JPH10162509A - データ再生装置 - Google Patents

データ再生装置

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JPH10162509A
JPH10162509A JP32131996A JP32131996A JPH10162509A JP H10162509 A JPH10162509 A JP H10162509A JP 32131996 A JP32131996 A JP 32131996A JP 32131996 A JP32131996 A JP 32131996A JP H10162509 A JPH10162509 A JP H10162509A
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JP
Japan
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signal
circuit
adc
positive
waveform
Prior art date
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Pending
Application number
JP32131996A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Yamakawa
秀之 山川
Takuji Nishitani
卓史 西谷
Takashi Nara
孝 奈良
Tatsuya Komatsu
達也 小松
Nobuaki Nakai
信明 中井
Terumi Takashi
輝実 高師
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PRML方式を用いるデータ再生回路でMRヘ
ッド特有の正負の振幅が非対称な再生波形に対しても、
アナログディジタル変換回路の入力レンジ幅を有効利用
し、高性能なデータ再生回路を提供する。 【解決手段】ADC14の入力段にDCレベル調整回路
13を設け、再生波形に直流信号を付加することによっ
てADC14の入力レンジ幅を有効に使う。アナログデ
ィジタル変換後の信号を高域通過型フィルタで処理する
ことによって、付加した直流信号を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置等の磁気記録再
生装置で、高密度でデータを記録再生するための信号処
理方式として、パーシャルレスポンスクラス4およびビ
タビ復号方式(以後、PRML)が頻繁に使用されてい
た。
【0003】このPRMLに関しては、三田によって書
かれた文献である「磁気ディスク用信号処理技術の最近
の展開」(電子情報通信学会論文誌C−II Vol.J7
5−C−II,No.11,pp.611−623 1992
年11月号)等に、その技術内容が詳しく記載されてお
り、PRMLは公知、公用の、データ再生方式に関する
技術である。この方式について大まかに述べると、以下
のような方式である。
【0004】パーシャルレスポンス(以下PR)は、符
号間干渉(隣あって記憶されているビット間に対応する
再生信号同士の干渉)を積極的に利用してデータ再生を
行なう方法である。
【0005】本方式では、まず、プリコードとよばれる
処理を含む処理を行なったデータを、記録媒体に記録し
ておく。そして、再生時には、プリコード処理と逆の伝
達特性を有する再生系でデータ再生を行なう。このよう
な処理により、符号間干渉が発生しても、データの再生
誤りが発生しにくいシステムを提供可能にする。よっ
て、高密度で記録された記録信号の再生にも対処しう
る。パーシャルレスポンスは、行なわれる処理の種類等
によって、複数種類(クラス)に分類できるが、最も主
流であるのが、クラス4のパーシャルレスポンスである
PR4である。
【0006】また、ビタビ復号方式(以下ML)は、い
わゆる最尤系列推定方式の一種であって、過去のサンプ
ルデータを用いて、最も確からしいデータ系列を再生デ
ータとするための方式である。
【0007】そして、PR4およびMLを組合せ、デー
タの記録再生を行なうのが、PRML方式である。
【0008】図2にこのPRML方式を用いたデータ再
生回路を示すブロック図を示す。
【0009】この図で、記録媒体10は、主に円盤、磁
気ヘッドから構成される。ここから読み出された再生信
号は、可変利得アンプ11(Variable Gain Amplifi
er:以後VGA11と記す)で増幅される。VGA11
の利得は自動的に調節され、その出力信号が後段のアナ
ログディジタル変換器14(以後ADC14)のダイナ
ミックレンジを有効利用できるように利得制御が行われ
る。また、交流結合回路12は、VGA12の出力信号
に含まれる直流信号を取り除き、後段のADC14が正
常に動作するように機能する。ADC14では、別途調
節されたサンプリングクロックによって、読みだし信号
をアナログ/ディジタル変換する。フィルタ16は、ト
ランスバーサル型のディジタルフィルタで、その出力信
号がPR4の応答波形となるように波形等化する。適応
学習回路18はフィルタ16の出力波形が、正しくPR
4の応答波形となるように、フィルタ16の伝達特性を
調節する。ビタビ復号回路17によって、波形等化され
たフィルタ16の出力信号が最尤列推定され、記録デー
タの1または0が再生される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで図6を用いて、
ADC14の動作について考える。ADC14の量子化
分解能をnbitとする。ADC14は、あらかじめ定
めた入力レンジ幅を2n等分し、入力信号のサンプル値
が最も近い値を出力する。VGA11の増幅利得は、読
みだし信号に雑音が重畳してもADC14の入力レンジ
を越えないよう、ある程度の雑音余裕を保つようその利
得を調節する。ここで、図6(a)に示すように、薄膜
ヘッドに代表される誘導型の磁気ヘッドを用いた記録媒
体10を使用した場合は、ゼロレベルを中心に正側/負
側の振幅が等しい再生波形が得られる。よって、正側/
負側の雑音余裕も等しい値となる。これに対して、近年
注目されている磁気抵抗形ヘッド(以後、MRヘッドと
する)を使用した場合は、MRヘッドの特性から図6
(b)に示すように、その再生波形の正側/負側の振幅
が異なる(正負非対称)ことがある。このような場合で
は、振幅の大きい方(図6では負側)に合わせて雑音余
裕を設定するので、正側の雑音余裕が必要以上に大きく
なる。ところで、磁気ディスクのデータ再生回路は非常
に高速な動作を要求され、回路技術上の限界からADC
14は十分な量子化分解能を得ることができない。そこ
で、データ再生回路の性能を向上し磁気ディスク装置の
記録密度を少しでも上げるためには、ADCの入力レン
ジ幅に対する有効レンジ幅の比率を上げる、すなわち雑
音余裕を減らす必要がある。一般的に、記録媒体10か
らの読みだし波形の非対称度は未知であり、ADCの入
力レンジを読みだし波形に応じて可変とするのは回路技
術上難しい。
【0011】本発明の目的は、MRヘッド特有の正負の
振幅が異なる再生波形に対しても、アナログディジタル
変換回路の入力レンジを最大限に有効利用し、高密度記
録に対応した高性能なデータ再生回路を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、以下の手段を用いる。
【0013】まず、ADC14の入力直前に、DCレベ
ル調整回路を設ける。この回路では、読みだし信号に直
流信号を加えることによって、ADC14の正側/負側
の雑音余裕を等しくする。すると、VGA11の利得調
整機能によって、この雑音余裕の幅は最小限の値まで減
少する。このようにして、DCレベルが調節された信号
を、ADC14でアナログ/ディジタル変換する。さら
に、ディジタル化した信号に含まれる直流信号成分を高
域通過型フィルタ(以下HPF)で除去した後、FIR
フィルタで波形等化を行なう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ説明する。図1は本発明によるPRML方式を
用いたデータ再生回路を示すブロック図である。
【0015】図1で、DCレベル調整回路13は、読み
だし信号に直流信号を加える機能を持ち、これによって
ADC14の入力レンジを有効に利用できるようにす
る。しかし、この信号を単純にADC14でディジタル
信号に変換するだけでは、ADC14の出力信号に直流
信号が含まれる。PR4チャネルの応答波形は直流信号
を含まないので、このままFIRフィルタ16で波形等
化しても、PR4の応答波形を得るのは難しい。そこ
で、HPF15で直流信号を取り除き、その後FIRフ
ィルタ16で波形等化することによって、PR4の応答
波形を得る。
【0016】次に、DCレベル調整回路の詳細について
図5を用いて説明する。図5は、DCレベル調整回路の
内部を示すブロック図である。この図で、加算器29
は、入力信号に直流信号を加える機能を持つ。ピークホ
ールド回路30は、読み出し信号の正側のピーク値を保
持する。同様に、ピークホールド回路31は、負側のピ
ーク値を保持する。加算回路32で、正負それぞれのピ
ーク振幅値の差を求める。これを、減衰回路33で0.
5倍して、入力信号から引くことによって、読みだし信
号のDCレベルを調節する。
【0017】これらの動作を、図3を用いて説明する。
図3(a)は、交流結合回路12の出力信号をあらわ
す。再生波形の正側のピーク値がピークホールド回路3
0に保持され、負側のピーク値がピークホールド回路3
1に保持される。この両者のピーク値の差の半分の値を
入力信号から引くことによって、図3(b)に示すDC
レベル補正後の信号が得られる。なお、ピークホールド
回路30,31の出力信号は直流信号であるので、加算
回路32、減衰回路33、加算回路29での位相遅れは
問題とならない。
【0018】次に、HPF15について説明する。ここ
では、DCレベル調整回路で付加した直流信号を除去す
るのが目的であり、カットオフ周波数が非常に低い高域
通過型フィルタを使えばよい。図4は、IIR型フィル
タで構成したHPF15の例である。この図で、x(k)
が入力信号で、添え字のkは時刻をあらわす。この時刻
kは、ADC14のサンプリングクロックに同期してい
る。同様にy(k)はHPF15の出力信号であり、添え
字は時刻を示す。符号21,22,23,24は遅延回
路であり、ADC14のサンプリングクロックと同期し
て入力信号を1時刻遅延させる。符号25,26,2
7,28は乗算回路であり、入力信号にあらかじめ設定
した値を掛けた値を出力する。この例では、乗算器25
が2.0倍、乗算器26が1.0倍、乗算器27が、
0.957倍、乗算器28が1.956倍に設定してあ
る。加算回路20は、入力信号および各乗算結果の総和
を求めて出力信号とする。このHPF15の出力波形の
例を図3(c)に示す。ここでの信号は、既にディジタ
ル化されているので、実際は白丸で示す点の振幅値のみ
である。この実施例では、規格化カットオフ周波数fc
=0.005の2次高域通過型フィルタとした。このよ
うな比較的簡単な回路でも十分に直流信号のみを除去す
ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、PRML方式を用いる
磁気ディスク装置のデータ再生回路で、MRヘッド特有
の正負の振幅が異なる再生波形に対しても、アナログデ
ィジタル変換回路の入力レンジ幅を最大限に有効利用
し、高密度記録に対応した高性能なデータ再生回路を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPRML方式を用いたデータ再生
回路を示すブロック図。
【図2】従来のPRML方式を用いたデータ再生回路を
示すブロック図。
【図3】本発明によるデータ再生回路での各部の波形
図。
【図4】HPF15の説明図。
【図5】DCレベル調整回路の説明図。
【図6】ADC15の動作の説明図。
【符号の説明】
10…記録媒体、 11…可変利得アンプ、 12…交流結合回路、 13…DCレベル調整回路、 14…アナログディジタル変換回路、 15…高域通過型フィルタ、 16…FIRフィルタ、 17…ビタビ復号回路、 18…適応学習回路。
フロントページの続き (72)発明者 小松 達也 東京都小平市上水本町五丁目20番地1号株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 中井 信明 東京都小平市上水本町五丁目20番地1号株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 高師 輝実 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PRML方式を用いるデータ再生装置にお
    いて、 記録媒体からの再生信号が、正側の振幅のピーク値と負
    側の振幅のピーク値が等しくなるように直流信号を加
    え、前記再生信号をアナログディジタル変換したのち、
    高域通過型フィルタを用いて前記直流信号を取り除く処
    理を行なうことを特徴とするデータ再生回路。
JP32131996A 1996-12-02 1996-12-02 データ再生装置 Pending JPH10162509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32131996A JPH10162509A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 データ再生装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32131996A JPH10162509A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 データ再生装置

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JPH10162509A true JPH10162509A (ja) 1998-06-19

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ID=18131268

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JP32131996A Pending JPH10162509A (ja) 1996-12-02 1996-12-02 データ再生装置

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