JPH07334849A - 光ディスク装置の信号再生装置 - Google Patents

光ディスク装置の信号再生装置

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JPH07334849A
JPH07334849A JP12136994A JP12136994A JPH07334849A JP H07334849 A JPH07334849 A JP H07334849A JP 12136994 A JP12136994 A JP 12136994A JP 12136994 A JP12136994 A JP 12136994A JP H07334849 A JPH07334849 A JP H07334849A
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signal
circuit
pass filter
output
waveform
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JP12136994A
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Junichi Nakano
淳一 中野
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明にあっては、低周波ノイズの影響を受
けずに高速動作が可能なトランジェント補正回路を実現
して、再生波形を変化させずに低周波ノイズだけを除去
可能とすることを特徴とする。 【構成】再生信号の低周波ノイズを除去するハイパスフ
ィルタ1の出力は、該ハイパスフィルタ1により生じた
再生信号のトランジェントを補正する波形補正回路2に
供給される。この波形補正回路2は、ローパスフィルタ
3と、このローパスフィルタ3の出力と上記ハイパスフ
ィルタ1の出力とを加算する加算回路4と、この加算回
路4の出力を量子化する量子化回路5とにより構成され
る。上記ハイパスフィルタ1とローパスフィルタ3は、
同じ時定数を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マークエッジ記録に
よりデータが記録され、光ディスクから情報信号を再生
する光ディスク装置の信号再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクではディスクの複屈
折による低周波のノイズが再生信号に重畳してしまう。
そのため、このような低周波ノイズを除去すると共にア
ンプのDCオフセットを除去する目的で、再生信号の低
周波成分を低域遮断フィルタ(ハイパスフィルタ)によ
り減衰させることが一般に行われている。
【0003】この場合、再生信号中の低周波成分が失わ
れるためベースライン変動が発生し、ハイパスフィルタ
通過後の信号にはトランジェントが発生する。これは、
特にセクタ先頭のブランク部(ID部)から記録部であ
るVFO部に入る部分等で顕著に現れる。
【0004】マークポジション記録ではピーク検出によ
り再生信号の2値化を行う微分検出となるので、低周波
成分は不要であり、トランジェントはさほど問題になら
ない。しかしながら、マークエッジ記録されたデータを
DCスライス方式で2値化しようとする場合には、セク
タ先頭やセクタ中のデータパターンによるトランジェン
トにより、再生信号の2値化が正しく行えなくなるとい
う課題を有している。
【0005】このようなトランジェントを補正する方法
の1つとして、例えば特開昭61−39236号公報に
開示されているような、再生信号のエンベロープを検出
してハイパスフィルタ通過後の再生信号を補正するとい
った方法が使用されている。
【0006】また、光ディスクでは再生信号の振幅を一
定に揃える目的で、AGC(Auto Gain Control ;自動
利得制御)と称される回路が設けられている。これは例
えば、特開平4−96275号公報では、セクタの先頭
のVFO部に於いてエンベロープ検波により再生信号の
振幅を求めて利得制御アンプのゲインを制御し、VFO
部に続くデータ部ではVFO部の終わりでのゲインをホ
ールドしておく、という方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭61−39236号公報に開示されているような再
生信号のエンベロープを使用する補正方法では、エンベ
ロープ検出のためのローパスフィルタの応答の遅れや検
波に使用するダイオードの応答の遅れにより、高速での
動作は困難である。そのため、最近の光ディスク装置の
ような転送レートが高く動作速度の速い装置では使用で
きないという課題を有している。
【0008】一方エンベロープ検出によらない波形補正
の方法としては、例えば「ディジタル通信技術」(田中
公男著、東海大学出版)の第5章で「量子化帰還」なる
方法が紹介されているが、この方法では除去したはずの
低周波ノイズまで含めて再生されてしまうという課題を
有している。
【0009】したがってこの発明は、高速動作が可能で
低周波ノイズの影響を受けず、且つ補正能力の高いトラ
ンジェント補正回路を実現すると共に、データパターン
によらず、より安定に動作するトランジェント補正回路
を実現することのできる光ディスク装置の信号再生装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、マ
ークのエッジ部分が情報の“1”に相当するべくマーク
エッジ記録によりデータが記録され、該データの記録再
生の単位となるセクタが、特定パターンが記録された第
1の記録部と情報が記録された第2の記録部とから構成
される光ディスクから情報信号を再生する信号再生装置
に於いて、再生信号の低周波成分を遮断するハイパスフ
ィルタと、このハイパスフィルタにより生じた再生信号
のトランジェントを補正するもので、上記再生信号の値
を量子化する量子化手段と、上記ハイパスフィルタと略
同じ時定数を有するローパスフィルタとを有して構成さ
れる波形補正手段とを具備することを特徴とする。
【0011】またこの発明は、上記波形補正手段が上記
ハイパスフィルタの出力と上記ローパスフィルタの出力
とを加算する加算手段を有し、上記量子化手段が上記加
算手段の出力を入力とすることを特徴とする。更にこの
発明は、上記量子化手段が、上記再生信号を3値以上に
量子化するものであることを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明にあっては、マークのエッジ部分が情
報の“1”に相当するべくマークエッジ記録によりデー
タが記録され、該データの記録再生の単位となるセクタ
が特定パターンが記録された第1の記録部と情報が記録
された第2の記録部とから構成される光ディスクから、
情報信号が再生される。そして、再生信号の低周波成分
はハイパスフィルタにより遮断され、上記ハイパスフィ
ルタにより生じた再生信号のトランジェントが波形補正
手段で補正される。また、この波形補正手段では量子化
手段で上記再生信号値が量子化され、更に波形補正手段
は上記ハイパスフィルタと略同じ時定数を有するローパ
スフィルタを有した構成となっている。
【0013】これにより、低周波ノイズの影響を受けず
に高速動作が可能なトランジェント補正回路が実現で
き、再生波形を変化させずに低周波ノイズだけを除去す
ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明の第1の実施例で、光ディス
ク装置の信号再生装置の構成を示したブロック図であ
る。
【0015】図1に於いて、ハイパスフィルタ(HP
F)1は、再生信号の低周波ノイズを除去するためのも
のである。このHPF1の出力は、該HPF1により生
じた再生信号のトランジェントを補正する波形補正回路
2に供給される。
【0016】この波形補正回路2は、ローパスフィルタ
(LPF)3と、このLPF3の出力と上記HPF1の
出力とを加算する加算回路4と、この加算回路4の出力
を量子化する量子化回路5とにより構成される。尚、H
PF1とLPF3は、同じ時定数(カットオフ周波数)
を有している。
【0017】図2は、上記量子化回路5の構成例を示し
たものである。この場合、量子化回路5は、コンパレー
タ5aで構成されており、その出力の振幅は再生信号と
同じである。すなわち、このコンパレータ5aは、入力
信号がゼロレベル以上のときに「+1」を、ゼロレベル
以下のときに「−1」を出力する。
【0018】次に、図3の波形図を参照して、図1の信
号再生装置の動作を説明する。尚、図3では、再生信号
の波形はそのエンベロープで示している。一部について
は各図の右側に拡大図を付している。
【0019】図3(a)は、図示されない光ディスクの
再生信号を表したものである。ここでは、セクタの先頭
のブランク(ID)部による光磁気信号のブランク部分
と、セクタ先頭に書込まれる最高周波数パターンの記録
部であるVFO部と、このVFO部に続く記録部である
DATA部の一部が示されている。同図に示されるよう
に、光ディスクの再生信号は、ディスクの複屈折等によ
るDCオフセットを有している(高周波の複屈折ノイズ
は省略している)。
【0020】この図3(a)に示される再生信号は、先
ず同図(b)に示されるようにHPF1によってその低
周波成分が除去されて、DCオフセットは消える。しか
しながら、VFO部の先頭等でトランジェントが発生す
る。この信号は、加算回路4及び量子化回路5を経て、
同図(c)に示されるような波形となる。
【0021】トランジェントが発生した信号は、更にL
PF3を経由して、同図(d)に示されるような高周波
成分が除去されたトランジェント補正信号となる。そし
て、このトランジェント補正信号と、同図(b)に示さ
れるHPF1の出力とが、加算回路4で加算される。す
ると、同図(e)に示されるような信号が、補正後の再
生信号として得られる。
【0022】このように、量子化回路5(コンパレータ
5a)の出力を基にすることにより、ノイズ分の影響を
受けないトランジェント補正信号を得ることができる。
また、HPF1とLPF3の時定数を揃えることにより
全体としての周波数特性を平坦にすることができるの
で、再生信号波形を変化させずに補正後の再生信号を得
ることができる。
【0023】以上のように第1の実施例によれば、HP
Fによって再生信号中の低周波ノイズを除去し、またH
PFと同じ時定数を有するLPFと量子化回路とを組合
わせた波形補正回路を構成して、上記HPFで生じたト
ランジェントを補正するようにしたので、トランジェン
トを発生させることなく低周波ノイズだけを除去するこ
とが可能となる。このため、DCスライス方式により2
値化を行っても、正しい結果を得ることが可能となる。
【0024】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。もともとの変調方式がDCフリーでない場合に
は、パターンによっては再生信号の正側と負側の割合が
等しくなくなる(デューティが50%でなくなる)。そ
のため、再生信号のDCレベル(平均値)と信号振幅中
心とが大きくずれた状態になることがある。
【0025】また、一般に光ディスクの再生信号は再生
光学系のMTFや回路の帯域制限があるため、長いパタ
ーンと短いパターンとでは再生信号の振幅も異なってく
る。上述した第1の実施例の信号再生装置では、トラン
ジェント補正を行う波形補正回路2内の量子化回路5が
単純なコンパレータ5aで構成されていた。そのため、
DCフリーとみなせないような波形に対しては、正しく
トランジェントを補正できないことがある。これは、フ
ィルタの時定数を大きくすれば改善されるが、該時定数
を大きくすることにより低周波ノイズの除去能力は弱く
なってしまう。
【0026】第2の実施例は、このような問題を解決す
るためのものでものである。具体的には、量子化回路を
光ディスクの再生信号を3値化する回路で構成してい
る。尚、信号再生装置に於ける各構成要素は図1と同じ
であるので説明は省略する。
【0027】第1の実施例の量子化回路では、入力信号
がゼロレベル以上のときに「+1」を、ゼロレベル以下
のときに「−1」を出力するものであったのに対し、図
4に示される第2の実施例の量子化回路は、再生信号
(振幅を±1Vと仮定する)の、高周波数での振幅より
もやや大きい値(例えば±0.6V)を閾値として設定
したコンパレータ回路5bで構成している。このコンパ
レータ回路5bでは、正側の閾値を越えた場合に「+1
V」、負側の閾値値を越えた場合に「−1V」を出力す
る。加えて、信号レベルが正側と負側の両閾値の間にあ
る場合には、「0V」を出力するように構成されてい
る。
【0028】図5(a)〜(e)は、第2の実施例によ
る信号再生装置の動作波形を示したものである。ここで
は再生信号の波形として、図5(a)に示されるような
エンべロープを有する信号が再生された場合について考
える。これは、正側に長いパターンだけが集まり、負側
に短いパターンだけが集まった場合である。尚、図5
(b)〜(e)の波形については、第1の実施例と同様
に、それぞれHPF1の出力波形、量子化回路5(コン
パレータ回路5b)の出力、LPF3の出力、波形補正
回路2によりる補正後の再生信号を表している。
【0029】光ディスクでは、光学系のMTFの制限に
より短いパターンでは再生信号振幅が小さくなるため、
このような場合には負側には信号があまり振れなくな
る。この結果、再生信号の中央レベルとゼロレベルとが
ずれることになる。
【0030】上述した第1の実施例の量子化回路(2値
のコンパレータ5a)を使用した場合には、コンパレー
タ5aの出力だけを見ると、再生信号が負側にも飽和レ
ベルまで振れているのと同じになって、正しいトランジ
ェントの補正が行えない可能性がある。
【0031】しかし、この第2の実施例ではコンパレー
タ回路5bによる3値化の量子化回路を使用したので量
子化回路の出力が実際の再生信号波形に近くなり、補正
はより正しく行われる。
【0032】このように、第2の実施例によれば量子化
回路5をコンパレータ回路5bのように構成して3値と
したため、再生信号の中央値とゼロレベルにずれが生じ
るようなパターンであっても補正を行うことができ、デ
ータパターン(変調方式)に対する制限事項が少なくな
る。また、このようなパターンの再生信号を上述した第
1の実施例の補正回路で補正するにはHPFの時定数を
大きくしなければならないが、第2の実施例では時定数
が小さくても補正でき、このために低周波ノイズの除去
能力を高めることができる。
【0033】尚、量子化回路は3値化するものに限られ
ることなく、より多値に量子化するものであってもよ
い。多値になるほど回路規模が大きくなるが、補正の効
果も大きくなる。
【0034】次に、この発明の第3の実施例について説
明する。この第3の実施例は、再生信号振幅を揃えるた
めに、AGC(Auto Gain Control ;自動利得制御)を
行う場合である。上述した第1及び第2の実施例による
波形補正回路は、再生信号の振幅と量子化回路出力の振
幅が所定の比でなければ補正が正しく行われない。した
がって再生信号に対しては、波形補正回路よりも前の段
階でAGCを行う必要がある。
【0035】図6は、AGCを行う場合の信号再生装置
のブロック構成図である。AGC回路6は、HPF1と
波形補正回路2との間に挿入されるもので、外部からA
GC制御信号が入力される。このAGC回路6は、AG
C制御信号がアクティブである間に、その出力信号振幅
が所定値となるようにAGC回路内のアンプ(図示せ
ず)の増幅率が設定され、AGC制御信号がインアクテ
ィブである間はアンプの増幅率を変化させない(前回の
設定のままホールドする)ように構成される。増幅率の
設定は、入力される再生信号の振幅をピーク/ボトムホ
ールドにより検出し、振幅目標値との差により、AGC
回路6内のアンプのゲインを制御するようにすれば良
い。
【0036】また、HPF1及びLPF3には、フィル
タ時定数切り換え信号が入力される。この切り換え信号
がアクティブになると、各フィルタ1及び3は、時定数
が小さく切り換えられる。例えば、通常動作時の時定数
が10μSであるとすると、フィルタ時定数切り換え信
号がアクティブの間は、時定数を1μS程度に切り換え
る。
【0037】図7は、図6の構成の信号再生装置の動作
波形を示す図である。図7(a)に示されるような再生
信号に対し、先ず、VFO部で同図(c)に示されるよ
うなフィルタ時定数切り換え信号をアクティブとし、H
PF1及びLPF3の時定数を小さい値に切り換える。
このため、VFO先頭部分でのHPF1によるトランジ
ェントは、同図(b)に示されるように、素早く収束さ
せられる。
【0038】そして、トランジェントが収束するくらい
の時刻から、同図(d)に示されるAGCの制御信号が
アクティブとなる。これは、トランジェントが収束した
後であるので、ピーク/ボトム検出により正しく信号振
幅を検出することができ、AGC動作を正しく行うこと
ができる。これにより、量子化回路5の出力は、同図
(e)に示されるようになる。
【0039】VFO部の途中でAGC動作は終了し、ま
た同図(c)に示されるように、DATA部に入る前に
フィルタの時定数も通常の値に戻される。これにより、
同図(g)に示されるような補正後の再生信号を得るこ
とができる。
【0040】以上のようにこの第3の実施例によれば、
HPF1と波形補正回路2の間に信号振幅を揃えるAG
C回路6を設け、VFO部ではフィルタの時定数をDA
TA部よりも小さい値にするようにし、VFO部での信
号振幅によりAGC動作を行うようにしたので、AGC
動作を正しく行うことができ、またAGCにより信号振
幅が所定値に制御されるので波形補正回路2も正しく動
作させることができる。
【0041】尚、上述した実施例では、LPF出力とH
PF出力の加算信号を量子化回路で量子化する構成とし
たが、これに限られるものではない。例えば、第4の実
施例として、信号再生装置は、図8に示されるように、
HPF1の出力を量子化回路5で量子化してLPF3に
入力し、このLPF3の出力とHPF1の出力との加算
値を加算回路4で補正出力する構成としても良い。この
構成では波形のトランジェントを補正する働きは少し弱
くなるが、動作の安定性ではこちらの方がよい場合があ
る。
【0042】また、この発明は光磁気ディスクだけでな
く相変化ディスク等の他のタイプの光ディスクにもその
まま適用できる。更に、マークエッジ記録だけでなく、
マークポジション記録に適用することも可能である。
【0043】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成が得られる。 (1)マークのエッジ部分が情報の“1”に相当するよ
うなマークエッジ記録によりデータが記録され、データ
の記録再生の単位となるセクタが特定パターンが記録さ
れたVFO部と情報信号が記録されたDATA部とを含
んで構成された光ディスクから情報信号を再生する信号
再生装置に於いて、再生信号の低周波成分を遮断するH
PFと、上記HPFにより生じた再生信号のトランジェ
ントを補正する波形補正手段とを設け、この波形補正手
段は、再生信号値を量子化する量子化手段と、上記HP
Fと略同じ時定数を有するLPFとを含んで構成される
ことを特徴とする光ディスク装置の信号再生装置。
【0044】(2)上記波形補正手段は上記HPFの出
力と上記LPFの出力とを加算する加算手段を有し、上
記量子化手段は上記加算手段の出力を入力とするように
構成した上記(1)に記載の光ディスク装置の信号再生
装置。
【0045】(3)上記量子化手段は、上記再生信号を
3値以上に量子化するものである上記(1)及び(2)
に記載の光ディスク装置の信号再生装置。 (4)上記量子化手段は、上記再生信号の最高周波数で
の振幅よりも大きく、且つ上記再生信号の最低周波数で
の振幅よりも小さい閾値により、再生信号を3値化する
ものである上記(3)に記載の光ディスク装置の信号再
生装置。
【0046】(5)上記HPF及び上記LPFの時定数
を、上記VFO部に於いて、上記DATA部に於ける値
よりも小さな値に設定する上記(1)乃至(4)に記載
の光ディスク装置の信号再生装置。
【0047】(6)上記HPFと上記波形補正手段の間
に、再生信号振幅が所定値になるよう調整する振幅調整
手段を設ける上記(1)乃至(5)に記載の光ディスク
装置の信号再生装置。
【0048】(7)上記振幅調整手段は、上記VFO部
に於ける上記再生信号の振幅によりその増幅率を変化さ
せるものである上記(6)に記載の光ディスク装置の信
号再生装置。
【0049】上記(1)の構成によれば、低周波ノイズ
の影響を受けずに高速動作が可能なトランジェント補正
回路が実現でき、再生波形を変化させずに低周波ノイズ
だけを除去することが可能となる。上記(2)の構成に
よれば、HPFと波形補正手段とを合わせた全体の周波
数特性がより平坦になるので、トランジェント補正をよ
り正確に実現できる。上記(3)の構成によれば、再生
信号がDCフリーでない場合であっても、より安定して
トランジェントの補正を行うことが可能となり、変調方
式などへ制限事項が少なくなる。
【0050】また、上記(4)の構成によれば、量子化
手段出力と再生信号がより近い波形になるので、トラン
ジェント補正を正確かつ安定に行うことができる。上記
(5)の構成によれば、時定数を小さく設定することに
より、VFO部でのHPF出力のトランジェントが素早
く収束するようになるので、トランジェントの補正を行
う前の段階でもVFOを利用した種々の信号処理が行え
るようになる。上記(6)の構成によれば、波形補正手
段に入力される信号の振幅が揃うので、波形補正手段に
よるトランジェントの補正を正しく行うことができる。
更に、上記(7)の構成によれば、比較的簡単な回路構
成により、波形補正手段に入力する信号の振幅を揃え、
トランジェント補正を正しく行うことが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、高速動
作が可能で低周波ノイズの影響を受けず、且つ補正能力
の高いトランジェント補正回路を実現し、またデータパ
ターンによらず安定に動作するトランジェント補正回路
を実現する光ディスク装置の信号再生装置を提供するこ
とができると共に、AGC回路の導入により、より安定
に動作するトランジェント補正回路を実現する光ディス
ク装置の信号再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例で、光ディスク装置の
信号再生装置の構成を示したブロック図である。
【図2】図1の量子化回路の構成例を示した回路図であ
る。
【図3】図1の信号再生装置の各部に於ける動作波形を
示した図である。
【図4】この発明の第2の実施例による量子化回路の構
成例を示した回路図である。
【図5】第2の実施例による信号再生装置の動作波形を
示した図である。
【図6】この発明の第3の実施例を示したもので、AG
Cを行う場合の信号再生装置のブロック構成図である。
【図7】図6の構成の信号再生装置の各部に於ける動作
波形を示した図である。
【図8】この発明の第4の実施例で、信号再生装置の構
成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1…ハイパスフィルタ(HPF)、2、2′…波形補正
回路、3…ローパスフィルタ(LPF)、4…加算回
路、5…量子化回路、5a…コンパレータ、5b…コン
パレータ回路、6…自動利得制御回路(AGC回路)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マークのエッジ部分が情報の“1”に相
    当するべくマークエッジ記録によりデータが記録され、
    該データの記録再生の単位となるセクタが、特定パター
    ンが記録された第1の記録部と情報が記録された第2の
    記録部とから構成される光ディスクから情報信号を再生
    する信号再生装置に於いて、 再生信号の低周波成分を遮断するハイパスフィルタと、 このハイパスフィルタにより生じた再生信号のトランジ
    ェントを補正するもので、上記再生信号の値を量子化す
    る量子化手段と、上記ハイパスフィルタと略同じ時定数
    を有するローパスフィルタとを有して構成される波形補
    正手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置の
    信号再生装置。
  2. 【請求項2】 上記波形補正手段は上記ハイパスフィル
    タの出力と上記ローパスフィルタの出力とを加算する加
    算手段を有し、上記量子化手段は上記加算手段の出力を
    入力とする請求項1に記載の光ディスク装置の信号再生
    装置。
  3. 【請求項3】 上記量子化手段は、上記再生信号を3値
    以上に量子化するものである請求項1若しくは2に記載
    の光ディスク装置の信号再生装置。
JP12136994A 1994-05-23 1994-06-02 光ディスク装置の信号再生装置 Withdrawn JPH07334849A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100823384B1 (ko) * 2000-12-11 2008-04-18 소니 가부시끼 가이샤 광 디스크 재생 장치, 광 디스크 기록/재생 장치, 및레이저 노이즈 소거 회로
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