JPH026710Y2 - - Google Patents

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JPH026710Y2
JPH026710Y2 JP1981096234U JP9623481U JPH026710Y2 JP H026710 Y2 JPH026710 Y2 JP H026710Y2 JP 1981096234 U JP1981096234 U JP 1981096234U JP 9623481 U JP9623481 U JP 9623481U JP H026710 Y2 JPH026710 Y2 JP H026710Y2
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noise
subtracter
circuit
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JP1981096234U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はノイズリダクシヨン回路に係り、特に
磁気記録媒体から再生された輝度信号に含まれる
ノイズを低減するに際し使用する1H遅延回路を、
ドロツプアウト補償用に共用すると共にその入力
信号を再生輝度信号とすることにより、簡単な回
路構成でドロツプアウト補償時点におけるノイズ
発生の少ないノイズリダクシヨン回路を提供する
ことを目的とする。
従来より、磁気記録再生装置などにおいて、磁
気記録媒体から再生された映像信号に含まれる記
録再生に起因するノイズを低減するために、映像
信号のライン相関性を利用してライン相関性の無
いノイズ成分を低減する、1H遅延回路を使用し
たノイズリダクシヨン回路において、この1H遅
延回路をドロツプアウト補償用に共用するように
したノイズリダクシヨン回路が知られている。第
1図はこの種の従来のノイズリダクシヨン回路の
一例のブロツク系統図を示す。同図中、入力端子
1には磁気記録媒体から再生されたノイズを含む
周波数変調輝度信号が入来し、スイツチ回路2の
端子a並びにドロツプアウト検出器3に夫々供給
される。スイツチ回路2はドロツプアウト検出器
3の出力信号により切換えられる構成とされてお
り、ドロツプアウトの無い正常再生時には端子a
側に接続され、ドロツプアウト発生期間中は端子
b側に接続される。スイツチ回路2より取り出さ
れた周波数変調輝度信号はFM復調器4に供給さ
れる一方、1H遅延回路5により1H(1水平走査
期間)遅延されてFM復調器6及びスイツチ回路
2の端子bに夫々供給される。
FM復調器4から取り出された再生輝度信号は
減算器7に供給され、ここでFM復調器6よりの
1H前の再生輝度信号と減算される。再生輝度信
号はライン相関性があるから、減算器7からは主
として映像情報に関連のないノイズが取り出され
ることになる。このノイズはリミツタ8を経て減
衰器9に供給され、ここで所定量レベル減衰され
た後減算器10に供給され、FM復調器4よりの
再生輝度信号と減算される。これにより、減算器
10からは、FM復調器4の出力再生輝度信号中
に含まれているノイズの低減された再生輝度信号
が取り出されて出力端子11より出力される。
上記の従来のノイズリダクシヨン回路におい
て、ドロツプアウトが発生した時は、FM復調器
4の入力信号は、入力端子1よりの周波数変調輝
度信号から1H遅延回路5よりの1H前の周波数変
調輝度信号に切換えられるため、FM復調器4か
ら取り出される再生輝度信号はドロツプアウトが
発生しても欠落することはなく、1H前の再生輝
度信号に置換される。これにより、ドロツプアウ
トの補償が、ノイズリダクシヨンに使用する1H
遅延回路5を共用して行ない得る。ただし、ドロ
ツプアウト発生期間中は、減算器7の2つの入力
端子には共に1H遅延回路5を通つた再生輝度信
号が供給されるので、ノイズ低減動作は行なわれ
ない。
しかるに、この従来のノイズリダクシヨン回路
は、スイツチ回路2が周波数変調輝度信号を選択
出力する構成とされているため、ドロツプアウト
の発生時又は消滅時に切換わつた際に選択出力さ
れる周波数変調輝度信号の接続点で周波数変調波
の位相の乱れを生じ、これをFM復調するとノイ
ズが生じ、このノイズが出力端子11へ出力され
てしまうという欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
第2図乃至第4図と共にその各実施例につき説明
する。
第2図は本考案になるノイズリダクシヨン回路
の一実施例のブロツク系統図を示す。同図中、第
1図と同一構成部分には同一番号を付し、その説
明を省略する。入力端子1に入来したノイズを含
む再生周波数変調輝度信号はFM復調器13で
FM復調された後スイツチ回路14の端子aに印
加される。このスイツチ回路14は端子aに入来
したFM復調器13の出力再生輝度信号と端子b
に入来した1H遅延回路16よりの1H前の再生輝
度信号とのうち、ドロツプアウト発生期間中のみ
端子bに入来した再生輝度信号を出力するよう切
換えられる。
スイツチ回路14より取り出されたノイズを含
む正常に再生された再生輝度信号は減算器15に
供給され、ここで後述する1H遅延回路16より
の再生輝度信号と減算されることにより、主とし
てライン相関性に関連のないノイズが取り出され
る。いまスイツチ回路14の出力再生輝度信号が
第3図Aに示す波形で、波高値が1Vであるもの
とし、また1H遅延回路16よりの再生輝度信号
が同図Bに示す波形で波高値が1Vであるものと
すると、減算器15の出力信号波形は同図Cに示
す如くになる。この減算器15の出力信号はリミ
ツタ17により振幅制限されて例えば第3図Cの
信号波形中0.1V〜0.2V程度の範囲内の信号が取
り出される。従つて、リミツタ17からは第3図
Dに示す如き信号が取り出され、減衰器18で任
意の減衰係数が付与された後減算器19に供給さ
れる。減算器19はスイツチ回路14よりの再生
輝度信号から減衰器18よりの信号を減算してノ
イズの低減された再生輝度信号を出力端子20へ
出力する一方、1H遅延回路16へ帰還する。以
下、上記と同様の動作が繰り返される。
このように、本実施例によれば、1H遅延回路
16に出力端子20へ出力される再生輝度信号を
帰還するクローズドループを構成することによ
り、後述する如く減衰器18の減衰係数(ゲイ
ン)に応じて大幅なSN比改善を図ることができ
るものである。
次に本実施例回路によるSN比改善動作につき、
更に詳細に説明する。いま、ドロツプアウトは発
生していないものとし、またスイツチ回路14の
出力再生輝度信号をSK+1、それに含まれるノイズ
をnK+1とし、またこの時点で1H遅延回路16よ
り取り出される1H前の再生輝度信号をSK、それ
に含まれるノイズをnX (K)とすると、減算器15か
らは(SK+1−SK)+(nK+1−nX (K))で表わされる信
号が取り出される。この信号はリミツタ17を通
して減算器18に供給され、ここでゲインA倍さ
れてレベル減衰が行なわれる。従つて、減衰器1
8からはA(SK+1−SK)+A(nK+1−nX (K))なる式
で表わされる信号が取り出される。これにより、
減算器19の出力信号は {(1−A)SK+1+ASK}+{(1−A)nK+1
AnX (K)} なる式で表わすことができる。ここで、入力信号
のうちライン相関のない部分に関してはリミツタ
17により振幅制限されるので、SK=SK+1=Sと
考えて良いから上式は S+{(1−A)nK+1+AnX (K)} となる。この式で表わされる出力再生輝度信号は
1H遅延回路16に帰還されるから、上式はS+
nX (K+1)と表わすことができる。ノイズnX (K+1)は nX (K+1)=(1−A)・nK+1+A・nX (K) =(1−A)・nK+1+A{(1−A)・nK
A・nX (K-1)} =(1−A)・nK+1+A(1−A)・nK+A2
{(1−A)nK-1+A・nX (K-2)} =(1−A){nK+1+AnK+A2nK-1+……}(
1) となる。
(1)式において、1H間隔のノイズnK+1,nK
nK-1,…の個々のエネルギーは等しいものとし、
かつ、その絶対値をNとすると、nX (K)のエネルギ
ーは次式で示される。
従つて、ノイズ改善度nX (K)/Nは(2)式より となる。
第4図は第2図に示す実施例回路によるSN比
改善度を示す特性図で、横軸は減衰器18のゲイ
ンA、縦軸は(3)式をdB表示したSN比改善度を示
す。第4図から明らかなように、ゲインAが1に
近づくにつれて極めて大なるSN比改善度が得ら
れる。従つて、ノイズリダクシヨン回路として
は、上記ゲインAをできるだけ1に近付けた方が
ノイズ低減効果が大であるから良いが、実際には
ゲインAが1にあまり近い値だと、より前のライ
ンからの影響が大きく再生画像がぼけ、またノイ
ズのうちライン相関のある成分のみが強調され、
再生画面中、雨が降つているかの如き縦方向に尾
を引くノイズが目立つという副作用を生ずるの
で、ゲインAは0.5〜0.7程度が最適である。ゲイ
ンAが0.5〜0.7程度のときには、第4図に示すよ
うにSN比が5〜8dB程度改善されるが、これは
第1図示や第2図示のノイズリダクシヨン回路に
比べてはるかに大である。しかも、本実施例回路
によれば、フレームメモリを使用したノイズリダ
クシヨン回路に比し、回路構成が簡単で安価に構
成できる。
また、リミツタ17においてリミツタをかけす
ぎるとノイズがカツトされてしまい、他方、リミ
ツタを少ししかかけないと信号中のライン相関の
ない部分の影響が後のラインに出て再生画像がに
じんだ如くになり、甚しいときは同期が流れてし
まうため、これらの現象を防止するにはリミツタ
17の入力信号の波高値を1としたとき、リミツ
タレベルを0.1〜0.2程度とすることが望ましい。
次に第3図に示す第2実施例において、ドロツ
プアウトが発生したときは、スイツチ回路14か
らは端子bに入力される1H遅延回路16よりの
1H遅延された再生輝度信号が選択出力される。
従つて、減算器15の2つの入力端子には、いず
れも1H遅延回路16を通過した同一の再生輝度
信号が供給されるので、減算器15の出力は零と
なり、よつて前記したノイズ低減動作は行なわれ
ない。
しかし、ドロツプアウト発生期間中はすでにノ
イズが低減されている1H遅延回路16の出力再
生輝度信号がスイツチ回路14を通して出力端子
20へ出力されるから、ノイズ低減効果を有しな
がらドロツプアウトの補償ができる。しかも、本
実施例によれば第1実施例と同様にスイツチ回路
14がFM復調された後の再生輝度信号を切換出
力するから、切換接続点でノイズは殆んど発生し
ない。
なお、本考案回路では、入力映像信号中のノイ
ズを取り出すためにフイルタ回路を使用していな
いので、ノイズを取り出すために高域フイルタを
使用し、その出力をリミツタを通した後逆相にし
て入力映像信号に重ね合わせるようなノイズ抑圧
回路及びノンリニヤエンフアシスの如き従来回路
に比し、白と黒の境界部分(エツジ部分)でのノ
イズ低減に効果があり、上記従来回路と併用する
ことにより、より効果のあるノイズ低減ができ
る。
上述の如く、本考案になるノイズリダクシヨン
回路は、入力信号を1水平走査期間遅延させる遅
延回路手段と、ドロツプアウトを検出する検出器
からの出力によつて、正常再生時には入力映像信
号を選択出力し、ドロツプアウト発生期間中は該
遅延回路手段の出力信号を選択出力するスイツチ
回路と、スイツチ回路からの出力映像信号と該遅
延回路手段の出力信号の間の非相関成分を抽出す
る第1の減算器と、第1の減算器の出力信号を振
幅制限するリミツタと、リミツタの出力信号レベ
ルを減衰する減衰器と、減衰器の出力信号と上記
スイツチ回路の出力映像信号との減算を行ないノ
イズが低減された入力映像信号を取り出す第2の
減算器とを有し、前記第2の減算器の出力信号を
前記遅延回路手段の入力側へ帰還入力するよう構
成したので、従来のような切換接続点でのノイズ
の発生を除去することができ、またノイズリダク
シヨン用の遅延回路手段をドロツプアウト補償用
にも共用したので回路構成を簡略に、かつ、安価
にでき、更にノイズを大幅に低減でき、また更に
白と黒の境界部分でのノイズ低減に効果があるの
で、この境界部分でノイズ低減ができなかつた従
来回路と併用することにより、より一層好適なノ
イズ低減を行なうことができる等の特長を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のノイズリダクシヨン回路の一例
を示すブロツク系統図、第2図は本考案の一実施
例を示すブロツク系統図、第3図A〜Dは夫々第
2図の動作説明用信号波形図、第4図は第2図示
回路における減衰器のゲインとSN比改善度との
関係を示す特性図である。 1……再生周波数変調輝度信号入力端子、2,
14……スイツチ回路、3……ドロツプアウト検
出器、4,6,13……FM復調器、5,16…
…1H遅延回路、7,10,15,19……減算
器、8,17……リミツタ、9,18……減衰
器、11,20……再生輝度信号出力端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力信号を1水平走査期間遅延させる遅延回路
    手段と、 ドロツプアウトを検出する検出器からの出力に
    よつて、正常再生時には入力映像信号を選択出力
    し、ドロツプアウト発生期間中は該遅延回路手段
    の出力信号を選択出力するスイツチ回路と、 該スイツチ回路からの出力映像信号と該遅延回
    路手段の出力信号の間の非相関成分を抽出する第
    1の減算器と、該第1の減算器の出力信号を振幅
    制限するリミツタと、該リミツタの出力信号レベ
    ルを減衰する減衰器と、該減衰器の出力信号と該
    スイツチ回路の出力映像信号との減算を行ないノ
    イズが低減された入力映像信号を取り出す第2の
    減算器とを有し、該第2の減算器の出力信号を該
    遅延回路手段の入力側へ帰還入力するよう構成し
    たノイズリダクシヨン回路。
JP9623481U 1981-06-29 1981-06-29 ノイズリダクシヨン回路 Granted JPS583678U (ja)

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JP9623481U JPS583678U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 ノイズリダクシヨン回路

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JPS583678U JPS583678U (ja) 1983-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6163169A (ja) * 1984-09-05 1986-04-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理装置
JPH0832015B2 (ja) * 1986-01-09 1996-03-27 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5580966A (en) * 1978-12-14 1980-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd Noise eliminating system for television signal

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JPS583678U (ja) 1983-01-11

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