JP4027444B2 - 信号再生方法及び信号再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は信号再生方法及び信号再生装置に係り、特に、高密度記録された信号を再生するための信号再生方法及び信号再生装置に関する。
近年、磁気記録再生装置には情報の高速転送、大容量化に伴って、記録密度の向上が要求されている。記録密度の向上を図るために波形間干渉を利用する方式が盛んに採用されるようになっている。
【0002】
【従来の技術】
現在の磁気記録再生装置においては記録密度の向上のための波形間干渉方式としてPRML(Partial Response Maximum Likelihood )方式が用いられている。
【0003】
PRML方式は磁気ディスクや光ディスクの高密度化を図るための信号処理方式の一つでPR(Partial Response)とML( Maximum Likelihood ;最尤)復号とを組み合わせた信号処理方式である。図8に磁気ディスク装置の概略構成図を示す。
【0004】
磁気ディスク装置61は、磁気ディスク62をスピンドルモータ63で回転させ、磁気ディスク62に対向して磁気ヘッド64を設け、この磁気ヘッド64に記録信号に応じた磁界を発生させることにより磁気ディスク62に記録信号を記録し、磁気ヘッド64により磁気ディスク62に記録された磁極の変化を検出することにより磁気ディスク62に記録された記録信号を再生する。
【0005】
磁気ヘッド64はアーム65を介して図示しないボイスコイルモータに接続されており、磁気ディスク62の半径方向(矢印A方向)に移動され、磁気ディスク62にスピンドルモータ63による回転の中心を中心とした円周に沿って情報がトラック状(線状)に記録される。
【0006】
磁気ヘッド64は記録信号を処理するための記録系66及び磁気ヘッド64により再生されたヘッド再生信号を再生するための再生系67に接続されている。記録系66は、入力端子TINに供給された記録信号を符号化する符号化器68及び符号化器68で符号化された信号を高密度記録が可能なように等化し磁気ヘッド64に供給する記録等化器69より構成される。
【0007】
また、再生系67は、磁気ヘッド64により電気信号に変換された高密度のヘッド再生信号が供給され、ヘッド再生信号を波形干渉を利用して等化する再生等化器70、再生等化器70で得られた信号を波形干渉等を利用して元の信号に再生するML検出器71、ML検出器71により検出された信号から記録信号を再生し、出力端子TOUT から出力する復号器72より構成される。
【0008】
このような磁気ディスク装置では情報を高密度に記録するために上記記録等化、再生等化、ML検出等の波形間干渉を利用した信号処理が行われていた。このような信号処理の方法としてPR方式、FDTS/DF方式などの方式が提案されている。
【0009】
このような、PR方式、FDTS方式を用いてさらに高密度化を図ろうとすると、再生等化器70、ML検出器71等の信号再生装置での等化ロス、相関ノイズの低減が必須となる。
図9にPRML方式の信号再生装置のブロック構成図を示す。
【0010】
入力端子TINにはヘッド再生信号が供給され、供給されたヘッド再生信号を図8中の再生等化器70に相当するフィードフォワードフィルタ(FFF;Feed Forward Filter)81に供給する。フィードフォワードフィルタ81は供給された再生信号のレベルが先行する信号に影響を与えないように波形整形を行い、かつ、後続する信号への波形間干渉を一定に制御することにより、目標波形の等化を行う。フィードフォワードフィルタ81で目標波形に等化された信号は図8のML検出器71に相当するML(Maximum Likelihood)検出器82に供給される。
【0011】
ML検出器82はフィードフォワードフィルタ81により波形間干渉によって相関を持たせた目標波形の信号から最も確からしい系列の信号を検出し、出力端子TOUTから出力する。このようなPRML方式の信号処理装置では線密度の増加に伴いフィードフォワードフィルタ81での等化ロスが増大する。この等化ロスの増大を軽減するためにフィードフォワードフィルタ81にPR4、EPR4、EEPR4等のインパルス応答方式が採用されている。
【0012】
図10にPR方式のインパルス応答特性図を示す。図10(A)はPR4、図10(B)はEPR4、図10(C)はEEPR4のインパルス応答特性図を示す。PR4はPR(1,0,−1)とも表され、図10(A)に示されるようインパルス応答を示す。これは、再生信号に(1−D)(1+D)(Dは1ビット遅延)の特性を与えることで実現される。
【0013】
EPR4はPR(1,1,−1,−1)とも表され、図10(B)に示されるようインパルス応答を示す。これは、再生信号に(1−D)(1+D)2 (Dは1ビット遅延)の特性を与えることで実現される。
EEPR4はPR(1,2,−2,−1)とも表され、図10(C)に示されるようインパルス応答を示す。これは、再生信号に(1−D)(1+D)3 (Dは1ビット遅延)の特性を与えることで実現される。
【0014】
しかし、上記PR4、EPR4、EEPR4のインパルス応答方式を用いたとしても等化ロスの増大を軽減することはできるものの線密度の増加に伴う等化ロスを防げない。
図11にPR4、EPR4、EEPR4の記録情報の規格化線密度に対する等化ロスの特性図を示す。同図中、実線はPR4の特性、破線はEPR4の特性、一点鎖線はEEPR4の特性を示す。
【0015】
図11に示すようにPR4に比べてEPR4、EPR4に比べてEEPR4で等化ロスは小さくなっているが、いずれの特性も線密度が増加するにつれて等化ロスが大きくなっている。
図12にPR4、EPR4、EEPR4の規格化周波数に対する等化利得の特性図を示す。同図中、実線はPR4の特性、破線はEPR4の特性、一点鎖線はEEPR4の特性を示す。
【0016】
図12に示すように規格化周波数によって等化利得が大きく変化してしまうため、ノイズが増長されていた。このため、ML検出器2での相関ノイズが無視できなくなる。
図13にPR4、EPR4、EEPR4の規格化線密度に対するSNR(Signal-to-Noise Ratio )の特性図を示す。同図中、実線はPR4の特性、破線はEPR4の特性、一点鎖線はEEPR4の特性を示す。
【0017】
図13に示すように線密度が増加するほどSNRが小さくなっており、SNRの影響が現れやすくなる。
また、PR方式ではPR4に比べてEPR4、EPR4に比べてEEPR4で畳み込み段数が増加するが、この畳み込み段数が増加するに従って、ML検出器2でのノイズを低減させることができる。
【0018】
図14にPR4、EPR4、EEPR4の規格化線密度に対するML検出器の所要部分のSNRの特性図を示す。同図中、実線はPR4の特性、破線はEPR4の特性、一点鎖線はEEPR4の特性を示す。図14に示されるようにPR4に比べてEPR4、EEPR4ではML検出器82の所要部分でのSNRが大きくなっている。
【0019】
図15にPR4、EPR4、EEPR4の線密度に対するピーク信号/2乗平均平方根値のノイズの特性図を示す。同図中、実線はPR4の特性、破線はEPR4の特性、一点鎖線はEEPR4の特性を示す。
図15に示すようにPR4に比べて畳み込み段数が大きいEPR4でPR4よりノイズが低減し、EPR4に比べて畳み込み段数が大きいEEPR4でEPR4よりノイズが低減している。従って、畳み込み段数を増加させればノイズを低減できるわけであるが、畳み込み段数が増加すると、ML検出器2で必要となるレジスタ数が増加する。
【0020】
畳み込み段数をTとすると、格段に0、1の2つのパスが設けられ、これらの組み合わせを考える必要があるから必要なパス数は2(T+1) 個となる。1つのパスで必要なレジスタは通常5×(T+1)個必要とされるから必要となるレジスタ数Rは、パス数に1つのパスに必要なレジスタ数をかけた個数となる。すなわち、
R=5×(T+1)×2(T+1) ・・・(1)
となる。
【0021】
PR4では畳み込み段数Tは`1`であるので、上記式(1)より、
R=5×(1+1)×21+1 =5×2×22 =40
となるため、レジスタ数はPR4で40個となる。
また、EPR4では畳み込み段数Tは`2`であるので、式(1)よりレジスタ数Rは120個、EEPR4では畳み込み数Tは`3`であるので、式(1)よりレジスタ数Rは320個となる。このように畳み込み段数Tが増加すると必要となるレジスタ数Rは指数的に増加してしまう。
【0022】
このように、PR方式では回路を小さい回路規模で実現しようとすると畳み込み段数が少なくなりノイズが増加してしまい、エラーなどが発生しやすくなり、逆に、ノイズを低減させようとすると、回路規模が極端に大きくなってしまっていた。
【0023】
上記PR方式の問題点である等化ロス/相関ノイズの増加及び回路規模の極端な増加を抑制する検出方式としてFDTS/DF(Fixed Delay Tree Search with Decision Feedback )方式なる検出方法が提案されている。図16にFDTS/DF方式の信号再生装置のブロック構成図である。
【0024】
入力端子TINにはヘッド再生信号が供給される。入力端子TINはフィードフォワードフィルタ91に接続されており、入力端子TINに供給されたヘッド再生信号はフィードフォワードフィルタ91に供給される。
フィードフォワードフィルタ91は供給されたヘッド再生信号のレベルが先行する信号に影響を与えないように波形整形を行い、かつ、後続する信号への波形間干渉を一定に制御することにより、目標波形の等化を行う。フィードフォワードフィルタ91で目標波形に等化された信号は減算器92に供給される。
【0025】
減算器92はフィードフォワードフィルタ91から供給された負の信号を出力端子TOUTからフィードバックフィルタ93介して供給される信号に加算し、FDTS処理部94に供給する。フィードバックフィルタ93は出力端子TOUTから出力される出力信号に波形干渉係数をかけた出力を減算器92に供給している。
【0026】
FDTS処理部94では、ツリー状に配置された取り得るパスにおいて、減算器92から供給された信号と無雑音時の期待値の二乗平均誤差を求め、その中から最尤となるパスを出力し、出力端子TOUT 及びフィードバックフィルタ93に供給する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来のPR方式の信号再生方法では上述のように回路を小さい回路規模で実現しようとすると畳み込み段数が少なくなりノイズが増加してしまい、エラーなどが発生しやすくなり、逆に、ノイズを低減させようとすると、回路規模が極端に大きくなり、メカ部の小型化により回路部の実装面積を確保するのが困難になる等の問題点があった。
【0028】
また、短いパス長は等化ロス、相関ノイズを低減できるが、パス長が短いため、検出器の性能が低く、エラー伝搬が大きい等の問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、等化ロス、相関ノイズを抑制しつつ、最尤検出器の性能を劣化させない信号再生方法及び信号再生装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生方法において、前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1の手順と、τビットの畳み込みが施された第2の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を発生する第2の手順と、前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形から前記第2の手順で発生された前記第3の波形間干渉波形を減算し、前記第2の波形間干渉波形を生成する第3の手順と、前記第3の手順で生成された前記第2の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する第4の手順とを有することを特徴とする。
【0030】
請求項1によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、τビットに縮退された第2の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0031】
請求項2は、波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生方法において、前記入力信号からTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1の手順と、前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生する第2の手順と、前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形から前記第2の手順で発生された前記第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットの第3の波形間干渉波形を生成する第3の手順と、前記第3の手順で算出された前記第3の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する第4の手順とを有することを特徴とする信号再生方法。
【0032】
請求項2によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、Tビットの畳み込みが施された第1の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を得て、これを最尤検出することにより、予めノイズ、ロスが抑制された信号を最尤検出することができるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0033】
請求項3は、波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生方法において、前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1の手順と、前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生する第2の手順と、前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形から前記第2の手順で発生された前記第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットの第3の波形間干渉波形を算出する第4の手順と、前記第4の手順で算出された前記第3の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する第5の手順とを有することを特徴とする。
【0034】
請求項3によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生し、第1の波形間干渉波形から第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットの第3の波形間干渉波形を算出し、第3の波形間干渉波形を最尤検出し、元の信号を再生することにより、τビットに縮退された第3の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0035】
請求項4は、波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生装置において、前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1のフィルタと、τビットの畳み込みが施された第2の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を発生する仮検出手段と、前記第1のフィルタで発生した前記第1の波形間干渉波形から前記仮検出手段で発生した前記第3の波形間干渉波形を減算し、前記第2の波形間干渉波形を生成する減算器と、前記減算器で生成された前記第2の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する最尤検出手段とを有することを特徴とする。
【0036】
請求項4によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、τビットに縮退された第2の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0037】
請求項5は、前記仮検出手段が、τビットの畳み込みが施された第2の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの畳み込みを施した波形間干渉波形を生成する仮検出器と、前記仮検出器で生成された波形間干渉波形に重み付けをし、前記第3の波形間干渉波形を生成する第3のフィルタとを有することを特徴とする。
【0038】
請求項5によれば、第2のフィルタにより第3の波形間干渉波形に最適の重み付けを施すことができるため、高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0039】
請求項6は、前記仮検出器が、ツリー状の取り得るパスを有し、前記第2の波形間干渉波形のサンプル値と無雑音時の期待値の2乗平均誤差を求め、該2乗平均誤差に基づいて前記ツリー状のパスから最尤となるパスを出力するFDTSアルゴリズムを実行することを特徴とする。
【0040】
請求項6によれば、既存のFDTSアルゴリズムを用いて検出が可能となるため、容易に高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0041】
請求項7は、前記仮検出器が、先行する波形間干渉波形を推定し、推定した波形間干渉波形から前記第2の波形間干渉波形を減算し、その減算結果を2値化判定することにより仮検出を行うことを特徴とする。
【0042】
請求項7によれば、既存のDFE検出器を用いて検出が可能であるため、容易に高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0043】
請求項8は、前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変する制御手段を有することを特徴とする。
請求項8によれば、制御手段により前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変することにより、入力信号周波数に応じて最適制御が可能となりより高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0044】
請求項9は、波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生装置において、前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1のフィルタと、前記第1のフィルタで発生された前記第1の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生する仮検出手段と、前記第1のフィルタで発生された前記第1の波形間干渉波形から前記仮検出手段で発生された前記第2の波形間干渉波形を減算し、τビットに縮退された第3の波形間干渉波形を生成する減算器と、前記減算器で生成された前記第3の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する最尤検出手段とを有することを特徴とする。
【0045】
請求項9によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、Tビットの畳み込みが施された第1の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0046】
請求項10は、前記仮検出手段が、Tビットの畳み込みが施された第1の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した波形間干渉波形を生成する仮検出器と、前記仮検出器で生成された前記波形間干渉波形に重み付けをし、前記第2の波形間干渉波形を生成する第2のフィルタとを有することを特徴とする。
【0047】
請求項10によれば、第2のフィルタにより第2の波形間干渉波形に最適の重み付けを施すことができるため、高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0048】
請求項11は、前記仮検出器が、ツリー状の取り得る複数のパスを有し、前記第2の波形間干渉波形のサンプル値と無雑音時の期待値の2乗平均誤差を求め、該2乗平均誤差に基づいて前記ツリー状の複数のパスから最尤となるパスを選択し、出力するFDTSアルゴリズムを実行することを特徴とする。
【0049】
請求項11によれば、既存のFDTSアルゴリズムを用いて検出が可能となるため、容易に高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0050】
請求項12は、前記仮検出器は、後続の波形間干渉波形から先行する波形間干渉波形を減算し、その減算結果を2値化判定し、2値化判定結果を仮検出結果として出力することを特徴とする。
【0051】
請求項12によれば、既存のDFE検出器を用いて検出が可能であるため、容易に高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0052】
請求項13は、前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変する制御手段を有することを特徴とする。
請求項13によれば、制御手段により前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変することにより、入力信号周波数に応じて最適制御が可能となりより高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0053】
請求項14は、波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生装置において、前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1のフィルタと、前記入力信号に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生させる第2のフィルタと、前記第2のフィルタで発生された前記第2の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を発生する仮検出手段と、前記第1のフィルタで発生された前記第1の波形間干渉波形から前記仮検出手段で発生された前記第3の波形間干渉波形を減算し、τビットに縮退された第4の波形間干渉波形を生成する減算器と、前記減算器で生成された前記第4の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する最尤検出手段とを有することを特徴とする。
【0054】
請求項14によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第4の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、第1の波形間干渉波形から第2の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第4の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0055】
請求項15は、前記仮検出手段が、前記第2のフィルタから供給された前記第2の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した波形間干渉波形を生成する仮検出器と、前記仮検出器で生成された波形間干渉波形に対して重み付けをする第3のフィルタとを有することを特徴とする。
【0056】
請求項15によれば、第3のフィルタにより波形間干渉波形に最適の重み付けを施すことができるため、高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0057】
請求項16は、仮検出器が、ツリー状の取り得るパスを有し、前記第3の波形間干渉波形のサンプル値と無雑音時の期待値の2乗平均誤差を求め、該2乗平均誤差に応じて前記ツリー状のパスから最尤となるパスを出力するFDTSアルゴリズムを実行することを特徴とする。
【0058】
請求項16によれば、既存のFDTSアルゴリズムを用いて検出が可能となるため、容易に高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0059】
請求項17は、仮検出器が、後続の波形間干渉波形から先行する波形間干渉波形を減算し、その減算結果を2値化判定し、2値化判定結果を仮検出結果として出力することを特徴とする。
【0060】
請求項17によれば、既存のDFE検出器を用いて検出が可能であるため、容易に高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0061】
請求項18は、前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変する制御手段を有することを特徴とする。
請求項18によれば、制御手段により前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変することにより、入力信号周波数に応じて最適制御が可能となりより高精度の検出が可能となる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0062】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図とともに説明する。
図1に本発明の第1実施例の信号再生装置のブロック構成図を示す。
本実施例の信号再生装置1は請求項1及び請求項4乃至8の実施例に対応しており、例えば、図に示すハードディスク装置において再生系を構成する再生等化器及びML検出器の部分に相当する。
【0063】
本実施例の信号再生装置1は、請求項中の第1のフィルタに相当するフィードフォワードフィルタ2、請求項中の減算器に相当する減算器3、請求項中の検出手段に相当するML検出器4、請求項中の仮検出手段に相当する仮検出部5、請求項中の制御手段に相当する制御回路8より構成される。
【0064】
ヘッドからの再生信号は入力端子TINに供給される。入力端子TINはフィードフォワードフィルタ2に接続されていて、ヘッドから供給されたヘッド再生信号はフィードフォワードフィルタ2に供給される。フィードフォワードフィルタ2は、供給されたヘッド再生信号のレベルが先行する信号に影響を与えないように波形整形を行い、かつ、後続する信号への波形間干渉を一定に制御することにより、目標波形の等化を行う。
【0065】
フィードフォワードフィルタ2での応答は、フィードフォワードフィルタ2の入力であるヘッド再生信号をan 、フィードフォワードフィルタ2の出力をWn とすると、
【0066】
【数1】
【0067】
で表される。ここで、gt は入力信号an のインパルス応答における重みである。
例えば、PR4;(1+D)の場合、g0 =1、g1 =1EPR4;(1+D)2 の場合、g0 =1、g1 =2、g3 =1に設定される。
【0068】
フィードフォワードフィルタ2で目標波形に等化された出力Wn は減算器3に供給される。減算器3は、フィードフォワードフィルタ2の出力Wn と仮検出部5の出力Xn を減算した算出結果Yn を出力する。
減算器3で得られた算出結果Yn はML検出器4及び仮検出部5に供給される。ML検出器4は減算器3から供給された算出結果Yn に対してτビットで畳み込みを行い、出力信号
【0069】
【数2】
【0070】
を出力する。
ML検出器4は出力端子TOUT に接続されていて、ML検出器4で検出された出力信号
【0071】
【数3】
【0072】
は出力端子TOUT から出力され、図示しない復号器に供給される。仮検出部5は、減算器3の出力Yn を検出するFDTS(Fixed Delay Tree Search )処理部6及びFDTS処理部6の出力
【0073】
【数4】
【0074】
に対して重み付けを行うフィードバックフィルタ7より構成される。FDTS処理部6は、ツリー状に配置された取り得るパスにおいて、減算器3から供給された信号と無雑音時の期待値の二乗平均誤差を求め、その中から最尤となるパスを仮判定結果
【0075】
【数5】
【0076】
として出力する。
FDTS処理部6は、フィードバックフィルタ7と接続されていて、FDTS処理部6により得られた仮判定結果
【0077】
【数6】
【0078】
は、フィードバックフィルタ7に供給される。
フィードバックフィルタ7は、FDTS処理部6で得られた仮判定結果
【0079】
【数7】
【0080】
に対して重み付けを行う。
フィードバックフィルタ7の出力をXn とすると、FDTS処理部6で得られた仮判定結果
【0081】
【数8】
【0082】
に対する応答は、
【0083】
【数9】
【0084】
で表される。
ここで、
【0085】
【数10】
【0086】
はFDTS処理部6で得られた仮判定結果、gu は重み、tはML検出器4に入力される信号の畳み込み長(t<T)を示す。
フィードバックフィルタ7の出力結果Xn は減算器3に供給され、前述したようにフィードフォワードフィルタ2の出力Wn から減算される。
【0087】
ここで、減算器3の応答について説明する。
減算器3の出力Yn はフィードフォワードフィルタ2の出力Wn からフィードバックフィルタ7の出力Xn を減算したものであるので、
Yn =Wn −Xn ・・・(4)
となる。
【0088】
ここで、フィードフォワードフィルタ2の出力Wn は式(2)から
【0089】
【数11】
【0090】
であり、フィードバックフィルタ7の出力X n は式(3)から
【0091】
【数12】
【0092】
で表せるため、式(4)の減算器3の出力Yn は、
【0093】
【数13】
【0094】
で表される。ここで、FDTS処理部6で得られた仮判定結果が正しいとすると、式(5)は、
【0095】
【数14】
【0096】
で表される。また、制御回路8は、ヘッド再生信号とサンプリングクロックとを比較し、ヘッド再生信号周波数とサンプリングクロック周波数との比を検出する検出部9と、検出部9の検出結果に応じてフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、ML検出器4、FDTS処理部6の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように可変する制御部10より構成される。
【0097】
この制御回路8によりフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、ML検出器4、FDTS処理部6の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように可変することにより、高精度な検出が可能となる。
【0098】
本実施例によれば、フィードフォワードフィルタ2の出力をFDTS処理部6及びフィードバックフィルタ7よりなる仮検出部5によりFDTS/DF処理することにより等化ロス、相関ノイズを抑制した出力Yn を得、この出力Yn をML検出器4によりML検出することで、ML検出器4の畳み込み段数を削減しても等化ロス、相関ノイズが予め抑制されているので、出力信号
【0099】
【数15】
【0100】
のエラーを小さくできる。例えば、フィードフォワードフィルタ2での畳み込みビット長Tを'4'とし、仮検出部5で2ビットの波形間干渉を除去することにより、ML検出器4での畳み込みビット長τを'2' としたとすれば、ML検出器4はEPR4で検出が可能となるため、式(1)からML検出器4に必要なレジスタ数は120個となる。なお、仮検出部5が存在しない場合にはML検出器4の畳み込みビット長Tは'4' となるため、式(1)からML検出器4に搭載すべきレジスタ数は800個となる。このように、レジスタ数を800個から120個に大幅に低減することができる。このため、等化ロス及び相関ノイズを低減しつつも回路規模を減少させることができる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0101】
図2に本発明の第2の実施例のブロック構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例の信号再生装置11は請求項2及び請求項9乃至13に相当し、図1に示す第1の実施例とは仮検出部の構成が異なる。
【0102】
本実施例の仮検出部12はDFE(Decision Feedback Equalization )検出器13、及び、フィードバックフィルタ7より構成される。
【0103】
図3に本発明の第2の実施例のDFE検出器のブロック構成図を示す。
DFE検出器13は、減算器14、2値判定器15、フィードバックフィルタ16、遅延回路17より構成される。
減算器14には、減算器3の出力Ynに先行するフィードバックフィルタ16の出力、及び、フィードバックフィルタ16の出力に後続する減算器3の出力Ynが供給される。減算器14は、後続する減算器3の出力Yn から先行するフィードバックフィルタ16の出力を減算した出力を得る。
【0104】
減算器14の出力は2値判定器15に供給される。2値判定器15は、減算器14の出力をレベルに応じて’+1’または’−1’の2値に2値化する。2値判別器15の出力はフィードバックフィルタ16及び遅延回路17に供給される。また、遅延回路17の出力は、フィードバックフィルタ7に供給される。
【0105】
また、制御回路18は、ヘッド再生信号とサンプリングクロックとを比較し、ヘッド再生信号周波数とサンプリングクロック周波数との比を検出する検出部9と、検出部9の検出結果に応じてフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、ML検出器4、DEF検出器13の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように制御する制御部19より構成される。
【0106】
この制御回路18によりフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、ML検出器4、DEF検出器13の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように可変することにより、高精度な検出が可能となる。
【0107】
本実施例によれば、第1実施例と同様にDFE検出器13により仮検出を行いその結果に対してフィードバックフィルタ7により重み付けを行い減算器3に供給し、減算器3によりフィードフォワードフィルタ2の出力Wn から減算を行うことによりτビットの波形間干渉波形に変換し、τビットの畳み込みを行うML検出器4に供給することにより、仮検出部12で等化ロス、相関ノイズを抑制するので、畳み込み段数の小さい、すなわち、回路規模の小さいML検出器4で検出を行っても等化ロス、相関ノイズの影響が発生しにくくできる。このため、回路規模の小さな回路で、等化ロス、相関ノイズの小さくできる信号再生装置を実現できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0108】
図4に本発明の第3実施例のブロック構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例の信号再生装置21は、仮検出部22により仮検出する信号の入力位置が図1に示す信号再生装置とは異なる。
【0109】
本実施例の仮検出部22は、フィードフォワードフィルタ2の出力Wn に対してFDTS処理を行うFDTS処理部23、FDTS処理部23の処理結果に対して重み付けを行うフィードバックフィルタ24より構成される。FDTS処理部23は、フィードフォワードフィルタ2でTビットに畳み込まれた信号に対して(T−τ)ビットの畳み込みを行い、フィードバックフィルタ24に供給する。フィードバックフィルタ24ではFDTS処理部23で検出された出力に対して重み付けを行い減算器3に供給する。
【0110】
本実施例によれば、第1及び第2の実施例同様に仮検出部22により等化ロス、相関ノイズを抑制するため、等化ロス、相関ノイズを低下でき、エラーレートを低下できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0111】
また、ML検出器4の畳み込み段数を減らすことができ回路規模を縮小できる。
図5に本発明の第4実施例のブロック構成図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0112】
本実施例の信号再生装置31は図4に示す第3実施例の信号再生装置21のFDTS処理により検出を行う仮検出部22に代えてDFE処理により検出を行う仮検出部32によって構成したものである。本実施例によれば、第1〜第3実施例と同様に仮検出部32により等化ロス、相関ノイズを抑制できるため、等化ロス、相関ノイズを低下でき、エラーレートを低下できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0113】
また、このため、ML検出器4の畳み込み段数を減らすことができ回路規模を縮小できる。
図6に本発明の第5実施例のブロック構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0114】
本実施例の信号再生装置41は、図1と仮検出部の構成が異なる。本実施例の仮検出部42は、フィードフォワードフィルタ43、FDTS処理部44、フィードバックフィルタ7より構成される。
【0115】
フィードフォワードフィルタ43は、フィードフォワードフィルタ2と同様な構成とされており、入力端子TINに供給されたヘッド再生信号のレベルが先行する信号に影響を与えないように波形整形を行い、かつ、後続する信号への波形間干渉を一定に制御することにより、目標波形の等化を行う。このとき、フィードフォワードフィルタ43はフィードフォワードフィルタ2の特性とは特性を異ならせFDTS処理部44のFDTS処理に最適な特性に設定される。例えば、式(2)における重みgn の値をFDTS処理部44の畳み込み段数に対応した値に設定する。
【0116】
フィードフォワードフィルタ43の出力はFDTS処理部44に供給される。FDTS処理部44は前述のFDTS処理部6と同様な構成とされ、フィードフォワードフィルタ43の出力信号に対して(T−τ)ビットの畳み込みを行い、フィードバックフィルタ7を介して減算器3に供給する。
【0117】
また、制御回路45は、ヘッド再生信号とサンプリングクロックとを比較し、ヘッド再生信号周波数とサンプリングクロック周波数との比を検出する検出部9と、検出部9の検出結果に応じてフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、フィードフォワードフィルタ43、ML検出器4、FDTS処理部44の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように可変する制御部46より構成される。
【0118】
この制御回路45によりフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、フィードフォワードフィルタ43、ML検出器4、FDTS処理部44の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように可変することにより、高精度な検出が可能となる。
【0119】
本実施例によれば、第1〜第4実施例と同様に仮検出部42により等化ロス、相関ノイズを抑制できるため、等化ロス、相関ノイズを低下でき、エラーを低下できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0120】
また、このため、ML検出器4の畳み込み段数を減らすことができ回路規模を縮小できる。
さらに、仮検出部42はヘッド再生信号を直接入力し、独自に設けられたフィードフォワードフィルタ43によりFDTS処理部44での処理に最適の特性に設定されて入力できるため、仮検出を高精度に行うことができ、等化ロス、相関ノイズを効率的に抑制できる。
【0121】
図7に本発明の第6実施例のブロック構成図を示す。同図中、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例の信号再生装置51は、図6に示す第5の実施例とは仮検出部の構成が異なる。
【0122】
本実施例の仮検出部52は、図6に示す第5実施例の信号再生装置41の仮検出部42のFDTS処理部44に代えて、図3に示した第2実施例に示すDFE検出器13と同様のDFE検出器53を用いたものである。また、制御回路54は、ヘッド再生信号とサンプリングクロックとを比較し、ヘッド再生信号周波数とサンプリングクロック周波数との比を検出する検出部9と、検出部9の検出結果に応じてフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、フィードフォワードフィルタ43、ML検出器4、DFE検出器53の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように可変する制御部55より構成される。
【0123】
この制御回路54によりフィードフォワードフィルタ2、フィードバックフィルタ7、フィードフォワードフィルタ43、ML検出器4、DFE検出器53の重み係数gをヘッド再生信号周波数に応じてヘッド再生信号の周波数によらずに波形間干渉が最適となるように可変することにより、高精度な検出が可能となる。
【0124】
本実施例によれば、第5実施例と同様に仮検出部52により等化ロス、相関ノイズを抑制できるため、等化ロス、相関ノイズを低下でき、エラーレートを低下できる。従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる。
【0125】
また、このため、ML検出器4の畳み込み段数を減らすことができ回路規模を縮小できる。
さらに、仮検出部52はヘッド再生信号を直接入力し、独自に設けられたフィードフォワードフィルタ43によりDFE検出器53での処理に最適の特性に設定されて入力できるため、仮検出を高精度に行うことができ、等化ロス、相関ノイズを効率的に抑制できる。
【0126】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、τビットに縮退された第2の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制でき、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0127】
請求項2によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減でき、また、Tビットの畳み込みが施された第1の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を得て、これを最尤検出することにより、予めノイズ、ロスが抑制された信号を最尤検出することができるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制でき、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0128】
請求項3によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減でき、また、入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生し、第1の波形間干渉波形から第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットの第3の波形間干渉波形を算出し、第3の波形間干渉波形を最尤検出し、元の信号を再生することにより、τビットに縮退された第3の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制でき、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0129】
請求項4によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減できる。また、τビットに縮退された第2の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第3の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第2の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制でき、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0130】
請求項5によれば、第2のフィルタにより第3の波形間干渉波形に最適の重み付けを施すことができるため、高精度の検出が可能となる等の特長を有する。
請求項6によれば、既存のFDTSアルゴリズムを用いて検出が可能となるため、容易に高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0131】
請求項7によれば、既存のDFE検出器を用いて検出が可能であるため、容易に高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0132】
請求項8によれば、制御手段により前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変することにより、入力信号周波数に応じて最適制御が可能となりより高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0133】
請求項9によれば、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減でき、また、Tビットの畳み込みが施された第1の波形間干渉波形を検出し、(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を生成し、Tビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第3の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制でき、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0134】
請求項10によれば、第2のフィルタにより第3の波形間干渉波形に最適の重み付けを施すことができるため、高精度の検出が可能となる等の特長を有する。
請求項11によれば、既存のFDTSアルゴリズムを用いて検出が可能となるため、容易に高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0135】
請求項12によれば、既存のDFE検出器を用いて検出が可能であるため、容易に高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0136】
請求項13によれば、制御手段により前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変することにより、入力信号周波数に応じて最適制御が可能となりより高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0137】
請求項14によればTビットの畳み込みを実施した第1の波形間干渉波形をτビットに縮退された第4の波形間干渉波形を最尤検出するため、最尤検出の処理を軽減でき、また、第1の波形間干渉波形から第2の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を減算することによりτビットに縮退された第4の波形間干渉波形を得るため、予めノイズ、ロスが抑制された信号が最尤検出されるので、最尤検出時のノイズ、ロスを抑制でき、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0138】
請求項15によれば、第3のフィルタにより波形間干渉波形に最適の重み付けを施すことができるため、高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
請求項16によれば、既存のFDTSアルゴリズムを用いて検出が可能となるため、容易に高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0139】
請求項17によれば、既存のDFE検出器を用いて検出が可能であるため、容易に高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【0140】
請求項18によれば、制御手段により前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変することにより、入力信号周波数に応じて最適制御が可能となりより高精度の検出が可能となり、従って、高精度な再生信号を得られ、ディスク装置などに適用した場合、信頼性を向上されることができると共に、回路規模を縮小でき、装置の小型化、軽量化を図ることができ、また、エラーレートの低下により高密度記録化を図ることも可能となる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の信号再生装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の第2実施例の信号再生装置のブロック構成図である。
【図3】本発明の第2実施例の信号再生装置のDFE検出器のブロック構成図である。
【図4】本発明の第3実施例の信号再生装置のブロック構成図である。
【図5】本発明の第4実施例の信号再生装置のブロック構成図である。
【図6】本発明の第5実施例の信号再生装置のブロック構成図である。
【図7】本発明の第6実施例の信号再生装置のブロック構成図である。
【図8】ハードディスク装置の概略構成図である。
【図9】PR方式の信号再生装置のブロック構成図である。
【図10】PR方式のインパルス応答特性図である。
【図11】PR4、EPR4、EEPR4の記録情報の規格化線密度に対する等化ロスの特性図である。
【図12】PR4、EPR4、EEPR4の規格化周波数に対する等化利得の特性図である。
【図13】PR4、EPR4、EEPR4の規格化線密度に対するSNRの特性図である。
【図14】PR4、EPR4、EEPR4の記録情報の規格化線密度に対するML検出器の所要SNRの特性図である。
【図15】PR4、EPR4、EEPR4の記録情報の規格化線密度に対するピーク信号/二乗平均平方根値ノイズの特性図である。
【図16】FDTS/DF方式の信号再生装置のブロック構成図である。
Claims (18)
- 波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生方法において、
前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1の手順と、
τビットの畳み込みが施された第2の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を発生する第2の手順と、
前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形から前記第2の手順で発生された前記第3の波形間干渉波形を減算し、前記第2の波形間干渉波形を生成する第3の手順と、
前記第3の手順で生成された前記第2の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する第4の手順とを有することを特徴とする信号再生方法。 - 波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生方法において、
前記入力信号からTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1の手順と、
前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生する第2の手順と、
前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形から前記第2の手順で発生された前記第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットの第3の波形間干渉波形を生成する第3の手順と、
前記第3の手順で算出された前記第3の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する第4の手順とを有することを特徴とする信号再生方法。 - 波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生方法において、
前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1の手順と、
前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生する第2の手順と、
前記第1の手順で発生された前記第1の波形間干渉波形から前記第2の手順で発生された前記第2の波形間干渉波形を減算することによりτビットの第3の波形間干渉波形を算出する第4の手順と、
前記第4の手順で算出された前記第3の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する第5の手順とを有することを特徴とする信号再生方法。 - 波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生装置において、
前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1のフィルタと、
τビットの畳み込みが施された第2の波形間干渉波形に対して重み付けをし、(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を発生する仮検出手段と、
前記第1のフィルタで発生した前記第1の波形間干渉波形から前記仮検出手段で発生した前記第3の波形間干渉波形を減算し、前記第2の波形間干渉波形を生成する減算器と、
前記減算器で生成された前記第2の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する最尤検出手段とを有することを特徴とする信号再生装置。 - 前記仮検出手段は、τビットの畳み込みが施された第2の波形間干渉波形から(T−τ)ビットの畳み込みを施した波形間干渉波形を生成する仮検出器と、
前記仮検出器で生成された波形間干渉波形に重み付けをし、前記第3の波形間干渉波形を生成する第3のフィルタとを有することを特徴とする請求項4記載の信号再生装置。 - 前記仮検出器は、ツリー状の取り得るパスを有し、前記第2の波形間干渉波形のサンプル値と無雑音時の期待値の2乗平均誤差を求め、該2乗平均誤差に基づいて前記ツリー状のパスから最尤となるパスを出力するFDTSアルゴリズムを実行することを特徴とする請求項5記載の信号再生装置。
- 前記仮検出器は、先行する波形間干渉波形を推定し、推定した波形間干渉波形から前記第2の波形間干渉波形を減算し、その減算結果を2値化判定することにより仮検出を行うことを特徴とする請求項5記載の信号再生装置。
- 前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変する制御手段を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項の信号再生装置。
- 波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生装置において、
前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1のフィルタと、
前記第1のフィルタで発生された前記第1の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生する仮検出手段と、
前記第1のフィルタで発生された前記第1の波形間干渉波形から前記仮検出手段で発生された前記第2の波形間干渉波形を減算し、τビットに縮退された第3の波形間干渉波形を生成する減算器と、
前記減算器で生成された前記第3の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する最尤検出手段とを有することを特徴とする信号再生装置。 - 前記仮検出手段は、Tビットの畳み込みが施された第1の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した波形間干渉波形を生成する仮検出器と、
前記仮検出器で生成された前記波形間干渉波形に重み付けをし、前記第2の波形間干渉波形を生成する第2のフィルタとを有することを特徴とする請求項9記載の信号再生装置。 - 前記仮検出器は、ツリー状の取り得る複数のパスを有し、前記第2の波形間干渉波形のサンプル値と無雑音時の期待値の2乗平均誤差を求め、該2乗平均誤差に基づいて前記ツリー状の複数のパスから最尤となるパスを選択し、出力するFDTSアルゴリズムを実行することを特徴とする請求項10記載の信号再生装置。
- 前記仮検出器は、後続の波形間干渉波形から先行する波形間干渉波形を減算し、その減算結果を2値化判定し、2値化判定結果を仮検出結果として出力することを特徴とする請求項10記載の信号再生装置。
- 前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第2のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変する制御手段を有することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項記載の信号再生装置。
- 波形間干渉により高密度化された入力信号を元の信号に再生する信号再生装置において、
前記入力信号に対してTビットの畳み込みを施した第1の波形間干渉波形を発生させる第1のフィルタと、
前記入力信号に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第2の波形間干渉波形を発生させる第2のフィルタと、
前記第2のフィルタで発生された前記第2の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した第3の波形間干渉波形を発生する仮検出手段と、
前記第1のフィルタで発生された前記第1の波形間干渉波形から前記仮検出手段で発生された前記第3の波形間干渉波形を減算し、τビットに縮退された第4の波形間干渉波形を生成する減算器と、
前記減算器で生成された前記第4の波形間干渉波形を最尤検出し、前記元の信号を再生する最尤検出手段とを有することを特徴とする信号再生装置。 - 前記仮検出手段は、前記第2のフィルタから供給された前記第2の波形間干渉波形に対して(T−τ)ビットの畳み込みを施した波形間干渉波形を生成する仮検出器と、
前記仮検出器で生成された波形間干渉波形に対して重み付けをする第3のフィルタとを有することを特徴とする請求項14記載の信号再生装置。 - 前記仮検出器は、ツリー状の取り得るパスを有し、前記第3の波形間干渉波形のサンプル値と無雑音時の期待値の2乗平均誤差を求め、該2乗平均誤差に応じて前記ツリー状のパスから最尤となるパスを出力するFDTSアルゴリズムを実行することを特徴とする請求項15記載の信号再生装置。
- 前記仮検出器は、後続の波形間干渉波形から先行する波形間干渉波形を減算し、その減算結果を2値化判定し、2値化判定結果を仮検出結果として出力することを特徴とする請求項15記載の信号再生装置。
- 前記第1のフィルタ、前記仮検出器、前記第3のフィルタ、前記第4のフィルタ、前記最尤検出手段の係数を前記再生信号の周波数とサンプリング周波数との比に応じて可変する制御手段を有することを特徴とする請求項16乃至17のいずれか一項記載の信号再生装置。
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