JPH0850764A - 光ディスク再生装置 - Google Patents
光ディスク再生装置Info
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- JPH0850764A JPH0850764A JP18438494A JP18438494A JPH0850764A JP H0850764 A JPH0850764 A JP H0850764A JP 18438494 A JP18438494 A JP 18438494A JP 18438494 A JP18438494 A JP 18438494A JP H0850764 A JPH0850764 A JP H0850764A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、波形等化器が光ディスクの特性の
違いによらず常に最適な波形等化を行い得る光ディスク
再生装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は光ディスクからの反射光を光検出器
１により光電変換し、光検出器１の出力信号をＡ／Ｄ変
換器３によりディジタル信号に変換した後波形等化器４
により波形等化し、波形等化器４の出力信号から再生信
号を得る光ディスク再生装置において、制御信号発生器
９及びＲＦ信号調整器１０を設けたものである。ＲＦ信
号調整器１０は、光検出器１から取り出されてＡ／Ｄ変
換器３に入力される信号を、振幅制御信号ａに基づく利
得で増幅し、かつ、オフセット制御信号ｂに基づくオフ
セットを付与する。制御信号発生器９は、波形等化器４
の出力信号の最大値及び最小値と波形等化器４が表現で
きる最大値及び最小値とのそれぞれの差に基づいて、振
幅制御信号ａ及びオフセット制御信号ｂを発生する。
違いによらず常に最適な波形等化を行い得る光ディスク
再生装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は光ディスクからの反射光を光検出器
１により光電変換し、光検出器１の出力信号をＡ／Ｄ変
換器３によりディジタル信号に変換した後波形等化器４
により波形等化し、波形等化器４の出力信号から再生信
号を得る光ディスク再生装置において、制御信号発生器
９及びＲＦ信号調整器１０を設けたものである。ＲＦ信
号調整器１０は、光検出器１から取り出されてＡ／Ｄ変
換器３に入力される信号を、振幅制御信号ａに基づく利
得で増幅し、かつ、オフセット制御信号ｂに基づくオフ
セットを付与する。制御信号発生器９は、波形等化器４
の出力信号の最大値及び最小値と波形等化器４が表現で
きる最大値及び最小値とのそれぞれの差に基づいて、振
幅制御信号ａ及びオフセット制御信号ｂを発生する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク再生装置に係
り、特に波形等化器の入力信号振幅の自動調整器を備え
た光ディスク再生装置に関する。
り、特に波形等化器の入力信号振幅の自動調整器を備え
た光ディスク再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ディスク再生装置は、光ディスク面上
に記録されたピット情報を光ディスクに照射したレーザ
光の反射光量変化を電気信号に変換することで、光ディ
スクに記録された情報の再生を行う装置である。光ディ
スクに記録されたピットの有無は、レーザ反射光の光量
変化を検出することで判別できる。
に記録されたピット情報を光ディスクに照射したレーザ
光の反射光量変化を電気信号に変換することで、光ディ
スクに記録された情報の再生を行う装置である。光ディ
スクに記録されたピットの有無は、レーザ反射光の光量
変化を検出することで判別できる。
【０００３】図３は従来の光ディスク再生装置の一例の
ブロック図を示す。同図において、光ディスク（図示せ
ず）に照射したレーザ光の反射光の光量変化は、光検出
器１により光電変換されて電流の変化として検出され
る。光検出器１の出力光検出電流はプリアンプ２に供給
され、電圧信号に変換される。
ブロック図を示す。同図において、光ディスク（図示せ
ず）に照射したレーザ光の反射光の光量変化は、光検出
器１により光電変換されて電流の変化として検出され
る。光検出器１の出力光検出電流はプリアンプ２に供給
され、電圧信号に変換される。
【０００４】プリアンプ２の出力電圧信号である高周波
信号（ＲＦ信号）には、隣接する符号間干渉が含まれて
いる。そこで、プリアンプ２の出力ＲＦ信号は、Ａ／Ｄ
変換器３に供給されてディジタル信号に変換された後、
波形等化器４に供給され、ここで波形等化されることに
より、隣接する符号間干渉が除去される。波形等化器４
はトランスバーサルフィルタ等のディジタルフィルタで
構成されている。
信号（ＲＦ信号）には、隣接する符号間干渉が含まれて
いる。そこで、プリアンプ２の出力ＲＦ信号は、Ａ／Ｄ
変換器３に供給されてディジタル信号に変換された後、
波形等化器４に供給され、ここで波形等化されることに
より、隣接する符号間干渉が除去される。波形等化器４
はトランスバーサルフィルタ等のディジタルフィルタで
構成されている。
【０００５】波形等化器４の出力信号は、比較器などで
構成された２値化器５に供給されて、光ディスクに記録
されたピットの有無に応じた２値の電圧信号に変換され
た後、復号器６に供給されて再生データに復号される。
なお、ＲＦ信号をアナログ信号のまま処理する場合は、
Ａ／Ｄ変換器３は不要となる。
構成された２値化器５に供給されて、光ディスクに記録
されたピットの有無に応じた２値の電圧信号に変換され
た後、復号器６に供給されて再生データに復号される。
なお、ＲＦ信号をアナログ信号のまま処理する場合は、
Ａ／Ｄ変換器３は不要となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の光ディスク再生装置では、ディジタル系で構成すると
きは、ＲＦ信号の振幅がＡ／Ｄ変換器３の入力許容電圧
範囲を越えないようにする必要がある。また、波形等化
器４の出力ビット数は、波形等化器４のすべての入力値
に対しても出力が確実に表現できるビット数でなければ
ならない。すなわち、ＲＦ信号の振幅が小さいと、波形
等化器４の出力信号は振幅が小さく波形等化の効果が顕
著に現れなくなり、２値化器５で２値化された信号は記
録ピット情報を正しく変換していない可能性がある。ま
た、ＲＦ信号にオフセットがあると、波形等化器４の出
力信号はオフセットの影響を受けたまま２値化器５で２
値化されてしまう。
の光ディスク再生装置では、ディジタル系で構成すると
きは、ＲＦ信号の振幅がＡ／Ｄ変換器３の入力許容電圧
範囲を越えないようにする必要がある。また、波形等化
器４の出力ビット数は、波形等化器４のすべての入力値
に対しても出力が確実に表現できるビット数でなければ
ならない。すなわち、ＲＦ信号の振幅が小さいと、波形
等化器４の出力信号は振幅が小さく波形等化の効果が顕
著に現れなくなり、２値化器５で２値化された信号は記
録ピット情報を正しく変換していない可能性がある。ま
た、ＲＦ信号にオフセットがあると、波形等化器４の出
力信号はオフセットの影響を受けたまま２値化器５で２
値化されてしまう。
【０００７】光ディスク再生装置は、異なるメーカで製
造された光ディスクに記録されたデータを再生するもの
であり、再生する光ディスクの特性の違いなどによりＲ
Ｆ信号の最大値と最小値とが変動するので、上記の原因
などにより従来は波形等化器４が常に効果的な波形等化
を行っているとは限らない。
造された光ディスクに記録されたデータを再生するもの
であり、再生する光ディスクの特性の違いなどによりＲ
Ｆ信号の最大値と最小値とが変動するので、上記の原因
などにより従来は波形等化器４が常に効果的な波形等化
を行っているとは限らない。
【０００８】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
波形等化器が光ディスクの特性の違いによらず常に最適
な波形等化を行い得る光ディスク再生装置を提供するこ
とを目的とする。
波形等化器が光ディスクの特性の違いによらず常に最適
な波形等化を行い得る光ディスク再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、光ディスクからの反射光を光検出器により
光電変換し、光検出器の出力信号をＡ／Ｄ変換器により
ディジタル信号に変換した後波形等化器により波形等化
し、波形等化器の出力信号から再生信号を得る光ディス
ク再生装置において、光検出器から取り出されてＡ／Ｄ
変換器に入力される信号を、外部から入力される振幅制
御信号に基づく利得で増幅し、かつ、外部から入力され
るオフセット制御信号に基づくオフセットを付与する調
整器と、波形等化器の出力信号の最大値と波形等化器が
表現できる最大値との差、及び波形等化器の出力信号の
最小値と波形等化器が表現できる最小値との差にそれぞ
れ基づいて、波形等化器の出力信号の最大値及び最小値
を波形等化器が表現できる最大値及び最小値に近付ける
ように振幅制御信号及びオフセット制御信号をそれぞれ
発生して調整器へ供給する制御信号発生器とを有する構
成としたものである。
成するため、光ディスクからの反射光を光検出器により
光電変換し、光検出器の出力信号をＡ／Ｄ変換器により
ディジタル信号に変換した後波形等化器により波形等化
し、波形等化器の出力信号から再生信号を得る光ディス
ク再生装置において、光検出器から取り出されてＡ／Ｄ
変換器に入力される信号を、外部から入力される振幅制
御信号に基づく利得で増幅し、かつ、外部から入力され
るオフセット制御信号に基づくオフセットを付与する調
整器と、波形等化器の出力信号の最大値と波形等化器が
表現できる最大値との差、及び波形等化器の出力信号の
最小値と波形等化器が表現できる最小値との差にそれぞ
れ基づいて、波形等化器の出力信号の最大値及び最小値
を波形等化器が表現できる最大値及び最小値に近付ける
ように振幅制御信号及びオフセット制御信号をそれぞれ
発生して調整器へ供給する制御信号発生器とを有する構
成としたものである。
【００１０】
【作用】本発明では、制御信号発生器より出力される制
御信号及びオフセット制御信号により、調整器の利得及
びオフセットを制御して調整器の入力Ａ／Ｄ変換器の出
力信号のレベル及びオフセットを制御することにより、
波形等化器の出力信号の最大値及び最小値を、波形等化
器が表現できる最大値及び最小値に近付けるようにした
ため、波形等化器は常に出力に与えられたビット数を最
大限に活用できる。
御信号及びオフセット制御信号により、調整器の利得及
びオフセットを制御して調整器の入力Ａ／Ｄ変換器の出
力信号のレベル及びオフセットを制御することにより、
波形等化器の出力信号の最大値及び最小値を、波形等化
器が表現できる最大値及び最小値に近付けるようにした
ため、波形等化器は常に出力に与えられたビット数を最
大限に活用できる。
【００１１】また、上記の制御信号発生器は、波形等化
器の出力信号の最大値を検出する最大値検出器と、波形
等化器の出力信号の最小値を検出する最小値検出器と、
波形等化器が表現できる最大値を記憶している最大値メ
モリと、波形等化器が表現できる最小値を記憶している
最小値メモリと、最大値検出器の出力最大値と最大値メ
モリの出力最大値との差の第１の値と、最小値検出器の
出力最小値と最小値メモリの出力最小値との差の第２の
値との差が０となるように振幅制御信号を発生出力する
振幅制御信号発生手段と、最大値検出器の出力最大値と
最大値メモリの出力最大値との差の第１の値と、最小値
検出器の出力最小値と最小値メモリの出力最小値との差
の第２の値との和が０となるようにオフセット制御信号
を発生出力するオフセット制御信号発生手段とより構成
することが、上記の振幅制御信号及びオフセット制御信
号を簡単な構成で発生することができ、望ましい。
器の出力信号の最大値を検出する最大値検出器と、波形
等化器の出力信号の最小値を検出する最小値検出器と、
波形等化器が表現できる最大値を記憶している最大値メ
モリと、波形等化器が表現できる最小値を記憶している
最小値メモリと、最大値検出器の出力最大値と最大値メ
モリの出力最大値との差の第１の値と、最小値検出器の
出力最小値と最小値メモリの出力最小値との差の第２の
値との差が０となるように振幅制御信号を発生出力する
振幅制御信号発生手段と、最大値検出器の出力最大値と
最大値メモリの出力最大値との差の第１の値と、最小値
検出器の出力最小値と最小値メモリの出力最小値との差
の第２の値との和が０となるようにオフセット制御信号
を発生出力するオフセット制御信号発生手段とより構成
することが、上記の振幅制御信号及びオフセット制御信
号を簡単な構成で発生することができ、望ましい。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
１は本発明になる光ディスク再生装置の一実施例のブロ
ック図を示す。同図中、図３と同一構成部分には同一符
号を付してある。本実施例は図１に示すように、光検出
器１、プリアンプ２、Ａ／Ｄ変換器３、波形等化器４、
２値化器５、復号器６及び波形等化器入力信号振幅自動
調整器８とから構成され、プリアンプ２の出力側とＡ／
Ｄ変換器３の入力側との間に波形等化器入力信号振幅自
動調整器８を設けた点に特徴がある。
１は本発明になる光ディスク再生装置の一実施例のブロ
ック図を示す。同図中、図３と同一構成部分には同一符
号を付してある。本実施例は図１に示すように、光検出
器１、プリアンプ２、Ａ／Ｄ変換器３、波形等化器４、
２値化器５、復号器６及び波形等化器入力信号振幅自動
調整器８とから構成され、プリアンプ２の出力側とＡ／
Ｄ変換器３の入力側との間に波形等化器入力信号振幅自
動調整器８を設けた点に特徴がある。
【００１３】また、波形等化器入力信号振幅自動調整器
８は、波形等化器４の出力信号が入力される制御信号発
生器９と、制御信号発生器９からの振幅制御信号ａ及び
オフセット制御信号ｂとが入力されるＲＦ信号調整器１
０とから構成されている。ＲＦ信号調整器１０は、上記
の振幅制御信号ａにより利得が制御され、かつ、上記の
オフセット制御信号ｂによりオフセットが制御されるア
ナログ増幅器で構成されている。
８は、波形等化器４の出力信号が入力される制御信号発
生器９と、制御信号発生器９からの振幅制御信号ａ及び
オフセット制御信号ｂとが入力されるＲＦ信号調整器１
０とから構成されている。ＲＦ信号調整器１０は、上記
の振幅制御信号ａにより利得が制御され、かつ、上記の
オフセット制御信号ｂによりオフセットが制御されるア
ナログ増幅器で構成されている。
【００１４】一方、制御信号発生器９は図２のブロック
図に示す如き構成とされている。すなわち、制御信号発
生器９は波形等化器４の出力信号がそれぞれ入力される
最大値検出器９１及び最小値検出器９２と、波形等化器
４が表現できる最大値と最小値とをそれぞれ記憶してい
る最大値メモリ９３及び最小値メモリ９４と、最大値検
出器９１の出力検出値と最大値メモリ９３からの最大値
とを比較する最大値比較器９５と、最小値検出器９２の
出力検出値と最小値メモリ９４からの最小値とを比較す
る最小値比較器９６と、最大値比較器９５及び最小値比
較器９６の両出力値に基づいて振幅制御信号ａを発生す
る振幅制御信号発生器９７と、最大値比較器９５及び最
小値比較器９６の両出力値に基づいてオフセット制御信
号ｂを発生するオフセット制御信号発生器９８とから構
成されている。
図に示す如き構成とされている。すなわち、制御信号発
生器９は波形等化器４の出力信号がそれぞれ入力される
最大値検出器９１及び最小値検出器９２と、波形等化器
４が表現できる最大値と最小値とをそれぞれ記憶してい
る最大値メモリ９３及び最小値メモリ９４と、最大値検
出器９１の出力検出値と最大値メモリ９３からの最大値
とを比較する最大値比較器９５と、最小値検出器９２の
出力検出値と最小値メモリ９４からの最小値とを比較す
る最小値比較器９６と、最大値比較器９５及び最小値比
較器９６の両出力値に基づいて振幅制御信号ａを発生す
る振幅制御信号発生器９７と、最大値比較器９５及び最
小値比較器９６の両出力値に基づいてオフセット制御信
号ｂを発生するオフセット制御信号発生器９８とから構
成されている。
【００１５】次に、本実施例の動作について説明する。
従来装置と同様に、光検出器１は光ディスク（図示せ
ず）面上のピットの有無によって強度が変調されたレー
ザ反射光を受光し、これを光電変換することにより、断
続するピットに応じてレベルが変化する光検出電流を出
力する。
従来装置と同様に、光検出器１は光ディスク（図示せ
ず）面上のピットの有無によって強度が変調されたレー
ザ反射光を受光し、これを光電変換することにより、断
続するピットに応じてレベルが変化する光検出電流を出
力する。
【００１６】この光検出電流はプリアンプ２により電圧
に変換されてＲＦ信号として波形等化器入力信号振幅自
動調整器８内のＲＦ信号調整器１０に供給され、ここで
後述するように、波形等化器４が与えられた有限の量子
化ビット数を有効に利用できるように、振幅及びオフセ
ット量が調整された後、Ａ／Ｄ変換器３に供給される。
に変換されてＲＦ信号として波形等化器入力信号振幅自
動調整器８内のＲＦ信号調整器１０に供給され、ここで
後述するように、波形等化器４が与えられた有限の量子
化ビット数を有効に利用できるように、振幅及びオフセ
ット量が調整された後、Ａ／Ｄ変換器３に供給される。
【００１７】Ａ／Ｄ変換器３は入力ＲＦ信号をディジタ
ル信号に変換して、ディジタルフィルタで構成されてい
る波形等化器４へ供給する。波形等化器４は、ＲＦ信号
中に含まれている隣接符号間の干渉を軽減させる周波数
特性をもつトランスバーサルフィルタより構成されてお
り、ディジタル化された入力ＲＦ信号の隣接符号間干渉
成分を軽減し、誤復号を減少させる。
ル信号に変換して、ディジタルフィルタで構成されてい
る波形等化器４へ供給する。波形等化器４は、ＲＦ信号
中に含まれている隣接符号間の干渉を軽減させる周波数
特性をもつトランスバーサルフィルタより構成されてお
り、ディジタル化された入力ＲＦ信号の隣接符号間干渉
成分を軽減し、誤復号を減少させる。
【００１８】波形等化器４で波形等化された信号は、２
値化器５で２値化基準電圧と大小比較されることにより
２値化信号に変換された後、復号器６に供給されて復号
され再生データに変換される。
値化器５で２値化基準電圧と大小比較されることにより
２値化信号に変換された後、復号器６に供給されて復号
され再生データに変換される。
【００１９】以上の動作の大略は従来装置と同様である
が、本実施例では更に上記の波形等化器４で波形等化さ
れた信号を波形等化器入力信号振幅自動調整器８に供給
して、波形等化器４の入力信号を波形等化器４の許容振
幅範囲内に自動的に調整する点に特徴がある。
が、本実施例では更に上記の波形等化器４で波形等化さ
れた信号を波形等化器入力信号振幅自動調整器８に供給
して、波形等化器４の入力信号を波形等化器４の許容振
幅範囲内に自動的に調整する点に特徴がある。
【００２０】すなわち、上記の波形等化器４で波形等化
された信号は、制御信号発生器９内の図２に示す最大値
検出器９１及び最小値検出器９２にそれぞれ供給され
て、それぞれ最大値と最小値とが検出される。最大値比
較器９５は最大値検出器９１により検出された再生ＲＦ
信号のディジタル値の最大値から、最大値メモリ９３に
予め記憶されている波形等化器４が表現できる最大値に
相当する値を差し引いて第１の差の値を計算し、その第
１の差の値を振幅制御信号発生器９７及びオフセット制
御信号発生器９８にそれぞれ供給する。
された信号は、制御信号発生器９内の図２に示す最大値
検出器９１及び最小値検出器９２にそれぞれ供給され
て、それぞれ最大値と最小値とが検出される。最大値比
較器９５は最大値検出器９１により検出された再生ＲＦ
信号のディジタル値の最大値から、最大値メモリ９３に
予め記憶されている波形等化器４が表現できる最大値に
相当する値を差し引いて第１の差の値を計算し、その第
１の差の値を振幅制御信号発生器９７及びオフセット制
御信号発生器９８にそれぞれ供給する。
【００２１】一方、最小値比較器９６は最小値検出器９
２により検出された再生ＲＦ信号のディジタル値の最小
値から、最小値メモリ９４に予め記憶されている波形等
化器４が表現できる最小値に相当する値を差し引いて第
２の差の値を計算し、その第２の差の値を振幅制御信号
発生器９７及びオフセット制御信号発生器９８にそれぞ
れ供給する。
２により検出された再生ＲＦ信号のディジタル値の最小
値から、最小値メモリ９４に予め記憶されている波形等
化器４が表現できる最小値に相当する値を差し引いて第
２の差の値を計算し、その第２の差の値を振幅制御信号
発生器９７及びオフセット制御信号発生器９８にそれぞ
れ供給する。
【００２２】制御信号発生器９７は、最大値比較器９５
及び最小値比較器９５からそれぞれ入力された第１及び
第２の差の値をそれぞれ減算した第３の差の値を計算
し、第３の差の値が０になるように、ＲＦ信号調整器１
０の利得を制御する振幅制御信号ａを発生してＲＦ信号
調整器１０へ出力する。
及び最小値比較器９５からそれぞれ入力された第１及び
第２の差の値をそれぞれ減算した第３の差の値を計算
し、第３の差の値が０になるように、ＲＦ信号調整器１
０の利得を制御する振幅制御信号ａを発生してＲＦ信号
調整器１０へ出力する。
【００２３】従って、例えば、上記第１の差の値が負
で、かつ、上記第２の差の値が正のときは、上記第３の
差の値が負となり、このときは再生ＲＦ信号の振幅が波
形等化器４が表現できる振幅よりも小さいので制御信号
発生器９７はＲＦ信号調整器１０の利得を現在よりも高
く制御する振幅制御信号ａを発生する。
で、かつ、上記第２の差の値が正のときは、上記第３の
差の値が負となり、このときは再生ＲＦ信号の振幅が波
形等化器４が表現できる振幅よりも小さいので制御信号
発生器９７はＲＦ信号調整器１０の利得を現在よりも高
く制御する振幅制御信号ａを発生する。
【００２４】また、上記とは逆に上記第１の差の値が正
で、かつ、上記第２の差の値が負のときは、上記第３の
差の値が正となり、このときは再生ＲＦ信号の振幅が波
形等化器４が表現できる振幅よりも大きいので制御信号
発生器９７はＲＦ信号調整器１０の利得を現在よりも低
く制御する振幅制御信号ａを発生する。
で、かつ、上記第２の差の値が負のときは、上記第３の
差の値が正となり、このときは再生ＲＦ信号の振幅が波
形等化器４が表現できる振幅よりも大きいので制御信号
発生器９７はＲＦ信号調整器１０の利得を現在よりも低
く制御する振幅制御信号ａを発生する。
【００２５】一方、オフセット制御信号発生器９８は、
最大値比較器９５及び最小値比較器９５からそれぞれ入
力された第１及び第２の差の値の和が０になるように、
ＲＦ信号調整器１０のオフセットを制御するオフセット
制御信号ｂを発生してＲＦ信号調整器１０へ出力する。
最大値比較器９５及び最小値比較器９５からそれぞれ入
力された第１及び第２の差の値の和が０になるように、
ＲＦ信号調整器１０のオフセットを制御するオフセット
制御信号ｂを発生してＲＦ信号調整器１０へ出力する。
【００２６】従って、制御信号発生器９は例えば、前記
第１及び第２の差の値の一方が正で、他方が負のときに
は、両者の差の値のうち絶対値が大の方にＲＦ信号調整
器１０の出力信号がシフトするようにオフセットを与
え、また、上記の和が正のときはＲＦ信号調整器１０の
出力信号が下方向（負方向）にシフトするようにオフセ
ットを与え、上記の和が負のときはＲＦ信号調整器１０
の出力信号が上方向（正方向）にシフトするようにオフ
セットを与えるようなオフセット制御信号ｂを発生す
る。
第１及び第２の差の値の一方が正で、他方が負のときに
は、両者の差の値のうち絶対値が大の方にＲＦ信号調整
器１０の出力信号がシフトするようにオフセットを与
え、また、上記の和が正のときはＲＦ信号調整器１０の
出力信号が下方向（負方向）にシフトするようにオフセ
ットを与え、上記の和が負のときはＲＦ信号調整器１０
の出力信号が上方向（正方向）にシフトするようにオフ
セットを与えるようなオフセット制御信号ｂを発生す
る。
【００２７】これにより、図１のプリアンプ２の出力Ｒ
Ｆ信号は、ＲＦ信号調整器１０に入力され、ここで振幅
制御信号ａに基づいて制御された利得で増幅され、か
つ、オフセット制御信号ｂに基づいて制御されたオフセ
ットが与えられることにより、波形等化器４の出力信号
の最大値と最小値とが、波形等化器４が表現できる最大
値と最小値とにそれぞれ一致するように制御される。
Ｆ信号は、ＲＦ信号調整器１０に入力され、ここで振幅
制御信号ａに基づいて制御された利得で増幅され、か
つ、オフセット制御信号ｂに基づいて制御されたオフセ
ットが与えられることにより、波形等化器４の出力信号
の最大値と最小値とが、波形等化器４が表現できる最大
値と最小値とにそれぞれ一致するように制御される。
【００２８】従って、Ａ／Ｄ変換器３及び波形等化器４
の量子化ビットが有限であるため、ＲＦ信号の振幅や波
形等化器４の係数によっては従来、波形等化器４がオー
バーフローを起こしたり、出力が小さ過ぎて与えられた
ビット数を有効に活用できない場合があったが、本実施
例によれば、波形等化器４の入力信号の振幅及びオフセ
ットが上記の如くに自動的に調整されるため、常に波形
等化器４の出力信号の振幅が与えられたビット数を最大
限に利用できるように調整される。
の量子化ビットが有限であるため、ＲＦ信号の振幅や波
形等化器４の係数によっては従来、波形等化器４がオー
バーフローを起こしたり、出力が小さ過ぎて与えられた
ビット数を有効に活用できない場合があったが、本実施
例によれば、波形等化器４の入力信号の振幅及びオフセ
ットが上記の如くに自動的に調整されるため、常に波形
等化器４の出力信号の振幅が与えられたビット数を最大
限に利用できるように調整される。
【００２９】なお、上記の実施例では、再生しようとす
る光ディスクはピットの有無により情報が記録された追
記型の光ディスクについて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば記録・消去を繰り返し
行える書き換え可能型光ディスクにも本発明を適用でき
ることは勿論である。この書き換え可能型光ディスクと
しては、磁性膜の膜面に対して垂直方向に磁化容易軸を
有する磁性薄膜を予め同一方向に磁化しておき、磁性薄
膜の保磁力以下の弱い記録磁場中で、集光したレーザ光
により局所的に加熱することでその部分の磁化方向を反
転させて記録を行う、光磁気ディスクなどがある。この
光磁気ディスクでは、再生時には磁気カー効果を利用
し、反射光の偏光状態を検出することで記録情報を再生
する。
る光ディスクはピットの有無により情報が記録された追
記型の光ディスクについて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば記録・消去を繰り返し
行える書き換え可能型光ディスクにも本発明を適用でき
ることは勿論である。この書き換え可能型光ディスクと
しては、磁性膜の膜面に対して垂直方向に磁化容易軸を
有する磁性薄膜を予め同一方向に磁化しておき、磁性薄
膜の保磁力以下の弱い記録磁場中で、集光したレーザ光
により局所的に加熱することでその部分の磁化方向を反
転させて記録を行う、光磁気ディスクなどがある。この
光磁気ディスクでは、再生時には磁気カー効果を利用
し、反射光の偏光状態を検出することで記録情報を再生
する。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波形等化器の出力信号の最大値及び最小値を、波形等化
器が表現できる最大値及び最小値に近付けることによ
り、波形等化器が常に出力に与えられたビット数を最大
限に活用できるようにしたため、光ディスクの特性の違
いによる光検出器の出力信号の振幅やオフセットの変化
によらず、一定の波形等化の効果が得られ、隣接符号間
干渉による誤復号を大幅に低減することができる。
波形等化器の出力信号の最大値及び最小値を、波形等化
器が表現できる最大値及び最小値に近付けることによ
り、波形等化器が常に出力に与えられたビット数を最大
限に活用できるようにしたため、光ディスクの特性の違
いによる光検出器の出力信号の振幅やオフセットの変化
によらず、一定の波形等化の効果が得られ、隣接符号間
干渉による誤復号を大幅に低減することができる。
【図１】本発明装置の一実施例のブロック図である。
【図２】図１中の制御信号発生器の一実施例のブロック
図である。
図である。
【図３】従来装置の一例のブロック図である。
１ 光検出器 ２ プリアンプ ３ Ａ／Ｄ変換器 ４ 波形等化器 ５ ２値化器 ６ 復号器 ８ 波形等化器入力信号振幅自動調整器 ９ 制御信号発生器 １０ ＲＦ信号調整器 ９１ 最大値検出器 ９２ 最小値検出器 ９３ 最大値メモリ ９４ 最小値メモリ ９５ 最大値比較器 ９６ 最小値比較器 ９７ 振幅制御信号発生器 ９８ オフセット制御信号発生器
Claims (2)
- 【請求項１】 光ディスクからの反射光を光検出器によ
り光電変換し、該光検出器の出力信号をＡ／Ｄ変換器に
よりディジタル信号に変換した後波形等化器により波形
等化し、該波形等化器の出力信号から再生信号を得る光
ディスク再生装置において、 前記光検出器から取り出されて前記Ａ／Ｄ変換器に入力
される信号を、外部から入力される振幅制御信号に基づ
く利得で増幅し、かつ、外部から入力されるオフセット
制御信号に基づくオフセットを付与する調整器と、 前記波形等化器の出力信号の最大値と該波形等化器が表
現できる最大値との差、及び該波形等化器の出力信号の
最小値と該波形等化器が表現できる最小値との差にそれ
ぞれ基づいて、該波形等化器の出力信号の最大値及び最
小値を該波形等化器が表現できる最大値及び最小値に近
付けるように前記振幅制御信号及びオフセット制御信号
をそれぞれ発生して前記調整器へ供給する制御信号発生
器とを有することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項２】 前記制御信号発生器は、前記波形等化器
の出力信号の最大値を検出する最大値検出器と、前記波
形等化器の出力信号の最小値を検出する最小値検出器
と、該波形等化器が表現できる最大値を記憶している最
大値メモリと、該波形等化器が表現できる最小値を記憶
している最小値メモリと、該最大値検出器の出力最大値
と該最大値メモリの出力最大値との差の第１の値と、該
最小値検出器の出力最小値と該最小値メモリの出力最小
値との差の第２の値との差が０となるように前記振幅制
御信号を発生出力する振幅制御信号発生手段と、該最大
値検出器の出力最大値と該最大値メモリの出力最大値と
の差の第１の値と、該最小値検出器の出力最小値と該最
小値メモリの出力最小値との差の第２の値との和が０と
なるように前記オフセット制御信号を発生出力するオフ
セット制御信号発生手段とよりなることを特徴とする請
求項１記載の光ディスク再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18438494A JPH0850764A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 光ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18438494A JPH0850764A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 光ディスク再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0850764A true JPH0850764A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16152247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18438494A Pending JPH0850764A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 光ディスク再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0850764A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100382737B1 (ko) * | 2001-03-26 | 2003-05-09 | 삼성전자주식회사 | 광 디스크 시스템의 재생 신호와 제어 신호 발생 장치 및방법 |
| KR100532403B1 (ko) * | 1998-07-16 | 2005-11-30 | 삼성전자주식회사 | 광디스크 재생 시스템의 데이터 복원장치 및 비대칭 보정장치 |
| US7800786B2 (en) * | 2006-01-27 | 2010-09-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reading device |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0547112A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-26 | Sony Corp | 光磁気デイスクのデータ記録再生方式 |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP18438494A patent/JPH0850764A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0547112A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-26 | Sony Corp | 光磁気デイスクのデータ記録再生方式 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100532403B1 (ko) * | 1998-07-16 | 2005-11-30 | 삼성전자주식회사 | 광디스크 재생 시스템의 데이터 복원장치 및 비대칭 보정장치 |
| KR100382737B1 (ko) * | 2001-03-26 | 2003-05-09 | 삼성전자주식회사 | 광 디스크 시스템의 재생 신호와 제어 신호 발생 장치 및방법 |
| US7800786B2 (en) * | 2006-01-27 | 2010-09-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reading device |
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