JPH08249829A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH08249829A
JPH08249829A JP5572995A JP5572995A JPH08249829A JP H08249829 A JPH08249829 A JP H08249829A JP 5572995 A JP5572995 A JP 5572995A JP 5572995 A JP5572995 A JP 5572995A JP H08249829 A JPH08249829 A JP H08249829A
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Narichika Uchida
成哉 内田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、再生ヘッドとしてMRヘッドを用
いたときに生じる孤立再生波形の非対称性を補償し、再
生データの誤り率を改善し得る情報再生装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 等化器4はレベル判定器5で設定されている
レベル判定値に等化されたデータを出力する。このと
き、レベル判定値は誤差成分εが最小となるように設
定する。等化器4の出力信号yは、レベル補償器7に
よりビタビ検出器8に適した等化レベルに補償されてビ
タビ検出器8に供給される。レベル判定値は例えば
(1,0,−α)に設定されている。レベル補償器7は
レベル判定器5のレベル判定結果を基に、しきい値−α
/2以下の−αレベルに対応する等化器出力を1/α倍
することによって、等化レベルを(1,0,−1)に補
償してビタビ検出器8に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報再生装置に係り、特
に磁気記録媒体から再生した信号に対してパーシャルレ
スポンス等化及びビタビ検出を行って情報を再生する情
報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクや磁気テープなどの磁気記
録媒体に記録された情報を再生する情報再生装置では、
従来より再生信号に対して、しきい値によるレベル判定
法、微分回路とゼロクロス検出器を用いたピーク検出法
などを適用して情報を再生していたが、最近では、高記
録密度化に伴う符号間干渉の増大、信号対雑音比(S/
N)の低下などによるエラーレートの悪化を低減するた
め、新しい信号処理技術として、パーシャルレスポンス
等化(PR等化)やビタビ検出法などが用いられつつあ
る。
【0003】このPR等化とビタビ検出を用いた新しい
信号処理方式(PRML方式)では、高記録密度化によ
り影響が大きくなる符号間干渉を積極的に利用してお
り、再生データの前後関係を考慮することによって、可
能性の最も高いデータ列を選択し誤り率を改善してい
る。
【0004】パーシャルレスポンス等化方式は、送出符
号とは異なった符号に等化して識別する方法の総称であ
り、多くの方法が考えられているが、そのうちPR
(1,0,−1)方式による記録再生過程を図10に示
す。記録データが図10(A)に示す如き場合、この記
録データをプリコーダによって予めインターリーブドN
RZI変換して同図(B)に示すデータを生成し、これ
に基づいて同図(C)に示すような記録電流を生成して
磁気記録媒体に記録を行う。
【0005】この磁気録媒体の再生時には、磁気記録媒
体から再生された信号に対してPR(1,0,−1)方
式による再生等化を行い、図10(D)に示す3値の等
化波形を得る。そして、この等化波形の「1」及び「−
1」をそれぞれ「1」とし、かつ、等化波形の「0」を
「0」とすることにより、図10(E)に示す如く再生
データを得ることができる。
【0006】ここで、PR(1,0,−1)方式では、
図11(A)に示す孤立再生波形は、再生等化によって
同図(B)に示す等化波形となるため、符号間干渉によ
るサンプリング点での測定値は0及び±1の3値に限定
される。図12はこのPR(1,0,−1)方式による
等化の状態遷移図を示す。この図12に基づいてビタビ
検出が行われる。
【0007】ところで、PR等化には適応等化型トラン
スバーサルフィルタが用いられるが、そのタップゲイン
の更新は以下のように行われる。等化器出力をyk、レ
ベル判定結果をdkとすると誤差成分の2乗平均Eと誤
差成分εkとはそれぞれ次式で表される(kは時間を表
す)。
【0008】
【数1】 また、等化器入力ベクトルをXk、タップゲインベクト
ルをAk、等化器入力をxk、時間kにおけるタップ番号
jのタップゲインをaj,kと表すものとすると、等化器
出力ykは次式で表される。
【0009】 yk=Xk・Ak (3) Xk=(xk、xk+1、...、xk+N-1) (4) Ak=(a0,k、a1,k、...、aj,k、...、aN-1,k) (5) (1)式をタップゲインベクトルAkについて微分する
と(6)式が得られる。そして、この(6)式を変形し
た(7)式に基づいてタップゲインベクトルAkが逐次
更新される。ただし、(7)式中、Δaは定数である。
【0010】
【数2】 次に、ビタビ検出器の動作について説明する。ビタビ検
出は、入力データ列の前後関係の規則性を利用して存在
し得るデータ列の中から最も確からしいデータ列を選択
することで誤りを低減する復号方法である。ここで、等
化波形の時刻kでのサンプル値をYk、図12の状態S
1から状態S2への遷移のメトリックをL12と表し、図
12の各メトリックを次式で定義するものとする。
【0011】
【数3】 ある時刻kで状態S1となるパスメトリックの最小値を
k(1)と表すものとすると、各状態へのパスメトリ
ックの最小値は次式で表される。
【0012】
【数4】 上記の(8)式及び(9)式に基づいて最尤パス選択を
行い、データを再生する。実際には、インターリーブド
NRZIとPR(1,0,−1)等化を用いたことによ
り、再生データの偶数番目の列と、奇数番目の列の間に
相関が無いため、それぞれを並列化し、PR(1,−
1)として処理することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のPR
等化方式とビタビ検出を用いた従来の情報再生装置で
は、再生波形が孤立再生波形の重ね合わせで表現される
こと、つまり、線形性が成立することが正常な再生のた
めの基本的な条件であるため、磁気記録媒体上の記録密
度が上昇すると非線形効果が顕著になり、再生データの
誤り率が悪化する。また、再生ヘッドとして磁気抵抗効
果型ヘッド(MRヘッド)を用いると、図13に示すよ
うに、孤立再生波形の出力が符号によって異なる非対称
性を生じる。このような再生波形の歪みは線形なフィル
タで取り除くことは困難であり、従来の情報再生装置で
は再生データの誤り率を悪化させてしまう。
【0014】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
再生ヘッドとしてMRヘッドを用いたときに生じる孤立
再生波形の非対称性による再生波形の歪を予め考慮した
PRMLチャネルを用いることにより非対称性を補償
し、再生データの誤り率を改善し得る情報再生装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は磁気記録媒体からMRヘッドで再生した信
号に対して適応等化フィルタ構成の等化器によりパーシ
ャルレスポンス等化を行い、ビタビ検出器でビタビ検出
を行って情報を再生する情報再生装置において、等化器
の出力信号を予め定めたレベル判定値で判定するレベル
判定器と、レベル判定器の出力レベル判定結果と等化器
の出力信号との誤差成分を生成して等化器のタップゲイ
ンにフィードバックする減算器と、レベル判定器の出力
レベル判定結果に基づいて等化器の出力信号をレベル補
償してビタビ検出器へ出力するレベル補償器とを有し、
等化器の等化レベルをレベル判定値にシフトすると共
に、シフトした等化レベルをレベル補償器によりビタビ
検出器に適した等化レベルに補償するようにしたもので
ある。
【0016】また、本発明は、上記のレベル補償器に代
えて等化器よりのシフトした等化レベルに対してビタビ
検出を行うようにビタビ検出器を構成したものである。
更に、本発明は、レベル判定器のレベル判定値及びレベ
ル補償器の補償パラメータあるいはビタビ検出器のパラ
メータを等化器が入力誤差成分に基づいて逐次更新して
生成したレベル判定値に基づいて逐次更新するようにし
たものである。
【0017】
【作用】等化器を構成している適応等化型トランスバー
サルフィルタは、再生波形が線形であり、かつ、対称で
あれば正しくパーシャルレスポンス等化できるが、MR
ヘッドからの非対称な再生信号波形に対しては収束が悪
化する。そこで、本発明では、まず上記の非対称性を考
慮して、レベル判定器のレベル判定値をシフトさせるこ
とにより等化器の等化レベルをレベル判定値にシフトす
るようにしたため、等化器の収束を改善できる。
【0018】また、等化器の出力信号をレベル補償器に
より対称な再生波形での等化レベルに補償してビタビ検
出器に入力するか、等化レベルをレベル判定値と一致さ
せたビタビ検出器を用いるようにしたため、データ検出
が正常にできる。
【0019】更に、本発明はレベル判定値を固定するの
ではなく、タップゲインと同様に逐次更新することで、
等化器出力の収束を改善することができる。この場合
も、等化器の出力信号をレベル補償器により対称な再生
波形での等化レベルに補償してビタビ検出器に入力する
か、等化レベルをレベル判定値と一致させたビタビ検出
器を用いることにより、データ検出が正常にできる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面と共に説
明する。図1は本発明装置の第1実施例のブロック図を
示す。本実施例は請求項1、2、3及び4に示した発明
の実施例で、磁気記録媒体1に記録されたデータを再生
するMRヘッド2、増幅回路3、等化器4、レベル判定
器5、レベル補償器6及びビタビ検出器7から構成され
ている。等化器4はトランスバーサルフィルタにより構
成されている。
【0021】図1において、磁気記録媒体1の既記録信
号はMRヘッド2により再生され、増幅回路3により増
幅された後等化器4に供給される。等化器4によりPR
等化された再生信号はレベル判定器5及び減算器6に供
給される一方、レベル補償器7に供給される。レベル判
定器5は等化器4の出力信号yのレベル判定結果d
を減算器6及びレベル補償器7にそれぞれ供給する。
【0022】減算器6は等化器4の出力信号yからレ
ベル判定結果dを差し引いて、(2)式に示した誤差
成分εを生成して等化器4に供給する。これにより、
等化器4はレベル判定器5で設定されているレベル判定
値に等化されたデータを出力する。このとき、レベル判
定値は誤差成分εが最小となるように設定する。等化
器4の出力信号yは、レベル補償器7によりビタビ検
出器8に適した等化レベルに補償されてビタビ検出器8
に供給される。
【0023】ここで、上記レベル判定値は例えば(1,
0,−α)に設定されている。図5はこのときの等化波
形の例を示す。図13に示したような非対称性がなけれ
ば再生信号波形は従来の等化レベルを(1,0,−1)
とする等化器により図5の点線で示した波形に等化され
る。しかし、MRヘッド2の再生信号のように非対称性
がある場合は、前記したように等化レベルを(1,0,
−1)とする等化器では歪が発生するが、本実施例の等
化器4からの等化波形は図5に実線で示すように(1,
0,−α)の3値に等化され、この方が等化誤差が小さ
くできる。
【0024】図6は等化器4の出力の補償法を示す。等
化器4の出力等化波形は(1,0,−α)の3値に等化
されているため、その頻度分布は図6(A)に示す如
く、(1,0,−α)の3値で頻度が高い。そこで、図
1に示したレベル補償器7はレベル判定器5のレベル判
定結果を基に、この図6(A)に示す補償前の頻度分布
のしきい値−α/2以下の−αレベルに対応する等化器
出力を1/α倍することによって、図6(B)に示すよ
うに等化レベルを(1,0,−1)に補償してビタビ検
出器8に供給する。
【0025】次に、請求項3の実施例について説明す
る。この実施例は上記の図1の等化レベル補償器7の動
作を図7に示すように変更したものである。前述したよ
うに、等化器4の出力等化波形は(1,0,−α)の3
値に等化されているため、その頻度分布は図7(A)に
示す如きものである。そこで、レベル補償器7はレベル
判定器5のレベル判定結果を基に、この図7(A)に示
す補償前の頻度分布の等化波形のうち、しきい値−α/
2以下のレベルにオフセットとして(α−1)を加算す
ることによって、図7(B)に示すように等化レベルを
(1,0,−1)に補償してビタビ検出器8に供給す
る。
【0026】次に、請求項4の発明の実施例について説
明する。本実施例ではレベル判定器5のレベル判定値を
(1,−β,−1)に定めたものである。これにより、
等化器4の出力等化波形は、入力再生波形が対称のとき
には図8に点線で示した波形となるが、非対称のときに
は図8に実線で示す波形となり、等化誤差を小さくでき
る。
【0027】次に、この等化器出力の補償法について図
9と共に説明する。図1に示した等化器4の出力等化波
形は図8と共に説明したように、(1,−β,−1)の
3値に等化されているため、その頻度分布は図9(A)
に示す如く、(1,−β,−1)の3値で頻度が高い。
【0028】そこで、図1に示したレベル補償器7はレ
ベル判定器5のレベル判定結果を基に、この図9(A)
に示す補償前の頻度分布の等化波形のうち、しきい値
(1−β)/2以下で、しきい値−(1+β)/2以上
のレベルに対応する等化器出力だけにオフセットとして
βを加算することにより、図9(B)に示すように等化
レベルを(1,0,−1)に補償してビタビ検出器8に
供給する。
【0029】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図2は本発明の第2実施例のブロック図を示す。同
図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。本実施例は請求項5、6及び7記載の発
明の実施例で、図2に示すように、図1に示したレベル
補償器7及びビタビ検出器8の代わりに、非対称な等化
レベルをそのまま用いてデータ検出するビタビ検出器1
0を用いたものである。
【0030】この場合の判定器5のレベル判定値が
(1,0,−α)に設定されている場合には、ビタビ検
出器10における図12の各メトリックは次式のように
変形される。
【0031】
【数5】 図2に示したビタビ検出器10は、この(10)式と前
記(9)式とを用いてパスメトリックを計算し、最尤パ
スを求める。
【0032】また、図2の判定器5のレベル判定値が
(1,−β,−1)に設定されている場合には、ビタビ
検出器10における図12の各メトリックは次式のよう
に変形される。
【0033】
【数6】 図2に示したビタビ検出器10は、この(11)式と前
記(9)式とを用いてパスメトリックを計算し、最尤パ
スを求める。
【0034】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図3は本発明の第3実施例のブロック図を示す。同
図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。本実施例は請求項8、9、10及び11
記載の発明の実施例で、図3に示すように、適応等化フ
ィルタからなる等化器12より、後述の逐次更新される
レベル判定値Djをレベル判定器5及びレベル補償器7
にそれぞれ入力してその動作を制御するものである。
【0035】ここで、レベル判定値Djは、前記(1)
式をレベル判定結果dkで微分して得られる(12)式
の微分結果から(13)式に基づいて得られる。なお、
(13)式中、Δdは定数であり、iはそれぞれの等化
レベルにつけた番号である。
【0036】
【数7】 本実施例において、等化レベル及びレベル判定値を
(1,0,−α)とおいたときには、D-1=−αについ
てのみ(13)式を用いて逐次更新する。この場合、レ
ベル補償器7によるレベル補償法には図6と共に説明し
た1/α倍による補償法と、図7と共に説明した(α−
1)を加算する方法のいずれかがある。すなわち、この
場合は、レベル判定器5とレベル補償器7における上記
のαの値が逐次更新されることになる。
【0037】また、図3の実施例において、等化レベル
及びレベル判定値を(1,−β,−1)とおいて、D0
=−βについてのみ(13)式を用いて逐次更新するよ
うにしてもよい。この場合は、レベル補償器7によるレ
ベル補償法は、図9と共に説明した、オフセットとして
βを加算する方法が用いられる。この場合は、レベル判
定器5とレベル補償器7における上記のβの値が逐次更
新されることになる。
【0038】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図4は本発明の第4実施例のブロック図を示す。同
図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。本実施例は請求項12、13及び14記
載の発明の実施例で、図4に示すように、図3に示した
等化器12を用いると共に、レベル補償器7及びビタビ
検出器8の代わりに、等化レベルを外部から制御できる
ビタビ検出器14を用いたものである。
【0039】本実施例において、等化レベル及びレベル
判定値を(1,0,−α)とおいたときには、D-1=−
αについてのみ(13)式を用いて逐次更新する。この
場合、ビタビ検出器14は(9)式及び(10)式に従
って、パスメトリックの計算を行いデータを検出する。
【0040】また、図4の実施例において、等化レベル
及びレベル判定値を(1,−β,−1)とおいて、D0
=−βについてのみ(13)式を用いて逐次更新するよ
うにしてもよい。この場合は、ビタビ検出器14は
(9)式及び(11)式に従って、パスメトリックの計
算を行いデータを検出する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パーシャルレスポンス等化とビタビ検出を用いた情報再
生装置において、MRヘッドにより再生された信号波形
に対して、等化器の等化レベルをレベル判定値にシフト
することにより、あるいはレベル判定値を固定するので
はなく、タップゲインと同様に逐次更新することにより
等化器の収束を改善し、また、等化器の出力信号をレベ
ル補償器により対称な再生波形での等化レベルに補償し
てビタビ検出器に入力するか、等化レベルをレベル判定
値と一致させたビタビ検出器を用いることにより、デー
タ検出が正常にできるようにしたため、再生波形が符号
によって非対称になっていても、非対称性を補償して再
生でき、よって従来に比べて誤り率を大幅に改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第4実施例のブロック図である。
【図5】レベル判定値を(1,0,−α)としたときの
PR等化波形の一例を示す図である。
【図6】レベル判定値を(1,0,−α)としたときの
補償方法説明図である。
【図7】レベル判定値を(1,0,−α)としたときの
別の補償方法説明図である。
【図8】レベル判定値を(1,−β,−1)としたとき
のPR等化波形の一例を示す図である。
【図9】レベル判定値を(1,−β,−1)としたとき
の補償方法説明図である。
【図10】PR(1,0,−1)等化の記録再生過程説
明図である。
【図11】PR(1,0,−1)等化における孤立再生
波形の説明図である。
【図12】PR(1,0,−1)等化の状態遷移図であ
る。
【図13】MRヘッドによる非対称な孤立再生波形の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気記録媒体 2 磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッド) 4、12 等化器 5 レベル判定器 6 減算器 7 レベル補償器 8、10、14 ビタビ検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 9558−5D G11B 20/18 572B 9558−5D 572F

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体からMRヘッドで再生した
    信号に対して適応等化フィルタ構成の等化器によりパー
    シャルレスポンス等化を行い、ビタビ検出器でビタビ検
    出を行って情報を再生する情報再生装置において、 前記等化器の出力信号を予め定めたレベル判定値で判定
    するレベル判定器と、 該レベル判定器の出力レベル判定結果と前記等化器の出
    力信号との誤差成分を生成して前記等化器のタップゲイ
    ンにフィードバックする減算器と、 前記レベル判定器の出力レベル判定結果に基づいて前記
    等化器の出力信号をレベル補償して前記ビタビ検出器へ
    出力するレベル補償器とを有し、前記等化器の等化レベ
    ルを前記レベル判定値にシフトすると共に、前記シフト
    した等化レベルを前記レベル補償器により前記ビタビ検
    出器に適した等化レベルに補償することを特徴とする情
    報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記等化器は、前記レベル判定器のレベ
    ル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,0,−
    α)等化を行い、前記レベル補償器は、該レベル判定値
    に基づいて前記等化器の出力等化波形の−αレベルに対
    応するレベルを1/α倍してパーシャルレスポンス
    (1,0,−1)等化された信号を前記ビタビ検出器へ
    出力することを特徴とする請求項1記載の情報再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記等化器は、前記レベル判定器のレベ
    ル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,0,−
    α)等化を行い、前記レベル補償器は、該レベル判定値
    に基づいて前記等化器の出力等化波形の−αレベルに対
    応するレベルに(α−1)のオフセットを加算してパー
    シャルレスポンス(1,0,−1)等化された信号を前
    記ビタビ検出器へ出力することを特徴とする請求項1記
    載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記等化器は、前記レベル判定器のレベ
    ル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,−β,
    −1)等化を行い、前記レベル補償器は、該レベル判定
    値に基づいて前記等化器の出力等化波形の−βレベルに
    対応するレベルにβのオフセットを加算してパーシャル
    レスポンス(1,0,−1)等化された信号を前記ビタ
    ビ検出器へ出力することを特徴とする請求項1記載の情
    報再生装置。
  5. 【請求項5】 磁気記録媒体からMRヘッドで再生した
    信号に対して適応等化フィルタ構成の等化器によりパー
    シャルレスポンス等化を行い、ビタビ検出器でビタビ検
    出を行って情報を再生する情報再生装置において、 前記等化器の出力信号を予め定めたレベル判定値で判定
    するレベル判定器と、 該レベル判定器の出力レベル判定結果と前記等化器の出
    力信号との誤差成分を生成して前記等化器のタップゲイ
    ンにフィードバックする減算器とを有し、前記等化器の
    等化レベルを前記レベル判定値にシフトすると共に、前
    記シフトした等化レベルに対して前記ビタビ検出器はビ
    タビ検出を行うように構成されたことを特徴とする情報
    再生装置。
  6. 【請求項6】 前記等化器は、前記レベル判定器のレベ
    ル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,0,−
    α)等化を行い、前記ビタビ検出器は、該等化器の出力
    信号の(1,0,−α)の3値を等化レベルとしてビタ
    ビ検出することを特徴とする請求項5記載の情報再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記等化器は、前記レベル判定器のレベ
    ル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,β,−
    1)等化を行い、前記ビタビ検出器は、該等化器の出力
    信号の(1,β,−1)の3値を等化レベルとしてビタ
    ビ検出することを特徴とする請求項5記載の情報再生装
    置。
  8. 【請求項8】 前記等化器は、前記レベル判定器のレベ
    ル判定値を入力誤差成分に応じて逐次更新する手段を有
    し、更新した該レベル判定値を前記レベル判定値に入力
    すると共に、前記レベル補償器に入力して補償パラメー
    タを逐次更新することを特徴とする請求項1記載の情報
    再生装置。
  9. 【請求項9】 前記等化器は、前記レベル判定器のレベ
    ル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,0,−
    α)等化を行い、前記レベル補償器は、該レベル判定値
    に基づいて前記等化器の出力等化波形の−αレベルに対
    応するレベルを1/α倍してパーシャルレスポンス
    (1,0,−1)等化された信号を得ると共に、補償パ
    ラメータαを前記等化器よりの更新されたレベル判定値
    に基づいて逐次更新することを特徴とする請求項8記載
    の情報再生装置。
  10. 【請求項10】 前記等化器は、前記レベル判定器のレ
    ベル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,0,
    −α)等化を行い、前記レベル補償器は、該レベル判定
    値に基づいて前記等化器の出力等化波形の−αレベルに
    対応するレベルに(α−1)のオフセットを加算してパ
    ーシャルレスポンス(1,0,−1)等化された信号を
    得ると共に、補償パラメータαを前記等化器よりの更新
    されたレベル判定値に基づいて逐次更新することを特徴
    とする請求項8記載の情報再生装置。
  11. 【請求項11】 前記等化器は、前記レベル判定器のレ
    ベル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,−
    β,−1)等化を行い、前記レベル補償器は、該レベル
    判定値に基づいて前記等化器の出力等化波形の−βレベ
    ルに対応するレベルにβのオフセットを加算してパーシ
    ャルレスポンス(1,0,−1)等化された信号を得る
    と共に、補償パラメータβを前記等化器よりの更新され
    たレベル判定値に基づいて逐次更新することを特徴とす
    る請求項8記載の情報再生装置。
  12. 【請求項12】 前記等化器は、前記レベル判定器のレ
    ベル判定値を入力誤差成分に応じて逐次更新する手段を
    有し、更新した該レベル判定値を前記レベル判定値に入
    力すると共に、前記ビタビ検出器に入力してパラメータ
    を逐次更新することを特徴とする請求項5記載の情報再
    生装置。
  13. 【請求項13】 前記等化器は、前記レベル判定器のレ
    ベル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,0,
    −α)等化を行うと共に、前記ビタビ検出器のパラメー
    タαを逐次更新することを特徴とする請求項12記載の
    情報再生装置。
  14. 【請求項14】 前記等化器は、前記レベル判定器のレ
    ベル判定値に基づいてパーシャルレスポンス(1,−
    β,−1)等化を行うと共に、前記ビタビ検出器のパラ
    メータβを逐次更新することを特徴とする請求項12記
    載の情報再生装置。
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