JPS60243872A - 磁気再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、磁気再生装置に関するものである。

〔従来技術〕

第１図は、磁気ディスク装置等で、従来っかわれている
、二種類の低減フィルタをもちいる磁気再生装置のブロ
ック図である。

低域フィルタを二種類もちいる理由は、磁気再生装置の
性能を向上できるからである。周波数帯域の異なる、ふ
たつの低域フィルタ４．５をつかりことによりて、■記
録密度が低いところで、再生波形に生じやすい不要なビ
ー２をと９のぞく仁とと■記録密度が高いところで、再
生波形のピークシフト−波形干渉のため釦、となルあう
ピークの間隔が、大きくなること−を小さくする仁とが
、できる。その結果、磁気再生装置の性能は向上する。

第１図の動作を説明する。

磁気ヘッド１で検出された再生信号は、増幅器２で増幅
される。微分器８は、増幅器２の出力信号を微分する。

微分器８の出力は、低減フィルタ４と５とに入力されて
、不要な高域成分がと多のぞかれる。低域フィルタ４と
５の出力信号は、それぞれ、第１比較器と第２比較器と
に入力される。

論理回路８は、比較器の出力信号をうけて、記録媒体上
に記録されているディジタルデータを再生する。再生さ
れたディジタルデータが、リードデータ９である。低域
フィルタ５は、低域フィルタ４にくらべて、周波数帯域
が狭いと仮定する。そのとき、一般に論理回路８は、記
録密度が低いところでは、比較器７の出力信号８ｄから
リードデータ９をつくル、逆に記録密度の高いところで
は、比較器６の出力信号８Ｃからリードデータ９をつく
るのである。

第１図の欠点は、低域フィルタから、比較器がうけとる
信号の振幅が、十分大きくとれないことである。

その理由は、つぎのとおルである。

比較器が受けとる信号は、零レベルをよこぎるときの傾
きが、大きいほどのぞましい、零レベルをよこぎると、
比較器の出力は、反転し、再生信号のピークが検出され
る。そのために１外部から比較器の入力に雑音がくわわ
りた場合、零レベルをよこぎるときの傾きは、大きいほ
ど、再生信号のピークが正確に検出できるからである。

いいかえれば、いわゆるジッタが少なくなるからである
。

比較器６が、低域フィルタ４から受けとる信号をＢｂ、
ｓｂとするｉ′信号８ｂとｓｂの振幅を大きくするため
には、微分器８の出力信号８α、８αの振幅を大きくし
なければならない、しかし、通常の微分器の出力信号１
１は、振幅があるレベルをこえると、飽和して、歪みが
生じる。第２図で、１１は、飽和したときの微分器８の
出力信号であり、１２は、そのときの低域フィルタ４の
出力信号である。一方、１０は、微分器８の出力信号が
飽和していないときの低域フィルタ４の出力信号である
。

飽和したときの微分器の出力信号の振幅をＡであられし
ている。

微分器８の出力信号は、飽和したときと飽和しないとき
とで、零レベルをよこぎる点の間隔−たとえば、Ｔｏ−
は、おなじである。

ところが、微分器８の出力信号が飽和し泥ときと飽和し
ないときとで、低域フィルタ４の出力信号は、零レベル
をよとざる点の間隔−たとえば、Ｔ２とＴ′！−が、異
なるので６．ｂ。低域フィルタ４の出力信号が、零ジベ
ルをよこぎる点の間隔は、微分器８の出力信号が飽和し
ていないときに正しい値となり、飽和しているときには
、その値にくらべて、一般に大きくなるのである。

したがって、第１図の構成で、磁気再生装置を設計する
場合には、微分器の出力が飽和しないようにし力ければ
ならない。ところが、磁気ヘッドで検出する信号の振幅
、増幅器、微分器の利得などは、バラツキが大きいので
設計がむずかしい。

通常は、微分器の出力信号の振幅の平均な値が、飽和レ
ベルの数分の−になるように設計せざるをえない。

？−Ａ＼な−１，＋紳呂雀低域フィルタから受けとる信
号が、零レベルをよこぎるときの傾きは、十分大きくす
ることができない。その結果、外部からの雑音による影
響をうけやすいのでアル。

以上まとめると、第１図の欠点は、■外部からの雑音に
よる影響をうけやすい■利得の設計がむずかしい−のふ
たつである。

〔目的〕

本発明は、この問題を解決するためのものである。

その目的は、磁気再生装置において、外部からの雑音に
よる影響をうけＫ＜＜させることと、利得の設計を簡単
にすることである。

〔概要〕

本発明による磁気再生装置は、磁気ヘッドが読みとった
信号は、増幅器に入力され、増幅されて該増幅器の出力
信号は、低域フィルタに入力され、該低域フィルタの出
力信号は、第１微分器と、微分器としてはたらく周波数
帯域が該第１微分器にくらべて狭い第２微分器とに入力
され、該第１微分器の出力信号と該第２微分器の出力信
号とは、それぞれ、第１比較器と第２比較器とに入力さ
れ、論理回路は、該第１比較器の出力信号と該第２比較
器の出力信号とをうけて、磁気記録媒体に記録されてい
るディジタルデータを再生することを特徴とする。

〔実施例〕

以下、実施例にもとづいて、本発明の詳細な説明する。

第８図は、本発明による磁気再生装置の実施例である。

第１図とちがって、第８図では、低域フィルタがひとつ
でわり、微分器がふたつである。低域フィルタは、微分
回路の前段にある。

第８図の動作を説明する。

磁気ヘッド１で読みだされた信号は、増幅器２で増幅さ
れる。低域フィルタ１３は、増幅器２の出力信号をうけ
て、不要な高域雑音をとシのそく。

第１微分器１４と第２微分器１５とは、低域フィルタ１
３の出力信号を微分して、それぞれ第１比較器６と第２
比較器７とに出力する。論理回路８は、第１比較器の出
力信号と第２比較器の出力信号とをうけて、リードデー
タ９を出力する。

第２微分器は、微分器としてはたらく周波数帯域が、第
１比較器にくらべて狭い。したがって、第８図は、第１
図と基本的におなし動作である。

第８図のすぐれている点は、比較器が受けとる微分器の
出力信号の振幅を、回路が許容する最大のレベルまで大
きくすることができることである。

べつのいいがたをすれば、微分器の出力信号が零レベル
をよこぎる点の傾きを最大にできるのである。

第４図を用いて、その理由を説明する。

１７と１８とは、いずれも第１微分器の出力信号である
。１７が飽和していないときの出力信号であり、１８が
飽和しているときの出力信号である。微分器出力が零レ
ベルをよこぎる点の間隔は、出力が飽和しているときと
、飽和していないときとで、おなしである。たとえば、
第８図で、Ｔ３と７４とは等しい。

したがって、第１図とはちがって、第８図では、微分器
の出力を飽和させても悪い影響がない。

すなわち、第８図では、比較器の受けとる信号が零レベ
ルをよこぎるときの傾きを、第１図にくらべて大きくさ
せることができる。そのおかげで第８図社第１図にくら
べて、比較器の入力に外部からはいる雑音の影響をうけ
にくくなる。

また、第８図において、増幅器の利得と微分回路の利得
とは、磁気ヘッドが読みだした再生信号の振幅のバラツ
キやその他のバラツキをふくめても、つねに微分回路の
出力が飽和しているように十分大きくしておけばよい。

だから、利得の設計は、第１図にくらべてやさしい。

第５図は、第８図の第１微分器１４と第２微分器１５と
の具体的回路の例である。Ｒ１とＣ，とは、第１微分器
の利得と、微分器としてはたらく周波数帯域とをきめる
。定性的に説明すれば、Ｒ１が小さく、ＣＩが大きいほ
ど利得は、大きい。周波数帯域は、およそＲ１と０１と
の積に反比例する。

Ｒ２，＋Ｃ２と第２比較器とについてもおなしである。

Ｒ２とＣ２との積が、Ｒ１とＣ１との積にくらべて、小
さくなるようにすることによって、微分器としてはたら
く周波数帯域は、第２微分器のほうが小さくなる。

第６図は、第８図の具体例でおる。

〔効果〕

本発明は、磁気再生装置において、磁気ヘッドが読みと
った信号は、増幅されたのちに、低域フィルタに入力さ
れ、該低域フィルタの出力信号は、第１微分器と、微分
器としてはたらく周波数帯域が該第１微分器にくらべて
狭い第２微分器とに入力され、該第１微分器の出力信号
と該第２微分器の出力信号とは、それぞれ第１比較器と
第２比、較器とに入力され、論理回路は、該第１比較器
と該第２比較器の出力信号とをう、けて、磁気記録媒体
上に記録されているディジタルデータを再生するように
構成した。そのため、ふたつの比較器が微分器からうけ
とる信号は、飽和してもさしつかえなく、かつ、零レベ
ルをよこぎるときの傾きを、従来にくらべて、大きくさ
せることができる。

したがって、本発明による磁気再生装置は、■比較器の
入力端に外部からくわわる雑音の影響をうけにくい、ま
た■従来にくらべて、増幅器の利得と微分器の利得の設
計が、簡単になる−などのすぐれた特徴をもっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の磁気再生装置のブロック図である。 第２図は、第１図の低域フィルタと微分器の出力信号の
波形説明図である。 第３図は、本発明による磁気再生装置のブロック図であ
る。 第４図は、第８図の微分器の出力信号の波形説明図であ
る。 第５図は、第８図の微分器の回路例である。 第６図は、第８図会体の回路例である。 １・・・磁気ヘッド ２・・・増幅器 ８　、１４　、１５・魯・微分器 ４　、５　、１３・・・低域フィルタ ６．７・・・比較器 ８・・・論理回路 以　上 出願人　株式会社諏訪鞘工舎 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気記録媒体に記録されているディジタルデータを読み
   だす磁気再生装置において、磁気ヘッドと、増幅器と、
   低域フィルタと、第１微分器と、微分器としてはたらく
   周波数帯域が該第１微分器にくらべて狭い第２微分器と
   、第１比較器と、第２比較器と、論理回路とから構成さ
   れ、該磁気ヘッドが読みとった信号は、該増幅器に入力
   され、増幅されて、該増幅器の出力信号は、該低域フィ
   ルタに入力され、該低域フィルタの出力信号は、該第１
   微分器と該第２微分器とに入力され、該第１微分器の出
   力信号と該第２微分器の出力信号とは、それぞれ、該第
   １比較器と該第２比較器とに入力され、該論理回路は、
   該第１比較器の出力信号と該第２比較器の出力信号とを
   うけて、該ディジタルデータを再生することを特徴とす
   る磁気再生装置。