JP2744163B2 - Pal色信号ノイズ除去回路 - Google Patents

Pal色信号ノイズ除去回路

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JP2744163B2
JP2744163B2 JP4043863A JP4386392A JP2744163B2 JP 2744163 B2 JP2744163 B2 JP 2744163B2 JP 4043863 A JP4043863 A JP 4043863A JP 4386392 A JP4386392 A JP 4386392A JP 2744163 B2 JP2744163 B2 JP 2744163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PAL色信号ノイズ
除去回路に関し、特にたとえばPAL方式のビデオテー
プレコーダの再生時に再生輝度信号残留色ノイズ除去回
路に経由させたときに画面上部の2水平期間に生じる色
滲みを緩和する、PAL色信号ノイズ除去回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】PAL方式のビデオテープレコーダにお
いて、再生された複合映像信号を輝度信号と色信号とに
分離するために、2水平期間遅延線2個と垂直相関器と
を用いる輝度色信号分離回路が既に実用されている。こ
の回路では、2水平期間遅延線にCCD(Charge Coupl
ed Device :荷電結合素子)を用いて再生輝度信号を2
水平期間遅延させることによって垂直方向に色滲みを防
止するが、同じような構成を用いて再生輝度信号中の残
留色信号ノイズを除去するために、図3に示すような回
路も実用化されている。
【0003】一方、従来より再生色信号のS/N比を改
善するために、図2に示すような色信号ノイズ除去回路
1を使用していた。この色信号ノイズ除去回路1におい
ては、入力された再生色信号が2水平期間遅延線2によ
って遅延され、加算回路3において遅延されない再生色
信号との和をとることによって色ノイズ成分を抽出す
る。そして、加算回路3からの色ノイズ成分は帰還用増
幅回路4でレベル設定され、減算回路5において入力再
生色信号から減算される。そして、減算回路5からの出
力が2水平期間遅延線2を経て出力端子6から取り出さ
れる。
【0004】帰還用像回路4における増幅度をKとする
と、この色信号ノイズ除去回路1の伝達関数G1 (s)
は数1で表される。
【0005】
【数1】G1 (s)=1/(1+K+Ke-2st
(tは遅延時間) また、その振幅特性は数2で表される。
【0006】
【数2】|G1 (s)|=1/|1+K+Ke-2st| しかし、図3に示す再生輝度信号残留色ノイズ除去回路
と図2の色信号ノイズ除去回路1とを組み合わせて使用
した場合、再生色信号に比べ再生輝度信号が2水平期間
遅延しているため、VHSの色信号再生処理におけるク
ロストーク除去用くし形フィルタによる色滲みが2水平
期間分画面上部に表れ、視覚上見苦しいものとなってし
まう。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、色
滲みを緩和できる、PAL色信号ノイズ除去回路を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、2水平期間
遅延手段を経由した再生色信号とそれを経由しない再生
色信号とを加算して色ノイズ成分を抽出し、この色ノイ
ズ成分を入力された再生色信号から減算するPAL色信
号ノイズ除去回路において、2水平期間遅延手段として
縦続接続された2つの1水平期間遅延素子を用い、その
縦続接続点から出力色信号を取り出すようにしたことを
特徴とする、PAL色信号ノイズ除去回路である。
【0009】
【作用】2水平期間遅延手段として2つの1水平期間遅
延手段を用いる。そして、1水平期間遅延させた再生色
信号を、再生輝度信号残留色ノイズ除去回路(図3)に
より2水平期間遅延した輝度信号と混合してPAL複合
映像信号とする。これによって、再生色信号に対する輝
度信号の遅延が1水平期間分減り、画面上に表れる色滲
みが上下に1水平期間ずつ分散される。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、視覚上色滲みが緩和
される。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴お
よび利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な
説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1を参照して、この実施例のPAL色信号
ノイズ除去回路10は、再生色信号が入力される入力端
子12を含む。入力端子12から入力された入力再生色
信号は1水平期間遅延線14および1水平期間遅延線1
6を通過する。2つの1水平期間遅延線14および16
を通過した再生色信号は図2回路と同様に2水平期間遅
延した再生色信号となる。そして、この2水平期間遅延
した再生色信号は加算回路18に入力され、ここで遅延
線を通過しない入力再生色信号と加算され、色ノイズ成
分が抽出される。そして、加算回路18から出力される
この色ノイズ成分は帰還用増幅回路20に入力され、レ
ベル設定が行われる。そして、帰還用増幅回路20でレ
ベル設定された色ノイズ成分は減算回路22に入力さ
れ、入力端子12から入力される入力再生色信号から減
算される。これによって、出力端子24には、クロスト
ーク成分が減少された再生色信号が出力される。このと
き、出力端子24から出力される再生色信号は1水平期
間遅延線14を通過しているため、1水平期間の遅延を
持っている。
【0012】帰還用増幅回路20の増幅度をKとする
と、この実施例のPAL信号ノイズ除去回路10の伝達
関数G2 (s)は数3で表される。
【0013】
【数3】G2 (s)=e-2t /(1+K+Ke-2st
(tは遅延時間) また、その振幅特性は数4で表される。
【0014】
【数4】|G2 (s)|=e-2t /|1+K+Ke-2st
| この実施例のPAL色信号ノイズ除去回路10の伝達関
数および振幅特性は、数1および数2で表される従来の
PAL色信号ノイズ除去回路1のそれらと比較すると、
振幅特性は等しく、1水平期間遅延されているだけであ
ることがわかる。したがって、この実施例の出力再生色
信号と図3に示す輝度信号残留色ノイズ除去回路から出
力される再生輝度信号とを混合したとき、垂直方向の色
滲みが上下1水平期間ずつに分散される。したがって、
視覚的には色滲みが緩和されることになる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来技術を示すブロック図である。
【図3】輝度信号残留色ノイズ除去回路を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 …PAL色信号ノイズ除去回路 14,16 …1水平期間遅延線 18 …加算回路 20 …帰還用増幅回路 22 …減算回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2水平期間遅延手段を経由した再生色信号
    とそれを経由しない再生色信号とを加算して色ノイズ成
    分を抽出し、この色ノイズ成分を入力された再生色信号
    から減算するPAL色信号ノイズ除去回路において、 前記2水平期間遅延手段として縦続接続された2つの1
    水平期間遅延素子を用い、その縦続接続点から出力色信
    号を取り出すようにしたことを特徴とする、PAL色信
    号ノイズ除去回路。
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