JP2003016653A - 再生パワー制御方法および再生パワー制御装置並びにそれを備えた記録再生装置 - Google Patents

再生パワー制御方法および再生パワー制御装置並びにそれを備えた記録再生装置

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JP2003016653A JP2001201332A JP2001201332A JP2003016653A JP 2003016653 A JP2003016653 A JP 2003016653A JP 2001201332 A JP2001201332 A JP 2001201332A JP 2001201332 A JP2001201332 A JP 2001201332A JP 2003016653 A JP2003016653 A JP 2003016653A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上のユーザ領域を減少させることな
く、再生パワー制御を行うことができる再生パワー制御
方法および再生パワー制御装置並びにそれを備えた記録
再生装置を提供する。 【解決手段】 再生パワー制御装置は、デジタル再生信
号を、所定の周波数特性に適応等化して等化後再生信号
とする適応等化器9と、適応等化器9における適応等化
の際の等化量に基づいて、現在の再生パワーと最適再生
パワーとの誤差を検出し、該誤差が0に近づくようにレ
ーザ光の再生パワーを制御する再生パワー制御部10と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に光ビー
ムを照射することにより記録マークを再生する際、光ビ
ームのパワーを最適に制御する再生パワー制御方法およ
び再生パワー制御装置並びにそれを備えた記録再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスクでは、記録するデ
ータの高密度化を図るために、光ビームのスポット径よ
りも小さい記録マークを再生する方法が提案されてい
る。
【0003】その一つの方法として、例えば、特開平5
−81717号公報には、いわゆる超解像光磁気ディス
クとその記録方法が記載されている。その記録方法とし
ては、記録層と面内磁化を有する再生層とを備えた光磁
気記録媒体に対して再生層側から光ビームを照射する。
このとき、光ビームの照射領域内の再生層の温度が上昇
する。この結果、該照射領域内で所定の温度以上に上昇
する部分、即ち検出口(アパーチャ)のみの再生層が、
内面磁化により、対応する記録層の磁性を転写した垂直
磁化に移行する。これにより、光ビームのスポット径よ
りも小さい記録マークを再生することができる。
【0004】しかしながら、光ビームの最適再生パワー
(データの再生に十分な再生信号の出力が得られるとと
もに、できるだけ混入(雑音)信号を小さくする範囲に
検出口の大きさが保たれるように制御された光ビームの
再生パワー)は、周囲温度の変化などに応じて変動す
る。従って、再生時に光ビームの再生パワーを一定に保
っていたとしても、再生されるデータの信頼性が低下す
ることがある。
【0005】即ち、最適再生パワーと比較して現在の再
生パワーが大きい場合、記録マークよりも検出口が大き
くなるため、隣接するトラックの記録マークが検出口に
現れて、隣接ビット同士で干渉が発生する。即ち、隣接
するトラックからの再生信号(混入信号)の出力が増大
し、互いに干渉しあう、即ち、再生波形が重なり合うこ
ととなる。これにより、高域の振幅が小さくなり、S/
N比が悪化するため、読み取りエラーが発生する確率が
高くなる。
【0006】一方、最適再生パワーと比較して現在の再
生パワーが小さい場合、検出口が小さくなる。このと
き、低域の振幅に対する高域の振幅の比は大きくなるも
のの、光ビーム中心部の一部のみで検出するのと同じこ
ととなり、反射光の中に含まれる信号の割合が小さくな
るため、全体的に振幅が小さくなる。これにより、読み
取ろうとしているトラックからの再生信号の出力も小さ
くなる。従って、S/N比が悪化し、読み取りエラーが
発生する確率が高くなる。
【0007】そこで、長さの異なる複数の記録マークを
用いることにより、最適再生パワーを維持することがで
きる記録再生装置が、特開平8−63817号公報に記
載されている。該記録再生装置では、長さの異なる複数
の記録マークからの各読み出し信号の信号レベルをそれ
ぞれ検出し、各記録マークに対応する検出信号の信号レ
ベルの比較結果に基づいて光ビームの再生パワーを制御
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−63817号公報に記載の記録再生装置では、記録
媒体上に、記録データとは別に、長さの異なるパターン
を何組か記録する領域を設けなければならない。このた
め、ユーザが情報の記録・再生を行う領域(ユーザ領
域)がその分減少する。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、記録媒体上のユーザ領域
を減少させることなく、再生パワー制御を行うことがで
きる再生パワー制御方法および再生パワー制御装置並び
にそれを備えた記録再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の再生パワー制御
装置は、上記の課題を解決するために、光ビームを記録
媒体に照射することにより記録情報を読み出す記録再生
装置に用いられ、光ビームの再生パワーを制御する再生
パワー制御装置であって、光ビームを照射することによ
り記録媒体から得られる上記記録情報に対応した再生信
号を、所定の周波数特性に等化する適応等化手段と、上
記等化の際の等化量に基づいて、現在の再生パワーと最
適再生パワーとの誤差を検出し、該誤差が0に近づくよ
うに光ビームの再生パワーを制御する再生パワー制御手
段とを備えていることを特徴としている。
【0011】ここで、最適再生パワーとは、記録情報の
再生に十分な再生信号の出力が得られるとともに、でき
るだけ混入(雑音)信号を小さくする範囲に検出口の大
きさが保たれるように制御された光ビームの再生パワー
のことをいう。
【0012】また、等化量とは、再生信号の周波数特性
における所望の周波数特性からのずれをいう。
【0013】上記の構成によれば、適応等化手段を用い
て再生信号を所定の周波数特性に等化し、そのときの等
化量を制御することにより、光ビームの再生パワーを制
御することができる。
【0014】従って、例えば、記録媒体上に、長マーク
や短マークなど、再生パワー制御のためのマークを記録
した特別な領域を設けなくてもよい。これにより、記憶
媒体上のユーザ領域(ユーザが情報の記録・再生を行う
領域)を減少させることなく、再生パワー制御を行うこ
とができる。
【0015】上記の再生パワー制御装置は、適応等化手
段が、LMSアルゴリズムを用いたFIRフィルタであ
り、等化係数を出力することが好ましい。
【0016】上記の構成によれば、LMSアルゴリズム
を用いることにより、現在の再生パワーで所望のインパ
ルス応答(孤立した1ビットのデータを再生したとき
の、サンプリングクロック毎のデジタルの再生信号であ
り、周波数特性を表すもの)が得られるように等化係数
を随時更新することができる。従って、この更新された
等化係数を用いて、逐次再生パワーの制御を行うことが
できる。これにより、最適に再生パワーの制御を制御す
ることができる。
【0017】上記の再生パワー制御装置は、再生パワー
制御手段が、等化係数から等化量を算出する算出手段を
備えていることが好ましい。
【0018】上記の構成によれば、例えば、算出された
等化量と、予め設定された所定の値(最適等化量)とを
比較することにより、現在の再生パワーと最適再生パワ
ーとの誤差を検出することができる。ここで、最適等化
量とは、最適な再生パワーにおける最適な等化量を予め
実測したものである。
【0019】従って、等化量が常に最適等化量と等しく
なるように光ビームのパワーを制御することができ、こ
れにより、適切に再生パワーを制御することができる。
【0020】また、適応等化手段から出力される等化係
数から等化量を算出することにより、少ないハード量で
等化量をハードウェア実装することができる。
【0021】本発明の再生パワー制御装置は、上記の課
題を解決するために、光ビームを記録媒体に照射するこ
とにより記録情報を読み出す記録再生装置に用いられ、
光ビームの再生パワーを制御する再生パワー制御装置で
あって、光ビームを照射することにより記録媒体から得
られる上記記録情報に対応した再生信号を等化し、該等
化結果の周波数特性と所定の周波数特性との誤差を検出
する等化手段と、上記誤差に基づいて、現在の再生パワ
ーと最適再生パワーとの誤差を検出し、該誤差が0に近
づくように光ビームの再生パワーを制御する再生パワー
制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0022】上記の構成によれば、等化手段を用いて再
生信号を等化し、該等化結果の周波数特性と所定の周波
数特性(等化量初期値)との誤差(等化係数更新デー
タ)を検出することにより、その誤差に基づいて光ビー
ムの再生パワーを制御することができる。即ち、所定の
等化量初期値で、所望のインパルス応答が得られるよう
に光ビームのパワーを制御することができる。この結
果、適切に再生パワーを制御することができる。
【0023】従って、例えば、記録媒体上に、長マーク
や短マークなど、再生パワー制御のためのマークを記録
した特別な領域を設けなくても再生パワーの制御を行う
ことができる。これにより、記憶媒体上のユーザ領域
(ユーザが情報の記録・再生を行う領域)を減少させる
ことなく、再生パワー制御を行うことができる。
【0024】上記の再生パワー制御装置は、等化手段
が、固定タップ係数を有するFIRフィルタであり、か
つ、LMSアルゴリズムを用いて各等化係数の更新量を
演算することにより誤差を検出することが好ましい。
【0025】上記の構成によれば、固定タップ係数を有
するFIRフィルタであることにより、所定の等化係数
を用いて上記誤差を検出する。従って、等化係数そのも
のは更新しないで、演算した等化係数の更新量を用いて
再生パワーの制御を行うことができる。
【0026】上記の再生パワー制御装置は、再生パワー
制御手段が、等化係数の更新量から等化量を算出する等
化量算出手段を備えていることが好ましい。
【0027】上記の構成によれば、例えば、算出された
等化量と、予め設定された所定の値(最適等化量)とを
比較することにより、現在の再生パワーと最適再生パワ
ーとの誤差を検出することができる。
【0028】従って、等化量が常に最適等化量と等しく
なるように光ビームのパワーを制御することができ、こ
れにより、適切に再生パワーを制御することができる。
【0029】また、等化手段で演算される等化係数の更
新量から等化量を算出することにより、少ないハード量
で等化量をハードウェア実装することができる。
【0030】本発明の再生パワー制御方法は、光ビーム
を記録媒体に照射して得られる再生信号を適応等化する
際に用いる等化係数から等化量を算出する等化量算出処
理と、該等化量と予め所定の値に設定された最適等化量
とを比較することにより現在の再生パワーと最適再生パ
ワーとを比較し、該比較結果に基づいて光ビームを出射
する光源の駆動電流を制御する再生パワー変更処理とを
有することを特徴としている。
【0031】上記の方法によれば、等化量を算出し、そ
の等化量に基づいて駆動電流を制御することにより、光
ビームの再生パワーを制御することができる。従って、
記憶媒体上のユーザ領域(ユーザが情報の記録・再生を
行う領域)を減少させることなく、再生パワー制御を行
うことができる。
【0032】本発明の再生パワー制御方法は、光ビーム
を記録媒体に照射して得られる再生信号を等化する際に
用いる所定の係数に基づいて、等化係数の更新量を演算
する更新量演算処理と、該等化係数の更新量から等化量
を算出する等化量算出処理と、該等化量と予め所定の値
に設定された最適等化量とを比較することにより現在の
再生パワーと最適再生パワーとを比較し、該比較結果に
基づいて光ビームを出射する光源の駆動電流を制御する
再生パワー変更処理とを有することを特徴としている。
【0033】上記の方法によれば、所定の係数を用いて
演算された等化係数の更新量に基づいて等化量を算出
し、最適等化量と比較することによって、光ビームの再
生パワーを制御することができる。従って、記憶媒体上
のユーザ領域(ユーザが情報の記録・再生を行う領域)
を減少させることなく、再生パワー制御を行うことがで
きる。
【0034】本発明の記録再生装置は、光源と上記記載
の再生パワー制御装置とを備え、該再生パワー制御装置
を用いて光源から記録媒体に出射された光ビームの再生
パワーを制御しながら、記録媒体に記録された情報を再
生することを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、最適に再生パワーを
制御することができる再生パワー制御装置を備えること
ができ、従って、再生されるデータの信頼性が高い記録
再生装置を提供することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
【0037】図1は、記録再生装置の要部の構成を示す
ブロック図である。本実施の形態に係る記録再生装置
は、図1に示すように、スピンドルモータ2、光ピック
アップ装置3、前処理回路4、クロック生成部5、A/
D変換器8、適応等化器(適応等化手段)9、再生パワ
ー制御部(再生パワー制御手段)10およびビタビ復号
器11を備えており、ディスク1に対して情報を記録・
再生する。
【0038】ディスク1は、光磁気ディスク(記録媒
体)であり、再生層と記録層とを有する。また、ディス
ク1は、スピンドルモータ2により回転する。なお、デ
ィスク1は、光学ディスクであればよく、例えば、光デ
ィスクや光磁気ディスクなど、その種類は限定されるも
のではない。
【0039】光ピックアップ装置3は、図示しない光源
である半導体レーザを有し、回転しているディスク1に
レーザビーム(光ビーム)を出射する。ディスク1の再
生層にレーザビームを照射して温度を上昇させると、レ
ーザビーム照射領域内において所定の温度に上昇した再
生層が、その下部に位置する記録層の記録マークの情報
を受け取る。即ち、記録層の磁化方向が再生層に転写さ
れることにより、記録マークに記録された情報の再生が
行われる。以下、レーザビーム照射領域内で所定の温度
以上に上昇する部分を検出口と称する。なお、半導体レ
ーザから出射されるレーザビームの波長は特に限定され
るものではない。
【0040】また、光ピックアップ装置3はディスク1
から反射されたレーザビームを受光する受光素子を有
し、該受光したレーザビームを電気信号に変換する。
【0041】前処理回路4は、図示しないプリアンプや
ローパスフィルタなどから構成されており、光ピックア
ップ装置3において変換された電気信号に対して、増幅
および高域ノイズの除去を行う。
【0042】A/D変換器8は、前処理回路4からの出
力(以下、アナログ再生信号と称する)を量子化して適
応等化器9に出力する。ここで、この量子化のタイミン
グは、クロック生成部5により生成されたサンプリング
クロックを用いる。
【0043】クロック生成部5は、コンパレータ6とP
LL回路7とにより構成される。コンパレータ6は、ア
ナログ再生信号を所定電圧と比較し、この所定電圧に対
してハイレベルかローレベルかの2値のデジタル信号に
変換する。PLL回路7は、コンパレータ6において変
換されたデジタル信号に同期したサンプリングクロック
を生成してA/D変換器8に出力する。
【0044】また、A/D変換器8からの出力(以下、
デジタル再生信号(再生信号)と称する)は、適応等化
器9に入力され適応等化される。等化されたデジタル再
生信号(以下、等化後再生信号と称する)はビタビ復号
器11へ、適応等化器9における等化係数は再生パワー
制御部10へと出力される。
【0045】適応等化器9と再生パワー制御部10とに
より、再生パワー制御装置は構成される。
【0046】適応等化器9では、ビタビ復号器11への
出力(等化後再生信号)が所望のインパルス応答となる
ように、随時等化係数が更新される。ここで、インパル
ス応答とは、孤立した1ビットのデータを再生したとき
の、サンプリングクロック毎のデジタルの再生信号であ
り、周波数特性を表している。適応等化器9について
は、後に詳述する。
【0047】適応等化器9から出力された等化後再生信
号は、ビタビ復号器11において、2値のデータに復号
され、復号データとして出力される。
【0048】再生パワー制御部10では、入力された現
在の等化係数に基づいて等化量を算出し(等化量算出処
理)、その現在の等化量と、予め設定された所定の等化
量(最適等化量)とを比較し、その比較結果(誤差)に
基づいて半導体レーザ駆動電流を制御(再生パワー変更
処理)する。
【0049】これにより、現在の再生パワーを最適再生
パワー(データの再生に十分な再生信号の出力が得られ
るとともに、できるだけ混入(雑音)信号を小さくする
範囲に検出口の大きさが保たれるように制御されたレー
ザビームの再生パワー)に近づけるように、再生パワー
の制御を行うことができる。再生パワー制御部の具体的
な構成については、後に詳述する。
【0050】なお、等化量とは、デジタル再生信号をど
の程度等化すれば、所望のインパルス応答をもった等化
後再生信号になるか(再生信号の周波数特性が所望の周
波数特性とどの程度ずれているか)、即ち、適応等化器
9の直流ゲインと高域(クロック周波数の1/2)ゲイ
ンとの比を示すものである。
【0051】また、最適等化量とは、最適な再生パワー
における最適な等化量を予め実測したものである。例え
ば、実験などで最適再生パワーを求め、その最適再生パ
ワーにおいて、再生エラーレートなどを指標にして求め
た等化量を最適等化量とする。
【0052】以上のように、レーザビームを照射するこ
とによりディスク1から得られるデジタル再生信号を、
所定の周波数特性に等化する適応等化器9と、等化の際
の等化量に基づいて、現在の再生パワーと最適再生パワ
ーとの誤差を検出し、誤差が0に近づくようにレーザビ
ームの再生パワーを制御する再生パワー制御部10とを
備えている。
【0053】これにより、例えば、ディスク1上に、長
マークや短マークなど、再生パワー制御のためのマーク
を記録した特別な領域を設けなくてもよい。従って、デ
ィスク1上のユーザ領域(ユーザが情報の記録・再生を
行う領域)を減少させることなく、再生パワー制御を行
うことができる。
【0054】以下、適応等化器9の構成について、図2
に基づいて説明する。
【0055】同図に示すように、適応等化器9は、レジ
スタ21、乗算器22、加算器23、減算器24、係数
レジスタ25、目標インパルス応答フィルタ(FIRフ
ィルタ)26、更新ゲイン乗算器27、係数更新乗算器
28および係数更新加算器29が接続されて構成される
LMS(Least Mean Square )アルゴリズムを用いたF
IR(Finite Impulse Response )型適応等化器であ
る。
【0056】また、適応等化器9は、常に等化後再生信
号が所望のインパルス応答を有する信号になるように等
化量(等化係数)を制御する。
【0057】ここで、当初、係数レジスタ25には、最
適等化量を実現するための係数が設定(入力)されてい
る。
【0058】A/D変換8から出力されたデジタル再生
信号は、まず、レジスタ21…からなるシフトレジスタ
に入力される。
【0059】シフトレジスタの各タップ出力は、乗算器
22において係数レジスタ25の係数と乗算される。
【0060】そして、このタップ出力と係数レジスタ2
5の係数との乗算結果は、加算器23においてすべて加
算され、等化後再生信号としてビタビ復号器11(図1
参照)に出力される。
【0061】また、ビタビ復号器11において、復号さ
れた2値の復号データ(ビタビ復号器出力)は、目標イ
ンパルス応答フィルタ26に入力される。ここで、目標
インパルス応答フィルタ26とは、所望の(目標とな
る)インパルス応答、即ち、最適等化量を実測した際の
等化後再生信号のインパルス応答(最適等化係数)が係
数としてセットされたFIRフィルタである。
【0062】従って、2値の復号データを目標インパル
ス応答フィルタ26に入力すれば、目標インパルス応答
フィルタ26は、所望のインパルス応答を有する等化後
再生信号と等価な信号を出力することとなる。
【0063】目標インパルス応答フィルタ26からの出
力は、減算器24において加算器23から出力された等
化後再生信号から減算され、等化誤差として出力され
る。
【0064】ここで、このときの(現在の)周囲温度や
記録再生装置の状態が最適等化量を実測したときと全く
同じであれば、等化後再生信号と目標インパルス応答フ
ィルタ26の出力とは同じになり、減算器24の出力す
る等化誤差は0となる。
【0065】しかしながら、周囲温度や記録再生装置の
状態が最適等化量を実測したときと全く同じであること
はまれである。また、周囲温度の変化によりディスク1
上の検出口の大きさが変化すると、再生信号のインパル
ス応答(周波数特性)が変わることとなる。このような
場合、最適等化係数を用いて等化した結果は、所望の
(目標となる)インパルス応答とは異なることとなり、
等化誤差は0とならない。
【0066】等化誤差は、更新ゲイン乗算器27におい
て係数更新ゲインαと乗算される。この乗算結果は、係
数更新乗算器28に入力されシフトレジスタのタップ出
力と乗算され、係数更新加算器29に入力される。
【0067】係数更新加算器29において、係数更新乗
算器28の出力は、係数レジスタ25の値に加算され、
この加算結果は係数レジスタ25に格納される。即ち、
係数レジスタ25は、係数の更新値(加算結果)を新た
に保持するとともに、等化量データ(等化係数)として
再生パワー制御部10に出力する。この工程を繰り返す
ことにより、最も好ましい等化量(最適等化量)を形成
するための係数(最適等化係数)を得ることができる。
【0068】ここで、具体的に、適応等化器9を3タッ
プの等化回路として、等化係数の更新について説明す
る。
【0069】シフトレジスタの各タップ出力を、X
0 (k),X1 (k),X2 (k)とし、乗算器22に
おいてこれらの各タップ出力に乗算される係数レジスタ
25の係数を、各々C0 (k),C1 (k),C
2 (k)とする。ここでkとは、係数レジスタ25にお
いて、係数がk回更新されたことを示す。即ち、例え
ば、当初入力されていた係数の初期値はC0 (0)であ
り、その係数C0 (0)がn回更新されれば、その係数
はC0 (n)となる。
【0070】このとき、各乗算器22…において、それ
ぞれX0 (k)・C0 (k),X1(k)・C
1 (k),X2 (k)・C2 (k)を出力する。
【0071】そして、加算器23では、X0 (k)・C
0 (k)+X1 (k)・C1 (k)+X2 (k)・C2
(k)が行われ、減算器24においては、この値から、
目標インパルス応答フィルタ26からの出力(最適等化
係数)が減算され、等化誤差e(k)として出力され
る。
【0072】等化誤差e(k)は、更新ゲイン乗算器2
7において係数更新ゲインαと乗算され、更新ゲイン乗
算器27からはα・e(k)が出力される。例えば、タ
ップ出力X0 (k)が入力される係数更新乗算器28に
入力されたα・e(k)はタップ出力X0 (k)と乗算
され、係数更新加算器29において、係数C0 (k)に
加算され、係数C0 (k+1)として係数レジスタ25
に格納される。
【0073】こうして、係数レジスタ25の係数、即ち
等化係数の更新は行われ、等化係数は、最適等化係数に
近づくこととなる。
【0074】なお、適応等化器9は3タップの等化回路
として説明したが、タップ数はこれに限定されるもので
はない。
【0075】以上のように、適応等化器9が、LMSア
ルゴリズムを用いたFIRフィルタであり、等化係数を
出力することにより、LMSアルゴリズムを用いて現在
の再生パワーで所望のインパルス応答が得られるように
等化係数を随時更新することができる。従って、この更
新された等化係数を用いて、逐次再生パワーの制御を行
うことができる。これにより、最適に再生パワーの制御
を制御することができる。
【0076】次に、再生パワー制御部10の構成につい
て、図3に基づいて説明する。
【0077】同図に示すように、再生パワー制御部10
は、等化量算出部(算出手段)31、減算器32、乗算
器33、加算器34、レジスタ35、D/A変換器36
およびレーザ駆動電流制御回路37が接続されて構成さ
れている。
【0078】等化量算出部31は、適応等化器9から入
力された等化量データである等化係数から等化量を算出
するものであり、加算器38、乗算器39、加算器40
および割り算器41を備えている。
【0079】まず、適応等化器9から等化係数が加算器
38に入力されると、加算器38には、加算器38に入
力された各等化係数をすべて加算し、等化係数の総和を
演算して割り算器41に入力する。この等化係数の総和
は、適応等化器9から常に+1入力されたときの出力値
を表しているため、直流ゲインを演算するのと等価とな
る。
【0080】また、等化係数は、適応等化器9から乗算
器39にも入力される。乗算器39は、入力された等化
係数に−1を乗ずる。加算器40は、乗算器39の出力
と、他の等化係数(乗算器39を介さないで適応等化器
9から入力された等化係数)との総和を演算し、割り算
器41に入力する。これは、適応等化器9からの入力と
して、+1と−1との繰り返しが入力されたときの出力
値を表している。即ち、サンプリングクロックの半分の
周波数(クロック周波数の1/2)に対するゲイン(高
域のゲイン)と等価となる。
【0081】そして、割り算器41は、加算器38と加
算器40との比(直流に対する高域のゲインの割合)を
演算し、減算器32に入力する。即ち、等化量算出部3
1は、直流に対する高域のゲイン、即ち、等化量を出力
することとなる。
【0082】減算器32は、予め設定されている最適等
化量から、割り算器41からの入力を減算する。ここ
で、最適等化量とは、適応等化器9の係数レジスタ25
(図2参照)に格納されている最適等化係数(初期値)
を用いた場合の、直流に対する高域のゲインである。
【0083】従って、減算器32における演算結果がマ
イナスとなる場合、所望のインパルス応答にするための
等化係数は、最適等化係数よりも高域のゲインが大きい
ことを示している。即ち、レーザパワー(レーザビーム
の再生パワー)が最適値よりも大きく、検出口が大きく
なりすぎており、直流に比べて高域の振幅が小さい。こ
のため、レーザパワーを下げる必要がある。
【0084】一方、減算器32における演算結果がプラ
スとなる場合、所望のインパルス応答にするための等化
係数は、最適等化係数よりも高域のゲインが小さいこと
を示している。即ち、レーザパワーが最適値よりも小さ
く、アパーチャが小さくなりすぎており、直流に比べて
高域の振幅が大きい。従って、レーザパワーを上げる必
要がある。
【0085】減算器32の出力は、乗算器33において
所定のゲインβと乗算される。この乗算された結果は、
加算器34においてレジスタ35に格納されている値に
加算され、レジスタ35に格納される。こうして、レジ
スタ35に格納される値が更新される。
【0086】レジスタ35から、D/A変換器36に入
力された値はアナログ値に変換され、レーザ駆動電流制
御回路37に入力される。
【0087】レーザ駆動電流制御回路37は、オペアン
プ42とトランジスタTR1と抵抗R1とで構成される
定電流回路と、トランジスタTR2とトランジスタTR
3とで構成されるカレントミラー回路43とを備えてい
る。
【0088】そして、定電流回路に入力された再生パワ
ー制御のためのアナログの信号は、カレントミラー回路
43において半導体レーザ駆動電流に変換される。
【0089】こうして、半導体レーザ44の再生パワー
は、上述した減算器32の演算結果に応じて、半導体レ
ーザ駆動電流により制御される。
【0090】以上のように、再生パワー制御部10が、
等化係数から等化量を算出する等化量算出部31を備え
ていることが好ましい。
【0091】これにより、例えば、算出された等化量
と、予め設定された所定の値(最適等化量)とを比較す
ることにより、現在の再生パワーと最適再生パワーとの
誤差を検出することができる。
【0092】従って、等化量が常に最適等化量と等しく
なるようにレーザビームのパワーを制御することがで
き、これにより適切に再生パワーを制御することができ
る。
【0093】また、適応等化器9から出力される等化係
数から等化量を算出することにより、少ないハード量で
等化量をハードウェア実装することができる。
【0094】〔実施の形態2〕本発明の第2の実施の形
態について図4ないし図6に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、実施の形態1における構成要素と
同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を
付記してその説明を省略する。
【0095】図4は、本発明の他の実施の一形態である
記録再生装置の要部の構成を示すブロック図である。本
実施の形態に係る半導体装置は、図4に示すように、実
施の形態1と同様、スピンドルモータ2、光ピックアッ
プ装置3、前処理回路4、クロック生成部5、A/D変
換器8およびビタビ復号器11を備えており、ディスク
1に対して情報を記録・再生する。
【0096】また、実施の形態1の適応等化器9および
再生パワー制御部10のかわりに、等化器51および再
生パワー制御部(再生パワー制御手段)52を備えてい
る。等化器51(等化手段)および再生パワー制御部5
2からなる再生パワー制御装置では、デジタル再生信号
の適応等化は行わず(随時等化量(等化係数)の更新は
行わず)、等化誤差を用いて(等化係数更新データ(誤
差)に基づいて)再生パワー制御を行う。
【0097】等化器51は、図5に示すように、図2に
示す適応等化器9において係数更新加算器29を省略し
た構成である。このため、係数更新乗算器28からの出
力は、そのまま等化係数更新データ(等化係数の更新
量)として再生パワー制御部52に入力される。
【0098】ここで、等化係数更新データとは、予め設
定されている等化係数による等化量で目標とするインパ
ルス応答を実現するためには、等化量をどのように制御
すればいいのかというデータのことをいう。即ち、等化
係数更新データでは、等化量初期値(予め設定されてい
る所定の等化係数による等化量)で現在のデジタル再生
信号を等化した場合、等化量を大きくすればいいのか、
あるいは、小さくすればいいのかを示している。
【0099】このような等化係数更新データが再生パワ
ー制御部52に入力されると、再生パワー制御部52で
は、等化係数更新データに基づいて半導体レーザのパワ
ー(再生パワー)の制御を行う。
【0100】例えば、等化係数更新データが等化量を大
きくしなければならないことを示す場合、再生パワー制
御部52は、再生パワーを小さくするように処理を行
う。一方、等化係数更新データが等化量を小さくしなけ
ればならないことを示す場合、再生パワー制御部52
は、再生パワーを大きくするように処理を行う。
【0101】以上のように、レーザビームを照射するこ
とによりディスク1から得られるデジタル再生信号を等
化し、該等化結果の周波数特性と所定の周波数特性との
誤差を検出する等化器51と、上記誤差に基づいて、現
在の再生パワーと最適再生パワーとの誤差を検出し、該
誤差が0に近づくようにレーザビームの再生パワーを制
御する再生パワー制御部52とを備えている。
【0102】これにより、所定の等化係数初期値(最適
等化係数、即ち最適等化量)で、所望のインパルス応答
が得られるようにレーザビームのパワーを制御すること
ができる。この結果、適切に再生パワーを制御すること
ができる。
【0103】従って、例えば、ディスク1上に、長マー
クや短マークなど、再生パワー制御のためのマークを記
録した特別な領域を設けなくても再生パワーの制御を行
うことができる。これにより、ディスク1上のユーザ領
域(ユーザが情報の記録・再生を行う領域)を減少させ
ることなく、再生パワー制御を行うことができる。
【0104】以下、等化器51の構成について図5に基
づいて説明する。
【0105】等化器51は、適応等化器9と同様、LM
Sアルゴリズムを用いたFIR型適応等化器である。等
化器51は、LMSアルゴリズムを用いて等化係数更新
データを演算(更新量演算処理)するものであるが、適
応等化器9とは異なり、等化係数そのものは更新しな
い。
【0106】例えば、超解像光磁気ディスクの場合、レ
ーザビームスポットの再生パワーによって、検出口の大
きさがかわる。このとき、孤立した記録マークの再生波
形(インパルス応答)も変化する。このため、等化器5
1出力のインパルス応答が所望のインパルス応答ではな
い場合、再生パワーを最適に制御すれば所望のインパル
ス応答になるのであれば、等化係数そのものを更新しな
くても、等化係数はデフォルト値のまま固定して、等化
係数更新データ(等化係数の更新量)を用いることで、
再生パワーを制御することができる。
【0107】即ち、適応等化器9と同様に等化器51を
3タップの等化回路とすると、乗算器22において、X
0 (k),X1 (k),X2 (k)と乗算される等化係
数C 0 (k),C1 (k),C2 (k)が、係数レジス
タ25において更新されることはない。
【0108】係数レジスタ25には、予め最適等化量を
実現するための等化係数が設定されている。ここで、最
適等化量とは、上述したように、予め最適な再生パワー
における最適な等化量を実測して決定されたものであ
る。
【0109】即ち、等化器51は、固定タップ係数を有
するFIRフィルタであり、かつ、LMSアルゴリズム
を用いて各等化係数の更新量を演算する。これにより、
デジタル再生信号を等化し、該等化結果の周波数特性と
所定の周波数特性との誤差を検出することができる。
【0110】まず、デジタル再生信号は、レジスタ21
…からなるシフトレジスタに入力される。シフトレジス
タの各タップ出力は、乗算器22において係数レジスタ
25の係数(等化係数)と乗算される。
【0111】そして、このタップ出力と係数レジスタ2
5の係数との乗算結果は、加算器23においてすべて加
算され、等化後再生信号としてビタビ復号器11(図4
参照)に出力される。
【0112】また、ビタビ復号器11において、復号さ
れた2値の復号データは、目標インパルス応答フィルタ
26に入力される。
【0113】目標インパルス応答フィルタ26からの出
力は、減算器24において、加算器23から出力された
等化後再生信号から減算され、等化誤差e(k)として
出力される。
【0114】等化誤差e(k)は、更新ゲイン乗算器2
7において係数更新ゲインαと乗算される。この乗算さ
れたα・e(k)は、係数更新乗算器28に入力されシ
フトレジスタのタップ出力と乗算され、等化係数更新デ
ータとして再生パワー制御部52に入力される。
【0115】このように、等化係数を更新しなくても、
現在の再生パワーと最適再生パワーとの誤差がわかれば
最適再生パワーの制御を行うことができるため、等化係
数更新データを用いることによって再生パワーを制御す
ることができる。
【0116】次に、再生パワー制御部52の構成につい
て、図6に基づいて説明する。
【0117】再生パワー制御部52は、最適等化量算出
部61、更新加算等化量算出部(等化量算出手段)6
7、減算器32、乗算器33、加算器34、レジスタ3
5、D/A変換器36およびレーザ駆動電流制御回路3
7を備えている。
【0118】最適等化量算出部61は、等化量算出部3
1と同様の構成であり、予め設定されている最適等化係
数(等化係数初期値)から最適等化量(等化量初期値)
を算出するものであり、加算器62、乗算器63、加算
器64および割り算器65を備えている。ここで、加算
器62、乗算器63、加算器64および割り算器65
は、各々、図3に示す加算器38、乗算器39、加算器
40および割り算器41に対応する。
【0119】更新加算等化量算出部67は、LPF68
…、加算器69…および等化量算出部70を備えてい
る。
【0120】等化量算出部70は、等化器51から出力
された等化係数更新データから、LPF68および加算
器69を介して等化量を算出(等化量算出処理)するも
のである。また、等化量算出部70は等化量算出部31
と同様の構成であり、加算器71、乗算器72、加算器
73および割り算器74を備えている。ここで、加算器
71、乗算器72、加算器73および割り算器74は、
各々、図3に示す加算器38、乗算器39、加算器40
および割り算器41に対応する。
【0121】LPF68は、各等化係数更新データを平
滑化してノイズを除去する。LPF68からの出力は加
算器69に入力され、最適等化係数と加算される。この
加算結果は、加算器71に入力され、等化量算出部70
において等化量を算出するのに用いられる。
【0122】減算器32は、最適等化量算出部61にお
いて算出された最適等化量から、割り算器74からの入
力を減算する。この後の処理については、実施の形態1
に記載した図3に示す処理と同様である。
【0123】なお、最適等化量を最適等化係数から算出
する構成ではなく、予め、最適等化量を設定しておく構
成としてもかまわない。
【0124】
【発明の効果】以上のように、本発明の再生パワー制御
装置は、光ビームを記録媒体に照射することにより記録
情報を読み出す記録再生装置に用いられ、光ビームの再
生パワーを制御する再生パワー制御装置であって、光ビ
ームを照射することにより記録媒体から得られる上記記
録情報に対応した再生信号を、所定の周波数特性に等化
する適応等化手段と、上記等化の際の等化量に基づい
て、現在の再生パワーと最適再生パワーとの誤差を検出
し、該誤差が0に近づくように光ビームの再生パワーを
制御する再生パワー制御手段とを備えている構成であ
る。
【0125】これにより、例えば、記録媒体上に、長マ
ークや短マークなど、再生パワー制御のためのマークを
記録した特別な領域を設けなくてもよい。従って、記憶
媒体上のユーザ領域(ユーザが情報の記録・再生を行う
領域)を減少させることなく、再生パワー制御を行うこ
とができるといった効果を奏する。
【0126】本発明の再生パワー制御装置は、適応等化
手段が、LMSアルゴリズムを用いたFIRフィルタで
あり、等化係数を出力する構成である。
【0127】これにより、現在の再生パワーで所望のイ
ンパルス応答が得られるように等化係数を随時更新する
ことができる。従って、この更新された等化係数を用い
て、逐次再生パワーの制御を行うことができる。この結
果、最適に再生パワーの制御を制御することができると
いった効果を奏する。
【0128】本発明の再生パワー制御装置は、再生パワ
ー制御手段が、等化係数から等化量を算出する算出手段
を備えている構成である。
【0129】これにより、等化量が常に最適等化量と等
しくなるように光ビームのパワーを制御することがで
き、従って、適切に再生パワーを制御することができ
る。また、適応等化手段から出力される等化係数から等
化量を算出することにより、少ないハード量で等化量を
ハードウェア実装することができるといった効果を奏す
る。
【0130】本発明の再生パワー制御装置は、光ビーム
を記録媒体に照射することにより記録情報を読み出す記
録再生装置に用いられ、光ビームの再生パワーを制御す
る再生パワー制御装置であって、光ビームを照射するこ
とにより記録媒体から得られる上記記録情報に対応した
再生信号を等化し、該等化結果の周波数特性と所定の周
波数特性との誤差を検出する等化手段と、上記誤差に基
づいて、現在の再生パワーと最適再生パワーとの誤差を
検出し、該誤差が0に近づくように光ビームの再生パワ
ーを制御する再生パワー制御手段とを備えている構成で
ある。
【0131】これにより、誤差に基づいて光ビームの再
生パワーを制御することができる。即ち、所定の等化量
初期値で、所望のインパルス応答が得られるように光ビ
ームのパワーを制御することができる。従って、記憶媒
体上のユーザ領域を減少させることなく、再生パワー制
御を行うことができるといった効果を奏する。
【0132】本発明の再生パワー制御装置は、等化手段
が、固定タップ係数を有するFIRフィルタであり、か
つ、LMSアルゴリズムを用いて各等化係数の更新量を
演算することにより誤差を検出する構成である。
【0133】これにより、所定の等化係数を用いて上記
誤差を検出する。従って、等化係数そのものは更新しな
いで、演算した等化係数の更新量を用いて再生パワーの
制御を行うことができるといった効果を奏する。
【0134】本発明の再生パワー制御装置は、再生パワ
ー制御手段が、等化係数の更新量から等化量を算出する
等化量算出手段を備えている構成である。
【0135】これにより、等化量が常に最適等化量と等
しくなるように光ビームのパワーを制御することがで
き、従って、適切に再生パワーを制御することができ
る。また、等化手段で演算される等化係数の更新量から
等化量を算出することにより、少ないハード量で等化量
をハードウェア実装することができるといった効果を奏
する。
【0136】本発明の再生パワー制御方法は、光ビーム
を記録媒体に照射して得られる再生信号を適応等化する
際に用いる等化係数から等化量を算出する等化量算出処
理と、該等化量と予め所定の値に設定された最適等化量
とを比較することにより現在の再生パワーと最適再生パ
ワーとを比較し、該比較結果に基づいて光ビームを出射
する光源の駆動電流を制御する再生パワー変更処理とを
有する構成である。
【0137】これにより光ビームの再生パワーを制御す
ることができる。従って、記憶媒体上のユーザ領域を減
少させることなく、再生パワー制御を行うことができる
といった効果を奏する。
【0138】本発明の再生パワー制御方法は、光ビーム
を記録媒体に照射して得られる再生信号を等化する際に
用いる所定の係数に基づいて、等化係数の更新量を演算
する更新量演算処理と、該等化係数の更新量から等化量
を算出する等化量算出処理と、該等化量と予め所定の値
に設定された最適等化量とを比較することにより現在の
再生パワーと最適再生パワーとを比較し、該比較結果に
基づいて光ビームを出射する光源の駆動電流を制御する
再生パワー変更処理とを有する構成である。
【0139】これにより、記憶媒体上のユーザ領域を減
少させることなく、再生パワー制御を行うことができる
といった効果を奏する。
【0140】本発明の記録再生装置は、光源と上記記載
の再生パワー制御装置とを備え、該再生パワー制御装置
を用いて光源から記録媒体に出射された光ビームの再生
パワーを制御しながら、記録媒体に記録された情報を再
生する構成である。
【0141】これにより、最適に再生パワーを制御する
ことができる再生パワー制御装置を備えることができ、
従って、再生されるデータの信頼性が高い記録再生装置
を提供することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る記録再生装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す記録再生装置に用いられる適応等化
器の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す記録再生装置に用いられる再生パワ
ー制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の他の実施の一形態に係る記録再生装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す記録再生装置に用いられる適応等化
器の構成を示すブロック図である。
【図6】図4に示す記録再生装置に用いられる再生パワ
ー制御部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光ピックアップ装置 4 前処理回路 5 クロック生成部 6 コンパレータ 7 PLL回路 8 A/D変換器 9 適応等化器(適応等化手段) 10 再生パワー制御部(再生パワー制御手段) 11 ビタビ復号器 25 係数レジスタ 26 目標インパルス応答フィルタ(FIRフィル
タ) 27 更新ゲイン乗算器 28 係数更新乗算器 29 係数更新加算器 31 等化量算出部(算出手段) 37 レーザ駆動電流制御回路 44 半導体レーザ 51 等化器(等化手段) 52 再生パワー制御部(再生パワー制御手段) 61 最適等化量算出部 67 更新加算等化量算出部(等化量算出手段) 70 等化量算出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 11/105 G11B 11/105 586V 20/10 321 20/10 321A Fターム(参考) 5D044 BC06 CC04 FG01 FG02 GL32 5D075 AA03 BB04 CC23 CC31 CD11 5D090 AA01 BB10 CC04 EE11 EE17 FF11 FF45 KK03 5D119 AA11 AA13 BA01 BB05 DA05 HA16 HA54

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを記録媒体に照射することにより
    記録情報を読み出す記録再生装置に用いられ、光ビーム
    の再生パワーを制御する再生パワー制御装置であって、 光ビームを照射することにより記録媒体から得られる上
    記記録情報に対応した再生信号を、所定の周波数特性に
    等化する適応等化手段と、 上記等化の際の等化量に基づいて、現在の再生パワーと
    最適再生パワーとの誤差を検出し、該誤差が0に近づく
    ように光ビームの再生パワーを制御する再生パワー制御
    手段とを備えていることを特徴とする再生パワー制御装
    置。
  2. 【請求項2】上記適応等化手段は、LMSアルゴリズム
    を用いたFIRフィルタであり、等化係数を出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の再生パワー制御装置。
  3. 【請求項3】上記再生パワー制御手段は、上記等化係数
    から等化量を算出する算出手段を備えていることを特徴
    とする請求項2に記載の再生パワー制御装置。
  4. 【請求項4】光ビームを記録媒体に照射することにより
    記録情報を読み出す記録再生装置に用いられ、光ビーム
    の再生パワーを制御する再生パワー制御装置であって、 光ビームを照射することにより記録媒体から得られる上
    記記録情報に対応した再生信号を等化し、該等化結果の
    周波数特性と所定の周波数特性との誤差を検出する等化
    手段と、 上記誤差に基づいて、現在の再生パワーと最適再生パワ
    ーとの誤差を検出し、該誤差が0に近づくように光ビー
    ムの再生パワーを制御する再生パワー制御手段とを備え
    ていることを特徴とする再生パワー制御装置。
  5. 【請求項5】上記等化手段は、固定タップ係数を有する
    FIRフィルタであり、かつ、LMSアルゴリズムを用
    いて各等化係数の更新量を演算することにより上記誤差
    を検出することを特徴とする請求項4に記載の再生パワ
    ー制御装置。
  6. 【請求項6】上記再生パワー制御手段は、上記等化係数
    の更新量から等化量を算出する等化量算出手段を備えて
    いることを特徴とする請求項5に記載の再生パワー制御
    装置。
  7. 【請求項7】光ビームを記録媒体に照射して得られる再
    生信号を適応等化する際に用いる等化係数から等化量を
    算出する等化量算出処理と、 該等化量と予め所定の値に設定された最適等化量とを比
    較することにより現在の再生パワーと最適再生パワーと
    を比較し、該比較結果に基づいて光ビームを出射する光
    源の駆動電流を制御する再生パワー変更処理とを有する
    ことを特徴とする再生パワー制御方法。
  8. 【請求項8】光ビームを記録媒体に照射して得られる再
    生信号を等化する際に用いる所定の係数に基づいて、等
    化係数の更新量を演算する更新量演算処理と、 該等化係数の更新量から等化量を算出する等化量算出処
    理と、 該等化量と予め所定の値に設定された最適等化量とを比
    較することにより現在の再生パワーと最適再生パワーと
    を比較し、該比較結果に基づいて光ビームを出射する光
    源の駆動電流を制御する再生パワー変更処理とを有する
    ことを特徴とする再生パワー制御方法。
  9. 【請求項9】光源と請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載の再生パワー制御装置とを備え、該再生パワー制御
    装置を用いて光源から記録媒体に出射された光ビームの
    再生パワーを制御しながら、記録媒体に記録された情報
    を再生することを特徴とする記録再生装置。
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