JP2834140B2 - 映像信号記録方法 - Google Patents

映像信号記録方法

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JP2834140B2
JP2834140B2 JP63117301A JP11730188A JP2834140B2 JP 2834140 B2 JP2834140 B2 JP 2834140B2 JP 63117301 A JP63117301 A JP 63117301A JP 11730188 A JP11730188 A JP 11730188A JP 2834140 B2 JP2834140 B2 JP 2834140B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダ等の映像信号記録方法
に関するものである。
従来の技術 ビデオテープレコーダ(以下VTRと略す)は一般に映
像信号をFM変調して磁気媒体に記録する。この際映像信
号は再生時の三角ノイズを軽減するために、記録の際に
エンファシスをかけてからFM変調し、再生時にディエン
ファシスによって元の波形を得るようにしている。
一方、家庭用VTRでは、さらに大幅なS/Nを改善するこ
とを目的として、映像信号のライン相関性を利用して画
面の垂直方向にエンファシスをかける垂直エンファシス
(バーチカルエンファンシス)を用いることがある。例
えばVHS方式のVTRでは高画質化技術(HQ)の1つとして
輝度信号,色信号それぞれの信号処理系において垂直エ
ンファシスをかけることが規格化されている。
第4図は従来のVHS方式のVTRの輝度信号系に規格化さ
れている垂直エンファシスの一例を示すブロック図であ
る。同図において入力端子1より入力された輝度信号は
加算基2,8及び減算器10にそれぞれ入力される。加算器
2より出力された信号は1H(H:水平周期)遅延線4で通
した後、減衰器B3によってレベルを減衰させて加算器2
にもどすことによりライン相関による正帰還をかけ、輝
度ライン相関成分を強調させる。そして1H遅延線4より
出力された相関成分を強調された信号は、減衰器C5によ
りレベルが減衰されて減算器10に入力され、元の入力輝
度信号より減算される。よって減算器10より出力される
信号は元の輝度信号の輝度ライン相関の弱い部分のみの
信号となっており、この信号は減衰器D6によってレベル
を減衰させ、リミッタ7を通過させた後、加算器8に入
力し、元の入力信号と加算して出力端子9に出力する。
同図において減衰器B3の減衰率をKpとした場合、減衰
器C5の減衰率は(1−Kp)に設定される。また減衰器D6
の減衰率をX,リミッタ7のリミッタレベルをLとした場
合、VHS方式のVTRのHQ技術では Kp≦0.5 X≦0.65 L≦5% と規格化されている。また、X=Kp、K=1/Kpとした場
合、同図のリミッタ7を通過しないレベルの信号の入出
力の伝達関数G(jω)は、 と表される。
第5図は、第4図における回路の入出力応答を示した
信号波形図であり、リミッタ7を完全に通過する小レベ
ルの信号について示している。第4図において、垂直方
向にステップ応答を持った入力信号aに対し、出力信号
bは1Hごとの段階的応答を持ち、入力信号aの垂直相関
の弱い部分を大きく強調し、その後垂直スミアを持った
形で収れんする応答となる。この垂直相関のない部分の
強調度は、前記Xの値で決定され、また垂直スミアの収
れん度は前記Kpの値で決定される。一般に前記VHS方式
のVTRに用いられる回路では垂直スミアの収れんには3
〜4Hかかる。
一方垂直ディエンファシスは、上記垂直エンファシス
と全く逆の特性をもったものであり、第4図において、
加算器8を減衰器にし、減衰器B3,減衰器C5および減衰
器D6の減衰率を変えることによって構成することができ
る。
発明が解決しようとする課題 以上説明した垂直エンファシスおよびディエンファシ
スは、リミッタ7によって低レベルの信号のみに働らく
ように構成されてはいるものの、垂直スミアが大きく発
生するために、記録時に垂直エンファシスをかけ、再生
時に垂直ディエンファシスをかけるように構成されてい
る。
しかしながら垂直エンファシスをかけて記録した媒体
を、垂直ディエンファシスを用いない装置で再生した場
合、あるいは垂直エンファシスをかけないで記録した媒
体を、垂直ディエンファシスを用いた装置で再生した場
合等には大きな垂直スミアが発生していた。
また互換再生時やタビングをくり返した時等、再生信
号に大きなジッタが発生している場合には、再生信号の
1水平期間が正規の1水平期間となっていないために、
ライン相関がくずれて、記録時に垂直エンファシスをか
けた部分を確実に垂直ディエンファシスすることができ
ず、この際も大きな垂直スミアが発生するという問題点
を有していた。
本発明はかかる点に鑑み、上記互換再生時にも垂直ス
ミアがほとんど発生しない、垂直エンファシスを用いた
映像信号記録方法を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明の映像信号記録方法は、かかる問題点を解決す
べく、入力されたn水平相関を持つ映像信号をn水平期
間遅延させた後、所定のレベルに減衰させ、その信号を
元の入力信号から同位相で減算するように負帰還をかけ
ることによって得られる伝達関数 (ω:角周波数、T:1水平周期、n:正の整数、K:正の整
数K>1) で表わされる応答を持つ垂直エンファシスより出力され
た信号を記録する方法である。
作用 本発明は、上記方法によってn水平期間遅延させた信
号を入力信号から減算するように負帰還をかけているた
め、垂直スミアが1ラインごとに極性が反転して振動減
衰し、その結果垂直スミアが視覚上小さくなる。
実 施 例 以下本発明の具体的な一実施例を図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の映像信号記録方法に用いられる垂直
エンファシス回路の一実施例である。第1図において第
3図の従来例と同じ構成要素には同一番号を付与してあ
る。第1図において入力端子1より入力された輝度信号
は、減衰器10及び14,加算器8に入力される。減算器14
より出力された信号は1H遅延線4を通した後減衰器A11
によってレベルを減衰させた後、減衰器14によって元の
入力信号から減算することにより、ライン相関による負
帰還をかける。これにより1H遅延線4より出力される信
号は、ラインごとに振幅の変動する振動減衰特性をもっ
た信号となる。この信号は増幅器A12によってレベルを
増幅し、減算器10に入力することにより、元の入力輝度
信号より減算する。減算器10より出力された信号は、減
算器A11と同じ特性である減衰器A13によってレベルを減
衰させた後、リミッタ7を通して加算器8に入力し、元
の入力信号と加算して出力端子9に出力する。
減衰器A11及び13の減衰率をKpとした場合、増幅器A12
の増幅率は(1+Kp)に設定する。またK=1/Kpとした
場合、同図のリミッタ7を通過しないレベルの信号の入
出力の伝達関数G(jω)は と表わされる。
Kpは一般にO≦Kp<1に設定されるため、K>1とな
る。KpはKp→1であるほどS/N改善効果が大きく期待で
きるが、その分垂直スミアも大きくなり、本発明の効果
が一番期待できるのはKp=0.33でありK=3のときであ
る。
第2図は第1図においてKp=0.33とした時の入出力応
答を示した信号波形図であり、第4図と同様にリミッタ
7を完全に通過する小レベルの信号について示してい
る。第2図において垂直方向にステップ応答を持った入
力信号aに対して、出力信号cは1Hごとに振動減衰特性
の応答となる。そのために見かけ上垂直スミアの収れん
は大幅に改善され、モニタ画面上では1Hの垂直スミアし
か検知できない。これは垂直ディテールを強調した信号
とほとんど変わらないものになる。
本発明による記録方法によって記録された媒体は、本
発明の思想に基づいた垂直ディエンファシスを搭載した
再生装置によって再生された場合、最大の効果を発揮す
ることは言うまでもないが、垂直ディエンファシスを搭
載していない再生装置で再生した場合でも全く画質を損
ねることがなく、むしろ垂直ディテールをやや強調する
ことができるという効果を有している。
次に本発明の他の実施例について第3図を基に説明す
る。第3図は本発明を基にして構成した垂直エンファシ
ス及びディエンファシス回路の一実施例である。同図に
おいて、スイッチ19をE側に接続した場合、垂直エンフ
ァシス回路となり、逆にD側に接続した場合垂直ディエ
ンファシス回路となる。垂直エンファシス回路の場合、
入力端子1より入力された輝度信号は加算器18に入力さ
れる。加算器18より出力された信号は減算器17及び減算
器15及び1H遅延線4に入力される。1H遅延線4より出力
された信号は減算器15に入り、1H遅延線に入る前の信号
から減算される。減算器15より出力された信号は減衰器
D16によってレベルを減衰させた後、リミッタ7及びス
イッチ19を通して加算器18に入力することにより帰還を
かける。こうして減算器17に入力された信号はそのまま
出力端子9に出力される。
一方垂直ディエンファシス回路の場合、入力端子1よ
り入力された輝度信号は加算器18をそのまま通過し、減
算器17及び減算器15及び1H遅延線4に入力される。1H遅
延線4より出力された信号は減算器15に入力される。減
算器15より出力された信号は減算器D16,リミッタ7,スイ
ッチ19を経て減算器17に入力される。減算器17より出力
された信号は出力端子9に出力される。
同図において減衰器D16の減衰率をKp′とした場合、 と設定される。即ちK=3の場合Kp′=0.25である。
またリミッタ7を通過しないレベルの信号の入出力の
伝達関数は、垂直エンファシス時G(jωE,垂直ディ
エンファシス時G(jωそれぞれにおいて となる。即ち第5図による垂直エンファシスは第1図に
よる垂直エンファシスと全く同等の特性を有している。
また第5図による垂直エンファシスと垂直ディエンファ
シスは完全な逆特性を示している。このことから本発明
による映像信号記録方法に用いる垂直エンファシスは、
帰還をかけない非巡回型の回路で構成した垂直ディエン
ファシスによってもとに戻すことができる。よって互換
再生時に再生信号に大きなジッタが発生しても、その信
号を巡回させることなく1ライン間で垂直ディエンファ
シスをかけることができるため、垂直スミアが発生する
ことはないものである。
また第3図のごとく、本発明は非常に簡単な回路でも
って構成することができる。
なお上記説明、入力映像信号が、1Hライン相関を持っ
た輝度信号について説明したが、nラインの相関を持っ
た映像信号であっても本発明と同様に適用することがで
き、その場合は1H遅延線4はnH遅延線に置きかえること
になる。
発明の効果 以上説明したように、本発明の映像信号記録方法は、
あらゆる互換再生においても垂直スミアがほとんど発生
せず、画面が非常に鮮明になる。また簡単な方法で実施
でき、その実用的効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の映像信号記録方法に用いられる垂直エ
ンファシス回路の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図実施例の特性を示す入出力応答の信号波形図、第
3図は本発明を基にして構成された垂直エンファシス・
ディエンファシス回路の他の実施例のブロック図、第4
図は従来の垂直エンファシス回路のブロック図、第5図
は第4図従来例の特性を示す入出力応答の信号波形図で
ある。 1……入力端子、2,8,18……加算器、3,5,6,11,16……
減衰器、4……1H遅延線、7……リミッタ、9……出力
端子、10,14,15,17……減算器、12……増幅器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたn水平相関を持つ映像信号をn
    水平期間遅延させた後、所定レベルに減衰させ、その信
    号を元の入力信号から同位相で減算するように負帰還を
    かけることによって得られる伝達関数 (但し、ω:角周波数、T:1水平周期、n:正の整数、K:
    正の整数、K>1) で表わされた応答を持つ垂直エンファシスより出力され
    た信号を、記録することを特徴とした映像信号記録方
    法。
  2. 【請求項2】n=1の場合、K=3とすることを特徴と
    した請求項1記載の映像信号記録方法。
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