検出ブロック36のブロック構
成を示す。
【0026】LP系35の出力が、入力端子45を介し
加算器47へ入力される。HP系34の出力は、入力端
子46を介し加算器47に入力される。加算器47で、
図1の加算器5でよりもLP系35からのFM輝度信号
の割合をHP系34からのそれよりも増やし加算する。
つまり、主経路(加算器5を通る)よりも、反転現象を
起き易くし、その後に反転現象を検出することで、再生
画(主経路を通る)で反転現象が起きる前に対策する方
式である。
【0027】加算器47より出力された信号は、図1の
LIM6と同じ性能を持つLIM48に入力され振幅制
限された後に反転検出回路49に入力される。
【0028】反転検出回路49では、(1)反転現象の
起きていない時には存在しえない低周波成分が検出され
た場合反転現象が起きているとみなす、または、(2)
FM復調した後の直流値より、反転現象の起きていない
時には存在しえない電圧値が検出された場合反転現象が
起きているとみなす、または、(3)ゼロクロス点の欠
落を直接検出し反転現象を検出する、等で反転現象を検
出する。
【0029】(1)と(2)について、図5を用いS−
VHS方式を例にとり説明する。
【0030】図5は、横軸にFMキャリア周波数を、縦
軸にFM復調電圧をとったものである。
【0031】FM復調器の復調感度が、例えば実線55
で示す特性の時について説明する。
【0032】再生ビデオ信号56とFMキャリア周波数
の間の関係は図に示した様になっている。
【0033】シンクチップに対応するFMキャリア周波
数は5.4MHz、ホワイトピークに対応するそれは
7.0MHzである。
【0034】FMキャリア周波数の、反転現象の起きて
いないときの存在範囲は、ダーククリップレベル(70
%)、57ホワイトクリップレベル(210%)58、
を考慮すると、約4.3MHz〜約8.8MHzの間で
ある。
【0035】即ち、図中(A)で示した約4.3MHz
以下のFMキャリア周波数が存在するときは黒反転が起
き、図中(B)で示した約8.8MHz以上のFMキャ
リア周波数が存在するときは白反転が起きている。
【0036】同様に、FM復調器の出力DCが、(C)
ならば黒反転、(D)ならば白反転が起きていることに
なる。
【0037】以上のような検出方法により反転検出回路
49は、反転現象を検出すると、制御電圧発生回路によ
り制御電圧を発生し、制御端子50を介し、図1のVC
A32のゲインを下げるよう制御する。それにより、入
力振幅が小さいほど低周波を抑圧する従来ダブルリミッ
タ回路33(図2または図3)の反転防止能力を向上さ
せる。
【0038】制御電圧発生回路51よりの制御電圧は、
反転検出回路49が反転現象を検出したときに、VCA
32のゲインを徐々に小さくするように制御する電圧、
もしくは、反転現象有り無しで2値を切り替える電圧で
も良い。(反転現象有りでゲイン小)次に、図1のドロ
ップアウト検出回路30について、図6を用い説明す
る。
【0039】図6はFMエンベロープとドロップアウト
検出出力との関係を模式的に示したものである。
【0040】図6(a)は、通常の出力レベル(AGC
回路27で揃えられた振幅)68時のものである。
【0041】例えば、図のように、FMエンベロープ6
5に、ドロップアウトである66とドロップアウトでは
ない67があるとき、一定振幅69以下をドロップアウ
トとみなすスレッシュレベルにより、ドロップアウトの
期間、ドロップアウト検出結果70が正常に出力され
る。
【0042】ドロップアウト検出回路30の入力をVC
A32の後段から取り、かつ反転検出ブロック36より
反転現象が検出された事を示す制御信号がVCA32に
入力され、VCA32のゲインが通常よりも下がってい
る場合のFMエンベロープとドロップアウト検出出力と
の関係を図6(b)に示す。
【0043】図より、VCA32のゲインが下がった際
には、FMエンベロープ74中のドロップアウトではな
い72もドロップアウト71と同様にドロップアウト検
出結果73でドロップアウトとみなされている事が分か
る。
【0044】これを防ぐためには、ドロップアウト検出
のスレッシュレベルをVCA32のゲイン変化にあわせ
て変化させるか、VCA32の前よりドロップアウト検
出回路30の入力を取る必要がある。本実施例では、実
施の容易さより後者とした。
【0045】ドロップアウト検出回路30の検出出力
は、出力端子31に入力される。
【0046】本実施例によって、再生ビデオ信号の周波
数特性を更に伸ばすようにFM系の周波数特性を設定し
ても、反転現象を抑えることが出来る。
【0047】また、互換再生時のトラック曲がりなどに
よる反転現象も抑えることが出来る。
【0048】かつ、ドロップアウト検出制御に不具合を
与えない。
【0049】次に、本発明の第二の実施例を図7、図8
を用い説明する。
【0050】図7は、図1のVCA32を外し、LP系
35と加算器5の間に新たに減算器80を置き、反転検
出ブロック36の替わりに反転検出ブロック81を置く
構成としたものである。
【0051】磁気テープ20より、回転磁気ヘッド2
1,22で読み取られたFM信号は、再生アンプ23,
24、ヘッドスイッチ25、クロマトラップ26、AG
C回路27、再生イコライザ回路28を経て、HP系3
4、LP系35にFM輝度信号として入力される。
【0052】LP系35に入力されたFM輝度信号は、
低域成分が抜き取られ出力される。低域成分は、減衰量
可変の減衰器80に入力され減衰された後、加算器5で
HP系34の出力と一定割合で加算される。
【0053】この減衰器80は、HP系34出力とLP
系35出力とより、反転現象を検出する反転検出ブロッ
ク81の出力(制御信号)により、減衰量を変化させ
る。
【0054】加算器5で加算されたFM輝度信号は、L
IM6により振幅制限され、FM復調器39で復調され
た後に端子40より出力される。
【0055】図8に反転検出ブロック81のブロック構
成を示す。
【0056】図8は、図4のVCA32を制御する制御
電圧発生回路51を減衰器80の減衰量をを制御する制
御電圧発生回路85に置き換えたものである。
【0057】入力端子45,46よりそれぞれ入力され
たLP系35出力、HP系34出力は、加算器47で、
図7の加算器5よりもLP系35の加算比を増やし加算
する。
【0058】加算器47の出力は、LIM48、反転検
出回路49を経て、制御電圧発生回路85に入力され、
減衰器80を制御する制御電圧として制御端子86より
出力され、減衰器80を制御する。
【0059】制御電圧発生回路85よりの制御電圧は、
反転検出回路49が反転現象を検出したときに、減衰器
80の減衰量を徐々に大きくするように制御する電圧、
もしくは、反転現象有り無しで2値を切り替える電圧で
も良い。(反転現象有りで減衰量大) 本実施例によって、再生ビデオ信号の周波数特性を更に
伸ばすようにFM系の周波数特性を設定しても、反転現
象を抑えることが出来る。
【0060】また、互換再生時のトラック曲がりなどに
よる反転現象も抑えることが出来る。
【0061】なお、減衰器80の動作は、加算器5とセ
ットで考えると、HP系34出力とLP系35出力との
加算比を変えるものであり、加算器5を外部からの制御
信号により、加算比を変える可変加算比加算器として
も、同様の効果が得られ有効である。
【0062】次に、本発明の第三の実施例を図9、図1
0を用いて説明する。
【0063】図9は、図1のAGC検出回路29に替わ
り、AGC回路27を制御する制御電圧のバイアス値を
外部からの制御で変化させる事の出来るAGC検出回路
90を置き、VCA32を外し、反転検出ブロック36
の替わりに反転検出ブロック91を置いたものである。
【0064】磁気テープ20より、回転磁気ヘッド2
1,22で読み取られたFM信号は、再生アンプ23,
24、ヘッドスイッチ25、クロマトラップ26、AG
C回路27、再生イコライザ回路28を経て、HP系3
4、LP系35にFM輝度信号として入力される。
【0065】AGC回路27は、再生イコライザ回路2
8の出力より振幅を検出するAGC検出回路90の出力
により、ゲインを制御され、出力振幅を調整する。
【0066】HP系34、LP系35に入力されたFM
輝度信号は、共に、加算器5、反転検出ブロック91に
入力される。
【0067】反転検出ブロック91は、入力された信号
より反転現象を検出すると、AGC検出回路90のAG
C制御電圧のバイアスを変化させる制御電圧を発生す
る。
【0068】反転検出ブロック91のブロック構成、動
作は、図4と同じであり、制御電圧発生回路51の発生
する電圧が、AGC検出回路90を制御する特性になる
という相違点のみしか無いので、図面は省略する。
【0069】図10により、AGC検出回路90の出力
(AGC制御電圧)とAGC回路27の出力振幅との関
係について説明する。
【0070】図10は、横軸にAGC制御電圧、縦軸に
AGC回路27のゲインを取ったものであり、その感度
の一例を実線95で表す。
【0071】通常の反転現象が起きていない場合、バイ
アスは96で示した電圧であるとする。この時、AGC
回路27の入力信号に振幅変動があると、ゲインが変化
し(図中矢印97で示す)、ゲインが変化し一定出力振
幅を保つように変化する。
【0072】反転現象が起きた場合には、バイアスをゲ
インが下がる方向へシフトする(98)。ここでのAG
C回路27の入力信号の振幅変動に対する動作は、中心
が移動しただけで通常と同じである。即ち通常よりも小
さい出力振幅で一定になる。
【0073】反転検出ブロック91よりの制御電圧は、
反転検出時に、AGC検出回路90のAGC制御電圧の
バイアスを、AGC回路27のゲインが徐々に小さくす
るように制御する電圧、もしくは、反転現象有り無しで
2値を切り替える電圧でも良い。(反転現象有りでゲイ
ン小)以上の制御により、反転現象を未然に防がれたF
M輝度信号は、図9の加算器5から出力され、LIM
6、FM復調器39を経て、端子40に入力される。
【0074】本実施例によって、再生ビデオ信号の周波
数特性を更に伸ばすようにFM系の周波数特性を設定し
ても、反転現象を抑えることが出来る。
【0075】また、互換再生時のトラック曲がりなどに
よる反転現象も抑えることが出来る。
【0076】次に本発明の第四の実施例を図11、図1
2を用いて説明する。
【0077】図11は、図1に加え減算器80を置いた
ものである。
【0078】磁気テープ20より、回転磁気ヘッド2
1,22で読み取られたFM信号は、再生アンプ23,
24、ヘッドスイッチ25、クロマトラップ26、AG
C回路27、再生イコライザ回路28を経て、VCA3
2に入力される。VCA32によりゲインを制御された
FM輝度信号は、HP系34、LP系35に入力され
る。
【0079】このVCA32と減衰器80は、HP系3
4出力とLP系35出力とより、反転現象を検出する反
転検出ブロック100の出力(制御信号)により、減衰
量を変化させる。
【0080】加算器5で加算されたFM輝度信号は、L
IM6により振幅制限され、FM復調器39で復調され
た後に端子40より出力される。
【0081】図12に反転検出ブロック100のブロッ
ク構成を示す。
【0082】図12は、図4の反転検出ブロック36に
図8の制御電圧発生回路85、制御端子86を付加した
ものである。
【0083】入力端子45,46より、それぞれ入力さ
れたLP系35出力、HP系34出力は、加算器47
で、図11の加算器5よりもLP系35の加算比を増や
し加算する。
【0084】加算器47の出力は、LIM48、反転検
出回路49を経て、制御電圧発生回路51、制御電圧発
生回路85にそれぞれ入力される。
【0085】制御電圧発生回路51により発生されたV
CA32のゲインを制御する制御電圧は、制御端子50
より出力され、VCA32のゲインを制御する。
【0086】制御電圧発生回路85により発生された減
衰器80の減衰量を制御する制御電圧は、制御端子86
より出力され、減衰器80の減衰量を制御する。
【0087】以上の構成で、ダブルリミッタ33に図3
のダブルリミッタを用いると、低周波成分を減衰器80
で抑圧すると共に、高周波成分のゼロクロス点欠落をH
P系34で抑え更に有効である。
【0088】本実施例によって、再生ビデオ信号の周波
数特性を更に伸ばすようにFM系の周波数特性を設定し
ても、反転現象を抑えることが出来る。
【0089】また、互換再生時のトラック曲がりなどに
よる反転現象も抑えることが出来る。
【0090】また、ここではダブルリミッタ33への入
力振幅を変化させるために、VCA32を用いたが、実
施例3に記載のAGC回路27とAGC検出回路90を
用いても同様の効果が得られ有効である。
【0091】
【発明の効果】本発明によって、反転現象が起きなく、
再生ビデオ信号の周波数特性が伸びた磁気再生装置を提
供することが出来る。
【0092】本発明によればまた、磁気再生装置で正常
なドロップアウト検出制御を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のVTRの再生系FM信号
処理のブロック図。
【図2】従来例のダブルリミッタ回路のブロック図。
【図3】従来例のダブルリミッタ回路のブロック図。
【図4】本発明の第一実施例の反転検出ブロックのブロ
ック図。
【図5】FM復調の説明図。
【図6】ドロップアウト検出の説明図。
【図7】本発明の第二実施例のVTRの再生系FM信号
処理のブロック図。
【図8】本発明の第二実施例の反転検出ブロックのブロ
ック図。
【図9】本発明の第三実施例のVTRの再生系FM信号
処理のブロック図。
【図10】本発明の第三実施例のAGC回路動作の説明
図。
【図11】本発明の第四実施例のVTRの再生系FM信
号処理のブロック図。
【図12】本発明の第二実施例の反転検出ブロックのブ
ロック図。
【符号の説明】
27…AGC回路、 30…ドロップアウト検出回路、 32…VCA、 33…ダブルリミッタ回路、 34…HP系、 35…LP系、 36,81,91,100…反転検出ブロック、 49…反転検出回路、 51,85…制御電圧発生回路、 80…減衰器、 90…AGC検出回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の磁気ヘッドをスイッチし、磁気テー
    プに記録されたFM信号を読み取り、読み取られたFM
    信号は、上記FM信号の例えば磁気ヘッド間の出力差を
    無くし一定振幅とする自動振幅制御手段を経て、入力振
    幅が下がると反転現象を防止する周波数特性となる反転
    防止手段を通り、FM復調手段によりビデオ信号に復調
    され出力される磁気再生装置において、上記自動振幅制
    御手段と上記反転防止手段との間に、第一制御信号によ
    り増幅率の変化する可変増幅手段と、上記反転防止手段
    の内、或いは後段のFM信号のキャリア周波数より下側
    を強調する周波数特性設定手段と、上記周波数特性設定
    手段の出力FM信号の反転現象を検出する、反転検出手
    段と、上記反転検出手段の検出結果により、上記可変増
    幅手段の上記第一制御信号を発生する第一制御信号発生
    手段とを設け、上記第一制御信号発生手段の出力する上
    記第一制御信号により、上記可変増幅手段の増幅率を変
    化させる事を特徴とする磁気再生装置のFM信号処理回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1において、ドロップアウトを検出
    するドロップアウト検出手段を上記可変増幅手段の前段
    に設けた磁気再生装置のFM信号処理回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記反転防止手段の内
    で、キャリア周波数より下側の周波数特性を第二制御信
    号により変化させる周波数特性可変手段と、 上記反転防止手段の内、或いは後段のFM信号のキャリ
    ア周波数より下側を強調する周波数特性設定手段と、上
    記周波数特性設定手段の出力FM信号の反転現象を検出
    する、反転検出手段と、上記反転検出手段の検出結果に
    より、上記周波数特性可変手段の周波数特性を変化させ
    る上記第二制御信号を発生する第二制御信号発生手段と
    を設け、上記第二制御信号発生手段の出力する上記第二
    制御信号により、上記周波数特性可変手段の周波数特性
    を変化させる磁気再生装置のFM信号処理回路。
  4. 【請求項4】請求項1において、上記自動振幅制御手段
    の出力振幅を第三制御信号において変化させる上記第一
    振幅制御手段と、上記反転防止手段の内、或いは後段の
    FM信号のキャリア周波数より下側を強調する周波数特
    性設定手段と、上記周波数特性設定手段の出力FM信号
    の反転現象を検出する、反転検出手段と、上記反転検出
    手段の検出結果により、上記第一振幅制御手段の第三制
    御信号を発生する第三制御信号発生手段とを設け、上記
    第三制御信号発生手段の出力する上記第三制御信号によ
    り、上記自動振幅制御手段の出力振幅を変化させる磁気
    再生装置のFM信号処理回路。
  5. 【請求項5】請求項1において、上記反転防止手段に入
    力されるFM信号の振幅を第四制御信号により変化させ
    る上記第二振幅制御手段と、 上記反転防止手段の内で、キャリア周波数より下側の周
    波数特性を上記第二制御信号により変化させる周波数特
    性可変手段と、上記反転防止手段の内、或いは後段のF
    M信号のキャリア周波数より下側を強調する周波数特性
    設定手段と、上記周波数特性設定手段の出力FM信号の
    反転現象を検出する反転検出手段と、上記反転検出手段
    の検出結果により、上記第二振幅制御手段を制御する上
    記第四制御信号を発生する第四制御信号発生手段と、上
    記反転検出手段の検出結果により、上記周波数特性可変
    手段の周波数特性を変化させる上記第二制御信号を発生
    する上記第二制御信号発生手段とを設け、上記第四制御
    信号発生手段の出力する上記第四制御信号により、上記
    反転防止手段への入力振幅を変化させ、上記第二制御信
    号発生手段の出力する上記第二制御信号により、上記周
    波数特性可変手段の周波数特性を変化させる磁気再生装
    置のFM信号処理回路。
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