JPH0669222B2 - 搬送色信号再生装置 - Google Patents

搬送色信号再生装置

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JPH0669222B2
JPH0669222B2 JP59247538A JP24753884A JPH0669222B2 JP H0669222 B2 JPH0669222 B2 JP H0669222B2 JP 59247538 A JP59247538 A JP 59247538A JP 24753884 A JP24753884 A JP 24753884A JP H0669222 B2 JPH0669222 B2 JP H0669222B2
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泰俊 松尾
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    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は搬送色信号再生装置に係り、帰還形くし形フイ
ルタにて搬送色信号のノイズ成分を低減する装置に関す
る。
従来の技術 第10図は一般の映像信号再生装置の一例をVTRに適用し
たブロツク系統図を示す。同図において、磁気テープ1
から磁気ヘツド2にて再生された映像信号はプリアンプ
3を介して高域フイルタ(HPF)4に供給されてここで
輝度信号を分離され、再生輝度信号処理回路5を介して
非H相関信号検出回路6に供給され、非H相関の場合検
出信号が取出される。
一方、プリアンプ3の出力は低域フイルタ(LPF)7に
供給されてここで搬送色信号を分離され、搬送色信号処
理回路8を介して帰還形くし形フイルタにて構成される
ノイズ低減回路9に供給される。ノイズ低減回路9では
非H相関信号検出回路6の出力信号による制御信号にて
帰還量を制御され、搬送色信号に含まれるノイズ成分を
低減する。ノイズ成分を低減された搬送色信号及び再生
輝度信号処理回路5からの輝度信号は混合回路10にて混
合され、出力端子11より取出される。
ここで、搬送色信号に含まれるノイズ成分を低減する手
段として帰還形くし形フイルタが用いられるが、これは
非帰還形くし形フイルタに比してSN比改善度が優れてい
る。然るに、垂直方向の解像度が劣化する欠点を有して
いるので、輝度信号の非H相関信号を用いてその改善を
図つている。
第11図は第10図示の非H相関信号検出回路6及びノイズ
低減回路9にて構成される従来の搬送色信号再生装置の
一例のブロツク系統図を示す。同図において、端子12に
入来した搬送色信号(3.58MHz)は、減算器13,17、1H遅
延する遅延回路(1HDLY)14、加算器15、係数回路16に
て構成される帰還形くし形フイルタによつてノイズ成分
を除去され、アツテネータ24にてレベルを1/2にされ
て出力端子18より取出される。一方、端子19に入来した
輝度信号は1HDLY20、減算器21にて構成される非H相関
信号検出回路によりH相関有無の検出信号とされ、この
検出信号はLPF22、検出器23にて制御信号とされて係数
回路16に供給されて係数Kを制御する。
ここで、端子19に入来する輝度信号は第12図(A)に示
す如くであり、この輝度信号aは非H相関信号検出回路
にて検出信号b(同図(B))とされ、検出器23にて検
波されて制御信号(非H相関信号、垂直輪郭信号)c
(同図(C))とされる。一方、端子12に入来した搬送
色信号d(同図(D))は帰還形くし形フイルタに供給
されてノイズ成分を低減され、アツテネータ24でレベル
を1/2にされて信号f(同図(F))とされ、出力端
子18より取出される。なお、減算器17は隣接トラツクの
クロストークを除去する動作も行なう。
係数回路16の係数Kは通常例えば1に設定されている
が、輝度信号の非H相関が検出された場合には、係数回
路16の係数Kは制御信号cにてK=0となるように制御
され、従って、このフイルタは帰還形くし形フイルタと
してではなく、非帰還形くし形フイルタとして動作す
る。なお、加算器15の出力信号eは第12図(E)の如く
である。
このように、搬送色信号と輝度信号とに相関がある場
合、輝度信号のH相関がなくなると搬送色信号系のフイ
ルタは非帰還形くし形フイルタとして動作するので、第
12図(F)より明らかな如く、搬送色信号の垂直色にじ
みが少なく、特に問題はない。
発明が解決しようとする問題点 ところが、映像信号は搬送色信号と輝度信号とに相関が
ある場合だけでなく、例えば、輝度は殆ど変らず色相の
み変化する等、搬送色信号と輝度信号とに相関がない場
合も多くある。
このように輝度が変わらず色相のみ変化する場合、端子
19に入来する輝度信号a′は第12図(A)′に示す如く
となり、減算器21からは信号b′(同図(B)′)が取
出され、検出器23からは制御信号c′(同図(C)′)
が取出される。制御信号c′により係数回路16の係数K
は1のままであり、このフイルタは帰還形くし形フイル
タとして動作し、加算器15の出力信号e′は同図
(E)′の如くとされ、出力端子18より信号f′(同図
(F)′)が取出される。
信号e′は1H毎にその振幅を次第に小にされる信号であ
り、同図(F)′より明らかな如く、搬送色信号に垂直
色にじみを生じ、画質を劣化させる問題点があつた。
本発明は、特に、輝度信号と搬送色信号とに相関がない
場合、垂直色にじみを少なくし得、高品質の画像を得る
ことができる搬送色信号再生装置を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、第3図に示され、その搬送信号再生装置は、 端子12から入力する搬送色信号を1H遅延する第1の遅
延回路26と、この遅延回路26の出力が供給される反転入
力端子と搬送色信号が供給される非反転入力端子とを備
える第1の減算器27とを有する非帰還形くし形フィルタ
と、 アッテネータ28を介して第1の減算器27の出力が供給
される非反転入力端子と反転入力端子とを備え垂直色に
じみが除去された搬送色信号を出力端子18へ出力する第
2の減算器41と、この減算器41の出力を1H遅延する第2
の遅延回路42と、アッテネータ28を介した第1の減算器
27の出力と第2の遅延回路42の出力とを加算する第1の
加算器40と、この加算器40の出力側と第2の減算器41の
反転入力端子間の帰還路に直列接続されるリミッタ25と
係数可変の第1の係数回路29とを有する帰還形くし形フ
ィルタと、 端子19から入力する輝度信号における非H相関を検出
して、2H分のパルス幅であり階段状のパルス形状である
非H相関検出信号を第1の係数回路29に供給する非H相
関検出手段とを有している。
また、第2の発明は、第5図に示され、その搬送色信号
再生装置は、 上記した非帰還形くし形フィルタと、 アッテネータ28を介して第1の減算器27の出力が供給
される非反転入力端子と反転入力端子とを備えた第2の
減算器41と、この減算器41の出力を1H遅延する第2の遅
延回路42と、アッテネータ28を介して第1の減算器27の
出力と第2の遅延回路42の出力とを加算する第1の加算
器40と、この加算器40の出力側と第2の減算器41の反転
入力端子間の帰還路に直列接続されるリミッタ25と係数
可変の第1の係数回路29と、この係数回路29と第2の減
算器41の反転入力端子とに接続された第2の係数回路30
と、この係数回路30に接続され第1の係数回路29の係数
K2を乗算して得た信号に第2の係数回路30の係数K3が乗
算して得た信号が供給される反転入力端子と非帰還形く
し形フィルタの出力が供給される非反転入力端子とを備
え垂直色にじみが除去され更にノイズ低減された搬送色
信号を出力端子18へ出力する第3の減算器43とを有する
帰還形くし形フィルタと、 上記した非H相関検出手段とを有している。
作 用 第1発明(第3図示)において、第1の遅延回路(1HDL
Y)26と第1の減算器27で構成された非帰還形くし形フ
ィルタを通過した搬送色信号dは隣接トラック間クロス
トークが除去された信号となり、そのクロストークが除
去された搬送色信号dは、アッテネータ28でレベル減衰
された後、第2の減算器41と第2の遅延回路(1HDLY)4
2と第1の加算器40とリミッタ25と第1の係数回路29と
で構成された帰還形くし形フィルタに供給される。この
係数回路29は、遅延回路(1HDLY)20とLPF22と検出器23
とで構成された非H相関検出手段から出力する2H分のパ
ルス幅であり階段状のパルス形状である非H相関検出信
号により、係数K1が可変される。
端子19から入力する輝度信号aと搬送色信号dとに相関
がある場合、輝度信号の垂直輪郭信号c(第4図
(B))にて帰還係数K1が零とされ、1H目では従来装置
と同様に非帰還形くし形フィルタとされる。次に2H目に
おいて、加算器40の出力信号pはリミッタ25にて振幅制
限されて信号q(第4図(E))とされ、係数回路29に
て係数K1を乗じられて小さな信号r(第4図(F))と
されて第2の減算器41の反転入力端子に入力され、この
減算器41の非反転入力端子に入力されている信号o(第
4図(C))から減算されて信号s(第4図(G))と
されて出力端子18より取り出される。
垂直輪郭部において帰還形くし形フィルタが非帰還形に
変えられるために、出力信号sは垂直色にじみが少しし
か生じない。
一方、輝度信号aと搬送色信号dとに相関がなかった場
合においては、垂直輪郭部でH相関検出信号が生じず、
係数回路29の係数K1が零にならないが、加算器40の出力
信号p′(第4図(C)′)はリミッタ25にて振幅制限
されて信号q′(第4図(D)′)とされ、その信号
q′が更に係数回路29にて係数K1を乗じられて小さな信
号r′(第4図(E)′)とされ、第2の減算器41にて
非帰還形くし形フィルタの出力信号o′(第4図
(B)′)から減算されて信号s′(第4図(F)′)
とされて出力端子18より取り出される。その結果、信号
o′に対する帰還量が少なくなり、垂直色にじみが少な
くなることとなる。
また、第2発明(第5図示)においては、1HDLY26の減
算器27で構成された非帰還形くし形フィルタにより隣接
トラック間クロストークが除去され、そのクロストーク
の除去された搬送色信号dは、アッテネータ28でレベル
減衰された後、帰還くし形フィルタに入力され、第2の
減算器41と第2の遅延回路(1HDLY)42と第1の加算器4
0とリミッタ25と第1の係数回路29の部分において、 (A)帰還作用によりノイズ低減すること、 (B)非H相関検出手段からの検出信号により第1の係
数回路29の係数K2を零に変えて非帰還形くし形フィルタ
とするため垂直色にじみを小さくすることができ、 (C)更に、帰還路にリミッタ25を有して帰還量を非常
に減少させたために、輝度信号aと搬送色信号dとに相
関がない場合においても、垂直色にじみを小さくするこ
とができる。
これは第1発明と同じである。これに加えて、第1の係
数回路29の係数K2を乗じられた信号はまた、第2の係数
回路30に入力し、ここで更に係数K3を乗じられて、第3
の減算器43の反転入力端子に供給される。第3の減算器
43は非帰還形くし形フィルタの出力oから係数K3を乗じ
られた信号wを減算して、その減算した出力信号o″を
出力端子18より出力する。この出力された搬送色信号は
垂直色にじみが常に生じず、ノイズも非常に低減されて
いる。
実施例 第1図は帰還形くし形フイルタのブロツク系統図を示
し、同図中、第11図と同一構成部分には同一番号を付し
てその説明を省略する。同図において、減算器13,17、1
HDLY14、加算器15、リミツタ(LIM)25、係数回路16に
て帰還形くし形フイルタが形成されている。ここで、リ
ミツタ25が設けられていなければ、従来回路と同様に、
垂直解像度の劣化は輝度信号の垂直輪郭信号により改善
されるだけにすぎない。
1HDLY14、加算器15は垂直方向にみた高域フイルタを形
成しているので、加算器15の出力よりノイズ成分を含ま
れた搬送色信号の垂直輪郭信号g(第2図(B))が取
出される。信号gはリミツタ25にて最大振幅の10%のリ
ミツタレベルS(≪1)で振幅制限されて信号h(同図
(C))とされ、係数回路16にて係数K1を乗じられて信
号i(同図(D))とされる。つまり、帰還ループの帰
還係数K0はK1・Sとなり、従来装置のそれに比して小と
される。これにより、従来装置による第12図(E)′に
示す帰還路の信号e′に比してその振幅を更に小にし得
る。
信号iは減算器13の反転入力端子に入力されて、端子12
より減算器13の反転入力端子に入力されている信号d
(同図(A))から減算されて信号j(同図(E))と
され、1HDLY14にて信号k(同図(F))とされ、減算
器17にて信号jから減算され、アツテネータ24を介して
信号l(同図(G))とされて出力端子18より取出され
る。同図(G)より明らかな如く、搬送色信号の色にじ
みを従来装置に比して小にでき、両質を向上し得る。
これは、リミツタ25によつて帰還係数がK1からK1・Sと
非常に小さくされ、帰還形くし形フイルタ(垂直方向の
低域フイルタ)の遮断周波数が高くされて信号に対する
追従性が向上するためである。
第3図は本発明装置の第1実施例のブロック系統図を示
し、同図中、第1図と同一構成部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。このものは、帰還形くし形フィ
ルタの前段に、第1の遅延回路である1HDLY26と、1HDLY
26の出力が反転入力端子に入力され、端子12よりの搬送
色信号が非反転入力端子に入力されてなる第1の減算器
27にて構成された非帰還形くし形フィルタが設けられ、
このフィルタにて、隣接トラック間クロストークを除去
した後、クロストークを除去された搬送色信号を更に帰
還形くし形フィルタにてノイズ成分を低減するものであ
る。第2の減算器41,第2の遅延回路である1HDLY42,第
1の加算器40,リミッタ25,第1の係数回路29にて帰還形
くし形フィルタが構成され、このフイルタによるノイズ
低減効果は となる。
先ず、輝度信号と搬送色信号とに相関がある場合、輝度
信号の垂直輪郭信号c(第4図(B))にて帰還係数K1
が零とされ、1H目では従来装置と同様に非帰還形くし形
フイルタとされる。次に2H目において、第1の加算器40
の出力信号pはリミツタ25にて振幅制御されて信号q
(同図(E))とされ、第1の係数回路29にて係数K1
乗じられて信号r(同図(F))とされて第2の減算器
41の反転入力端子に入力され、アッテネータ28から第2
の減算器41の非反転入力端子に入力されている信号o
(同図(C))から減算されて信号s(同図(G))と
されて出力端子18より取出される。
この場合、リミッタ25はその働きをしないし、使用する
必要はない。そして、従来のように、垂直輪郭部におい
ても帰還を行うと垂直色にじみ生じてしまうが、前記の
如く、垂直輪郭部において、帰還を零とすると、第11図
に示す従来装置に比して垂直色にじみを小にでき、画質
を向上し得る。
一方、輝度信号と搬送色信号とに相関がない場合、第1
の加算器40より取出された信号p′(第4図(C)′)
はリミツタ25にて振幅制限されて信号q′(同図
(D)′)とされ、第1係数回路29にて係数K1を乗じら
れて信号r′(同図(E)′)とされ、第2の減算器41
にて信号o′(同図(B)′)から減算されて信号s′
(同図(F)′)とされて出力端子18より取出される。
この場合も第11図に示す従来装置に比して垂直色にじみ
を小にでき、画質を向上し得る。
第5図は本発明装置の第2実施例のブロツク系統図を示
し、同図中、第1図及び第3図と同一構成部分には同一
番号を付してその説明を省略する。このものも、第1実
施例のものと同様に、1HDLY26、第1の減算器27にて構
成されたフィルタにて隣接トラック間クロストーク除去
された搬送色信号を更にノイズ成分低減するものであ
る。第2の減算器41,第3の減算器43,1HDLY42,第1の加
算器40,リミッタ25,第1の係数回路29,第2の係数回路3
0にて帰還形くし形フィルタが構成されている。
この場合、帰還形くし形フイルタの遮断を鋭くするに
は、第1の係数回路29の係数をK2、第2の係数回路30の
係数をK3とすると、 に設定すればよく、ノイズ低減効果は (dB)となる。なお、この場合、第1の係数回路29の係
数K2を余り大にしないでもSN比改善効果を向上し得る。
又、係数K2,K3の関係を、 にすることにより帰還形くし形フイルタの遮断の鋭さを
抑え得、デイテールの低下を抑え得る。
第6図は第5図示又は第3図示の輝度信号系の非H相関
検出回路の詳細なブロツク系統図、第7図はその一部具
体的回路図を示す。輝度信号と搬送色信号とに相関があ
る場合、端子19に入来した輝度信号a(第8図(A))
は第2の加算器31、第3の遅延回路である1HDLY45、係
数回路32,33、第4の減算器44にて構成される帰還形く
し形フイルタ(垂直方向のLPFとして動作)により信号
t(同図(B))とされ、第7図示の抵抗R、コンデン
サCよりなるLPF、トランジスタQ1,Q2よりなる差動アン
プ等を介して可変抵抗VR1に供給されてここに設定され
ている閾値レベルL1,L2第1の係数回路29の係数K2が零
となるレベル)を以てレベル制限され、トランジスタ
Q3,Q4よりなる全波検波器にて波形成形されて信号x
(同図(C))とされ、第1の係数回路29に供給され
る。
なお、係数回路33はレベル補正用であり、その係数は、
係数回路32の係数をK4とすると(1−K4)である。輝度
信号系のH相関検出回路の出力は2H分あるので、搬送色
信号のよりシャープな立上がり形状を得ることができ
る。
第5図の動作は次のように動作する。
第1の遅延回路である1HDLY26と第1の減算器27で構成
された非帰還形くし形フィルタを用いて隣接トラック間
クロストークが除去された搬送色信号dは、アッテネー
タ28でレベル減衰された後、この信号oは帰還形くし形
フィルタを構成している第2の減算器41の非反転入力端
子、第1の加算器40の一方の入力端子、第3の減算器43
の非反転入力端子に夫々供給される。
第1の係数回路29は、1HDLY20とLPF22と検出器23とで構
成された非H相関検出手段から出力する2H分のパルス幅
であり階段状のパルス形状である非H相関検出信号によ
り、係数K2が可変される。また第2の係数回路30の係数
をK3とすると、例えば、K3=(1+K2)/2K2となり、
係数K2を乗算した信号にこの係数K3を乗算した信号が第
3の減算器43の反転入力端子に供給される。
端子19から入力する輝度信号aと搬送色信号dとに相関
がある場合、輝度信号の垂直輪郭検出信号x(第8図
(C))にて帰還係数K2が零とされ、1H目では従来装置
と同様に非帰還形くし形フィルタとされる。次に2H目に
おいて、第1の加算器40の出力信号uはリミッタ25にて
振幅制限されて信号v(第8図(G))とされ、第1の
係数回路29にて係数K2を乗じられて信号w(第8図
(H))とされて第2の減算器41の反転入力端子及び第
2の係数回路30に出力される。第2の減算器41の反転入
力端子に入力した信号wは第2の減算器41の非反転入力
端子に入力されている信号o(第8図(E))から減算
された信号s(第4図(G)と同様)を第2の遅延回路
である1HDLY42に出力される。また、第2の係数回路30
に入力した信号wはここで係数K3を乗じられた信号w′
として第3の減算器43の反転入力端子に供給される。第
3の減算器43は非帰還形くし形フィルタの出力から係数
K3を乗じられた出力信号を減算して得た出力信号o″は
出力端子18より取り出される。
一方、輝度信号aと搬送色信号dとに相関がない場合、
第1の加算器40の出力である信号uはリミッタ25にて振
幅制限されて信号vとされ、第1の係数回路29にて係数
K2を乗じられて信号wとされて第2の減算器41の反転入
力端子及び第2の係数回路30に出力される。第2の減算
器41の反転入力端子に入力した信号wは第2の減算器41
の非反転入力端子に入力されている信号o′(第8図
(E))から減算された信号s′(第4図(F)′と同
様)を第2の遅延回路である1HDLY42に出力される。ま
た、第2の係数回路30に入力した信号wはここで係数K3
を乗じられた信号w′として第3の減算器43の反転入力
端子に供給される。第3の減算器43は非帰還形くし形フ
ィルタの出力信号o′から係数K3を乗じられた信号w′
を減算して得た出力信号o″が出力端子18より取り出さ
れる。
なお、輝度信号系の非H相関検出回路では、従来、1ラ
イン加算形のH相関ノイズキヤンセラや帰還形くし形フ
イルタによる輝度信号ノイズ低減回路が既に設けられて
いるVTRが多いので、ノイズキヤンセラの1HDLYを兼用す
ることも可能である。
又、2H分の非H相関検出信号を得る手段としては第6図
示の回路に限定されるものではなく、他の1個の1HDLY
による帰還形くし形フイルタによるものや、第9図示の
如く、2個の1HDLY20a,20bの縦続接続を用いてもよい。
又、第6図示のLPF22はなくてもよい。
又、第5図示及び第6図示の検出器23は、輝度信号と搬
送色信号との相関ありの場合にスイツチング動作により
第1の係数回路29の係数K2を零にするように構成しても
よい。
又、第5図において、第1の係数回路29は加算器15とリ
ミツタ25との間に接続してもよい。
又、本発明装置はNTSC方式に限定されるものではなく、
例えばPAL方式についても同様に適用し得る。
発明の効果 本発明装置は、帰還形くし形フィルタの前段に非帰還形
くし形フィルタを備えているから、この非帰還形くし形
フィルタにより帰還形くし形フィルタに供給される搬送
色信号は前もって隣接トラック間のクロストークは除去
されており、そのために、この帰還形くし形フィルタの
出力は前もってクロストーク除去されない搬送色信号が
直接入力されるものに比較して、一段とノイズ低減され
た搬送色信号を得ることができる。
また、この帰還形くし形フィルタはその帰還路に第1の
係数回路と直列接続されるリミッタ25を備えているか
ら、輝度信号と搬送色信号との間に相関がない場合にも
帰還量を更に小にすることができて、この帰還形くし形
フィルタから輝度信号と搬送色信号との相関に関係なく
常時、垂直色滲みが更に低減された搬送色信号を出力す
ることができる。
更に、2H分のパルス幅であり、階段状のパルス形状であ
る非H相関検出信号を用いているので、搬送色信号の垂
直輪郭部においてよりシャープな立上がり形状が得られ
る。
これにより、本発明装置は一段とノイズ低減され、垂直
色滲みが更に低減された高品質な再生画像を得ることが
できる効果がある。
また、帰還形くし形フィルタの後段に更に第2の係数回
路30と第3の減算器43とを接続した搬送色信号再生装置
においては、上記効果に加えて、この構成により、ノイ
ズ低減効果を良好に保ちながら第1の係数回路29の係数
に基づいて第2の係数回路30の係数を変えて帰還型くし
型フィルタの遮断特性の鋭さを可変できる。また、係数
K3をK3=(1+K2)/2K2に設定することにより、ノイ
ズ低減効果を更に大きくでき、第1の係数回路29の係数
K2を余り大にしないでもS/Nが改善され一段と高品質
な再生画像を得ることができる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は帰還形くし形フィルタのブロック系
統図及びその信号波形図、第3図及び第4図は本発明装
置の第1実施例のブロック系統図及びその信号波形図、
第5図は本発明装置の第2実施例のブロック系統図、第
6図は第5図示又は第3図示の非H相関検出回路のブロ
ック系統図、第7図は非H相関検出回路の一部具体的回
路図、第8図は第6図示の回路を用いた本発明装置の第
2実施例の信号波形図、第9図は非H相関検出回路の他
の実施例のブロック系統図、第10図は一般の映像信号再
生装置の一例をVTRに適用したブロック系統図、第11図
及び第12図は従来装置の一例のブロック系統図及びその
信号波形図である。 12……搬送色信号入力端子、 13,17,21……減算器、 14……遅延回路、 15……加算器、 16……係数回路、 18……出力端子、 19……輝度信号入力端子、 20a,20b……第4,第5の遅延回路、 22……低域フィルタ、 23……検出器、 24……アッテネータ、 25……リミッタ、 26,42,45……第1,第2,第3の遅延回路、 27,41,43,44……第1,第2,第3,第4の減算器、 28……アッテネータ、 29,30,32,33……第1,第2,第3,第4の係数回路、 31,40……第2,第1の加算器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生された映像信号を分離して得た搬送信
    号を1H遅延する第1の遅延回路26と、この第1の遅延回
    路26の出力が供給される反転入力端子と前記搬送色信号
    が供給される非反転入力端子とを備える第1の減算器27
    とを有する非帰還形くし形フィルタと、 前記非帰還形くし形フィルタの出力が供給される非反転
    入力端子と反転入力端子とを備える第2の減算器41と、
    この第2の減算器41の出力を1H遅延する第2の遅延回路
    42と、この第2の遅延回路42の出力と前記非帰還形くし
    形フィルタの出力とを加算する第1の加算器40と、この
    第1の加算器40の出力側と前記第2の減算器41の反転入
    力端子間の帰還路に直列接続されるリミッタ25と係数可
    変の第1の係数回路29とを有し、前記第2の減算器41の
    出力側が垂直色にじみが除去された搬送色信号の出力端
    子18に接続されている帰還形くし形フィルタと、 前記映像信号を分離して得た輝度信号における非H相関
    を検出して、非H相関検出時に2H分のパルス幅であり階
    段状のパルス形状である非H相関検出信号を前記第1の
    係数回路29に供給し、その係数を零に低減させる非H相
    関検出手段とを有し、 リミッタ25により帰還量が振幅制限されて、輝度信号と
    搬送信号に相関がなくても、垂直色にじみを除去される
    ことを特徴とする搬送色信号再生装置。
  2. 【請求項2】再生された映像信号を分離して得た搬送色
    信号を1H遅延する第1の遅延回路26と、この第1の遅延
    回路26の出力が供給される反転入力端子と前記搬送色信
    号が供給される非反転入力端子とを備える第1の減算器
    27とを有する非帰還形くし形フィルタと、 前記非帰還形くし形フィルタの出力が供給される非反転
    入力端子と反転入力端子とを備える第2の減算器41と、
    この第2の減算器41の出力を1H遅延する第2の遅延回路
    42と、この第2の遅延回路42の出力と前記非帰還形くし
    形フィルタの出力とを加算する第1の加算器40と、この
    第1の加算器40の出力側と前記第2の減算器41の反転入
    力端子間の帰還路に直列接続されるリミッタ25と係数可
    変の第1の係数回路29と、前記第2の減算器41の反転入
    力端子に一端が接続された第2の係数回路30と、この第
    2の係数回路30の他端に接続される反転入力端子と前記
    第2の減算器41の非反転入力端子に接続される非反転入
    力端子とを備える第3の減算器43とを有し、前記第3の
    減算器43の出力側が垂直色にじみの除去された搬送色信
    号の出力端子18に接続されている帰還形くし形フィルタ
    と、 前記映像信号を分離して得た輝度信号における非H相関
    を検出して、非H相関時、2H分のパルス幅であり階段状
    のパルス形状である非H相関検出信号を前記第1の係数
    回路29に供給し、その係数を零に低減させる非H相関検
    出手段とを有し、前記リミッタ25により帰還量が振幅制
    限されて輝度信号と搬送信号とに相関がなくても垂直色
    にじみを除去し、かつ、さらにノイズ低減されることを
    特徴とする搬送色信号再生装置。
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