JP2675018B2 - デジタル信号の磁気記録方法 - Google Patents

デジタル信号の磁気記録方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デイジタル信号を磁気記録媒体に記録する
ための、記録波形の補償方法に関する。 〔従来の技術〕 デイジタル信号を磁気テープや磁気デイスクに記録す
る場合、時系列で与えられる“1"または“0"の情報に対
応した電流で磁気ヘツドを駆動し、磁気媒体に磁化パタ
ーンを形成する。記録信号としてはこれまでNRZ,NRZI,M
FM信号など種々の方式が提案されているが、以下ではこ
の中の最小、及び最大反転間隔が制限されたデジタル信
号(MFM,Miller2など)を例に記録再生方法を述べる。 従来のデイジタル信号の記録方法では、磁気ヘツドの
記録電流波形としては矩形波が使用されている。第3図
にその1例としてMFM信号の記録再生信号波形を示す。
第3図(a)は“010110"パターンの記録電流波形、
(b)はテープ上の磁化パターン、(c)は再生信号波
形を示したものである。信号の再生は、磁気ホツドのギ
ヤツプ部を通る磁束変化の検出で行うため、データの変
化点の微分値が信号として再生される。また、高周波成
分は記録減磁やギヤツプロスなどの影響で小さくなるた
め、再生信号波形としては(c)のようにエツジ部で山
形となる信号が再生される。つまり、記録再生系の周波
数特性は第4図に示すように低周波領域と高周波領域で
小さくなる特性を示す。 磁気テープや磁気デイスクの再生装置では、この信号
から元の信号を復元する方法としていくつかの方法で提
案されている。1つは第3図(c)に示すように判定レ
ベル±Vtを基準として“1"と“0"の変化点を検出する方
法で、振幅検出法と呼ばれる。また(d)のように再生
信号を微分した後、ゼロクロス点を検出するピーク検出
法がある。これらの方法では、主に高周波成分に対する
補償を行つたのち信号を識別する。 もう1つは(c)の信号を積分し、(e)のよう元の
記録信号波形を再現した後に“1"と“0"を識別する方法
であり、積分検出法と呼ばれる。この場合には高周波成
分と低周波成分の両方を補償する必要がある。 積分検出法は振幅検出法、ピーク検出法に比較して、
信号対雑音比(S/N)が高いという利点があり、以下で
はこの積分検出法を使用する再生装置に関して述べる。 さて再生パルス波形としては、隣合うビツト周期の位
置でお互いの波形が干渉しないように波形を等化する必
要がある。(ナスキスト条件)。しかし、記録密度が大
きくなるほど記録減磁などの非線形歪の影響が大きくな
り、再生回路のみでこれを補償することは困難となる。
このため、特に高周波領域の信号に関しては記録電流波
形を補償する方法が提案されている(特公昭55−4092
1)。これは第5図(b)(c)などに示すように、電
流反転部の電流をこれ以外の部分より大きくするもので
あり、隣接ビツトの影響を少なくする上で非常に有効な
方法となつている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、積分検出方式の場合には、信号の高周波成分
だけではなく低周波成分も補償しなければならない。こ
のため低周波領域では周波数に逆比例して雑音が増大
し、総合的なS/Nを悪化させるという問題がある。ま
た、低周波成分の補償が不足するとサグが発生し、第3
図(f)に示すように識別点でのマージンが低下する。
この問題に対しては再生側で一旦識別した後、識別信号
の低周波成分を抽出し、これを使つて補償するという方
法が提案されている(特公昭57−26458)。しかし、こ
の方法では最初に誤つた識別を行なうと誤りが増加する
という問題や、回路が複雑になるなどの問題があつた。 さらに、記録信号の直流成分を除去するため、Miller
2、ZMなど各種の変調方式が考案されているが、これら
の方法では回路規模が増加するという問題や、低周波成
分を完全には除去できないという問題があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明では、磁気テープ上の深さ方向の磁化パターン
が、周波数によつて変化する点を利用し、記録波形の補
償を行う。このため、記録信号の低周波成分を強調して
磁気媒体に記録する。これによりデジタル信号を高周波
バイアス信号として低周波成分を強調した磁気記録が可
能となり、再生回路を大幅に簡素化することができる。 〔作用〕 第6図は磁気テープ5に記録される磁化パターンの1
例を概念的に示したもので、ベース52上に塗布された磁
性層51にデジタル信号55,56…が記録される。低周波の
信号55は磁性層51の深層まで記録され、高周波の信号56
は磁性層51の浅い層のみに記録される。 第7図に記録電流と再生信号レベルの1例を示すが、
記録波長が長い低周波信号Lは、記録電流の増加に対し
て飽和特性を示す。しかし短波長となる高周波信号Hで
は記録電流に対しては極大値を持ち、一定の電流値1m以
上では再生信号レベルが低下する特性となる。すなわち
最適な記録電流Lmが存在する。従つてデジタル記録で
は、最高記録周波数に対して最適な記録電流を設定して
信号を記録する。 このためデジタル信号を記録再生する場合、低周波信
号に対しては記録電流は最適化されずに記録されてい
た。 本発明では、デジタル信号を高周波バイアス信号とし
て、低周波成分を強調して記録を行う。これにより記録
再生で発生する低周波成分の低下の補償と、非線形な特
性の影響を低減することができ、再生回路を簡素化する
ことができる。 〔実施例〕 以下、本発明の1実施例を第1図を用いて説明する。
入力端子1に入力されたデイジタル信号は低域強調回路
2と記録アンプ3に入力される。低域強調回路2では、
最大反転間隔に対応する周波数以下の信号成分をカツト
オフ周波数の低減濾波器(LPF)で抽出する。この
回路の出力信号2aと元の入力データ1aを加算器3で加算
し、磁気ヘツド4により磁気テープ5に記録する。 この結果、デジタル信号を高周波バイアス信号とし
て、低周波成分を強調した記録を実現することができ
る。 第2図にこの回路の総合的な周波数特性を示す。低域
濾波器のカツトオフ周波数を、ゲインをAとする
と、図のような低域成分が強調された周波数特性とな
る。この出力信号を記録アンプ3により電流に変換し、
磁気ヘツド4を使つて磁気テープ5に記録する。記録ア
ンプ3としては例えばトランジスターのコレクターを磁
気ヘツド4を接続して出力電流をとるタイプにすればよ
い。 なお、極端に低い周波数まで低域を補償すると、低域
成分のみが過度に増幅され、デジタル信号の記録に悪影
響を及ぼすことがある。したがつて、低域のカツトオフ
周波数は最高記録周波数の数十分の1から100分の
1程度に設定すればよい。ただし、ロータリートランス
などの低周波遮断特性の系を通す場合、低域のカツトオ
フ周波数を更に下げてもよい。 第8図に本発明の第2の実施例を示す。この回路は、
C,R1,R2で構成される。この回路はラグリードフイルタ
とよばれ、第2図に示すように、カツトオフ周波数
からまでの周波数がオクターブ6dBで低下し、これ
以外の周波数では平坦な特性となる。ここで、2つのカ
ツトオフ周波数1,は次式で計算できる。 =1/(2πCR2 =1/(2πC(R1+R2)) 第10図(a)に従来の記録電流波形を、(b)に本発
明による記録電流波形を示す。本発明では、(b)に示
すように、記録データの低周波成分を抽出し、この信号
を元の波形に重畳した形で信号を記録する。(c)は理
想的な再生波形であり、(d)は従来方式による平坦な
記録電流波形の記録を行い、再生側で低周波成分の補償
を小さくした場合の再生波形を示す。このように、
(d)ではサグが発生するため識別点のマージンが不足
し、誤りが発生しやすくなる。 これに対して(e)は、本発明による再生信号波形を
示したものである。低周波数成分を抽出し、これを利用
して記録電流の低周波成分を強調して記録する。再生側
では、低周波成分の補償を少なくしても、サグがほとん
ど発生しない理想的な再生波形が得られる。 本発明の別の実施例を第9図に示す。この回路ではデ
イジタル処理で低域の信号を強調する。入力端子1に入
力された信号はアツプダウンカウンター回路22に入力さ
れ、“1"と“0"の数の差が計数される。例えば“1"が入
力された場合にはカウントアツプ、“0"が入力された場
合にはカウントダウンする。したがつて、アツプダウン
カウンター回路22からは“1"と“0"の計数の差の信号が
出力される。これをD/A変換器23でアナログ信号に変換
したのち、記録アンプ3で元の信号と加算して出力す
る。この場合の記録電流波形を第11図(b)、(c)に
示す。この例では一定周期(例えば同期パターン毎)に
カウンターをリセツトするものとする。また、アツプタ
ウンカウンター回路22の計数としては一定の範囲を設定
し、この範囲以内に制限することにより極端なレベルの
シフトを防ぐことが出来る。 また、第12図は“1"と“0"の変化点でカウンター値を
リセツトした場合の信号波形図である。データの変化点
p,qでカウンターを一定値にリセツトすることにより変
換点の信号を強調して記録する。これにより高域信号を
強調した記録を実現することが出来る。 第13図は従来の高域強調と本発明による低域強調を同
時に実現するためのアナログ回路の例を示す。容量C1
抵抗R1により高域強調特性を実現する。この回路で得ら
れる波形を第14図に示す。出力データ(b)のr点は高
域が強調された点で、s点は低域が強調された点を示
す。 〔発明の効果〕 本発明によれば、デジタル信号を記録再生する方式に
おいて、元のデジタル信号を高周波バイアスとして、低
周波成分を強調して記録し、再生回路では低周波成分に
対する補償量を小さくすることにより、低周波領域の雑
音を増加させずに信号を再生することができる。また、
磁気記録媒体の厚さや記録電流量によつて、再生波形が
非線形に変化することに起因する波形劣化を低減するこ
とができ、誤りの発生を大幅に低減することができる。 本発明は、特に最大及び最小反転間隔の差が小さいMF
M,Miller2変調方式などに適しているが、これ以外の変
調方式にも適用できることはいうまでもない。たとえば
NRZ信号の最大反転間隔を制限する変調方式(8−10変
換)の場合や、画像の相関を利用して平均的に最大反転
間隔を制限する変調方式(特開昭53−114412)などに適
用しても大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2図は
本発明による記録電流の周波数特性を示す図、第3図は
記録再生回路の信号波形図、第4図は磁気記録再生系の
周波数特性を示す図、第5図は高周波成分を補償した記
録電流波形図、第6図は磁気テープ状の磁化パターンを
示す図、第7図は記録電流と再生信号レベルを示す図、
第8図は本発明の第2の実施例、第9図は本発明の第3
の実施例、第10図は本発明による低域強調波形の例、第
11図は本発明によるデジタル処理波形の例、第12図は本
発明によるデジタル処理波形の例、第13図は本発明によ
る低域および高域増幅回路の1実施例、第14図は本発明
による低域および高域増幅回路の出力波形図である。 2……低域強調回路、3……記録アンプ、4……磁気ヘ
ツド、5……磁気テープ、22……アツプダウンカウンタ
回路、23……D/A変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 信数 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石井 裕丈 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 藤野 重秋 東京都小平市御幸町32番地 日立電子株 式会社小金井工場内

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.最大反転間隔が制限されたデジタル信号を磁気記録
    媒体へ記録する方法において、最大反転間隔に対応する
    周波数以下の信号成分を強調して記録することを特徴と
    するデジタル信号の磁気記録方法。 2.特許請求の範囲第1項において、最大反転間隔に対
    応する周波数以下の信号成分を抽出し、上記抽出信号成
    分に対して、周波数特性の補償を行ったのち、元の信号
    に重畳して記録することを特徴とするデジタル信号の磁
    気記録方法。 3.特許請求の範囲第1項において、ラグリードフィル
    ターにより最大反転間隔に対応する周波数以下の、第1
    の遮断周波数から第2の遮断周波数までの周波
    数特性を補償して記録することを特徴とするデジタル信
    号の磁気記録方法。 4.特許請求の範囲第1項において、“1"および“0"の
    数を計数し、この計数値の累積値の差をアナログ信号に
    変換した信号を、元のデジタル信号に重畳して記録する
    ことを特徴とするデジタル信号の磁気記録方法。 5.最小および最大反転間隔が制限されたデジタル信号
    を磁気記録媒体へ記録する方法において、最大反転間隔
    に対応する周波数以下の信号成分を強調し、最小反転間
    隔に対応する周波数付近の信号を強調して記録すること
    を特徴とするデジタル信号の磁気記録方法。
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