JPH04132604U - 垂直磁気記録再生装置の再生波形等化回路 - Google Patents

垂直磁気記録再生装置の再生波形等化回路

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JPH04132604U
JPH04132604U JP4634191U JP4634191U JPH04132604U JP H04132604 U JPH04132604 U JP H04132604U JP 4634191 U JP4634191 U JP 4634191U JP 4634191 U JP4634191 U JP 4634191U JP H04132604 U JPH04132604 U JP H04132604U
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達也 内藤
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クラリオン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リングヘッドと単層膜媒体を利用した垂直磁
気記録装置において、ダイパルス状波形におけるピーク
シフトを改善する。 【構成】 入力端子11からのデジタル記録の再生信号
を微分器12と減衰器13とに供給し、再生信号の微分
信号と減衰信号を得、これら信号を加算器14に加え
て、これら信号の減算を行い、その結果を等化回路出力
として出力端子15から取り出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リングヘッドと単層膜媒体により垂直磁気記録された所定のデジタ ル記録信号を再生する垂直磁気記録再生装置における再生波形等化回路に関する 。
【0002】
【従来の技術】
リングヘッドと単層膜媒体による垂直磁気記録では、その孤立再生波形は、記 録過程のヘッド磁界により、図4の(a)に示す、従来の長手記録の単峰形と異 なり、図4の(b)に示すような非対称なダイパルス状の波形となる。 このようなダイパルス状の波形を、長手記録のピーク検出方式でデータを再現 すると、前方に発生するサブパルスのピークを、ピークとして誤検出し、また、 波形干渉に基づくピークシフトにより、正しくデータを再現できない。
【0003】 そこで、その解決法として、図5に示すように、入力端子1からの再生波形信 号[図6(a)]を遅延器2で遅延した遅延波形信号[図6(b)]から、入力 端子1からの再生波形信号を減衰器3で所定レベル減衰した減衰波形信号[図6 (c)]を減衰器4で減算し、出力端子5から、再生波形の非対称性を補正して ゼロクロス検出を行い、正負のピークが揃った対称なダイパルス状の波形信号[ 図6(c)]を出力しようとするものである(電気通信学会技報MR84−54 ,「リングヘッド/Co−Cr単層膜の記録再生特性の検討」参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の回路では、低い記録密度でのピークシフトはある程度改善で きるが、遅延器により再生波形を補正しているので、高記録密度では、ピークシ フトを抑えることができず、従来の長手記録と同様に、ピーク検出によるデータ 検出が非常に困難であり、データエラーが生じてしまうという欠点があった。
【0005】 本考案の目的は、波形歪による再生波形のピークシフトを改善し、ピーク検出 によるデータ検出を容易に行えるようにした垂直磁気記録再生装置の再生波形等 化回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案は、再生信号を微分演算処理し、微 分波形信号として出力する信号微分処理部と、再生信号を所定レベル減衰させ、 減衰再生信号として出力する信号減衰処理部と、微分波形信号と減衰再生信号と を合成処理し、デジタル記録信号の立上り及び立下り位置とほぼ一致する位置に ピークレベルを有する合成再生信号を出力する信号合成処理部とを備えたことを 特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案では、再生信号を微分した微分信号と、再生信号を減衰した減衰再生信 号とを合成処理し、デジタル記録信号の立上り及び立下り位置とほぼ一致する位 置にピークレベルを有する合成再生信号を出力することによりピークシフトを抑 え、データエラーをなくすことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明する。 図1は本考案による再生波形等化回路の一実施例のブロック図で、11は再生 信号の入力端子、12は微分器、13は減衰器、14は微分信号波形と減衰再生 信号とを合成する加算器、15は出力端子である。
【0009】 本考案は信号微分処理部(微分器12)、信号減衰処理部(減衰器13)及び 信号合成処理部(加算器14)から成り、かかる構成において、垂直磁気記録の 再生波形は記録信号の位相をθとすると、 F(θ)=(1−kp)f(θ+90)+kp・f(θ) …(1) と表わせる。この波形を微分器12により微分すると、 F'(θ)=(1−kp)f'(θ+180)+kp・f'(θ+90) …(2) となる。
【0010】 今、kp=0.2とすると、再生波形F(θ)の位相は、(θ+90×0.8)° となり、θに対して+72°進んでいる。同様にF'(θ)は(θ+90×0.8 )°、つまり、108°進んでいる。波形等化後の波形は、θ+90°の波形を 得たいので、減衰器13の減衰の割合をAとすると、加算器14後の信号G(θ +90)は加算器14により A・F(θ)+F'(θ)=G(θ+90) …(3) となればよい。
【0011】 この波形の位相を計算すると、 A・(θ+72)+(θ+162)=B・(θ+90) …(4) を満たせばよい。 A・θ+72A+θ+162=B・(θ+90) …(5) A・θ+θ=Bθ …(6) 72A+162=90B …(7) となり、(7)式よりBを消去すると、 72A+162=90(1+A) …(8) 18A=72 …(9) A=1/4 …(10) となり、減衰の割合は1/4となる。
【0012】 図1において、リングヘッドと単層膜媒体を使用した垂直磁気記録によるデジ タル記録の再生信号を入力端子11から入力し、微分器12と減衰器13に供給 する。そして、これら微分器12と減衰器13の出力を加算器14に加え、再生 信号とその微分信号を加算し、その加算結果を出力端子15に出力する。 この時の再生信号の変化を図2に示す。図では、リングヘッドと単層膜媒体を 用いて、…001100…のデータを記録した場合を例にとり波形等化過程を説 明する。
【0013】 図2(a)の記録波形2aの幅Taと、図2(b)に示す再生波形2bのピー ク間の幅Tbとは異なり、再生波形も歪んでいる。これら幅TaとTbの違いを ピークシフトと呼び、(Ta−Tb)/Ta×100(%)をピークシフト値と する。
【0014】 一般に、このピークシフト値は、図3の特性3aに示すように、記録密度が大 きくなるに従って、特に、50KFRPI以上から急激に増加し、再生波形の歪 みが著しく増大する。
【0015】 リングヘッドと単層膜媒体を用いた再生波形2bはダイパルスが原因となり、 波形歪やピークシフトを起こすので、この再生波形2bを微分した、図2(c) に示す微分波形2cは上下非対称となる。この再生波形2bを適当に減衰して、 得られる図2(d)に示す減衰信号2dと微分波形2cと加算すると、図2(e )に示す等化回路出力2eとなり、波形の歪がなくなり、また、ピークシフトも 改善される。等化器出力2eのピークの幅をTcとすると、Ta>Tc>Taと なる。
【0016】 なお、例えば、孤立波形の上下の振幅の比が2:1程度ならば、再生信号と微 分信号を加算する際に、微分信号と再生信号の振幅の比が2:1となるように、 減衰器13により、再生信号を減衰させればよい。
【0017】 上述した実施例から解るように、出力端子14からの出力2eにおけるピーク 間の幅はTcとなり、ピークシフト値(Ta−Tc)/Ta×100は、図3の 特性3bのようになり、記録密度が高密度になるに従いピークシフトが改善され ることが解る。
【0018】 また、再生波形が、図2(a)の再生波形2aのダイパルスから、図2(e) の出力波形2eの単峰形となるため、従来の長手記録の場合と同様にデータ検出 が容易にでき、ピークシフトにより発生するデータエラーが減少する。
【0019】 さらに、再生信号の振幅レベルを、微分信号と減衰再生信号との振幅比が2: 1となるように減衰させることにより、ピークシフトをさらに抑えることができ る。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の再生波形等化回路によれば、正負のピーク値が揃 った対称なダイパルス状の波形信号を出力することができるので、ピークシフト を抑え、データエラーをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による再生信号波形等化回路の一実施例
のブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するための信号波形図であ
る。
【図3】本考案の効果を説明するための特性図である。
【図4】従来及び本考案の孤立再生波形を示す図であ
る。
【図5】従来の再生波形等化回路のブロック図である。
【図6】図5の動作を説明する信号波形図である。
【符号の説明】
12 微分器 13 減衰器 14 加算器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングヘッドと単層膜媒体を使用した垂
    直磁気記録方式による記録再生装置において、再生信号
    を所定レベル減衰させ、減衰再生信号として出力する信
    号減衰処理部と、前記微分波形信号と前記減衰再生信号
    とを合成処理し、デジタル記録信号の立上り及び立下り
    位置とほぼ一致する位置にピークレベルを有する合成再
    生信号を出力する信号合成処理部とを備えたことを特徴
    とする再生波形等化回路。
  2. 【請求項2】 前記信号減衰処理部は、前記再生信号の
    振幅レベルを、前記微分波形信号と前記減衰再生信号と
    の振幅比がほぼ2:1となるように減衰させる手段から
    なることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録再生
    装置の再生波形等化回路。
JP4634191U 1991-05-23 1991-05-23 垂直磁気記録再生装置の再生波形等化回路 Pending JPH04132604U (ja)

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JP4634191U JPH04132604U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 垂直磁気記録再生装置の再生波形等化回路

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JPH04132604U true JPH04132604U (ja) 1992-12-09

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